ニコ生岡田斗司夫ゼミ「さあ、道徳の時間だ」~いじめ・原発・細田守(http://www.nicovideo.jp/watch/1344518774)より転載

以下は、岡田斗司夫さんFacebook(http://www.facebook.com/frex.otaking/posts/4232900376740)から引用します。
「(主人公セイタが、生きてるか死んでるかアイマイだという問に対して)セイタは映画の冒頭で死んでるよ。だからラストはセイタの霊が現代の繁栄した神戸市街を見下ろすシーンで終わる。

 原作者は「自分は醜く生き残った。だから主人公は美しく死なせたかった」と自らお涙頂戴の作品にしたことを告白した。
 しかし芸術家である高畑勲は原作にない「繁栄する神戸を見下ろすセイタの霊=妹と同じ場所にいけない呪われた幽霊」を描くことによって、原作者の欺瞞を断罪。
 結果、原作者は初号試写の会場から上映が終わった後に泣きながら逃げ出した。

 エンターテインメントは生きる力を与えるけど、芸術は人を破壊しながら後世に残ろうする。
 だから僕はカート・ヴォネガットの「芸術を軽蔑する」というセリフが好きなんだよな。」(岡田斗司夫)

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