『攻殻機動隊 ARISE』との関係[編集]
本作は当初、『GHOST URN』という題名で企画され、初期プロットでは『攻殻機動隊 ARISE』と同一の世界観を舞台にする予定であった。初期プロットでは、ウザル・デリラ(サハル・セヘラ)は『攻殻機動隊 ARISE』第3話・第4話に登場するジンジ・ベッカ・アル・サイード博士と同一人物であり、彼女やクラリオン、試作型ブエルが『攻殻機動隊 ARISE』に登場する予定だった。また、『攻殻機動隊 ARISE』に登場するクルツも元々は『GHOST URN』のキャラクターであり、本作におけるイアン・クルツに相当するキャラクターであった。
ウザルたちは『攻殻機動隊 ARISE』の事件後にセナンクル島へ移住し、それから数年後の世界が『GHOST URN』の舞台になる予定であった。単行本巻末に掲載されている企画初期のイラストでは、クルツ以外にもサイードを護衛していたサイボーグやホヅミ・ナミなど、『攻殻機動隊 ARISE』の登場人物の原型となったと推察されるキャラクターが掲載されている。
しかし、『GHOST URN』のアニメ企画が諸般の事情で中止になり、KADOKAWAが漫画として企画を再始動させる際に設定とキャラクターの再構成が行われた。それに伴い、世界設定は『攻殻機動隊 ARISE』よりも前の時代になり、同一人物であった『GHOST URN』側のキャラクターと『攻殻機動隊 ARISE』側のキャラクターが分離され、題名も『紅殻のパンドラ -GHOST URN-』となった。
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