【スカッとする話】本社に異動になった高卒の俺が一流大卒のエリート課長に挨拶しに行くと「低学歴の部下を持つのは初めてだ」大爆笑の俺「俺がいつお前の部下だと言った?」→直後【総集編】

[音楽] あんたどこの大学卒俺さ全員に学歴聞い てるんだよ学歴聞けば相手がどんな人間か 分かるから さ自分をエリートだと受賞する課長が言っ た高卒だと俺が言うと大笑いをする人を 見下して喜ぶタイプなのだろうそんな エリート課長がこの後衝撃的な結末を 迎えることになるのだった俺の名前は田中 法人向けのコピーなどをう会社で営業して いる大企業ほどの知名度はないが各地に 営業所を構えているほどの規模だ俺は地方 にある営業所の所長をしていた所長と言っ ても小さい営業所なので新規営業に出る ことだって多い10年前家庭の事情でこの 土地へ引っ越してきた本社がある都会に 比べたら緑豊かな場所であるだが本社への 移動が決まり家族で再び都会へ引っ越す ことになったの だ10年ぶり か俺は本社の入り口を前にして独り言を 呟いてしまう会議があるので本社には頻繁 に来ているだが働くとなるとまた別の話だ 本社の売上は営業所の売上とは比べられ ない金額に なる俺は緊張感を持ちながら自分の部署へ と足を運んだ久しぶりだな なあ声をかけてくれたのは武藤部長だ部長 お久しぶり です俺は嬉しくて駆け寄ってしまう先月の 会議で会って以来だろうか武藤部長は元 営業所長で俺の上司だった仕事ぶりが認め られた部長は本社に移動していた俺は部長 に助けてもらった過去がある働き方で悩ん でいた時部長が一緒に考えてくれたのだ 部長は今年退職する奥さんが大病を患った ので介護すると決めたから だ部長の退職日は1週間後一緒に働ける 時間を大切にしたいと 思うしばらく断長した後用事があるからと 部長は会社を出ていったすると1人の社員 が俺の前を 通りかかる社員書を見て営業課長の森島だ と分かった俺が見慣れない顔だからなのか じろじろと見て くる部長と話していたけどあんた誰なんか 田舎臭い 感じ初対面の相手にあんただと取引先相手 だったらどうするつもり だ初対面で失礼な発言をされたので注意し た突然ため口を使うなんて社会人として ありえないはは俺にそんな口を聞くなんて 覚えていろよ おい森島は捨てゼリフを吐くと外へ出て いってしまう俺は信じられないと絶した 管理職である課長がこんな低レベルだ なんてそこへ部長が戻ってきたので今起き たことを話したすると部長はため息をつい て教えてくれたの だ森島は慰霊の小心を遂げたやつだな社長 のお気に入りなんだそれで調子に乗って いるんだよ 森島の噂は聞いたことがあるうちに転職し て間もなく大口商談を何件も取ったとか 会議の場でちらっと見たが社長に褒められ て天狗になった顔だった気が する大口商談を取れたのは本人の努力じゃ ないん だ部長は森島の本書を話してくれた転職し た直後の森島は特に目立った様子は見られ なかった 若手社員とも積極的に交流を図るので むしろ高印象だったらしいある日1人の 若手が新規営業を掴んできた大口相談に なりそうだったのでうしさのあり森島に 話してしまった約束の日時や担当者め相手 の反応なんかを全て話したの だ相談当日打ち合わせに行こうとした社員 に森島は仕事を投げた急ぎだから頼 代わりに俺が団の場をついでおくからそう 言って森島が団へ行ったのだ森島を信用し た若手は急いで仕事を終わらせて先方の 会社へ向かうとすでに相談はまとまってい た森島が何食わぬ顔で契約を締結させ自身 の手柄にしたのだひどいと生ったものの 森島は 反論部長に言いつけてもいいけどお前の 無能さが知られるだけだぞ相談当日に雑用 を受けるバカって笑われるだろうなそう 言われてしまい誰にも相談できずに辞めて しまったのだという若手社員の中には一生 懸命外回りをして新規営業を掴むものも いる先方にやる気が認められて相談を手に する場合も多いの だ若手と交流を深めていたのは仕事を 横取りするためだった仲がいいふりをして 横のチャンスを伺っていたの だろう森島の横取りはその後も何件か続い た悪い噂が回るようになって初めて部長は 知ったの だもちろん部長は森島を注意したしかし 契約を取ったのは自分だと全く反省してい ないのだと かその後社長の押しで森島が課長に全課長 は別の営業にれた らしい部長は森島に管理職は務まらないと 社長に訴えたしかし実績のある人物を昇進 させて何が悪いと聞く耳を持たないのだと いう社長がなぜここまで森島を可いがるの かは分からない絶縁した息子に似ていると か噂はあったがあくまでも噂 だ俺が退職するって話した時あいつなんて 言ったと思うこれで俺が部長に昇進だだと さ部下や会社の育が心配でたまらない よ部長は再び大きなため息をつく部下の 指導どころか今でも手柄を横取りしようと 狙っているんだろうおかげで部下たちが 商談の進捗を話さなくなってな業務に師が 出ているんだおまけに森島は外回りだと 言ってすぐ会を出ていくしサボっているに 違いないんだがなかなか尻尾がつめなくて な部長の言葉になるほどと思ったサボり 現場を突き止めたら言い逃れできないはず だ職務怠慢は解雇理由にもなるのだ から俺はその日から森島の行動を注視し た時間はあっという間に流れ今日はもう 部長の退職日俺が慌ただしく仕事をして いると森島がのんびり近づいてくるそう いえば結局ちゃんとした挨拶はまだしてい ない朝礼の時にみんなの前で自己紹介をし たが森島は大あびをしていた俺の名前すら 覚えていない だろうあんたどこの大学卒俺さ全員に学歴 聞いてるんだよ学歴聞けば相手がどんな 人間か分かるから さ唐突な質問をされて俺は困惑しながらも 答えた高卒 だ俺の答えに森島は大声で 笑う高卒ありえない なあまりの声の大きさに他の社員たちも 振り返る部長聞きましたこの人高卒ですっ て俺を馬鹿にするかのように部署中に響く 声を出したすると部長はしい顔で森島を 睨む卒だからなんだ彼は若い頃から努力家 で営業所長にまで登り詰めたんだぞ営業所 に来る前は本社で活躍していたんだ今回 だっっ て部長は俺を評価してくれるが森島は話を 聞かない俺一流大学出身なんで周りに高卒 なんていなかったんですよエリート家計で 育ちましたしね低学歴の部下を持つのは 初めてだ わ俺の学歴を見下す姿に他の社員も前を 潜める君自分が何を言っているのか分かっ ているの か部長が声を荒げただが森島には全く響い ていないようだ営業所長って地方の小さい 営業所じゃないですかしかも本社から 飛ばされですよね使えないって判断された 証拠じゃないす かいつまでも笑う森島の姿に俺は体が震え てきた怒りではなく笑いが込み上げて しまったから [音楽] だ俺がいつお前の部下だと言っ た俺は森島の笑い声を真似て行ってやった 長ものも俺たちのやり取りを黙って見て いるはあ部下じゃなかったら何なんだよ お前の上司だよ俺は部長として本社に来た んだ今日正式に発表する予定だったか な俺がそう言うと森島は理解できないと いう表情をしている森島のほけた顔を見て 社員たちがクスクスと笑ってい た気づかないとかありえないよね部長と 田中さんのやり取りを見ていれば分かる はずだよ な部長が色々と引き継ぎをしてくれていた のでその様子を見ていた他のサインは 気づいていたようだだが正式な発表はまだ なので口には出さないでいてくれた らしい外回りを理由に外出ばかりしていた 森島だけは気がつかなかったようだ が営業所長が本社に移動となれば心くらい しか考えられ だろ部長は呆れた様子で森島に 言う本社から飛ばされた人が移動してきて も小心だなんて信じられ ない赤くなった森島は叫び始めた営業所に 移動したのは家庭の事情だよ上司には本社 に残ってほしいって言われたけど最優は 家族だから な森島があまりにもうので俺は家庭の事情 を 話す10年前娘が生まれた当時の俺は本社 でバリバリ働き売り上げも伸ばしていた しかし生まれつき体の弱かった娘に都会の 空は合わなかったようだ会社に相談し緑 豊かな土地へ移動することにそれでも なかなか娘の体調は優れず妻も病りに陥っ ていた から営業所に移動したおかげで仕事料は 減ったとはいえ仕事柄どうしても残業や 休日出勤も発生してしまうこのままでは妻 が倒れてしまうと思い転職を考えていたの だそんな時当時所長だった武藤さんが俺の 働き方を考えてくれた男性社員で初めて 時短勤務をできるようにしてくれたのだ おかげで俺は仕事と家庭を両立できるよう にな [音楽] 最近は娘の体も強くなってきてな戻ってこ ないかって本社から話があったから移動 決心したん だ森島は俺の話を聞いても信じられないと いう顔をしているすると部長が田中は本社 時代に成績優秀な営業社員として何度も 表彰されているぞと言ってくれたのだ嘘 だろ俺が部長に抜擢されるはずなの に森島はありえないと頭を抱えているだ から俺は教えてやっ た部長どころか管理職を知りといてもらう つもりだよいくら実績があると言っても これじゃあ ね俺は携帯の画面を森島に向けたすると さーっと青ざめていくのが分かる画面に 移っているのは喫茶店でいりをしている 森島だ他にも公園のベンチで寝ていたり バッティングセンターに行ったりと仕事 時間にも関わらずサボってい た俺のサボり場所なんで知ってるんだ よ自らサボり場所と暴露してしまったまけ な森島は部長にぎりと睨まれ体を小さく する俺もこの辺は色々と回っていたからね 場所に向いているなって考えながら通り すぎたものだよでもこんなに堂々とサボる 社員がいるのは驚いた部長からの引き継ぎ 業務があり俺も忙しかっただから外回りに 出る社員たちについでにこの辺りを見回っ てほしいと声をかけたのだもし森島がい たらサボっている証拠写真を撮ってほしい と言って社員の協力もあり何枚もの証拠を 得ることができたのだ こんなのストーカーだ社長に訴えて やる森島は声を荒げ た社長にはすでにこれらの写真を見せて あるぞお前の処分は俺に任せると さ居眠り写真を見せられた社長はさすがに かえなかったようだ公園で寝ている写真に は貫中杯まで移っている俺は写真を撮って くれた部下を数人引き連れて社長にに抗議 し た森島課長は管理職の器ではありません 職務怠慢は朝会処分の対象ですよ ね俺の言葉に処分は君に任せると言って 逃げていったあれだけ森島をちやほやして いたくせに社長も社長だなと俺は厳密した もの だ課長職は降りてもらうことになるだろう 平社員からやり直しだなそう言うと森島は 突然足元にすがってき たもうサボったりしません攻殻だけは勘弁 してください車の支払いがあるん です俺や部長それに他の社員も冷たい目で 森島を見下ろすこんな課長に誰がついて いきたいと思うの かこれまで武藤部長が何度も何度も指導し てきたはずだ社長に気に入られている からって調子に乗ったのはどこのドイツだ 証拠を突きつけられたからもうさぼらない だとそんな子供みたいな言い訳通用すると 思う な俺がはっきり言うとさすがの森島も 大人しくなったの だせっかくの退職日なのに後味悪くなって しまいすみませんいやいやこれまで証拠が なかったから俺も強く言えなくてな田中の 言葉にはスカットした よ修業後俺と部長は残って話し込んでいた あの後森島はまるで幽霊のように存在感が なくなっていたそして修業のチャイムと 同時にどこかへフラフラと出ていったよう だ森島の処分についてこれから人事に相談 するつもりである会処分としての格は厳格 な基準が設けられているからな会社として も訴訟されるリスクは避けたいところだし ただあいつのサボりは悪質だから朝会処分 になると思うが な部長は森島の今後について話した朝会 処分が決定される前にまず森島に弁名の 機会が与えられるだがあれだけの証拠が あれば弁名の余地もないだろうそんな話を していると外からドンと大きな音が聞こえ た窓から見下ろすと車同士がぶつかって いるのが見えた会社前で事故が起きたの だあの車社長のベンツだ ぞ部長の言葉に俺たちは慌てて会社を出る すでに誰かが通報したのかパトカーの音が 聞こえた俺と部長はベンツの方へかけて いく社長はすでに車から降りており頭から 出た地を半価値で拭っていた 社長大丈夫ですか俺の問いかけに社長は 大丈夫だと小さな声で答える運転手の後ろ に座っていた社長はどうやら継承のようだ 相手は大丈夫だろうかと相手の車を見た俺 はぎょっとするなんと社長の車にぶつかっ たのは森島だった森島はフラフラと運転席 から降りると路肩に倒れ込んだおい大丈夫 か 今度は森島に声をかけたが返答がない まずいと思って息を確かめるとすースーと 寝息が聞こえるしかもかなりアルコール 臭かっ た飲酒運転という言葉が頭をよぎる しっかりしろと何度も声をかけたが起きる 気配がない部長も話しかけるが気持ちよさ そうな寝が聞こえるだけ だこいつ1度酔っ払って寝ると絶対起き ないんだよ飲み会の時の様子を思い出した のか部長が呆れているフラフラと車から出 てきたのは無意識だったのだろうか倉庫を しているうちにパトカーと救急車が到着 森島はなかなか起きなかったため救急車で 運ばれていき俺と部長は目撃者として警察 に事情聞かれることになった森島と社長の 事故は翌日地元のテレビ局で放送れて しまった飲酒運転をした社員が社長の ベンツに突っ込んだという話題が視聴者の 興味を引くから だろう森島は当然解雇処分となったあの日 森島は酒を飲んで車に乗り込んだ警察の話 によると車には大量の酒が置いてあったの だとか以前も車内で飲んだ形跡があるため 剤を追求しているらしい森島はアルコール の大量摂取により明定状態であったと意思 から診断を受けた事故の時に全然起き なかったのは明定するほど酒を飲み意識が 朦朧としていたのかもしれ ないベンツにぶつかったのは偶然だったの か意図的だったのかは不明である捜査内容 を教えてもらえるわけもなく車内には噂 だけが流れて いく社長はあれから森島に恨まれていると としていたそして体調を崩し社長職をりく ことになったのだ森島の呪いだと社員たち は噂した呪いなら俺もかかるだろうと 苦笑いしたもの だ森島が今どこで何をしているのかは全く わからないだが飲酒運転で会社を解雇され たのだまともな職業につくのは難しい だろう俺はしばらく忙しい日々が続いてい た元社員の飲酒運転や社長の交代など取先 への説明に追われていたのだ大変ではあっ たが部長に昇格したことで給料が軍と増え た今から夏のボーナスが楽しみである ボーナスが入ったら昔住んでいた土地へ 旅行しようと家族と話していたのだっ [音楽] た開発室なんて我が者のお荷物だ会議室に 米倉部長の罵声が 響く恒例のゲシの社内会議で米倉部長が俺 たちを槍玉にあげるようになって早や2 年俺は独立するタイミングを図っていた俺 の名前は江島 掃除研究開発室の室長をしている 俺が勤めるのはそこそこ大きい食品加工の 会社 だ特にアイスクリームや評価を得意とし 全国各地のスーパーや土産物店に商品を 下ろして いる俺は名前をもじってエジソン室町と 呼ばれてい た俺が今の会社に転職したのは10年ほど 前給料は減ったがやりたいことをやれにな 別の収入があるから大満足してい た風向きが変わり出したのは3年 前違う食品会社で修行中だった社長の長男 が副社長として会社に戻ってきた時から だ俺はある日社長室に呼び出され た エジソン君に大切な頼みがあるアイス クリームの開発だもうすでにある程度の 方向性は決まっているん だ社長はそう言って俺に極秘の プロジェクトを持ちかけてき たこれは息子のためでね私の息子という だけで次期社長だとなかなか他の社員たち も受け入れがたいだろう入社と同時に息子 が大ヒット商品を作れば社員たちも息子を 継者として喜んで迎えてくれるんじゃない かと考えて ねそうですねいいんじゃないでしょう か社長の言葉に俺も 頷くそこでだエジソン室長みんなを驚かせ たいから僕のアイデアだということは伏せ てほしいまずは研究開発室の発案で開発 発売後に種明かししたいんだ副社長は いたずらっぽく言って 笑う大ヒット商品ができれば業績もアップ 従業員の給料もアップ臨時ボーナスも 出せるかもしれない ぞ臨時ボーナスは 嬉しいそれでどんなアイデアを考えている んです か副社長はニコニコしながらナポリタンだ よと答えた一瞬頭が真っ白になった 俺は頭をフル回転さ せるナポリタンああ分かった3色アイスっ てことですよねさっきアイスクリームの新 商品だって言っていましたもん ね実はナポリタンは日本発症のスパゲティ で海外のナポリタンとはチョコレート ストロベリーバニラの3種類を並べたもの を 指す俺は世界のアイスクリームも研究して いるから知ってい たところが副社長 はいや違うよスパゲッティのナポリタン味 だどこもやっていないし面白いだろう大 ヒット間違いなし だと言う え本当に本気です か得意気な副社長の態度に俺は真顔になっ た私もは驚いたが斬新なアイデアだろう私 ではこんなアイデアは出てこない今は ネットの時代だしきっと面白がって買う人 はいるはず だ社長と副社長がやる気なのに俺が止め られるわけがない俺も研究開発室の部下 たちも絶対売れないだろうなと思いつつ 商品を 開発社内の発表時点で案の定営業部や他の 部署から売れるはずがない何を考えている んだと大ブーイングだったが社長と副社長 がせっかく作ったんだから研究開発室を 信じようとごり押しして販売し た副社長は自分のアイデアだとは一切口に 出さなかっ た予想通りというか売れないそれどころか びっくりするほどの大赤になってこの年の ボーナスは全社員がカットされ たさらに俺は副社長から呼び出さ れ僕のアイデアじゃなくてお前たちが独断 でしたことにしてくれ絶対に秘密にするん だぞ分かっている なと言われ たこの時から俺はこの親子が好きじゃ ない営業部の米倉部長はボーナスカットの せいで欲しかった車が買えなくなって あかさに俺を適しするようになっ た何がエジソン室長だ高々高卒のくせに 調子に乗りやがっ てすれ違い様に毒づくれることはしちだし 恒例のゲシの社内会議ではとにかく難癖を つけてくる 米倉部長がそんな調子だから周りも真似を して嫌がらせをして くる俺は退職を考えたが部下たちのために 我慢してい たそしてまた月笑会議の日がやってき た米倉部長がとんでもない爆弾発言をした の だ研究開発室をなくし ましょう俺は頭が真っ白になる なんでいきなりそんな話 をなんでってお前たちのせいで大失敗をし てきたじゃないかナポリタン味のアイス クリームなんてとんでもないもの作り やがっ て米倉部長は俺を睨むと古本と咳払いを する周りを見回して大きな声 で皆さん聞いてくださいすでにうちでは 大人気商品シリーがいくつもあります しばらくは商品開発より反炉開拓に務めた 方が利益が上がるはず ですと説明しだし たこのシリーズが売れなくなったらまた 新たに研究開発を開始すればいいんです 研究開発室なんて人件費ばかりかかるんだ よ会社に損失しか産まない部署はいらない んだ米倉部長はちらっと俺 見るエジさん室長と呼ばれ調子に乗って いるこの男はただの高卒です研究開発だっ てこいつより優秀な人間に任せた方が 間違い ない他の社員たちは黙って聞いてい た中にはうんうんと頷いている社員も いる俺はじっと社長と副社長を見つめた と副社長は俺から視線をそらし難しい顔を して黙り込んで いる米倉部長は 続ける実は私業界最大手の営業ノウハウを 持った有能な人物を引き抜いてきたんです 大学院卒の24歳の若者ですよ彼から大手 の営業について学べば売上が上がって利益 が出るはず です一部からへえすごいと声が上がったが もうすでに随分と根回しが住んでいるよう で全く驚いていない様子の社員もい たそのエリートに反論開拓してもらえれば 業績が持ち直すかもしれない な確かに今は金にならない開発よりも すでにある商品の販売の方が大事 だ米倉部長に賛同するような声が上がり パチパチと拍手の音も 響く米倉部長はすっかり気をよくし てだから皆さん高卒の出損ないは首にし ましょうと叫ん ださすがに言いすぎだからか一瞬会議室は 静まり返る俺の前で米倉部長のセリフに 賛成する社員はいなかったが反対する社員 もいなかっ たいいんですか 俺は静かに口を開き社長を見据え た社長が答える前に米倉部長 が当たり前だこれからは大企業から 引き抜いたエリートを使う わと言って俺を見下すように 笑う俺は米倉部長に構わ ず研究開発室をなくしていいんですか俺の 首を切って本当ににいいんですかと 繰り返し た俺の雰囲気に飲まれ周りは誰も喋ら ない社長ははれ 悪くエジソン室長には悪いが米倉部長の 言うことも一理ある今は開発より販売に力 を入れた方がいいと思うんだと答え た副社長も同じ意見ですか 俺が聞くと副社長は社長と違ってはっきり と僕も米倉部長の言う通りだと思う研究 開発は必要になったら外注してもいいんだ しエジソン室長は高卒なんだってね高卒の 君には研究開発なんて重大な仕事は2が 重い だろうと言ったの だそしてどこかほっとしたような顔をした 社長も副社長もこうおっしゃっている ぞニヤニヤと米倉部長が 笑う俺の中で覚悟が決まっ た社長も副社長もナポリタン味のアイス クリームの剣を黙ったまま俺を厄介払い しようとしているの だもしここで社長か副社長が俺をかばって くれたら音便に済ませようと思ったでも 2人が俺を切り捨てるなら容赦しない俺は 今まで大変お世話になりましたと頭を下げ た俺は研究開発室に戻ると部下たちに事情 を 説明俺が首になったこと研究開発室自体が なくなることなどを話すと部下たちからは 自分もやめます俺もやめますと次々に声が 上がった やはり部下たちも社長親子に思うところは あったよう だ俺が身の回りのものを片付けていると 人事部が俺を呼びに来 た米倉部長は俺のことを首と言っていたが 部長にそんな権限は ない社長と副社長の話し合いで俺は朝会雇 ではなく会社都合の退職になっ た10年もめたのにあっけな幕切れ だ俺は兼ねてから考えていた計画を実行に 移すことにしたそれは企業 だずっと自分で会社をやってみたいと思っ ていたのだそのために長年準備してきたし 弁護士さんとも相談してい た部下たちも俺の会社へ就職したいと言っ てくれ た俺のエジソンというあだ名は名前を もじっただけじゃなくもう1つの意味が ある俺は本当に発明家でもあるのだ米倉 部長も社長も副社長も売上1位の商品の 特許権を俺が持っているとは知らないの だろうだから俺に対してこんな扱いが できるの だそれから数ヶ月後のある日俺のスマホに 前の会社から県もの着信があっ た電話に出ると社長 だ江田島君いやエジソン室長ななんで こんなのを送ってきたんだそもそも君が 商品の特許を持っているなんて全然知ら なかったん だ社長から震える声で聞かれ俺は話して あるはずですけどねそれから仕様を中止し て欲しいから送ったんですよと答えた 俺が書面で送ったのは特許の使用中止を 求める警告上だった徹底的にやるそう決め てから俺は特許に詳しい弁護士に助言を 求め た特許権侵害の訴訟の話はよく聞くが侵害 していない相手への中止はどうすればいい か分からなかったから だ特許権も権利の一種だ権利者である俺が 特許を使わせたくないのだから何か方法が あるはずだと考え た俺は弁護士と相談して書面の作成を 依頼特許の使用の差し止めを求める警告上 を社長宛てに送ることにしたの だこんなことを言われても困るとにかく 話し合いがしたい我が者に来てくれない かいいでしょじゃあそちらに向いますから こうして俺は3ヶ月ぶりに会社へとやって き た会議室に通されると社長と副社長それ から米倉部長が待ってい た特許県っていうのはたいなんだなんで お前がそんなものを持って いる俺を見ると米クラ部長が 怒鳴る送った書面に書いてある通りですよ そちらで売上1位の商品の特許俺が持って いるんです特許長のデータベースを見れば 分かります よ俺は淡々と説明し た子供の頃俺はエジソンの電気が好きだっ たし当然のように発明に興味を持ったでも 俺にエジソンほどの発明の才能がないと 分かったのは割と早い時期だっ た歴史に名を残すレベルの発明王と比べる はそもそも間違っているがそれで俺は発想 を変えたもっと隙間を狙っていこう とちょうどその頃アイデア商品の番組が 流行っていて正直どれもこんなものが 売れるのかなというものばかりだっ た特許も実際ピン切りで地味なものは かなり地味だ例えばアイスクリーム用の 溶けにくい袋のと一般人が思う発明や特許 のイメージと実際の特許とは大きなずれが あるもの だいい意味で肩の力が抜けて気軽に発明 できるようになった俺は工業高校に通う傍 いろんなアイデアを出し今思えば変てこな 発明をたくさん作っ たせっかく作ったしとりあえず特許を取っ ておこう 俺は作ったらどんどん特許を申請してき たもちろん特許を取ったところで全然お金 にならないものもあるし今の売上1位の 商品のようにまとまった特許料が入る発明 も ある学生向けの発明大会で対象を取って俺 は大手企業に就職できたが大手では好きな ように研究できないしせっかく作っても 権利は全てに属して しまう権利は自分のものにしておきたかっ ただから俺は転職したの だ特許料は特許長に払うし俺に利益が入る のも特許長からですからね俺や研究開発室 の部活くらいしか詳しい資料を見ませんし 社長も副社長も特許データベースを調べ なかったから本当に分からなかったんです ね俺が出していた使用書や資料を全然見て いなかったって分かって残念でした よ社長と副社長は真っ青な顔をしてい たエジソン室長僕たちはあなたが権利を 持っているなんて知らなかったんですこの 商品が販売できないとうちは困って しまう副社長がすがって くるちなみに売上1位の商品は各地のごの 製造工程と解けにくくなる専用袋 だ製造家庭と専用袋の構造を俺が特許で 持っているから俺が拒否すればもう作れ なくなって しまう頼む許してくれそんなにすごい人物 だと知らなかったんだ君さえ良かったら 戻ってきてくれない か社長も俺に頭を下げ た社長には確か10年前面接の時に特許の 扱いについて話したはずだがすっかり忘れ ている らしい今更ですね戻りませんよもう起業し ましたしああそういえば大手から引き抜い たエリートはどうしたんですかもう会社で 仕事をしてい ます俺が冷たく言うと米クラ部長 が彼は来月から入社予定だ と答え た俺はにやっと笑っていって やる確か24歳ですよねそれがどうし た大学院の収支なら現役卒業でちょうど 24歳じゃないですか今8月でしょ今年の 4月に入社した新人ですよね社会人経験 ほとんどないんじゃないです か特に手って をしっかり取りますから え米倉部長は今更のように驚いてい たやっぱり分かっていなかったの か大学院卒の24歳といえば今年入社した 新人のはずなの だ俺が米倉部長から引き抜いたって話を 聞いたのは5月の終わりでしたよねって ことはそのエリート君4月に入してすぐに 転職活動したはずですどのくらい会社の ノウハウを学んだんでしょうね俺と比べて 我が者にどのくらい利益をもたらせて くくれるでしょう か俺が笑うと米倉部長は真っ青な顔をして 黙ってしまっ た社長も副社長も本気で分かってなかった のかもしれ ないやはり我がちゃにはエジソン室長の力 が必要だどうか特許を使用させてもらえ ない か社長が俺に懇願するさっきよりも真剣 だ俺はふといいことを思いつい たそうだ副社長ナポリタンアイスの話社員 全員にしてくださいよそうしたら俺考え ます よ何のこと だ米倉部長が聞いてきた俺は会議室のを ちらっと 見るドアの真ん中のすりガラス越しに何人 かの人影が見え た多分好奇心大勢な社員たちが聞き耳を 立てているん だろうナポリタンアのアイスクリームの話 ですよあれは俺たち研究開発室のアイデア じゃない副社長のアイデアです俺たちは 最後まで反対したんですが結局濡れギを 着せられたんですよ 俺は大きな声で暴露しながら会議室の扉を 開ける何人かの社員が体勢を崩し倒れそう になったはあなんだっ て研究開発室の独断じゃなかった の社員たちが驚いて口々につぶやく姿を見 て俺はすっ する副社長の手柄にするためって無理やり 作らされた 失敗した責任を取らされたんですよですよ ね社長副社長今からでも俺たちに謝って くださいずっと言ってやりたかったことを やっと言え たその後俺は社長と副社長から大変申し訳 ございませんでしたと土下座で謝罪して もらっ た当時の研究開発室の全員に迷惑料を 支払わせるとを約束し た辞めてしまった研究開発室の部下にも俺 が2人の謝罪動画を送ってやったから少し は両院を下げた だろう特許は結局使わせることにし たその方が特許料として俺にも金が入る から だちなみに米倉部長が引き抜いてきた例の 大学院卒のエリートはほとんど使えなかっ たらしい プライドばかり高く期待していた大企業の ノウハウなど何も知らず仕事も全然でき なかったそう だやめさせることもできずどうしたもんか と頭を抱えている らしい俺はといえばストレスもなく好きな 発明もできるし会社は順風満々 だ最近売上1位の特許の改良版ができ たとりあえずあの会社のにでも売り込もう と思って [音楽] いるそれにしても本当に古臭い工場だ出 たら消臭剤を使わんとな匂いがつきそう だ約束もなく俺の工場へやってきておいて 取引先の社長が俺に向かって大げさに花を つまんで見せる俺は心の中で大きなため息 をつい たは 52歳数年前に亡くなった父から社長職を 引き継いだ家族と少ない従業員で助け合い 待場を経営しているうちは木材を加工し 依頼によって様々な製品を生産するのが 主な仕事だ例えば家具メーカーには家具 建築会社には木星の部品を納品している うちを信頼してごひにしてくださる 俺たは誇を持って働いてい た社長になって数年だが大なりしなり悩み が後を立たない中でも俺を困らせているの が愛という建築会社の社長である間とあっ た時はまだ社長就任から間もい頃で父の代 からのお得意様に紹介されて契約を結んだ しかし契約が始まってからは本を表し たこんな小さな工場で作れるものなんか高 が知れてるコストもかかりすぎぼったくっ てんじゃないのと口汚く町場を馬鹿にして 俺たちをこき使おうとしてきたの だあまりの表編ぶりに最初はかなり驚き 裏切られた気持ちになったのだが契約を 結んだ責任は社長の俺にあるせめて従業員 たちに迷惑をかけないようにしない と後になって紹介してきたお得意様の社長 が愛田社長は恋にしている私の前だから猫 をかぶっていたようだ知っていたら決して 紹介などしなかったのに本当に申し訳ない と謝罪と一緒に教えてくれ たお得意様も俺同様間と契約を結んで いる直接関わる機会が少なくて発覚が遅れ たそうなのだが最近間の会社を担当してい た若い担当営業が移動願いを出してきた らしい涙ながらに語る部下の話を直接聞き 間が若い人間や下請会社など立場が弱そう な相手には態度を変えると知ったそうだ そこでお得意様はうちも同じような扱いを されているのではと心配になったのだとか おそらく間は町場相手なら自分の好きに できると思い上がっているの だろうそんなある日の出来事 だまたですかしかも 半額俺は事務所で電話を受け取り頭を抱え た手にした受からは謝罪が聞こえてくる声 の主は愛社長の会社の営業マでうちの担当 者だ名前をみと いう大変申し訳ないのですが社長の間は コストの削減を絶望しておりましてせめて そのあと1割だけでもなんとかなりません でしょう かみが言うには今契約している分を半額に しろと要望しているらしいむちゃくちゃ すぎる も非常識な要望だと分かっているの だろうしかし彼も上司や社長に挟まれて辛 そう だ申し訳ないがみや君それはできないよ私 も言いなりになるわけにはいかないん だ俺がため息まじりに言うとみはそうです よねと力なく返事をする君も大変だね 俺が思わず言うとみは苦笑したはいいえ とんでもございません社長には私の方から もう一度しっかり説得しますのでお時間を 取らせてしまい誠に申し訳ございませ んこうしてみとの通話が終了するもう1度 という言葉が含まれている辺りみはすでに 上司あるいは社長を説得しようとしたの だろう 愛田社長には本当に困ったもの だ受話を置き俺はぽつりと呟い たみからの電話の翌日思わぬ人物が俺の 工場を訪れ たどうも七浦 さん声をかけられて振り向くと不敵な笑を 浮かべた間が立っている後ろでみが申し訳 なさそうに付き添っていた お約束はしていないはずですが本日はどう されました か俺の問いにいやあ何たまたま近くまで来 たから寄ってみたんだよ話したいことも あったのでねそれにしても本当に古臭い 工場だ出たら消臭剤を使わんとな匂いが つきそうだと間が鼻を つまむ確かにの中は木の独特の匂いがして いるがここで働く人間の前で言う神経が 理解でき ない従業員たちが不安気な表情で俺たちを 見守っている俺は心配かけないように笑顔 でみんなに仕事に戻るよう指示をし た俺が2人を事務所へ通すと間はソファー にどかりと座り足を組んだ宮は間の態度を 見て眉を潜め それではご要件をお伺いいたし ます間は花を 鳴らすとぼけやがって昨日みがあんたに 電話したけんだよみが頼りないから俺が 時々に出向いてやったってわけおも頑固だ ね仕事がもらえるだけありがたいんだから さ言われた通りにしてればいいものは 一体何様なのだろう契約が1段落するまで の辛抱だと思って我慢してきたが気をつけ ないと感情的に発言してしまいそう だ確か納品物の価格を半額2とのご要望 でしたねみさんにもお話ししましたがお 引き受けはいたしかねます契約書通りの 金額と納期でお願いいたし ます俺が丁寧に言うと間はを お手状態と言わんばかりに肩をめて見せた ああそうじゃあいいわ底辺社長がずに乗り やがってじゃあ貧乏臭い町場とは契約終了 でうちに納品するはずだった製造物は好き に 使えよ俺を怒らせて他に買手がつくとも 思えんが なあまりの言動に俺は言葉を失う うちを怒らせてって間の会社はこう言って はなんだがそこまで大きな会社ではない 引き合いに出すのも変だが俺に間を紹介し たお得意様の方がよっぽど有名だし影響力 がある だろう俺が黙っているのを見て相当俺が ショックを受けたと思ったのか間が気分 さげにふふんと鼻を 鳴らすそれから横目でを睨んだ全くお前も 本当に使えないな俺のようにもっと強気に だろこんなんじゃお前も首だ ぞみは無言だったが膝の上で手が震えて いる俺はみを罵倒し続ける間を黙らせよう と大きな声でそして満面の笑で言い放っ たいやちょうど良かったです もむちゃくちゃな要望をするわ暴言を 図れるわでこちらとしてもうんざりしてい ました今の契約が終了したら今後愛社長と 関わるのをやめようと思っていたんですよ ああでもそちらの一方的な契約覇気ですの で医薬金は請求させていただきますね金額 は契約書をご確認 ください俺はハキハキとまくし立てるあ 医薬金 そんなもの知ったことじゃないねお宅が 聞き分けがないから契約終了するんだ むしろこっちが威金をもらいたいくらいだ よいえ社長がおかしいです七浦社長に医薬 金を支払うべきか と無言だったみが突然そう言い放ち俺も間 も思わず固まったややあって間は我に帰り 眉を 吊り上げるな何よお前本当に首になりたい の か間が今にもみに手を出しかねない空気に 俺は慌てたみは冷たい目で間を見つめて いるとにかくお引き取りくださいあなたが 契約終了を宣言した以上うちはもう愛社長 とは無関係ですお前絶対後悔するぞ 泣きついても知らからなみ貴様も帰ったら 覚えて いろ間は立ち上がるとその場で足を 踏み鳴らしたそしてものすごく乱暴な音を 立てて事務所を出ていく何やら捨てゼリフ を吐いていたが俺が予想外にも契約終了を 受け入れ味方のはずのみが急に反抗的に なったのでこの場にいるのがいまれなく なったに違いない は深く頭を下げ たこの度は本当に申し訳ございませんでし たご意をお伝えしたのですが納得して もらえなくていやみや君は何もそれより君 は大丈夫なのかいあの様子だと後が怖そう だ けどみはどこかすっきりした表情で苦笑 するいいんですもう限界でしたから上司も 全く味方になってくれないしやめようと 考えていたんです よそれにとみは言葉を続けて いくそうだったの か話を聞き終わり俺はアンドのたきをつい たそれから約1ヶ月俺は間の会社から送ら れてきた書類の手続きを済ませ晴れて間と の契約は終了した幸いすぐに他の会社との 契約も決まりほっとしている俺に間を紹介 したお得意様に報告と謝罪の連絡をしたの だが俺が受けた集を話すとああ謝らないで ほしい私の責任ですとむしろこちらが謝罪 されてしまっ たお得意様は今も間と契約を続けているん だろう か普通の人間関係とと違いビジネスは色々 とややこしいから厄介 だ俺がパソコンに向かいながらぼんやり 考えている とお父さん 大変従業員をしている俺の娘が結束を変え て事務所に飛び込んできた何事かと尋ねる も娘はえとにかく来 てと俺を引っ張って いく連れて行かれたのは納品物を運送会社 のトラックに乗せる搬入口だ今日はある 企業への納品物を搬送する予定があり すでに納品物も用意してある状態の はず俺がたどり着くとどうも七浦 さん運送業者ではなく不敵な笑を浮かべた 間が立っている腕時計をちらっと見て俺は 気がついたそうだまだ運送業者がやって くる時間ではないそれにしてもセリフと いい状況といいなんだかデジャブを感じる 違うのは場所だけ だ間社長本社との契約は終了したはずです 何のご要件でしょうかそれになぜ搬入口 に間は俺の質問に答えずそばにあった包さ れた納品物をすーっと指でなぞっていく まさか嫌がらせのために脳品物を破壊しに 来たのではないだろう な今まで散々非常識な言動を繰り返し俺の 予想の斜め上を行く間のことだ何をされる か全くわから ない嫌な想像が頭をよぎり心臓の鼓動が 早く なる間は俺にに顔を向けると次の 瞬間本当に申し訳ございませんでし たアスファルトに膝をつき流れるような 動作で土下座をした状況を見守っていた俺 や娘従業員1度をポカンとする先ほどまで の不敵な笑は何だったの だろうああさんあいえ七浦社長の工場が まさかのあの高級ブランドに納品している なんて知らなかったん ですそこまで聞いて俺はああと納得した愛 が言っている高級ブランドとは海外の高級 家具メーカーのことだろう実を言うと今日 まさに搬送しようとしている製造物こそが そのブランドへの納品物なの だ日本の杉やひのきを使った家具は海外で も人気で先方の社長は特に日本の伝統的な 目光技術に着眼しうちをごひきにしてくれ ているというのも今からおよそ30年近く 前だろうか当時先方の社長は日本に留学を しておりうちの工場でアルバイトをしてい た時期があるのだもちろん技術の必要な 専門的な仕事はさせられない簡単な仕事を 数時間といった程度だが社長は休憩時間の 旅に目をキラキラさせて父や職人さんたち の仕事を見てい た俺たちは年も近かったのですぐに仲良く なり互いの国の言葉を教え合ったのはいい 思い出 だそういうわけで社長はうちの工場を特に 信頼してくれているのだと 思う確かに先方にはご愛光をいだいていて ありがたいです 俺が苦し混じりに言うと間が膝をついた まま俺ににじり寄ってき たな何ですかやめて ください俺が言うと間が半べそで俺を 見上げてくる勘弁してくれと俺が内心を 思っていると間は説明し始めた俺の工場と 契約を切った後同業の社長たちと解職をし たそうだそこでの工場の契約を切ってやっ たぜという内容を話したところ他の社長 たちは口々にこう言ったのだと かもったいないうちが契約したいくらい だそこで初めて間はうちが高級ブランドに 納品している事実やうちの工場に対する 評判を知ったんだそうだおそらく偏見で 町場イコ底辺と決めつけて目が曇っていた の だろ少し前に話した気がするが間にうちを 紹介した例のお得意様はかなり有名な会社 の社長である今更ではあるがうちの工場に した仕打ちを知られたら何かされるのでは と不安になったそうだそれに加え優秀と 周りから評価されているうちの工場との 契約を切ったことで業績に影響が出ると 思ったのだろう本当に苦手な男だももう 一度契約を結び直すせてください私がバカ でした役金はもちろんお支払いしますし再 契約していただけるなら3割りましああ いえ倍額の報酬を支払いしますの であまりに見事な手のひら返しに俺は言葉 が出ないもちろん再契約などありえないが 間はでこでも動かない姿勢を見せている どうしたものかと考えている と愛社長七浦社長が困ってらっしゃいます よと涼しげな声がしたみや さん娘がほっとしたように声をあげる 振り返ると呆れた表情のみが立ってい たみうちを辞めた貴様がどうしてここ に間は驚き目を見開く 今日私は取引のお話をするために七浦社長 とお約束していたんです よ間は訳が分からないと言った風に俺とみ を交互に見るああもうそんな時間かすま ないねみや君いいえこんな状況ですから 仕方がありません よ苦笑し合う俺たちを見て間は声を荒げた どうしてと聞いている みは名刺を取り出し丁寧な仕草で社長に 手渡す今は本社のライバルと言える会社で 営業しており ます間が名刺を見つめポカンとし たみ君は以前から声をかけられていたそう ですよヘッドハンティングというやつです ね愛社長に契約を終了されて残った製造物 もみ君のおかげでなんとかなったんですよ 長が契約終了宣言した日俺は転職の話を宮 本人から聞いて知っていたそこまで聞き間 は 青ざめるなてはまさか ええあなたとの経終了後すぐにみ君の会社 と契約を結ばせていただいたん ですみが最終職した会社は間の会社にとっ ていわば検の中 らしいによってあんな会社に くそ間は唸りながら地面に拳を叩きつけ たそういうわけですからうちはもう他の 発注を引き受けする余裕がないのですそれ に私はあなたともう取引をしたくありませ んどれほどいい条件を出されましても無理 なのでどうぞ引き取り ください俺が言うと間は俺とを 睨みつけるああそうかいならいいさ薬金も 支払わんしお前たちの悪をばらまいて 嫌がらせしてやる何がなんでもお前たちを 不幸のどん底に落としてやるから な間の恨みがましい大声にそばにいた娘が 顔を青くしたみはそんな娘を庇うように前 に出る俺は怒鳴りたいのをこらえて口を 開いた のは脅迫ですよご自分が何を言ったのか 理解できてます か俺が淡々と告げると続けてみがポケット からあるものを 取り出す実は念のためずっと録音してい ましたちなみに先日愛社長が一方的に契約 終了突きつけていた時も録音していたん ですよ医薬金をしわないなら七浦社長にお 渡しするつもりでしたが役に立つそうです のスマホには録音中と表示されている間は わなわなと震えていたがやがて諦めたよう に うれ撤回します誠に申し訳ございません でしたと消え入りそうな声で謝罪したその 後しばらくの間今回の間の失態が噂として 業界内で持ち切りになったそうだ間を俺に 紹介した例のお得意様も完全に のが切れ今の契約が終了次第今後は恩と 関わりたくないと間に直接告げたらしい それがきっかけかは分からないが他の取引 先や下請会社が次々と間の会社から離れ 始めているそうだ俺はと言うと悩みの種が なくなり医薬金もしわれ精神的にも経営も 順調その ものは転職後も引き続きの場してくれると のことで彼との縁は続きそうだ俺はまだ 社長としてはまだまだ犯人前だと今回の件 で思い知らされたこれからも間以上の とんでもない人物と会う機会があるかも しれない俺の決断が従業員の生活を左右 する今回の件を心に刻み社長として学んで [音楽] いこう第体前から高すぎって思ってたんだ よ な取先部長が大げさにため息をつく物価 上昇により契約金の変更をご提案させて いただいたのだが取引先部長は聞く耳を 持たない今までも不興の中精神誠意尽くし て納品してきた胸を説明したが彼にとって はどうでもいいようだ挙句の果てに脅しの ような暴言が飛び出し俺は眉を抑えた相手 の発言のむちゃくちゃぶりに俺は笑いを こらえていたの だ俺の名前は清水48歳ある食品メーカー の営業部長だうちはいわゆる青風会社と 呼ばれる会社で小麦粉やそば子などを作っ ている生面工場も有しているのでそのまま 面して納品する機会も 多い長年うちの製品をしてくださる会社も 多く俺はこの会社で働けるのを誇りに思っ ていたここ最近は物価が高くなり俺たちが 扱う小麦などもかなり影響が出ている ああ憂鬱だ な俺は営業者を運転しながら誰に言うでも なく呟いたうちの会社の10年来のお得意 様にある外食企業がある俺が今向かって いるのはそのだ先方には小麦粉などの分や 麺を納品している今日はうちと結んだ契約 の1つについて話し合うため先方の担当者 木村部長にお会いする約束をしてい た俺と木村は互いに10年前から取引の 担当をしており見知った中だ彼は穏やかで 礼儀正しく俺としても信頼における人だと 思っていたのだがここ最近はそんな風に 思えなくなってい た聞いてくださいよ実はうちの娘が社長の 息子と交際してるんですよ3南房ってのが ちょっと残念ですけどああまだ内緒にして くださいね娘に固く口止めされているの で半年ほど前だろうか木村が俺に嬉しそう に話しかけてきた木村の話では娘さんは 取引先の総務で働いているそうだ唐突に 始まった話題に驚き俺は契約に関する書類 を持ったまま固まってしまういやあうちの 会社もこの10年でかなり成長したしその 社長の遠石関係になれるなら私も娘の将来 も安泰 です確かに木村の会社はうちとの関係を 続ける中で大きく成長した会社と言える 展開しているチェーンレストランの店舗も かなり増えた木村の発言にしてうとはあっ たもの娘さんが幸せにされているのはいい こと だご結婚まで進むといいです ね俺はそう微笑んだが今にして思うとこの 頃から木村は変わってしまったのだろう それからというもの木村の態度は見る見る うちに悪くなっていったうちの会社を露骨 に見下す言動が増え自社だけに都合のいい 契約内容を要求してくる といえばまだ聞こえはいいが木村の言い方 はほぼ命令にも等しく俺はどうしたものか と悩むことが増えてい たいやあ清水さんお久しぶりですな私は 心身共に絶好長です今日はどうぞよろしく 頼みます よ控えめで礼儀正しい木村部長は一体どこ へ行ってしまったのだろう木村は俺と会う なりのを強く叩い [音楽] たいつにも増してお元気ですね何かいい ことで も俺が笑しながら尋ねると木村は似合っと 笑ういやいやついに娘が婚約しましてね私 の出世あいや娘の幸せが嬉しくてならんの ですよ今ポロっと本音が聞こえた気がする いや絶対に気のせいじゃない 俺が呆れていると木村は上期限にズンズン と進んでいく今日も苦労しそうだな俺は 予感めいたものを感じながらため息をつい て木村の後に続い た木村とのやり取りが始まってすぐ俺が 手渡した書類を見て木村は眉を潜め た契約金 5億何これだいぶ値上がりしてるけど 想定通りの反応に俺は説明 する今までも物価の上昇はありましたが 木村さんたちお得意様には値段を買えずに お取引してまいりましたですがうちも そろそろ価格を維持するのが限界でして それで申し訳ないのですが今回から契約金 を変更させていただきたいの です小麦などの原料の不作物流費人件費の 上昇など他にも価格に関する説明をしてみ たが木村は面白くなさそうに花を鳴らす のみ だ今まで変わらない値段でやってこれたん だから今回だっってできるはずでしょう こんな契約で納得したら社長に何を言わ れるか娘の結婚に影響が出ても困る し話聞いてたそれから最後のは市場だよね そんな本音を言いたくなるのを必死に こらえる木村はさらに悪たをついた大体前 から高すぎって思ってたんだよなあ高が粉 モ製品にさなんならもっと割り引きして 欲しいくらいだ半額とはかなくても4割 くらいサービスできるでしょうなんせ10 年来の中なんだしうちは今や王手だ しだしだしうるさいな 俺は静かに息を吐き心を落ち着けよと 試みる確かに本社とは長らく取引させて いただき誠に感謝しております先ほども 申し上げましたが今まで不興でも値段を 変えずに来たのは一へにご愛光して くださるお得意様のためを思ってのこと です金額に関してもこれがギリギリでして どうかご納得いただけませんでしょうか 俺は死国丁寧に言い頭を下げたこの時点で 俺はまだ木村の両親を信じていたのかも しれない木村は大げさにため息をつき俺を 睨みつけ たいいのかなそんな態度でだったらこの 5億の契約中止するぞそしたら困るのは そっちでしょう嫌なら価格と土下座で誠意 を見せろ さん発言は相手をよく見てすることだね うちは大手で俺は社長の遠石者になる男な のこの意味 わかる以前の良好な関係だったのが信じ られないあまりの暴言に俺は眉間を抑えた 人間何がきっかけで変わってしまうか 分からないものだな木村の場合は会社が ここ10年余りで大きく成長したこと そして娘の円THが大きく関わっているの [音楽] だろう俺は眉間を抑えたまま体をふわせた 木村は俺の肩をポンと 叩くまあ最近までは俺もあんたと同レベル の人間だったから気持ちは分かるよ俺が上 に行ってしまって寝んでしまったんだよな でもだからってお得意様にこんな金額をし ちゃだめ だろああもうだめ だ木村の言葉を聞いているうちに俺は我慢 できなくなっ [音楽] [笑い] た笑いがこらえきれなくなり俺はその場で 笑い声をあげる痛々しい木村の発言を聞く のはもう耐えられない木村は大笑いする俺 に保とややあって顔を真っ赤にして怒り 始めたなあ何が おかしいわかりませんかあなたの発言が おかしくて我慢できなかったんです よ俺は目尻に滲んだ涙を指で拭い息を 整えるはあこんなに大笑いしたのは久し ぶり ですそれで何でしたっけ格と土下座で誠意 を見せるんでしたっけお断りしますよ社長 に全契約中止って伝え とけ俺が笑顔のまま言い放つと木村は 凍りついたうちと木村の会社は今回の契約 以外にもいくつか長期の契約を結んで いる木村は俺がすがりついてくるものだと 思っていたんだろう予想もしなかった状況 に目をを見開いている最後は少し言葉が 乱暴だったかなと反省はしただが俺は笑顔 の裏で腹が煮えくり返っていたのだあああ し清水さん冗談きついわ由にこいて全契約 中止ってあんたにそんだけの権限なんか ない でしょう俺は帰る準備をしながら 言い返すそれを言うなら あなたにだって私に命令する権限なんて ありませんよ ね木村は言葉をつまらせ未練がましく俺に 問いかけるななあ清水さんも売り言葉に 買い言葉で言っただけだろう俺は今回の 契約価格と態度で誠意を見せてくれたら それで良かったんだ よ急に清な態度が見え始めた木村に俺は 待たしても笑いそうになった 価格と土下座でですよね無理なので失礼し ますねうちとの取引がなくなって困るのは 本社だと思いますが木村さんが責任を取る のでしょうからどうぞ頑張って ください俺は殺そと立ち上がり深く一礼 する今まで大変お世話になりました木村は まだ何かめいていたが俺は構わず部屋を出 木村とのやり取りの後俺は自分が言った 通りに木村の会社との全ての契約を中止に した5億の契約以外の他の長期契約の納品 分も全てだ契約中止に関しての諸々が 終わった次の 日俺がいつも通り営業部で仕事をしている と俺に内戦が回ってくる相手は受付の女性 社員でひどく困惑した様子だっ た清水部長木村様がお見えですえ会う約束 はしていないはずです が俺が驚いて言うとその木村様は清水部長 が来ないならずっといってやると おっしゃってい て女性社員は困りはてた様子で言う約束も していない以上会う理由はないいるという のなら警察をそう言いかけて俺は考えを 改めたうちとの契約が本当に全て中止に なったのできっと木村は大玉を食らったに 違いないということは謝罪に来たのかも しれないと思ったのだわかりましたでは すぐにそちらへ向かいますので女性社員は ほっとしたように分かりましたと返事を する俺は内戦を切るとすぐにまたある場所 に電話をした電話はすぐに繋がり俺は木村 がやってきたことを報告する手近に報告を 済ませた俺は急いで下のフロアへと向かっ た俺は木村の顔を見て謝罪に来たと思って いた自分が間違いだったと 思い知る木村は反省どころか怒りに表情を 歪め明確な敵を俺に向けていた 室に木村を通すなり怒鳴り声が俺の耳を 打つ清水さんのせいで散々だ本当にうちと の契約を全部中止だなんてあんたはどうか してるんじゃないですかおかげで俺は会議 にかけられ社長や重役たちにボロクソ言わ れたんだ ぞあまりの大声に俺は顔をしかめる前回も そうだが木村はに ぎて敬語とため口が入り混じってい た私はてっきり謝罪をしにいらしたのかと 思っていたのですがはなんで俺が俺は別に 間違って ない俺は担当営業として当然の発言をした までです よ自分の会社にだけ利益が出る取引なんて 成立するわけがない入社したての新人に だって分かりそうなものだ さん本当に変わってしまわれました ね俺が呟いた言葉も耳に入っていないよう で木村は言葉を続けて いくもう土下座は勘弁してあげますからだ から大人しくうちとの契約を再開した方が いいんじゃありません5億の取引もその ままの金額で契約してあげます大手のうを 失ったら清水さんたちだってかなり困る でしょう 発言こそどうしようもないくらい上から 目線だが木村の額には汗が滲み声はかなり 震えている自分が下に出るのは嫌でたまら ないがこの事態だけはなんとか収集しなく てはという気持ちがあるのだろう感情と 行動が矛盾しているのに気がつかない木村 の姿が俺の目にはひどく惨めに移ってい たその時ガチリと扉が開きある人物が会議 室に入って くるあなたの言葉はそのまま会社の言葉と して受け取るんがよろしいですか なそう言って現れたのはうちの社長だ俺は ほっとし反対に木村は見る見るうちに 青ざめていくえああいやあのおじその今の は言い訳しようとあたふたするが 良い言葉が思い浮かばなかったようだ木村 は諦めたように肩を落とし社長に対して 深く頭を 下げる少し会話を聞かせてもらったよ清水 君から話は聞いていたが本当にひどいな 木村部長は10年ずっと清水君と一緒に 担当してくれていて私も信頼していたん です よそれなのにと社長は首を振っ [音楽] た清水君におれば前回のやり取りで価格と 土下座で誠意を見せろとおっしゃったと かそこまで社長が行ったところで木村は 勢いよく顔を あげるそんなの清水さんの嘘です億の金額 を飲めないならうちとの全契約を中止する ぞと落とされたんですよ ゆにこいて俺の嘘と北か俺は呆れて何も 言えなくなるなのでポケットからあるもの を取り出してスイッチを入れたすると5億 の契約を立てに暴言を吐く木村の声が再生 さ れるあるものとはボイスレコーダー だ最近木村さんの暴言むちゃくちゃな要望 がひどいので録音させていただきました スマホよりもコンパクトですし性能も良く て準備しておいて大正解でしたよそれから 俺は言葉を 続ける私の独断で全契約を中止にしたと 思い込んでらっしゃるようですが違います 私にそんな権限はまだありませんあなたの 問題行動はずっと弊社の社長に報告してい ましたその上で次に無理難題を共されたら こう言っていいと社長から指示されていた ん です木村は呆然としそれからはっとして まだと 聞き返す俺がしまったと思っていると社長 が代わりに説明して くれる内密にしてほしいのですが清水君に は近いうちに営業本部長へと昇進して もらいゆくゆくは次の長になってほしいと 考えているのです よ衝撃の事実だったのだろう実際俺は1年 前から社長時々に考えを聞かされていた 木村は信じられないといった表情で俺と 社長を交互に見る今にも泡を吹いて倒れて しまいそうだ俺自身まだ現実身がない話な ので信じられない気持ちは大いに理解 できる あなたは娘さんのご婚約で相当浮かれて いるようですが社長から話を聞く限り本社 の社長様は身内にも厳しい方だそうですよ それにこんな大きな問題を起こしたのです から合格や移動では済まないかもしれませ ん ね俺の発言に木村は よろめく実を言うと本社の社長に あらかじめ話しておいたんです 木村部長が精神誠意謝罪するようなら契約 再開を検討する反省していないようなら このまま契約解除も仕方がないと ねとどの社長の言葉で木村は完全にダウン したそのまま土下座の姿勢になりもう 申し訳ございませんでした あわ私はその調子に乗っていてどうか在庫 だけでもいいのでなんとかなりませんか このままでは私の立場がと今更遅すぎる 謝罪を口にするいや保信する余裕があるの だから謝罪にもなっていないだろう ああ元々あなた方に納品する分でしたらご 心配には呼びません実はあなたの会社と 契約中止になったのがどこからか噂になっ たようで今我が者は色々な企業様に アプローチをいいているです から実際有名なお菓子や高級レストラン などたくさんお声がけいただいている つまり木村の会社と契約がなくなっても他 の企業とすぐに契約を進められるという わけ だそ そんなもはや土色にも見える顔は涙で汚れ 木村は絶望してい た成長したのはあなたの会社だけじゃない んですよ部長あなたが思うより我が者も 成長し今やうちの製品は需要が高いのです 少なくとも本社の社長は理解してくださっ ていたんです よ社長は本当に残念そうに顎をさせる そして静かにお引き取りくださいますかな と木村に退出を促した後日双方の合意のも 我が者は10年良関係だった会社との契約 を 大手に成長した会社とはいえかなりの手と なるだろう先方の社長は木村の娘と共に 改めて謝罪のためにやってきて木村に任せ きりにしていた私の落ち度ですこの度は 本当に申し訳ございませんでしたと涙 ながらに今までの謝罪と感謝を告げた そして木村の朝会雇も確定会社からかなり の損害賠償を請求されたらしい今回の件で 奥さんには離婚を娘には絶縁を宣言され今 はアパートで1人寂しく暮らしていると娘 さんから聞い た娘さんはギフトなる先方の社長にどうし ても謝罪したいいと頼み込んで一緒にやっ てきた らしい娘さんの円THはと言うと破断は ないそうだ先方の社長のご難は父親とは 全く畑違いの会社の社長をしており娘さん はそのサポートをしていくのだとか木村の 娘さんは礼儀正しくしっかりした女性だっ た彼女は父親と違って社長の遠石だとか なんだとか傲慢にならずに自分の人生を 歩んでいけるはずだ俺はもしも本当に次期 社長になれたとしても木村を反面教師に 自分の立場に奢らないよう気を 引き締めよう [音楽] 君この開発が成功したらうちの大きな武器 になるだろう期待している よ会長がまだ社長だった頃俺はある大きな 開発のリーダーに抜擢された日々思考錯誤 や話し合いを繰り返していき開発の最終 段階に入った時には5年が経過俺はこの時 まだ気がついていないたみの魔の手がすぐ 後ろまで迫っていたことを 俺の名前はコミ48歳だ電子機器メーカー の製品開発部で仕事をしている大学卒業後 に今の会社に入社して妻と娘の3人暮らし 仕事も順調で家庭内も特に大きな問題も見 られず俺は平穏な日々を過ごしていたうち の会社は大手というほどではないが福利 構成もしっかりしていていい会社だと思う 社長の人柄も社員たちから人気がある年齢 と体調理由に社長職を知り族と発表された 時は社員1度総としたものだ今後は会長と して社長のサポートに徹するという新しく 社長になったのは会長の息子である何でも 有名大学を卒業したエリートだそうで今 までは関連会社で修行していたらしい年齢 的には俺より少し上の50代くらいに見え た新社長が就任してからしばらくして俺の いる部署に新しい社員が入ってきた人手は 十分足りているはずそう思っていると部長 にこっそり耳打ちされたあの新人君社長の 息子なんだよ製品開発部にどうしても入り たいってごねたらしいん だなるほどと俺は納得するいわゆる者 だトマですよろしくお願いします はペコリと頭を下げる俺としては真面目に 仕事をしてくれるなら骨だろうが何だろう が構わなかったそう思っていたのがこれが 大間違いトマは基礎的な仕事も覚えてい ないにもかわらず難しい仕事をやりたがる 勝文だった俺がどれほど言っても俺なら やれますたくさんアイデアがあるんですと 言って聞かない俺も一応耳を傾けるのだが やはり術的観点やコストなど現実的には 難しい内容ばかりだっったつまり気場の 空論なのだ社長の息子ともあり周りは 苦笑いして見守るだけはっきりと思いを口 にするのは俺だけになってい たコミさんは俺が有能なのに対して嫉妬し てるんでしょだからわざと俺が成果を出さ ないように嫌がらせしてるんだ挙句の果て にはそんな言われ方をする始末俺は自分の 仕事も進めなくてはならないのにと毎日 疲れはててい たさらにそれから1ヶ月が過ぎた頃俺は 社長室に呼び出された社長時々に俺と話が したいという一応思い当たる理由が頭に 浮かんでいたトマのこと だ俺が彼の直属の上司なので何かと面倒を 見ているきっとうちの息子の様子はどうだ と聞かれるんじゃないだろうか俺は社長室 の扉を前にため息をつくさてなんて言った ものだろう俺は扉をノックし たああわざわざ悪い ね社長は穏やかに笑い案の定遠の様子を 尋ねて くる俺は言葉を選びながら思っていること を告げたそうですね仕事に対しては大変 意欲的ですただやる気が大きすぎるのか 必要な程を飛ばそうとするところがあり ますね今は基礎的な仕事を覚えてもらっ てる最中ですので時期を見て少しずつ専門 的な仕事を教えていければと考えており ます社長は俺の言葉に黙って 頷く馬からも聞いていたよコミ君が口 うるさくて非常に居心地が悪い自分の柔軟 で自由な発想を積みとろうとしてくると ね社長はニと笑った 俺はさっと血の気が引き社長室の空気が 一気に 張り詰めるそんなつもりはございません あくまでも私は上司としてトマ君には基礎 を固めて欲しく て俺の話を遮って社長が机を 叩く全く残念だよ君は優秀だと聞いていた から君の下で働けば息子のためにもなると 思っていたのにまさか新人に嫌がらせを するタイプの人間だったと は話が飛躍しているそもそも俺の話を聞く 気があるのだろうか私は嫌がらせなんて 決してああそうそうそういえば君はこんな 仕事もしていたよね確か特許商品の開発 だったか な唐突に話が変わり俺は面食らったえええ 5年前から私がリーダーとして開発をして きました 会長が社長だった時から期待の言葉をかけ ていただいてそれがどうかしました か社長はにやりと 笑う聞くところによるとその開発も大詰め らしいじゃないかあとはもう仕上げるだけ の段階なんじゃないの かあの先ほどから何をおっしゃりたいん でしょう俺はイエスともノートも答えず 社長のシーを尋ねる その開発リーダーの座を息子に譲らない か話がそれた時点で嫌な予感はしていたが 俺は頭を殴られたような衝撃を受け たそんなむちゃくちゃなトマ君は入りたて の新人ですよ俺たちが今までどれほど苦労 それに私だけじゃありませんきっと他の メンバーだって納得しません よ俺があれこれと反論しなんとか社長を 説得しようと試みたが社長は聞く耳を持た ないそもそも正当な理由もないのに俺が そこまで行った時社長はパチンと指を 鳴らしそれだという君は新人をいびる少年 の腐った社員 だそんな無能な社員はこの会社に必要ない んだよパワハラを行った社員に対して処罰 を下すのは社長である私の仕事だ 俺は理解が追いつかず思わず額を抑えた 混乱と怒りがごちゃ混ぜになり言葉が出て こないそんな俺を見て社長は追撃したコミ 君君をリストラさせてもらおう社長になっ たらまず人員整理しようと思っていたんだ 昨今何でもコストがかかる時代だからな これでトマが開発リーダーになれば特許 商品の手柄はトマのものだ 勝利を確信したような社長を俺は 睨みつける思考が単純にも報道がある だろう頭の中に開発メンバーたちお世話に なった人々そして家族の顔がよぎって いく社長はご自分の言ってることを きちんと理解しているんですか反抗的な目 だな私と戦おってのかロキに訴えるか弁護 士でも雇うかあ君ごときどうにでもなるさ 俺は社長で君はただの一般社員力の触り善 だと思うが ね俺は拳を 握りしめるこんな社長の元でまともに 働けるわけも ないもういいですわかりました好きにさ れるといい でしょう俺が怒りを込めて言うと社長は 嬉しそうに声をあげた理解してくれて 嬉しいよせめて退職金は弾むとしよう言っ ておくが詳しい事情を誰かに話したら そいつもリストラの対象にするから ね俺は黙って立ち上がりそのまま社長室を 出た俺は確信しているトマが開発リーダー になったところで社長の思い描いたように は決してならない といよいよ退職する日がやってき たはみにれながら長年お世話になった部署 を出るトマの姿が見当たらなかったのが気 になるが顔を合わせたくなかったので ちょうど いいこみ君廊下を歩いていると後ろから声 をかけられた振り返ると思いがけない人物 がいて俺は 驚く 会長会長はニと微笑むとここにいるわけを 話してくれた俺が退職すると聞いてやって きたらしい 部長や君の部下たちから私の元に講義が 届いてね私も本当に驚いたよコミ君が退職 してしまう なんてそうだったのかと俺は目頭が熱く なる俺が辞めると知った時部長も部下たち も本当に俺との別れを惜しんでくれていた まさか知らないところで会長とコンタクト を取ってくれていたなんてとにかく 少し話をさせてもらえないか な会長にそう言われ俺はそのままついて いく到着したのは社長室だ扉を開けると 青ざめた表情の社長と息子のトマが座って いるただし座っている場所は床だ俺に来客 用のソファーへ着席を促し会長自身は俺の 向えのソファーに座っ たそれでなぜ突然するんだ5年かけて開発 中の特許商品はどうするんだね確かもう 最終段階に入っていたはず じゃ会長の質問は最もだ俺はちらりと社長 たちを見て首を 振る社長がおっしゃるには開発リーダーの 俺を追い出して自分の息子の手柄にしたい ようです [音楽] よもうやめるのだからという気持ちからか 自然とがぶになってしまういや社長に リストラ宣言をされた時の勝ち誇ったエが 頭にこびりついていて自然と怒りの感情が 湧き上がってしまうの だ嘘だ小君は自分から退職を申し出たん ですギロリと会長が睨むと社長は 押し黙る話を続けてほしいという会長に俺 は頷い た俺は社長室での社長とのやり取りを会長 に説明するもちろん普段のトマの言動も 付け加え ながら正直に言えば開発が最終段階に到達 してるとはいえトマ君に同行できる白物で はないと思いますつまり俺しか作れない 特許製品ですが社長曰く無能はリストラな ので俺はこれでさよなら ですえそんな馬鹿げた恋を私の息子が 会長は信じられないといった表情で呆然と している俺は退職の理由を社長にリストラ を宣言されたとしか言っていなかった社長 室を出る間際に社長に釘を刺されたから 話せなかったのだだから部長や部下たちも 会長に詳しい理由までは伝えられなかった 会長は部長たちからの訴えで俺の退職に 自分の息子と孫が深く関わっているとかい たが2人がどうしても除しなかったため ここに来てようやく真実を知ったのだそう でなければ俺が辞める理由なんてありませ んよ俺だってこの仕事にかけていたんです 誰よりも悔さから自然と動きが強くなる 会長ははっとして俺に頭を下げ たすまない確かに君の言う通りだ私が社長 だった時から君は熱心に仕事に取り組んで いたね君が完成間近の特許商品を投げ出し て退職などありえ ない会長が俺の言葉を信じている様子に 危機感を覚えたのかトマは世話しなく社長 と会長の顔色を伺って いる全く親子揃って何をしている私はお前 を信じて会社を託したというのになんだ この有様は 会長の怒鳴り声に社長がひっと悲鳴を上げ て首をすめ たどまお前もお前だ父親の権力を使って 恥ずかしくないのかお前も1社員なら自分 の力でのし上がって見せるくらいの根性を 見せろ続け様に先は孫の遠に向かいトは みるみるうちに涙を流し 始めるだって父さんが俺に任せろ てまるで責任をなすりつける子供のような 言い訳に会長はすっかり呆れて天井青い だなばかりの開発リーダーに私の部下たち が素直に従うとは思えませんそれに特許 製品の中枢部分は主に私が設計したんです 最終段階なら特にすることもないだろうと 高をくったのかもしれませんが問題があれ ばその都度修の必要が出てき ますと君その時に君は何ができるんだろう ね俺は少し落ち着きを取り戻したので口調 をいつも通りに 直す俺の質問に対しトマは口ごもるのみ だそんなもの部下にやらせればいいんだ 社長の横やりに俺は首を 振る確かに部下が対応できる箇所もある でし ですが私の話を聞いていましたか中枢部分 は私の設計ですもし問題箇所が中数なら 無事に完成したところで納品先でトラブル があればトマ君が対応することになる でしょうその時は誰が対応するんです まさかその時も部下が開発リーダーとして 責任も果たさないおつもりです か早に俺が質問を投げ続けると社長は 押し黙った会長がやれやれと首を振り目先 の手柄しか見ていないからそうなると つぶやくのが聞こえて くるだったらもういいよ父さんこみさんに 戻って来てもらおうよこみさんもそれで いい でしょ空気に耐えられなくなったのかトマ が大声で提案したトマは本当に精神的に まだ幼いようださっきからまるで子供を 相手にしているような気分になるトの提案 に社長はそれもそうだなと同意した勝手に 話を進めないでいただきたい俺の冷たい声 が社長室に響くぎくりとした社長とトマの 視線が俺の方へ向いた愛にですが私は すでに最就職先が決まっているんですです から戻るつもりなんかありません よそんな トマががっくりと肩を落とす社長に リストラを言い渡されてから俺はある人物 に連絡を入れた大学時代の友人で以前から 自分の会社を手伝ってくれないかと声を かけてくれていたのだ何でも両親が経営し ている会社のようだが人手が足りない らしい待遇もいいし友人の助けになれる ならと思ったが誘われた当時はに の開発を進めていたため断ってい た友人は事情を理解してくれてそれなら その仕事が終わってから改めて返事が 欲しい待ってるからと言ってくれたの だ俺が会社をやめると話す [音楽] とうちはお前を歓迎するよ一応面接と試験 は受けてもらうけどお前なら大丈夫 だろうこうして俺の最終職先はすんなりと 決まった 俺が説明し終わると社長が俺を 怒鳴りつける前から声をかけられて乗り気 だったってことかは偉そうに責任がどう たら言ってたくせに速攻で最終職先を 決めるなんて踏切りもいいとこ だむちゃくちゃな理由もここまで来ると 笑えて くる黙れバカ 息子会長が社長を黙らせ た私は自分が恥ずかしい息子のお前には 十分な修行をさせて社長のなんたるかを 学ばせてきたつもりだったのにそもそも コミさんにはご家族もいるのだから会社を 辞めるとなれば急ぎ最就職先を決めたのは 当然の行動 だ会長は立ち上がり社長たち同様に床に 座るそして俺に向かって頭を深く下げた こみ君この旅は息子たちが本当に申し訳 ありませんでした長年尽くしてくれたと いうのにこれは私の責任です俺は慌てて 会長を止めるが会長は癌として頭を あげようとしない俺は呆然と見守っている 社長とトマに向かって怒鳴っ たご自分たちのせいで会長が頭を下げて いるのに何も感じないんです か俺の声に2人はびっくりと弾かれたよう に も申し訳ありませんでした申と頭を下げる だが依然として社長親子の謝罪の言葉は 軽いそれよりも保信のためにひたすら俺に 戻ってきてほしいと懇願するばかりだ俺は 社長親子を 見下ろすもしも特許商品の開発が頓したら 間違いなくあなた方2人のせいですよその 時は言い訳せずきちんと全社員の前で謝罪 してくださいね 俺がそう言い放つと社長とトマはがばっと 顔を 上げここんなはずじゃなかったの にとそのまま 泣き崩れる俺は最後に会長と握手をかわし そのまま退出し た後日トマは予定通り俺の後釜に着いたが 部下の反発や開発のトラブルに対応しきれ ずに結局リーダーを下ろされ た今では俺の残した資料を元に他の部下が リーダーとして仕事を引き継いでくれて いるさてその後の社長とトマと言うと俺の 一見や特許商品の開発の遅れについて責任 を取りそれぞれ会社を追い出されたそうだ 今では親子で職業安定所に通いながら喧嘩 をする毎日らしい教えてくれたのは会長だ 俺は退職金に慰謝料を上乗せされ相当学を いいた この慰謝料は全社長とトマからだという 会長に尻を叩かれて払ったのだと思うと 少し 笑えるやっぱお前に来てもらって正解だっ た よ俺の仕事ぶりを見ながら友人が関心した ように言う俺は予定通り友人の経営する 会社で働いている前の職場で培った知識と 経験をもに製品開発部の部長として配属さ れた 今までと少々ジャンルこそ違うが電子機器 が関わっているのは変わらないだからこそ 面白くもありやりがいを感じて いる一時はどうなるかと思ったが家族を 悲しませずに住んで友人には感謝しかない 感謝の気持ちを返しながら家族のために 今日も [音楽] 頑張ろう俺父さんの構造で働きたいん だ中学3年の春俺は工場を経営していた父 にそう伝えたしかし父は厳しい顔で首を横 に 振るうちみたいな街コバもう先がないんだ よもし同じような仕事がしたいのなら きちんと高校へ行って他の会社を探し なさい俺は昔から科目だけど仕事を きっちりとする父のことを尊敬していて父 の場で一緒に働きたいと思っていただから 他のところじゃ意味がないそう言っても父 は決して首を縦に振ることがなく俺は ひとまず工業高校への進学を決める無事に 高校卒業したもののやっぱり父は首を縦に 振らなかったので大学へと進学をしたあれ はもう10年以上も前のこと だ俺の名前は優太2歳だ父は代々続く町場 を経営していて俺は父の仕事をしている姿 が好きだ2つ年下の弟とよく工場に遊びに 行って父が作業する姿を見るとなんだか 誇らしい気になっていた俺は中学を卒業し たら父のところで働きたいと思っていたが 父に反対され工業高校から大学へと進む父 は場の経営は厳しいから他のとへ就職しろ と言っていたが俺は父の力になりたかった 大学を卒業する頃に俺は父に頭を 下げるごめん就職先が見つからないんだ 父さんの工場で働かせて ください大学まで行かせてもらって就職先 が決まらなかったなんて父から怒られる ことを考えていただが父はため息をついた 後分かったと言ってくれた俺はようやく夢 が叶ったと手をあげて 喜ぶ実はうちには母がいないつまり不家庭 だ母は弟を産んですぐに病気で多し父方の 祖母の手を借りながら俺と弟は育てられた 父の工場の経営は昔から苦しかったようだ が俺にはそんなことは関係なかった友達 から不家庭だ貧乏だとからかわれたことも あるが俺の父ちゃんはすごいんだといつも 言い返す俺は魔剣気が強くてからかった奴 らよりもいい成績を取り誰にも文句を言わ せなかったそれに俺は楽天的で社交的な 性格でもあったためからかう奴らとも友達 になり味方につけていた弟の修司は俺より も繊細だったから弟には何でもいいから 1番を取って言い返すんだと言ったことが ありそれ以来弟は常に成績トップ元々頭が 良かった弟は高校は新学校その後は有名 大学に進学した弟は他の会社に就職して エリートを歩んでいたが状況が変わったの は1年前父が仕事中に倒れて救急搬送され たのだ原因は過労幸い命に別状はなかった がしばらく給養が必要だと言われた俺は その時から社長代理をしているしかし元々 経営が苦しかったのもあり会社は廃業寸前 だなんとかしないといけないとは必死に なって いる父は仕事熱心だし真面目だから退院 するとすぐに復帰しようとした俺がどうし ても父の工場で働きたかったのはこれも 理由の1つだ父はいつも自分の体のことを 考えずに無理をする昔からそうだ従業員 からも心配されるほど休んでいないしかと 言って変に頑固だからがっても休まない 息子である俺は父に対して遠慮がないから 他の従業員よりも父に強く言えるだから俺 は父のそばにいたかったしかし父が倒れた 時は納期が近いものがあったしかも従業員 が体調不良で休み働き手が少なく父が無理 をしていたの だ部品を完成させ無事に納に間に合うと 思った時に父は倒れてしまっ た結局俺がいても父に無理をさせてしまい 不quiteなさが残った けど工場を頼むと父に言われて俺は しっかりと工場を守ろうと決意し たそんな中とある会社の社長がいきなり 工場に来るその社長の名前は高橋という俺 はこの人が好きではない地元の有名企業の 2代目で3年ほど前に社長に就任した人 だ態度は王兵で下請けであるうちの工場や 父をあかさに見下してくる俺は社交的だと 自分でも思うし大抵の人とは仲良くできる のだがこの人だけは無理 だお前が新しい社長なんだよな 俺に対してお前おりをしてきた内心頭に来 たがなんとか作り笑顔で対応 する出そないのお前の親は話にならんお前 は親よりも履行だよ な下請けだからと見下される筋合いはない のだがこの人は何を勘違いしているのだろ しかも俺が尊敬する父のことを出損ない だって 冗談じゃ ない俺はさすがにむっとしたが高橋はそれ に気づかないようで値下げ交渉をしてき た俺は首を横に 振るそれはできませんこの品質だとこの 値段がギリギリなんですこれ以上値下げを したらやっていけませ んきっぱり言うと高橋は笑った 別のところに頼む か俺はその言い方が気に食わなくて思わず 睨みつけてしまうすると高橋はそんな顔し たって無駄だぞお前らは下受けだうちとの 契約がなくなったらこんな工場すぐ潰れる ぞとニヤニヤしてくるそう言って値下げを させる気なのは目にいでも俺は絶対に首を 盾には振らない高橋は変わらずに笑い ながら言ったこのまま潰れたくなければ 逆らうな社会のゴミ がそこまで言うか確かにうちは下請けだし この取引がなくなれば経営は苦しくなるで もそんな風に見下されてまで取引はしたく ない 俺は頷いたわかりまし たそう言った瞬間高橋は驚いた顔をしたが すぐにまた笑い 始めるお前親よりもバカだ なそう言って出ていっ た俺の一存でこんなことを決めていいのか は一瞬悩んだが父が復帰するまでは俺に 任せると言ってくれた俺は俺たちの仕事を バカにするやは許せないきっと父も分かっ てくくれるだろうそう思い俺は他の仕事に 打ち込ん だしばらくして父は普通の生活ができる ようになり工場へも顔を出すようになる すると従業員から伝われているというのが よく分かって俺はなんだか嬉しかっ た父に先日の高橋の剣を伝えるとため息を ついて 頷く経営は苦しくなるが仕方ない な父は難しい顔をしたしかし俺には考えが ある今修司と2人である計画をしてるん だ弟の修司は父が倒れてからしばらくして 感謝をやめてきたエリートコースを歩んで いたのに一体どうしてと思った けど弟は弟なりに父の力になりたかった らしい父さんの一大事だろ俺も協力したく てそう言って弟も工場の経営に関わること に なる俺と弟は今この工場でできることを 整理し多にはない技術を売ろうと試み た弟がターゲットになりそうな企業を探し 俺が売り込みに 行くこれでいくつかの企業から話をもらい 契約に向けて取り組んでいることもある父 には仕事の話をするとすぐに復帰すると 言いかねないのでまだ言ってい ない俺は父 にしっかり働けるようになるまではたまに 顔を見せに来てよみんなも父さんの心配し てくれてるからさ と言って仕事の話はしなかっ たそれから半年後弟がパソコンの画面を 開いて見せて くるあの会社の株大暴落だ よそう言って笑ったそれは高橋の会社の ことだ俺は株のことはよく分からなかった けど弟が調べてくれた情報によると高橋の 会社では海外性の品を使うようになった らしいしかし粗悪品が多く製品が事故を 起こし た大規模なリコールとなり今期の大赤は すでに確定回復の見込みはないと判断され 株価は大暴落だそうだそれに比べてうちは と弟が口を開いた瞬間従業員の1人が 駆け寄ってきたおお客様です そういう従業員の後ろから歩いてくるのは 高橋だずかずかと歩いてくるのが 見える俺は頭に来 て勝手に工場内に入らないでもらえますか と怒鳴った高橋はうるさい下請けの工場な んだから別にいいだろうという俺は弟が 止めるのを聞かずに高橋に言っ たあなたの会社との取引はもうしていない ので下受けでもなんでもないですよね不法 侵入で訴えます よしかし高橋は俺の前までやってきて 怒鳴り 始めるお前のせいでうちの株価はダダ さがりだどう責任取ってくれるんだ は俺は思わずそんな声を出して しまうお前周りのにも何か言ったん だろう意味が分からなかったが高橋の言う 周りの連中とはどうやら他の工場のことの ようだ俺はようやく高橋が何を言いたいの かさして笑ったああうとの取引をやめた後 他の工場にも値下げ交渉に行ったらしい ですね全部断られたでしょう当たり前です よね下請けの工場はみんなギリギリでやっ てるんですよ値上げして欲しいくらいだだ から相当な理由がない限り値下げなんて できないみんなあなたの態度にうんざりし ていたんです よ高橋は言葉に 詰まる自分で言うのもなんですけど俺顔が 広い方なんで取引をやめてすぐに知り合い のいる工場に連絡をしましたうちははこう 言われて取引をやめ たってそうしたら数日で色々なところから うちもだって連絡が来たんですよ面白い くらいにオタと取引するところがなくなっ たでしょ下受けだからってなめすぎなん ですよ ね俺はこぞばかりに行ってやった最初は 止めていた弟も口を 挟むあなたの会社仙台の社長はは1人で 会社を始めてあそこまで会社を大きくして 尊敬している人も多かったみたいですけど 2代目のあなたに変わった時から従業員も 結構離れてるらしいですね僕だってあなた みたいな社長の元でなんて働きたくない です よ高橋は顔を真っ赤に するお前ら俺を誰だと思ってるここら辺で は誰でも知っている企業の社長だぞお前ら の工場なんてその気になればいつでも 潰せるんだから な俺はその言分に笑っ た今となっては悪評ばかりですけどねうち の工場を潰せるなんてできるものならやっ てみてくださいああそうそうあなたは知ら ないかもしれないですけどオタクとの取引 をやめてからうちの会社は今までにない ほど繁盛しているんですよ忙しいので害者 が勝手に入ってくると迷惑なんですよ ね高橋は足を踏み ならすなんだとだったら潰してやるお前ら の工場で作る部品は粗悪品ばかりだった からうちは取引をやめたって言いふらし から な弟が俺の後ろで笑いをこらえているのが わかる俺も半分笑いっ た子供じゃないんだからもっと他に何か ないんですかまあどうぞご自由にそんな でっち上げ誰も信用しないですよ万が一 そんな話を広められたとしたら名誉きんで 訴えます し前から思っていたが高橋は言葉の ボキャブラリーが少ないいつも上から目線 で人をにしていたが立場が逆転すると何も 言えなくなるのだろうでも悔しくて何か 言おうとするとこうやって子供みたいな ことしか言えない普段あんなに人を見下し ている人間がこんなことしか言えない なんて本当に国憲 だ早く出ていってもらえます か俺はそう言って高橋を睨みつけると高橋 は悔しそうにキビスを返すだが次の瞬間 高橋は置いてあった機械を蹴り飛ばした あ俺と弟が同時に声をあげると高橋は一目 さんに逃げて行く逃げ足だけは早い俺たち が外に出た時には高橋は車に飛び乗って 行ってしまっ た蹴り飛ばされた機械は大丈夫かと俺が 足早に戻ると 弟は 笑うあの機会でよかったよ え俺はどういう意味か分からなくて 聞き返すすると弟は天井を指さし た防犯 カメラ俺がそう言うと弟は 頷くそれから数日後父が1冊の雑誌を片手 に工場にやってきた お前たちすごいじゃない かそれはビジネス雑誌で俺と弟が取材を 受けたもの だ実はうちの技術で特許を取りとある製品 に導入されることになったその特集に掲載 されたもの だ俺もそろそろ本格的に復帰する ぞ父に大丈夫なのかと聞くと主人の許可も 出たという 父は徐々に仕事に復帰することになっ た俺は社長代りの座から降りるため 引き継ぎをしようとすると父に止め られる社長は優太が本格的に継いでくれ ないか俺はまだ無理ができないしこの工場 を立て直したのはお前たちの功績だ 頼む父に頭を下げられは嬉しくなる父が俺 たちのことを認めてくれたんだと思った からだ俺は社長に弟は副社長に就任した そして数日後父も復帰したのだが騒動が 起こる高橋がまた乗り込んできたの だ何が鬼舞損害だふざける な俺はやっぱり来たかと思い高橋の前に 出るあなたはちの機械を蹴り飛ばしたんだ 当然 でしょそう言うと高橋は俺に詰め寄ってき た蹴り飛ばしただって何の証拠があるって 言うんだ今までここを下請けとして使って やった恩はどうし た俺はにやりと笑っ て証拠ですかあの位置ちょうど防犯カメラ に映るんです よばっちり映っていたので言い逃れはでき ませんよそれに下請けとして使ってやった 恩だなんてもう少し言い方ってありません でしたかというすると父が口を挟ん だ君のお父さんは1台で会社を築き上げた すごい人だったが君はその上にあを描いて いるだけ下受けだからと馬鹿にされたくは ないけど随分と低い単価で取引していたし 恩はそれで十分返せていると思う がそう言われると高橋は悔しそうに唇を 噛む俺はこの間父が持ってきた雑誌を手に 取っ たそれに俺たちこういうことやってるんで もう下請けだからなんて馬鹿にさせません よこっちにだって取引先を選ぶ権利はあり ますから ね高橋はが開いて見せた雑誌のページを 読み特だとはというそうですこの間も言っ たでしょおかげで忙しいっ て俺がそう言うと高橋は俺の胸ぐらをつみ に来た高橋は俺に罵声を 浴びせる正子に乗り上がってこんな工場 潰れちまえお前たちは一生社会のゴミんだ よさすがに父は慌てて止めようとしたが その時俺の後ろから足音が近づいてき た弟がスマホのカメラで撮影しながら こちらに歩いてきたのだそれに気づいた 高橋は俺の頬を殴って弟に向かっていく俺 は高橋を後ろからはじめにしたちょうど その時工場警察が入って くるこの人は不法侵入 です俺は高橋を警察官に突き出したその後 俺は弟の撮影した動画を証拠に高橋を訴え 暴行剤の慰謝料を請求他にも鬼物損害や 不法侵入で訴え時男金を支払って もらう俺は友人知人に今回のことを話すと 噂はあっという間に広まった気がつくと 高橋の会社は倒産していたうちの工場は ますます忙しくなったが父も完全に仕事に 復帰できて今ではバリバリと働いている そんな父があの雑誌を手に取って行ってき たそういえばお前やっぱり就職活動なんか してなかったんじゃない かそれは俺が大学卒業の時の話だどうして もこの工場でたかった俺は父に就職先が 見つからなかったと言ったが実際には就職 活動はしていなかった就職先がなければ父 はここで働かせてくれるだろうと思ったん だそれをこの間の雑誌の取材で話したので 父は雑誌で読んで知った らしいまあそんなことだろうとは思ってい たけど な父はそう言って笑う ゆうたこれからもよろしく頼む よ俺と弟は父に背中を叩かれちょっと照れ 臭くなって笑い合った [音楽]

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本動画は実際の話を元に創作したオリジナルストーリーです。
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