第4弾PVでは「真鶴半島編」を舞台にしたシーンが中心となり、新キャラや車両の登場、さらには舞台のディテールが明らかになりました。ストーリーの進行や演出、車両設定についての考察を以下にまとめます。
1. ペニンシュラ真鶴と舞台設定
ペニンシュラの意味と舞台:
「ペニンシュラ」は「半島」を意味し、真鶴半島が舞台。
市街地感のある演出が強調され、これまで以上に日常風景との融合が見られます。
背景のリアリティ:
都市部の自転車レーンや青いラインの描写が現代的。
一部のカーブミラーや市街地の映り込みが足りない演出は気になるものの、細部にこだわる制作意図が感じられます。
2. 新たなキャラクターと車両
新キャラ:セナ君:
スープラを駆るセナ君が登場。
ドアの閉め方など、細かい動作に配慮した描写が印象的。
スープラとその背景:
トヨタのスープラがBMWのZ4を基に設計されている点が描かれる。
スープラは車重が1.4~1.5トン、86は約1.2トンと重量差があり、その影響がレース展開にも反映される可能性が示唆されています。
啓介カラーの演出:
スープラのカラーリングが啓介のRX-7(FD)を彷彿とさせる点に注目。
キャラクターと車両の関係性を暗示する演出と考えられます。
3. ストーリー展開の伏線
彼方の怪我とドラマ性:
「肘のハンデ」が新たなドラマの要素として登場。
プロジェクトDのような「圧倒的な車両性能」に対抗するための物語上のバランス調整とも取れる。
予選と決勝の情景:
文広の涙や予選シーンが挿入され、彼方の挑戦がどのように展開するか期待が高まる。
夕日の象徴性:
PVラストで描かれる夕日の中の人物は、物語の世代交代や引退を象徴している可能性が高い。
4. 車両描写とメカニズムの再現
タービン交換とディテール:
タービン交換の描写があるものの、工具や作業環境の細部にリアリティが欠けている点が指摘されています。
「軍手からグローブに切り替わるシーン」や「メンテナンス用毛布が欠如」しているなど、プロフェッショナルな作業感が薄い。
マフラーの焼け描写:
紫に焼けたマフラーが不自然に見えるという指摘。
現実では装飾品として販売されているものだが、やりすぎ感が否めないとの意見。
5. ドライビング演出の考察
スピンターンと操作の矛盾:
サイドブレーキやハンドル操作にリアリティが欠けている。
彼方の肘の怪我設定に合わせた操作描写が不自然で、改善の余地あり。
タイヤ痕やスキッドマークの欠如:
スピンターン後にタイヤ痕が残らないなど、これまでの描写と整合性が取れていない。
ドリフト演出では細部のリアリティが求められる。
6. その他の演出
追加メーターの表示:
ターボ仕様の演出として油圧やブーストの追加メーターが描かれる。
並びの正確性は不明だが、雰囲気を重視した描写と考えられる。
彼方のシートベルト装着:
シートベルトが正しく描写されている点が評価できる。
一方で、スープラ側のシートベルト描写にも改善が期待される。
総評
PV第4弾では、新たな舞台「真鶴半島」や新キャラ・車両の登場によるストーリーの進展が示唆され、シリーズ全体の期待が高まる内容でした。一方で、細部のリアリティや操作描写に一部課題が見られるため、今後の本編でどのように改善されるか注目です。
特に、彼方の怪我や夕日の演出など、物語のテーマ性やキャラクターの成長がどのように描かれるかが、シリーズの鍵となりそうです。
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