夏休みになり、芦屋瑞稀(堀北真希)は、中津秀一(生田斗真)、難波南(水嶋ヒロ)、萱島大樹(山本裕典)、中央千里(木村了)と海の家にやってくる。半ば強引に連れてこられた瑞稀だったが、海に花火にと、夏をエンジョイしようと気持ちを切り替える。ところが、海の家に降り立つと、瑞稀たちの目前に仁王立ちで立ちはだかる女性が。海の家を取り仕切るこの女性は、なんと、難波の母・伊緒(森口瑤子)だという。翌日の、海の家リニューアルオープンに備えて、人手が必要な伊緒は、息子に友人たちを連れてくるように指示していたのだ。そうとは知らない瑞稀たちだったが、伊緒の勢いに押され、あれこれと仕事を手伝わされる。
 その後、仕事を終えた瑞稀と中央は、伊緒に頼まれて浜辺に難波を探しに行く。プレイボーイの難波だけあって、また女性と一緒だったのだが、難波はいつもとは違う暗い表情をしていて、ふたりは声をかけられない。海の家に戻ったあと、瑞稀は思い切って難波に一緒にいた女性のことを尋ねる。彼女は田辺可南子(原田夏希)といって、難波の中学のときの家庭教師であり、元カノだとのこと。しかも、難波が唯一、本気で惚れた女性なのだと言う。そう話す難波に、中央はショックを受ける。
 一方、佐野泉(小栗旬)は、関目京悟(岡田将生)たちと陸上部の合宿に来ていた。ブランクのある佐野のため、陸上部の顧問である校医・梅田北斗(上川隆也)は、佐野につきっきりで筋力トレーニングの指導をするが、ほかの部員たちは特別扱いされる佐野が面白くない。
 翌朝、瑞稀、中津、萱島、中央は、仕事を他人に任せ、浜辺に遊びにやってくる。すると、そこで、桃郷学院の神楽坂真言(城田優)と鉢合わせる。相変わらず高飛車な神楽坂と口論するうち、瑞稀たちは、神楽坂率いる桃郷学院の面々と、桜咲学園の面々の「どっちがイケてるか」を競う対決をする約束を交わしてしまう。海の家に戻ると、急に意気消沈してしまう瑞稀たち。誰か、助っ人を…という話題になったとき、なぜか、天王寺恵(石垣佑磨)と姫島正夫(姜暢雄)が現れる。
 その頃、陸上部の合宿では、突然、部活に復活して全国大会を目指そうとする佐野に納得できない部員たちが、佐野がどれくらい本気なのか試したいと梅田に直談判。翌日の合宿の最終日に、地区大会の標準記録を跳べたら、入部を認めるというのだ。まだ、跳んでいない佐野だが、引き受けざるをえない。その夜、合宿所に戻った佐野に、関目が携帯電話を差し出す。瑞稀たちが泊まっている海の家にかかっているという。観念したように電話を受け取った佐野は、電話に出た相手に瑞稀を呼び出してもらい…。

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