皆さんのウテナの引っかかっていた部分が、これで納得出来たら嬉しいです。
・鳳暁生の鳳という漢字は鳳凰を意味する。西洋では鳳凰はフェニックスとされ、即ち不死鳥を指す。これもまた不死身たる暁生に相応しい名前になっている。
王子   棺の少女
ディオス=>ウテナ(プロローグ) ディオス消滅
ウテナ=>アンシー(最終話)   ウテナ消滅
アンシー=>ウテナ(エピローグ) アンシー消滅?

〇つじつま合わせとか、
・永遠 個人的には「生きること」みたいな風に捉えたけど、どうもアニメ側では「思い出」って言われてるのでこの落としどころが難しかった。このままだと「生きる」は「現在」を指しているのに、「思い出」だと「過去」のものだから、かなりズレていた。でも生きているから思い出ができるという考えをすることによって上手く二つをつなげられた。
・白亜の城 これは想像通りでこれ以外ない表現だった。アニメではその役割を鳳暁生がやってくれて、劇場版だと車両がやってたんじゃないかな、と。どちらにしろ幻想というものに対する否定が込められたのかと(蜃気楼とはまさにこのこと。一話で意外にも西園寺が完ぺきに言い当ててたのは偶然か、監督の仕込みか…)
・永劫回帰 中二病っぽいが、以外にも筋が通っている気がしたので入れてみた。童話説は、「薔薇物語」や劇場版でのたとえ話が、逆に本当だったら?というテーマの元で考察して行った感じ。
・棺 ウテナの出自(これは西園寺と冬芽にも関わるが)は、両親の死後、心を閉ざして棺に籠るという時点で、「あぁ現実世界のメタファーね」みたいな感じで受け止めていた。永遠=生に対して棺=死が上手いくらいに対比されていたので、補足する形で出てきてもらった。また最終話のアンシーが閉じこもっているのが棺なんで、ウテナはディオスに助けてもらったように、自分もディオス=王子様として、棺の少女(ウテナ)=アンシーを助けてるという流れ

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