最新ネタバレ『ゴールデンカムイ』273-274話!考察!鯉登が見る鶴見劇場!アシリパは土方との合流へ!
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場面は久々に登場、頭巾ちゃんことヴァシリ!
まだ尾形との対決中ですね。
サッポロビール工場では雨により火事がほぼ収まったため、
集まった消防団が解散していきます。
ヴァシリはその中から走り出した人物を尾形だと見定め狙撃しようとしますが、
一瞬迷っている間に尾形は屋内へと逃げてしまいました。
尾形が囮を使うことや、その囮に引っ掛かり逆に場所を特定されてしまったことなど、
これまでの経験がヴァシリの迷いとなってしまったのです。
一方そのまま家屋を通り抜けていった尾形は門倉とキラウシの姿を見つけました。
(カドクラスイッチで爆睡中だった門倉は目が覚めたようですね)
土方一派が杉元たちと手を組んだ今、尾形は果たしてどこに向かうのでしょうか。
杉元たちと合流したアシリパですが、有古の死や目の前に転がる房太郎の遺体を目にし、
頭を抱えてしゃがみ込んでしまいます。
恐らく“ゴールデンカムイのもたらすものは殺し合いであり、
白石や杉元も殺されるだろう”という鶴見の言葉が重く圧し掛かっているのです。
そんなアシリパを見て杉元が運転席から腕を伸ばし、アシリパを抱きしめるように支えました。
アシリパは震えながら杉元の腕にしがみつきます。
そして杉元の腕の中で落ち着き考えをまとめられたのか、白石が牛山の姿を発見すると、
アシリパは覚悟の表情で立ち上がり牛山に向かって叫びました。
「土方歳三を呼んで来て!!偽物の判別方法が分かった!!」
ビールが溢れたり雨が降っていたり水はたくさんあったのでどこかで気づいたのでしょう。
有古は菊田に背負われ病院に運ばれました。
「お前まだ自分のマキリを作ってねぇだろ!!」と呼び起こす菊田。
すると有古が「ぷはッ」と息を吹き返しました。
良かった有古生きてた!!
有古が何故あの距離から撃たれたにも関わらず無事だったのかは菊田の言葉で分かります。
「有古…親父さんに守られたな」
恐らく父のマキリを胸元にしまっており、それが銃弾を防いでくれて、
衝撃で息が止まったようになっていたのでしょう。
それは、後に北海道のどこかの小さな郷土博物館に展示されることになる“有古のマキリ
”の文様から感じることが出来る(しかしそれはまた別のお話)
というニクイ描写になっているので是非本誌を読んでください。
そして有古は菊田に感謝を伝えると、
「でも傷の手当てをしたら俺はアシリパたちと共に戦います。
俺は中央にはつきません」と伝えました。
有古はついに自分の意思で道を選択したのです。
とは言え鶴見に人質を取られているはずですが大丈夫でしょうか。
菊田は中央であり鶴見の味方ではないということを踏まえて伝えたのでしょうが、
菊田の方の意思はまだよく分かりません。
「まあまあ、ゆっくり治せ。また一緒に温泉入ろうな有古よ…」と言い去っていきました。
「また温泉入ろうな」という言葉は純粋にまた温泉にでも入って語り合いたいということなのか、
また温泉=登別(第七師団の療養地)で会おうという意味が含まれているのか…。
有古に対して罪悪感を抱いていることもありますし、何か覚悟を感じる雰囲気でした。
教会では鯉登が早口の薩摩弁で鶴見に“月島がアシリパを追跡し
ているので何名か応援に連れて行っていいか”と聞いていました。
恐らく鯉登はわざと早口の薩摩弁を使っていますが、
表情が今までの心酔状態とは違うのできっと鶴見は見抜いているでしょうね。
ちなみに月島の代わりに二階堂を通訳にしています。(洋平の耳に話しかける鯉登が律儀)
鯉登の言葉に対し鶴見は「いや…月島を連れ戻せ」と返しました。
「“暗号を解く鍵”は正しい気がする。アシリパはもう必要ない」
これはもうアシリパは狙われないという朗報にも取れますが、
早くも暗号を解読し始めているということでもありますし、何より鶴見の立ち姿が不穏…。
鶴見の対応を見た後の鯉登は(ホラ見ろ。鶴見中尉殿はすごい)と思いました。
その感情は尊敬半分恐れ半分というように感じます。
その時ふと鯉登は、二階堂が仲間たちに「ビールを頭から被ったみたいににおうぞ」と言われているのを耳にしました。
第252話で杉元たちとビールを浴びて泥酔状態のグダグダな乱戦になったんですよね。
ということは鯉登と月島もずっとにおっていたということ。
それはつまり、2人が教会内にいることが恐らく鶴見にもバレていたということです。
2人がいることを知っていたならば、
鶴見が2人にも聞かせるために嘘を吐いていた可能性があります。
鯉登はまんまと鶴見を信じ動き出した月島を心配しました。
しかし“全部嘘だったとは限らない”と思い直します。
海を隔てたすぐそこで凄むロシアの軍港は日本にとって危険なものに変わりないですし、
本当の目的が日本の防衛と繁栄のためだと“信じたっていいではないか”と鯉登は思うのです。
何よりすべてを捧げてきた月島軍曹はあの台詞が“飛びつきたいほど”欲しかったはずなんだ)
月島の心理を理解する鯉登は鶴見の後ろ姿を見つめていますが、
果たして鯉登の心境は今どこにあるのでしょうか!?
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