【スカッとする話】関西を牛耳るレディースヤクザ組織の次期総長と知らず娘の顔面を殴り鼻の骨を折ったチンピラ｢兄貴は若頭だ！俺は無敵w文句あるか？お前の骨も折るぞw｣私｢お兄さん連れておいでw｣【修羅場】
お嬢ちゃんが悪いんやでうちの兄貴がヤザ や言うても聞かんからこないなことになっ たん や娘マリは鼻が折れ 張り上げ抑えてその場にうずくまって いる隣にはマリを殴ったとおし男が ヘラヘラと笑ってい た今日は娘マリが二十歳になっ 誕生日最初のお酒は私と一緒に飲み たいマリからそう頼まれ喜んで向かった 待ち合わせ場所で私が見たものは軽薄そう なちんぴら達とひどい怪我をしたマリの姿 だっ たマリ大丈夫 私は慌ててマリへと 駆け寄るマリは私をさせまいとしているが 顔は晴れ鼻は歪んでい た俺を怒らせたんが運の月ちゅうやつや [音楽] なこの時達はマリを殴ったツがすぐ回って くるなど少しも思っていなかっ た私の名前はかご近所では普通の主婦の ように振る舞っているが裏の顔は関西を 牛耳るレリースヤザの時期早朝という身分 だとはいえ普段はあくまで普通の主婦とし て過ごしているなぜなら私には1人娘の マリがいたから だマリは私のようなレリースヤザに入る つもりもなく今は大学へ通って いる将来も普通ので働く予定だというから 私もマリの前では1人の母として過ごして い たそうして日々を忙しく過ごしていたある 日ついに娘が二十歳の誕生日を迎え たうちな二十歳になって最初に飲むお酒は お母さんと一緒って決めてんの や以前からマリにそうせがまれていた私は の誕生日を祝うため静かなバーを予約し たそして誕生日当日バーのそばにある公園 で待ち合わせをすることにしたの だだがあにその日は仕事が立て込んで しまい予定より遅くなってしまっ たせっかくの誕生日にマリを待たせるとか ほんま私は母親失格や 私は慌てながらも胸の中は喜びでいっぱい だっ たやっと娘が二十歳になってくれた私と 一緒に酒を飲みたいと言ってくれたの だ親としてこんなに嬉しいことはない だろう今日は2人でゆっくり酒を楽しみ 楽しい時間を 過ごそうそう思って待ち合わせ場所に向か 私が見たのはベンチのそばでうまるマリの 姿だっ たマリ一体どうした大丈夫 お母さんあの達っていうやがうちがデート の誘いことわると急に切れて手あげてきた ん やマリは私を心配させたくないのか ぎこちなく笑うだけどマリの怪我はひどい 状態だ 鼻の形は目に見えて歪んでおり顔の腫れも ひどいすぐに治療を受けなければ傷が残っ てしまうかもしれないそれだというのに マリの隣に立つ男はヘラヘラと笑っていた おっと怒らんといてな大体お嬢ちゃんの方 が悪いんやでうちの兄貴がヤザや言うても 聞かんからこなことになったん や達と呼ばれた男は金髪にジャラジャラと ピアスをいくつもつけたいかにもちんぴら といった風体の男だっ た女に手をあげるなんて恥ずかしい真似を したというのに点で悪びれる様子も ない娘に怪我をさせたんはあんた か私は達の姿を睨みつけ さすがに親である私が現れて動揺したの だろう達は吐き捨てるように言っ たこの女が悪いんやで俺の言うこと聞かん と生けな口叩くから世間の厳しさを教えて やっただけ やだが達は悪びれる様子も ないうちこの人にナパされたから断った だけやそしたらが兄貴はヤザやって応して き てそれでもナパに応じなかったマリに腹を 立てて怒ったのだろうとても許せること じゃないだけど今は怪我の方が心配だ一刻 も早く病院に連れて行かなければ私は娘を 支え病院へ向かおうとするがそんな私たち の前に立地が立ちふさがった あったお宅のお嬢ちゃん随分となめた口 聞いてくれたんでな親なら責任とって少し ばかり慰謝料でも置いてくのがどりと ちゃう か何言うてんのあんた自分が怪我をさせて おいてよくそんなこと言えるわだから言う てるやらお前んところの娘が生意気な口 聞くから悪いんやってあああ 俺すっかり傷ついてしもたわ10万円 くらい払ってもらわんと気持ちが収まり そうにない な魔法抜かせやこっちが怪我しとるんやで あんたが払うんが普通やろうっさな親子 ともどもヤザに売られたいん かどうやら達は私たち親子をただで返す つもりはない らしいしびれを切らした私は達に声をあげ たえやんそのヤザの兄貴っての呼んでみよ は何言ってんよおばはん正気 かいいから呼べ言うてるやろうちの娘を 怪我させた大償きっちり払わせ たる達は兄に連絡するのをしぶっている ようだった兄の意向を借りていても実際に ヤザを呼び出せば厄介なことになるのは 分かっていたの だろうさっさと呼べ言うてるやろそれとも ヤザの兄貴がいるってのは嘘やっ たんか私が土星をあげるとしぶしぶスマホ を取り出し電話を する ああぞの兄ちょっとめんどくさいことに なってしもて達はスマホを前にペコペコと 頭を下げ電話をを終えると勝ち誇った顔を 向け た兄貴すぐくる言うとったでへ強きでい られるんも今のうちや な達の兄裕三が到着するのを待つ間私は マリの様子を見ていたやはりひどい怪我だ 早く病院に連れて行きたいのだが達は簡単 に私たちを解放するつもりはないようだっ た 5分後達の兄が 現れる友三はスーツ姿に金のネックレスを つけたいかにも肩でない雰囲気を漂わせて い たおい達いちいち俺を呼び出すんやなよ あんたか達の兄きっちんは ああ達の兄ぞやあんた はがが私を見る前に達が割って入った兄貴 こいつら親子揃って俺のこと馬鹿にして しまにはヤザ出せってめちゃくちゃ うるさいんや少し怖い目見せて黙らせ たってやどういうことや詳しく話して みろ女が1人で立ってるからちょっと遊ん でやろうと思って声かけてやったんやけど 全然言うこと聞かへんなやそれでちょっと 撫でてやったんやけど大げさに驚きよるん ちょっと撫でただけで顔がこんなに晴れる わけないだろう私は苛立ちを込めた目で達 を睨むが達はお構いなしだ俺やってことを あげようとしてるわけはないでせやけど 母親が兄貴を呼べってしつこい ね俺を俺がザやゆんやろなそれでも呼べ 言われて俺も困っててなるほどなそれで うちの達をコケにしてくれたのはどこの誰 や裕三は鋭い眼光で周囲を 見渡すだがその目は私の姿を捉えた瞬間に 明らかに怯えの色へと変わっ たまさか かさんどうしてことにあ兄急にどないした すいませんかみさんうちの達がご迷惑かけ まし た私が何かを言う前に裕三はその場に膝を ついて土下座し 始める私がレデースヤザの時期早朝だと いうのがすぐに分かったの だろう一方達は頼りにしていた三が土下座 をするのを すっかり困惑していたあなんで兄貴が頭を 下げなあかんのやバ野郎この人はかさんと 言ってな関西一体を牛耳ってるレディース ヤザの次期早朝なんだ よ達は呆然とするだけで話についていけて ないようだだが融はことの重大さが分かっ ているらしい当然だろう私を敵に回すと いうのは関西一体のレリースを敵に回す ようなものなの だあんた私のこと知ってるみたいやね 当たり前です関西で姉ちゃんの組を知ら ない奴なんていませんよ裕三は土下座をし たまま顔をあげようとしない達と違い友三 は裏稼業の通りをきちんと湧きまえている よう だそれやったら あんたの弟がしでかした節末どうけじめ つけたらいいかも分かってるんやろな もちろんですですからここは1つどうか 音便に何言うてんのや兄貴今は女1人しか おらへんやろこいつ黙らせればいいだけの 話ちゃうんかそういう問題やないんやお前 は黙ってろそれでかさん達は一体何を しでかしたんでしょうかあんたの弟はね うちの大事な娘をぶん殴って大怪我させた んや てそれはうちの達がとんでもないことを いたしましたそれになあ今日は娘の誕生日 やったんや二十歳の記念に私と一緒に酒音 のむつもりで出かけたってのにあんたの バカな弟のせいでせっかくの晴れ部隊が 台無しやちゃんとけじめ くえるんやろ か当然ですどうしたらよろしいですかそや ねとりあえず慰謝やな500万今すぐ払っ てくれるん やろ500万という金額に最初に反応した のは達だっ た500万何言うてんのちょっと顔を怪我 しただけと違うか娘は女なんや女の顔を 傷つけておい 安く住ませるつもりか い達は納得いかない様子でまだ何か言いた そうにしていたが友三はそれを止めると額 が地面につくほどに深い土下座をしたか姉 さんの言う通りですわかりました今すぐ 500万円きっちり払わせていただきます 兄貴お前どないなってんのやこんな女の いいなりとかうるせえ達金を取りに行って くるから待ってろいかくれぐれもその親子 に変な真似するんじゃねえ ぞ友三は達に念を押すと1度その場から 立ち去る私はマリに寄り添い達の様子を 伺ってい たまだしつこく私たちに絡んでくると思っ たが有造に釘を刺されたからだろう不服 そうに口を尖らせるだけで何かしてくる 様子はないほどなくして融が戻ってくる 片手には分厚い封筒が握られてい たこちら約束の500万ですめ ください受け取った封筒はずっしりと思い 確かめなくともきっちり500万が入って いることは明らかだっ たどうして兄貴が金払わんとあかんのや達 は字文句ばかり口にする全くお前の弟は 教育がなってない ねしっかり言い聞かせておきますんで今日 のところは音便にお願いいたし ます友三は深と頭を下げた達が謝らないの は納得いかないがこれ以上マリを待たせ たくはないいいかい2度とこんな真似する んやない で私が忠告すると裕三は何度も頭を下げ ながら不満げな達を引きずるように去って いっ た お母さん後には私とマリだけが残される ごめんねマリ怖い思いをさせて今病院に 連れて行ってあげるからねうん ありがとう私はマリを支えるとタクシーを 呼びすぐ病院へ向かった マリは鼻の骨を折る重症だったが幸いにも 治療がうまくいき傷は綺麗に消えそう だそうして私たち親子はすっかり日常を 取り戻したかに見えただが数日後再び達は マリの前へ姿を表したのだやあ久しぶりや なお嬢ちゃんあんた達やんた体何の用が あるんうちあんたと話すことなんてないん やけどあいおい偉い冷たいなこの怪が誰の せやと思ってるんろに謝りもしないくせに 顔を出してあんた図々し男やねその話の ことなんやけどこの前預けた500万返し てくれへん か達の言葉にマリは耳を疑った を言うてはるんそないな金持ってるわけ ないやないいや持ってるはずや俺の兄貴 からもらってたやろ受け取ったのは母で うちと違ううちは母から治療費をもらった だけでその間大金持ってへんよせやったら 金下ろしてくればええやろお前のおかは金 持ってるはずやでそないな真似できるはず ないやろできないならお前が払うんやなご 貯め込んでるんやろうちまだ学生やで そないな金あるわけないいいから500万 さっさと返せ中だるやなんならお前は やばい店に打ってもええや でマリは達にバレないよう鞄に入れた スマホを隠しながらいじるそして会話を 続けるふりして私にメッセージを送っ たお母さんこの前のちにまた絡まれてる今 公園にいる助け てマリから送られたメッセージを見た瞬間 私の怒りに火がつい た達とかゆ坊や世の中の通りってのが全く 分かってないようや ねもう我慢の限界だとても許しておけない 私はすぐさま仲間たちに連絡をするこれで も時期早朝だ声をかけただけで部下が 集まってき たみんな行くよしつけのなってないガキに しっかり勉強させたる で私の一声に返事代わりに車の廃気音が 唸る私は仲間と共にマリのいる公園へと 向かった私たちが到着した時も達はまだ マリにつきまとっていたええからはらん かい銀行に行ってすぐ金を下ろしてこいや いやいややめて ください私たちが2人を見つけると一斉に 達を 取り囲む突然現れたリリースヤザ集団に 囲まれ達は目を白黒させていたななんや ねんこいつら久しぶりやな達ああん時の オーバハやないか兄貴の言うてたことは ほんまやったんか 今日は私もかぎとは言えないメイクだ一目 でその筋の人間だということが達にも 分かったのだろう達はあけに取られた様子 だっ た今更気づいても遅すぎんのや1度ならず 2度までもうちの娘に手出した報い きっちり受けてもらう で私がそう言っただけで部下たちは立つを 取り囲むえいや待ってくれそんなつもり ちゃう ね達は何か言い分けをしようと口を動かし ていたが最後まで聞くより先に部下の1人 が拳をあげるそれを会いずに他の連中も達 を取り囲み殴り始めた私は達を部下たちに 任せマリのそばへと走り寄るマリ大丈夫 やった大丈夫ちょっと嫌なこと言われた けど怪我とかしてへんしほんまに良かった わここは私に任せてマリは早く家に帰っ ときや分かったお母さんも無茶せといて な私がマリを見送り振り返ればすっかり 揉まれた達はその場で小さくなってい たもう勘弁してくれへんか2度とあんたら 親子には手ださんて誓うわやはり達はこと の重大さが分かっていないようだ友三が金 を積んで音便に済ませたのは私に部下を 出させないためだ私が部下を出したらそれ はもう友三の組と私の組の構想になって しまうだが今日私は部下を出してしまった 問題はすでに友三の組とうちの組の問題に なろうとして いるうるさいわねあんた自分が何をしたか 本当に分かってないん か私は苛立ちを抑えながら達の頬を 叩く本当に知らんかったんやますませんだ からもう遅い言うたやろ私は達を車の トランクに転がすと有造のいるヤザ事務所 に向かうトランクに乗せる前達は青白い顔 をしてブルブルと震えてい たちょうど昼下がりなのもあり友三がいる 事務所はのんびりとした空気に包まれてい たそののどかな空気を打ち破るよう私は 事務所の扉を蹴り あるここかい達の兄貴がいるっていう組 は事務所に詰めていた連中は突如現れた私 を前にめき 立つだが融は現れたのが私であることに いち早く気づきみんなを落ち着かせ たかず姉ちゃんこれは一体どういうこと ですかどうもこうもないわあんたの弟が また私の娘にちかかけてきたんやけど どないな教育しとるんやせっかく音便に 住ませたんが全部パーやないか 私はそう言うとしこたま殴りつけた達を 事務所の床へと 転がすその姿を見て友三は蒼白になっ たなんてことしやがるんだ達今のは本当が ごめんよ兄貴でもおかしいやろこんなおば は相手に兄貴が土下座するとか俺には訳が わからんかったんやとんでもないことをし やがっ ては私を見ると深深と頭を下げたすいませ んかずみさん達にはきちんと言って聞かせ ますんでどうかそうしたいのは山々なんや けどなもう私の一存でどこできる状態や なくなってしもたんよこいつは敵である私 の娘に手を出して私は組を動かしてもうた どういうことだかあんたにも分かっとる やろ 裕三は私の顔と達の顔を交互に見て少し 考えやがて意を消したように顔をあげ た分かってますですが達は俺の弟ってだけ で別に組のもんじゃねえこの件かみ 姉ちゃんたちと達の小競り合いてことで 終わりにしてくれませんかね兄貴俺を 見捨てるちゅんが悪いな達俺はをを守ら なきゃいけないんだ よ裕三の決断に達はまさになる後立てで あった自慢の兄が自分を見捨てたのだ達は 裕三へ泣きつくが裕三は達を見ようともし なかっ た達この件はお前がけじめをつつけるんや 元々お前がしでかしたんやろ俺たち組のも は何も関係ないえな そんな有造に見かけられたことに気づくと 達はすぐさま私の方を向きその場で土下座 をし始めたすすいません俺本当に何も知ら なかったんです謝ります2度と姉ちゃんに は近づきませんから悪いけどもうごめん なさいで住む状態ちゃうおしまい や私の優しい怖が達にとってはかえって 恐ろしく思えたのだろう事務所の床に何度 も額をこすりつけ土下座するが今更もう 遅いやめなそんなことしても手遅れ言う とるん やじゃあどうしたらそうやねこの件は金で 手切れとしようか金ですね分かりました すぐ500万を用意します から達の顔が一瞬明るくなる金でこの始末 がつくと思って安心したのだろう500万 なら払う宛てもあるらしい私は土下座する 達と視線を合わせるため達の前へと座った それはマリへの慰謝料やろ今あんたは裕三 の組と私の組に迷惑かけてるんやでだから 500万ぽっちじゃ全然足りへんよそんな だったらなんぼ払ばえんや 5000万 5000万達はすっときな声をあげる冗談 だと思っているのかもしれないが有造も私 も真顔のままだ組に迷惑をかけたのだから みんなこのくらいが妥当だと思っているの だろうそんな金持てませんよ消え入りそう な声で震える達を横に私は融へめくばせし た組を管理しているなら氷菓子の1つでも 知ってるだろう有造も察したのか電話を かけてから達を 見る達今知り合いの金貸しに連絡した そいつから5000万借りて借金はお前が 買えせいなそんな5000万の借金なんて どないして返したらええん や絶望に打ちひしがれる達の元にうろんな 男が 現れる男は鉄夫という氷菓で手早く挨拶を 済ませると持ち込んだアタッシュケースを 開けたきっちり5000万確かに入って いるそれではこちらの金額確かに達さんへ お貸ししましたので毎度ありがとうござい ますそれは私が預かっておくようちへの 慰謝料だ 現れた5000万をすぐさま取り上げられ 達は大きくため息をついたへこんな体験ど ないしたら返せるんや達はこれまで真面目 に働いたことはないようだ金を稼いで返す 宛てなんてないのだろうすると鉄夫は危機 とした顔で達へと手を差し伸べた返す当て がございませんかでしたたら私どもの生命 保険に入るというのはどうでしょう生命 保険それって俺に死ねってことなんか そんなに驚かないでくださいよ念のため ですから実はですね私どもの企画する パーティーの参加者が不足しておりまして もしお金にお困りなら達さんもその パーティーに参加していただければと思っ てたところなんです よパーティーという言葉に達は急に浮き足 きっとビュッフェやダンスなどがある 楽しいパーティーを思い浮かべているの だろうだが鉄夫が扇動するパーティーは 違う無人島に債務者を集め互いに何でも ありのルールで生き残りをかけて戦うよう なパーティーだ鉄夫が言うにはそういう ゲーム方式の小競り合いは金持ち連中の いい娯楽だそう だパーティなんてもとは違うわ無法地帯に 放り出されて派手な喧嘩を始める危険や から生命保険に入っておくんやででもよ 兄貴無法地帯ってのは何をしてもええん やろやったら俺好きなだけ暴れたるわ喧嘩 には自信があるから な友三が忠告するが達はどこ吹く風といっ た様子だ腕っぷしに自信があるのは本当な のだろう自分は必ず勝てと確信しているに 違いない5000万という金額を知って 一瞬途方にくれたが返す当てができたこと で元気を取り戻したようだだが私は知って いるそのパーティーには格闘技に精通した プロも参加しているのだそれに一見弱そう な相手でも油断はできない限界まで 追い詰められた債務者は何をしでかすか わからない だ達はもう勝ったつもりでいるようだが 果たして無事に戻れるのだろうかそんな ことを思う私の隣で裕三はすっかり疲れた 様子で頭を下げ たこの度は本当に失礼しましたか姉ちゃん いいんなよこれで一応のけじめはついた からね俺は早くに親をなくして達の面倒を 見てきました俺が仕事だから達も俺に憧れ てちんぴらのように振舞ってたのは知って ますですが強く言えなかったんですよ 寂しい思いをさしてるだろうって甘やかし ちまったんです確かに達のやはとんでも ない甘ったれやなその結果がこれだこんな ことになって死んだ親に申し訳ねこれを 機会に達のやも少しまともになって くれりゃいいんですがね 裕三の目尻にはうっすらと涙が浮かんでい たそれはヤザの頭という立場ではなく達の 兄としての涙なのだろう私にも娘がいる から憎しを心配する気持ちは痛いほど わかるそうだねこれで心を入れ替えて くれれば文句なし だ私はそうつぶやくと鉄夫に連れて行か れる達の背中を見送った 5000万という金額を利子まで返すのは 容易なことじゃない だろう達無事に帰ってくるんだよそしたら 融を支えてやるんだい ね私は本心からそう願っていた
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