レア度:★★★
細野晴臣プロデュースの1984年春に公開した映画「風の谷のナウシカ」イメージソング。

安田成美 風の谷のナウシカ

企画当初は細野晴臣が本編のサウンドトラックを担当する予定だったものの宮崎駿が「アジアンテイスト過ぎてイメージが違う」とまだ無名だった国立音楽大学作曲家卒業でクラシック畑(フル・オーケストラの編曲や現代音楽の作曲など)育ちの坂本龍一そっくりなアレンジをする久石譲を起用したものの出来上がったサウンドトラックに歌入りのテーマ曲がないという事でイメージソングだけ細野が担当する事になったそうです。

この時の屈辱的な扱いで嫌な思いをしたのか1985年夏に公開になった「銀河鉄道の夜」のサウンドトラックを細野が担当した際も歌入りテーマ曲がなかったのでイメージソングを作ろうという話になった時に細野はかなり抵抗したそうです。

坂本は映画音楽では1983年春に公開した「戦場のメリークリスマス」のイメージがついていて、1983年は「戦メリ」のプロモーション、YMOの散会に向けての活動(「浮気なぼくら」と「サービス」のレコーディング、散会ライブ)、大貫妙子と矢野顕子のアルバムのレコーディングに加えてCMソングの依頼も多くて多忙を極めており、翌1984年も散会後の自分の方向性を模索していた頃ですからジブリはオファーしなかったでしょうね。
もし引き受けていても坂本龍一の性格では尊敬する芸術家肌の大島渚とは上手くやれてもアニメーター出身で職人気質の宮崎駿とは確実に上手くいかなかったでしょうからジブリ映画は久石譲で良かったんだと思います。
ただ坂本龍一は「風の谷のナウシカ」を「世界で通用する日本映画」と評価しています。

さてこの曲の視聴数が伸びるかで今後もテクノ歌謡の動画をUPするか決めたいと思います。1日で100回いかんかったらボツやな。

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