前回聖域の扉が開き、シャドウガーデンは
大司教代理を引連れ扉の中に入った。
敵に胸元を1度斬られたイプシロンは
胸元の調子を整え確認をしていた。
崩れてないわよね、と確認に無我夢中。
誰にもバレていないと思っている。
そして何故か着いてくるローズとアレクシア
なぜ着いてくる?という問いに、
そこに扉があったからよ!
何か問題かしら?と堂々と腕を組んでいる。
アルファはもうそういう事でいいわと呆れる
こういう時は堂々としているものよ、と
ローズにドヤ顔。成程!と顔のローズ。
この王女達強すぎなのである。
そうして辿り着いた先には女性の像が。
貴方達も知っておくべきとアルファ。
ディアボロス教団が隠した真実、
悪魔憑きの事も、魔人復活だけが
本当の目的では無いことも。
アルファは英雄オリヴィエの銅像の前に行く

するとマントを脱ぎ自身の姿を露わにした。
英雄オリヴィエとアルファはそっくりの顔。
大司教代理は取り乱す。
悪魔憑きになり死んだはず!と血相を変える
かつて、英雄オリヴィエは魔人ディアボロス
と戦い左腕を封じた。しかし戦死した者が
この聖地で怨念と共に眠っている。
聖地とはそういう場所よ。とアルファ。
英雄オリヴィエ、その記憶を見せてと言うと
辺りの景色が徐々に変わる。

そこはとある牢獄に姿を変えた。
牢の中には、助けを懇願する子供達の姿が。
アルファは教団の目的を語る。
教団は身寄りのない子供を集め
とある実験をしていた。
それはディアボロス細胞を使って魔人と
同格の力をつける為に。
適合しない者は拒絶反応から死に、
ほんの数人のみ適合した。
その1人がオリヴィエだった。
ローズとアレクシアは童話ではないのかと
耳を疑うがそれは歴史が何者かによって
作りかえられたのだという。
やがて魔人と同格の力をつけたオリヴィエは
教団にディアボロス討伐を命じられた。
でも教団の目的は別であった。
真の目的はディアボロス細胞の採取。

教団はその細胞を利用し、
力と不老の薬を作り出した。
見覚えがあると思えば、

あのゼノンが飲んだ薬だ。
アルファは続きを説明する。
しかし薬には欠点があるという。

そこの記憶の中に立つ長髪の男と大司教代理
似ていると思わない?
確かに過去の大司教代理だ。でも髪が無い…
ハッ!とアレクシアは気づく。
もしかして一部分が老いてしまう欠点!?
これはストレスだ。と大司教代理。
アレクシアはごめんなさいと謝る。
大司教代理に更にストレスをかけてしまった
アルファが言うには欠点とは、
薬を1年に1錠飲み続けないといけない事。
また1年に12錠しか作れない事。
ナイツ・オブ・ラウンズも丁度12人。
彼らがこの薬と深く関わりがあるという事。
大司教代理はよく調べた物だ、と褒める。
私は第11席の強欲のネルソン!
ここは我々の領域!
いくら情報があっても無駄だ!
と言い終わらないうちに後ろから

デルタが剣でドスッ!!
えっ!という雰囲気。
「待て」しなきゃダメじゃないとアルファ。
デルタは自分は悪くない!と身の保身を言う
でもアルファはお見通し。というか全員が。
デルタ、尻尾がテンションぶち上げだもの。
狩りがしたくウズウズ、
ついに我慢ができなかった様子。
倒したかと思いきや、シドと同じ様に、
「来るわよ。」とアルファは言う。
さすが幼なじみは言うことも似ている。
ネルソンは影分身して復活!!
頭をツルっと光らせた男が何人も増え、
デルタは幻か?と目を擦る。
サクッとネルソンの頭に剣で刺す。
これも分身だったみたい。
垂直の角度で突き刺す訳ではなく、90°の弧を描いて、包丁のようにサクッと。
なぜかツルツル頭に刺すのが好きな皆さん。
アルファはネルソンに問う。
薬を作るにはディアボロス本体か
英雄の子孫の血が必要なのか?
私のような英雄オリヴィエの子孫の。
そうだが、今更知った所で!とネルソン。
デルタが飛び出し剣に噛み付く。
獣人としての本能が剥き出し、剣は砕かれる
はっ!?とネルソンは驚く。
アルファはにこっと微笑み程々にねと言うが
デルタは程々になんて言葉は知らない。
ローズ、そしてアレクシアは唖然と見ていた
あの剣の太刀筋は、アルファ達とは全く違う
決まった型なんてものはない。
力強い剛腕と、たび重なる暴力。
獣の恐ろしさを感じる戦い方だった。

皆思う事は1つ。哀れ、大司教代理…。
ネルソンだった者の山の上でデルタが笑う。
残ったネルソン2人はヒィィと逃げる。
デルタはすかさず追いかけて狩る。
あと1人!と言うデルタの笑顔が猟奇的!
自称最強を謳う者も逃げるだろう。
熊も本能で逃げそう。
1人残ったネルソンはまだ頭を光らせ
冷や汗をかきながら聖域の力に頼る。
英雄オリヴィエの召喚だ。
意思もなく操り人形状態のオリヴィエ。

だがそこにイプシロンが来る。
聖域内の必要な情報は集めたという報告だ。
暇つぶしは終わり、とアルファ。
デルタは我を忘れ、まだ狩らせろ!と言う。

あ?誰に向かって刃向かってんの?
と豹変したアルファの顔。
このデルタ、飼われてる…!
我に帰ったデルタは落ち込み、
おやつ抜きにしないでと懇願している。
野生の狼から小型犬に変わったようだ。

ネルソンは最後にやられずにホッとしている。
アルファの血はまた今度でいい、それよりも
また聖域に迷い込んだ者がいるな…。

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