【馴れ初め 感動】『総集編』町内会の集まりで出会った美しい団地妻に一目ぼれした俺。ある大雨の日、彼女が泣きながら目の前を通り過ぎようとしていたので引き止め自宅へ連れて行くと…【朗読】

[音楽] 大学を卒業し会社の涼に入った俺は町内の 団地の祭りがあると聞き学生時代から祭り が好きだった俺は同期のトルと2人で祭り に参加することにし た俺もトルも酒が好きで屋台のつまみで酒 を飲もうと張り切っているると目の前に見 たこともないような美人の団地妻がいる俺 はこの女性に一目惚れしてしまうが彼女は 既婚者だっ たしかしある大雨の日彼女が泣きながら目 の前を通りすぎようとしていたので 引き止め家へ招き入れた今夜止めてほしい と言われた俺だった が俺の名前は村 大学を卒業し営業会社に入社した22歳で 独身だ昔から活発な性格の俺は大学時代も 仲間といつも遊んでいた曲がったことが 嫌いで正義官が強いと言われていたが仲間 を大切にしていただけだ祭事やイベントが 好きで積極的に参加してい た俺の務める会社には特進料があり俺は そこで1人暮らしをしている同気入者の 井戸トルも俺の隣に住んでいるトルとは 大学が違うが入社して間もい時から気合う 友人 だ休みの日はほとんど通ると一緒に過ごし てい たそんなある日俺は衝撃的な出会いをする ことになるのだ がただし聞いたかよ週末の祭りの話祭り 季節外れだなもう少し肌寒いの にそれがさ隣の団地の祭りなんだ面白そう じゃないへえあの団地祭りとか捨てるんだ 週末行ってみようぜ父会入っているから 参加できるらしいぞそうだな行ってみるか そして俺たちは週末開催される隣の団地の 祭りに参加することになっ た通るビールが飲めるみたいだな飲むか おお明日は休みだし盛り上がろうぜ 乾杯しかし団地の祭りにしては屋台多く ないか毎年恒例で地域全部が協力している みたいだぜそうか舞台もあって本格的だ もんな俺つまみ買ってくるよ屋台も見たい しじゃあここで席を確保しておくよおお 頼んだ ぜトルも俺と一緒で祭りがが好きみたいだ いつもは大人しい彼だが今日はやけに テンションが高い同じ年で仲がいいが俺と トルは正反対な性格だ活発な俺に比べ温厚 で優しいトルはお互いのないものを尊重し 合って いるちょっとちょっと来てみろよただし なんだよもう帰ってきたのかつまみどころ じゃないよあれ見てみろよいつもは穏やか なルが慌てた顔で戻ってきたまだつまみを 買っていない何をそんなに慌てているのか 分からないが俺は呼ばれた方に行ったあの 人を見てみろあのりんご雨の一瞬空気が 変わったような衝撃が全身に走ったまるで 雷でも落ちたような明るい光が一点を刺し ているようだっ たその女性は浴衣姿でりんご雨を持ち彼に 華やかである年上の女性の魅力を兼ねた色 っぽくそしてつっぽい佇まいなんとも言葉 にはできないようなとにかく綺麗な女性 だった行こうぜどこにだよ決まってるだろ 買うんだよりんご飴りんご飴って俺食え ないぞ甘いものいいから行くんだよ 早く俺は通からきられるようにその彼女が 売っているりんご飴の店に向かったあの こんばんはりんご飴売っているんですかあ はいいらっしゃいませ大きいのから小さい のまでありますよわあなんかおしゃれな形 ですね手作りですかお姉さんが作ったの いつもなら俺の方が積極的に女性と話し トールは大しめなのに積極的なトールが いるそれに比べ俺は全く話すこともでき ないくらい彼女を見つめてしまうおいたし 早く来いよりんご飴買おうぜ何個買うよ えりりんご飴えっとぜ全部 ください驚いた顔の女性は冗談だと気が つき微笑み返した全部食べたら虫歯になっ ちゃいますよその笑顔はまるで天使いや 女神に見えたのだそののことはあまり覚え ていない俺は酔っ払い次の日の朝を迎えて いた部屋にはビールの空き缶が散らばり そして大量のりんご雨があっ た頭いてえおいトル起きろようーん休みだ からまだ寝かせてくれよ昨日の記憶がない んだ俺一体なんでこんなにりんご雨がある んだよ覚えてないのかよよっ笑って結局 全部買ったんだろうマジか よ昨日あれから俺たちはテンションが 上がりまくって酒を飲んだ大学の頃から酒 は強い方だったがこんなに2日酔いになる のは初めてだしかも記憶がないなんて信じ られないそれより失礼ではなかったのかと 心配だったああの女性にな何も迷惑かけて ないよ なトルはため息を好きながら体を起こし水 を飲んでいた大丈夫だよ彼女とはお前話 すらしてないよえそそうなのか彼女の名前 は川本まゆみさんそしてご主人はたるさん ごご主人結婚しているのかトルは呆れた顔 をして俺のことを見て いるお前は本当に大丈夫かななんだよ 大丈夫だよそれより旦那 ってその後一緒に飲んだんだよでもすぐ 旦那が迎えに来たんだよちゃい男だったな まゆみさんは真面目そうだったのになんか 似合ってなかったな一緒に飲んだのかよ ただし悪いことは言わん彼女はやめておけ なな何言ってるんだよ結婚しているんだ 当たり前だろ大丈夫かねまあ近所でも会う こともないだろうしな 既婚者とどうにかなりたいなんて思うわけ ないだろうま曲がったことが嫌いなお前だ から大丈夫だろうけど俺部屋に帰るわまだ 寝たいしちょちょっと待てよまだ話は 分かったな彼女はやめておけよお やすみそう言ってトルは俺の部屋を出て いったこんなにたくさんのりんご飴どうす んだ よ記憶のない俺はただ昨日のことが分から ず不安でいっぱいだっ た時計を見ると称号もうとくに過ぎている さすがに腹が減った俺は近くにファミレス があったのを思い出し出かけることにした 日曜日のファミレスは家族連れで行列が できていたさすがに待ってまで食べる気も しない俺は仕方なくコンビニへ行こうと 思ったすると今まで気がつかなかったが 抜け道があったのでそこを通ることに公園 の脇道みたいで車は通れないが歩いて通る には綺麗な舗装された道だ通りに出ようと した時1軒の喫茶店を見つけたこんな場所 に喫茶店なんかあったんだ俺は初めて見る 店だったがコンビニ飯も飽きたしその喫茶 店に入ってみたいらっしゃいませそこにい たのはまさしく天使まゆみさんだったあら ただ君昨日はお疲れ様ままゆみさんここで 働いているんですかそうなのさどうぞ座っ てガランとした店内で他に客はいない昼 過ぎだがファミレスは満員だったのにと 思っ たなんかすごい頭だけど寝起きかしらあ いやはいさっき起きたので酔っていたもん ね先に帰ってごめんなさいねいやそそのご 主人が来たとか結婚しているんですかそう なの昨日はすて帰りで迎えに来ちゃってそ そうなんですね2日酔いの頭をもう一度 ぶたれたような気持ちだやっぱり既婚者で あることは間違い ない俺はランチを頼み先に頼んだコーヒー を飲み正気を取り戻そうと頑張ったた君は 貿易会社に務めているんでしょうあはい そうですあとに聞いたんですねうんそうな のえ誰か知り合いでもいるんですかああ いえ誰もいないわよちょっとだけ慌てた ように見えたのは俺のせいだろうかさっき まで落ち着きがあり穏やかだっったまゆみ さんは少し慌てたように見えたほどなくし て団地メニューが運ばれてきたサラダに スープそしてオムライスがとても綺麗で トロトロ卵だったえこれまゆみさんが作っ たんですかええそうよ今マスター出かけて いるのまゆみさんもプロの料理人なんです ねまあ一応免許は持っているのよこう見え ても俺は奇跡的にたどり着いた店でまさか まゆみさんの料理を食べられるとは思って もいなかったそれじゃあ帰りますごちそう さでしたありがとうございますよかったら また来てねあのマスターってそのご主人な んですかいえマスターは主人ではありませ んよくすっと笑ったまゆみさんに行けない ことを聞いたような俺だったが少し胸が 軽くなった俺はそれから時間がある時は まゆみさんの店に通い食事やコーヒーを 楽しんだ結婚しているまゆみさんに何かを 求めているわけではないしかし話した時の 安心感が忘れられない俺は見えるように まゆさんに惚れ込んでいったがそれは きっと人間としての好きなんだ恋愛感情で はなく心の友というか生産的存在なのかも しれないいろんな話をしたが何でも話せる ので俺は安らぎの時間を過ごせてい たそれから数ヶ月が経ったある日俺は 仕事帰りに団地の間の道を通っていたそれ は最近喫茶店に行ってもまゆみさんの姿が なかったからださ体調不良だとマスターが 言っていたけど少し気になった俺しかし 結婚しているし家を訪ねるわけにもいか ないのでこうして仕事帰りに団地を通って いたもしかしたら偶然会えるそんなことを 考えていたのかもしれないこの日は雨が ひどくて俺は大きめの傘を刺し団地の中央 くらいに来た時だったあれまゆみさん まゆみさんどうしたんですかあただし 君目の前のまゆみさんは雨に濡れて びしょびしょで顔は晴れ涙で目は真っ赤に なっているちょっとまゆみさんとりあえず 傘いや濡れているから吹かないと風邪引き ます体調が悪いと聞いていたので俺は慌て てしまい近いので俺の家に案内したバスタ オールをまゆみさんに被せたが寒さで震え ている メイクをしていないので唇が紫色に変わっ ているのがはっきり見えた俺はすぐ風呂の 準備をして浴におをためたまゆみさん寒い からお風呂で温まってくださいえあごめん なさい濡れたままじゃお部屋汚れちゃうね 家はどうでもいいんですでも体調が悪いん でしょひどくなるといけないから ありがとう甘えさせてもらうわね とりあえず俺の服しかないけど着て ください色々ごめんなさい ありがとうまゆみさんは風呂場へ行き俺は その間に部屋を温めるためエアコンの温度 を上げた体も冷えているだろうから温まる ものをと思いお湯沸かせてコーヒーの準備 を する少し経ってお風呂場から出てきた まゆみさんは俺の服が少しダボついて 可愛かっ た変なことは考えないつりでいたが少し心 がくんとするのが分かった俺はまゆさんに 警戒されないように必死に平常心を 予想ちょうどコーヒー入れたんでよかっ たらどうぞわいいい香りねきちんと自分で 入れているのね俺は昔からコーヒーが好き で豆から引いたコーヒーを飲むのが好きで 意識揃えていた普段はインスタントも飲む が時間がある日は香りを楽しむためにに 入れている今日は自分の気持ちを落ち着か せるためにもゆっくり香りを楽しみたかっ たの だ少し温まりましたか体調は大丈夫ですか うんありがとうおかげで落ち着いたわその なんて言ったらいいか分からないけどあ 着替え乾かしてくださいありがとう乾燥機 使わせてもらうわ ねまゆさんは何があったかわからないが俺 はどう声をかけていいかもわからないまゆ さんから話しだすのを待つしかないと思っ たあそうだゲームゲームでもやりましょう よえ ゲーム面白そうね俺は禍がたずすかさず ゲームを出してきた前に会社の歓迎会の 景品でもらった人生ゲームだ2人でするの には似合わないが俺は何かをして空気を 変えようと思っ た大学卒業就職して3000円の祝金やっ たただし君は大学卒業してから状況したの よねはいそうですよ俺は田舎育ちなんです よそうかどんな町に住んでいたのそうです ね自然がいっぱいででも地域の人がすごく 仲良くてイベントばっかりしてましただ からお祭りの夜あんなにテンション高かっ たのねはいあすいませんご迷惑でたよね俺 酔っ払いでそんなことないわ私も楽しかっ た から人生ゲームの小間を進めながら昔話も していた俺たち少しずつまゆみさんは自分 が育った町や学生時代の話をしてくれてい たただ時間を持て余すのが家で始めた ゲームもなかなか役に立っているなと 思う会話しながらゲームを楽しみ少しずつ ゆさんも元気が出てたように見えた結婚し て子供を生む祝金10万円ゲットしました おめでとうござい ますゲームはいいわね順調に結婚したら 子供が生まれるんだ からさっきまで笑顔だったまゆみさんは 少し表情を曇らせていた私たち夫婦には 子供はできないからねでもまだ30歳だし これからだってできるじゃないですかうん できないの私ね離婚したのよえそうだった んですかすいません何も知らなくて全然気 にしないで私の方こそごめんね急に話し 始めたまゆみさんは少し何かを思い出し目 がうるんでいるここに来てゲームをしてい たことを反省してしまう俺会話には ちょうどいいと思ったけど何か思い出させ てしまったようだああ やっぱり2人で人生ゲームは無理ですね 面白くないやそうあでも人数いないと結果 が見えるもんねやめますかテレビでも 見ようかな私こんなに誰かと話せたのは 久しぶりかもしれないありがとうね何言っ てんですか俺ならいつでも大歓迎ですよ なんならこのままここにいても俺は自分が 調子に乗って何言っているんだと省して しまういくらなんでも男の俺の部屋に いきなり一にいるなんて誘ってはいけない と思ったあその酒そうだ酒のみって意味で いつでも来てください嬉しいわありがとう お言葉に甘えちゃうかしら俺は全然構い ませんよここは量と言っても個人契約だし 問題ありませんそれなら今夜止めてほしい 1人で部屋にいるのが辛いのよ今はじゃあ 止まっていてくださいよああ変な意味では なくてああ飲みましょうよ俺は慌てて冷蔵 庫からビールやチハお菓子もあったので テーブルに並べた今夜はパート飲みません かいいわね飲もっかまゆみさんはそう言い ながらビールを開け飲み出した俺も負けと ビールを分け最初の一口を多めに飲み 始めるわ やっぱビール最高ですね本当ね久しぶりに 飲んだけどおいしいわ俺とまゆみさんは それからまた昔話をしながら酒を飲ん だビールの空き缶を見るともうだいぶ時間 が過ぎていたのが分かったまゆみさんは顔 が赤くなり少しぐったりしてソファーに 寄りかかっているあんまりお酒は強くない のか疲れが出たのか今にも寝そうな表情だ まゆみさんここで寝たら風邪引くから布団 に行きましょううん大丈夫よありがとう 今日はもう遅いし酔っているから寝て くださいごめんなさい ありがとうそう言ってまゆさんは寝室に 入っていっ た翌朝起きるとテーブルにはホテルの 朝ご飯のような種類がたくさん並んでいる うわあすごいですねまゆみさんあおはよう ごめんなさい勝手に冷蔵庫開けちゃった 全然いいですよでもすごいなやっぱりプロ だ昨日止めてもらっちゃってそのお礼よ こんな料理食べられるなら何日でもいて くださいよ本当本当にいてもいいのええ俺 は構いませんよ何かあったんなら頼って くださいじゃあ甘えて一緒にいようかな やった美味しい料理が食べられるま料理が 目当てなのにね腕に寄りをかける わ俺はまゆみさんに何か事情があっても 聞かないでおこうと思ったそれは少しでも まゆみさんが笑顔でいてくれたらそれで よかったからだ俺は家の鍵を渡し職場へ 行った周りの目もあるだろうし職場では誰 にも話さないことを誓うが顔がけてしまう あんなに好きだったまゆみさんと事情が あるにせよ一緒に過ごせる正直俺はまゆみ さんの本当の気持ちも知らず浮かれすぎて いたん だようたしやけに元気じゃないか何かいい ことあったのかそうかいつもと変わらない ぞお前いつも低血圧で朝はぐったりして いるのにもう朝から1本あげているじゃ ないかいやお客さんとのタイミングが 良かっただけだよ自分で思っている以上に 顔に喜び出てるぞ何もないよじゃあ俺これ からアポあるから行ってくるよ俺はあまり 通るとも話をしないようにしてそ草と 外回りに出かけたトルには本当のことを 話そうと思ったがまだ事情もわからない トルは心配症だから事情を聞いてから話を しようと思っていたまゆみさんが家にいる せいでテンションが上がっていたのか午前 中に仕事が全部終わったうちの会社は ノルマが主だから1日のノルマをしたら後 は自由だまだ称号少し過ぎたくらいの時間 だが俺は家に帰ることにしたゆっくり まゆみさんと過ごしたいそう思ったからだ ただいままゆみさんいますかあれただし君 随分早いわねどうしたの俺今日なんだか 優秀で仕事終わったんですそうなのそれは 良かったわ ね家に帰るとまゆみさんは綺麗に掃除をし てくれていた 普段からあまり散らかさないようにはして いるが部屋は見違えるほどだったうわ こんなに部屋が綺麗になっているなんて何 もしないのに置いてくれてるんだものこれ くらいしかできないけど気を使わないで くださいよ俺がいてくれって言ったような ものだしいえすごく助かっているわまゆみ さん午後から予定とかありますかそうね家 に1度帰って着替え持ってこようかとああ そうなんですね荷物あるなら付き合います よああでも近いし悪いわよせっかく早く 仕事終わったのにいえいえ予定あって早く 帰ったわけじゃないですからそっかそれ なら心強いな本当は1人では行きたくなく て俺は何があったか聞かなかったがついて 行くことにした1人で家に行きたくないと はよほどの事情があるのだろうでも何も 聞かず荷物持ちということで俺はまゆさん と団地を目指し たあらまゆみさんやっと帰ってきたわね何 の御用でしょうか何の御用じゃないわよ あなた慰謝料はどうなっているの慰謝料 なんて私には一切関係ありませんちょっと あなたいきなり何ですかあなた誰よ関係 ないでしょしかしまゆみさんもう次の男 早いわねねこの人はそんなんじゃありませ ん誤解しないでくださいとにかくすぐ払っ てよね迷惑しているんだからだから私は何 もしていないんです変な言いがかりやめて ください何言ってるのよ人の旦那に手出す といて許さないからね人の旦那にって まゆみさんがあなたも気をつけることね この女はそういう女よ泣きだしその場から 逃げるように走り始めたまゆみさんを追っ て俺も走った人の夫に手を出すなんて まゆみさんに限って俺はただ誤解である ことを祈るのみだった家に帰ると玄関に トルの姿があったトルも仕事が早く終わっ たのか俺は家の中で待ってくれるように まゆみさんに話したまゆさんはトルにおじ をして部屋の中へ入っていった今手か少し 前からまゆみさんと一緒にいるのかああ 色々事情があるみたいで話をするのが遅れ て進まなかっ たトルは険しい顔をしていて何か言いた そうだだから俺は外で話していた何の話に してもまゆみさんの耳には入れない方が いいと勘が働いたからだただし彼女はまゆ さんだけはやめておけべ別に俺はまゆさん が困っているから一緒にいるだけだお前の 気持ちがまゆみさんのことを思っている から心配なんだなんだよ俺が誰といても いいだろうが通には関係ないまゆみさんが どんな人かお前知っているのか知らない何 があったか知らないが俺はまゆみさんの 人柄が好きだ からその人柄が嘘だったらどうするんだえ どういうこと だトルは人に聞いた話と言って話し始めた がどうやら真実を突き止めたような顔をし て いるトルの話ではまゆみさんはさっき団地 であったリサさん遠藤リサさんの旦那さん と不倫関係にありそれがリサさんにバレて リサさんは夫と喧嘩になり家を飛び出した リサさんは全てはまゆみさんが悪いと言い 出し慰謝料を請求しているのだそのせいで まゆさんの夫も家を出て離婚届けが届いた あの泣きながら俺の家に来た雨の日離婚 届けにサインし提出していたのだでもまゆ さんから何も聞いていないトルは本人から 聞いた話なのかそんな都合悪い話本人が する話じゃないだろう俺は本人から聞か ない限り信用しないよお前が本気だから俺 はやめておけと言っているんだお前も同じ 目に会うんだぞ俺には関係ない話だ放って おいてくれ今までの恋愛と今の正しは全然 違うだから心配なん だすると部屋の中から何かが落ちる音が 聞こえた俺はまゆみさんに何かあったのか と部屋を覗いたまゆみさん大丈夫ですか ごめんなさいクラスを落としてしまって気 をつけてください触らないで怪我します からごめんなさい手が滑ってしまっ まゆさんがグラスを片付けていたので俺は 外で待っているトールに今日は帰るように 伝え たまゆみさんはグラスを片付け終わると バッグに荷物を詰め部屋を出ようとして いるまゆみさんどこへ行くんですかもう ここにはいられないわただし君に迷惑かけ ちゃうから今の話聞いていたんですか俺は 信じませんよたえそうだとしてもは変わら ない今までありがとうごめん なさい足早に家を出ていくまゆみさんの姿 に俺は引き止めることができなかった心の どこかにトルの言葉が残っている感じがし て今の俺には何も言ってあげることもでき ない数週間が経ちその後何の連絡もない まゆみさんがとても心配になっていた俺は やっぱりまゆさんが好きだ離れてからそう 思うようになっている本当のことを聞いて もきっと気持ちは変わらないそう思うよう になっていた俺はそれより1人ぼっちに なっているまゆみさんが心配でしょうが ない俺は思い切ってまゆみさんの部屋を 訪ねることにしたまゆみさんの家はビトの 3階にあるがビトの入り口に着いた時違和 感を感じる階段の壁にたくさんの髪が貼ら れているのだお知らせではなく嫌がらせの ようだ中にはまゆみさんのフルネームが 書いてあり中傷する内容が書かれている誰 だよこんなの張ったのは俺は髪を1枚ずつ 破りくしゃくしゃにしながら3階まで登っ ていったすると玄関先でまゆさんとリサ さんが話しているのが聞こえたいい加減に してください嫌がらせもあなたでしょう 嫌がらせじゃないわよ真実を書いただけ じゃないあなたの旦那さんと私は何もあり ませんそんなのおかしいわよじゃあなんで 2人で抱き合っていたのよそれは私が バランスを崩して支えてもらっただけなん です2人とももうやめてください2人で 話しても拉致が開かないそれにこんな神 はってリサさん訴えられます よ俺の言葉にリサさんはちょっとぎょっと した顔をているわ私は別にこの人が慰謝料 くれたらいいだけよじゃ頼んだわよそう 言ってリサさんは慌てて帰っていった まゆみさんすいませんでした俺何があって もあなたの味方ですからたしさん我慢して いたのかまゆみさんは俺に抱きつき大泣き しているそれから俺は場所を変えたくて俺 の部屋にまゆみさんを連れて行ったごめん なさい迷惑かけてしまって気にしないで ください俺は大丈夫です から私は本当にリサさんの旦那さんとは何 もないのあって挨拶するくらいだしそれ ならそれでいいですから俺には関係ないし でも私の夫はある日突然女ができたと言っ て離婚届けを置いていったのだからリサ さんの気持ちがわかるっていうか言い返せ ない私もいるんだけど そんなことがあったんですかなんか俺何も できなくてすいませんいいのそれで私は もう誰を信じていいか分からなくなってね でもただしさんの優しさに触れて本当に 嬉しかったしこのまま一緒にいたいと思っ たのまゆみさん俺まゆみさんが好きなん です旦那さんいなくなってすぐだし俺とも 出会ったばかりだけどでも信じてください 好きです大好きです だから一緒にいたいんですあなたはまだ 若いし年上の私なんて本気にはなれないわ 俺真剣なんです俺は昔から曲がったことが 嫌いで嘘はつきません俺はまゆさんを1人 にしたりしませんもう人を信じることが できないこれ以上傷つきたくないのよ信じ なくてもいいでも一緒にいてください それって俺と一緒にいて傷が言えるように しますから一緒にいてくださいありがとう ただしさん本当に ありがとう俺はまゆさんと抱き合いそして キスをしたそれはお互いを確かめ合うよう な長い長いキスだったそれから数ヶ月後俺 とまゆみさんは正式に一緒に暮らすことに なったのだ俺が住んでいたのは会社の独身 料で部屋を出なければいけないだからまゆ さんの団地に住むことになるというのも 喫茶店のマスターは実は自治会長で今回の 話をすると受け入れてくれたんだ会社にも 近くて便利なので俺はこの場所を離れたく なかっ たそれから自治会長はリサさんの嫌がらせ について本人に確かめたところ真実が 分かったリサさんの夫は浮気をしていない 単にサさんの態度やちが嫌になり出ていっ たんだ誰からも嫌われるほどの大きな声と 強い口調は家庭内でもあったらしくご主人 は離婚を決めたらしい本当はそのことを 分かっていたリサさんだけどある時まゆ さんの夫に惚れてアプローチをかけたする とあっさり振られたらしくまゆみさんに 嫌がらせを始めたようだったリサさんは昔 から振られたことなどなかったらしいが まゆさんが綺麗なことにもあったみたいだ 本当に人騒がせで今回は全てが分かり 恥ずかしくなって自ら団地を出ていって しまった自分で巻いた種だから仕方ないが なんだかリサさんもかわいそうだあれから 5年が過ぎ俺たちは結婚して子供もいる 長男は3歳で最近やけに活発に過ごす やんちゃな子だ下の子は女の子でかなり 可愛い親バカだなと思うが今は平穏で 楽しい毎日を過ごしている人は人の噂で誰 かを疑ったり傷つけたりするが本当のこと はちゃんと会話しなきゃわからないこれ から先何が起きても俺は一生家族を信じて 味方になろうと思っている誰かが信じて あげることが1番大切なことだと思う から忘年会の道美人だが厳しくて有名な 上司が泣いていた声をかけると家が なくなった らしい想定外な答えに俺が反応に困って いると上司はさらに止めてと迫ってきた 仕方なく承諾すると上司は嬉しそうに体で 返すねと言ってあんなことやこんなこと までしてくれるそしてある日の夜俺たちは 手をついで眠っ た今年もお疲れし た年末のバタバタする時間の合間を縫って 会社の忘年会が開かれた俺はビールを一気 に飲むと先輩のグラスを視界の橋で確認し て いく俺は藤本たし27 歳新卒で入社してようやく仕事は一通り できるようになり新人という枠から卒した と自分では思っているアサ男子 だ藤本こっちのグラスもうからよこの女性 は俺の上司で間なみ美人でスタイルも良く て色気もあってパーフェクト33歳だと 同僚から聞いたことがある俺も同期も こんな美人に叱られるなら本毛だよな なんて入社式の帰り道に話していたが実際 はそんな甘いものじゃなかった叱られる なんて優しい言葉じゃない彼女が本気で 怒ると怒号が飛ぶのだふざけんな仕事なめ てんのある日みさんに怒鳴り散らされた 同期は帰り道やめようかなとつぶやき俺が 必死に慰めたことも あるただしこの時は仕事に失敗した同期を なみさんがフォローしてくれたのに ヘラヘラしながらあざす今日奢るんで飲み に行きますなんて言ったから直美さんの 怒りも当然といえば当然のこと だ俺はなみさんに言われた後慌てて数人分 のビールを追加で頼み枝豆をつまむすると 部長がこそっと後は自分たちで頼ませる から藤本君も気を使わず好きに飲みなと 耳打ちしてくれたふと視界の端で直美さん がスマホをいじってることに気づく 彼女は苦笑いしてため息をつくとそっと席 を離れ姿を消してしまったのだ俺はそれを 見届けるとその後直美さんのことを気に することはなかった行けるやは2次回行く ぞ居酒屋を出ると先輩がすでに次の店に 行こうと誘っている時計を見ると終電も 近い今日は朝までコースなのだろう俺は 帰ることに決めたああ俺はりますおお良い 年を今日は金曜日土日挟んで月曜は普通に 出勤しけどね俺は苦笑いし頭を下げ駅まで の最短ルートを決めて歩き始めた駅までは この公園を突っ切るのが早い早いのだが 該当も少ないこの公園を突っ切る必要が あってだなよし俺は気合いを入れると暗い 公園に足を 踏み入れる一歩入るだけで繁華街の 騒がしい音が遠く聞こえる気がして不思議 だここを一直線で通り抜けると駅は目の前 家で温かい布団が待っているのだと自分を 古い立たせて公園を早足で歩き始めたする と う公園のベンチに長い髪の女性が俯いて 座っていたのだ俺は思わず悲鳴をあげて しまうしかも女性は俺の声に気づいて ゆっくりと頭を上げて俺に向かって手招き しているの だ俺は思わず体が硬直し息が詰まる感覚に 陥ったしかしその幽霊や女性の正体を確認 すると俺は一気に気が抜けるえなみさん そこには我らが鬼子さんがスーツケースと 共に座っていたの だ俺が近づくとなみさんは少しほっとした ような表情を見せたなんか驚かせてごめん そう言って力なく笑った直美さんの瞳は 暗闇でも分かるほどに濡れていて彼女が 泣いていたことが分かっ たどうしたんですか泣いている彼女に スーツケース俺の中に心配する気持ちと嫌 な予感が広がっていく家がなくなった う俺はとっさに言葉が出てこない帰る家が ありません えっとなみさんがそっとため息のように 言葉を吐き出した彼と同棲してたんだけど 家を追い出されましたというかさっき 大喧嘩してきたわ何かを思い出したのか さんの瞳がらりと ここれは相当怒って いらっしゃる俺は背筋が凍りつくのと同時 に危険を察知したここにいては危険そう 考えた瞬間藤本1人暮らしなら止めて はあやっぱりという言葉を飲み込み俺は 一歩下がるいやいや何言ってるんですか そもそも俺の家狭い しどれぐらい1LDK風呂トイレ別わけ じゃないしお風呂とトイレ別なら言うこと なしよどういうりくつと心の中で突っ込み ながらも普段とは違うなみさんに俺は少し 心が揺れ始めていたなんというか変わらず 強気ではあるのだがどこか不安そうなのだ 空回りしているというか友達も結婚して たり同棲してたりで無理そうなのよねお 願い そう言いながら顔の前で手を合わせてくる そこまで言われて拒否なんてできなかった 俺は深くため息をつくとわかりました ただし家が決まるまでそしてできるだけ 早く探すことその条件でいいですかパッと なみさんの顔が明るくなりかかに瞳が 揺れるそしてなみさんは俺を見てにっこり 笑うとありがとう助かるわじゃあ体で返す ねと言っ たか体で返すそれってつまりそういうこと 俺だって男だその言葉に何も期待しない ほど人生悟っていないというかその悟りを 開く予定もないしかしその反面じゃあ藤本 の家に向かおうかここからどれぐらい2駅 って乗り換え1駅です オッケーそんなことを口にするイメージが なみさんには皆無だった俺少し複雑な心境 で先に歩き始めた彼女の背中を追っていた 月曜日俺たちは時間をずらして出社直美 さんは今日も絶好長やる気の見えない同僚 が叱り飛ばされているあの彼女が今うちに 泊まってるんだよな俺は現実身のない頭で みさんを眺めていると藤本仕事中に ぼんやりするな当然俺にも雷が直撃した この日は1時間ほど残業して就業部署を 出る時ちらっと直美さんの机を見たが彼女 の私物はすでになかったもう帰ったの だろうかいつもはまだ残っていることが 多いのに不思議に思いながらも俺は会社を 後に宅し た家につき部屋の前で鍵を探していると いい匂いが漂ってことに 気づくうわやっ ば空腹をこれでもかと刺激してくる香りに 俺の腹の虫は元気に飛びついた俺は何でも いいから食べたいと扉を開ける ふ俺はびっくりして動きを止めてしまう そう匂いは俺の部屋からだったお かりみさんがニコニコと手を振っている 土日はバタバタしててご飯作れなくて ごめん口に会うか分からないけどよかっ たらどうぞそう言って直美さんがテーブル を指さすそこには懐かしいお袋の味を連想 するような綺麗な和食が並んでいるうま そう です俺は急いで手を洗い着席した口に運ぶ 料理全てが美味しい基本素味だが出汁が しっかり効いていて素材の旨味が生きて いるの だごちそうさでした美味しかったです俺は あっという間に食べ終わったお粗まち様 でしたそういえば藤本は朝はご飯派パンハ 基本カパンなんすけど欲を言えばご飯が いいです ねそして俺たちは一緒に片付けをし俺は スマホゲームなみさんは仕事をして それぞれ眠りに着いた朝起きると朝食が 用意されている部屋を見渡したが直美さん はもう家を出たようだ 和食昨日聞いてきたのはこのためだったの だろうか俺はなぜか目の前がぼやけてきて 少ししょっぱいおにぎりを放って出社した その日から必ず朝食が用意されていて帰れ ば夕飯ができているという生活が 始まるお風呂も準備されているのでご飯が できていない時は先にお風呂に入って さっぱりすることもできた再び迎えた週末 俺はは今日はピザでも撮ろうとなみさんに 提案するいいけどピザも作れるよ作れるん かいなんとなく心でそう叫んだ後たまには 手抜きしましょうと苦笑いした本来なら ここは俺が夕飯作ってなみさんを楽させる のがかっこいいと思ったのだが俺が作る ものは自慢じゃないが完全に切る焼く塩 醤油時々砂糖なのだいつも食べさせて もらっている料理には到底釣り合わないと 思い手前を希望したお気遣いありがとう そう言って直美さんはふわっと笑いスマホ を取り出すどのピザにするかしばらく2人 で頭をくっつけながら相談する時間に俺は なんだか春の日差しのような心地よさを 感じていたピザを待っている間コンビニで ビールでも買おうと立ち上がる俺買ってき ますよ何本ぐらいいりますうん1本でいい かなお分かりましたなおみさんもっと飲む イメージだったけどと首をかしげながら俺 は足早にコンビニに向かっ たピザが届くと俺たちは缶ビールで乾杯だ 味の濃いピザを飲み込みその後をビールが 追いかけるこの瞬間大げさではなく生きて てよかったと思うの だあれたけしも1本だけ俺のビールを眺め ながら直美さんが不思議そうに聞いてきた なみさんが飲まないのに俺だけ何本も飲め ませんよそう苦笑いするともう一切れピザ を口に運ぶ私はこの後少し仕事がしたい だけよ気にせず飲んでくれていいのに俺は ふと気になってなみさんに聞いてみ た休みの日ぐらい休まないんですかん朝 早く出て行くのも仕事ですよね残業は最近 してないようですが夜家で仕事している みたいですしなみさんは不そうに俺の顔を 見つめていたがやがて表情を崩し行った だって定時で上がってご飯作ったり家の ことしたいし朝早く行ったり仕事を 持ち帰って調整してたのよえなんでだって 止めてもらうお礼は体で返すって言った じゃないああああ ああなるほどねそういうことですか俺の中 に残念なようなほっとしたような不思議な 気持ちが湧き上がりクスクス笑い声が こぼれ たたけし体で返すってそっちだったんです ね俺 てっきり俺はしばらく笑い続けたがふと 真面目な顔を作ってなみさんに行ったなみ さんのご飯おいしかったですし家に帰っ たらお風呂湧いてるなんてすごく幸せでし たでも俺一応1人で生活できてましたし なみさんに無理してまでそういうことして 欲しくない ですそう言った途端直美さんの瞳が驚きに 変わるそんなこと言われたの 初めてというのも直美さんが付き合ってき た人はみんな自分では何もしないタイプ だったらしい特に忘年会の日に大喧嘩した 元彼は家事は女性の仕事と言って食べた 食器を下げることもしない人だったそうだ そうよなにもしないから私家事全般して 仕事も忙しいから休みの日に作り置きまで 作って頑張ったのになみさんは苛立ちを 思い出したのかビールの缶を握りつぶす 勢いで力を込めて いるしかしその力がふっと抜けたことに びっくりして俺は思わずさんの顔を見た 頑張ったのに浮気されちゃったんだよ ねふっと瞳が涙に 解ける必死に広角をあげようとする直美 さんの頬を大粒の涙がこぼれ落ちていっ たすっごく家庭的な同性から見ても可愛い 女の子だった突然俺の目に移るなみさんが とてもはく見えた瞬きしたら消えてしまう のではないかと思うほどにはなく愛しい 存在に思えたのだ俺は弾かれるように彼女 を抱きしめると懸命に慰めた大丈夫です なおみさんの方が何万倍も素敵な女性です あんなに美味しい料理が作れて家事も丁寧 で仕事にもまっすぐな直美さんは誰よりも 素敵な女性ですよ言い すぎ震えた声でちゃかしてくるが直美さん の頬には主が散っていてとても愛しかった ん だでも ありがとうふっと濡れた瞳で微笑むなおみ さん普段はソファーとベッドに別れて眠る がその夜俺たちはベッドで固く手をついで 眠った俺たちは目が覚めて手が繋がった ままであることに2人で優しく微笑み合う 今日はクリスマス間近の 日曜日みさんせっかくのクリスマスなんで ここ行ってみますそう言って俺はなみさん にスマホを見せたあいいねクリスマス マーケットも開催してるんだね楽しそう いいと準備を始める直美さんが 愛しい俺は慌てて頭を振って邪念を飛ばし たやはりクリスマスムードが高まる今日 目的地は人でごった返している人混みって 苦手なんだけどなぜか年末年始だけは楽し たりしないわかり ますなみさんは大きな瞳をキョロキョロと 動かし次の目的地を探しているようだ会社 では見たことのないなみさんに俺の心は そわそわして いるしかしそんな瞳が突然止まる上がって いた広角が下がりなみさんの表情が 消える俺は彼女の口からこぼれた言葉で 全てを悟っ なみさんあっちに行き ましょう俺は彼女の腕を引っ張るが直美 さんは呆然と動くことを拒否しているなみ さん俺の声にはっと我れに帰った直美さん だが時すでに おしこうすけと呼ばれたなみさんの元彼が こちらに気づき近づいてきたのだあれなみ じゃないか久し ぶり数週間前まで深い中だったじゃん無視 すんなやもちろんなみさんは無視してい ない動かないのだ口も足も感情 もそういうつまんないやだから浮気されん じゃねこすさんはニヤニヤ笑いながら直美 さんを煽る絡みつくようにこすさんに くっついている浮気相手も手で口元を抑え ているが漢字の悪い笑顔だということが嫌 でも分かるんだ無視すんなってそしてこす さんが直美さんの頬に触れようとした 時さんな乾いた音とともに直美さんがこす さんの手を 弾き飛ばす [音楽] 怖いわざとらしい怯えた声とそれを慰める 甘くしめった声それを拒絶するかのように 震えている直美さんの方を見た瞬間 もういい でしょ俺は気づいたら2人の間に立ってい たええ誰れだよお前関係ないだろうるせえ よとりあえず直美さんは俺の部屋にいるの で部屋に残ってるものは俺の家に送って もらっていいかな俺は幸介さんの胸に住所 を描いた付箋を貼り付けみさんの手を引い て離れようとしたなんだよこんなガの ところしか行くところなかったのかほ先が 俺に向いた瞬間みさんがきっと幸介さんを 睨んだ俺は彼女を手で精してええ今彼女は 俺の家に泊まってもらっていますちなみに そのお礼は体で返してもらっていて彼女 本当にすごいですよねガキの分際で大変 強縮ですが俺は大満足です俺の煽りにさん の眉がが分かりやすく 跳ね上がるしかし浮気相手が先に飽きたの か幸介さんをせかしこの場から去っていっ た あ あコーヒーでも飲みますそうね俺たちは顔 を見合わせて 吹き出すたけしありがとう いえいつの間にか藤本から変わったたけし という呼び方が心地よく俺の胸をふわせた 俺たちはその後ケーキとチキンなどを 買い込んで帰り2人でクリスマス パーティーをした俺たちの話題はもっぱら あのの2人だなみさんは面白おかしく浮気 発覚に至るまでの話をしてくれる俺は数 時間笑い転げたそして話題が出した 頃年末年始で不動産屋も休みに入る でしょうからしばらく家探しやめてもいい ですよそうさんに伝えると彼女はただ笑っ て頷いていたそして年が開けた直美さんは 昨日から実家に規制している俺は完全に気 を抜いた寝正月状態だ今日帰ってくるって 言ってるからそろそろ片付けないとまずい かもしれない俺は思いこしをあげてゴミを 集め始めたその 時やべ俺は玄関に向かいながらこの部屋の 参上の言い訳をを必死に考えていたはい はい早かったですね扉を開けると立ってい たのは幸介さんだった 何か君によはなくてさえっとみはお互い 完全に適当認識している自分でも分かる ぐらいに火花が散ってい た直美さんに何のようですかあれ今日は ひっつきムシみたいな可愛い彼女さんい ないんですか俺は精一杯の嫌味を込めて 聞いてみたあいつはクリスマスにブランド もの限定バッグ買ったら満足したようだ 1人で生きていくって聞かなくてね逃げ られたんだろういいや俺が素晴らしすぎて 隣にいるのが辛くなったんだ ほお俺は寒いし話が噛み合わないわで依ら してきたのでみさんが不在だと告げ扉を 閉めようとしたちょっと待って俺はなみと よを戻したいんだ着信拒否やブロックを 解除してほしいと伝えてくれないか着きや ブロックしろって言ったんすかいや俺から は指示して ない自分の意思で拒否した相手をもう1度 許可するなんてなかなかハードル高いぞ俺 はそう伝えたが幸介さんが言うには2人は 結婚の話も具体的に進めていた2人で貯金 もしていたが家で後も返金しろと言わない ということはまだ直美さんは自分に気が あるというのが幸介さんの主張 だ結婚まで考えてたんすねそうだよだから 君に勝ち目はないよじゃあなんで浮気 なんてしたんですか次第に俺の言葉に 混ざってきた怒りに気づいたのか幸介さん はさらにニヤニヤして結婚したら遊び にくくなるじゃんそう言あったとにかく今 直美さんはいません出直してください俺は 幸介さんを無理やり押し出し鍵を 閉める結婚しようって話していたんだ俺は この言葉を飲み込めないゴムのように何度 も頭の中で半数したそして夕方なおみさん が帰宅 するただいまお土産買ってきたよそう言っ てなみさんはニコニコ笑いながら入ってき た 俺は何も知らないとはいえ呑気に笑って いる直美さんに無償に腹が立ってしまう 今日こすさんが来ましたよこすがえなんで あの女性とはもう終わっているそうですよ こすさんはなみさんと寄りを戻したいそう です連絡してあげたらどうですかえなんで 巨と不思議そうな顔をするみさん普段なら 可愛いと思える表情も今の俺には神経を魚 でするものでしかなかっただってあちら さんと結婚の話も出てたんですよね一緒に お金も貯めてたって別れたのになんでその お金を返してもらわないんですかそれって 未練あ るってことですよね俺は一気に言葉を まくし立てるさすがの俺も気づいていた俺 は今幸介さんに焼きもち焼いているのだ しかしなみさんは驚いた顔を崩さない正確 に言うと崩せないと言った方がしっくり くるそんな表情 だちょっと待って返してもらうってどう やってそれは知りませんよ振り込みでも 手渡しでも何かしらあるでしょそうじゃ なくてあいつ一緒に貯めてたお金で浮気 相手に見いてたのよ返すものなんて何も 持ってないわ よ俺は想定外の返事に口をあり開けて しまったえどういう俺が言いきらないうち になみさんはスマホを取り出し電話をかけ 始めもしもしあんたたけしに何言ったのか 知らないけど私はよりを戻すつもりなんて ないわよそりゃクリスマスマーケットの時 はちょっと動揺してしまったけど私は あんたのこと一生許しません顔も見たく ない勢いよく隣り散らしていた そして直美さんはもう家にあるもの何も いらないから捨てればいいと叫ぶもう 終わったのよ俺は幸介さんが電話口でごね ていることに気づきなみさんに提案する俺 もついていきますからあってきちんと 話し合ってみてはどうですかなみさんは目 を丸くして俺を眺めたがやがて小さく頷き さんに会いに行く胸を伝えてい たの曜日に行くことになったよわかりまし たであのその彼氏としてついて行っていい ですかうんお 願いそう言って表し抜けするほど直美さん はあっけらかんと笑った日曜日こすさんは 俺の姿を確認するとすぐに感情はヒート アップしたなんでこのガキがいるんだよ今 は彼と付き合っているのだからあなたと よりを戻すつもりはもとありませんなおみ のくせ にこすさんに余裕がないことは明らかだ家 の中は荒れていて同棲している時どれだけ 直美さんの負担が大きかったかが 分かる取り消せよ はあなみのくせにっじゃないお前が今まで 生きてこれたのはなみさんのおかげだ俺は 話し合いに来たという大前提を忘れて体 突入おかしいな俺こんなに短期じゃなかっ たんだけどなだけど幸介さんを目の前に 怯えるでもなくかと言って立ち向かうでも なくただただ無の表情で眺めている直美 さんを見ると俺はふつふつと湧き上がる 怒りを簡単に放出してしまっ たおかげ笑わせんなよ家事と仕事しかでき ない女と付き合ってやったんだから感謝し てほしいぐらいだだねこいつマジ終わっ てん な俺がグっと拳に力を込めた瞬間頬に 温かいものが触れたななみさん俺の頬に 触れたものはなみさんの唇だったのだ俺は 機能しない思考回路を必死につげてやめろ よ人前だぞ こいつ自分でも何年前のドラマだと思う セリフをこともあろうか棒読みしてしまう という態を 犯すしかし介さんには効果抜群だったよう で顔を真っ赤にして震えている分かった私 あんたのこともう美人も好きじゃないの人 かけらの情もないのよいい加減にして生気 言うな伸びてきたさんの腕を冷たい目で いるさん俺は慌てて彼女を背中に隠そうと したがそこまでだ部屋に夫婦が飛び込んで きたあなた何してるの父さん 母さんなんでここに先ほどまでの去勢は どこに行ったのか突然小さくなる幸介さん 直美さんが連絡くれたんだお前2人で貯め たお金に手をつけたらしいなしかもそのお 金はほとんどなみさんのだって言うじゃ ない 両親に責められ30過ぎた大人だと思え ないほど縮こまっていく幸介さんしかも俺 が思っていた以上にダメな人だったらしく 生活費も一切出さなかったらしいこの マンションの賃料は払っていると直美さん には言っていたようだが実際払っていたの はご両親だった らしい直美さんうちの息子が本当に申し訳 ないこいつが使い込んだお金は売でお返し しますなみさんが嫌でなければ私たちが 一旦建替えますもちろんこいついえこの子 にはきっちり請求しますわご両親は直美 さんに平謝りだきっと結婚しても可愛がっ てもらえたんだろうそう思える関係だった なんなら法的な手段を取ってもらっても 構わないその場合はその費用もこちらで 負担し ますみさんは困ったような笑顔で法的手段 には出ないとと言ったただし今回の一見は 上に報告しますその瞬間幸介さんの顔色が 変わるそそれはというのも俺も昨日知った のだが俺たちが働いている会社と幸介さん が働いている会社は取引関係にあるそうだ 俺は深く関わっていないが実は直美さんが 担当している仕事の1つがそれ らしい1社員のプライベートによって左右 されるかどうかはうちの部長の判断に任せ ますしかし部長がどんな判断を下しても 幸介さんが無傷ということは考えられない だろうそれぐらい会社が大事にしている 取引とプロジェクトだということは俺でも 知ってい たゆっくり膝から崩れ落ちたこすさんを 直美さんは一別した後ご両親に頭を下げて い たそして家に帰ってきた俺たちはゆっくり とタイムだふっと息を吐き出しみさんが 言葉をこぼしたまとまったお金が入るから 急いで部屋探して出ていくよ本当にお世話 になっちゃったねありがとうええ俺は ゆっくり口を開いたせっかく付き合ったの に出ていくんですかえまだその設定今日は 彼氏のふりをしてくれたん でしょさんは楽しそうには笑った後すっと 視線をコーヒーに落とす俺は本気ですなみ さんこそなんで頬にキスしたんですかあ あああれはですねなんか必死に私のこと かってくれるたけしが愛しいなって思っ てなみさんの頬が染まる彼女が無意識にし ている上目使いに俺の理性は崩壊寸前だ じゃあ 続きしちゃいましょうかえいやあの突然 そういうのはちょっと何動揺しているん ですか俺は部屋探しの続きをしようって 言ってるんですけど俺はクスクス笑って 直見さんが見ていた情報師を 指さすここじゃ狭いから2人で住める ところ探しませんかそう ねそして俺たちは一緒に情報誌を見て一緒 に住める部屋を探し始めたもちろん俺も家 のことしますし今度料理も教えてほしい です一緒に生きていきませんかそう言うと プロポーズみたいそう言いながら直美さん は優しい笑顔を見せ大粒の涙をこぼし た1年間付き合った彼女にあっさり振られ た俺仕事帰りに焼けしてで帰る途中困って いた美人な親子を助けた実は彼女高校の時 の同級生で元 まるまる礼をしたいからと半ば強引に連れ られて語られた話に道場した俺は彼女に あるものを作って もらうそれの鳥子になった俺は彼女を誘っ て一緒に住み始めるその後彼女が見せた 本性とは はあ俺は藤井正斗32歳俺は今会社の パソコンに貼られた付箋に呆然としてい た俺には付き合って今月で1年を迎える 彼女がいるいや現時刻を持って元カノに なったのだがまさく辛いけど私たちお別れ しましょうさようなら ないわ内愛のことは秘密にしていたし彼女 とは部署もフロアも違うそこそこ大きな 会社なのでこの先合わないようにすること は可能それにしてもだあいつ25だっけ 若い子の考えることは分からん俺は大きな ため息をつきその後も淡々と仕事を片付け たその後淡々と帰る準備をして小さな 居酒屋に 入る30歳の誕生日に見つけた俺の隠れ 方普段はちびちび飲む俺が最初からかなり のペースで飲むことに驚いた大将が訳を 聞いて くれる俺俺は今日の一見を愚痴るとなんと なく気が楽になりサービスしてくれた淡々 麺を食べ店を後にした おっと視界が揺れる思ったよりアルコール が回っているのだ明日も仕事だからと俺は 2日酔いを防ぐドリンクを購入するために コンビニに入ったそしてついでに朝に 食べるパン小を満たすためのおにぎりを 購入して店の外に 出るそれ おにぎり俺は突然声をかけられ周りを 見渡したしかしそれらしき人は見当たらず 首を稼げると再び同じ声がしたおじちゃん それおにぎり おおじっちゃんだ と俺は少しむっとして周りをもう一度 見渡すと声の主は足元にいた幼稚園ぐらい の女の子が俺を見上げニコニコ笑いながら 立っていたのだ女の子は俺の手につまれた おにぎりを完全にロックオンしているうん この子から見たら俺は間違いなくおじさん 仕方ない俺はにっこりは笑って答えたうん おにぎりだよ食べたい なクリクリとした瞳が可愛いからか嫌な 感じはしなかったしかしよそ様の子供に今 の時代安易に食べ物をあけてはいけない 少し酔った俺でもそれぐらいの判断はでき たこれはおじさんのだからお母さんか お父さんは あっち小さな指は彼女の母親らすき人物を 示す母親はバッグを必死に漁り何かを探し ているようだお困りですか俺は女性に 近づき声をかけた普段なら気にかけない 性格の俺酔った生いってやつかもしれない あいえ子供がお腹空いたって言うんです けどお財布が母親は俺を見ずに答えた相当 焦っているように感じる あのじゃあこれ娘さんにどうですか今そこ で買ったばかりですしまだ未開封 ですそう言って俺はおにぎりと購入を証明 するレシートを母親に差し出したえいや そんなわけに はそう言って慌てて顔をあげた母親の顔が 一瞬 固まるうん あまと 君母親はそう言って瞳をふわせふっとエミ を解かせたいただきますおにぎりはあい ちゃんの胃袋へ 献上リスのように膨らんだ頬は自然と俺の 心も満たしてくれたありがとうねこの子お 昼を食べ損ねてお腹空かせて てそう言って苦笑いした女性は幸村はか 高校の時の同級生だとはいえクラスは同じ だったが彼女とは住む界が全く違った彼女 は当時いわゆるバンギャでV系のバンドの 追っかけをしていたのだ高速は比較的緩く 紙には赤だの紫など奇抜なメッシュを入れ ていたはずピアスも耳にたくさん ぶら下がっていた一方俺は目立ちもしない が静かなタイプでもない1番普通の グループに属していたと思って いるちゃんとお金払いたいから家に来ない すぐ近くなんだいやいいよあげるよだめ ここでしっかり支払う姿見せるのも教育よ そう言って優しく微笑む彼女は昔とは別人 だ髪も黒のロング服装も至ってシンプルな ワンピースだけどあの頃から変わらない 整った笑顔に俺は思わず首を縦に振って しまっ たあいちゃんが最後の一口を飲み込んだ後 俺たちは歩いて5分ぐらいのとこにあった はるかの家に 向かう部屋は狭いがきちんと整頓されて おりはるかの貴重面さを感じる空間だ俺は お茶をご馳走になりながらあいちゃんの 遊び相手をしていたあいお兄さん仕事で 疲れてるんだから邪魔しないよそう言って お菓子とお握り台を渡してくれる本当 おにぎりぐらいいいのに俺がそう言うと はかは首を振って答えるだめお金は きちんとしないと何が引き金になって 揉めるかわからないんだからそう言って 少し硬い表情で笑ったそういえばマト君は 今何してるの仕事情報管理的な仕事そうな んだ彼女 は彼女と聞いた瞬間俺は今日のことを 思い出した思わぬ再会のせいで記憶の隅に やられてしまっていたが俺は今日振られた んだ一方的に彼女はいないよそうだよ今日 から古だよ色々あったんだね半ばやけくそ で叫んだ言葉をはるかはクスクス笑い ながら聞いている笑い事じゃないはずなの だが彼女の笑顔を見ているとどうでも良く なってくるのも事実そういうはかはどうな んだよ私見ての通りシルよもう1年経つの かな事務職で働きながらこの子を育ててる のはるかの大きな瞳は慈しむようにあい ちゃんを包み込み微笑んだでも事務職だっ たかな実は今漬けで退職してきた えはるかは少しの沈黙の後簡単に話をして くれた俺の会社でもそうだがジムの仕事は 女性が多い傾向にある お壺様が全ての権限を握っている職場も 少なくないだろうそんな閉鎖的な世界で目 をつけられてしまったはるかの同期は突然 印出ないじめの家中に立たさ れるはるかは見過ごすことができずにおつ と一戦交えてしまったそう だそうすると次の標的は必然的にはかに なったおかしいと思ったらつい声にして しまうんだよはるかはそう言って苦笑いし た彼女の真っすぐで曇りない性格を煙たく 思う人は多かったようだそれを引き金に はるかはあっという間に他のフロアーにも 標的にされるようになってしまった らしい誰も助けてくれなかったのか俺は 救いのない話に外ため息をついた世代の 近い人たちは結構味方でいてくれたよでも 知らないうちに退職することになってただ よねはるかは消えそうな笑顔で笑っていっ た俺はその笑顔を見た瞬間突然高校の時の はかを思い出したはるかは高校の時から 曲がったことを許さずそして上に溢れる 女の子だったのだ赤だとか紫だとかの メッシュごついアに多数のピアスくっきり した濃いめの メイクなあそんなヤンキー格好やめれ ば俺はきっかけや理由はもう忘れたがはか にこういったことがあった彼女はその時も 俺をまっすぐ見てはあその考え方ダサいし ヤンキーにもバギにも失礼どんな格好して ても守りたいものがあって自分の意思で 生きてるなら問題ないわよそう言い放った のだ変わってないね何がそうやって まっすぐで暑くて強い ところはるかは一瞬びっくりした顔で俺を 見つめそして複雑そうに大きな瞳をふわせ た昔はそうだったかもしれないけど今は そうでもないよそうあの頃より雰囲気は 柔らかくなったけど話を聞いてるとはか らしいなって思うし私らしいとかどうでも いい のはるかは俺の言葉を少し強めに止めた 私が今一番守りたいものは娘なのうん はるかはいつの間にか寝てしまったあい ちゃんを見て微笑んだ生きていくにはお金 が必要じゃないそうだ けど仕事を失ってしまった以上何も言え ないの よはかの視線は俺に戻され冷たく悲しそう に震えてい た同僚を守らなければこんなことになら なかっのかもってさえ思った冷たい視線は 俺の心を貫き思わずはかの頭を撫でそうに なるしかしここに来てアルコールは完全 分解されてきたようだ俺はこんな弱った 女性に触れて理性を保てるほど成人では ない冷静な判断の元に手を引いた正田君は 彼女とか作りたいはるかの唐突な質問は俺 たちの間に流れた沈黙を破るえ今日振られ たばかりでそんなこと考える余裕ありませ んそっかでは次の質問家事は得意ですか 苦手です週末一気に片付ける感じで平日は 部屋が荒れます掃除洗濯料理を優勝でも 頼みたいと思いますか考えたことはござい ます実際風代行サービスの利用を考えた ことはあるのだが情報量が多すぎて面倒に なり毎回調べるのをやめてしまうの だじゃあさ私を住み込みの家政府で雇って みない え俺は言葉に詰まる来年あいちゃんが小 学校に上がるのをきっかけに近々引っ越し を考えているらしいだからこのタイミング で仕事を失ったのはきついもちろんすぐに 仕事を探すがその間のつなぎとして明日 からでも働かせてもらえると嬉しいという わけだ以上無理を承知で提案してみまし たはるかが最後に驚けて笑ったけど握られ た拳はかかに震えていて彼女の精神が ギリギリで保たれていることが分かる じゃあ採用試験チャーハン作って俺ははか に合わせるように明るく驚けて答えると パッと笑顔を咲かせキッチンへ向かった すぐに心地よいリズミカルな音や何かを 痛める音などが聞こえてくる特に空腹だっ たというわけではないのだが俺の腹の虫は 危機として美味しそうな匂いを感知した ようだ存在をアピールするかのように 大きく泣いたお待たせお口に会うといい けどはるかがニコニコ笑いながらお皿を 持ってきてくれるいただきますんえうんも お口に会いすぎる俺は一口目で乾杯した米 パラパラじゃんこれその元とか使ってる 試験だから使ってないよ普段はよく使う けどクスクス笑いながらはかが答える もちろん元を使うことが悪いとは思わない ただとにかく美味しくて俺は気になって しまったのだ採用明日から是非お願いし ます こちらこそはるかは嬉しそうに笑って頭を 下げた次の日から本当にはるかは俺の ところに住み込んで働き始めた幸い部屋が 1つ余っていたからそこをはるかとあい ちゃんの生活空間にしてもらう行っ てらっしゃい朝起きたら温かい朝ご飯が あって帰ってきたら夕飯があるそしてお 風呂も湧いている週の真ん中でも部屋に ゴミが溢れない俺は当たり前ではないこと に感謝しながら毎日を過ごすようになった 実は時々お弁当もあるのだ契約にはない けどいいの愛のお弁当のついでよかったら どうぞそう言って渡してくれたお弁当会社 で開けて俺は1人笑ってしまう いいや可愛すぎ だろ幼稚園児とお揃いのお弁当を食べる 正斗君32歳の爆弾だこうしてはかが来て 1ヶ月が経とうとしているお互いのリズム や距離感がつめてきてあいちゃんも俺に なついてくれたようだなぜなら呼び方が おじちゃんからマサ君に変わったのだ そしてはるかの家事はとても丁寧だった 自分の家の住みやすさが格段に上がったの は間違いなく彼女のおかげ俺はお風呂から 上がってリビングに戻ってた今日は先に はるかとあいちゃんに入ってもらったのだ パジャマに着替えてリラックスした2人は 楽しそうにじれあっているイエーイ ヘドバン えいそれじゃダメだめ首に負担かからない ようにするの子供に何を教えてるんだよ いつか親子でライブ参戦する の俺の言葉に少し頬を膨らませたはかが とても可愛い彼女はバギから上がってい なかったようだああ上がるとはやめるとか 卒業するという意味だそうだ最近はかに 教わったしばらくしてあびを連発し始めた あいちゃんあい寝かせてくるねほいまさく おやすみおやすみ優しくあいちゃんの背中 を押しながら部屋に向かうはかを見てて俺 は突然強く愛しいと感じたんだ 溢れ出る泣きたくなるような温かな気持ち ぎゅっと胸を締めつける心地いい 痛みもしかしてこのままでも幸せなのでは 俺はいつしか今の生活を手放したくないと 思うようになっていたある土曜日俺たちは 3人でショッピングモールをブラブラして いたたまには気晴らしに出かけようと2人 を連れ出したのだくるくると色々なものに 目移りするあいちゃんと1つ1つ合槌を 打つはか温かな光景だ俺はそっとあい ちゃんに手を差し出した今日はおじちゃん とも手をつごうな大きな瞳を嬉しそうに 輝かせてあいちゃんが小さな手を重ねて くれる外から見たら家族に見えるかもしれ ない俺はなんとなく気恥ずかしさと嬉しさ と少しの寂しさを胸に置いて笑ったその まま昼ご飯を食べていこうという話になっ て俺たちはオムライス屋に入ったあい ちゃんが一目惚れしたお子様ランチがある のだ料理が到着しオムライスを嬉しそうに 頬張る姿に俺とはるかは顔を見合わせて 笑う俺たちも食べようとスプーンを手にし た時だオムライスをごっくんと飲み込んだ あいちゃんが無邪気な顔で嬉しそうに言っ たさっき落さんいたよ女の人とりんごさん みたいなこと歩いて たはるかが言うにはりんごさんとはあい ちゃんが通う幼稚園の年少組のクラス名だ そうだあれがお父さんの家族なのかな私の 家族は こっち時に子供は残酷だという言葉を こんなに噛みしめた日は後にも先にもない だろうはるかもあいちゃんの言葉にどう 言っていいのかわからないよでオロオロし ているそうだね今あいちゃんを一番大事に 思っているのはお母さんだよまた君は ああ無邪気な瞳で見上げてくる表情に俺の 頭の中で様々な言葉が最て散っていく どんな言葉もしっくり来なくてのど元で 消え た愛はお母さんの大事な子供で大事な 家族そう言ってはかはぎゅっとあいちゃん を 抱きしめるそして俺の顔を見たはかは 苦笑いして口だけを動かしたごめんんあい ちゃんはそっかと笑ってまた目の前の オムライスに夢中になりリスのように頬を 膨らませるはるかもほっとしたように自分 のご飯に手をつけたその日の夜俺とはるか はあいちゃんが寝た後少しお酒を飲んでい たいつもお疲れ様 たまには飲むいいね私お酒大好きなんだ そう言ってくしゃっと笑う笑顔はあい ちゃんによく似ている昼間は愛がごめんね なんかあったっけいやまさ君が家族だとか なんだと かはるかの表情はよく見えなかったが声が 湿っている ああれね俺こそうまくフォローできなくて ごめん俺はとはかの肩に触れてこちらを 向かせたやはり頬にしずくが日本細い線を 描いていた泣き常子いいやこれはそのそう 泣き 常子はるかは慌てて涙を吹くとええと笑う どうして離婚したのか聞いても大丈夫 はるかは濡れた瞳を大きくふわせそっと 頷いた はるかの元夫は典型的なモハ男だったそう だ外で働くことは 禁止しかし生活費を渡してくれないことが 多くはるかは貯金をやりくりしながら整形 を立てていたらしい大きな音を立てられる ことも日常であいちゃんも怯えていたそう 付き合ってた時は優しくて全然気づけ なかった子供ができたら変わるそう信じて 生活していたが今度は浮気ある日離婚届け を置いて家から姿を消したそう だ私たちと家族の時は3人で出かけたこと なんてなかったの にそう言ってはかは泣き崩れた肩を振るわ せ膝を抱える彼女は吐かなくて触れたら 壊してしまいそうそれでも私がダメなやだ から仕方ないんだけどね自分を責める彼女 に何もしないのは無理だったそんなこと 言うなよはるかはダメじゃないダメなわけ がないそう言って俺は思わず抱きしめてい た洗脳とは怖いものあんなに自分に まっすぐだった人間の弱いところをこんな にも引っ張り出してしまうのだからダメな 人間があんなに可愛い子を育てられるもん か俺の言葉にはっとはかが顔をあげた ちゃんと子育てでき てる俺はすがるように見上げるはかの瞳を 隠すようにもう一度強く抱きしめたでき てるよ俺は子育て知らないけどはるかの 子育てはきっと満点だそっ かそう言ってまた肩をふわせた彼女を俺は 落ち着くまで包み込んでいたまさくはさ 変わってないよね 普段のような笑顔を見せたはるかは懐かし そうに目を細めるまあ俺そんなに変わる よそないしそうじゃなくて さはるかはくすっと笑うと高校の時の話を してくれた俺が捨て猫を気にしていたと いうの だそういえば通学路に段ボールに入れられ た子猫が捨てられていて俺は毎日様子を見 に行ってた母さんが動物がにで絶対家では 買えないと思っていたからせめてもの 気持ちでご飯やミルクを持っていっていた 人間の行動に賛否あるのは知ってるでも私 はその姿を純粋に優しいって思ったし誰で もできることじゃない私も愛もあの時の 子猫のようにまさくに見守られているのか も ねふわりと笑顔が解けた俺ははかの手を そっと握ったあの時の子猫たちちゃんと 飼主が見つかったんだきっと幸せになれた はるかももう1回幸せになってみてもいい んじゃない 幸せ俺と付き合って くださいはるかはもう幸せよそう言って 両手で顔を隠した俺とはるかは交際を始め た少し心配だったあいちゃんも彼女の 分かる範囲で受け入れてくれていることが わかるなぜならまさく一緒に寝ようよいい よ絵本一冊 どうぞこうやって一緒に寝てくれるように なったのだそうして穏やかに半年ほどの 時間が流れたまさく まだ卒園式を間近に控えたある日俺たちは 服を買いに行く予定で準備中 だあいちゃんは待ちけれないといった感じ で部屋の中をうろうろ歩き回っているその 時部屋にインターホンが響き渡ったえ誰 だろうそう言ってパタパタとモニターに 向かって小走りでかけより確認する へ大きな声が響きはるかの後ろ姿が硬直し ていたどうした俺は彼女に近づきモニター を覗き込むあお父さんえ信あいつ 元夫よどうしてなんでこの場所が分かった の震えるはかの肩をそっと叩きまずはあい ちゃんを避難させるあいちゃんお部屋で DVD見れるそうそうだ今日はあいちゃん の好きなお花戦士の映画を見てもいいよ さあ行こう俺はあいちゃんの背中を半ば 強引に押して別室に連れて行きDVDを 流すその間にもインターフォンが何度か 鳴らされあちらは帰る気はなさそうだ俺は モニターの前で呆然としているはかに声を かける俺が出るよ家がバレている時点で どうしようもないはるかもあいちゃんとい てていいよそう優しく背中を押すがはるか は何かを決意した顔で短く答えた行く俺は 分かったと答えて通話ボタンを押したはい あるかを出せ いつでも100登板を押せるようにして おいてそうはかに指示すると俺はドアを 開けたはかを返してもらおうかまあ立ち話 もなんなんで どうぞ俺は彼を招き入れたなんでここが 分かったの色々方法はあるささあ 帰ろそう言って信之さんははるかの腕を つもうとするがパシッと乾いた音と共に はかに弾き返すれていたええ何俺がよを 戻してやるって言ってんのにその 態度信之さんの沸点は低くすでに感情は 沸騰しつつある眉がぴくりと動いた今更何 言ってんの勝手に出て行ったのあなた でしょはあわかんねえかな飽きたんだよ あいつに子供まで作ったのになんだ知っ てんな くくっと喉に引っかかる笑い声を上げ信之 さんはおかしそうに笑った愛が見たのよ 一瞬信之さんが表情を失うこいつにも人の 心がごくごくわずか残っていたようだ じゃあ話は早いまた3人で 暮らそう信之さんはもう一度はかの腕を つもうとしたので今度は俺が間に入った あの俺のこと見えてます 誰はるかとお付き合いしてるマですけど その瞬間信之さんが馬鹿にしたように笑い 始めたああ彼氏さんでも残念だねこいつは 俺にべた惚れだからさ無駄に傷つきたく ないでしょさっさと別れた方がいい よそしてはるかの腕をしっかり掴んで外に 出ようとしたやめろて言ってる だろ俺はなんとか引き離そうとするが思っ たより信之さんの力が 強いしかもはかを掴んでいるからそれを 庇うと思うように力を込められなかった 警察かそう思った時はるかが呟いたえ 何俺はもみ合いながら 聞き返すうるさいって言ってんだ よはかのぶち声が俺の耳を突き抜けたそれ は信之さんも同じのようで思わず彼女の腕 を話し呆然としていたえ はるか信之さんは目を白黒させてはるかを 見つめているさっきから聞いてたら何よを 戻そう飽きた寝言は寝ていえ俺は昔見た ことある光景に笑いが込み上げてきたが 信之さんは初めて見るのか金魚のように口 をパクパクさせて いるしかもこいつは俺にベタ惚れだいや きもお前なんてこっちから願い下げ だきっと大きな瞳で睨むはるかの目からは 俺でも声をあげたくなる怖さだもしも初め て見たとしたら ふ俺は盛大に吹き出した案の定信之さんは 額から汗を流し震えていたの だはるかは無表情のまま笑って彼に近づき ごん額をぶつけていたバンギャのヘドバ なめんな 帰れいやそれ絶対に使い方間違ってる から俺は思わず心の中で突っ込んだ余計な ことは言わぬが花だここんな野望な女 こっちから願い下げ だそう言って部屋から逃げようとしたので 俺はグっと彼をつかみ壁に 押し付ける今度俺の彼女とそのお姫様に 近づいたら分かってるは はいそう言って逃げていく姿を見送った そしてはかを見ると彼女は玄関に向かって 塩を巻いているそれ効果あるある そう言ってにっこり笑う彼女に迷いはもう 見えなかった守りたいものに対して盲目な はかは弱さをかき消すほど強くて1番怒ら せちゃいけない人だけど俺にとって1番 守りたい人はるかさんうんあいちゃんがい いって言ったら結婚しませんか巨とした はかの瞳が 揺れる人につきした姿見た後にそれ言える のすごだって俺はあんなことさせない自信 あるもん一生大事にする うんそう言ってはかは静かに涙を流して 頷いてくれ た幼稚園の卒園式が終わりあっという間に あいちゃんの小学校入学式だええ 可愛いふわふわのワンピースに身を包んだ あいちゃん背中にある真新しいランドセル が天使の翼に見える錯覚じゃない絶対に 錯覚じゃない早く行こうよあのね お父さんそう言ってあいちゃんが耳打ちし てくれるああい ちゃん嬉しそうに頬を染めてあいちゃんは これが私の家族でしょそう言って笑って くれたそうだよ家族で一緒にゆっくり歩い ていこうねそして俺たちはあいちゃんを 真ん中に3人で手をつなぎ小学校へ向かう 俺たちもここから始まるんだと思うとマチ 桜の花びらさえとても愛しかっ た今日もご清長ありがとうございます今回 のお話が感動した面白かったと思って いただけたら高評価チャンネル登録を よろしくお願いします

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00:0:05 【馴れ初め 感動】町内会の集まりで出会った美しい団地妻に一目ぼれした俺。ある大雨の日、彼女が泣きながら目の前を通り過ぎようとしていたので引き止め自宅へ連れて行くと…
00:34:24【馴れ初め 感動】家を失った美人上司を泊める事に。「体で返すね♡」彼女はあんなコトやこんなコトまでしてくれて…俺はたまらず「続きをしようか」
01:07:15【馴れ初め 感動】美人母子を助けた結果強引に家に連れていかれた俺。「アレ食べたい」彼女の出した熱々なソレの虜になった俺は…

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