【スカッと】猛吹雪の夜、痣だらけの娘がやって来て、抱いていた子供を差し出し「この子をお願い…」夫「ガキの面倒はゴメンだ!」娘「…せめて、ケガの手当てだけでも」直後、ボロボロな孫が…【感動する

みゆはどこでどうしているかしら ね1人残されたリビングで私はぽつりと 呟いたみゆは私と夫の裕子さんの一人娘で もう6年も顔を合わせていない当時のみゆ は大学3年生でお付き合いしているという 教さんと家へ遊びに来ていた話を聞くと 2人は大学卒業と同時に結婚も視野に入れ ていると話しているだが2人のこの話に私 も裕子さんも反対したためみゆは反発して 家を出ていってしまい連絡も取れなくなっ てしまったの だそれ以来私も裕子さんも美は元気にして いるだろうかと気にしながら過ごしてい たつい先日まで冷たい雨だったのがいつの 間にか雪が散らようになったある日のこと だ今夜は吹いてくると天気予報やお昼の ニュースでも取り上げられておりホーム センターには除雪用のグッズが並んでいる その夜不にインターホンが鳴ったかと思う とついでドンドンと玄関の扉を叩く音が 聞こえ私と裕子さんはいぶかしんだ出前を 取っているわけでもないし宅配にしては扉 を叩くのはおかしい気もする私は恐る恐る インターホンのカメラから外の様子を伺っ たするとそこには痣だらけで痩せをとえた ミがドアを称えていたの だみ みゆ私と裕子さんが慌てて出ていくとみゆ はぐったりとした子供を抱えて いるお母さんお願いこの子を預かって私 戻らない とするとその時裕子さんが激怒して言った 何を今更あの男と結婚するなら2度と四友 はまたぐなといた だろ裕子さんは震えているミと子供を連れ て車の中へと押し込んだえあなたどこ行く つもりなの 私が慌てて追いかけると裕子さんは エンジンをかけ た私の名前は木島みつ子53歳の専業主婦 だ夫の裕子さんとは少し広い家に2人で 暮らして いる裕子さんは月に2度地域の公民館で 開かれているパソコン教室に通っており この日もカにテキストとペンケースを 放り込んで出かけていっ たみつ子さんそろそろ勉強会の時間だから 行ってくるいってらっしゃい気をつけて ね頑固な性格の裕子さんは最初そんな面倒 なもの興味はないと言ってパソコンなど 習うつもりはなかっただが職場でパソコン が使えないと困ると言われたのを気に場で 教室を探ししたところ内会の会長さんが 紹介してくれたのだ元々パソコンのことは 詳しくなく電源の入れ方すらわからなかっ た裕子さんだが教室に通い出してからはワ ソフトでお知らせなどの文書が作れるよう になったと喜んでい た顔にこそ出さないが行く時はいつも 浮き足だっている裕子さんの様子を見て いると毎月楽しみにしていることが嫌でも 分かる最近は家電製品店のチラシを眺めて はパソコンの購入を考えているようだが なかなか素直に買うという気にはならない ところが優子さんらしいところ だそんなに気になるなら買ったらいいじゃ ない教室の翌日リビングでチラシとニ めっこをしている裕子さんに私が聞いて みると彼はそくさとチラシを畳んでいった いやみつ子さんこれは違うんだこれは教室 の課題で最近のパソコンのことも知って おくといいとアドバイスされて仕方なく見 ていたんだあらそうお隣の奥さんは最近 パソコンを慎重したらしくて遠方の息子 さんたちとビデオ通話しているそうよパソ コンって何でもできるのねって驚いていた わそそうか 確かそんな機能もあったな うんお茶を濁すようにぶつぶつとそ つぶやくと裕子さんは実質へと言って しまっ たお隣の奥さんの息子さんは昨結婚した後 すぐに転勤になって今は北海道でお嫁さん と暮らして いる仁はどこでどうしているかしら ね1人残されたリビングで私はぽつりと 呟いたみゆは私たち夫婦の1人娘でもう6 年も顔を合わせてい ない彼女は幼い頃からよく泣く子で スーパーの駄菓子コーナーでお菓子を買っ てもらえないとぐずってしまい見かねた 裕子さんが厳しくしるとみゆは私に 泣きついていたもの だミは小学校に上がると同級生の子たち よりも少しだけ背が高かったのを理由に ミニバスケットをやり始めた当然ながら 試合も応援に行ったのだがこの時の たくましく成長したミウの姿は駄菓子 コーナーでぐずっていた女の子とは同一 人物だとは思えなかったのを今でも覚えて いるある冬の日の試合では惜しくも銀 メダルだったがもう泣いたりはしなかった 次は絶対に絶対にチームで優勝するんだ そう言いながら中学まではバスケットを 続けていたが高校進学と同時にやめて しまっ たそれまで一緒に頑張ってきたチームの メンバーがみんな別々の高校へと行って しまうからだというくだらん理由でやめる な全国へ行くんじゃなかったのかみんなと じゃなきゃだめなの私だけ全国行っても 意味ない の裕子さんは厳しく反対したがみゆは 負けじ魂の決断だったの だろうそれからは高校大学と進学したのだ がミと裕子さんの衝突は続いたスカートの 竹など些細なことから 進学して1人暮らしをするかしないかなど の大きなことまで様々だっ た裕子さんも悪気があって意地悪でそうし ているのではないのだがみゆにはそれが わからないスカートの竹だって周りの友達 に合わせてやっているだけだったし 1人暮らしは実家から通う時間を減らし たいという思いからだっ たもうお父さんと話すの疲れる自分のこと くらい自分で決めさせてくれたっていい じゃん普段からそうこぼしていたみゆは 高校2年の秋ぐらいから裕子さんとは必要 なこと以外は全く話さなくなっ たもう1つ裕子さんが理解できないことが あったそれは何度か家へ来たことがあるミ の彼氏のこと だ2人はコで知り合いかあって話すうちに 息統合して付き合うことになったと言って いた彼下村教さん彼もバスケット経験者な んだっていつも私のこと気にかけてくれて 予定とかどこに行くかとか完璧に把握して くれてるのもうなんか一心同体みたい なそれは言いすぎだよみゆすみませんなん だかおしい とろ京二さんは年齢に合わず見た目は物越 柔らかで誠実そうな男性のようだっただが 彼の様子を見ていると近所の幼馴染みの お兄さんの話をするとむれたりしつこく 予定を聞いて把握していたりと身を 思いやっているように見えてどこか束縛し ているようなそりも見て取れたの だ当時 まだ2人は大学3年生で大学卒業と同時に 結婚も視野に入れて付き合っていると話し ていたこの時はさすがに大和な性格の私も 黙ってはいられなかったしそれは裕子さん も同じだったなんですって結婚みゆそれは ちょっとまだ早いんじゃない僕は断固反対 する彼との結婚はよく考えたがいえなんで よ彼だってまだ学生で一緒に就職した ところで稼だってそんなにあるわけじゃ ないだろ彼と暮らすのは心々ない娘を 任せることはでき ないそう言って裕子さんはちらりと教授 さんを見たどうしても卒業してすぐにその 人と結婚するなら2度と家のはまた な裕子さんの言うことは少し言いすぎだっ たがみゆはその言葉にイライラしている ようだった何よいつもいつも私のやること にケチつけて反対して何が楽しい わけみゆ私たちはあなたのことを思って 言ってるのお母さんまでもういい よミも父譲りで少し頑固なとろがあり1度 決めたら片に突き進む子で あるその日を最後にみゆとは連絡が取れ なくなり私と裕子さんは事実上2人は 駆け落ちしたのだと知っ たミからすれば裕子さんは厳しい父親で 何かと口うるさくて鬱陶しい存在に見えて いたのだろうしかしミがバスケットの試合 に行く時も戦して送り迎えをしてたのは裕 さんで大学受験のために塾へ行くと言い 出した時に塾のパンフレットをいくつも 取り寄せたのも彼だった裕子さんは不器用 なりに一生懸命だったの だけれども様々なすれ違いから美は何かと 厳しい裕子さんの態度に我慢ならなく なり自分の人生は自分で決めるという意思 が固くなった あの日から明りが消えたような薄暗い 気持ちを抱えながら私も裕子さんも暮らし ているご近所さんたちにみゆがどうして いるかを聞かれても本当のことは言えずに 言葉を濁すだけだっ たそれでも時たま裕子さんの口からみゆを 気遣う言葉が聞こえてくるあいつ電話の1 本もよさないで元気でやっているんだろう か 私も知りたかったが自分に言い聞かせる ようにあえて大丈夫よと返事をし た連絡がつかなくなってから行方不明届を 出そうかと話し合ったこともあったが結局 様子を見ることにしたのは妥当な判断だっ たのだろうかと悩む日もあるとはいえ噂を すれば影という言もあるので て2人で娘のことを話していればいつか ふらりと帰ってきてくれるのではないかと 淡い期待を持つのだっ たつい先日まで冷たい雨だったのがいつの 間にか雪がちらつくようになっ た今夜は吹いてくると天気予報やお昼の ニュースでも取り上げられておりホーム センターには除雪用の塩化ナトリウムや スコップなどのグッズが並んでいるその日 の夜車のタイヤを冬用に変えておいて よかったなどと話しながらお茶を飲んでい た不にインターホンが鳴ったかと思うと ついでドンどンと玄関の扉を叩く音が 聞こえた私も裕子さんもこんな時間に誰 だろうかと顔を合わせいぶかしんだ出前を 頼んでいるわけでもないし宅配か何かにし ては扉を叩くのはさかおかしいとも思う私 は恐る恐るインターフォンのカメラから外 の様子を伺ったするとそこには痣だらけで 痩せを衰えたみゆがドアを叩いていたのだ みみゆガタッと椅子を引いて裕子さんも 立ち上がるおお母さんお願い開け て画面越しに見ると外は吹雪であるのに 彼女は薄着でカーディガンを羽織って子供 を抱いているその子供もぐったりとして寝 ているのか具合が悪いのかわから ない私と裕子さんは急いで玄関へと向かい 扉を開けて2人を迎え入れ た私よりも背が高かったはずのみゆは肩を 丸めて小さくなり私よりも背が低く見えた みゆしっかりしてどうしてこんな薄着で出 てきたのそれにこの子供はこの子は私の子 なのお願いこの子を預かって私は戻らない と戻るってどこに教授さんのところ戻ら ないと私また言いかけてミはブルブルと 震え出し たそれは寒さからではなく何かに怯えて いるかのようだった よく見るとミの目の下に青い痣があり袖口 から除く手首にも包帯を巻いているのが 分かる紫の唇でブツブツと繰り返し戻ら ないと早く戻らないととつぶやいて様子が おかしいのは明らか だこのまま返してはいけないと思っ たみゆ落ち着いて今日はもう 外は吹雪だし天気が良くなったら帰れば いいじゃないねそうしましょうほら中へ 入って温まってするとその時裕子さんが 激怒していった何を 今更あの男と結婚するなら2度としは またぐなと言った だろ裕子さんは震えているミと子供を連れ て冬用タイヤに履き替えた車の中へと 押し込んだえあなたどこへ行くつもりな の私が慌てて追いかけると裕子さんは エンジンをかけながら行っ たみつ子さんも乗ってくれできれば財布と 保険証も持ってきて一緒に病院へ行く ぞ外の気温はマイナス3度エンジンが かかるにはまだ少し時間が必要だ私は急い で家の中へと引き返し財布と証の入ったカ それに壁にかけてあった冬コートを一着 つかみ車に乗り込ん だ私が後部座席に乗りブルブルと肩を 振るわせているみゆとその腕の中にいる 子供にコを羽織らせたまだ34歳くらい だろうかあけない顔は薄く正が ない一体何があったのかどこでどうしてい たのか聞きたいことは山ほどあったが とにかく今は無事に病院に着くことだけを 考えた幸いにもスリップなどすることも なく無事に病院に着き夜間外来を受信する ことができた医師の説明によれば2人とも 栄養失聴と診断されミの腕の傷や目の下の 痣についても見てくれたらしくそちらも 手当てしてくれたよ だミの子には大きな怪我はなかったものの 服の下など見えないところに痣が見つかり 虐待がなかったかなど聞かれたが私も裕子 さんも答えられなかった私たちも実はつい さっき再開したばかり で医師は私の言葉に困惑した表情を浮かべ たが事実なのでそれ以外に何と言えば 良かったのだろう 医師は虐待の疑いで警察に連絡することも できるがどうするかと聞いてきた私も裕子 さんもどうしていいか分からずひとまず 様子を見る胸を伝えその日は天敵だけ打っ てもらうことにし た天敵を打っている間にみゆは落ち着きを 取り戻したのかこれまでの生殺を ぽつりぽつりと話し始めたの だみゆが反発したあの日からヒジさんは 毎日ミウの両親はミウの幸せを願ってい ない愛していないなどというようになった 最初はミウもそれを信じずそんなことは ないと否定していたもののだんだんと教授 の言うことが正しいのかもと思い込むよう になったそうだそして卒業する少し前に 教授さんのご両親にも挨拶に行きその際は 両親とはずっと で連絡が取れないなどと説明した らしい実際は教授さんに言われてスマート フォンから連絡先を消していたの だ大学を卒業後美京二さんは就職先も 決まり同棲しながら結婚式や出産のための お金を貯めて最初の数年は幸せに暮らして いたただ二さんの束縛する行為は同棲し 始め頃からエスカレートしていき少し仕事 で遅くなると言っても信じてもらえず GPSでいちいち居場所を把握されること が増えていっ たどこで何をしているか写真を送らないと いけなかったりそこに男性が映っていると ひどく怒られるなどということもあった そう だそれから結婚式を上げて1年後妊娠をき に仕事を辞めるように共用され外との 関わりを失うことに なるその後無事に息子を出産し新たな家族 が増えたがそれからはさらに束縛は厳しく なり他の男と浮気をしているなどと 言いがかりをつけられるようになっ たそして京二さんは2人を家に閉じ込め美 に拳を振っていたらしい目元の青も昨日か 昨日あたりにやられたのだというさらに 驚いたことにこの半年ほどは食事も最低限 しか与えられず何か口にすることもでき なかったそうだ捨てたゴミなどで食べた ことがバレて1度ひどく痛めつけられた ことから怖くなって食べられなくなったと 語るみゆは頬が痩せて腕も細くなっていた すごく心配していたのよ私もお父さんも 駆け落ちなんかして出ていくから駆け落ち なんてごめんなさい私ずっと気づかなくて ある時ママ友から連絡来てやり取りして たら早く逃げた方がいいって言われてそれ でやっと異常だっって気づいた のそのまま友の助けを借りて教授さんが 出張に出ている間に逃げることにした らしい必要最小限の貴重品を鞄に詰め 木の実木のままで自宅を飛び出しままとに 最寄りの駅まで送ってもらうと来た電車に 慌てて飛び乗ってなんとか家へたどり着い たのだそう だ一部四十を聞き終えると私も裕子さんも 何とも言えずしばし黙り込んでしまっ た天敵が終わってから帰宅する道中も 帰り着いてからも私たちはずっと黙り込ん でこの後どうしたらいいのかと考えを巡ら せてい たみゆと孫を家の空いている部屋で休ませ てリビングへ行くと裕子さんがソファーに 持たれて気難しそうな顔で天井を見つめて いるその視線の先にはみゆがいる部屋が あるの だねえあなた警察に通報しましょう教授 さんをどうにかしない限りミウたちが安心 できないわそうだな明日にでもそうした方 が いい翌朝私は警察に通報し娘のことを話す と電話口の警察官は穏やかに対応してくれ てひとまず被害届けを出すようアドバイス をくれたの だ杏二さんが出張から戻るのはこの日の 夕方頃だというので被害届けを出しに行っ た際ににそのことを告げて操作して もらえるようにしたまた別の府さんから こうしたことで困っている人のための支援 センターや施設への案内も受けて私たちは 早速そこへ連絡し たこうして私たちは必要な手続きや対策 なども教えてもらい後日また手続きのため に東本清掃することに なる一方で教授さんは帰宅してからみゆと 息子がいなくなっていることに気づくと すぐにミウのスマートフォンに何度も電話 をかけてきたメッセージも何十件と送られ てきてどこにいるのか何をしているのか誰 かといるのかなぜ返事をしないのかと次々 と質問が飛んでくるアプリの通知をオフに しても数時間後にはメッセージは300件 を超えるほど着ていたのには震えた やか彼は実家にいると察しがついたのか 今度は家の電話にかけてき たもしもしおい身を出せそこにいるんだろ 娘とは話させません電話を切りますよお前 たち身をさったんだろ誘拐剤で訴えてやる ぞするとその時電話の向こう側で インターホンが鳴るのが聞こえたどかどか と足音を立てて彼が出ると警察ですが篠村 京二さんですかお話を聞きたいのですがと いう警察官の声これには教授さんも動揺し たらしく先ほどまでの異性はどこへやら しどろもどろの返事をしたし た私はもう少し様子を伺おうと耳をそば 立てたが愛教授さんが通話を切ってしまっ たために何も聞けなくなってしまっただが 警察が捜査のために動き出してくれた らしいことは確かだその後のことは捜査に 当たった警察官から聞いた話で ある教授さんはその後取り調べを受ける ことになったが自分は妻を誘拐された被害 者だと主張したそうだ妻に会いたいんです 俺が手をあげていたってまさか冗談はやめ てくださいよ証拠でもあるんです か教授さんはそう言って警察を欺こうとし ただが私たちが被害届けを出した際にミの 怪我についての診断書とこれまでの暴行の 記録をしてあったメモ帳や日記も提出して いたのだこれらが証拠となって京二さんは 自分のしたことを認めざるを得なくなり 監禁罪障害罪等の罪で逮捕されることと なっ たそれからはもうミウのスマートフォンに 鬼のような電話やメッセージが送られて くることもないその代りミを助けてくれた というマ友からいくつかのメッセージが 届いてい たその内容はミを心配していること 落ち着いたら連絡が欲しいことまた一緒に ご飯を食べたいと言ったことだったミは そのジを1つ1つ見つめながら涙していた あの家を飛び出してから全部なくしたと 思ってたんだけどそうじゃなかった みたい通帳や財布印環など必要最小減の ものしか持ち出さなかったため服や化粧品 の他向こうで出会った友人たちとの思い出 の品は向こうの家に置きっぱなしにしてい たのだもう取りに行くことはできない だろうと諦めていた がま友との繋がりだけはここにも持って これたようだっ た私は顔も名前も知らないそのままとに娘 と孫を助けてくれてありがとうと心の中で 感謝したその後みゆは少しずつ回復を見せ ながら京二さんとの離婚のために動き出し た弁護士を探しているとゆさんは と言って数日と経たないうちに初老の弁護 士を家へ連れてきた彼は知り合いの先輩で これまで数多くの離婚案件を扱ってきた そう だ裕子さんにそんなツてがあったのかと私 は驚くばかりだったがこの弁護士は無駄が なく本当にテキパキと色々なことを進めて くれ たそして翌年の春には無事に離婚成立した のだが離婚するまでのこの1年間ミも私も 裕子さんもハラハラしてどこか落ち着か なかったがやっと心から落ち着いた気分 だその後思わぬところから連絡を受けた それは杏二さんのご両親で今回のことで 初めて杏二さんがミに手をあげていたこと を知ったという離婚が成立した後ミの スマートフォンに連絡が入って電話越しに だが平謝りされたらしい息子の教授が とんでもないことをした謝って住む話では ないことは分かっているがどうか許して ほしい とそして義量親は今後多額の賠償金と養育 費を支払うとまで言ってきたのだまた教授 さんは精神鑑定を受けたところ異常がある と診断されたようで入院が必要とまで言わ れた らしい義両親は教授さんが今後出所しても 精神病院に入院させる予定だと言い教授 さんとみゆが暮らしていた家の方も近日中 に引き払い遠くの方へ引っ越すと いうなんだかちょっとだけ遠回りした気分 だわあんな人に振り回されて何言ってるの 人生そんなもの よ温かな日差しを感じながらそろそろお 昼ご飯を作らなければとキッチンに立つ みゆは例のママ友ともあれから ちょくちょくご飯に行ったり電話をしたり して楽しそうだ子供の年齢も近いらしく そろそろ幼稚園が始まるとかで長電話が 増え た孫も全開しおばあちゃんお菓子食べると 言っては用事向けのせを欲しがるよになっ た今からお昼ご飯だからちょっと待ってね えお菓子食べたいお 菓子自由に主張ができるようになった孫の 成長はとても 微笑ましい私も裕子さんも毎日孫の姿に目 を 細める裕子さんは相変わらずパソコン教室 に通っていて最近はWordソフトで写真 の編集をするのにスマートフォンで撮った 孫の写真を持っていったと かみつ子さん僕は孫の写真は持っていたが これは課題のためで他にいい写真がなかっ たからなんだなどと言いながら照れている 裕子さんは完全に孫の可愛さにメロメロの 様子だったまたみゆは最終職を目指して 時短勤務で雇ってくれるところを探してい た驚いたことに受けている会社はいずれも ウェブデザインの事務所が 多く就活を始めてすでに7社ほど受けて いるウェブデザインなんて聞くと私には さっぱりわからない世界だがみゆは在学中 に手に職をつけられるようにと独学で学ん だり同期や大学の先輩に教わったりしてい た らしい子供が生まれても宅でできる て思って勉強していたけどこんな形で役に 立つ日が来るなんて思わなかった わその後無事に一社内定をもらい来月から 出社する予定だと言っていたが基本は在宅 でできる仕事なのだそう だその話を聞いて裕子さんも負けとウェブ デザインのテキストを買ってきたりついに ノートパソコンを1台購入したりし始めた あんなにチラシだけを眺めてしっていたの にと私は驚いたものだいや何僕にもできる と思っ てそう言ってこそこそと勉強を始め たその後ミーと裕子さんはいつの間にか ウェブデザインのことで息統合し仲良く パソコンの前で笑っているのを見かける ことが多くなった反発し合っていた2人だ がなんだかんだ仲直りしてきているように も思う ある初夏の昼下がり冬物のコートを クリーニングに出しておこうとミウと一緒 に整理しているとふと裕子さんのコートを 手に取ってみゆが言っ たそういえばあの時私が吹雪の中薄着で ここに帰ってきた時お母さんがかけてくれ たコトあれお父さんのだったんだよねあら そうだったかしらもう必死で掴んで持って いったからなんだか覚えてないんだけど このコートだったよお父さんの匂いがした ものあんなに大嫌いだったのにあの時だけ すごく安心したの覚え てるそう言ってみゆは手に持ったその コートを大事そうに畳んでクリーニングに 持っていくかへと置い たみゆが裕子さんと仲直りしようとした きっかけはパソコンのことだけではなかっ たらしいことが分かり私はミの隣でつい頬 が緩んでしまった [音楽]

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