からかい上手の高木さん 第1期 第10話 『背比べ 』 英語字幕
登校中、何とか高木さんをギャフンと言わせる良い方法はないだろうか、と思案しながら歩いている西片くん。考えすぎて何かにぶつかってしまい、思わず「すみません!」と謝った相手は電柱だった。恥ずかしさを感じてところへ「西片!おはようー」と自転車に乗って高木さんがやってくる。
電柱を見つめる西片くんを見て「どうかした?」と聞く高木さんに「別に」と答える西片くん。そんな西片くんに「一緒に学校行こうよ!」と笑顔で誘ってくる高木さん。それに対して微妙な顔で「うん」と答える西片くんだった
高木さんと並んで歩きながらも「さっきのを見られたのか!?」と内心、気が気じゃない西片くん。高木さんが「西片」と呼んだだけで「なに?」という声がうわずってしまう。
「2人乗りしてく?」と言う高木さんに「ダメだってば。見つかったら怒られるし」と断ると、すかさず「恥ずかしいからでしょ」と言われてしまう。「違うってー!」と否定する西片くんだが「はいはい」とあしらう高木さんを見て「どうやら電柱にぶつかったのは見られていないようだ」と思いホッと安堵する。
そんな西片くんを横目で見ながら「西片もやっと衣替えしたんだね」と話題を変える高木さん。「最近寒いから、そろそろかなーと思って」と答える西片くんに「ふーん」と返す高木さん。その言い方が引っかかり「何?」と西片くんが聞くと「背、伸びた?春はもっと制服ブカブカだった気がするなー」と高木さんは言う。そう言われれば、自分の体に学ランがジャストフィットしていると感じる西片くん。もしかして今自分は成長期なのではと思って思わずニンマリしながら「最近伸びまくってて困ってるんだよー。成長期なのかなー。高木さんはあんまり変わってない気がするね」と言うと、冷めた目の高木さんに「それってセクハラだよ?」と言われて「えっ!?」とビビる西片くん。
「変わってない」とボソっとつぶやき、遠くを見つめる高木さん。高木さんの胸元に目がいき「い、いや、そういう話じゃなくて。身長の話で」と消え入りそうな声で言う西片くんに「え?身長の話だよ?何の話だと思ってたの?」と言う高木さん。何も答えることができなくなり「いや、別に」としか言えない西片くんを「ふーん」と何度も言いながら上から下まで見て「やっぱり、あんまり身長伸びた気、しないかも」と言い放つ高木さん。
「えー!いやいや、伸びてるって!今、高木さんより高いよ!」とムキになって言う西片くんに「じゃ、背比べしよっか!」と高木さんが提案する。
そこで2人はいつもの神社に寄ることに。「なんでここに?」という西片くんに「だって靴履いてたら分かんないでしょ」と云う高木さん。靴を脱いで背中合わせになると、背中のあったかさを感じて恥ずかしくなってきた西片くん。高木さんは必死でどちらが高いか比べようとしているが、どっちが高いのかイマイチよくわからない。
「普通、1人ずつ壁にくっついて比べるんじゃ」と西片くんは言うが「2人で並んで比べた方が確実だよ」と言い切る高木さん。高木さんは結局「同じくらいかな」と言い、西片くんにも確認してみるように促す。西片くんも手をかざしてみるとやはり同じくらいだった。「背伸びとかしてないよね?」と高木さんに聞くと「あー、疑ってる」と言って高木さんは西片くんの目の前へ回ってくる。
「前だったら、背伸びしたらすぐバレるでしょ?」と西片くんに顔を近づけて言うので、西片くんは顔が真っ赤になってしまう。改めて比べてみると自分の方が身長が高いと思った西片くんは「何か、俺の方が高くない?」と高木さんに言うと「さっきは背伸びしてたからねー」と平然と言う高木さん。
「やっぱりしてたんじゃないかー!嘘つき!」と西片くんが言うと、笑いながら「してないなんて言ってないよー。良かったね、あたしに勝てて」と楽しそうに言う高木さん。西片くんは心の中で「高木さんめ。余裕ぶってるけど内心は悔しがってるに違いない」と思っていると、心を読んだかのように靴を履きながら「あ、それから別に悔しがってないから」と高木さんに言われて驚く。
高木さんは続けて「だってさ、体おっきくなると電柱にぶつかったりして大変そうだし♪」と言って先に歩き始める。
見られていたことにショックで動けなくなっていた西片くんは、「さぁ、学校行こー」と楽しそうに言いながら行ってしまう高木さんを追いかけるのであった。

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