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*中規模アプリにおけるレイヤードアーキテクチャでの例外との向き合い方 (Yukihiro Mori)*
例外処理はアプリケーションが大規模化したり、協調するシステムが増えることで複雑化していきます。
アーキテクチャと同様にプロジェクト全体での適切な方針を建てておかないと、適切にユーザフィードバックを行えずにユーザ体験を損ねたり、開発者自身も可読性の低いコードの整備やユーザクレームの調査など開発者にとって本質的な価値創造を阻害する要因となりえます。
そこで本セッションでは中規模アプリにおけるレイヤードアーキテクチャでの例外処理について、実際に筆者が業務で携わっている中規模アプリで採用した方針を交えて共有・解説できればと思います。
以下が、セッションで予定している内容です。
■ 例外処理についての歴史
言語仕様レベルでの変更 (Java言語からKotlin言語での検査例外から非検査例外への移行について)
■ 一般的な例外処理のアプローチ
– 非検査例外による対処
– エラーリザルトによる対処
■ 実際の開発現場で採用した例外対応方針
ドメインモデルとしての例外クラス (独自Exception)
共通インターフェースによるエラーコードの提供
– 静的エラーコード
– 動的エラーコード
sealed classによる独自Exceptionの階層的分類
UI層での関心事毎でのエラーハンドリング
– 例外を例外に対しての振る舞いにハンドリング
■ エラーハンドリングの種類
ユーザが意図した行動に対してのフィードバック
非同期タイミングでのフィードバック
ユーザの関心事がない事象に対してのエラーハンドリング
■ 例外に対してのユーザフィードバック
事象・原因・対処の提示
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