【異世界漫画】ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される。 1~45,3 【マンガ動画】
攻撃を防がれ困惑していたリッチだったが 気を取り直したのか再度視認を飛ばしてき ただが無駄だすでに展開していた魔力衝壁 がそれを防いだ黒い歯は衝壁に当たると共 にへし折れ粉なご々な肉だけ無惨していく 今一体何をしたあるか魔術だよ言い忘れて たけど俺は魔術師なんだダンジョンに入っ てからずっと戦闘はタオに任せきりだった からな隠していたわけではないが木の練習 に集中してたし見せる機会がなかったのだ 声なき声をあげながら黒い歯を連発して くるリッチふむ闇系統魔術か魔物の使う 魔術ということで嫌いされているから魔術 書がほとんど存在しないんだよなせっかく だから調べさせてもらうとしようえっと そのためには魔力消壁の強度を下げて 代わりに男性を目いっぱい上昇とよし オッケードンと来いズンと鈍い音を立て 黒い歯が衝壁に突き刺さるだが歯は衝壁を 貫くことはなく勢いを殺され完全に停止し た攻撃力を失った黒い刃を手に取りそれを 調べるピリピリしたしびれを感じるこれは 毒かA魔力を毒に変化させて飛ばしている のか毒というのもちょっと語弊があるか 実際にある毒物を使うものよりは魔術な 側面が強いので精神的な毒つまり呪いを 固めて飛ばしているというのが1番近い 表現かな肉体よりもその内部生命力に作用 する攻撃まともに食らえば生命力を直接 削られるため見た目よりも攻撃力は高そう だそれでも術式としての考え方は火水など とそこまで変わらないので魔力消壁で問題 なく防御可能である俺に軽くされたのに 驚いたのかは慌てて魔力を練り 始める両手に集まった魔力は戦国とは 比べ物にならないは両手に集めた魔力の塊 を鋭く尖らせ獣の牙のように上下に広げる ロベルトそれはやばいある避けるねあれは 闇系登場今術シか似たような構造だが市人 とは比べ物にならないほど強い魔力が込め られているそれとも他にも何か追加効果が あるのかな気になるかの俺を見てにやりと 笑うとは黒い歯を上下から繰り出し てきた高速で迫りくる歯が魔力消壁に激突 するが突破することは叶わない勢いを殺さ れ転がった歯を拾い上げるというわけで その夜俺は城の地下へ向かうことにした 信じてくれたアルベルトを裏切るのは少し だけ心がいたんだがそんなことより 禁じっくり 見て触ってどんな術式が編み込まれている のか観察したい入ってちょっと見てすぐ 帰れば問題ないだろう多分深夜目を覚まし た俺はベッドから起き上がると動きやすい 服に着替えて廊下出る夫見つからぬよう姿 を隠さなければなを呟いてねじると空気の 渦が俺の身体を包み込む風景魔術イント車 これは風の流れで空気のレンズを浸り出し 光の屈折を利用して自分の姿を見えなく する魔術だ不自然な風の動きを作り出すの でそれなりの使い手が近くにいると気怒ら れてしまうが城の兵士たち相手なら十分 機能するちなみに本来のイン車は術者が 動けば解除されてしまうが俺のはゆっくり 動けばついてくる要制御してあると言って もあまり早く動きすぎると残像のように 見えるが歩く速度なら問題なしどう中兵士 とすれ違ったが俺に気づいた様子はなかっ た道中は順調あっさりと地下への階段へ たどり着く入り口には特に見張りはおらず 俺は階段を降りていく古い螺線階段を降り ていくにつれピリピリと肌を刺すような 感覚に襲われるこれが結回か近づくとより 分かりやすいなしかもこの結界外からの 侵入を防ぐというよりも中から破られない よう編み込まれているようだどうやら中に やばいものがあるのは確定か階段を 折り切ると周囲は石の壁で囲まれており 正面には小さな扉があったこれが結界の 中心か触れようとすると強い抵抗を感じる まずは結界を解かなきゃだなかと言って 力任せに壊すわけにもいかない侵入の痕跡 は残せないからなとりあえず結界を制御し 通過許可を得る形で通過するベストだろう その前に一応結界を貼っておいた方がいい か結界の外側からもう1枚結界を展開して おけば中で何か起きても安心だ俺が念じる と泡のような形をした魔力が俺を中心に 広がっていく水形等魔術滝単純な結界能力 はもちろん主に衝撃や音を柔らげる能力に 特化しておりこの中で大爆発が起こっても 他に知られることはないその後ゆっくりと 結界の構成を調べるふむふむなるほど かなり強固な結界だがどうやら王族の地下 それに許可を与えられたものであれば比較 的要因に通貨許可を得られるようだな結界 の制御系統を書き換えてとよしこれで問題 なく通過できるあ物理的に鍵を開けるだけ だ時計魔術石型台で作り出した鍵を 差し込みひねると扉はあっさり開いた全く 呆えたものか関心したものか一応聞くが 魔術書以外には興味はないのかな申し訳 ありませんがふむそうだろうなやはり城で やることもそろそろ限界があるよな アルベルトについていればたまに射場に 連れて行ってもらったりできるがそれでも 大っぴらには動けないせめてもう少し上の レベルの魔術書があればいいんだがそう いえば城の地下にショ庫があったっけ アルベルトがぽつりと漏らした言葉に俺の 耳が反応する鹿子庫にはあまりの危険さゆ 故えに取り扱いを禁じられた魔所の類いが たくさん封印されていると聞くその中には 金書も多数含まれており昔この国を滅亡 寸前まで追い込んだ魔人が封印されたもの もあるらしい魔女とは本物に魔力を込めた 魔道具のようなもので誰が使っても効果を 発揮するのが特徴だただその作成には かなり高度な魔術知識と時間が必要とさ れるためその貴重さは魔術書とは比べ物に ならない魔術を封じたものでさえなかなか 市場には出回らず城にも数冊しかないので 俺もじっくり見たことはない特に強大な 魔術が込められたものはあまりの危険さ 故えに禁止扱いされ国で厳重に保管されて おりの際にしか使われないと聞く以前どこ かの対戦で近所が使われたらしいがそれを 唱えると敵軍に雷が振り注ぎ一瞬にして 壊滅させたというただし術者はその反動で 50年以上年を取ってしまったとか魔人を 封じるなんて魔術が込められた金書が どんなものかなど全く想像もつかない どんな術式を編み込んであるのだろう すごく気になる小さい頃に随分脅された ものだ悪いことをする子は金に封じられた 魔人に食べられちゃいますよなんてなはは 言われてみれば確かに城の地下には不自然 に強力な結界が展開されているのを感じて いたきっと国の重要書物などが入っている のだろうとあまり興味を持たなかったが そういうことなら話は別だ画然ワクワクし てきたぞアルベルト兄さんその話もっと 詳しく聞かせてくれませんかおいおい ロイド妙に目を輝かせているじゃないか まさか入ろうとしてるんじゃないだろうな いきなり釘を刺され同揺しつつも何も なかった風を予想笑顔を返したやだな そんなことするはずがないでしょう アルベルト兄さんその割には笑顔が 引きつっているようだがも元踊りじこんな ものですよあはあはなんとか受けえが同様 の成果こちなくなってしまうどうにも演技 をするのは苦手だしばらくじっと俺を見て いたアルベルトだがすぐに口元を緩めた まあそうだなそもそも城の地下には城の 魔術師が住人係かりで編み込んだ結界が 貼られている人目を盗んではいるなど不 可能だ僕でも入るには許可が必要だしね アルベルト兄さんは入ったことがあるん ですかああと言っても入り口だけだがね というかそれ以上は入れなかったんだ奥 から発せられるわ踊りじしい魔力の渦 思い出しただけでもおじけが出る魔人が 封じられた金所があるという話も信じて しまうよブルルと身体を振わせる アルベルト演技ではない少しだけ顔が 青ざめていたどうやら本当のようであると まあそんなわけだロイドお前は少し変わっ ているが無茶をする子ではないまさか行く わけがないと思うがはい行くわけがあり ませんとも俺はアルベルトの問いに頷いて 返すのだったなんだか生かい視線を向けた 気がするく使い間に手を噛まれるとはこの ことだ私は冒険者のタオというね怪しい ものじゃないよそんなことをやっている間 にもタオはアルベルトに声をかけている ふむ僕はアルベルトディサルームこの国の 第2王子だよお王子様これは飛んだ ゴブレイを許してくださいあるよいいさ 知らなかったのだろう僕は気にしていない よありがとうございますねたどたしい口調 で頭を下げるタオ他の国ならともかく比較 的平和なサルームでは王族に少々ブレな口 を聞いたからと言って即刑罰なんてことは ありえない俺たち自身国の方針で王規則だ からとあまり存在な態度は取らぬように 言われているのだおかげでうちの王族は フレンドリーというか民衆たちからも慕わ れており魔獣狩りなどで外へ赴いた時など は平民たちの家で食事を振る舞われる なんてこともそう珍しくはないのである それより冒険者がこんなところで何をして いたんだいこの先の湖で祠の修繕以来を 受けてそれに向かう途中よその道中白と 見えたあなたの顔が少し知り合いに似てい てねつい追ってしまったよペコリと頭を 下げるタオだが上使いでアルベルトを見る 目はどこかじゃに見える怪しいシルファが 無表情のまま馬から降りタオの前に 立ちふがる怪しいですねこの女気になった なら堂々と声をかければいいのになぜ気配 を消して近づくのですそもそも喋り方から して怪しいではありませんかなあ ここの喋り方は単なる鉛りある気配だって 別に消したわけじゃなくそういう呼吸が癖 になってるだけよああなるほどみんなが タオの気配を感じなかったのは木の呼吸の おかげか俺だけが感じ取れたのは同じく木 が使えるからだろう近づいた今なら分かる 木の呼吸を行うタオは体内の気を散らさず 循環させているためあまり外へ漏れ出てい ないのだほうでは先国からアルベルト様に 邪し戦を向けているのはただイケメンだな と思っているだけよ邪なし線なんて とんでもない分かりやすく同揺するタオに シルファは随いと詰め寄るないのかあるの かはっきりしなさいシルファ辺にしてあげ なさいえとお 君も楽にするといいアルベルトが声を かけるとシルファは一瞬タオを睨んだ後 すぐに後ろへ下がったそれでもいつでも 動けるよう絵に指先を当てているタオは 緊張が切れたのか大きく息を吐いて腰を 下ろした ありがとねアルベルト様助かったよこの人 美人だけどとんでもなく怖いねところで タオ僕が知り合いに似ているらしいが僕は 君を見たことがないんだ人違いではないの かいふむ確かに私ら探しているのは ロベルト名前違うよそれにアルベルト様と は少し雰囲気も異なるねげタオのやつ俺の ことを探してたのかよいきなり飛んで逃げ たからな探していてもおかしくはないかは まあ姿を変えてたし気づくことはない だろうちらりと視線を向けるとタオが俺を 元けしていたむむあの子どこかロベルトと 木の雰囲気が似てるよでも明らかに姿が 違うね思い過ごし 嫌でもタオは俺を見ながらうんうん唸って いるさすがに分かりはしないだろうが心臓 に悪いなシルファは牧刀を握りまっすぐに 切りかかっていく振り下ろす剣を軽く いなしながらシルファへと牧刀の喫先を 返したシルファはそれを受け距離を取った うんいいですよロイド様口元に笑を浮かべ ながら俺と剣を交えるシルファよしいい 感じにごまかせているな初めてシルファ から剣術ごっこを持ちかけられた時俺は 泣かれたあまりに弱すぎてである当時7歳 くらいだった俺を捕まえてそれはないと 思うのだがシルファ曰くふざけていると しか思えない弱さだったらしい俺は本気で やっていたつもりだったがその恥ずかし ながら前世の頃から運動は苦手なのだそれ からシルファのスパルタが始まった毎日刀 を握らされ非妊相手に何度も何度も 打ち込みをさせられた運動議嫌来の俺に とってはまさに地獄完全に堅術ごっこの息 を超えておりその後の読書に支障が出る レベルだったなので俺は少しずルをさせて もらうことにした魔術の中には物体を操作 制御する類いのものがあるそれが制御系統 魔術これを使えば自身の身体をプログラム した通りに自動操作することが可能現在は シルファの動きをトレースし俺の身体で 再現しているのだカキ 牧刀がぶつかり合う音が辺りに響くあは 素晴らしいですロイド様シルファの動きを トレースしているので当然互角で打ち合え ている棒よりの様子みにしておけば比較的 肉体への負担も少ないふうでは今日はこの 辺にしておきましょうかしばらくすると 満足したのかシルファは額体の汗を拭った ふうやっと終わったか自動で動かしていた だけとはいえそれでも結構耐えるなみたい が少し重い座り込んで休んでいると シルファがキラキラした目を向けてきた ロイド様の権技メキメキ上がっていますね これなら私と互格にやり合う日もそう遠く ないかもしれませんあはそそうかな シルファの権技をトレースしているからな とは口が避けても言えない向こうも当然手 加減をしているのだろうが最初に比べても 少しずつ早く強くなっているにも関わらず 俺が対応しているからメキメキ強くなって いるように感じているのだろう俺が制御 系統魔術でやっているのはあくまでも相手 の動きに合わせているだけだからなまあ 本気で切りかかってくることはないだろう ししばらく魔術でずるしているのはバレ ないだろうバレたらその時考える とりあえず本が読みかけだし早く図書館に 戻りたいじゃあ俺は図書室に帰るからはい お疲れ様でしたうんうん素晴らしい神立て ぶりですねゆくゆくは騎士団長か牽制か ふふ将来が楽しみですシルファは何やら 恐ろしげなことをブツブツ言っているが 多分気のせいだろう図書室へと帰る俺を シルファは笑顔で送り出すのだった シャールズの言葉を俺は驚きの声をあげる そんなことになればアルベルトラに混じっ て王になるための勉強をしなければなら なくなるし他の王子たちと大いを競そって 争わねばならない俺は気ままに魔術の研究 をしたいのだ時期多い継承権なんて 真っぴらごめんであるおおアルベルトが 立ち上がる反対してくれるのだろう助かっ たまだ10歳である俺に時期多い継承権を 与えるなんていくら何でも無茶な話である ほっと胸を撫ですとても良い考えです ロイドはきっとこの国を支える存在になる 王としての学びはその時きっと将来の役に 立つロイドとの多い争いは僕としても脅威 ではありますが相手がロイドなら負けて やむなしむしろ競い合えたことを公栄に すら思いますと思ったらアルベルトまで 賛成しているおいおいちょっと待て俺は 慌てて立ち上がるま待ってください身 に余る光栄感謝いたしますですが自分は とてもこの国の大たる器ではありません 慎しんで事態申し上げますむ俺の言葉に チャールズは少し考えて頷いた そうかそれは残念だふうよかったなんとか 断れたようであるいきなり大い継承権とか むちゃくちゃだぜしかしにあっさり 引き下がったなまあいいやこれで安心だ俺 はアンドの息を吐いたなるほどつまり ロイドよお前の器はこの国だけで収まる ものではないと言いたいのだな確かこの 大陸は未だ平穏とは言えぬそれを統一する ような世界の覇王となるとふ我が息子 ながら大きく出たものだそういうことなら その考え尊重せねばなるまいてこの国では 収まりきらないうは確かにそうだ例えば 世界をまたにかけた大魔術師ウィリアム ボルド士のような人物に育つかもしれない そのためには王としての教育よりもっと他 にもっとやるべきことがあるのかもしれ ないシャールズとアルベルトが何か ブツブツ言っている2人ともニヤニヤし てるけど大丈夫だろうかロイドよではこれ からもしっかりと励むのじゃぞ期待して いるぞロイドはいなんだか2人がすごく 期待を込めた目で見てくるがともあれなん とか大い継承権は継がずに住んだようで ある人安心だんしばらくじっと見てみると 剣の真ん中に細い日が入ったピシピシと ひび割れるような音が鳴り剣は真2つに 折れてしまったありゃなんでだ鉄よりは鋼 の方が硬いはずなのになぜ同じ不術をかけ て壊したのだろう首をかしげていると グリモが口を開くまずい液が新品だった から不魔術の効果を忠に伝えちまったのか もしれませんねロイド様の魔力は半端じゃ ねえですからただの鋼じゃ耐えられねえ ですよあのまずい駅は劣化してたってこと かしかしそんなことよく知ってたね ゲーマー家事についてはしもそれなりの 知識がありやすいぜカジ氏グリモールと いや甘かじゃちょっとは長売れてましてね えへ得意下に笑うグリモどうやらかなり 家事師としての知識があるらしいこれなら 不魔術の助けになるかありがとうグリモを 使い間にしてよかったよ古代魔術は古臭い だけでいまい使えなかったが果事としての 知恵は助かる俺自身魔術以外にはそこまで 詳しくないしなうんうんと頷いていると グリモはポカンと口を開けていたんどうか したのかいいいいえ何でもありませんぜ あっけに取られたようなグリモだったが 小声で何かブツブツとつぶやき始める こいつ魔人である俺様を使い間にできて よかっただとけいい気になっているのも今 のうちだぜだがなぜだ不思議と気分は悪い 気分じゃねえだとあくそ調子が狂うぜなん だかわからんが情緒不安定はいつものこと かそれより不魔術の続きに取りかかると するか結局色踊りじめしたが鋼の剣は強度 増加を二重が限度だった他の武器も似た ようなもので普通の武器にはあまり何枚も の強化術式をかけるのは難しいらしい ちなみに3割くらいは失敗してへしおった てへ残るはこれだな最後に残ったのは赤い 等身の探検であるさやには綺麗な装飾がさ れておりも股また同様の紋用が刻まれて いる術式が元から組み込まれているのか こいつは魔剣ですなああおそらく アルベルト兄さんのだろう鋼の剣ばかり じゃ飽きると思って俺の練習ようにおまけ で入れてくれたのかなちなみに魔剣という のは付与した武器と違い剣を鍛える段階 から術式を組み込んだものである鉄を叩き ながら術式を編み折り曲げてまた術式を 編むそれを何度も繰り返すことにより通常 の付与とは比べ物にならないほどの術式を 編み込んでいるやあロイド何をしているん だいいつものように読書をんでいると 爽やかな青年の声が聞こえた振り向くと 金髪のすらりと背の高いイケメンが立って いる俺のここの上の兄アルベルトだ カルーム国の第2王子で大い継承証権も第 2位だが分部ともに非常に優秀で時王との 噂も立っているほどであるアルベルトは俺 が魔術書を読んでいるのを見てニこりと 微笑む魔術書を読んでいるんだね僕も一緒 してもいいかなもちろん構いませんよ アルベルト兄さんありがとうでは失礼して アルベルトはテーブルを挟んで俺の正面に 腰かける手にしていたのは政治関係の本 だった俺がテーブルに積んでいる魔術書の 山を一別し自分も読書に没頭し始める他の 兄たちは俺をあまり気にしていないようだ がアルベルトはなぜか俺をよく気にかけて くれる多分普通にいい人なんだろうなそれ にシルファと違って俺にあ足ろこうしろと 言ってこないのもいい俺はアルベルトから 本に視線を戻しまた読書に没頭し始めた どれくらい経っただろうかパタンという音 がしてアルベルトが本を置くふうロイドの 集中力はすごいねこん負けだよ本当に魔術 が好きなんだねアルベルトが立ち上がり腕 を持ち上げるとバキバキと音が鳴った首を 傾けるとまたボキボキとそれを見た俺は 思わず苦傷するお疲れ様ですアルベルト 兄さん僕は気分転換に少し身体を動かして くるとしようよかったらロイドも来るかい 射撃場ですかああ好きだろうはい俺は アルベルトの誘いに即頭する俺は身体を 動かすのは好きではないがアルベルトの 誘いは別だと言っても好感度がどうとか いう話ではない後継者として期待されて いるアルベルトには様々な施設の使用権が あり今から気分転換に行く射撃場は魔術の 練習に持ってこいなのだじゃあ行くとする かアルベルトについて城の裏側にある広場 に向かう入り口を管理している部屋兵に 挨拶をして中に入ると一面の芝フが広がっ ていたここが射撃場簡単に言えば魔術の 的当てができる場所だ大掛かりな魔術の 実験をする場としても使われるため危ない ので子供の俺は1人では入れないのだはあ いつ来ても広いですね城の魔術師たちも的 を狙って炎や水の魔力級を飛ばしている 魔術を使用する感覚は人によって異なる 例えば同じ過を放つ場合でも全身から集め た魔力を1点に集めて放つ流れのスムーズ さ速さなど連度は1人1人異なるそれを見 ているだけでも結構楽しいのだ魔術師たち に興味心々な俺を見てアルベルトは微笑む 母はロイドは本当に魔術が好きだなええ 大好きですそう素直に喜んでくれると連れ てきた会があるというものだよさてそれ じゃあ僕たちもやるかいはいアルベルトは 頷くと兵士たちに命じて敵を用意させる 100mほど離れた場所に1から9までの 数字が刻まれた代償様々な敵が並んだ人の を見るのも楽しいがもちろん自分でやるの が1番だ中踊り地で大っぴらに魔術を使う 機会はないからなそうこうしているうちに 敵の配置は終わったようだではロイドから やるといい分かりました敵当ては説明する までもないような簡単な競技だ先手と5手 に分れて10回ずつ魔術級を放ち大きな 数字の書かれた的を多く倒した方が勝ち それだけであるもちろん数字の大きな的 ほどサイズが小さく当てにくくなっている 的を前にして俺は魔力を指先に集めて火球 を作り出したもちろんただのではない現在 研究中である回転運動を取り入れた改造 魔術だ魔術を構成する術式を持てり魔力級 の核に回転力を持たせることでただ まっすぐ飛ばすだけでなく様々な方向への 変化が可能となるもちろんそんなことをし なくても普通に動きを制御して中央無人に 動かすことも可能だがそんなことをして 当てても面白くないせっかく実験できる 機会なのだから色踊りじてみたいもんな おおん遠覚えをあげながら襲いかかって くるコボルトたちこの絵たちは剣を 抜き放ち迎えコボルトの振り下ろすの剣が 受けようとしたこの絵の鋼の剣と接触した え驚きの声をあげたのはこの絵とこぼると 両方だったこぼの持っていた鋼の剣が抵抗 なくへし折れこの絵の剣は勢いのままに 小ボルトの銅を捉えるそのままざりと コボルトの身体を切り裂いたぐわー先血が 吹き出てこぼるとは倒れる他の場所でも俺 の付与した鋼の剣がコボルトたちの武器を へし寄っていくななんだこの切れ味はこれ が付与の力というものかこのように頑丈な コボルトの体毛を一で切り裂いてしまうと はその切れ味にこの絵たちはとても驚いて いるようだどうやら不与はうまく働いて いるようだな武器で勝さるこの絵たちは あっという間にこぼるとを追い払って しまったははは どうだお前たちこれが我が弟の実力だ恐れったろう後でしっかり霊を言っておくことだなアルベルトが誇らしげに笑っているおいおい勘弁してくれよ俺は目立ちたくないんだが俺が自止目を向けているとアルベルトが満面のミを浮かべの両肩を叩いた素晴らしいじゃないか 成功率も去ることながらとんでもない 切れ味だったぞあれほどの不要魔術を 使えるなんて本当に驚いたよえええと母は まずいやりすぎたか俺の想定以上に評価が 高い使い手が少ないから少々やりすぎても 大丈夫かと思ったがそれが裏めに出たかも しれない俺がどう答えたものかと試案して いるとアルベルトは言葉を続けるいつも本 の虫だったロイドが実質にこもりっぱなし だったからきっと何かやっているのだろう とは思っていたがまさか不術をここまで 極めているとはね道具はシルファに集め させたんだねとんでもない才能ださすがは 僕の弟だよどうやら俺の思い過ごしだった らしい俺はアンドの息を吐いたはい アルベルト兄さんの言う通りですどうやら 不魔術に向いてたみたいであははうんそう だろうそうだろう同台これからも不要をお 願いしてもいいだろうか道具は僕が融通 するからさ頼むよ道具を本当ですかああ もちろんだとも今回使った道具は基本の ものばかり不魔術には他にも色々な材料が 必要だそれをアルベルトの力で集めて もらえるならこれからはもっと色々なこと ができそうであるふふロイドは良き才能を 開化させたなこんな年齢から純宅な資金を 使って思う存分不術の修行ができるもの などそうはあるまいこのまま行けば国一番 いや世界一の不術師になることも不可能で はないなアルベルトが何かブツブツ言って いるが俺は様々な付与の組み合わせを 考えるので頭がいっぱいだった連れて行か れた先は城の隅にあるレガを積み重ねて 丸型のドームにした建物上部からは煙突が 生え近くには井戸がある昔この建物は何 だろうと中を覗いてみたが中は物置きに なっていたっけ一体こんな場所に何のよう だろうかおここだここだ懐かしいなリアン はそう言いながら扉を明る中は以前見た時 とは全く違った部屋の中央には巨大な路が 置かれ金とにハンマーペンチのみ不様々な 役品様々な家事道具が並んでいたここは俺 がガキの頃に使っていた工房だよ留学の際 に道具を持っていってたんだが帰 るってことで1速先に送り返しておいたの さ今日から向こうで学んだ家事仕事ができ るってもんだぜ花歌を歌いながら道具を 触るディアンその顔は子供のように キラキラしていたディアン兄さんは家事が 好きなんですかおおだから向こうで色々 学んできたんだ向こうはすごいぜ冬魔術や 魔剣政策の技術が進んでいてよこのまま じゃ行けないと思ってアルニーに相談し たら優秀な不与術師を紹介してくれ るって言うから期待したんだがまさか ロイドとはなわあと従々しいため息を吐い てリアンは俺を睨みつけたロイド悪いが アルニーの言うことを鵜呑みにはできねえ お前が本当に不与術師として優秀なのか どうかまずは試させてもらうぜわあくん なんだか厄介なことになってきたなついて きた城が不安げに俺を見上げているこの 液体が何か分かるかリアンは水瓶の中に 入ったキめく液体を差し示しすまずい駅 ですね付与の際に術式と共に塗布する液体 です向こう基本は知っているようだなだが これはどうだスーは歩きながら俺は息を 深く吸い込み長く吐くなんとなくまだ魔力 を誓できない魔術師の卵なんかが行う修行 に似ているな精神を統一し呼吸に全を集中 体内を循環する魔力の流れを意識する魔術 師の修行でも処歩の処歩才能ある魔術師は 必要とすらしない修行前世で魔術の才能が なかった俺は最初の頃はずっとこれをやっ ていたのであるうん身を見まねだがなんと なく体内に力がみなっていくような感じが する魔力を完全に誓覚しているからこそ 分かる2体の奥底に感じる力これが木と いうやつだろうか自分だけでなくタオの 呼吸ダンジョンのあちこちからもかな呼吸 の気配が感じ取れるむ前方に何かいる 曲がりの向こう側から濃い気配を感じた俺 の言葉にタオは驚いたように目を丸くする 驚いたロベルトも気を使えるか似たような 修行をしたことがあるからねちょっと真似 てみた面白そうだったしね面白って気配殺 地だけでも普通は5年は修行しないと身に つかないよそれを見ただけで使えるように なるなんてとんでもない才能ねた様子で ため息を吐くタでも面白そうだからって 理由とてもこよしね好きこそ物の上手なれ よそういうことならいいものを見せて あげるねよく見ておくといいよそう言うと タオは縁を描くように身体を動かしていく タオのへそから生み出された木は全身を 循環するように回りながらタオの両腕に 集まっていくは掛け声と共に十分に集まっ た木の塊を放つそれは前方敵の気配がする 方へと飛んでいく直後ズんと衝撃音がなり 魔物の気配が消滅したふこれが飛行団ね今 のは見せるためにわざとゆっくり打った けどもちろん高速で放つことも可能よおお すごいなタオまねタオは不と鼻を鳴らすと 俺に背を向けた木まで使えるなんてこいつ は飛んだ広いものねそれにロベルトは木に 興味心身教えてあげる名目で師匠と弟子で ラブなロマンスも期待できそうよしかも 立派な武道家に育てあげればうるさいじい ちゃんも私の言い名付けとして認めるに 違いないふひこいつは飛んだ広いものある なタオは何やらブツブツ言いながら不気味 に笑っているなんか怖いし放っておいて先 に進むかロベルト 何をニヤニヤしてるねああなんでもないよ それよりこの探検大して価値がないなら もらっても構わないか 元よりそのつもりねお好きにどうぞ ありがとう魔術付与された探検はちょっと 欲しかったんだよなもちろん上にもそう いった武器などはあるが高価なものばかり だし気軽に分解したりはできないのだだ から不与系統魔術についてはまだ試してい なかったのだがこれで不与魔術の実験が できるぞ宝箱の破片と共にカへと放り込ん だすると午後と辞りがし始めるおっとそう いやダンジョンは宝箱を取ると消滅するん だっけかうん早く外に出るよ俺はタオと共 にダンジョンの外へとかけるのだった外へ 出ると空は薄暗くなっていたげしまった グリモのことを完全に忘れていたこんな 遅くまで放置して大丈夫だろうかどうした ねロベルトそワそわして悪いがちょっと 用事を思い出してねすまん俺はタオに謝罪 すると即座に秘傷を念じ空中へと 飛び上がったあどこへ行くね悪い急いでる んだ待つよせめて連絡先を交換するあるう タオのよく響く声を聞きながら俺は城へと 飛んでいく少し残念だがもう2度と会う こともないだろうそれにしても気について も知れたし魔物もいっぱい見れたし ダンジョンでも色々拾えたな大満足の1日 だった入ってきた時と同じように姿を隠し て場内へと戻るホクホク顔で実質に戻ると ベッドでは俺の姿をしたグリモが倒れふし ていたただいまあそのぶりも大丈夫か声を かけるとギと首を動かし俺の方を向くその 表情は完全に死んでいたロイド様メイドが 来たと何度もお知らせしたんですがね母は 悪いな忘れてたやはり何度か連絡してきた ようである多分魔物に夢中になってた辺り だろうかどうも集中すると周りの声が 聞こえなくなるんだよな反省半省ええ きっとお忙しいんでしょうとなんとか会話 はごまかしやしたですが剣術ごっこは結局 やることになりましてねまあズタズタの ボコボコにされやすたよあのメイド半端な 強さじゃねえですなだろうなグリモが 乗り移っている人形は俺の身体をコピーし て作っているからな自慢じゃないが運動 神経のなさには自信があるそれだけなら いいんでさ問題はあのメイド自分を ぶちのめした後になぜか泣きながらロイド 様のふ抜けた根性を鍛え直しますとか言い 出したんすよああサボってると思われたん だろうな普段は魔術でシルファの権技を コピーしてるからな残念ながらそれが俺の 実力だそんなわけでついさっきまで 打ち合いしてました昼からずっとねすまん 俺は素直に謝罪したしばらく外出はでき そうにないなん隣にいるのは誰だろう アルベルトの横にバンダナをした黒髪の男 がいたかなり鍛えているようで細いが マッチョである年はアルベルトと同じ くらいだろうか鋭い目つきで俺をじっと見 ている 白は随分お前の言うことを聞くようになっ たみたいだねはいアリーゼさんにご教授 いただきましたアリーゼによよくあの説明 で理解できたねあは少し難易度は高かった ですけれど苦傷する俺を見てアルベルトは 口元に手を当てるふむまさかアリーゼの まとを魔力の動きを読み魔獣を操る技を 推り習得したいやいやいくらロイドでも さすがにそんなことはできないだろう単に 魔獣がロイドに慣れただけだろうなうん ないアルベルトは日汗を浮かべながら首を 振っているなんだか顔色が悪い気がする けど大丈夫だろうか追いる兄物つ物言って んだよ男がしびれを切らしたように声を あげるとアルベルトは思い出したように 咳払いを1つした夫すまない紹介するよ ロイド彼はディアンお前の兄だえ兄さん ですかおお久々だなロイドでも俺はお前が 小さい頃から隣国バートラムに行ってた からな覚えてないかでっかくなったじゃ ないか今帰ったぜディアンリサルーム大使 王子で俺が3歳くらいの頃アルベルトと 一緒に俺を見に来たんだっけ顔にちょっと だけおかげがある目つきが悪いとかリアン は俺と同じくらいの年の頃から優れた火事 技術を持つ隣国バートラムに留学に行って いた多分政治的な理由だろう有効の証とか 王子の見ながら国のために勉強に行くとは 立派だと思った記憶があるそんなディアン をなぜアルベルトは俺の元へ連れてきたの だろうかアルニーなんで俺をロイドの ところへ連れてきたんだ顔合わせならいつ でもいいだろどうやら向こうも同じことを 思ったようだアルベルトはにやりと笑う実 はナディアンこのロイドこそが霊の不与術 師なのだよな嘘だろアルニーこんなちびが この魔剣に不要を施したってのか リアンは以前俺がアルベルトに付与した 魔剣を指びさして驚いているそして俺の目 の前にしゃがみ込むと顎に手を 当てなめ回すように見つめてきたヌー信じ られんがアルニーが嘘を言うとも思えん よしロイドお前を試すこっち来いそう言う とディアンは俺を脇に抱え走り出したえ おいディアン待てどこへ行くんだ悪りな ある兄ちょっと借りるぜリアンは アルベルトに手を振るとそのまま駆け出し たイント車を使って白を抜け出た俺は 同じく風景術である秘書にて町から遠く 離れた荒野へとたどり着いた見渡す限りの 荒野周りには町も人もいないうんここなら 思う存分魔術の実験ができそうだ夫その前 にグリモに連絡を入れておくか米かに指を 当て目を閉じて念じるグリモ聞こえるか ええロイド様聞こえますぜ今は図書館で本 を読んで癒す何人かとすれ違いやしたが 特に気にしたものはいなさそうっすそうか シルファが来たらその時は教えてくれ勝て んでさとりあえずグリモの方は問題はなさ そうであるこれならしばらくは実験に専念 できそうだそういえば思いっきり魔術を 使うなんて初めてかもしれないな生まれた 時に火球で部屋を破壊して以来危険すぎる ので攻撃魔術の使用は控えてたのである 魔術書で理論だけ習得し結界を張って加減 して打ってみるのが精一杯思いきり魔術を 打ったらどうなるか怖いような楽しみな ような戦踊りじ強としながら俺は手のひ から口を生み出すと20重を開始する呪文 族にて影するのは家計馬術モ神 小園牙と土計馬術モ神魔術新内岩牙場影承 と共に魔力が集まっていきは8切れそうに なったそれを解き放つ ズン閉じ響きがなり地面が大きく流気した それと共に炎が吹き上がるただの岩では なく真っ赤に焼けたれた溶岩の塊だあち ちょっと話すか座標を前方に向けさせると 溶岩は倒れながら荒野を焼いていくそこに 触れた岩山が銃と白い煙を上げて解け溶岩 団が地面に落ちて火柱をあげたこれは思っ たよりやばい威力だな前方200m司法 が原になっちまった上位魔術でも効果範囲 は10m四方もないくらいなのだがこれが 20章の威力か しかし1土の20章で溶岩かイメージ通り だなこの調子なら他の組み合わせも多分 ともかくもっといろんな組み合わせを試し てみよう俺は二重魔術を気が済むとまで 試し打ちした水形等魔術準度上昇これは 液体に作用する魔術で文字通り不純物を 排除するものだ皮の水を飲料水としたり 燃料などに混じったゴミを取ったりと 使える幅は広いただあまり準度を上げ すぎると混合物は完全に分解されてしまう のだ以前茶の順度を上げすぎて水にして しまったことがあるそんな繊細なことを 魔術でわあ改めて思いやすがロイド様の 魔術は大したもんですな俺が開発したわけ じゃないよ魔術は常に進歩しているグリモ がいた頃よりいろんなことができるように なっているのさよしゴミを救ってとうん 綺麗になったまずい駅は宣告と違いかなり 透明度が増しているように見えるそういえ ばこのまずい駅には何の術式が込められて いるのだろうちょっと見てみるか液体に 込められた術式へと意識を集中させていく ふむこれは強度増加の術式かな物体に 込める術式の中でも最もポピュラーな術式 だ高果な件などはこれで強化しておけば 簡単には折れないだがこの術式相当昔から 使い回してるなめちゃくちゃ古臭いし 非効率な術式だちょっと書き換えよう こんな術式はもう覇棄してもいいか大分 容量が開いたなこれなら強度増加も3 くらい編み込めるついでに男性増加もして おこうこれがあると金属に粘りが出て とても丈夫になるからなよしこんなもんか あとは探検にもう1度してとできた手にし た探検のは全国と違いピカピカだ試しに 宝箱には当ててみると面白いようにスパッ と切れたおお見事なもんですなうんいいね 大量の油を手に入れたことで改めて実験 再開だまずい液の調合に成功すれば色々と できることは増えそうだしねちなみにこの 手の調合は前世でもよくやっていた安い 素材を市場で手に入れてきては学園の実験 室を借りて職売の調合をしたものである白 にも実験に使えそうな部屋はあるがそんな ところでやったらさすがに目立ちすぎる 実質を汚さないようにしてやるしかない まずは結界を貼っておこう滝外で部屋の 一角1m四方ほどを結界で囲い実験室と する水の結界は音や衝撃を防ぐ効果が高い これなら中で少々爆発しても大丈夫だ競合 の材料は揃っている大量の油にダンジョン の核そしてお小遣いとしてもらっていた 十分な銀貨今日ほど王族で良かったと思っ た日はないそして銀を溶かすまずは石型台 で石の器を作りその上に銀貨を入れる銀の 優点は意外と低いので炎で炙っていれば 普通に溶けるのためも1枚滝を重ねがけし 内部に円を放り込むこれでしばらく放置し ておけば銀は解けるだろうその間に ダンジョンの角をすりつぶしておくかもう 1つ石の器を作り出し角を水場でザ切りに するそして水場に形状変化の術式を加え歯 を増やす角に押し付けさらに高速回転の 術式を加え押し付ける ガガガガガガガガガ とを立て各は削れていくよしいい感じに 粉々になったぞこれで赤まの完成だロイド 様一体いくつの魔術を同時に発動してるん ですかい見ていたグリモが呆きれたような 口調で聞いてくるん待機発動させているの も含めれば20くらいだがそそうすかなぜ かドん引きしているグリモ同時発動が可能 な魔術の数なんて試したこともないから わからんな買魔術ならそれこそ数えきれ ないくらいは同時発動できるし真面目に 答える意味がないと思うんだがな夫が溶け た頃だな調合開始と行くか取り出した銀は 水滴のように転がせば動くだからと言って これを油に入れても混じるわけはないのだ がそこでこいつの出番である俺は右手の口 を開いたこれが不魔術かなかなか面白い もっと試したいところだがまずい液がない んだよなないなら作ってみるかそんなこと ができるんですかい原料の段階まで分解 すれば配合材料と比率が分かるそれを 組み合わせれば再現できるはずだという わけで余ったまずい液を小瓶に入れ度上昇 を発動させるただし今度は強化の術式を 編み込んでたこうすることで原料にまで 戻すことが可能術をかけてしばらくまずい 液の色が黄色く変わり始めるさらに液体の 中から様々な決晶が集まりそこに溜まって いくよし分解完了 ええこいつがまずい液の原料ってわけです かそういうこと液体部分はただの油だな油 は魔術とも金属ともに相性が良いだから ある程度想定していた中の決晶は主に銀貨 下兵で代用できそうだこっちの赤い粒は 赤まこなだなは強力な魔物の心臓部にある 核をすりつぶしてできた粉魔力を非常に よく通し液体とも混ざりやすいので様々な 素材に用いられるのだそしてこの赤 ダンジョンの角と並べてみると非常によく 似ているやはりダンジョンというのは俺の 予想通り魔物の一種なのだろうつまり手に 入れたダンジョンの角をすりつせば使える な こっちの材料もクリアだってことはここにあるものでまずい駅はできそうだな おおすげえぜロイド様 構想が分かればやってやれないことはないはずだよし明日材料集めて調合してみるか続けてラングリス流権術下り安か秘長パズの背に突き立つ双剣 ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ と激しい斬撃を繰り出しながらシルファは 着地した目にも止まらぬ見事な検査だおお すごいこれがシルファの本気かこの チョコマかしをってだがダメージはないの か着地したシルァを狙いパズの蹴りが放た れるしかし遅い捉えたのはシルファの残像 だった残った足の前には双剣を十時に構え たシルファがいたニトラニコ相が相画上下 左右から繰り出される4連撃により先結が 吹き出す シルファの顔色が変わる深く食い込んだ 一撃にて剣が折れていたのだ即座に剣を 捨てて離脱すると地陣に戻りボそりと つやく硬いですね どうか皆様の持つ件私に預けていただけますか おおこの絵たちはコクコ頷くと余情の剣を集めて地面に突き刺すその数 12 本や心もなさそうにそれを見るシルファだがすぐに気を取り直し剣を抜く サルーム王国旧事係権術師難 シルファラングリス 押してマイルシルファの構えた双剣が 冷たい光を放っていたヌー女不勢がパズが シルファに釘付け気になっていたその時で あるスー深い呼吸音その足元には両手を 交差させる小さな影があったタオだ腰を 低く落とし構えた了承をひねるようにして 打ち出すは鈴と重音が響く気を込めた一撃 衝撃波がパズの足に走りその巨体がよめき 倒れた深めなリアブレ動作が長くて当て にくいけど威力はピカイチねタオはニっと 笑うと倒れたパズに向けて手のひを返し クイくイと手招きをしたが兼108代目 見習いタオイファ かかってくるある2人の攻撃を見たこの絵 たちの表情が変わるお俺たちもやるぞそう だ男を見せる時だ震える手に剣を握りしめ ベアウルフラに向き直ったどうやら気を 取り直したようであるそれを見た アルベルトが覚悟を決めたように頷く皆 もう少しだけ持ちえてもらえるかそして パズを見据え言葉を続ける最上位魔術を 使うなるほどなるほどそんなことより魔力 の性質変化ってどうやるんだろう俺は興味 心身にパズの放っている魔力をじっと見て いた俺に背を向け何かブツブツ言っている なんだろうやっぱり剣を折りすぎて怒って いるのかなロイドは 思わずピンと背筋を伸ばしてしまう俺の 想像に反して振り返ったアルベルトは 微笑みを浮かべていたありがとうこれだけ 武器があればこの絵たちも喜ぶだろう ところで実は父上から魔獣の討伐を申しけ られているんだがよかったらロイドも来 ないか魔獣狩りですか魔獣とは魔力を持つ 巨大な獣のことだとても知能が高く人の 言葉を理解するものもいる基本的には人に 懐つくことはなく群れも作らず単独で生活 しており水路や畑を荒らしたり時には 小さな村を滅ぼすこともある厄介な獣だ 前世で1度見たことがあるがその時は 身の竹5mほどはある巨大なイノシシで町 の壁を破壊して建物をいくつも東壊させて いたその時は警備の兵士10人係かりで なんとか追い払えたんだっけちなみに王子 になって知ったことだが庶民にとっては 危険な魔獣も一部の貴族たちにとっては狩 の対象であるシャールズやアルベルトラ 兄王子たちから魔獣狩りの話は何度か聞い ていた1 度行ってみたいと思ってたんだよなああ父上からせっていてね明後日の絵たちを連れて大児に行くんだよどうだい?行く行きます 2 つ返事で承諾する大っぴらに外へ出られるしこの絵が戦うなら魔術の効果も実際に見るいだそれに魔獣と戦うのであれば試したい魔術もある 断る理由は1つもないお話中失礼します アルベルト様私も同行してよろしい でしょうかシルファが半保前に出て うやうやしく頭を下げるああ君はロイドの ご衛権世話係かりだからね当然ついてくる といいありがとうございますそしてまた霊 をして下がるよし決まりだそれでは明後日 の朝2人で僕の部屋に来るように分かった ねはい俺は元気よく答えアルベルトの部屋 を後にした上期限で廊下を歩く俺の後ろを シルファは音を立てずついてくるそういえ ばシルファは魔獣って見たことあるええ何 度か父の魔獣狩りについて行きました騎士 団の者たちで追い立てるのですかすごく 楽しいですよきっとロイド様も気にいると 思いますようん楽しみ満面のエミを返す俺 を見てシルファはやや顔を背ける初めての 魔獣狩り日々の堅術ごっこでロイド様の腕 はかなりのものになりましたしここらで 1度実践というのも悪くはないかもしれ ませんねやはり実際に剣を使って戦ってみ なければ現術というものは分からないです からロイド様も剣士としての自覚を持た れるちょうどいい機会ですねそれにもしか したらロイド様の全力を見る機会もあるか もしれませんふっ楽しみになってきました ね何をブツブツ言ってるのだろうかえへ皆 様方ロイド様に興味心身なんですよそうか 地味な七尾にそこまで注目もするはずが ないだろうまあいいやとにかく明後日が 楽しみだ図書館の静寂を破ったのは女性の 声充実した毎日を送っている俺だが面倒な こともいくつかあるその1つが声の主俺の 教育を任さえているメイドのシルファだ シルファは俺を見つけると駆け寄ってきて しゃがみ込み優しく微笑む長い銀髪がりと 落ちそれを指で救ったやはりまた図書館に いらっしゃったのですねもう本ばかり読ん でいるのは身体によくありません私と一緒 に外で遊びませんかその笑顔にはうを言わ せぬ迫力があったシルファにとっては子供 は元気に外をかけ回るのが普通で図書館に 小もりきりな俺を売れているのかしばしば 連れ出そうとしてくるのだ余計なお世話な のだが俺のことを思っていっているのは よく分かるのでなかなかそうも言えないん だよな俺はためを吐くと諦めて本を閉じる 分かったよシルファそんな悲しい顔をし ないでくださいまし本はいつでも読めます わほらせっかくいい天気です外へ参り ましょうそんなわけでシルファに手を引か れ俺は庭に出るのだったロイド様今日は 堅術ごっこで遊びましょうえまた男子る 物術の1つも確むべしですよさあ牧刀をお 持ちくださいませシルファは僕を俺に渡し 自分も構えるさあどこからでも打ち込んで きてください満面の笑を浮かべるシルファ その構えはリラックスしているが堂々とし たものだそれもそのはずシルファの父は 騎士団長で代々合族の堅術難薬をしている のだ娘であるシルファもかなりの腕前で 以前兵士にしつこく絡まれていた時あっと いう間に相手の剣を奪いその首元に 突きつけたのを見たことがあるま面木で 美人だが融通が効かないちょっと追っか ない人それがシルファだだから俺が手を 抜いていたらすぐ見抜いてくるので本気で やる必要がある俺は剣を握り直し正願に 構える行きますよこよしなかなか筋が良い よ俺が気を巡らせ手元に集めるのを見て タオが嬉しそうに手を叩くタオは俺が日に 興味を持ったのがよほど嬉しかったのか 親切にも色々と教えてくれている教え方も うまく俺自身に下地があったこともあり おかげである程度木の操作はできるように なっていた 大したものねこんな短期間で木を物にする とはびっくりよタオの教え方がいいんだよ 実際に気を使っているのを見ながらだと 分かりやすいしねまそんなこと言って褒め ても何も出ないあるよタオは嬉しそうに腰 をくねらせながら俺の背中をツンツンして くる教えてくれるのはありがたいが ちょっと気持ち悪いのが玉に傷だしかし ロベルト木の呼吸辛くないか慣れないうち は肺にすごく負担かかるはずよそうでも ないよなはずないね木の呼吸は肺が 焼けつくような痛みあるよあしでも ピリピリするから長期は無理なのにうん 確かに痛いけどでも楽しいしね全然くじゃ ない前世でやってた瞑想で慣れてたからか な全然平気だそそうあるか俺の言葉に あげれ顔になるなんか変なこと言ったかな それにしてもお宝が全く落ちてないな かなり深くまで潜っているはずなのに全く お宝に出くわさないダンジョンにはお宝が 眠っていると聞いていたが不良品なの だろうかこの程度の魔物しか出てこない ダンジョンじゃ1番奥に鹿は眠ってないよ 多分このダンジョンできたてねああそうな のかダンジョンはまるで生き物のように 成長する生まれて間もないダンジョンに いるのは弱い魔物ばかりで回層も浅くボス も弱いが見入りも少ないらしい高レベル ダンジョンはその逆でどんどん敵が強く 深くなっていく何百年も攻略されてない ダンジョンはその上には町が立てられ人々 の制業にすらなっているとかそしてどう やらここが最を見たいよ階段を降りた先 にてタオが立ち止まると目の前にはぽっと 大穴が開いていた中には今まで感じたこと のないような強い気配が感じられる 感じ取ったようねロベルトそうダンジョン の作用にはボスがいるそれを倒せばお宝 ゲットねおおついにか生まれてすぐの ダンジョンみたいだし大したお宝は期待 できそうにないけどねタオはそう言って 笑っているがなんとなく妙に大きな魔力を 感じる弱い割には魔力が大きくないか魔術 タイプの魔物だろうかともあれここで グズグズしても仕方ないね中に入るよそう 言ってズンズンと中へ入っていくを俺は やや警戒しながらついていく中は薄暗らく 広い空間だった妙な結界が張られている ようだ感じた魔力の正体はこれか俺が中に 入った瞬間入り口が結界で閉ざされたなん だこりゃ外に出られなくなっているぞ触っ てみると引かれるこの手触り魔術ではない のか感覚的にだが三石と同じダンジョンが 持つ魔力によるもののようだおお何なんす かそりゃ受刑トマ術木型台だよ特定系統に 存在する片は魔力で木や石などを形づり 様々なものを生み出す魔術特に受刑と魔術 による片しは樹目を育てて形とするため 弾力と硬さに富み繊細な造形を可能とする のだあっという間に俺と全く同じ姿の人形 が完成したこんな成功な片は見たことあり ませんぜ全くこりゃ頭げたもんだロイド様 そっくりじゃねえすかそういう風に作った からね似ているのは外見だけではない 時系統も加えることで骨を石肉を泥皮膚を 受脂全身に根をはわせ神経とし血流のよう に魔力を流し動力としているので当然 動かすこともできる土と木で作っている ためかなりも脆ろいが注ぎ込む魔力次第で は数日は活動可能である確かに見た目だけ なら問題はないんだがどうにも動かすのに 手がかかってね作り出した物体を人間の ように動かすのはかなり気を使うとても じゃないが身代わりを動かしながら外出し 魔術の実験なんて不可能だそりゃ自分の 身体を2つ制御するようなもんでしょう 人間技じゃねえですようんだからこいつの 制御をグリモに頼もうと思うな驚愕の表情 を浮かべるグリモに言葉を続けるグリモは 実態と精神体の間にいるような構造だろう だったら身体の部分を俺の右手に残し精神 体をこの人形に宿らせるなんてことも できるんじゃないのかそりゃまあ増作も ねえことですが会話の受けえから大丈夫だ グリモは状況に合わせて身体を動かして くれればいい俺の鳥にグリモはなぜか そワそわしているそのですがいいんですか いロイド様の思う通りに振る舞えるとは 限りませんぜ俺が頼んでいるんだから構わ ないだろう早速その中に入ってみてくれえ じゃあ俺が忙すとグリモはいかしむように 人形の身体に入っていく人形の目が開き 動作を確認するように手足を動かすグリモ うん問題はなさそうだグリモは立ち上がっ てグリグリと首を動かした後俺に背を 向け元をに焼けさせたぐひ信じられないぜ もうこんな自由がもらえるとはよよほど 信用されてるのかこいつが1人で外へ行っ てる間に周りの人間をうまく使えばグリモ えい声をかけるとグリモは驚いたのか君と 肩を振わせたなぜか恐ろる恐る振り向く グリモにっこり微笑みかける頼んだよそう 言うとグリモは放けた顔で俺をじっと 見つめてくるどうかしたかいいえなんでも ないでさパタパタと手を振りながら俺から 視線を外すあの顔何かんでやがるのかは そうか俺様を試してやがるんだ自由に泳が せていると見せかけ裏切りの気配を見せ たら殺すつもりだなく気づいてよかったぜ 奴の魔術は得体が知れねえからなその くらいの術式は余裕で組んでいても おかしくはないならば今下手に動くのは 特策じゃねえよなまずは奴の信頼を得る ことに集中すべきかそしてまた何やら ブツブツ言い始めた一体どうしたのだろう かどうしたグりも大丈夫かいいえいえなん でもないでさともかくこのグリもロイド様 のために噴骨最新やらせていただきますぜ ええへぎこちなくグリモを見て俺は首を かしげるなんだか独り言の多いやである 慣れない人間世界での生活で精神的に疲れ ているのかもしれないな町を出た俺たちは まっすぐに森へと向かう魔獣の出た場所は 森の奥にある小さな村その奥にある巨大な 湖だ昔から村の水源として重宝していたの だがある日突然魔獣が現れるようになった らしい困った村人たちは冒険者ギルドに 討伐を依頼したが報酬も安い上に返境まで 行って魔獣を退治するなんて依頼をやり たがるものもいるわけがないそんなわけで 結局ギルドも国へ丸投げしたのだこの手の 公共事業は国の仕事であるちなみに 魔獣狩りは兵の実践訓練や貴族の娯楽など を兼ねているアルベルト様シルファが声を 発するその張り詰めた気配にアルベルトと このAたちも異変を感じ取ったのか馬を 止め武器を抜いたもちろん俺はすでに 気づいている独特の嫌な気が周囲から 感じ取れるこれは魔物だアルベルトと俺を 守るようにエンジンが組まれシルファが メイド服のスカートから1本の投げナイフ を取り出したナイフは草むに吸い込まれて いきズンと何か柔らかいものに突き刺さる ような音がしたあお ついでく門の声が聞こえるどうやら魔物に 命中したらしい草むが揺れ犬のような顔を した人型の魔物が出てくるあれは確か コボルトだっけ森に生息し群れで狩をする 魔物だコボルトは手先が器用で武器を扱う のが得意な魔物その義量はゴブリンなどと は比べ物にならない加えてその手に持って いるのは鋼の件であるそれを見たこの絵 たちの表情が明らかに変わった こいつらいい武器を持ってやがるなああ 冒険者たちから奪ったのだろうこれは 手こずりそうだ身体能力が同程度ならば 武器の性能差がそのまま戦力の差になる ことは多いふむこちらと向こうの人数も同 程度だし付与した武器の試し切りに ちょうどいいな魔獣だまだいたのか ぐるる顔おうぐお 1匹だけではない 2匹3 匹と森の中から飛び出してくるあっという間に俺たちはベオールフの群れに取り囲まれてしまったしかもそれだけではない森の奥からはどんどん吠えが集まってきていたカな魔獣はないはず それがなぜこんなに皆老婆言えているが これはチャンスだこの絵たちは魔獣1匹で も苦戦してたしこれだけいるなら俺が倒し てしまっても構わんだろうもちろん開魔術 以外を使うつもりはないがそれだけでも 十分だよっしゃテンション上がってきた アルベルト兄さん俺も戦いますああ分かっ た期待しているぞロイド来ますシルファの 声とほぼ同時にベアウルフたちが 飛びかかってくるおく アルベルト様とロイド様をお守りしろこの 絵たちは密集し俺たちの前に壁を作るその 奥からアルベルトが演列火球を放った 燃え裂かる炎に焼かれの打ち回る ベアウルフよし俺もやってやるぞ暗えやや 棒読みで放つのは火球だ飛び出した日の玉 はベアウルフの鼻先を焼きひませたそこへ この絵たちの斬撃が加わり交代させる ロイド様なんでもっと強力な魔術を使わ ないんですかい上位魔術の1つでも使えば こんな奴ら1発で倒せるでしょうだって すぐ全滅させたら面白くないじゃないか せっかく魔獣相手に魔術を使う機会なのだ どうせなら長く楽しみたいそうだ倒れた 魔獣に魔術と掲けたらもっと長く楽しめる んじゃないかついでにこの絵たちにも かければ永久期間の完成だ割れながら ナイスアイデア悪魔ままとひらめきである そうそいつはさすがにやめた方がよろしい かと思いやすがだがグリモはドん引きし ながらダメ出しをしてきた各かによく考え たら血魔術でも気力までは回復しないし 長期線で木の緩んだこの絵たちが殺される 可能性もあるかさすがに自分の実験で人が 死んだら後味が悪いしやめておくかと言っ て確かに火球だけだとあまり面白くなさ そうだじゃあせめて気を試う覚えたばかり だから生き物相手に浜田ほとんど検証して ないしな敵も大いし当て放題である俺は 呼吸と共に右手に体内の木を集めていく タオのやっていた気構団だ以前やった時は 肺がめちゃくちゃ痛かったが中魔術を ピンポイントで肺に当てながらやれば かなり痛みを柔らげることができるよし 行ける それを火球で覆ってカモフラージュし放つ 放たれたパイプの玉飛行団はまっすぐ飛ん でいきベアウルフに命中したぐお 悲鳴をあげて吹っ飛ぶベアウルフだがすぐ に立ち上がってきたいまい聞いてないか 純粋な木の攻撃だとタオの足元にも及ば ないロイド様今のは一体あ 木だよタオに教えてもらったんだな俺の 言葉にグリモは驚いているきってのは確か 大昔に戦った異国人が使っていた技だよな 長年の修行が必要って話だが倒って小娘に あったのは数日前だろうそんな短期間で 覚えたっていうのか信じられねえグリモは またドん引きしているようだもしかして俺 が手を抜いて長引かせようとしているとか 考えているのだろうか残念ながら全力なん だよなやっぱり木は難しいわあわささすが に疲れてきたなもう何十回気候団を打った だろうか魔術ならともかく木に関しては 初心者だ呼吸にも気を使うし精神的疲労が 溜まっていたでも大分慣れてきたぞ 最初の時と比べると明らかに気を寝る速度 が上がっている速度だけではない飛距離も 威力もやればやるほど上達を感じられて すごく楽しい魔獣たちとの戦いもいい感じ でき行してるしこの戦いもっと長引かない かなそんなことを考えていると隣にいた アルベルトが息を荒らげているのに気づく 魔獣どもの数が一向に減らないこの絵も シルファも顔には出さないが動きがかなり 鈍くなっているそれにロイドもかなり息が 上がっているなあの年齢であれだけの魔術 を使っているのだ無理もないかなんて人の ことを気にしている余裕はないな僕の方も そろそろきつくなってきただが兄として 情けない姿を見せるわけにはいかない笑え 笑うんだアルベルトこういう時こそ不に 何かブツブツ言いながらアルベルトは口元 に笑を浮かべているおさすがアルベルト まだまだ余裕ありそうだなロイドまだ 頑張れるかはいまだまだいくらでも行け ますよいい子ださてここからが踏ん張り どころだぞ魔剣を振い演球を放つ アルベルト本来ならモトックに魔力キれを 起こしていてもおかしくはないはずなのに あんな顔をしているということは魔剣に より威力が上がっているのが嬉しいん だろうやはり攻撃魔術は威力という分かり やすい指標があるからやる気が維持し やすいもんだうんうん俺も負けてられない 何か特別な要素例えばスケットでも来 なければき行状態は続くだろうしその間は ずっと木の練習をしてほったと考えている と規制と共に小柄な一影タオが飛び込んで くる飛び蹴り一戦それを食らった ベアウルフは湖にまで吹っ飛んでいった くるりと空中で回転し着地したタオは ビシッとポーズを決めたそう言って木箱を 漁さり中から取り出してきたのは赤茶色の 土だ赤泥ですね性鉄の際に使われる原料の 1つ確か隣獄では良い赤泥が取れると聞き ますな知っているのかええ本で得た知識 だけで恐縮なのですが不魔術を知るには 家事の技術も当然必要だおかげでそれなり の本を読み知識を得ている 見れば木箱の中には様々な素材が入ってい たおお鉄鉱石に石炭乳白い石金銀道魔石粉 すごいいろんな素材がたくさんありますね まるで宝の山だこれだけの素材があれば 付与もやり放題魔剣も作れるかもしれない アルベルトがディアンを紹介してくれたの はあの時の約束不与魔術の応援するという のを果たしてくれたのかあれ赤石や月銀役 はないのですかなんだそりゃ不与に使う 原料の1つですが去トと首をかしげると リアンはごくりと息を飲んだこいつ半端 ねえ知識量だまずい液だけならともかく それ以外の素材の知識もかなり豊富 ちょっとかじっただけじゃない下手したら 俺と同等の知識がありやがるだとへあるに も人が悪いぜこんななりだがどうやら少し は使えるらしいこいつと一緒なら俺の夢俺 だけのオリジナル魔剣を完成させられるか もなそして何かブツブツ言い始める一体 どうしたんだろうロディーボーえさっき までと違う呼び方に聞き直すおおお前の ことだよロディボお前少しは不魔術っての 分かってるじゃないかいいだろう認めるぜ ちなみに俺のことは親方と呼ぶといいはあ 親指で自分を刺すディアンなんだかわから ないがいつの間にか認められたようである さらにタオは流れるように肘打ちを放つ そこから左鍵つき美け手刀な回し蹴りそれ らは全て最初の一撃と寸分違わぬ場所へ 打ち込まれていくタオは止まらないそして 日々はさらに大きく深くなっていくこんな ところではないあるあ歳の頃から毎日 毎日短を続けてきたね雨の日も雪の日も 休まず毎日彼氏も作らずよそんな努力を 積み重ねてきた私がこんなところで彼氏も 作らず死ねるか一泊置いての飛び膝蹴り 魔力消壁が砕け散りぽっかりと穴が開いた あでもまずいな好きだらけだぞしかも リッチもぼっとしていたわけではない カタカタとリッチのラン食いが揺れる魔術 の影だ黒い先行が他を包む島どんと爆発が 巻き起こる吹き飛ばされたタオが地面に 落ち何度か転がったぐったりしているやば そうだタオて てより抱き起こすタオは苦しげな表情で顔 をあげ開くななぜ戻ってきたね実は逃げて などおらず近くで感染していたとはとても 言えず口を継むもしかして私のためにもう バカあるなでもいいよロベルトみたいな イケメンと一緒に死ねるなら本もあるそう 言って俺から顔を背けるておいおいもう 諦めるのかもうダメある身体動かないよ それに動いたとしてもピッチ相手に勝てる わけがないね何言ってるんだよ俺の言葉に 被せるように黒い先行が辺りを包む背を 向けていた俺たちにが魔術を放って きたのだぎゅっと目をつるタオ直後衝撃派 が俺たちを襲うことはなかった俺の張って いた魔力消壁がリッチの魔術を防いだのだ 壊るわる目を開けたタオは不思議そうに目 をパチくりしている俺は立ち上がると をまっすぐに見据えにやりと笑った ここからが楽しいんじゃないか魔術には 全て影が存在するただほとんどどの魔術師 は各々自分にあった形で術式で無営象化 あるいは観略化しているのだの魔術なんか は影承も魔力もほぼ必要ないが上位魔術に なってくるとさすがに術式だけでは補え ないため呪文の影が必要となってくるそれ を20影で同時発動させる果たしてどんな 効果が生まれるのかワクワクするな行くぞ グリモえい俺の言葉と共に右手にグリモの 口が開いた改めて呪文の影を開始する やあ突如グリモが悲鳴をあげたなナ今のは 一体何なんですさえ呪文を影承しただけだ が今のがなんかとんでもない量の呪文が 一気に聞こえたんですがああ呪文束だよ一 呼吸に100の呪文を束にして突っ込んで いる宣告ついだがその束である 魔人ともなればこのくらいできると思ったのだが いや無理っすよ 呪文束くらいは知ってますが束ねられるのは生ぜ 2つか3 つくらいっすその影象速度についていくには開魔術の例えば火球とかでないと無理っすよ火球に承は不要だろいえ自分は普通に必要すよ驚いた 火球みたいな買魔術にも影が必要なのか 古代魔術は影少重視の文化なのかもしれ ないなこっちは逆に影縮に特化した術式を 編んでいるから買魔術に影承はできないん だよなまあそういうことなら仕方ない じゃあ俺1人でやるしかないか人ってこと は2人分の影を1人でやるってことっすか ああとりあえずこっちの口で普通に喋れる かだなああうん普通に行けるな手の口から 声を出してみる妙な感覚だが難しくはない これなら1人20もできそうだ念のため 結界を張っておくかでは改めて 円列火級と滝列水求2つの上位魔術を20 影するやや上空に座標を指定したそれは 正確に発動しているいるのだがなんだ こりゃとんでもない魔力の氷を感じるこれ 以上やると結界が持たないそう判断した俺 は魔力供給を立ち強制的に発動させる直後 混じり合った2つの魔術が破裂するドーン と大爆発を引き起こし結界は消滅周囲の雲 が消し飛んでいた な南通威力ああこりゃすごいなこれが 20章かかなり威力を抑えたつもりだった がそれでも俺の結界を破るとは全力で打っ たらどうなることやらなんだ城の上空で すごい音が聞こえたぞまさか龍でも現れた か走れ走れハ花から見張の兵士たちの声が 聞こえてきたやべ見つかったら怒られ ちまう俺は屋上から飛び降り自分の部屋へ と駆け戻るのだった今したロイド様が使わ れたのは魔獣使いの技アリーゼの力は天生 の際によるもの自覚がないがゆえに アンコントローラブルですがロイド様は 確実に自覚して使われていたしかも他の 魔獣使いはアリーゼ様の前ではまともに コントロールできなくなっていたのにあれ ほど見事にこのままアリーゼを超える 魔獣使いの技を習得していただければ 集まってくる動物たちを追い払って いただけるかもしれませんここが動物 だらけなせいで他のメ度たちは怖がって 近寄りもしないし餌やり汗も大変おかげで 私の休みはなくショッピングやカフェに 行く暇もなしええそうですともここは是非 ともロイド様に頑張っていただかねば何か 強烈な念を感じ振り向くとエリスが期待を 込めたような目で俺をじっと見つめている ロイド様またいらしてくださいアリーゼ様 はもっと色々なことを教えられるようです よまあナイスだわエリスえそうよロイド私 はもっとたくさんのことを教えてあげられ ますからだから是非また来てね各かに魔獣 使いの技がこれだけなはずがないよなまた 何か疑問が生まれたら聞きに来るとしよう あまりまともな返事は期待できないけどな よしろいい子だぞオン宣告投げたボールを 取ってきた白の頭を撫でてやる魔力の性質 変化を利用したイメージの共有はかなり 便利でこれを使えば大抵の行動はさせ られるようになっていたちなみにさっきも ただ普通に投げたわけではなく めちゃくちゃ高く投げた風景トマ術を使っ て城の上壁くらいの高さにだそれを壁と壁 の間を登らせて鳥に行かせたのである魔獣 ならではの動きだやるな白ただ動き回る白 を常時魔力でついでおくのはそれなりに 負担なため魔力刻印を用いて命令したい時 だけ魔力を飛ばして白と繋がることで解決 したとりあえずこれで日常生活に慣れさせ ていくかヤーロイドそんなことを考えて いると芝フの向こうからアルベルトが歩い てくる第2王子アルベルト俺のここの上の 兄で金髪聴のイケメンだ魔術に関しては かなりの腕前で俺をよく魔術の訓練に連れ て行ってくれるちなみに大い継承力候補と 噂されているようだわあすごいですな時々 一般人に解放しているらしいよ動物園とし て国内でも珍しい同植物が見れるからと 解放の日は大勢の人が訪れるちなみにその 時の案内人はエリスアリーゼがやりたがっ ていたがそれはさすがに止められていた 部屋の中央にある白いテーブルにアリーゼ と共に座ったエリスお茶を用意して ちょうだいかしこまりましたエリスは頭を 下げるといつの間にか手にしていたTで茶 を注ぐハーブの良い香りが辺りに広がり アリーゼは心地よさげに目をつる早速です なアリーゼさんの魔獣を見せてもらいたい んですけどあらせっかちさんねふふ分かっ たわロイドの頼みですものリルアリーゼが 呼ぶと建物の屋根からふわっとした毛玉が 起き上がるさらりとした長い足全兆ほども ある長い尻尾ぴょコンと立った耳が動き 主人であるアリーゼの方を向いたビルと 呼ばれた巨大な狼は力強く跳ねると アリーゼの元へ降り立つ銀色の毛並と金色 の瞳の美しい魔獣背の高さは3mはある だろうかすごい威圧感である紹介するわ この子はリルよさご挨拶なさいウン か高かい声でリルが泣くと白が俺の後ろに 隠れた劣っから怖いのだろうかそれでも白 は興味深ぶかげにリルをじっと見上げて いるこいつはレッサーフェンリルですな ベアウルフの上位種の割とやばめな魔獣 ですぜ上位種かだから白も興味深かげなの かもなフェンリルってのは警戒心が強い ため滅多に確認されないと聞いたことが ある戦闘力も高く倍でドラゴンを買ったり もするらしい別シュレッサーとはいえ そんな魔獣を買い鳴らすなんてアリーゼは 俺が思うよりすごいのかもしれないこれは 教えてもらえる内容にも期待できそうだお 願いします俺もアリーゼさんとリルのよう に白と石疎通をしたいだろだよなそりゃ あそうさ魔術師にとって未知の魔術は喉 から手が出るほどのもんだからな 本当に教えてくれるのか当然だだからよ ロイドこの意味踊りじしい封印を解いて くれそうだな俺は本に手を触れを開いた すでに封印がお呼びかけていたこともあり あっさりと開いた本はパラパラとすごい 勢いでまくれ始めるその橋からページは炭 のように黒くボロボロになっていく本の 破片が中を待っていたそこへ風が吹き全て を消滅させてしまう封印は完全に溶けた くぐもっ たような声が部屋に響くくわはありえねえ ぜこいつはよマジで封印を解きやがった 黒いモヤは一家に集まっていきより 人らしい形を作り出していく青い肌に額体 に生えた2本の角大盛のような翼に竜の ような屈境な上半身ヤギのような下半身人 ならざる姿は魔人と呼ぶにふさわしい こいつはいい気分だ歌でも歌っちまいそう だぜ自由だ俺は自由になったんだひゃは 嬉ししそうに大笑いするグリモワールに俺 は声をかけるそいつは良かったなで そろそろいいかうんああ古代魔術のことを 教えて欲しいんだったかグリモワールは にやりと笑うと右手に魔力を集め始めた おおすごい魔力だ魔力量だけなら人間と 比べ物にならないぞさすがは魔人と言った ところか関心しているとグリモワールは 右手を俺の方へ向けてきた途端視界が黒く 染まるドーン と大爆発が巻き起こりもうもうと土煙が 上がったこれが黒線方だどうだいなかなか の威力だろうまあ聞こえているかは分から ねえがよくっくっという笑い声もちろん ちゃんと聞こえている風を生み出し 舞い上がった土煙を吹き飛ばす俺の姿を見 たグリモワールは驚愕の表情を浮かべてい たな うんなかなか面白い魔術だそれが古代魔術 なんだね変わった術式だ現代では使わない ような魔力の流れ構成整形の仕方発動方法 も独特だとても興味深いもう少し見せて もらえるかい俺が声をかけるとグリモ ワールはなぜか息を飲んだうぐ身体が痛く て思ったように動けないシルファの全力を コピーしたからだろうあと若いからすぐ 筋肉痛が来たんだろうななんせ10歳だし ひ筋肉痛すかうんこれ以上の運動は控えた 方がいいだろうそう言って腕をマッサージ するあまり無理すると治りが遅くなるもん なそんな俺を見てグリモはなぜか呆れた 様子だぐふふざけおってそんな俺礼へ 繰り出されるパズの打撃打撃打撃魔力衝壁 が痛々しい岸音を上げていたやはりかなり のパワーであるなあちょっと聞きたいんだ けどそんなに強いのになぜ魔獣を集めてた んだ知れたこと我1人が強くなるより部下 を集めた方がより効率的に戦力を増大 できるからよ強くなるために仲間を増やし たってことかあそうだ苦労と努力を重ねた 日々だったわざわざ魔獣の住みやすい環境 を整えてやり扱いやすくなる様子も 繰り返した面倒極まり作業だったがそれも ようやくようやくこれからという時だった のに貴様のせいで ガッスンと怒りに任せた一撃で俺の身体は 中に飛ばされる強烈な一撃により魔力衝壁 はこなご々なに砕けちったくばれ だが放たれた魔力並は俺の元で消滅した俺 の前に貼られた透明な壁を見てパズは 下打ちをする地また魔力消壁かだがそんな もの何度でも破壊して左右を見渡したパズ が言いかけた言葉を飲み込む展開したのは 魔力消壁ではなく結界だ空間系透魔術次元 展かなり魔力を食うので短時間しか持た ないがあらゆる攻撃を通さぬ次元の壁それ でパズを包み込んだのだん 俺はふと思い立つ グリモは魔人に魔術は聞かないと言ってた が結局聞くのか聞かないのかどっちなの だろう魔人と遭遇する機会なんてそうは ないだろうしてみるべきだよな20A賞 俺は右手の口を開き呪文の影を開始する 新内岩牙大塩熱 円牙列空嵐しげ土水風4系統も神魔術を ジぐりに100 高速術式を展開し本来の3倍速にて 編み込んでいくうん遠くからではよく わからないなだが単独行動はできないし 機会があれば行ってみるかアルベルト様湖 が見えてきました先行していたこの絵が声 をあげる目を凝らせば木々の隙間から面が 太陽の光に反射してキラキラ光るのが見え たよしここらで休憩するとしよう アルベルトの号霊で俺たちは湖付近に陣を 取りしばし身体を休めることにしたふう馬 ってちょっと疲れるんだよな走ったり飛ん だりした方が圧倒的に早いし楽だ俺が石に 座って身体を休めているとシルファがお 湯気の立つTカップを差し出してきた どうぞロイド様ありがとうふーと息を 吹きかけて覚ましちびっと飲む若もし 爽やかな香りが疲れた身体に染み渡るよう だふうシルファの入れるお茶は相変わらず 美味しいねお褒めに預かり光栄です うやうやしく霊をして下がるシルファこの 絵は半分はテントを設営しもう半分は弓矢 を手に夕食用の獣を狩に赴いていた隣言い かもちろんです指示を出し終えた アルベルトが俺の横に腰を下ろした シルファにも紅茶をくれはただいま用意 いたしますアルベルトはシルファにそう 命じるとこっそりと俺に顔を近づけるど なかなかやるじゃないかえな何のことです かとぼけるなよあのタオって子さお前の ことが気になっていたようだったぞはあい 一体何を言い出すんですかアルベルトの 言葉にお茶を吹き出してしまう母は照れ なくていいとも愛する弟が女性に行為を 寄せられているのを見るのは僕は嬉しいよ いやいやありえないでしょう俺はまだ子供 ですよいいやありえるさ少なくとももただ の子供を見る目ではなかったなもちろん今 すぐどうこうというつもりはないだろうが 将来的にはて感じの目だったぞ気づいて ないかもしれないが最近シルファがロイド を見る目も少し変わってきているんだぜ シルファやタオが俺に行為を持っているだ とありえなさすぎるだろういきなり何を 言い出すんだ全く俺の冷たい視線を意にも 返さずアルベルトはうんうんと頷いている どうした何を戸惑って嫌がるよどうせあと 数年で破れる封印だてめえも魔術師なら 見れば分かるだろうどうせ全員ぶっ殺す ところを今壊してくれれば命だけは助けて やろうって言うんだ悪い話じゃねえはずだ がグリモールは俺を見てニヤニヤ笑って いるまさか俺が首を盾に振ると思っている のだろうか俺の答えはもちろん決まって いる断るな驚くグリモワールに言葉を 続ける国を滅ぼそうとするような悪いやを の話にするわけがないだろう封印は俺が し直しておくよもう1000年くらいは 壊れないようにねまままままま待ってくれ 俺が本に触れようとするのをグリモワール は慌てて止める悪かったよ久しぶりに人と 話したからおかしなテンションになっ ちまったんだすまねえ謝るこの鳥だよく 考えたら俺様を封じたのは何百年も前の 人間だもんなこの国の人間たちに恨みは ねえもちろん殺すわけがねえ心妙な顔で 言うグリモワールを俺はと見つめる本当に ああだからよ封印は解いてくれればお前 さんの願いは何でも叶えてやるぜそうだ ロイドお前さんを大金持ちにしてやるよ俺 は黄金を生み出せるんだそう言って グリモワールが手を開くとそこから金の粒 が溢れ出すええ生成系統の魔術かどうだい ロイドが欲しいだけいくらでもくれてやる ぜ俺は金の粒を積み上げるとふむと頷き指 で潰したグリモールは勢いよく返事すると 黒いモヤになり俺の右手に入っていくな なんだこりゃ 体内の魔力密度が半端じゃねこんな ギチギチに詰まってやがったら俺が入る スペースがねえミ腕では無理だならせめて 手首からぐだめだ指先1本すらねえおお 方向の後手のひに1本の線が入りぐパッと 口が開いたグリモワールはぜと息を吐いて いるはあはあて手のひの川1枚が限界だっ た何つ魔力密度だ何かブツブツ言ってるが 無事入れたようであるおその手もしかして 20重賞してた時のかえええそうでさ ロイド様が20Aに興味を持っていたのは 分かって癒したからねもちろんこの身体は ロイド様のものですから自分の意思で 動かせます本当かそれは面白そうだ20 重症か使い方によっては色々なことができ そうだうんワクワクしてきた後で早速試し てみよう身体を乗っるのは無理だったが こうして取り入っておけば奴もそのうち 油断するだろう何焦ることはねえじわじわ 行くぜくひひん何か言ったかグリモールい いえ何もそそうだロイド様自分のことは グリモでいいっすよそっかこれからも よろしくなグリモえイエイふ骨最新ロイド 様のために働かせていただきますぜそう こうしているうちに部屋の片付けが終わり 俺は諸庫から外へ出て部屋へ戻りそのまま 眠りに着いた翌日俺は城の屋上へ来ていた ロイド様こんなところに来て一体何を なさるんで早速20重賞を試してみようと 思ってね今は昼休みなので見張の兵士たち も休憩に行っており誰もいない当然結界は 展開済み時間は短いが今なら心起きなく 魔術の実験ができるのだそれじゃ力を貸し てくれるかグリモまずは影合わせをして みよう 演球の影承はできるかいもちろんでさ視界 がぼやけるみたいが思うように動かない 一体何が起きているのだろう自分が自分で はないみたいだ誰かの声が聞こえる女性の 声だ目を凝らすと顔が見える美人だそして 胸をけさせているだが妙に大きい気がする 女性は何か喋りながら俺に近づいてくる身 の危険を感じた俺は懸命に手を動かし火を 念じた小さな炎を生み出す俺が唯一使える 攻撃魔術弱い魔物を追い払うことしかでき ないが威嚇にはなるはずそのはずだだが 何か妙だ違和感を感じた俺はとっさに女性 から狙いを外したその直後ドゴン と爆音が響いた見れば壁に巨大な穴が開い ていた女性は驚いているがそれは俺も同じ だ俺の過球でこんな威力が出るのはありえ ない一体何がそう思った時目の前にある 姿鏡に自分の姿が映る小さな身体短い手足 クリッとした大きな目赤子だ俺は赤子に なっているのだそういえば何かで聞いた ことがある死したものが記憶を許したまま 生まれ変わることがあるといわゆる転生と いうやつだそう考えれば今の火球にも納得 がいく魔術師としての核は家柄と才能 つまりほとんど生まれた時に決まる優秀な 魔術師の家計では幼少期から魔術を使える ものもそこそこいる今の俺にそれほどの 才能があるならこれだけの魔術を使えても 不思議ではないだが待てよいくら何でも 生まれた時からこんな魔術が使えるなんて 例は聞いたことがないぞ周りで騒いでいる 人たちも俺がやったとは認識していない ようだしなというかよく見れば部屋が やたら広い気がする部屋に置かれている ちょうど品は美術館で見るような高級品が 並んでいるしメドらしき女性も数人いる こんな部屋そこらの貴族ではありえない王 規則や泊はまた工爵とかそんなことを考え ていると不立派な装飾が施された紋章が目 に止まるその紋章には見覚えがあった俺の 住んでいたサルーム王国その王家の紋章で ある俺もしかしてとんでもないところに 生まれてしまったんじゃないだろうか倒し たはずの魔獣の復活による同様それを 畳みかけるようにパズが方向を上げるぐお それを川切りにベアウルフたちが突っ込ん できたこの絵たちも防御を試みるがすでに 気迫で負けているその上さらなる巨体で あるパズもいるのだ誰も彼もお呼び越しで ある そんなことでパズが遠慮するはずもなく 大きく振りかぶった一撃がこの絵数人を まとめて捉えるぐわあ1振りでこの絵たち は投ぎ飛ばされてしまった続いての蹴りを 受けようとしたこの絵の剣がへし折れ地面 に投げ出された1人また1人とパずに倒さ れていくこの絵たちレアウルフと相対して いた者たちもそれを顔色を青くする す強いあれが魔人と止められるわけがない 圧倒的な戦力差にこの絵たちは繊維を失い つつあった戦は乱れ獣輪を待つのみと思わ れたその時である彼らの間に一人の風が 吹いた借りますよビンとした声と共に 駆け抜けたのはシルファだその両手には それぞれこの絵のさから抜き取ったで アロー剣が握られていた双剣が太陽の光に 反射しらりと光るラングリス流剣術登り送 た剣を地にすらせながらシルファはパズに 向かって走る2本の線を地面に描きながら パズの足元にたどり着くと垂直に飛んだ その登り様に繰り出される牽線両客から銅 そして肩には剣筋の跡がはっきりと残され ていたむぐ巨体を駆けのりながらの 凄まじい斬撃にパズは埋めき声をあげる トンとパズの肩を足場にシルファは空中で 反回転する両手の剣は逆手に握られていた はあ俺様の螺線クロ戦法を生身で受けたな てめは終わりだ爆勢飛び上がれグリモール が何やら方向を上げているその間魔力並は 俺の指先でとまっている町から派を停止さ せその構造を見ているのだふむふむ螺線で あることにも黒色であることにも特に意味 はないかそれでも威力は上がっているのは いわゆる気の持ち用というやつである怒り などの感情の高しぶりや思い込みなどで 魔術の性質が変わるというのは応にして あるとはいえそれは良いことばかりでは なく時には反動を生むなので一時期からは あまり推奨されなくなったのだが古代魔術 はそちら方面で進化していたのかもしれ ないそれでここまで威力が出せるというの も面白いと時間切れか停止させていたこと で術者からの魔力供給が立たれ魔力並は 消滅してしまったまあ観察は十分かそこ まで複雑なものでもなかったし消えた 魔力並の先でグリモワールは氷学の表情を 浮かべているばバカな俺の最大威力の魔術 だぞあれを使えるようになるのに何十年 努力を重ねたと思ってやがるそれを あっさりと驚愕の表情を浮かべる グリモワールなるほど今の魔術には確かに 相当の思考錯誤と終練が感じられるけ操作 血の滲むような努力の結果だうんさかし 楽しかっただろう魔術の修行はとても 楽しいものだ魔人だってそれは同じだよな やっぱり人間も魔人もそこは同じなの だろううんたのばバカかてめえはなんだか びっくりしているな俺何か変なこと言った かなクそふざけやがって今度こそ グリモールは再度宣告の魔術を唱え始める うん同じやつなら2度も見なくていいかな それにあまりレベルが高いとは言えないし 古代魔術はあまり攻撃性の高いものじゃ ないのかもしれないああ攻撃の方はもう 大丈夫分かったからさ次は他のを見せて くれよ他のうん何でもいいけどそうだね 防御魔術とかああ俺が攻撃すれば分かり やすいかなそう言って俺は右手をかざし 魔力を集めていくとりあえず普通の上位 魔術から行ってみようともかくなんとなく だがダンジョンというものが分かってきた なだがまだまだ仮説の息を出てないしもう 少しサンプルが欲しいところだそのうち またダンジョンに潜りたいなロイド様は 魔術師でしょうダンジョンについても 調べるんですかい何が魔術に使えるか 分からないからねわあそういうもんですか ね魔術というのは様々な要素が 組み合わさった学問だである以上この世の 新羅番との繋がりがあるそもそも火や水が なければ魔術でそれを生み出すこともでき なかったわけだまあ知識はあればあるだけ 自分のためになるこの知識がいつか何かに 使える時が来るかもしれないしな ダンジョンについてはこんなもんだろう さて次は不魔術だな不系等魔術に関する 魔術書はそれなりにあったがそれを試すに は特殊な職媒が必要なのであるそれがこの 探検に腐されたまずい液魔力に対する とても強い保持力があり浸透性も高いので よく職倍に用いられるのだそれなりに貴重 なもので基本的には有望な家事職人たちに しか出回らないらしくなかなか手に入れる 機会がなかったのであるやることは他にも たくさんあったので後回しになっていて 実際に試したことはないまずはまずい液を 剥がすとえっとやり方は確か熱湯に塗付さ れた箇所をつけこすって落とすんだっけか 魔術で湯を沸かしその中に探検の刃をつけ てブラシで擦すると油のようなものが 浮き出てくるこれがまずい液だ熱で 剥がれるが水には溶けないので湯の表面 部分に浮き上がるのであるそれを救い取っ て小瓶に入れていくムー不純物が浮いて いるな多分何度もこうやって再利用したん だろうなまずい液は不要になるとこうして 剥がしまた新たな不魔術のために使えるだ がその度に汚れが増えていき順度が下がる そうすると当然不魔術の効果も薄れて しまうのだなら綺麗にしてやればいい小瓶 に手をかざし魔力で包み込むすると液体の 中から小さなゴミが浮き出てきたロイド様 こいつは何をしてるんですかい不純物を 取っているんだよ無事魔ガりは成功した みんなのおかげだ感謝するおおアルベルト の言葉にこの絵たちがもろテをあげて換気 の声をあげるうんせっかく城から外に出た のにもう終わりか結局魔獣とは戦えなかっ たし物足りないな日はもう沈みかけている 今日はここで止まっては明日にしよう 気づけばもう夕暮れである夕日がコメに 反射してとても綺麗だ夜になったら 抜け出して魔術の練習でもできないかな なんて考えているとロイド様私たちの テントが用意できましたよテントの設営を 終えたシルファが俺に微笑耳かけてくる かなり小さなテントだこんなところで2人 で寝るのかこっそり抜け出そうとしたら 確実に目を覚ますだろうなシルファだし 間違いないわあ残念だけど今回の外出は これで終わりか俺も魔重を借りたかったな さあ私は夕食の準備をしてきますロイド様 はこちらでお待ちをおおんとシルファの声 と重なるように低い音が聞こえる犬の 吠え声いやこれは狼でしょうかいやそれに しては少し声が太いような気がする普通の 狼はもっとか高い声で吠える遠すぎて 聞き取りづらいがベアウルフのそれによく 似ていたおおんおん遠覚えは徐々に近く なっていくしかも1つではない周りの森中 から聞こえてくるようだここまで来ると この絵も違和感を感じたのか騒ぎ始めるな なんだこの方向はどんどん近づいてくるぞ 休んでいる奴ら全員出てこいテントで休ん でいた者たちもゾろぞろと出てきた皆緊張 したお持ちで武器を構えているロイド こっちへ来いアルベルトの元へ小走で行く とこの絵たちが俺たちを中心にして エンジンを組む辺たりをピリピリした空気 が漂ううもうすぐそこで唸り声が聞こえる ガサりガサリと草むが揺れそこから巨大な 狼が顔を出したやはりベアウルフだ準備を 終えて翌日俺たちは魔獣狩りに向かうこと にしたアルベルト引きいるこの絵たち15 人は馬に乗り踊りじれが付与した武器を 持っている彼らに護衛されるようにある ベルトその隣に俺が少し後ろをシルファが ついてくるそういえばロイドは城を出るの は初めてだったねどうだい外の景色を見た 感想は実はちょいちょい抜け出してるんだ けどなもっと言うと前世で橋がない平民 暮らしだったので外の景色なんてそう 珍しくはないものであるはいいろんな人 たちがたくさんいて見ていて飽きないです ねまそんなこと言うはずないけど全力で 喜んでおけばまた連れてってもらえるしね 俺の目ろみ通りアルベルトは満足に頷いて いるあらアルベルト様よタを組んでどこへ 行くかしらきっと魔獣狩りよあこっち見た わひゃあアルベルト様街中を歩いていると 裏たちがアルベルトを見て黄色い声をあげ ているモテモテだな確かにアルベルトは どこから見ても完璧な王子様世の女性たち がキャーキャー言うのも無理はあるまい ところであの小さい子は誰かしら初めて 見るわ立派な服を着ているし君なのかも うん可いらしい顔立ちではあるけど アルベルト様と比べるとね同時にお礼も 視線が注がれているようだあまり興味も なさそうだけれど俺がそんなことを考えて いるとシルファが重もしくためを吐いた そして女性たちをきっと睨みつける女性 たちはきっと悲鳴をあげそ草さと群衆へと 紛れていったふう世の女性たちは分かって いませんね確かにアルベルト様は素晴らし 方ですですがロイド様も負けず劣らず 素晴らしいいえ将来性を神すれば アルベルト様をも超える逸罪なんと見る目 のない同じ女として投げかわしいことです 何をブツブツ言ってるのだろうかさっきが 漏れてて怖いんですけど少し離れよう俺は 馬の腹を蹴り前へと進ませるのだった少女 を取り囲むのは豚顔の拠体あれは確か多く だっけ城にあった魔物図鑑で見たことが あるせや 少女が気合いと共に小属を叩き込むと多く が吹き飛ばされた倒された多くは口から泡 を吐きビクンビクンと痙攣しているよく 見れば周りには何体も多くが倒れしている 各か多くはかなり強い魔物だと書いてた気 がするそれをあれだけの数1人で倒す なんてあの子結構すごいなひんだ多くたち を少女は鋭い頑光でじろりと睨みつけた プギ プギープギーすると多くたちは悲鳴をあげ て逃げ出してしまったああもっと見たかっ たのに残念だそこにいるのは誰ねそんな ことを考えていると少女が声をあげた俺の ことだろうかそう思い顔を出してみると 少女はこちらに視線を向けていたそう 遠離れていたのにづくとは武術の達人は 離れているものの気配を察するというし ここは観念して出ていくか俺は両手をあげ 敵体の意思なしとアピールしながら岩影 から出てくるえっとこんにちは怪しいもの じゃないよ 俺を見た少女が一瞬驚いたように目を丸く したまさか知り合いいやいやそんなはずは ないかこの姿今俺が作ったんだし少女は 長い沈黙の後ボそりとつやく何者かお前 名前かそういえば考えてなかったなAと俺 はロベルト 冒険者なんだけど仲間とはぐれちゃって あまり怪しまえても面倒だし冒険者という ことにしておこう俺の言葉に少女は少し 考えて言葉を発するあしはタオ冒険者階級 はBジョブは見ての通り部島かねなるほど タオさんは1人なの弱っちい奴らと 慣れ合う趣味はないだけよ俺の問いにタオ と名乗った少女はつまらなそうに返してき たあまりよく知らない人間との接触は良く ない時間も無限にあるわけじゃないしな ここは適当にずらかるべきか俺はこっそり とタオに背を向けるああじゃあ俺はこの辺 で待つね出汁と肩を掴まれたいてすごい力 だここは魔物の出る危険なこやお前よは 争田し町へ帰るまでに食べられるよあしも 今から帰るとこだし町まで送るねいやいや 俺も冒険者ちゃんと1人でも戦えるから 大丈夫だよだめねここで見捨てたら女が 廃るようむを言わさぬその鋭い目この迫力 なんとなくシルファを思い出させるあまり 人の親切を無にするのも良くないか冒険者 と魔物の戦いを間近で観察できるチャンス だし分かったよお願いしますうん任せるね ため息を吐く俺を見てタオは満面の笑を 浮かべるそして俺に背を向け歩き始めた来 たとんでもないイケメンあるあの好み ドストライクねここでオを売っておけば 感謝の壁丼くらいは期待できるねふひふひ なんだろうすごく邪悪な顔をしている気が するまあいいか何かあったらダッシュで 逃げよう透け立ちするあるおお と完成が上がるタオよく来てくれた 助かったよ間に合ってよかったよさっさと ケ散らすねアルベルトの言葉にウインクを 返すとタオは魔獣の群れを相手に戦い始め たその活躍はまさに四士ふ人身軽なタオは 無人に戦場をかけ回り隙を見せた ベアウルフから仕留めていく俺たちが防御 重視で戦っていたこともありちょうど ハサミ打ちのような形となり魔獣たちは どんどん数を減らしていったまさか本当に スケットタオが来るとは思わなかったぜ タオの前で気を使えば俺の正体がバレて しまうし戦いも長引きはしないだろうああ もう終わったな俺はやる気なく火球を放つ のだったこれでラスト王タオの気候団で 最後に残ったベアウルフが大木に叩きつけ られ気を失う周りに倒れている10数匹の ベアウルフたちはもはや動くこと叶わない うお俺たちの勝利だこの絵たちが互いに 身体を抱き喜びを分かち合っているわあ 残念だもう少し楽しみたかったのにふう なんとか全部倒せたねタオが額体の汗を むい呼吸を整えているとアルベルトが握手 を求めて両手を差し出したありがとう本当 に助かった気にしなくていいね間に合って よかったよふひタオが握手を返すめっちゃ 嬉しそうな顔でアルベルトの手を握ぎして いるアルベルトは若干引いていたとところ でタオよく僕たちが魔獣に襲われていると 分かったねうん祠は高いところにある でしょうちょうどアルベルト様たちが魔獣 の群れに襲われてるところが見えたよタオ が指刺さしたところ切り立った崖の上には 石の祠が見えたただ祠は古さゆえか ほとんど崩れているあれを修繕するのは 大変だろう随分崩れているねそういえば 修繕に向かったのだったか中断させて しまったようだ僕たちが後で手伝おう命を 助けてもらったレイダそれとても助かるね お礼するよよかったら今度食事でもどうね なあグリモあれって俺がお前に身体を貸し ているようなもんかこっちは完全にロイド 様主導なんで全然違いやすよ言うなら自分 は付属品のようなもんでさあっちはパズの 野郎が魔獣の身体を乗ってるんですな魔人 の身体は実態がないので他の生物の身体と 一体化できるらしいグリモが俺の右手に 入っているようにパズも魔獣の身体に入っ ているのだろうただ向こうの主導権は完全 に奴にあるようだ巨大ベアウルフパズが 唸り声をあげながらこちらに歩み寄って くるさあ立ち上がる良い我が属たちよパズ の言葉で今まで倒れふしていたベアウルフ たちに頑光が宿るゆっくりと立ち上がる ベアウルフたちの身体にはうっすらと黒い モヤのようなものがまとわりついていた あれはパズの魔力か魔獣とは魔力を持った 物質を食らい強く大きくなった獣だそうし て魔獣となった獣はより強くなるために 魔力を帯びたものを好んで処すようになる パズは自身の魔力を与えて傷を負った魔獣 を回復させているのだろう各か魔獣使い などはそうして魔獣を操っていると書物で 読んだことがあるふむふむ実際に見てみる とよくわかるがあれはただの魔力ではない な魔獣たちの身体が受け入れやすいよう 魔力の性質を変化させているように見える 各下に他人の魔力というのは簡単に 受け入れられるようなものではないゆえに その性質を変化させ受け入れやすくして いるのだろう強い魔力を持つものが近くに いるとかなり気になるしなだから俺は普段 は魔力を抑えて活動しているのだがこれが 結構疲れるんだよななるほど魔力にはああ いう使い方もあるのか面白いガルル グーうー唸り声をあげるベアウルフにこの 絵たちは後ずる立ち上がったベアウルフ たちの身体の傷は見るみるふがり心なしが 大きくなっているように見えるばバカな 倒したはずなのにタオがアルベルトを食事 に誘っているおいおい相手は一応王子だぞ なんというか強いなロイド様ちょっといい ですかい心妙な口調でグリモが言うどうし たんだいあの祠ら思い出しやしたぜあれは 俺と同じ魔人が封じられている祠だ何 しかしあの祠破壊されているようだがええ 中の魔人は外に出た後でしょうそして かなり近くに癒すグリモの言葉とこ応する ようにボコンと1匹のベアウルフの身体が 大きく跳ねる2本足で立ったベアウルフは だらんと力なく両腕を下ろしたい息を 吹き返したのか全員武器を取れアルベルト の号霊でこの絵たちがベアウルフを 取り囲むだが起き上がったのは1匹だけで はなかった倒れていたベアウルフたちが 次々と起き上がってくるよく見ればその 身体にはうっすわ黒いモヤのようなものが かかっていたくふ人間どもがなかなか やりおるではないかベアウルフの口の中 からしがえた声が聞こえてきた鋭い牙の奥 に覗く青白い顔は老人のようでもあり猿の ようでもある異様に大きい目と額体に生え た鋭く長い角もちろん人間ではありえない その異様さにこの絵たちは怯えんでいるな 何者だき様アルベルトが振り絞るように声 をあげると老人は広格を挙げ君に笑う我は パズ魔人パズよ愚かな人間どもよよくも 我が眷属を痛めつけてくれたなその代償命 にて支払ってもらうぞ老人パズは ベアウルフに口を閉ざさせると2本足で 立ち上がらせるその巨はパズの魔力か さらにさらに大きく見えたベアウルフの シンクの目に老人の災わい踊りじしい目が 重なった無駄ねボスを倒すまで開かないよ そういえばダンジョンには不思議な部屋が いくつかあるらしいワープする部屋や魔物 が異常にいる部屋回復できる部屋など特に ボスの部屋は1度入ると倒すまで出られ ないとかフーム魔術以外での結界か実に 興味深いぐる 唸り声と共に部屋の奥から巨大な4速が 進み出てくる灰色の毛に青い瞳鋭い牙の 魔物だグレイウルフね危ないからロイドは 下がってるよガウタオが構えると同時に グレウルフが飛びかかる鋭い爪による 引っかきを少しだけ下がってかわし飛行団 を放った命中グレウルフは引き飛びながら も姿勢を立て直し着地する戦闘はタオが 優勢だ接近線しかできないグレウルフは タオの身のこなしと飛行団になす術がない ようであるとりあえず任せても問題なさ そうだな俺はこっちの結界を調べさせて もらおうボスを倒したら消えるみたいだし ロベルトにかっこいいとこミセルある そしてつられ念の彼氏ゲットねそのために お前には踏み台になってもらうよおおタオ は何か独り言を言いながら戦っているが グレウルフの吠え声でよく聞こえない なるほどこの結界の魔力供給源は ダンジョンなのかということは結界は ダンジョンの能力入った途端に発動すると いうことは自動制御だよなこれはどの ダンジョンにもあるものらしいがそこまで して侵入者をボスから逃がしたくない理由 は何だろうかそもそもなぜ侵入者を 招き入れる人を倒して栄養にしているのか もってこっち見てないあるうああうるさい 集中できないぞ風景討術音声遮断よしこれ でうるさくない集中して考え事ができると いうものである扉を開けると部屋の中から 異様な空気が漂ってくる様々な色恩匂いの 魔力の本流これはすごいな広域殲滅や生命 生成空間転移の魔女なんてのもあるこりゃ すごいなまさにお宝の山だだが特に気に なるのは奥から発せられる気配一言で言え ば甘くかしい花のような香りに紛れ わざわい踊りしい何かが手招きをしている ような感覚だろうかおそらくこれが アルベルトの言っていた金所ださてどうし たものかなんて考えているうちに俺の足は 金書の気配いつの間にか部屋の奥へと進ん でいくおおこれは制御系統の魔術かかなり 強制力が強いな匂いを嗅がせることで相手 の行動力を制限するタイプの術式を 編み込んでいるのかおそらく霊の魔人が 使っているのだろう何も知らないものが この部屋に入ったらフラフラと吸い寄せ られるように金所の封印を解いてしまう だろうな厳重な結界がされているのも 頷けるもちろん俺はそうはならない制御系 トマ術への対策は簡単だ身体の コントロールを取られても落ち着いて こちらから上書きすれば解除できるという わけで自身に制御系統魔術をかけると身体 が自由になった自由になった身体で改めて ショ庫の奥へ足を踏み入れるおいおいおい おい行かてるのかてめえはよ重く響くよう な声が聞こえた見れば部屋の最真っ黒な本 の上にモヤのようなものがあるそれは人の ような形をしており赤い瞳がランと輝き俺 を見つめていた俺の支配を逃れてなお逃げ ずに向かってくるとはなよほどの夕敢か ただのバカか夫名乗り忘れたな俺様は魔人 グリモワールよろしくな黒いもや魔人 グリモワールは俺を見て容気に笑うええ 驚いた君は本に封じられているんじゃない のかいくくく長い年月が経ち封印が誇び 始めているんだよだから身体の1部分だけ は外に出れるのさ見れば確かにグリモ ワールが尻に敷いている本はボロボロだ本 に編み込まれた封印はボロボロでいつ効果 を失ってもおかしくないなあ坊主てめの名 は何というロイドふむナーロイド俺様は あと数年もすれば封印を破り完全な形で 復活し外に出るそうしたらこの国を 滅ぼし尽くすつもりだこの国の魔術師ども に封じられたわけだからな 俺にはそれをやる資格があるだがロイド今 から俺様の言うことを聞いてくれるなら てめの命だけは助けてやってもいいそう 言ってグリモワールは口元を歪めると指で 本を差し示したこいつの封印を破壊して くれねえかい美味しいよシルファああ さっき取ったばかりの獣の肉なのにちな臭 さをほとんど感じない見事な腕だ アルベルトも下つみを打っているお口に あって良かったです肉の中でも特に血の 匂いが薄い部を使いましたのでそれに役味 もたくさん生えていましたので煮い消しに とええ詳しいんだねやっぱりシルファは すごいなメイドの足並みですので うやうやしく頭を下げるシルファ俺は思う 存分食事を楽しむのだったふう安復 密くく後の茶が終わり俺たちはゆっくりしていたすでには落ちかけているので重が狩りは朝からの予定であるザートの甘い果実を食べていると アルベルトが難しい顔をしているのに気づくどうしたんですか?アルベルトさんだと思ってね焼けにたくさんの獣が取れすぎている うさギも鹿もイノシシも活動時期が微妙に ずれているんだにも関わらずこんなに あっさり取れるのはやはり何かおかしい アルベルトは顎に手を当て考え込んでいる あまり獣の生体は分からないが言われて みればこの森には入った時から何か違和感 を感じていた何かあるのだろうかうおおん 突如獣の方向が響く音の方を向くと森の中 から巨大な狼が出てくるのが見えたま魔獣 だゆっくり休んでいたこの絵たちは慌て ながらも武器を手に立ち上がり魔獣を 取り囲む針金のような分厚く黒い毛に シンクの瞳大きな口からは鋭い牙が覗いて いるそして狼というにはあまりにも巨大な 身体あれは確かベアウルフ魔力により化し た身体はクと見間うほどだやるぞロイドも 来いはい言われるまでもなく俺は 立ち上がりアルベルトに続くか方向を上げ ながら突っ込んでくるベアウルフこの絵 たちは剣を構え迎え打つかだめベアウルフ は斬撃をもともせずこの絵たちを 吹き飛ばしたその勢いのままこちらへと 向かってくるお2人ともお下がりください シルファがスカートを昼返し俺たちの前に 立つしらりと見えたスカートの裏側からは 無数の投げナイフが見えたそれを目にも 止まらぬ速さで抜き放ちベアウルフに到的 する1本は額2本は固めもう1本は大きく 開けた口の中へと命中したうご 演球 苦しみ暴れるベアウルフにアルベルトが 巨大な炎の塊を放つ鈴と炎がベアウルフに 命中し大毛を焼き尽くしていくしばらく 暴れ回っていたが魔術の炎は消えずその うち力つきてしまったがあベアウルフは 埋めき声をあげ倒れふした動かなくなった ベアウルフを見てこの絵たちが完成を あげるうおさすがはアルベルト様だ 素晴らしい魔術でございましたあっという 間にアルベルトはこの絵たちに取り囲まれ てしまうどう上げでもしそうな勢いだけ あれはロイド様の魔剣のおかげですぜ奴 自身の力じゃねえドイツもこいつも見る目 がねえっすなグリモがそれを見て毒づいて いるなんだか苛立っている様子だ何を 起こってるんだそりゃ怒りやすいぜ評価さ れるべきはロイド用なのになんであいつが 言いかけてグリモは口をつむな何を言って んだ俺様はこいつがみんなに評価されたら 後で利用しにくくなるじゃねえかむしろ 高都合のはずなのにクそわけがわからねえ だがなんだこの苛立ちはそしてまたいつも のようにブツブツ言い始めた相変わらず よくわからん奴だロイドこの絵たちの中 からアルベルトが声を張り上げたお前が 付与してくれた魔剣のおかげだぞそう言っ てブンブンと手を振ってくる俺は愛そ笑い をしながら同じようにして返した とりあえず付与した魔剣はうまく作用して いるようだなうんうん行け放たれた火球が 高速回転しながら1番高得点の9番の的を 狙って飛んでいくちなみにこいつは強烈な 横回転をかけているやや左に曲がって 当たるはずだ火球は俺の予定通り飛んで いきの縁り切りをかめた倒れなかったため これは特典にはならないだがこれでいい敵 の真ん中に当ててあまり注目されても困る からあえてギリギリ当たっても倒れない ポイントを狙ったのだこの回転数角度射室 速度で打てば命中するのは計算通りだが 実際やってみると案外思った通りには飛ば ないものだからな実験は大事だ惜しかった ねロイドでは僕の番だ今度は俺に変わって アルベルトが的の前に立つそして集中し 手元に生み出した火球を放った俺の より回りは大きな火球かまっすぐに飛んで いき俺が倒し損ねた的の中央に命中したお 見事ですアルベルト兄さんありがとうさあ 次はロイドだよ今度は俺が的の前に立つ次 は下から上に競り上がっていくように回転 を加えて火球を放つ火球は俺の思った通り の曲線を描き的の上部をかめた次もその次 も火球は俺の思い通りの奇跡を描き 狙い通りの箇所にあたるふむふむ魔力級に 回転力を加えて変化させるのは悪くないな 普通にコントロールして曲げるよりも圧倒 的に魔力を使わずに住むし速度も比較に ならない実験成功といったところかそんな ことを考えていると遠くからひそひそ声が 聞こえてきたアルベルト様はさすがだな 見事に全て命中させておられるそれに比べ てロイド様はやはり子供だ高徳点の的 ばかり狙って外しておられる自分にあった のを狙えば良いのに俺たちを見ていた魔術 師の言葉だよしよしうまくごまかせている ようであるやれやれお前たち見ててわから ないのかするといきなりアルベルトが魔術 師たちに声をかけたうまさか俺のやって いることに気づいたのかドキドキしながら 聞き耳を立てるかすっているだけとはいえ ロイドが放った魔術は全て的に命中して いるしかも1番小さな区間になそれに わずかだが火球が敵に向かって動いていた おそらく制御系統魔術の才能があるの だろうおおそそうだったのですかそれは 気づきません全く不穴だなお前たちはふう どうやら完全にバレているわけではない ようであるちなみに制御系統魔術は7歳の 頃に極めた俺がよくその手の本を読んでい たからそう勘違いしてくれたのだろう ドイドは魔術の才能がある小さな頃から 才能を伸ばしていけばゆくゆくは大魔術師 や賢者も夢ではあるまい今のうちにこうし て仲良くしておけば僕が大いに着く頃には きっと大きな力になってくれるだろう アルベルトは微笑みを浮かべながら小声で 何か言っているよく聞こえないがまいいか 俺には関係なさそうだしねなあまりレベル が高いとは言えない生成魔術だね切を 無理やり金にしたのかい準度が低すぎるし 中身もスカスカスカだこれじゃあ駆け出し の商人も騙せないよそもそも魔術での金の 生成は禁じられているというか俺は王子だ し金には困ってないんだよなむぐただっ たら不老不だお前さんを不労士にしてやる よ 悪いが自分の身体に他人の術式を施される のは好きじゃない特に不労士なんて強い 術式を人体に編み込むなんてどんなリスク があるか分かったものじゃないよ魔術と いうものは万能ではない低レベルの魔術 なら魔力の消費だけでなんとかなるが あまりに高レベルな魔術は術者や比術車に も負荷がかかるプロフ士なんてのは相当 うまく術式を浴み込んでもかなり重い リスクをしうはずだ例えば10度の神経 麻痺や肉体の欠損とかとてもそんな術式を おそれとは受けられない壺しだったのか グリモールは顔を歪めているやはりもう 1度封印させてもらうよ君は危険そうだし ねま待て待ってくれ頼むから俺は全然危険 じゃねえ良い魔人なんだ封印されたのだっ てちょっといたずらしただけなんだようん でも嘘言ってるかもしれないしなやはり 封印俺が本に触れようとした時であるな なら魔術はどうだ魔人がぽつりと呟いた 何百年も前の古代魔術だお前さんも魔術師 なら興味あるんじゃねえのかそいつを教え てやるどうだロイドしばし考え込んで俺は 頷く面白い今更言うまでもなく俺は魔術が 好きだ古代の魔術か伝説によると大地を 揺がし洪水を起こし海を割るなんてのも 聞いたことがある実物はどれほどのもの だろうか是非見てみたい俺の言葉に グリモワールはパッと表情を明るくした それは人の骨骸骨が黒いボロボロのフード をかぶり魔術師のような格好をしているあ あれはリッチあるおおリッチと言うと かなり高レベルの魔物じゃなかったかタオ は無言で頷く魔物によるとリッチとは魔術 を使うアンデッド系の魔物らしい顔が気を 感じ取れなかったのはそれが原因だろう俺 は魔力で感じ取ったから気づいただけだ 戦国から感じていた妙な魔力こいつだった のかかなり高レベルで注意すべき魔物の 一種だとか書えていた気がするだがそんな 魔物がなぜこんなところにおそらくあの リッチはぐれねそれがここに迷いついて ねじろにしたよ 最悪おは踊り地しげにやくぐれとは勇っていたンジョンを出た魔物のことだジョン消滅かはたまた自らの意思ともそう言った魔物は上でしたり潜ったりするだがここまでレベルがある 魔物がいることは滅多たにないらしく遭遇した場合は全滅の危機だとかここは私に任せて逃げるね 私の身のこなしなら奴の魔術もある程度 買わせるロベルトが逃げる時間くらいは 稼げるはずよタオはどうするつもりだ心配 無用私はなんとかして逃げるねだから早く 言が早いかタオはリッチに向かって 駆け出すおそうだ逃げたふりして感染 しよう俺は物影に隠れ戦いの様子を見守る ことにした黒い歯を避けながら気候弾を 放つだがリッチは魔力消壁を展開しそれを 防ぐし下打ちをしながらもタオは魔力消壁 へと突っ込んでいく呼吸は深く踏み込む足 で地面が揺れた津眼とてつもない衝撃音が なり響く見れば魔力消壁にヒが入っていた 気を込めた手のひ底だなあのレベルの魔力 消壁に素で傷をつけるなんて大したもんだ 上期限で花歌を歌いながら俺たちの戦闘を 行く行先が同じだからと同行を申し出 アルベルトもそれを許可したのだもちろん ただついてくるわけではなく魔物が出てき たら戦闘もこなしている動力はこの絵たち より2段は上といったところかというか 以前あった時より技が生えている気がする あれから修行でも積んだのだろうか1人で 魔物を半分くらいは倒しているその強さと 性格から最初は警戒していたこの絵たちも タオに心を許し始めていた全くアルベルト 様もあんな怪しげな少女に同行を許す なんてどうかしていますねえロイド様あは そうだねただシルファはタオのことが気 に入らないのか不機嫌そうだ俺もタオとは 目を合わさないようにしているのだが ちらこちらを見てくるまさか俺のこと 気づいてないよなじいつの間にかタが俺の 近くにまで来てじっと見つめていたうお びっくりするじゃないかねえ君私たちどこ かで会ったことないかささあ分からないな いきなりの質問につい視線が泳いでしまう ムうなんだか怪しいねでも会ってるはずが ないのは私にも分かるなのに何なのこの 感じやばいなこの視線怪しまえている気が するその原因は間違いなく木の呼吸だつい さっきまで修行のために木の呼吸をしてい たからな呼吸の仕方がロベルトと似ている から怪しんでいるのだろうしじったとは いえいきなりやめたら不自然だしここは 知らぬ存ぬで押し通すしかないあの時姿を 変えていたのは不幸中の幸いだったな ロイド様森の方を見てくだせこの娘が探し ているという祠らあれがそうじゃないん ですかいグリモの声に従い森の方へ視線を 向けるとヒ々の隙間から振ぼけた石の建物 が見えたナイスだりも追い払うチャンスで あるタオあれが君の向かおうとしている祠 じゃないのかいおおまさしくあの祠よ ありがとね兵士の皆さんにもお世話になっ たねそれでは私はこれで失礼するよタオは 慌たしく頭を下げるとすごい速さで走って いったふうよかったなんとかバレる前に 追い払えたかありがとなグリモへ気にし ないでくだせえロイド様の使い間として 当然のことをしただけっすよそれにこの 程度であんたの信頼を変えるなら安易もん だぜくん何か言ったかいいい何もそそれ よりあの祠らなんだか妙な感じがしますぜ そうなのかタオに連れられ俺は半ば 無理やり町に向かっていたふんふふふん ふふふんふんふんタオさん随分ご機嫌だね タオでいいね私もロベルトと呼ぶよそれに 冒険者同士敬語なんかいらないね花歌を 歌いながらタオは答えるなんだろう初めて 会った俺に対してここまで親切にここまで 上期限になれるものなのだろうか見知らぬ 他人同士普通は警戒しそうなもんだがあ この格好かいつもの姿で模者姿したから 王族の服のままなのだ多分タオは俺のこと を貴族のボンボだと思っており助けて報酬 金をたんまり取ろうという3段なのだろう 後で逆恨みされても面白くないし釘をさし ておくかえっとタオ言っておくけど俺は金 とかは持ってないよそんなの関係ないよ あしロベルトからお金取る気ないねタオは 俺の言葉にも首をかしげて返すのみだ ブーム本当に金目当てじゃないのだろうか それにタオはさっきから顔が緩みっぱなし だしふひ金も強さも必要ないよ私が欲しい のはイケメンな彼氏ある道場の娘に生まれ た私は物心ついた時から彼氏の1人も作ら ず武道に明けくれたねそして18歳になっ た私は出会いを求めて道場を飛び出し冒険 者になったでもイケメンたちは僧侶や魔術 師みたいなか弱い女ばかりを狙って私 みたいなのには目もくれないならば考え方 を逆転するよ向こうが来ないなら私から 行けばいいすなわちピンチのイケメンを 助けて惚れられれば良いという寸法ね 襲いくる魔物からロベルトを守りいい ところを見せれば私も念願のイケメン彼氏 ゲットあるこのチャンス絶対に逃さないよ ふひふひすごくじゃな顔だじゃだけどアホ なことを考えている顔だていうかブツブツ 言ってちょっと怖い完全に自分の世界に 入っているな俺がドん引きしていると いきなりタオの目がくわっと見開いた ロベルト魔物ねタオは跳ね上がるように 両手足を伸ばし姿勢を低くするあれが武道 家の構えというやつだろうかまるで獣が今 にも飛びかかりそうな体制だタオはその 姿勢のままじろりと周囲を睨みつけるほう 短く声を上げたかと思うとタオの足元の石 が1つ空中に跳ね上がった瞬間タオの身体 がつむ風のように高速回転する石と鋭い音 と共に石がはるか彼たへと飛んでいき陰影 に吸い込まれ普通に考えてこれだけの動物 を買い鳴らすなんて常人には無理だろう俺 と同じ血を引いてるし魔術師としての才能 が発言していてもおかしくはない 生まれつき知筋や才能に優れたものの中に は無意識に魔力を扱うものも珍しくないの だ塔にたどり着いた俺は正面にある大きな 扉をノックする姉さんアリーゼさんいます かロイドです少し待っていると中から黒髪 メイドが出てきたか名前はエリスだっけ 覚えていただけて光栄ですロイド様お久し ぶりでございますうん久しぶりアリーゼ さんに会いたいんだけどかしこまりました 少々お待ちくださいませペコリと頭を下げ 塔へと戻るメドさらにしばらく待っている と扉が開いたロイドガバといきなり 抱きしめられたワプふカフカの柔らかな 感触をぎゅっと押し付けられる苦しい ロイドロイドロイドもう久しぶりねあなた から会いに来てくれるなんて姉さんとって も嬉しいわさらにグリぐリと頭も撫でて くる痛いアリーゼ様おやめくださいロイド 様が苦しがっておられますえあら本当 ごめんなさいねアリーゼは謝ると俺を 抱きしめる腕を緩めたふう苦しかっただ からあまり来たくなかったんだよな カリーゼは昔から俺を見つけては抱きつい たりキスしたりとおもちゃにしていたので ある咳込みながら顔をあげる俺の目の前に いたのは薄べに色の長い髪をふわふわとさ せた女性髪だけではなくドレスにもファー やポンポンがついており全体的にふわふわ だちなみに胸もふごめんねロイド姉さん 嬉しくなっちゃってそれで一体何のよう かしらアリーゼはそう言ってにっこりと 微笑むのだった俺の言葉にエリスとグリモ が驚いているアリーゼは顔をパーっと 明るくして俺の手を取りブンブンと振った えそうよロイド愛なのよ愛かどうかは ともかくとしてアリーゼから漏れる魔力を 見ていて分かったことがあるアリーゼは リルに命令を与える時身とリルの頭を魔力 でつげているのだ そうやって自分の思考を読み取らせている のだろう無意識に魔力の性質変化をして いるのだろうがなるほど盲点だったあの 方法ならリアルタイムで自分の思考を イメージで伝えられる命じるのでなく共有 するのだそしてイメージなら得意である白 俺は同じように魔力を伸ばして白の頭に つげるそして俺は白にそうして欲しいよう 念ねじる白はっと目を丸くすると駆け出し たそして俺たちの周りを大きく回り始める 1週2週そして3週回りオンと元気よく 吠えた俺の思った通りにであるよし俺の 目ろみ通りだう嘘でしょうあのアリーゼ用 の説明で理解したのですかエリスが目を 丸くしているうんうんすごいわロイド さすが私の可愛い弟あいねいえ絶対違うと 思いますよ違いませんよう2人はまたいい 争いを始めてた仲がいいことであるまあ もうは済んだし長いは無だ行くとするか それじゃあアリーゼあさんありがとう ございましたえもう行っちゃうのせっかく 出しお茶を飲んでいきなさいないえ今は喉 が乾いていないのであんロイド俺は手を 振りアリーゼに別れを告げる涙アリーゼの 横でエリスが何やらブツブツ言っている アルベルト様獲物を取ってまいりました私 もです私たちは鹿しばらくすると続々と この絵たちが獲物を捉えて帰ってきた うさギに蛇鳥に魚鹿やイノシシまでである その大量ぶりにアルベルトは驚いている こりゃあなた随分捕まえたもんだ大して 時間も経っていないのにどうしたんだ いえいえアルベルト様この森トでもなく たくさんの動物がいるんですしかもどれも これも警戒心が薄い鳥放題ですよ後で狩 などしてはいかがでしょうこの絵たちは 興奮した様子で語っているまああれだけ 取れれば楽しいだろうなアルベルトは並べ られた獲物を見てふむと考え込むふむだが 獣は村の貴重な資源いくら簡単に取れる からと言ってやりすぎるのは良くない だろう僕たちは標準の食事ができれば十分 これ以上の狩は不要だ他の者たちにもよく 言っておくようにはアルベルトに注意され この絵たちは慌てて経をしたともあれ食事 の用意が始まる獣をさき血を抜き下処理を した肉がシルファの前に運ばれていく シルファはそれを切って似て焼いて テーブルの上に並べていくその手際の良さ にこの絵たちは簡単な声をあげていた皆様 お待たせいたしましたどうぞお召し上がり くださいませ調理が終わり合成な食事が テーブルの上に並んだ肉たるステーキや 脳さぎのスープ鳥の串焼きに歳菜のサヤ どれもビ味そうだこの絵が幸せそうに食べ ているのを見るとこっちまでお腹が空いて きたお二方もどうぞああありがとう シルファいただきます手を合わせ綺麗に 盛り付けられた料理に手をつけていくまず はお肉をもぐもぐおおこれはうまい野生の 獣の肉というのはこんなにうまいものなの かかけているのは支有計魔術回復呼吸呼吸 の深さに応じて少しずつ傷を癒すというと いうものである長い間じわじわと回復する ため魔力刻印と相性が良い後れがやったと 映えにくいし雨 系統の魔術は全てかなり上位の魔術なので バレると面倒だ傷つき倒れていた者たちも しばらくすると傷が治り立ち上がるうん これならそう簡単には倒されないだろうて なわけで話の続きだわあ分かりやす本魔力 の性質変化とは術式ではなく魔力を 生み出す際に行うんですよただ魔力を出す だけでなく手を加えれば性質も変化させ られるんですええそれは考えたことも なかったな魔力を生み出すのなんてただ 万全とやっていた思えばグリ物使ってた 古代魔術が色を変えたり魔力並の形状を 変えたりしていたのは術式ではなく性質を 変化させていたのか無意味だと思ってたが やっぱり魔術は奥が深いまずは色の変化 から始めるのが基本ですやってみますかい もちろん魔力の性質変化はイメージが大事 でさ色のついた魔力を強く想像するんです とはいえ一兆一隻でできるもんでは イメージね姿を変える魔術模者姿みたいな ものかだったら得意だぞイメージと俺は 青色を強くイメージし手のひから魔力を 生み出していくすると淡い青色の魔力が 溢れ出してきたおおこれが魔力の性質変化 ってやつか赤白緑思うように色を変えて いく魔力こりゃ面白い俺がしいゃいいで いるとグリモは驚愕の表情を浮かべている なき聞いただけであっさりと動かしたりと かもできるなあまり意味はなさそうだけど 生み出した魔力に動けとイメージを送ると グねぐねと色を変えながら動いていく グリモは俺が事在に動かしているのを見て あんぐりと口を開けていたなるほどパズは これに匂いや味を加え魔獣好みにしている んだな炎をいて全てを噛み砕く牙となれ 消熱 なんてことをしているとアルベルトの影が 終わったようだすぐ気づいたシルファと タオがパズから距離を取る直後萌えもる 無数の炎がパズづらいと振り注いだか 後範囲に渡る炎が周囲を焼き尽くし ベアウルフらは悲鳴をあげながら次々と 倒れていく王族たるもの女性からそういう 視線を向けられることは少なくない周り体 に言えばモるということだがあまり彼女 たちを甘く見るなよ女性が僕たちを見る目 はとてもシビアだあまりだらしなくして いると霊水をぶっかけられちまうぞはわあ すごく真面目な顔で何を言っているん だろうこの人はもしかしてアルベルトは 女性関係でひどい目にでも会っているの だろうかアルベルト様うわいきなり後ろ から声をかけられアルベルトはビクっと肩 を振わせる振り向くと満面の笑を浮かべる シルファがいたシルファは笑顔のまま手に したTPを差し出した驚かせて失礼いたし ましたお茶が入りましたよあありがとう シルファから茶をついでもらった アルベルトはTカップをずズずっとすする そしてぶっ吹き出しそうになりなんとか 耐えた暑かったのか渋かったのかはたまた 両方かアルベルトはゲほゲほと咳込んで いるアルベルト様といえどあまりロイド様 に余計な知識を与えませぬようお願いし ますああもちろんだともそれを聞いて安心 いたしましたではごゆっくりシルファは にっこり笑うと俺たちに背を向け去って いったな怖いだろそう言ってアルベルトは 苦傷するいやどう考えても自業自得だろう 移動は順調もうすぐ霊の湖にたどり着こう かという時である俺はふと何かの気配を 感じ取ったなんだろうテ意ではないが確実 にこちらを見ている感覚気配を隠している ようにも感じないが他の者たちは誰も 気づいていないようだシルファ何か感じ ないどういうことでしょう拠トンと首を かしげるシルファムーシルファですら 気づいていないのかおかしいな絶対いる はずなんだが仕方ない向こうから出てきて もらうか俺は風景魔術風説を最弱で気配の 方に向けつ俺の指先から放たれた小さな風 の歯が誰にも気づかれることなく草むへと 消えていくやあ体調家と聞き違うような声 が辺りに響いたこの絵たちはすぐに武器を 構えるやはりいたかそれにしても今の悲鳴 どこかで聞いた声な気がするのだが何者だ 姿を見せろアルベルトが声をあげると悲鳴 の主はゆっくりとこちらに近づいてくる あたたたいきなり何かの虫に噛まれたよ 少し晴れた手をさすりながら草むの中から 出てきたのは以前あった憲法少女タオで あったた言いかけて思わず口をつむ 危うない危ない声を出すところだったぜ ちゃんと知らんぷりしないとなロイド様 あの娘っこお知り合いですかいバカ言うな 知るわけないだろいきなりグリモに 突っ込まれ驚きで声が少し震えるええもし かしてですけど以前外出した時にあったん ですかいななぜ分かるんだ最近気づいたん すけどロイド様って嘘が下手なんすねと いうわけで品の確認だなその夜夕食を終え た俺は早々に部屋へ戻りカを広げた ダンジョンから持ち帰った三石ストーン スライムのかけら宝箱の切れ端魔術が付与 された探検をベッドに転がすロイド様なん ですかそりゃダンジョンから持ち帰ったの さ通りで遅いと思ったらダンジョンを攻略 してきたんですかいたにため息を吐くもだ から悪かったってまず手に取ったのは三師 青の言っていた通りダンジョンから出した ことで光を失っているようだちょっと削っ てみるか水形と魔術水場にて三石を ゴリゴリと削っていく硬いものを削る場合 質量のない風場よりは質量のある水場の方 がやりやすい削り出してみたが石の内部に は特に気になる点は見受けられないどこに でもあるごく普通の石だな俺の仮説と 合わせて考えるとダンジョンの核は様々な ものを取り込んで成長するおそらくこう いった石や土を取り込みながらダンジョン を作ったんだろうなということは ダンジョンで採取したものはその場を 離れると元の物体に戻るのだろうこっちの 宝箱の破片はダめだ全く魔力を感じない核 というのはおそらく魔法生物とでもいう 存在決断した時に死んでしまったのだろう ちなみにストーンスライムのかけらもただ の土くに戻っているダンジョンから離れた ので元の土に戻ったのかだがリッチは自分 のダンジョンから離れても平気そうだった な高レベルの魔物ともなればまた違うのか もしれないいやダンジョンが1匹の巨大な 魔物と考えるとどうだ強力な魔物には単独 で活動できるよう核があると聞いたことが あるしま赤説の息を出ないかおおここが ダンジョンか目の前にぽっかりと開いた穴 を見て俺の口元が思わず緩む様々な種類の 魔物さらに魔道具などのお宝ダンジョン 自体なぜのかよく分かっておらず内部は 危険なのでろな調査がされてないのだだ から1度入ってみたかったんだよな ワクワクしているとタオが追いついてきた わあわロベルトお前めっちゃ足早いあるな 息きらしながら呼吸を整えるあすまん忘れ てたふあっという間に呼吸を整えるタオ 魔法も使わず俺の失踪についてくるなんて これが木の力かもちろんタオの持つ木も 興味があるいやしょっぱなからこんなに いろんなものが見れて外に出て本当に 良かったなってこれダンジョンあるかうん さっきゴブリンたちがここへ逃げていくの がちらっと見えたんだ俺は中に入るけど タオはどうする俺の問いにタオは考え込ん でいるダンジョン正直危険あるでも危険度 が高い分ロベルトの好感度を上げやすい はずね見たところロベルトはかなりの2 部人100回は助けないと私を好きにさ せるには難しそうねしばらくブツブツ行っ た後タオは頷いた分かったよロベルトが 行くなら私も行くねよし決まりだという わけで俺たちはダンジョンへと足を 踏み入れる中は岩石に囲まれた洞窟明りは ないが全く見えないというわけでもない 光る石が各所に埋まっておりそれが光原に なっているようだこれは確か三石だったか 術式もなしでこれだけの光を放つとは 素晴らしいな魔術の実験に利用できそうだ しいくつか持って帰ろうその様子をタオは 呆れた様子で見ているそんなもの持って 帰ってどうするよ三師はダンジョンから外 に出すとただの石頃になるねいいんだよ 理屈を知りたいだけだからふん変わってる なごく普通の庶民だった俺は血闘で命を 落とし何の因果王族として転生した サルーム王国第7王子ロイドディサルーム それが俺の新しい名だ今では10歳この 生活にも随分慣れてきたと思うちなみに国 の景色や文化雰囲気と照らし合わせてみる と俺は死んだ直後にこの身体に転生した ようだ俺が学園に通っていた頃新しい王子 がもうすぐ誕生するらしいとか言ってたし な少し申し訳ない気もするがなってしまっ たものは仕方ない兄たちはすでに成人して おり年も離れていた俺は大い継承争いとも ほとんど関係ないおまけに身体も小さく 用姿も平凡それに政治にも全く興味を示さ なかったので期待されてないようだっただ が兄たちが王になるために毎日毎日マナー や学問武術をみっちり学んでいるのを見る とそれで良かったなと思うおかげで俺は 大好きな魔術を思う存分勉強させてもらっ ているからだ朝起きて図書館に引きこもり 魔術書を読みふける日々その増料は とんでもなく魔術書だけでも数百冊はある 基礎から始まり専門的なものに至るまで その全てに目を通した前世で基礎を しっかりやっていたおかげか難しい魔術書 も理解はできたもちろん魔術の再現も今は 色々と応用するための術式を編み上げて いるちなみにあの時を殺した魔術は高価な 媒体を使用したご利用子で今見ればそう 大した魔術でもなかっただったようだ ちょっと残念なお魔術が好きなのは隠して ないが実力というかあれだけの威力が 出せるのは隠しているあんな魔術が使える と知られたら絶対面倒なことになるだろう しそうなったら魔術の研究どころではない だろう期待されて多いがどう言われても 困るしなちょっと変わった魔術好きの王子 これが俺に対する周りの評価であるべきだ ロイド様どちらですかロイド様両手に魔力 を集めて皇室化力を上げるようイメージし ているんだな面白そうだ俺もやってみるか とはいえ素ではあれだしそうだ鞄の中に 武器があったっけ以前不術で使った鉄の 探検あれを使えば剣で同じことができるよ な隙を見せたなしねえと思いカを漁さろう とした時であるパズは魔力並を放ってきた ロイド様危うねそれを迎え打つべく俺の 右手グリモが黒い魔力並を放つ2つの 魔力並は互いにぶつかり引け飛んだぬー 魔人が人間に組かへ鼻く素定の威力だぜ パズとグリモが魔力並みを打ち合う何度も 何度も俺の元全で激しい先行が散っている 永そこを知り解けやは失った我が身体の 新たな宿主とするのだ誰がてめえなんぞに やらせるかよこいつの身体はゆくゆくは俺 様のもんになるんだからな町から派の激突 音であまりよく聞こえないが2人は何か 喋っているようだ魔人同士対抗心でも 燃やしているのかなロイド様ここは自分に 任せてやりたいようにやってくだせああ うんグリモも無理すんなよっていうか別に 放っておいても魔力消壁で防げるんだけど なまあせっかくやるって言ってくれてるん だし無限に断ることもないか王族とは家の ものの神をむやみに否定せぬものらしいし なえっとこんな感じかなsame国と同じ 容量で強く硬い歯をイメージした魔力を 生み出し剣にまとわせていくさらに先ほど 見たシルファの権技も制御魔術でコピー よしこれでやってみるかグリモの口を閉じ させぎゅっと探検を握りしめた行くぞ俺は 米を蹴りまっすぐパズに向かってかける 低く構えたけ筋が水面で爆舌続け水柱と なって俺のすぐ後を続くタオは顔をあらめ くねくねと腰をよじっているまさかまだ気 を失っていなかったとはだが幸運なことに ちょっと勘違いしているようで正体がバレ たわけではなさそうだていうかといつの間 に将来を誓い合ったのだろうか全く記憶に ないんぞふむ魔人を倒すとは相当名が知え た冒険者だろう今度探して霊を言わなけれ ばないやロベルトなんて冒険者はいないん だがまあいいや知らんりをしておこうオン おオンといきなり森の中から吠え声が 聞こえてきたし身から飛び出してきたのは 真っ白な大型県たちだ犬の群れは惚れに すり寄ってくるわなんだお前たちんよく 見ればこの犬たち見た目はすっかり 可愛らしくなっているがさっきの ベアウルフだ触れれば分かるが体内を巡る 魔力の流れが同じなのである成長や修行に より魔力の方は変われどう1個体であれば この流れのパターンが違うのは基本的に ありえない一体なぜこんなことになったん だろうか魔獣は食らった魔力により姿や 性格が変化しやすロイド様の魔力を浴びた からこいつらもこんな姿になったん でしょうオングリモの言葉を肯定するよう に犬が吠えたその1匹が俺の前でちょこん と座ると他の犬たちもそれに習う戦闘の犬 は俺をキラキラした目で見上げ尻尾を振っ ているどうやらこいつパズが直接操ってい たやつですなロイド様を主と認めたよう ですぜどうもそうみたいだなとはいえに 連れ変わるわけにもいかないよな可愛い けど魔獣だし俺はそう思いちらりと シルファを見たあらあらこの犬ロイド様に 随分抱いているようですねだがシルファは 俺に抱いた犬を見て嬉しそうに微笑んで いるあれ絶対連れ帰っちゃダめですとか 言うと思ったのになぜか交換色だ何を 不思議そうな顔をしているのですかロイド 様犬は中義に熱く戦士たちの良き相棒と なる それゆえラングリスケでも昔からくさん飼っておりますイド様にも犬を飼っていただこう思っていましたが良い機会ですこの子は身体も不だしよろしけれ ばれてはいかがでしょうかファの言葉にアルベルトも頷くそうだね犬は僕も好きだそれに白い魔獣は技が良いと言われている これほど抱いているならきっとロイドの 良きとなってくれるだろうおんおんおん そうしろと言わんばかりに何度も吠える犬 2人がいいって言うならいいか魔獣に関し ても色々研究したいことはあったしねあ いや別にグいことをするじゃないからな ロイドその子に名前をつけてやるといい 名前ですかうんじゃあ白でオン白いからと いう安直な理由だけど白は気に入ったよう だ撫でロばかりに俺に頭をすりつけてくる 俺が撫でてやると白は千ぎ連に尻尾を振っ て喜びを表現していた可愛い 夫が開けるなその前に片付けてから帰ると するかしは俺がグリモワールと遊んでいた ことで少々散らかっていたあかじめ結界を 張ってあったので損傷などの被害は ほとんどないが本棚や長度品に少々の乱え がある手伝いましょうかいロイド様それに は及ばないさよ俺が術式を展開すると 散らばっていた本や魔道具がふわりと 浮き上がり元あった場所へと帰っていく これは俺の編み上げたオリジナル術式物体 そのものの記憶をたどり力を与えて自ら元 あった場所へと戻すというものであるその 効果は物体であればチ理でも誇りでも全て に有効で俺が消滅させたグリモワールの本 も元通りだただし外観だけであるがおお こりゃすごい魔術ですな魔術というほどの ものではないけどねでも探し物や片付け などには便利だよちなみに魔力を編み込ん だものを術式それを束ねて特定以上の効果 を発揮させるものを魔術というこのくらい では魔術とは呼ばないのであるところで グリモはワールお前その姿じゃ目立つよな 小さくなったり姿を消したりはできないの かできなくはないっすが言葉を濁す グリモワール姿を変える魔術はかなり高 レベルだからなそれに使い勝手の悪さから 使い手を選ぶ魔術だ使えなくても仕方ない かじゃあ俺の身体に住むといい右手を かそう俺が右手を差し出すとグリモワール は信じられないと言った顔になるはいいい んですかいその方が目立たないだろグリモ ワール戸惑った様子だったが俺から顔を 背け口元をけさせるくひこいつありえねえ ぜ使い間をその身に宿すなんてのはよほど の信頼関係がなければ常に命を狙われる 覚悟をせねばならないそんなことも知ら ねえのかよあまちゃん目腕1本も使わせて くれるんなら本体を殺すのは良い眠って いる時にでもぶち殺して身体を乗ってやる ぜおい何物言ってるんだよ早く来いえい ただ今あれから1週間が経った基本的には 俺の日々はほとんど変わらず好きなことを やっていた少し変わった点といえば アルベルトが頻繁に魔術の練習上へ誘って くれるようになりシルファの堅術ごっこの 頻度とそのレベルが上がったくらいだろう かアルベルト様今からロイド様は堅実の 稽古をなさるのですそれは先日もやった だろう今日は魔術の練習をするのだよ何を おっしゃいます現術ですいいや魔術だね 2人は火バをチらし睨み合っているただ 時踊りじれを取り合っているのを見るので 気が重いしかもチャールズも最近何かと俺 を呼び出して近況を聞こうとするし風の噂 ではタオもロベルトについて聞き回って いるそうだモテモテっすなロイド様グエで 周りの評価が上がれば俺が身体を乗った時 にうまい思いができるぜおんグリモが ニヤニヤ笑い白が元気よく吠える全く 騒がしいことだ俺はただ魔術を極めたい だけなんだけどなこの世界には未だ俺の見 たことのない魔術が存在するそれを全部見 たい覚えたいモて遊りたい俺はまだ見ぬ 魔術の新を望み真っさな空を見上げた魔術 師として大切なものはまずは家柄次に才能 そして最後に努力である最後というのは 言葉通り努力を努力として受け止めるもの にとってであり楽しんでそれを積み重ね られるものにとっては最後ではなく最大の 力となりるえそれら全て持つものがい たらってあはそれはぞっとしない話だね 少なくとも私は戦いたくはないななんて あの野郎は言ってたっけかグリモがボソり とつくどうかしたかグリモいいえ何でもあ じゃんけんはシルファの姉子が勝ったよう ですぜ見ればいつの間にか2人は じゃんけんをしていたようで勝利した シルファがかけてくるのが見えるロイド様 嬉しそうに僕を手に手を振ってくる シルファ俺はためを吐きながら中庭へと 向かうのだったうおななんだいきなり身体 を揺さぶられ美となる振り向くとタオが口 をパクパクさせていただが音が聞こえない そういえば音声車段を使っていたんだった 解除するとタオの声が聞こえてきた ロベルトやっと返事したよああごめん ごめん集中しててさもう私がグレウルフ 倒したところ全然見てなかったねタオは 怒っているのかを膨らませているちょっと 悪いことをしちゃったなでもおかげで ダンジョンの結界については色々調べられ たまずこのボスのいる部屋がダンジョンの 心臓とも言える部分だもっと言えばボスを 倒した先にあるお宝のある部屋がそうで あるボスを生み出したり結界を張ったり それらの出力源は全てそこからだったその 眼油魔力量は半端ではなく術式などに頼る 必要もなさそうだ単純に大量の魔力だけで 結界や魔物の生成を行っているように感じ たおそらくその栄養はダンジョンで死んだ 魔物や人間動物だろう魔物は死ぬと ダンジョンに帰っていくからな効率は死ぬ ほど悪いが単純な魔力の送量が多いから できることだまだまだ分からないことは たくさんあるがそんなところかなもういい ねさっさとお宝を拝みに行くよそうだな ボスを倒した先にはお宝があるらしいクも ダンジョンの心臓部と同じなんだなという ことはお宝が各なのかいやそれもおかしい はず止まれタオ突如濃い魔力を感じ取った 俺はタオの手を引くアンギーいきなりどう したねロベルトいくら何でもこんなところ じゃ何か言いかけたタオの元全を黒い歯が 通りすぎるあれは闇系統魔術市家 各か魔物が好んで使う魔術だっけえボスは 倒したのにどうしてあるどうやらまだ何か 残っているようだな注意深く目を凝らすと 芝を打ってきた敵の姿が暗闇みに 浮かび上がるやったねすごい威力よさすが はアルベルト様ですこれなら奴も 立ち上がっては来ないでしょう2人は喜び の声をあげる反対にアルベルトの表情は 曇っているそうだといいがなかりと膝を つくアルベルト呼吸は乱れ全身に力が入ら ないのかガクガクと震えていたま力切れの 症状だ顔色が青くなっているアルベルト様 大丈夫あるか歯は全ての力を出し尽くして しまったな魔力が限界だよこれで生きてい たらもうどうしようもないね力なく笑う アルベルトを支えるタオもシルファも すでに疲労後輩と言った具合だ地の魔術で は数は癒せても魔力や疲労までは癒せない からな当然この絵たちも立っているのが やっとの様子である全員が祈るような顔で 炎を見据える中心 と地面が揺れた炎の中でゆらりと巨大な影 が揺らめく 人間にしてはやるではありませんか炎を かき分け現れたのは傷1つないパズだ後ろ にはよめきながらも立ち上がりつつある ベアウルフたちもいるその姿を見た全員の 顔が絶望に染まるばバカな氷学の顔を 浮かべるアルベルトを見てパズはニと広角 をあげる甘いですね我は魔人人間の魔術 など効かないのですよパズが笑うと黒い 吐息が吐き出される気づけばそれは辺りを 包み込んでいたぶぐこの絵たちが埋めき声 をもらし倒れていくタオもシルファもだ みんなバタバタと倒れしていくくわは我が 魔力を吸い続けたものは何者であろうと 自我を失い操り人形となるのですよ人間に しては持った方ですがそれもここまで安心 しなさいこれからは我が下木として使って あげましょう大笑いしていたパズだがすぐ にその顔が怖る視線はまっすぐお礼へと 注えていたバカななぜ我が魔力を吸い込ん で意識があるのだえさあローバイエルパズ に俺は首をかしげて返した燃える炎舞踊る 炎振り注ぐ炎等しく全てを滅ぼす炎よ 来たれ来たれ来たれアルベルトが影承を 開始するあれは非とも神魔術消熱炎の影だ な白かアルベルトは上位魔術まで使え なかったはずだがいつの間に身につけたの だろうかただ呪文束を使っての高速影象 まではできないのか通常の影である呪文が 紡がれる度アルベルトの周囲に魔法陣が 生まれていく美しい模様が鮮やかに浮かん では消えていく呪文族だとそういうのも 全て省略されるからちょっと味けないんだ よなとはいえ振るだとかなり長かった記憶 がある影完了までのその間タオとシルファ がパズを抑え込むという手はずなのだろう はあいや2人の攻撃はまともに通ってない いや多少の傷は与えているのだがすぐに 言えてしまっているどうやら半分精神体で ある魔人には物理的なダメージは通り にくいようだロイド様いくら最上今術 だろうが魔人であるやには聞きませんぜ そういや以前にそんなこと言ってたなその 割にすぐ参ってたけどそりゃあんなもん 食らったらね結局どっちなんだよと内心 突っ込むまあいいやそれよりグリモは魔力 の性質変化って得意な方かってまだその話 続いてタスカまだとはなんだまだとは最 優先事項だろうがわあそりゃ魔人は魔力の 性質変化は得意すからねやり方くらいは 分かりやすがさすがにあの人たちを放置し て教えるのはまずいんじゃないっすかね グリモが戦闘中のアルベルトラに視線を 送る大丈夫だよ少し前から血魔術をかけて いるからな向こうが回復するならこっちも だみんなには全国魔力国印を飛ばしてつけ ておいたのだこれは魔術を自動で当てる マーキングのようなもので1度つけておけ ばわざわざ狙い直す必要もなく魔術の対象 とできる拾った三石は鞄に詰め込んでおく この鞄には空間系統魔術領域拡大の魔術を かけている袋や鞄など密閉されたものに しかかけることができないが中の空間を 自由に広げられるというものだおかげで この鞄には本来の何十倍もの容量があると 言っても空間系統魔術はこれの他には1つ 2つしか使えないんだけどな空間系統魔術 は非常に難易度が高く使いてもいないので 文献も少ないのだ待たせてすまなかったね 早く先に進もうか 鉱石は興味深いがそれだけに時間を取られている暇もない俺はダンジョンを進んでいく止まるねロベルト魔物よいきなりタオが立ち止まる猫のような柔らかい動きで壁の方を向くと一気に詰めるそして壁に手のひ底を叩き込んだ 一体何を俺がそう思った瞬間であるピ 埋めき声をあげ壁が崩れ落ちてきた見れば 壁は泥のような姿になって溶けていくなん だこりゃストーンスライムね岩に隠れて 冬打ちを仕掛けてくるよあのまま進んでい たら危なかったねええ面白いな議退する 魔物かしかもかなり出来が良かったタオの 攻撃が当たった瞬間でも全然分からなかっ たしなこいつの身体もちょっと持って 帰ろう何かに使えるかもしれないし俺は 砕けちったストーンスライムの破片を こっそり鞄に入れたそれにしてもタオは すごいな俺には岩にしか見えなかったよ日 の使い手は不思議な力を持つというが今の がそうなのかいほうベルトは気を知ってる のか大陸でそれ知ってる人あまりいないね 勉強家ね本を読むのが好きなんだ実際見る のは初めてだけどねそれとてもいいことよ 知識は部と同じくらい力になるねタオは にっこり笑うとまたダンジョンの奥へと 歩き始めるその後もゴブリンに多く様々な 魔物が出てきたがタオの敵ではなかった あんな細い腕なのにとんでもない威力が 出るんだもんなひか魔術に行かせるかも しれないなタオの呼吸法はこんな感じだっ けかそれじゃあみんな再見またね町へ戻っ た俺たちはタオと別れを告げたちなみに城 以外のベアウルフたちは俺については来ず 森に残るらしいおそらくまだ成長してい ない子供たちがいるのだろうとグリムが 言っていた白に人を襲ったりさせるなよと 言っておいたがどこまで理解しているかは 不明だまあ俺の言ってることは分 るっぽいし大丈夫だろう多分おん大丈夫だ というように自信たっぷりに吠えるし城ま 姿はどう見てもただの犬だしな村人たちも むやみに怖がることはないかただこいつら 内放する魔力量が以前よりもずっと増えて いる気がするが深く考えないようにしよう それから数日が経ち俺は玉座の間へと 呼び出されたアルベルトも一緒だいつも なら目が合うとウインクの1つでも横して きそうなものなのに重もしい顔をしている 一体どうかしたのだろうかオーアルベルト そしてロイドよよくぞ参った 俺の心配をよそにチャールズは俺たちを 迎えるまずはアルベルトよ魔獣討伐の人 よくぞ成功させただが色々とトラブルが あったようだな複数の魔獣と魔人に襲われ 被害がなかったのは運が良かったとしか 言いようがある前お前は第2王子の身だ お前自身が優秀な魔術師であるのも知って おる しかしこの絵だけを連れていくのは行くのはい坂さだったと言わざるを得ないだろうな は申し開きの余地もありませんシャールズの厳しい言葉にアルベルトは神戸を耐えたままだったかに言わみれば少し軽卒だった気もする魔人が出たのは外にしても重討伐はやはり危険が伴う行為だもんなアルベルトも随分反省しているようだ うむ今後は慎しむようにそしてロイドよ はいうやはりお接教か俺は緊張しながら チャールズの言葉を待つよくやったなだが 予想に反し俺に投げかけられた言葉は賞賛 であった思わず顔をあげるとシャールズは 蓄えた髭の下にエミを浮かべ頷く アルベルトから聞いたぞこの絵たちに力を 与え魔獣に囲まれても果敢に立ち向かって いたとその年で大したものじゃはあ てっきり俺も怒られるかと思ったのだが 表紙抜けであるシャールズはやや前のメり になり言葉を続けるお前の才能はシルファ からもよく聞きんでおる堅術の腕も メキメキあげておるようだな与えられた 課題に応じ結果を出すというのは王として 最も大事なことの1つじゃどうだろう少々 慰例だがお前に時い継承権を与えようと 思うのじゃがな鉛筆 極大の炎を指先に集めグリモール目がけて 放つぬわあ炎が命中しグリモワールは悲鳴 をあげたあれなんで魔力消壁で防御し なかったのだろうかおおいグリモール 大丈夫か慌てて声をかけると炎の中で影が 揺らめいた見ればグリモワールの身体には 火傷1つついていないく驚かせやがってだ が魔人である俺様を魔術で倒すことはでき ねえよ残念だったなえそうなのかああそう さ 神官どもが使う神聖魔術なら少々の ダメージは受けるがよ高が魔術ごきが俺様 を倒す術はねえ残念だったなロイド俺様を 復活させた時点では積んでたのサブ今度は 滝列水求をぶつける滝のような水撃を 食らいながらもグリモワールは確かに ダメージを受けているように見えないわ話 を聞きやがれ無駄だと言っているだろうが すごいな本当に聞いてないのか私列球を 放ちながらつやく 岩石に押しつされながらもグリモワールは 平気そうであるこれは驚きだ魔人ンって 本当に魔術が効かないのか一体どこまで 聞かないんだろう知りたい試したいおいま てめえなんキラキラした目を向けて来 やがるちょやめろっておいコら俺は 思いつく限りの魔術をグリモワールに ぶつけるのだったすみませんでした俺の目 の前でグリモワールが両手を地面についた おいおいいきなりどうしたんだよ土下座 なんかしてさ許してくだせえロイド様もう 悪さはしねえだからな頼むよ涙を流し ながら訴えてくるグリモールちょっと攻撃 魔術を数百回ぶつけただけなのだがよく わからん何でもいいが早く続きをやろう俺 はもっと古代魔術が知りたいんだひギーま 待ってくれもう身体が持たねえよえそうな のかでもまだ全然物足りないんだが俺の 言葉にグリモワールはなぜか青ざめると ざざっと後ろに下がり地面に頭を埋め込む ほどの勢いで頭を下げたこのグリモール ロイド様に精神誠意尽くすことを誓います 使い間でも何でもなりますだからお願いだ もう勘弁してくだせ使いまかよくわから ないがそこまで言うなら今日はこの辺で やめてもいいかな間になってくれるなら 魔術の実験はいくらでもできるしうん悪く ない俺はにっこり笑うとグリモールに手を 差し伸べた分かったよじゃあ俺と契約する かえい俺の差し出した手にグリモワールは すがりつく暗い光が俺たちを包み契約が 完了したクそこのグリモアール様が人間の 使い間になるとはなんたる屈辱だがこいつ の実力は半端じゃねえ十分な信頼を得た後 にうまくそのかして利用してやれば俺が 世界を影から牛じることだって可能くひ その時までの辛抱だぜん何物言ってるんだ いいいえなんでも何でもありませんぜ ロイド様皇帝 2グリモール なんだか情緒不安定なやつだなまあいいか ともあれこしてグリモワールは俺の使い間 になったのである部屋に帰った俺はベッド に寝転んでいた頭の中は全国試した20章 魔術でいっぱいだなるほどなるほど2つの 異なる影で魔術を発動させた場合単純に1 +1が2になるわけではなく全く別物と なるのか円列火球も滝列水求もあのような 先行爆発を引き起こす要素はないおそらく 呪文が重なり合うことで新たな現象を 生み出したのだろうそんな話を城の書物で 読んだことがあるそれは1人ではなく2人 で使う二重だったがそれにしても他の魔術 ではどんな反応が起こるのだろうか色 踊りじめしてみたいよななあグリも空間 Y曲魔術とかで別次元に部屋とか作れない かなのできるわけねえっすよすかなんすか それ聞いたこともねえですよさすがに 難しいか空間系統の魔術は俺にとっても 難易度が高く1つ2つしか使えない魔術の 実験ができるほどの巨大な空間を制御する のはさすがに無理だうん実験場所が欲しい ところだな射撃場を使うわけにもいかない しかと言って屋上も今回の件で警備が厳重 化したからな城の外でやればいいんじゃな いっすかね上外か確かに城の外には広大な 大地が広がっている試し打ちには持って こいだろうしかし城の外に勝手に出たこと を知られるとかなり怒られそうだ第7とは いえ一応王子である自由にしていいとは 言われているがそこまでの勝手な行動は 許されていないえこっそり抜け出せばいい んすよどうせわかりやしませんって 抜け出すだけならともかくそんな長時間の 間バレずに住むのは無理だな特に問題なの は護衛権世話役であるシルファだ毎日堅術 ごっこに誘ってくるのだがどこで隠れて本 を読んでいてもあっさり見つかってしまう のであるいや待てよよく考えたら今は グリモがいるしあれを使えば短時間なら ごまかせるかもしれないな少し試したい ことがある付き合ってくれるかいグリモ もちろんでさ試したいことというのは魔術 による身代わりだ俺は手を広げると鏡を前 にして自分の姿を見ながら目の前に魔力を 集めていく中心に小さな種が生まれそれが 目を出しぐんぐんと空中に根を伸ばして いく根は次第に人を形作り始めた高速で 迫りくるパズ俺のそばにいたベアウルフ たちが立ちふがるガうぐるおもしかして俺 を守ろうとしてくれてるのかでも危ないぞ 知りかせようとしたが間に合わない邪魔を するなパズが両腕を振うとベアウルフたち は引き飛ばされたキャイン地面に叩きつけ られたベアウルフたちが悲鳴をあげた こいつ自分の眷属をなんてやつだパズは 倒れすベアウルフたちには目もくれず俺 目がけて体当たりをぶちかましてきた ドスンと自動発動した魔力消壁ごと俺の 身体は湖へと吹き飛ばされるだが風景魔術 非秘障発動風をまとった俺はコ面の上を 滑り中央あたりで止まったしゃあ翼を広げ 地面を蹴り即座に追撃してくるパズ 振り下ろされた右手から放たれる魔力派を 魔力消壁で受け止めたおい自分で育てた 大事な建属だろ殴るなんてひどいじゃない か何を言っている我に逆らう愚かな犬など も早や眷属でも何でもないわ貴様を殺した 後に全て首り殺してくれるひどいな モフモフ帝国を作るんじゃなかったのかよ 魔獣帝国だ顔を真っ赤にして俺を殴りつけ てくるパズダメージは全くないがそれでも 魔力消壁をきしませるほどの威力ただ殴っ ただけ邪高はならないこれも魔力の性質 変化か両手に魔力を集めて皇室か攻撃力を 上げるようイメージしているんだな面白 そうだ俺もやってみるかとはいえ素では あれだしそうだ鞄の中に武器があったっけ 以前不魔術で使った鉄の探検あれを使えば 剣で同じことができるよなそれでよという のは何かしらはいつい最近魔獣を買い始め たので飼育法しつけ方など色々聞きたいな と思いまして紹介しますね白ですポン背中 を撫でると白が吠えるそれを見てアリーゼ は目をキラキラさせたあらあらあら まあまあ可愛い子ねしろちゃん焼けに丸く て小さいけれどベアウルフかしら当たり です北の森にアルベルト兄さんと魔獣狩り に行った時に懐かれましたそれにしても よくわかりましたね本来の姿とは大きく 違うはずですがうふふなんとなくそんな 感じがしたのよなんとなくねやはりなと 思いながら俺は目を細める以前俺が魔力の 波長を感知して生物の同一個体を識別した ようにアリーゼもまた無意識に似たような ことをしたのだろう魔力ってのが関係し てるのよねよくわからないけれどはいそれ で聞きたいのですがネロイドこんなところ で立ち話もなんだし中で話さない美味しい お茶を出すわよあそうですねつい話し込ん でしまった中に入ればアリーゼの魔獣も いるだろうしそれを見ながらの方が話し やすいかというわけで俺はアリーゼに案内 され塔の中へと足を踏み入れる中は大広間 となっており塔の外壁に螺線階段と小部屋 がいくつかある以外は完全に吹き抜けと なっていた地面には柴け池草むさらに木々 まで生えておりまさに自然のままといった 感じだそれを見たグリモが簡単をあげる キュンキュキュンそして鼻を鳴らしながら すり寄ってくる尻尾をブんブン振りながら 青向けになり腹を見せているものもいた 10数匹いたベアウルフたちは皆俺の周り でじれついてきていたな何おい貴様何をし ている早くそやを殺すのだブーパズが命令 するがベアウルフたちは俺のそばから 離れようとはしないそれどころかテキに 満ちた目でパズを睨んでいたふむこんな 感じかな俺は手のひから魔力を生み出し ながらつやく俺の周囲を白い煙のような 魔力が包んでいたロイド様一体何をしたん ですかいさっきからやっていた魔力の性質 変化だよ昼に食べた肉の味や匂いを強く イメージして発動させたんださっきの シルファの料理微妙かったもんな思い出し ただけでよだれが出てくるベアウルフたち も気に入ったようで心地よさそうな顔で 浴びていたボアーパズ が入っていたベアウルフも題始めたどう やら俺の放つ魔力を吸い込んだようである おおおい貴様までふざけるなよやめろ 吐き出すなくおベアウルフはよだれを ボタボタ垂らしながら口から黒いモヤを 吐き出していくモヤは新潟に固まりパズと なったおおあれが本体かパズを吐き出し 終えたベアウルフは俺の元へ駆け寄ってき たくんくんそして尻尾を振りながら俺の 周りをくるくると回っている可愛いわあ わグバカな子こんなはずでは残されたパズ は雲の表情を浮かべ息をあらげている許さ ん許さんぞおおこのクソガきが我が魔獣 帝国の邪魔をしようってズタズタにして くれる辺りを漂っていた黒いモヤがパズへ と集まりその身体を包み込む空気が震え俺 にくっついていたベアウルフたちが警戒心 を剥き出しにしたモヤを取り込んだパズの 魔力がぐんぐん上がり魔力もどんどん増し ていくパズは銀の毛と漆黒の翼を持つを 持つ巨大な猿へと変貌した決まった実態を 持たないが故えの変貌全ての力を 出し尽くした真の姿とでも言うべきか最初 とは内放する魔力量が断違いだ殺す巨大化 したパズは短くそう呟いて俺に飛びかかっ てきた何が恐縮なものか息子たちに現術を 叩き込んだシルファはお前の現術の際は 歴代王子で1番国1番の剣士になるなどと 対鼓を押しておる城でも屈の魔術師である アルベルトもお前の才能に嫉妬しておった よ自分があの年頃だった時はまともに火球 など飛ばせなかったそれを見事に制御して おるとな若き実力者であるあの2人にそこ までしめるとは大したものだよシャールズ は腕組をしたまま嬉しそうにうんうんと 頷いているうは2人ともそんなことを言っ てたのかよ俺なりに実力は隠してたつもり だったがまだ甘かったようだやはり城の中 で魔術を使うのは危険だなつまり俺の評価 が上がると大い継承に巻き込まれる可能性 もありそうだしそうなったら面倒だ少しは 自調しなければでも俺の性格上魔術の研究 は止められないしなお前には大いに期待し ておるこれからも励むのじゃぞえっとそう ですね返事を濁す俺を見てチャールズは顔 を曇らせるだがいくらお前が優秀だから とて今からお前を大い継承候補に加えるの は難しいのじゃすでにアルベルトラを含む 上位の王子たちにはそのための教育をさせ ておるからなお前がそう考えて頑張って おるなら心苦しい先に言っておこうと思い こうして呼び出したのじゃよあそういう ことかつまりチャールズは俺が大いを継承 権すべく頑張っていると勘違いしているの だもちろん俺にそんなつもりは未人もない のでほっと胸を撫で下ろしたお気になさら ないでください父上 私は言われた通り好きなことをしている だけです多い継承権などに最初から興味は ございません俺の言葉にチャールズは目を 丸くしたそして気は真ったかのように目を 細めるうむうむわしの言葉に腐るでもなく よくぞ申したできた息子をモてて嬉しいぞ しかもちょっと涙んでいるようだ本心なん だけどな完激しているチャールズを見 ながら俺はポリポリと本を書いた安心せ ロイドよその努力が無駄になることは 決してないだろうからのだからその調子で 埋進するのじゃぞはあうむでは下がって よいなんだかわからないがとりあえず今 までの生活は維持できそうで安心だ俺は アンドの息を吐きながらチャールズに背を 向けるそれにしても大いにも興味を示さず ただひたすらに努力を積み重ねるか霊 わずか10にして大したものよいやはや真 の大たるものそれくらい出なくてはいかん のかもしれんなこれは大い継承候補につい て考え直さねばならんのかもしれぬ チャールズは何かブツブツ言ってるが あまりよく聞こえないまあ多分政治につい てだろうな悪いけど興味なしだそれより 早く帰って本を読みたい俺は足早に玉座の 間を後にするのだったもちろんいいわよ ドイドならきっとできると思うから本当 ですかええそうねまず大切なのはたっぷり 貯めた後アリーゼはにっこりと笑ったあい よ一瞬の沈黙アリーゼは言葉を続ける私 思うの愛こそが言葉の通じない私たちを つぐ絆なんだってどんな魔獣だってこちら から愛を与えてあげれば絶対に 分かり合えるわ目を輝かせながらようと 語るアリーゼを見てエリスは疲れた顔で ため息を吐くわあアリーゼ様は生まれつき 勝手に動物が寄ってくる予査のような方 ですそんな特殊事例など参考になるはずが ないでしょう余さちょっとエリスそれは ひどいわ本当のことです2人は言い争いを 始めたいい争いというかじれ合いというか この2人は姉妹のようである難しいこと なんて必要ないわふわっとしてパーっと すればいいのよねえリル私の思い私の言葉 よく伝わるでしょうほらウンリルはそうだ とばかりに頷くとアリーゼに頭を すり付けるアリーゼが手を広げ楽しそうに くるくる回るとその周囲に鳥やウサギなど の小動物が集まってきたまるで花でも 浮かんでいるような空気メルヘンで ファンタジーな絵本みたいであるエリスは それを見てドん引きしていた確かに余さだ ゼックしていたグリモがようやく口を開く ロイド様ありゃダめですぜよく言えば天才 派悪く言えばお花畑でさまともに話の できるタイプじゃねえですよひどいこと 言うなお前まあ概同意見だけど各かに アリーゼは理屈な話ができるタイプでは ないただそれでもやり用はあるのだ なるほど大体分かりましたアリーゼさんな 高速で迫りくるパズ俺のそばにいたベア ウルフたちが立ちふがるガう ぐるおもしかして俺を守ろうとしてくれ てるのかでも危ないぞ知りかせようとした が間に合わない邪魔をするなパズが両腕を 振うとベアウルフたちは引き飛ばされた キャイン地面に叩きつけられたベアウルフ たちが悲鳴をあげたこいつ自分の眷属を なんてやつだかずは倒れすベアウルフたち には目もくれず俺目がけて体当たりを ぶちかましてきたドスンと自動発動した 魔力消壁ごと俺の身体は湖へと吹き飛ばさ れるだが風景魔術非秘障発動風をまとった 俺はコ面の上を滑り中央あたりで止まった しゃあ翼を広げ地面を蹴り即座に追撃して くるパズ振り下ろされた右手から放たれる 魔力派を魔力消壁で受け止めたおい自分で 育てた大事な建属だろ殴るなんてひどい じゃないか何を言っている我に逆らう愚か な犬なども早や眷属でも何でもないわ貴様 を殺した後に全て首り殺してくれるひどい なモフモフ帝国を作るんじゃなかったのか よ魔獣帝国だ顔を真っ赤にして俺を 殴りつけてくるパズダメージは全くないが それでも魔力消壁をきしませるほどの威力 ただ殴っただけ邪高はならないこれも魔力 の性質変化か負けたもの使いとはその名の 通り魔獣と契約使い間として操る者たちの 総称でその期源は使い間を愛する魔術師 たちがより刺益する能力に特化させていく 過程で生まれたらしい彼らは使い間を操る のにも術式は使わずに魔力を利用して 念じるだけで支配するらしく俺はそれを 試しているのだな白と呼んでみたが白は俺 の次の命令をキラキラした目で待つのみだ 恋と念じてみたのだがどうやら伝わらない ようだ白はとても頭が良く俺の言葉を ほとんど理解しているので声に出せば大抵 のことは伝わるただしお手伏待てお変わり ちんちん取ってこいなどの簡単な命令は ともかく例えば3週回ってワンとけのよう な複雑なものでは話が変わってくるどれ くらいの速さでどこを回ってどう泣くのか そこまでの意味を込めるのはその一言では 無理だ念じるだけで言うことを聞かせ られるならその辺りもなんとかなりそうな んだがなロイド様術式を使って命令はでき ないんですかい術式は世界に効率よく干渉 すべく特殊な魔術言語で書かれたものだ からなそれを理解できない城には通じない よていうか術式を理解して持てれる魔術師 はかなり少ないしな俺でも現状は単語を 組み換えるのが限界だそういう観点から見 ても日々の読書で理解力を鍛えるのは大事 なのである結局は言葉を魔力に乗せて 伝えるのが1番早いのだお座りオンという わけで俺は魔力と言葉を同時に出し反復 訓練にて地道に覚えさせていたうんだが これは時間がかかる上に柔軟性がないしな 細かいニュアンスは伝わらないし何か もっといい方法はないだろうか考えていた 俺は太ある人物を思い出すそうだアリーゼ 姉さんならサルーム王国第6王女 アリーゼディサルーム俺の3つ上の姉で俺 と同じように多い権もなく好きなことをし て暮らしているその対象はもっぱら動物 犬猫はもちろん類に鳥類果ては魔獣まで 飼育している奇粋の動物好きである俺が白 を買っても何も言われなかったのは アリーゼという前例があるからというのも 大きいだろうあまり気は進まないけど会い に行ってみるかおん俺の言葉に白は元気 よく答えるのだった向かった先は城の離れ にある大きな塔その周りにある広い庭には リスやウサギなどの小動物が俺たちを興味 深ぶかげに見ており木々の上では 色取り取りの鳥たちが遮えずっていた わあこいつら全部ロイド様の姉が買ってる んですかいこんな風に話しにされてて逃げ ないもんすかねうんアリーゼ姉さんは昔 から動物に好かれやすくてね今思えば魔力 によるものなのかもと考えたんだ翌日大量 の件と共にアルベルトが俺の部屋を訪れた 100本以上はあるだろうか寝るを引く 従車もとても重そうにしているアルベルト はいつも通り爽やかな笑を向けてきたや おはよう約束通りこの絵の剣を集めてきた よこれはすごいですね昨日のことをみんな に話したら今朝こんなにたくさんの件を 持ってきてね1人で30本持ってきたもの もいたくらいだよよほど不魔術をかけて 欲しいらしいね多分違うなアルベルトが俺 のことを話したからその点数稼ぎとして剣 を持ってきたのだろう主人が剣を集めよと 言えばそれに使える騎士たちなら剣の10 本や20本集めてくるよなそこまで考えて なかったが嬉しい誤参だロイドが不魔術を 使うよう見てみたかったなこれから経済の 授業でねとても残念だがこれで失礼するよ ありがとうございますアルベルト兄さん アルベルトは俺にウインクを1つして扉を 閉めた良かったですねロイド様これだけ ありゃアイクラでも不魔術を試せますぜ そうだな冬魔術は武器にかなりの負担を かけるし失敗の可能性も高い数はあるに 越したことはない不術に使用するまずい液 だがあまり強力な術式を編み込むと武器を 汚染するそれは金属のつがりを蝕みその 結果簡単にへし折れてしまうかと言って 術式を弱めれば貴重な液を使った効果が 薄い濃すぎてもダめ薄すぎてもダめその 見極めがとても難しいのだしかも同じ武器 でも金属疲労などにより同じ術式でも負荷 になる可能性もあるその辺りは身体で 覚える必要があるため不魔術は大量の練習 が不可欠なのださて始めるか安そうな武器 から扱っていこうとはいえどれも良いもの ばかりだな編み物の鉄を焼いて強くした鋼 の武器が主だが中にはかなり高華そうな件 もある魔剣かこれアルベルトに差し出す 武器だし安物というわけにもいかないか まあいいや遠慮なく使わせてもらおうまず 手に取ったのは1番数のある鋼の剣この 辺りから試してみるか鋼の剣用にまずい液 を小分けにして術式を編み込んでいく とりあえず強度増加を30+男性増加 くらいでやってみるかあの鉄の探検と同じ くらいの容量はあるだろう術式を編み込ん だまずい液を1本目の鋼の剣に塗りかけて 乾かすふむ見た目通りただの上位版か闇 魔術というくらいだからもっと別種類の 呪いもあるのかと思ったが期待外れだな ちらりとリッチを見ると攻撃を防がれると は思わなかったのかかなり老倍得ている あの様子ではこれ以上の魔術は持ってなさ そうであるこいつからはもう学ぶことは なさそうだなそれにしても闇系と魔術か さっき調べてみて分かったがこの力は気に 似ているな同じことができるかもしれない 試してみるかタオに教わった通り体内の木 を右手に集め魔力と折り混ぜていく日に 関してはまだまだだが魔力の制御はそれ なりに自信はある魔力と折り混ぜることで 木は歯のような形をなしていくむこの技 ちょっと負担が大きいのか呼吸の痛みで 咳込みそうになってしまうのをなんとか 耐える普通に気を使うよりもはるかに肺が 痛いしかも難しい木の形状変化はなかなか うまく扱えず失敗しまくりだその度に呼吸 をし直さねばならず結構手間だがそれより もワクワク感の方がはるかに強い練り上げ た木は失敗を繰り返しながらも徐々に 思い通りの形になっていくうんなんとか なりそうだ思考錯誤の末俺はどうにかして 木の歯を生み出した それを見て魔力消壁を展開し防御を試みる リッチどれ火の歯の威力試してみるとする かよ掛け声と共に俺は生成した木の歯を 飛ばした歯は子を描きながら飛んでいき 魔力消壁ごとリッチの上半身と下半身を 切り飛ばす 世は踊りじしい埋めき声を残しは 消滅してしまったA木の攻撃で倒すとチ理 のようになるのかそういえばアンデッド系 の魔物は生命エネルギーや神聖な力に弱い と本に書いていたっけな消え方も本に書い てあった通りであるし信じられないある タオがそれを見てボそりとつやくあれは 気候団の奥義気候牙 が何年修行してもできなかった技ねそれを あんなにく全く努力もせずにいや違う努力 じゃないねロベルトはただ楽しんで気に 触れていたそういえばじいちゃんが言って たある努力をするのは当然だから努力を 楽しめるやは何より強いってふそういえば 私もちっちゃい頃は修行が楽しかった気が するなやるたびに新しいことができるよう になったよ全く修行を楽しめなくなったの はいつからだったかもう覚えてないある やれやれ1から修行のやり直しか今度は せぜいっぱい楽しむとするね何をブツブツ 言っているのだろうタオは俺を見て悟った ような顔をしている一体どうしたのだろう かまあいいやぬーパızズの放った魔力派 が雨荒られと振り注ぐがその全てをかわし パズの足元にたどり着いたそれまでに貯め ていた力を解放し切り上げるラングリス 竜タ術交流3と剣線が湖を新2つに割った その勢いのまま点を貫き雲もついでにパズ の身体も切り裂いていた関係1本なので 劣化コピーだが威力は十分ちゃんと性質 変化はできたようだなぐバカな我が肉体を 切り裂くとは貴様も我と同じ技が使えると いうのかいや今初めて使ったんだけどな どうやらダメージを受けて驚いているよう だそういえば魔人は魔術は効かないって 言ってたっけ普通の魔術は術式で魔力を形 ある力に変化させているので半分精神体で ある魔人には効果が薄いのだろうその点 魔力の性質変化は単純に魔力の質を上げて 直接分殴るようなものであるだから精神体 である魔族にも効果があるんだろうないい ですぜロイド様ボコボコにやっちまって くだせそうだなもう少し試してみるか今の は出力が大きすぎたもっと小さく鋭い方が 利力を効率的に与えられるはずだイメージ により探検を大魔力は小さくより鋭くなっ ていくラングリス流タ剣術下り煙 高速でパズの背後へ飛支障した俺は探検を 逆手に持って落下しながらの連撃を 叩き込む無数の斬撃が切り裂いたパズの左 半神を消し飛ばしたうんいい感じに力が 調節できているなだがもっともっと鋭く できるはずだ己れ かとら顎残った方の反撃を避けながら2 連撃にてパズを3つに分断するパズは頭部 のみを残し消滅してしまったがその代償と して俺の手にしていた探検が粉々なに 砕け散る 魔力で覆っているとはいえ獲物に全く負担 がかからないわけではないか砕けた剣を見 てパズはニやりと笑う笑いながら身体を 復言していくくふなかなか驚きましたが そのような魔力量に何の変哲もない探検が 耐えられるはずがありませんもちろん あなたの身体もねパズの言葉で俺は自身の 自覚する足が震える力が入らない力を使い すぎたのだろうもう動けないようだなど どうしたんですかいロイド様すしまった 凍てるグリモに俺はくぐった声で返すまっ たな筋肉痛になっちまったうんさすがに そろそろこの本も読み飽きてきたかな俺は 開いていた魔術書を読みながら呟いた この本を読み直すのももう何十回目だろう か魔術書は魔力の込められた文字で書かれ ておりそれを理解することによって魔術の 発言が可能となるそれだけなら1度か2度 読めば十分だが何度も読み込み理解を 深めることで魔術の習得度は飛躍的に上昇 していくのだゆえに魔術師は魔術書を完全 に理解できるまで何度でも読むだが俺は もう図書館の魔術書は完全に理解したので 現状はずっと復讐をしているような状態だ もちろん復讐も大事であるせっかく覚えた 魔術も使わなければ忘れるしそうなると 習得度はガクンと落ちるまあそんな日々を 送っているわけだがさすがにその繰り返し は退屈だそろそろ新しい刺激が欲しい ところである母はロイドは魔術書ばかり 読んでいるからな たまには別の本を読んだらどうだい目の前 で本を読んでいたアルベルトが言った俺は 首を振って答える図書館にある魔術書は 全て読みましたからえではテストしても いいかいアルベルトはいたずらっぽい 微笑みを浮かべると俺に問いかけてきた 土水花風これは魔術の基礎4系統魔術と 言われているわけだがこの図書館にはれに 関する魔術書は何冊あるメインとして 取り扱っているのは145冊ですねサブ テーマとして取り扱っているのも含めると 232冊あでもゴーレムとかに関する本は どっちに含めればいいのか迷うな俺の中で は制御系統なんですがボディの整形には 基礎4系等魔術が大きく関わってくるわけ ですしどう思いますアルベルト兄さん俺が 視線を上げるとアルベルトは目を丸くして いたまさか本当に全部読んだというのかい あいやと言ってもまだあまりよく理解して ないというかあわやはり魔術は奥が深い ですねあ危なかった図書館の本を全部読ん でいるくらい普通だと思ったけどこの驚き からするとそうでもないようだアルベルト のいぶかしむような視線が痛いアルベルト 兄さん大丈夫ですかパズを倒した俺は陸地 に戻り倒れていたアルベルトをゆり起こす すでにパズの魔力の影響は抜けていたよう ですぐに目を覚ましたロイド 一体何がはみんなは無事か魔人はどうなっ た起き上がりキョロキョロと辺りを見渡す アルベルトあしまったなどう説明したもん かまさか俺が倒したとは言えないし 落ち着いてくださいアルベルト兄さんへ エトですねそう俺も気絶してて起きたら みんなが倒れてたんです魔人もどこにもい ませんでした慌てて言いつ作ろうと アルベルトはどこか納得していなさそうな 顔をしたそうかすまない取り乱したようだ とりあえずみんなを起こそうはいそれでも なんとかごまかせたようであるアンドの息 を吐いていると他の者たちも起き上がり 始めたアルベルトは全員の無事を確認し 頷く皆事で何よりだ魔人に襲われたにも 関わらず命があったのは奇跡としか言い ようがある前だが魔人との戦闘中僕は奴の 出す黒いモヤを浴びて気を失いなぜ奴がい なくなったのか覚えていないのだ誰か見た ものはいるかアルベルトは全員を見渡すが 誰も声をあげるものはいないシルファも首 を振って返したふう助かったどうやら俺の 正体はバレてないようだなあし見たよぶ タオの言葉に思わず吹き出してしまうどう かしましたかロイド様いや別にシルファに 背中をさせられながら何度も咳込むまさか 見られた俺はドキドキしながらタオの言葉 に耳を傾ける倒れた私たちを助けて魔人を 倒したのはロベルトよぶ思わずもう一度 吹き出したロイド様ゲホゲほ咳俺の背中を シルファが心配そうに何度も撫でた ロベルトと言うと以前タオを助けた冒険者 だったかうん私が意識を失いかけもうダめ かと思ったその時に殺そうと登場したよ そして魔人と退治し湖の上ですっごい戦い を繰り広げたね魔人の攻撃を物ともせず とんでもない魔術を打ち込んであっさりと 勝利したよさすがは私と将来を誓い合った 中ね手間のかかり具合も全く違うので かなり効果らしく俺も見るのは初めてだ こんなもんをポンと不用に差し出せるとは この国は豊かなんですなくもってその通り である俺がこうして気まに魔術で遊べるの も国が豊かなおかげだな父チャールズには 感謝しかないそれじゃあ魔剣への付与試し てみるか魔剣はすでに式が編み込まれて いるためそれに付与を加えるのはかなり何 度が高いとされている相性の悪い付与だと 術式が総裁し事態が破壊されてしまうのだ 慎重に行かないとな俺は魔剣に手を触れ 意識を集中術式を読み取っていくふむ剣に 編み込まれているのは魔術増幅の術式だな 魔剣には2つのタイプがあり1つはそれ 自体に魔術が込められたものもう1つは 魔術を増幅するものでこれは校舎だ アルベルトも魔術師だし間違いある前増幅 なら術式を書き換えて売化にしてみるか見 たところ増幅倍率は2割増しといった ところかこれを2倍増マしにすれば格段に 効果は向上するただ一部とはいえ術式を 書き換えるのもまた結構なリスクを伴うん だよな下手したら粉なごなになってしまう だったら付与するのは補強の術式だな つまり強度を上げるものであるこれを塗布 すれば多分耐えられるだろう多分まあ アンずるよりうむが優しいというしやって みるかまずは術式の書き換え2割増しの 術式を2倍増しへと書き換えていく 書き換えが終わると剣から白い煙が登り 始めるロイド様やべえですよ何度か剣を 破壊したから分かるこれは壊れる兆候だ 早く補強の付与を終わらせる俺は呼吸を 落ち着かせながらまずい液を塗布していく すると煙が収まる術式が馴染んだのか安定 してきたようだふう危なかったな危うく 高価な魔剣がへしれるところだった ちょっぴり日々が入ってるがギリギリ政府 だとあれ多少の犠牲は出したものの無事 付与は終わったのである ドイドディサルームただいましたある日俺は呼ばれて玉座の間へと赴いた呼び出し主はームの王であり我が父であるチャールズディサルーム玉座に座った柄の老人ズは満面のミで俺を迎えるおくぞ参ったロイドよ久しぶりだな 3年ぶりくらいかの 7歳の誕生日ぶりでございます 7歳までに病気や怪我で亡くなる子供は 多いためその誕生日は特別な意味を持つの だその時ばかりは忙しいチャールズも俺の ために会いに来てくれたまあその時もらっ た言葉がお前は年の離れた七尾だから王族 争いには関係ない清わずに好きなことを やりなさいというものだったのだがやはり 国王だけあって色々と忙しいのだろう たまに廊下を歩くのを遠めに見るくらいだ なのに今されに何のようだろう緊張するな 頭を下げたままの俺にシャールズはつまら なさそうに言うふむそういえばお前は前に 会った時もそうであったな堅苦しいという か子供らしくないというか久しぶりに会っ た父親に抱きついてきてもいいのじゃぞ おは群れをとてもそのような真似はでき ませんふむまあ良いそれだけ礼儀作法を 学んでいる証だろうからなこれ少し違う よれはとりあえず機嫌は悪くなさそうだし 怒られる雰囲気ではないか俺は立ち上がり 言われるがママに行くチャールズは俺の顔 をじっと見つめゆっくりと頷いたほういい 顔つきになったではないかありがとう ございますシルファやアルベルトに聞いた ぞ堅術に魔術にとかなり頑張っているよう じゃないかいえ恐縮ですシャールズの言葉 に俺は慌てて頭を下げた各かに庶民である 俺の家は貴族たちに比べると貧しい入学金 も自分で働いてようやく払い教材も基礎の 魔術書1冊しか買えなかっただがそれ1冊 でもやれることはかなり多く毎日新たな 発見があった礎魔術でも術式の組み合わせ 職媒の組み合わせだけでも無数の減少が 起こせるほど魔術ってのは奥が深いその ために実験やら材料の調達やらやることが 多すぎて人のことに気を取られている暇 など全くなかったのであるそう彼に言っ たら月行しながら俺に血闘を申し込んでき た俺は戦いは嫌いだだからすぐに断ろうと してふと思いとまった彼ら貴族の使う魔術 とは一体どのようなものだろうと庶民の俺 と貴族である彼らとでは資本も才能も全く 違う俺が見たこともないような魔術を見せ てもらえるのではないかと考えた考えたら どうしてもそれが見たくなってしまいつい を受けてしまったのだ少し痛い思いをする かもしれないが負けても命まで取られる わけではないだろうそんな甘い考えで結論 から言えば彼らの魔術は素晴らしかった あれが上位魔術というものだろうか巨大な 炎が渦を巻き氷嵐が吹きすぐ俺はその光景 にただただ見惚れた見惚れて無防美にそれ を受けんだお前は夢中になると周りが見え なくなるから気をつけろなんてよく注意さ れていたがまさかこんな結末を迎えること になるなんて自分のまま抜けさが情けない だが最後に考えていたのはま抜けな自分を 呪うことでも血闘を仕掛けてきた貴族を 恨むことでも自分を育て学園に入れてくれ た両親への感謝でもなかったそれは俺を 殺傷せしめた魔術への考察どういう術式 だったのかその理屈はそもそもあれほどの 出力を1人で生み出せるものなのかだと すると必要な魔力量は術式はあるいは何か 特殊な発動条件があるとかもしくは職媒を 使用したかはたまた他人数で魔術を使った のかなどなど 考えれば考えるほど止まり行くはずの心臓 が高なるのを感じていたああ本当に無念だ 世界にはまだ俺の知らない魔術がたくさん あるだろうにその全てを知らぬまま死んで しまうなんて願わくば全ての魔術を知り たかった理解し習得し極めたかったもっと 魔術の新に溺れたかったそんなことを考え ながら俺の意識は遠いていった時なんで わかるんだ見かされたような口ごもる俺を 見てアルベルトはおかしそうに笑うはっは ロイドは可愛いないいよ話してご覧 お兄ちゃんが聞いてあげようありがとう ございますえっとそのですね実は最近不与 魔術を勉強中でして試してみたいから大量 の武器が欲しいのですよかったら アルベルト兄さんのこの絵たちの武器を 貸してもらえませんかアルベルトのような 上位王子にはこの踊りジ数人のこの絵が いる当然テレン彼らであれば数本の権所持 しているだろう非踊り時訓練を行っている だろうから使用感も聞きやすいし アルベルトのこの絵だから話も漏れにくい 不魔術かかなり使い手が少ない魔術らしい がそんなものを使えるようになるとは さすが勉強家だなまだ始めたばかりです 失敗するかもしれませんしあまり効果では ない武器で構わないのですがふむなるほど 実験材料が欲しいというわけだねウインク をするアルベルトに頷いて返す察しが早く て助かります母はロイドの考えてることは 全て分かるよ魔術不要した件はこの絵たち も欲しがっていたからねある程度なら武器 を無駄にしても文句は言うまい分かった話 をつけてこようありがとうございます アルベルトに霊を言い俺はその場を鳩に するのだったお俺様の黒戦法を受けて向き ずだとああ魔力衝壁くらい貼れるから気に しなくていいよじゃんじゃん見せてくれ 驚くグリモワールに言葉を返すやはり攻撃 魔術は実際に受けてみないと分からない ことも多いからなうんクリモールもそれを 理解しているからいきなり俺目がけて放っ てきたのだろう少しびっくりしたがよく 考えたら俺は常に魔力消壁を複数待機発動 させておりある程度以上の衝撃には自動で 展開する要制御してあるそこまで察してい たのだろうさすがは魔人よく分かっている なグッジョブだぞグリモワールぐふざけ やがってこいつは俺が5年も修行して身に つけた魔術だぞだがグリモワールはなぜか 拳を振わせをしている一体どうしたの だろうかなあグリモール何をしてるんだい 早く次を頼むよ俺が忙すとグリモールは髪 をぐしャぐしャとかきむったそして 肉踊りじしげに俺を睨みつけてくる俺何か したちあくそいいぜそこまで言うなら見せ てやる俺様の最強の魔術をなあ グリモワールは声を荒らげると広げた右手 を俺の前にかざしてきた見れば手のひには 1本の線が入っておりグねぐねとうめいて いるそして線が開いた中から出てきたのは 赤い下と鋭い派つまり口である20A賞 そうつくとグリモワールは2つの口で同時 に違う魔術の影を始めたおお魔人というの はあんなこともできるのか塗りつぶせ黒く 黒く黒く貫きえぐれ我がワクワクしながら 影象官僚を待っているとグリモワールの 身体が暗く光り始めるくばりやがれ戦法 5 と吹きや荒れる魔力の本流に押され俺の身体がほんの少し後ろへ流された放たれた二重の黒い魔力並が螺線を描きお礼と迫るから歯は俺の自動展開した魔力消壁と激突し凄まじい衝撃を発したぐ貫抜きやがれグリモワ は何かすごく利きんでいるそれにより少し ずつ出力が上がっているように思える もちろん俺の魔力消壁には傷1つ入らない が気合いで威力が上がるってのは面白い それにしても螺線なんとかだっけか わざわざ螺線を描く要制御しているのか 何か意味があるのかなただの魔力並にしか 見えないがうん魔力消壁越しじゃ分かり にくい直接触れてみよう俺は魔力消壁から 指を出し魔力並にそっと触れてみたパチン と爆ゼる音がして衝撃波が吹きやれる す土シルファの牧刀は土の壁に埋まり抜け なくなる無理やり抜こうとしている間に俺 はその背後へと回り込む取った木刀を シルファへと走らせ首元で止めるはずだっ たしかし目の前にいたはずのシルファは 牧刀を残したまま姿を消していたうっそ 左右に目を動かすがシルファの姿はないと なれば後ろ振り向くがいないということは 上即座に火球を念じ上空へ向けて放つ残念 下ですよまた下から聞こえる声に見下ろす とシルファが笑顔で俺の真下にいた驚く間 もなく両足を掴まれ転ばされてしまうその まままたがられマウントを取らえてしまっ たにっこりと微笑むシルファを見上げ俺は 目をつる負けましたはい私の勝ちです よいしょっとこれでいいんですかロイド様 シルファは油のたっぷり注がれた水瓶を俺 の部屋の隅に置く多分と水面が波打った ありがとうでもいいの1本取れなかったの に一瞬とはいえ思わず本気を出してしまい ました1本取られたようなものですよそれ にしても本気を出したロイド様はこれほど までにお強くなられていたのですね シルファは嬉しございますグス またも涙むシルファやめてくれ恥ずかしい から俺が本気を出して戦ったことがよほど 嬉しいらしいかなり限定した状態での本気 だったのだがまあ喜んでくれてるんだから よしとしよう先日のあまりにふ抜けた おいぶりどうにかなってしまったのかと 思いましたが調子を取り戻していただけた ようで幸いですわふ微笑みを浮かべる シルファを見て俺の右手がブルブルと震え ているグリモのやつよほどビビっているの か今日はずっと引っ込んだままだ先日の 堅術ごっこで痛めつけられたのが相当 トラウマらしいあわあの時はちょっと体調 が悪くてねAスランプというやつですね そういう時は誰にでもあるものですそれを 抜け出すのには1にも2にも鍛錬あるのみ 実際スランプを抜けたロイド様の動きは とても素晴らしいものでした魔術と堅術の 融合このシルファすごく完復いたしました シルファはそう言ってうやうやしく霊を する堅術も魔術もまだまだ拙いでもロイド 様は発展途上そして凄まじい速度で腕を 上げていらっしゃる魔術が使える剣士自体 とても数が少ないのに堅術レベルはわずか 10歳とは思えませんそれに魔術に関する 造形はアルベルト様も一目置かれるほど ですああなんと素晴らしいのでしょう成長 したロイド様には騎士団長や牽制の称号 すら不り合いかもしれませんそんな方の 指導薬をやらせていただけるなんてこの シルファ光栄四国でございます何を ブツブツ言っているのだろうさっきから俺 を見る目がなんか怖いんだがそういえば シルファは以前チャールズに俺の現術の腕 をすごく評価しているとか言ってたっけか いや今回は魔術を使っただけだしそこまで 評価は変わらないだろうそう思いたいうん や悲鳴そして倒れる音よし当たりね小作 ガッツポーズをするタオすぐに岩影から ゾろぞろと小さな人影が出てきた土色の 身体にのような体育小さな角に大きく 不気味な赤い目手には根棒やら錆びた ナイフやらを持っているあれは確か ゴブリンだっけか 最弱クラスの魔物だしかしそれは単体での 評価を組むとかなりやばいとも書いてあっ た姿を表したね高にどもかかってくるある 一速にてゴブリンたちの懐は勢いのまま 飛び蹴りを放つゴブリンは吹き飛び眼璧に 叩きつけられメリコンだタオの攻撃はそれ だけで終わらない一瞬だけ着地すると老倍 エルゴブリンたちに回し蹴りを食らわせた 勝査なキリスがゴブリンたちの脳点を こごとく捉え一体また一体と倒れしていく やあ着地したタオにゴブリンが反撃しよう とコ棒を振り下ろすがタオはすでにそこに はない残像を残して消えたタオはゴブリン の背後に回り込んでいた遅いよズんと拳が めり込みゴブリンはぐらりと崩れ落ちた 呼吸を整えるタオを見ながらも帯えくんだ ゴブリンたちは動くことができない強い素 であんな威力が出るはずがないそういえば タオの髪や瞳の色顔立ちは遠くにある異国 のものだな異国には気を使いそれをまとわ せた素で戦うという話を何かの書物で見た ことがある呼吸で体内に気を巡らせ 練り込むことで凄まじい力を発揮すること ができるとか眉つだったがこうして実際に 見ると信じざるをないそういえばいつも 独特の呼吸をしていたなあれがそうなの だろうかギャーギャギャー後ろから 聞こえる寄制に振り返ると目の前には2匹 のゴブリンがいたうおびっくりした覇の 戦闘に夢中になりすぎたようだもちろん 魔力消壁を張ってあるので問題はないが ほっち まるで滑るように移動してきたタオが ゴブリンに引きのどてっぱにそれぞれ 小底束を叩き込んだ衝撃で天高く飛んで いくゴブリンたちはちょい対空時間を経て 地面に激突したやあそれを見て悲鳴を あげるゴブリンたちタオの強さに恐れを なしたのか気づけばゴブリンたちはいなく なっていたありがとう助かったよふ霊は 無要あるタオは背を向けたまま仁立ちをし ているどうしたのかなさっきからずっと その体制のままだしかも物欲しそうに こっちをちら見ている一体何だろうさっき 言ったお礼以外の言葉を待っているような 無逃げるゴブリンたちを目で追っていると 大きな穴の中に逃げ込むのが見えたあれは もしやダンジョンかダンジョンとは たくさんの魔物が存在する不思議な場所だ 奥にはお宝もあり貴重な魔道具や魔所 なんかもあるらしいこうしちゃいられない 俺は矢も盾もたまらず走り出す風景魔術 失走風をまとった身体は羽のように軽く なり高速での移動が可能となる地面を蹴る と文字通り飛ぶようにかけるあちょっと ロベルトどこ行くあるあへの愛の告白を 忘れてるよ後ろからタオが何か叫びながら ついてくるが風の音でよく聞こえない そんなことよりダンジョンだ俺は全力失走 でダンジョンへ向かうのだった一呼吸に7 つがれる呪文タそれを2つの口で同時に 唱えていく術問が無数に並び内がまゆく 輝き始めたななんだその高速A賞はあれ ほどの密度を持つ呪文タ束を簡単なく 編み込んでいるだとぐーあ頭が痛くてえ そうだ行くぞとして術式を解放する術問が 開きそこから放たれる無数の魔術 パズの声が一瞬聞こえたが結界内部に 吹き荒れる破壊の本流ですぐ書き消されて しまった1秒に1サイクル1分で240回 の最上位魔術の連続以前グリモにやったの と同じ攻撃だん数秒後異変に気づく結界内 の手応えがなくなっている俺は術式を消し 結界を解除した黙々と上がる煙の中から ミーラのように光らびたパズが湖に落ちた パズのミーラはわずかに口を動かしながら プカプカと浮いているうそんなパズを 見下ろしグリモが笑うへあれだけでかい靴 叩いた割に随分あっけなかったなこら煽る なよグリモっていうかお前も大概でかい口 叩いていただろでもグリモは30分くらい 耐えてたっけまああまり変わらないか しかし結局ダメージ受けてるじゃないか 本当に魔人に魔術は効かないのか普通は そうすただ半分精神体である魔人には音や 光などで感じる不快感がそのままダメージ となるんですよ ほんのずかですが続けて浴び続けるとこうなっちゃうわけかやでるなんて意外と繊細な奴はだな魔人って意外と大したことないのかもしれないずズずが何か言ってるな俺はびたずをひょいとまみ上げるな なぜだ我の努力がこんなにもあっさりと なぜ勝てぬパズ お前はずっと大変だったとか苦労したとか 言ってたけどさそういうのもっと楽しんで やった方がいいよ楽しんでうんだって 楽しくないのに無理してやっても身につか ないだろうそれにそういう気持ちはハ花の 魔獣たちにも必ず伝わる伝わればそんなや の命令なんて聞きたくないよお前自身が もっと楽しんで魔獣たちと接していたら俺 がちょっと暗い魔力を与えても願らなかっ たと思うぜほんの少し退治しただけだった がパズの魔獣たちへの態度は決して良いと は言えなかった俺が魔力を与えたのは 単なるきっかけでいつを向けられても おかしくはなかったろう地子供だから呼吸 料が少なくそれで聞いていないのかならば 直接食らうがいいかずは大きく息を 吸い込むと真っ黒な煙を勢いよく吐き出し てきた黙々と黒園が俺を包み込むわ煙目を 閉じパタパタと手を振って払うく変なもん 吹きかけやがってびっくりするじゃないか しかもなんか変な匂いがするし歯を磨いて ないんじゃないか俺が咳込みながら煙を 抜けるとその先ではパズが驚愕の表情を 浮かべていたなんだとなんだとじゃないよ いきなり何するんだお前ため息を吐く俺を 見てパズは息を飲んでいるき貴様我が魔力 を食らって何ともないのかん別にどうも ないけどさっきから何を驚いているの だろうもしかして何か攻撃でもしてたの だろうかそういえば何か甘い香りがする ような首をかしげているとグリモがぐパッ と口を開けたはあてめのくせ息なんて聞か ないとよ俺の手のひグリモを見たパズは 驚いたのか目を丸くしたぬお前は魔人か なぜ人間の手のひにいるうるせえなてめえ にゃ関係ねえだろこっちにゃこっちの都合 があるんだよふむそうかなるほどお前は その人間の使い間となっているのか大型 復活の際に好きでも使えて強制的に獣魔 契約を強いられたのであろうが人間ごとき に使い間にされるなど魔人の風上にもおけ ん全くもって投げかわしい同じ魔人として 恥ずかしいぞへえそうなのか各かに 閉じ込められていたのだからグリモも 本調子じゃなかったんだろうなだが我は そのような油断はせぬ万全を騎して復活し 晩弱の備えで動いているのだ見たであろう 我が軍勢をおおそうだ群れないはずの魔獣 をどうやって集めたのだろうすごく気に なった俺は思わず尋ねる一体どうやって こんな数のベアウルフを集めたんだくふ 知れたこと本来は決して群れぬ魔獣どもを この森に集めるため餌となる超獣たちを 我が魔力を餌に大量に集めたのだよそう すれば魔力と餌に溢れたこの地に魔獣が 集まってくるその中で生まれた晩の親を 殺し子だけを集め育てあげたのだ本来は 群れぬはずの魔獣だが幼虫の頃から集団で 育てればそれが普通となるのだよまあ おかげでかなり苦労させられたがその回合 会ってみようこの軍勢をこれだけの魔獣を 相手に勝てるものなど存在すまいくは親を 殺し子供をさって小さい頃から調京すると は何という悪いやつだ俺でもそんなことは やらないぞ大笑いするパズを見てグリモが 声をあげるああそのちょっといいかなんだ ま抜けな魔人お前さんそれいつからやって いるんだざっと100年だな割れながら 苦し藤させられたぞそりゃそうだろうな グリモは呆れた顔でため息を吐いている 100年昨日遠くなるような話である魔人 であるグリモから見てもすごいことなん だろう準備を終えた我は年には念を入れ手 に村を襲わせたそうすればこの国の軍が出 てくるだろうからなそれに勝利すれば我が 軍勢の力は証明されるそしてカ付なきまで に勝利した倒れぬ魔獣相手に貴様らはなす 術がなかったであろう今こそ進行の準備は 整ったのだふははは笑いするパズをグリモ は鼻で笑ったおいおいカプなきまでに 叩きのめしただとどう見てもここに1人 残っているじゃねえかむああそうだな日な 子供とその使い間がな問題ないすぐに すりつぶしてやるパズが手を上げるとベア ウルフたち俺たちを取り囲む目を自ばらせ 唸り声をあげていたさあ行けそやつらを 食い殺すのだ 飛びかかってきたベアウルフたちが鋭い爪 と牙を俺へと突き立てようとしたその瞬間 であるベアウルフたちは俺への攻撃を 止めるとそのまま着地し俺の橋元へ伏せた 表海が地面を貫き稲妻が空をかけ竜巻きが 巻き起こるすごまじい 破壊音と衝撃が吹きやれるのを見ながら俺はふむと頷くほどやはり二重症 魔術は元となった魔術をけ合わせた形になるのか魔術というのは強く影響する火のを強くイメージしなければ動しない水は水の球は土のも同様だ 上位魔術となるとイメージだけでは足り ないので呪文の影や術式媒体の使用などで それを補強するのだなので20重は元と なる2つの魔術を掛け合わせたイメージの 通りに発動する霊えば火と土で溶岩水と土 で氷火と風で雷風と土で砂とそんな具合だ まあこれは想定ないというか実はこれらの 組み合わせは本で読んでて知っていた滅多 に見られるものではないが二重自体は昔 から存在しているグリモのような技を持つ ものや息のあった魔術師2人であれば行使 可能だからな実際試すとどうなるかという 確認だったのであるそれよりも他に試し たい組み合わせはあるんだよなまずはこれ 幻想系と魔術模者姿これは魔力の膜で自分 の身体を覆い別人の姿に変えるというもの だ特にイメージが重要な魔術でよく知った 姿でないと返信できないというものだが これを20章で発動させればどうなるか俺 の想像通り事が運べば物は試しとばかりに 模者姿を二重 発動と共に俺の身体が光に包まれていく えっと鏡とおいい感じだな鏡の前に映るの は少しだけ背を高くし少しだけ髪の色素を 薄くし結構イケメン化した俺の姿そう模者 姿を二重し片方を自分もう片方を アルベルトにて発動させたのだ俺と アルベルトの姿のイメージが混じり ちょうど中間ぐらいの用姿になったので あるこの姿漫が違いで俺の姿を見られても 正体を知られることはないついでに アルベルトにも迷惑をかけないしなていう かさっき上位魔術を打ちまくったし誰か 近寄ってくるかもしれないか一旦場所を 映した方がいいだろう何せ目の前は 凄まじい破壊の嵐が吹きや荒れた後である こんなものの近くにいては知らぬ存ぬも 無理があると決まれば秘少にて俺はその場 を後にする岩山と岩山の間を文字通り秘障 し宣の場所から大分離れた辺りだろうか うんあれは眼下を見れば何者たちかが争っ ているのが見えるどうやら人間と魔物の 群れが戦っているようだおお魔物って見た ことがなかったんだよなよし隠すると しよう俺は岩山の影に降りるとそこから 戦いの様子を覗く魔物と戦っているのは 年若い少女だった艶のある黒髪を両サイド で括くりお団子にしてそこから垂らすよう にして伸ばしている憲法服とでも言うの だろうか動きやすそうな服の胸源は涼しげ に開き背にはぶっという文字が刻まれてい た少女は軽やかな足取りで魔物を翻弄し つつ拳1つで戦っているあれは多分冒険者 だな冒険者というのは便利屋のようなもの で金を稼ぐために魔物を買ったり素材 なんかを集めたりする連中だ強さによって 階級分けがさえておりからAまでランクが あるんだっけか正直あまり興味がなかった しよくわからないんだよなっていうか強く なりたかったのなら身体を鍛えるならなん なりやり用はあったんじゃないか面倒な 思いをしてまで部下を集めるよりよほど 効率的だろう楽しいから雲なく続けられる のであるパズは戦闘スタイルからして肉段 が得意なタイプ部下を集めて命令を出す より身体を鍛える方が賞にあってそうだし な俺が寝ても冷めても魔術をやってられる のも純粋に楽しいからだ魔術の修行は俺様 もやってきたがそう楽なもんじゃねえシド を吐き地味な反復をし努力を重ねて少し ずつものにしていくもんだそれをロイドは そりゃもう楽しそうにやりやがる毎日常ジ 今までもこれからもだろうそんなやに努力 だなんだと言ってるやが勝てるわけがねえ グリモがブツブツ言っているが吹きすぐ風 の音でよく聞こえない俺の言葉にパズは 苦笑いを浮かべるくふ我の肺員は楽しめ なかったことか全く無茶を言ってくれる そう言い残しパズの身体は砂のように サラサラと消滅していく夫と尻となって 冷えゆくパズへグリモが大きく口を開け 吸い込み始めるどうやらその魔力を食べて いるようだえ魔人の魔力ってのはやっぱ うまいぜ力がかなり戻ってきやがった こいつのそばにいれば上質な魔力の補充に はこかかかねえこの調子で魔力を増やし そのうちこいつの身体を乗ってやるぜ ブツブツ言いながら北斗グリモその力は ほんの少し増しているように見えるどう やら魔力を食べて強くなるようだな どうでもいいけど腹壊すなよそそりゃもう ええ俺の言葉にグリモは慌てて返事をする のだったさてお宝をもらって帰るとするか ボスのいた部屋のさらに奥に小部屋がある そこには豪華な宝箱が置かれていたあれね 宝箱ロベルトが開けるといいよいいのか このダンジョンはほとんどタオが1人で 攻略したようなもんだろうでもロベルトが いなかったら私死んでたよだからロベルト に開ける資格あるね分かったそういうこと なら俺は宝箱の前に進みおむに開けた中に は探検が1本入っていたお探検かどれどれ ちょっと見せるね俺の後ろでそれを見てい たタオが探検をじっと見つめるそして ペチンとおでこを叩いたあじゃあ残念はれ あるなそうなのか何かの魔力が込められて いる感じがするがうん言う通りこれは魔術 の付与された探検だけど大したものじゃ ないよまず元となっているこの探検が何の 変哲もない鉄内だし何の装飾もさえてない そんな探検には強い魔術が付与できないよ 多分付与の練習台あるな何者かが練習用に 魔術付与した探検ね見た感じ少し箱ぼれも しているし使い込んだ後もあるまるで誰か が所持していたようなものだそれが ダンジョンのお宝になっているのは変だな そんなことを考えていると宝箱が地面に ゆっくり埋まっていく まさか俺は突っさに風景刀魔術風説で風の歯を生み出すと宝箱の一部を切断した取った宝箱の一部からはとても強い魔力を感じるそうかこれがダンジョンのとも言える存在いつは普段は中に息し誰かの落とした魔道具などを取り込んでジョンとして成長するのだ そして攻略されそうになったら宝箱のふり をして中身を差し出しその隙に逃げると なるほど面白い よくできている油ですか翌朝俺はシーツを 干しに来たシルファに声をかけるまずい液 の原料である油まずはこれが大量に欲しい うん水瓶に1杯欲しいんだ魔術の実験で 使いたくてそれは構いませんがふむそう ですね条件がありますシルファはそう言っ てにやりと笑う私から堅術ごっこで1本 取ることができたら差し上げますよ やっぱりそう来るだろうと思ったよ シルファは俺がお願い事をする時は大体 そう言ってかわすのだいつもはそのまま 引き下がっていたが今回はそういうわけに はいかない分かったよやろうシルファ俺が 頷くとシルファは驚き目を丸くしたほ本当 でございますか聞き違いではなくうん必要 だからじゃあ俺は準備して中庭に行くから シルファも早く来てよはあボケた返事を するシルファに背を向け俺は中庭へと 向かうしばらくすると半かちで目元を拭い ながらシルファが現れたう ロイド様がこんなにもやる気を見せて くださるなんてうシルファは嬉しござい ますなぜか涙を流して完激している シルファはっきり言ってそこまで完激され ても困るんだが言っておくけどシルファ 魔術は使わせてもらうからねええもちろん ですいくらロイド様でも堅術のみで私から 1本取るのは難しいでしょうしまあそんな 許可を得ずともすでに使ってはいるのだが 要は言い訳作りである攻撃魔術を併用して 戦えばシルファ相手に勝ってしまっても 言い訳が効くだろうさあいつでもいらして くださいうん僕塔を片手で持ちもう片方の 手で火球を生み出す制限は買魔術のみ威力 は加減いっぱいこのくらいなら魔術好きの 子供が使って不自然でないレベルだろう 当然シルファの権技はすでにコピー済みで ある行くよ先手必勝とばかりに火球を放ち そのすぐ後ろをかけるできるだけ断速を 遅くだどうせ早く打ってもかわされるし こうして盾として使った方がいい無駄です シルファが牧刀を振うとあっさり火球は 消し飛ばされてしまったもちろん想定ない 火球はたのめくらましだ俺は走りながら すでに土球を発動させている書き消した炎 の後には土の壁ができていた白来いおん俺 が呼ぶと白い大型県白が元気よくかけて くる白は俺に炊きつきその重さと勢いで芝 の上に押し倒された短い草が中に舞い草と 土の香りがした俺はサルーム王国第7王子 ロイドディサルーム魔術大好き10歳前世 ではない貧乏魔術師で生まれて初めて見る 上位魔術に見惚れて死にこの身体に転生し た年の離れた第7王子ということで大い 継承権もないし自由に生きろと言われた俺 は好きな魔術ばかりやっている野田が最近 は周りの人間に妙に期待されている気が するまあきっと気のせいだよな地味で 目立たない第7王子それが俺の立ち位置で あるおんおんちなみに俺の顔を舐めている この犬は白ことは俺を襲ってきた魔獣だが 俺のことが気に入ったのか随分抱かれて しまった連れ返っても良いと言われたので 使い間としたのである白を撫でる手のひ からぐパッと口が生まれるええ魔獣にまで 慕えているとはさすがはロイド様ですな こいつは魔人グリモール俺はグリモと呼ん でいる城の地下禁封印されてたが色々あっ て俺の使い間となったのだ俺の手のひの川 に住まわせており時折りこうして口を開い ては喋り出すぐひ魔獣まで従いやがったか いいぜてめがいろんなものを手に入れて くれりゃ俺様がその身体を乗った時に うまい思いができるからななお時々 ブツブツと独り言を言っている情緒不安定 なやつであるせめて聞こえる声で喋れよな おんおん夫とこら犬っこ 吠えるんじゃねえしし1人を言うグリモに 向かって吠えるしろどうも2人はあまり仲 は良くなさそうだこらこら喧嘩してないで 続きをやるぞおんグリモに手を握り口を 閉ざさせると白が座り直した今こうなって いるのは魔力に命令を乗せて飛ばし念じる だけで使い間に命令を出せるという魔獣 使いの技である魔術師として大切なものは まずは家柄次に才能そして最後に努力で ある魔術師の素ウィリアムボルド魔術学園 の入学式学長の挨拶で1番最初に言われた 言葉だ魔術師というのはまず家柄と血筋が 大事でそれから才能努力なんてものは ほとんど意味がないと続けられた家柄は 言わずもがな古くから続く勇正正しい家に は非少な魔術書と唸るほどの材力が 受け継がれ代々積み重ねられた血脈は魔術 師として有利になるよう濃く深く洗練され ていく才能も当然大事だ魔術を扱うセンス 独力再現力理解力身体能力才能に優れた ものはしばしば家柄の確保も量するそして 最後に努力だがこれは努力が無駄という わけではない努力はただの前提魔術師を 心す以上心身ともに鍛え上げ日々の修行は 欠かさず魔術書を読み込むなんてことは みんながやっているだから日々懸命に励み なさい挨拶はそう締めくられたまあしかし そんなことはどうでも良かった俺は庶民の 生まれで大した才能もないと言われていた が魔術がただ好きだった何もないところ から炎や氷雷が生まれる神秘術式によって 様々な顔を見せる奇跡 が自分の手で行われるという私服あっと いう間に魔術の取った俺にとってこの魔術 学園での生活は最高だっただがそんな日は 終わりを迎えることとなることの発端は とある公爵家尺借難の魔術書が盗難された 事件誇りある貴族が盗みなどするはずが ないそう言って彼が疑いの目を向けたのは 魔術学園唯一庶民の生まれである俺だった 水形闘魔術水融合と土系統魔術土融合 各々の液体と個体を融合させ新たな物質を 作り出す魔術であるそれを20章で発動さ せればあらゆる物体の調合が可能小瓶に 入れた油と溶けた銀が混ざり合っていく 黄色かった油は銀がかかりキラキラとした 液体になったロイド様こりゃ月銀役じゃ ねえですかいうんよく似ているな月銀薬と は魔術師ギルドで売っている薬品だ魔法陣 を描いたり使い間を呼び出す媒介としたり 用途は様々非常に効果だがそれ以上に数が 少なく普通の魔術師が購入するのはほぼ不 可能どうやって作っているのかと思ったが なるほどこうして作っていたのか20A賞 は理論上さえ合えば2人の魔術師で行使 ただ水融合も土融合もかなり高レベルの 魔術だし非戦闘系である合成系等魔術の 持ち主は少ないだろうからなそれほどの 使い手が2人も揃わなければ作れない時点 でそりゃ数も出回らないだろうこんな ところでレシピを発見するとは運がいいな 何かに使えるかもしれないしある程度は ストックしておこうさてあとはこいつに赤 を加えれば完成だな月銀薬に赤をサラサラ と入れていく銀がかかった油に落ちた粉が 染み渡り赤い煙が水中を彩るぐるぐるとか 書き混ぜるとほとんどまずい液と変わら ないものができたおおすげえですよロイド 様見事です見た目はな実際に使ってみない と効果のほどは不明だよかと言って俺の 探検はもう付与済みだし武器として使う 機会もほとんどないんだよな不要失敗の 可能性もあるのでその辺に飾ってある武器 で試すわけにはいかない どこかに大量に武器が余ってないものか 使ってくれる人がいればなおよしあそうだ 考え込んでいるといい考えを思いつくその ためにはアルベルトのところに行ってみる か上中を探すとアルベルトは馬術の訓練中 だった俺を見つけると馬を止め降りてきて くれたおはようございますアルベルト 兄さんやあおはようロイドから会いに来て くれるなんて嬉しいよファワーもしかして 何かお願い事でもあるのかい普通に考えて これだけの動物を買い鳴らすなんて常人に は無理だろう俺と同じ血を引いてるし魔術 師としての才能が発言していてもおかしく はない生まれつき知筋や才能に優れたもの の中には無意識に魔力を扱うものも珍しく ないのだ塔にたどり着いた俺は正面にある 大きな扉をノックする姉さんアリーゼさん いますかロイドです少し待っていると中 から黒髪メイドが出てきた各か名前は エリスだっけ覚えていただけて光栄です ロイド様お久しぶりでございますうん久し ぶりアリーゼさんに会いたいんだけど かしこまりました少々お待ちくださいませ ペコリと頭を下げ塔へと戻るメイドさらに しばらく待っていると扉が開いたロイド ガバといきなり抱きしめられたワプ ふカふカの柔らかな感触をぎゅっと 押し付けられる苦しいロイドロイドロイド もう久しぶりねあなたから会いに来て くれるなんて姉さんとっても嬉しいわ さらにグリグリと頭も撫でてくる痛い アリーゼ様おやめくださいロイド様が 苦しがっておられますえあら本当ごめん なさいねアリーゼは謝ると俺を抱きしめる 腕を緩めたふう苦しかっただからあまり来 たくなかったんだよなアリーゼは昔から俺 を見つけては抱きついたりキスしたりと おもちゃにしていたのである咳込みながら 顔をあげる俺の目の前にいたのは薄べに色 の長い髪をふわふわとさせた女性髪だけで はなくドレスにもファーやポンポンがつい ており全体的にふわふわだちなみに胸もふ ごめんねロイド姉さん嬉しくなっちゃって それで一体何のようかしらアリーゼはそう 言ってにっこりと微笑むのだったなんだか 生かい視線を向けられた気がするく使い間 に手を噛まれるとはこのことだ私は冒険者 のタオというね怪しいものじゃないよ そんなことをやっている間にもタオは アルベルトに声をかけているふむ僕は アルベルトディサルームこの国の第2王子 だよお王子様これは飛んだゴブレイを許し てくださいあるよいいさ知らなかったの だろう僕は気にしていないよありがとう ございますねたどしい口調で頭を下げる タオ他の国ならともかく比較的平和な サルームでは王族に少々ブレな口を聞いた からと言って即刑罰なんてことはありえ ない俺たち自身国の方針で王行貴族だから とあまり存在な態度は取らぬように言われ ているのだおかげでうちの王族は フレンドリーというか民衆たちからも慕わ れており魔獣狩りなどで外へ赴いた時など は平民たちの家で食事を振る舞われる なんてこともそう珍しくはないのである それより冒険者がこんなところで何をして いたんだいこの先の湖で祠の修繕以来を 受けてそれに向かう途中よその道中白と 見えたあなたの顔が少し知り合いに似てい てねつい追ってしまったよペコリと頭を 下げるタオだが上使いでアルベルトを見る 目はどこかじゃに見える怪しいシルファが 無表情のまま馬から降りタオの前に 立ちふがる怪しいですねこの女気になった なら堂々と声をかければいいのになぜ気配 を消して近づくのですそもそも喋り方から して怪しいではありませんかなこの喋り方 は単なる鉛りある気配だって別に消した わけじゃなくそういう呼吸が癖になってる だけよああなるほどみんながタオの気配を 感じなかったのは木の呼吸のおかげか俺 だけが感じ取れたのは同じく木が使える からだろう近づいた今ならわかる火の呼吸 を行うタオは体内の日を散らさず循環させ ているためあまり外へ漏れ出ていないのだ ほうでは先国からアルベルト様に邪し線を 向けているのはたただイケメンだなと思っ ているだけよなし線なんてとんでもない ある分かりやすく同揺するタオにシルファ は随いと詰め寄るないのかあるのか はっきりしなさいシルファ辺にしてあげ なさいAとタオ君も楽にするといい アルベルトが声をかけるとシルファは一瞬 タオを睨んだ後すぐに後ろへ下がったそれ でもいつでも動けるよう絵に指先を当てて いるタオは緊張が切れたのか大きく息を 吐いて腰を下ろした ありがとねアルベルト様助かったよこの人 美人だけどとんでもなく怖いねところで タオ僕が知り合いに似ているらしいが僕は 君を見たことがないんだ人違いではないの かいふむ確かに私ら探しているのは ロベルト名前違うよそれにアルベルト様と は少し雰囲気も異なるねげタオのやつ俺の ことを探してたのかよいきなり飛んで逃げ たからな探していてもおかしくはないかま まあ姿を変えてたし気づくことはない だろうちらりと視線を向けるとタオが俺を 元けしていたむむあの子どこかロベルトと 木の雰囲気が似てるよでも明らかに姿が 違うね思い過ごし 嫌でもタオは俺を見ながらうんうん唸って いるさすがに分かりはしないだろうが心臓 に悪いなや悲鳴そして倒れる音よし当たり ね小作ポーズをするタオすぐに岩影から ゾろぞろと小さな人影が出てきた土色の 身体にのような体育小さな角に大きく 不気味な赤い目手にはやら錆びたナイフ やらを持っているあれは確かゴブリンだっ けか 最弱クラスの魔物だしかしそれは単体での 評価を組むとかなりやばいとも書いてあっ た姿を表したね高度どもかかってくるある 一速にてゴブリンたちの懐タは勢いのまま 飛び蹴りを放つゴブリンは吹き飛び眼壁に 叩きつけられメリコンだタオの攻撃はそれ だけで終わらない一瞬だけ着地すると老倍 エルゴブリンたちに回し蹴りを食らわせた 勝査なキビスがゴブリンたちの脳点を こごとく捉え一体また一体と倒れしていく やあ着地したタオにゴブリンが反撃しよう とコ棒を振り下ろすがタオはすでにそこに はない残像を残して消えたタオはゴブリン の背後に回り込んでいた遅いよツんと拳が めり込みゴブリンはぐらりと崩れ落ちた 呼吸を整えるタオを見ながらも帯エんだ ゴブリンたちは動くことができない強い素 であんな威力が出るはずがないそういえば タオの髪や瞳の色顔立ちは遠くにある異国 のものだな時刻には気を使いそれをまとわ せた素で戦うという話を何かの書物で見た ことがある呼吸で体内に気を巡らせ 練り込むことで凄まじい力を発揮すること ができるとか眉つだったがこうして実際に 見ると信じざるをないそういえばいつも 独特の呼吸をしていたなあれがそうなの だろうかギャーギャギャー後ろから 聞こえる規制に振り返ると目の前には2匹 のゴブリンがいたうおびっくりしたタオの 戦闘に夢中になりすぎたようだもちろん 魔力消壁を張ってあるので問題はないが ほっち まるで滑るように移動してきたタオが ゴブリンに引きのどてっぱにそれぞれ 小底束を叩き込んだ衝撃で天高く飛んで いくゴブリンたちはちょい対空時間を経て 地面に激突したやあそれを見て悲鳴を あげるゴブリンたちタオの強さに恐れを なしたのか気づけばゴブリンたちはいなく なっていたありがとう助かったよふ霊は 無要あるタオは背を向けたまま匂立ちをし ているどうしたのかなさっきからずっと その体制のままだしかも物欲しそうに こっちをちら見ている一体何だろうさっき 言ったお礼以外の言葉を待っているような 無逃げるゴブリンたちを目で追っていると 大きな穴の中に逃げ込むのが見えたあれは もしやダンジョンかダンジョンとは たくさんの魔物が存在する不思議な場所だ 奥にはお宝もあり貴重な魔道具や魔所 なんかもあるらしいこうしちゃいられない 俺は矢も盾もたまらず走り出す風景魔術 失走風をまとった身体は羽のように軽く なり高速での移動が可能となる地面を蹴る と文字通り飛ぶようにかけるあちょっと ロベルトどこ行くあるあへの愛の告白を 忘れてるよ後ろからタオが何か叫びながら ついてくるが風の音でよく聞こえない そんなことよりダンジョンだ俺は全力失走 でダンジョンへ向かうのだった水形等魔術 準度上昇これは液体に作用する魔術で 文字通り不純物を排除するものだ皮の水を 飲料水としたり燃料などに混じったゴミを 取ったりと使える幅は広いただあまり準度 を上げすぎると金剛合物は完全に分解され てしまうのだ以前茶の準度を上げすぎて水 にしてしまったことがあるそんな繊細な ことを魔術でわあ改めて思いやすがロイド 様の魔術は大したもんですな俺が開発した わけじゃないよ魔術は常に進歩している グリモがいた頃よりいろんなことができる ようになっているのさよしゴミを救ってと うん綺麗になったまずい駅は宣告と違い かなり透明度が増しているように見える そういえばこのまずい駅には何の術式が 込められているのだろうちょっと見てみる か液体に込められた術式へと意識を集中さ せていくふむこれは強度増加の術式かな 物体に込める術式の中でも最もポピュラー な術式だ 効果な剣などはこれで強化しておけば簡単 には折れないだがこの術式相当昔から 使い回してるなめちゃくちゃ古臭いし 非効率な術式だちょっと書き換えよう こんな術式はもう吐棄してもいいか大分 容量が開いたなこれなら強度増加も3 くらい編み込めるついでに男性増加もして おこうこれがあると金属に粘りが出て とても丈夫になるからなよしこんなもんか あとは探検にもう一度してとできた手にし た探検のは全国と違いピカピカだ試しに 宝箱には当ててみると面白いようにスパッ と切れたおお見事なもんですなうんいいね 俺に背を向け何かブツブツ言っているなん だろうやっぱり剣を折りすぎて怒っている のかなロイドは 思わず瓶と背筋を伸ばしてしまう俺の想像 に反して振り返ったアルベルトは微笑みを 浮かべていたありがとうこれだけ武器が あればこの絵たちも喜ぶだろうところで実 は父上から魔獣の討伐を申しけられている んだがよかったらロイドも来ないか 魔獣狩りですか魔獣とは魔力を持つ巨大な 獣のことだとても知能が高く人の言葉を 理解するものもいる基本的には人になつく ことはなく群れも作らず単独で生活して おり水路や畑を荒らしたり時には小さな村 を滅ぼすこともある厄介な獣だ前世で1度 見たことがあるがその時は身のた5mほど はある巨大なイノシシで町の壁を破壊して 建物をいくつも東壊させていたその時は 警備の兵士10人係かりでなんとか 追い払えたんだっけちなみに王子になって 知ったことだが庶民にとっては危険な魔獣 も一部の貴族たちにとっては狩の対象で あるシャールズやアルベルトラ兄王子たち から魔獣狩りの話は何度か聞いていた1 度行ってみたいと思ってたんだよなああ父上から使っていてね明後日の絵たちを連れて大児に行くんだよどうだい?行く行きます 2 つ返事で承諾する大っぴらに出られるしこの絵が戦うなら魔術の効果も実際に見るいだそれに魔獣と戦うのであれば試したい魔術もある 断る理由は1つもないお話中失礼します アルベルト様私も同行してよろしい でしょうかシルファが半保前に出て うやうやしく頭を下げるああ君はロイドの 護衛権世話係かりだからね当然ついてくる といいありがとうございますそしてまた霊 をして下がるよし決まりだそれでは明後日 の朝2人で僕の部屋に来るように分かった ねはい俺は元気よく答えアルベルトの部屋 を後にした上期限で廊下を歩く俺の後ろを シルファは音を立てずついてくるそういえ ばシルファは魔獣って見たことあるええ何 度か父の魔獣狩りについて行きました騎士 団の者たちで追い立てるのですかすごく 楽しいですよきっとロイド様も気にいると 思いますようん楽しみ満面のエミを返す俺 を見てシルファはやや顔を背ける初めての 魔獣狩り日々の堅術ごっこでロイド様の腕 はかなりのものになりましたしここらで 一度実践というのも悪くはないかもしれ ませんねやはり実際に剣を使って戦ってみ なければ現術というものは分からないです からロイド様も剣士としての自覚を持た れるちょうどいい機会ですねそれにもしか したらロイド様の全力を見る機会もあるか もしれませんふっ楽しみになってきました ね何をブツブツ言ってるのだろうかえへ皆 様方ロイド様に興味心々なんですよそうか 地味な七尾にそこまで注目もするはずが ないだろうまあいいやとにかく明後日が 楽しみだ白来いおん俺が呼ぶと白い大型県 白が元気よくかけてくる白は俺に抱きつき その重さと勢いで芝の上に押し倒された 短い草が中に巻い草と土の香りがした俺は サルーム王国第7王子ロイドディサルーム 魔術大好き10歳前世ではない貧乏魔術師 で生まれて初めて見る上位魔術に見惚れて 死にこの身体に転生した年の離れた第7 王子ということで大い証券もないし自由に 生きろと言われた俺は好きな魔術ばかり やっている野田が最近は周りの人間に妙に 期待されている気がするまあきっと気の せいだよな地味で目立たない第7王子それ が俺の立ち位置であるお ちなみに俺の顔を舐めているこの犬は白は 俺を襲ってきた魔獣だが俺のことが気に 入ったのか随分抱かれてしまった連れ返っ ても良いと言われたので使い間としたので ある白を撫でる手のひからぐパッと口が 生まれるええ魔獣にまで慕えているとは さすがはロイド様ですなこいつは魔人 グリモール俺はグリモと呼んでいる 城の地下禁封印されてたが色々あって俺の 使い間となったのだ俺の手のひの川に 住まわせており時折りこうして口を開いて は喋り出すぐひ魔獣まで従いやがったか いいぜてめがいろんなものを手に入れて くれりゃ俺様がその身体を乗った時に うまい思いができるからななお時々 ブツブツと独り言を言っている情緒不安定 なやつであるせめて聞こえる声で喋れよな おんおん夫とこら犬っこ 吠えるんじゃねえしし1人を言うグリモに 向かって吠えるしろどうも2人はあまり仲 は良くなさそうだこらこら喧嘩してないで 続きをやるぞポングリモに手を握り口を 閉ざさせると白が座り直した今こうなって いるのは魔力に命令を乗せて飛ばしね 念じるだけで使い間に命令を出せるという 魔獣使いの技であるうおななんだいきなり 身体を揺さぶられ美となる振り向くとタオ が口をパクパクさせていただが音が聞こえ ないそういえば音声車段を使っていたん だった解除するとタオの声が聞こえてきた ロベルトやっと返事したよああごめん ごめん集中しててさもう私がグレーウルフ 倒したところ全然見てなかったねタオは 怒っているのかを膨らませているちょっと 悪いことをしちゃったなでもおかげで ダンジョンの結界については色々調べられ たまずこのボスのいる部屋がダンジョンの 心臓とも言える部分だもっと言えばボスを 倒した先にあるお宝のある部屋がそうで あるボスを生み出したり結界を張ったり それらの出力源は全てそこからだったその 眼油魔力量は半端ではなく術式などに頼る 必要もなさそうだ単純に大量の魔力だけで 結界や魔物の生成を行っているように 感じ合えたおそらくその栄養はダンジョン で死んだ魔物や人間動物だろう魔物は死ぬ とダンジョンに帰っていくからな効率は 死ぬほど悪いが単純な魔力の送量が多い からできることだまだまだ分からないこと はたくさんあるがそんなところかなもう いいねさっさとお宝を拝みに行くよ そうだなボスを倒した先にはお宝がある らしいクもダンジョンの心臓部と同じなん だなということはお宝が各なのかいやそれ もおかしいはず止まれたタオ突如濃い魔力 を感じ取った俺はタオの手を引くアンギー いきなりどうしたねロベルトいくら何でも こんなところじゃ何か言いかけたタオの 元全を黒い歯が通りすぎるあれは闇系統 魔術死人家 各か魔物が好んで使う魔術だっけえボスは 倒したのにどうしてあるどうやらまだ何か 残っているようだな注意深く目を凝らすと 芝を打ってきた敵の姿が暗闇みに 浮かび上がるそれでよというのは何かしら はいつい最近魔獣を買い始めたので飼育法 け方など色々聞きたいなと思いまして紹介 しますね白ですオン背中を撫でると白が 吠えるそれを見てアリーゼは目をキラキラ させたあらあらあらまあまあ可愛い子ね しろちゃん焼けに丸くて小さいけれどベア ウルフかしら当たりです北の森に アルベルト兄さんと魔術狩りに行った時に 懐かれましたそれにしてもよくわかりまし たね本来の姿とは大きく違うはずですが うふふなんとなくそんな感じがしたのよ なんとなくねやはりなと思いながら俺は目 を細める以前俺が魔力の波長を感知して 生物の同一個体を識別したようにアリーゼ もまた無意識に似たようなことをしたの だろう 魔力ってのが関係してるのよねよくわから ないけれどはいそれで聞きたいのですな ネロイドこんなところで立ち話もなんだし 中で話さない美味しいお茶を出すわよあ そうですねつい話し込んでしまった中に 入ればアリーゼの魔獣もいるだろうしそれ を見ながらの方が話しやすいかというわけ で俺はアリーゼに案内され塔の中へと足を 踏み入れる中は大広間となっており塔の 外壁に螺線階段と小部屋がいくつかある 以外は完全に吹き抜けとなっていた地面に は柴け池草むさらに木々まで生えており まさに自然のままといった感じだそれを見 たグリモが簡単をあげる地子供だから呼吸 量が少なくそれで聞いていないのか ならば直接食らうがいいパズは大きく息を 吸い込むと真っ黒な煙を勢いよく吐き出し てきた黙々と黒園が俺を包み込むわ煙目を 閉じパタパタと手を振って払うく変なもん 吹きかけやがってびっくりするじゃないか しかもなんか変な匂いがするし歯を磨いて ないんじゃないか俺が咳込みながら煙を 抜けるとその先ではパズが驚愕の表情を 浮かべていたなんだとなんだとじゃないよ いきなり何するんだお前ため息を吐く俺を 見てパズは息を飲んでいる木貴様我が魔力 を食らって何ともないのかん別にどうも ないけどさっきから何を驚いているの だろうもしかして何か攻撃でもしてたの だろうかそういえば何か甘い香りがする ような首をかしげているとグリモがグパッ と口を開けたはあてめえのくせ息なんて 聞かないとよ俺の手のひグリモを見たパズ は驚いたのか目を丸くしたぬお前は魔人か なぜ人間の手のひにいるううるせえな てめえにゃ関係ねえだろ こっちにゃこっちの都合があるんだよふむ そうかなるほどお前はその人間の使い間と なっているのか大方復活の際に好きでも 使えて強制的に獣魔契約を強いられたので あろうが人間ごときに使い間にされるなど 魔人の風情にもおけん全くもって 投げかわしい同じ魔人として恥ずかしいぞ へえそうなのかかに本に閉じ込められてい たのだからグリモも本調子じゃなかったん だろうなだが我はそのような油断はせぬ 万全を騎して復活し晩弱の備えで動いて いるのだ見たであろう我が軍勢をごく普通 の庶民だった俺は血闘で命を落とし何の 因果王族として転生したサルーム王国第7 王子ロイドディサルームそれが俺の新しい 名だ今では10歳この生活にも随分慣れて きたと思うちなみに国の景色や文化雰囲気 と照らし合わせてみると俺は死んだ直後に この身体に転生したようだ俺が学園に通っ ていた頃新しい王子がもうすぐ誕生する らしいとか言ってたしな少し申し訳ない気 もするがなってしまったものは仕方ない兄 たちはすでに成人しており年も離れていた 俺は大い継承争いともほとんど関係ない おまけに身体も小さく用姿も平凡それに 政治にも全く興味を示さなかったので期待 されてないようだっただが兄たちが王に なるために毎日毎日マナーや学問武術を みっちり学んでいるのを見るとそれで 良かったなと思うおかげで俺は大好きな 魔術を思う存分勉強させてもらっている からだ朝起きて図書館に引きこもり魔術書 を読みふける日々その増量はとんでもなく 魔術書だけでも数百冊はある基礎から 始まり専門的なものに至るまでその全てに 目を通した前世で基礎をしっかりやってい たおかげか難しい魔術書も理解はできた もちろん魔術の再現も今は色々と応用する ための術式を編み上げているちなみにあの 時を殺した魔術は高価な媒体を使用した ご師で今見ればそう大した魔術でもなかっ ただったようだちょっと残念なお魔術が 好きなのは隠してないが実力というかあれ だけの威力が出せるのは隠しているあんな 魔術が使えると知られたら絶対面倒なこと になるだろうしそうなったら魔術の研究 どころではないだろう期待されて多いが どうこう言われても困るしなちょっと 変わった魔術好きの王子これが俺に対する 周りの評価であるべきだロイド様どちら ですかロイド様手間のかかり具合も全く 違うのでかなり効果らしく俺も見るのは 初めてだこんなもんをポンと不用に 差し出せるとはこの国は豊かなんですな 全くもってその通りである俺がこうして 気まに魔術で遊べるのも国が豊かなおかげ だな父チャールズには感謝しかないそれ じゃあ魔剣への不与試してみるか魔剣は すでに式が編み込まれているためそれに 付与を加えるのはかなり何度が高いとされ ているの悪い付与だと術式が総裁し事態が 破壊されてしまうのだ慎重に行かないとな 俺は魔剣に手を触れ意識を集中術式を 読み取っていくふむ剣に編み込まれている のは魔術増幅の術式だな魔剣には2つの タイプがあり1つはそれ自体に魔術が込め られたものもう1つは魔術を増幅するもの でこれは校舎だアルベルトも魔術師だし 間違いある前増幅なら術式を書き換えて 売化にしてみるか見たところ増幅倍率は2 割増しといったところかこれを2倍マしに すれば格段に効果は向上するただ一部とは いえ術式を書き換えるのもまた結構な リスクを伴うんだよな下手したらこなごな になってしまうだったら付与するのは補強 の術式だなつまり強度を上げるものである これを塗付すれば多分耐えられるだろう 多分まああずるよりうむが優しいというし やってみるかまずは術式の書き換え2 割増しの術式を2倍増しへと書き換えて いく書き換えが終わると剣から白い煙が 登り始めるロイド様やべえですよ何度か剣 を破壊したから分かるこれは壊れる兆候だ 早く補強の付与を終わらせる俺は呼吸を 落ち着かせながらまずい液を塗布していく すると煙が収まる術式が馴染んだのか安定 してきたようだふう危なかったな危うく高 な魔剣がへし折れるところだった ちょっぴり日々が入ってるがギリギリ政府 だともあれ多少の犠牲は出したものの無事 不与は終わったのである俺の言葉にエリス とグリモが驚いているアリーゼは顔を パーっと明るくして俺の手を取りブンブン と振ったえそうよロイド愛なのよ愛かどう かはともかくとしてアリーゼから漏れる 魔力を見ていて分かったことがある アリーゼはリルに命令を与える時自身と リルの頭を魔力でつげているのだそうやっ て自分の思考を読み取らせているのだろう 無意識に魔力の性質変化をしているの だろうがなるほど盲点だったあの方法なら リアルタイムで自分の思考をイメージで 伝えられる命じるのでなく共有するのだ そしてイメージなら得意である白俺は同じ ように魔力を伸ばして白の頭につげる そして俺は白にそうして欲しいようね 念じる白ははっと目を丸くすると駆け出し たそして俺たちの周りを大きく回り始める 1週2週そして3週回りオンと元気よく 吠えた俺の思った通りにであるよし俺の 目み通りだ う嘘でしょうあのアリーゼ用王の説明で 理解したのですかエリスが目を丸くして いるうんすごいわロイドさすが私の可愛い 弟あいねいえ絶対違うと思いますよ違い ませんよう2人はまたいい争いを始めてた 仲がいいことであるまあもうようは済んだ し長いは無だ 行くとするかそれじゃあアリーゼさん ありがとうございましたえもう行っちゃう のせっかく出しお茶を飲んでいきなさいな いえ今は喉が乾いていないのであんロイド 俺は手を振りアリーゼに別れを告げる涙 アリーゼの横でエリスが何やらブツブツ 言っているおおそうだ群れないはずの魔獣 をどうやって集めたのだろうすごく気に なった俺は思わず尋ねる一体どうやって こんな数のベアウルフを集めたんだくふ 知れたこと本来は決して群れぬ魔獣どもを この森に集めるため餌となる超獣たちを 我が魔力を餌に大量に集めたのだよそう すれば魔力と餌に溢れたこの地に魔獣が 集まってくるその中で生まれた晩の親を 殺し子だけを集め育てあげたのだ本来は 群れぬはずの魔獣だが幼中の頃から集団で 育てればそれが普通となるのだよまあ おかげでかなり苦労させられたがその回合 会ってみようこの軍勢をこれだけの魔獣を 相手に勝てるものなど存在すまいくは親を 殺し子供をさって小さい頃から調京すると は何という悪いやつだ俺でもそんなことは やらないぞ大笑いするパズを見てグリモが 声をあげるああそのちょっといいかなんだ ま抜けな魔人お前さんそれいつからやって いるんだざっと100年だな割れながら 苦し藤させられたぞそりゃそうだろうな グリモは呆れた顔で息を吐いている100 年昨日遠くなるような話である魔人である グリモから見てもすごいことなんだろう 準備を終えた我は年には念を入れ手に村を 襲わせたそうすればこの国の軍が出てくる だろうからなそれに勝利すれば我が軍勢の 力は証明されるそしてカプなきまでに勝利 した倒れぬ魔獣相手に貴様らはなす術が なかったであろう今こそ進行の準備は整っ たのだふははは高笑いするパズをグリモは 鼻で笑ったおいおいカプなきまでに 叩きのめしただとどう見てもここに1人 残っているじゃねえかむあそうだな日な 子供とその使い間がな問題ないすぐに すりつぶしてやるパズが手を上げるとベア ウルフたち俺たちを取り囲む目を自ばらせ 唸り声をあげていたさあ行けそやつらを 食い殺すのだ 飛びかかってきたベアウルフたちが鋭い爪 と牙を俺へと突き立てようとしたその瞬間 であるベアウルフたちは俺への攻撃を 止めるとそのまま着地し俺の橋元へ伏せた 負けたもの使いとはその名の通り魔獣と 契約使い間として操る者たちの総称でその 期源は使い間を愛する魔術師たちがより 刺益する能力に特化させていく過程で 生まれたらしい彼らは使い間を操るのにも 術式は使わずに魔力を利用して念じるだけ で支配するらしく俺はそれを試しているの だな白と呼んでみたが白は俺の次の命令を キラキラした目で待つのみだ恋と念じてみ たのだがどうやら伝わらないようだ白は とても頭が良く俺の言葉をほとんど理解し ているので声に出せば大抵のことは伝わる ただしお手伏待てお変わりちんちん取って こいなどの簡単な命令はともかく例えば3 週回ってワンとけのような複雑なものでは 話が変わってくるどれくらいの速さでどこ を回ってどう泣くのかそこまでの意味を 込めるのはその一言では無理だ念じるだけ で言うことを聞かせられるならその辺りも なんとかなりそうなんだがなドイド様術式 を使って命令はできないんですかい術式は 世界に効率よく干渉すべく特殊な魔術言語 で書かれたものだからなそれを理解でき ない城には通じないよていうか術式を理解 して持てれる魔術師はかなり少ないしな俺 でも現状は単語を組み換えるのが限界だ そういう観点から見ても日々の読書で理解 力を鍛えるのは大事なのである結局は言葉 を魔力に乗せて伝えるのが1番早いのだお 座りオンというわけで俺は魔力と言葉を 同時に出し反復訓練にて地道に覚えさせて いたうんだがこれは時間がかかる上に柔軟 性がないしな細かいニュアンスは伝わら ないし何かもっといい方法はないだろうか 考えていた俺は太ある人物を思い出すそう だアリーゼさんならサルーム王国第6王女 アリーゼディサルーム俺の3つ上の姉で俺 と同じように多い権もなく好きなことをし て暮らしているその対象はもっぱら動物 犬猫はもちろん中類に鳥類果ては魔獣まで 飼育している奇粋の動物好きである俺が白 を買っても何も言われなかったのは アリーゼという前例があるからというのも 大きいだろうあまり気は進まないけど会い に行ってみるかおん俺の言葉に白は元気 よく答えるのだった向かった先は城の離れ にある大きな塔その周りにある広い庭には リスやウサギなどの小動物が俺たちを 興味ぶ深げに見ておりヒ々の上では 色鳥取りの鳥たちが遮えずっていた わあこいつら全部ロイド様の姉が買ってる んですかいこんな風に話しにされてて逃げ ないもんすかねうんアリーゼ姉さんは昔 から動物に好かれやすくてね今思えば魔力 によるものなのかもと考えたんだあれから 1週間が経った基本的には俺の日々は ほとんど変わらず好きなことをやっていた 少し変わった点といえばアルベルトが頻繁 に魔術の練習上へ誘ってくれるようになり シルファの堅術ごっこの頻度とそのレベル が上がったくらいだろうかアルベルト様今 からロイド様は堅実の稽古をなさるのです それは先日もやっただろう今日は魔術の 練習をするのだよ何をおっしゃいます現術 ですいいや魔術だね2人は火バを 散らし睨み合っているただ時踊りじれを 取り合っているのを見るので気が重い しかもチャールズも最近何かと俺を 呼び出して近況を聞こうとするし風の噂で はタオもロベルトについて聞き回っている そうだモテモテっすなロイド様グエこの 調子で周りの評価が上がれば俺が身体を 乗った時にうまい思いができるぜポン グリモがニヤニヤ笑い白が元気よく吠える 全く騒がしいことだ俺はただ魔術を極め たいだけなんだけどなこの世界には未だ俺 の見たことのない魔術が存在するそれを 全部見たい覚えたいモて遊りたい俺はまだ 見ぬ魔術の新を望み真っさな空を見上げた 魔術師として大切なものはまずは家柄次に 才能そして最後に努力である最後というの は言葉通り努力を努力として受け止める ものにとってであり楽しんでそれを 積み重ねられるものにとっては最後では なく最大の力となりるえそれら全て持つ ものがいたらってあはそれはぞっとしない 話だねなくとも私は戦いたくはないな なんてあの野郎は言ってたっけかグリモが ボソりとつやくどうかしたかグリモいいえ 何でもあじゃんけんはシルファの姉子が 勝ったようですぜ見ればいつの間にか2人 はじゃんけんをしていたようで勝利した シルファがかけてくるのが見えるロイド様 嬉しそうに僕を手に手を振ってくる シルファ俺はためを吐きながら中庭へと 向かうのだった町を出た俺たちはまっすぐ に森へと向かう魔獣の出た場所は森の奥に ある小さな村その奥にある巨大な湖だ昔 から村の水源として重宝していたのだが ある日突然魔獣が現れるようになった らしい困った村人たちは冒険者ギルドに 討伐を依頼したが報酬も安い上にまで行っ て魔獣を退治するなんて依頼をやりたがる ものもいるわけがないそんなわけで結局 ギルドも国へ丸投げしたのだこの手の公共 事業は国の仕事であるちなみに魔獣狩りは 兵の実践訓練や貴族の娯楽などを兼ねて いるアルベルト様シルファが声を発する その張り詰めた気配にアルベルトとこのA たちも異変を感じ取ったのか馬を止め武器 を抜いたもちろん俺はすでに気づいている 独特の嫌な気が周囲から感じ取れるこれは 魔物だアルベルトと俺を守るように エンジンが組まれシルファがメイド服の スカートから1本の投げナイフを取り出し たナイフは草むに吸い込まれていきズンと 何か柔らかいものに突き刺さるような音が した あおおお ついで問の声が聞こえるどうやら物に命中したらしいむが揺れ犬のような顔をした人型の出てくるあれは確かボルトだっけ 森に生息し 群れで狩ルトは手先が器用で武器を扱うのが意な魔物その量はゴブリンなどは比べ物にならない 加えてその手に持っているのは鋼の剣で あるそれを見たこの絵たちの表情が明らか に変わったくこいつらいい武器を持って やがるなああ冒険者たちから奪ったの だろうこれは手こりそうだ身体能力が同 程度ならば武器の性能差がそのまま戦力の 差になることは多いふむこちらと向こうの 人数も同程度だし付与した武器の試し切り にちょうどいいな少女を取り囲むのは豚顔 の巨体あれは確か多くだっけ城にあった 魔物図鑑で見たことがあるせや少女が 気合いと共に小属を叩き込むと多くが 吹き飛ばされた倒された多くは口から泡を 吐きビクンビくンと痙攣しているよく見れ ば周りには何体も多くが倒れしている各か 多くはかなり強い魔物だと書いてた気が するそれをあれだけの数1人で倒すなんて あの子結構すごいなひんだ多くたちを少女 は鋭い頑光でじろりと睨みつけたぷギギ プギープギーすると多くたちは悲鳴をあげ て逃げ出してしまったああもっと見たかっ たのに残念だそこにいるのは誰ねそんな ことを考えていると少女が声をあげた俺の ことだろうかそう思い顔を出してみると 少女はこちらに視線を向けていたそう遠 離れていたのに感づくとは武術の達人は 離れているものの気配を察するというし ここは観念して出ていくか俺は両手をあげ 敵体の意思なしとアピールしながら岩影 から出てくるえっとこんにちは怪しいもの じゃないよ 俺を見た少女が一瞬驚いたように目を丸く したまさか知り合いいやいやそんなはずは ないかこの姿今俺が作ったんだし少女は 長い沈黙の後ボそりとつく何者かお前名前 かそういえば考えてなかったなえと俺は ロベルト 冒険者なんだけど仲間とはぐれちゃって あまり怪しまえても面倒だし冒険者という ことにしておこう俺の言葉に少女は少し 考えて言葉を発するあしはタオ冒険者階級 はBジョブは見ての通り部島かねなるほど タオさんは1人なの弱っちい奴らと なれ合う趣味はないだけよ俺の問いにタオ と名乗った少女はつまらなそうに返してき たあまりよく知らない人間との接触は良く ない時間も無限にあるわけじゃないしな ここは適当にずらかるべきか俺はこっそり とタオに背を向けるああじゃあ俺はこの辺 で待つねと肩を掴まれたいてすごい力だ ここは魔物の出る危険なこやお前よは 騒出し町へ帰るまでに食べられるよあしも 今から帰るとこだし町まで送るねいやいや 俺も冒険者ちゃんと1人でも戦えるから 大丈夫だよだめねここで見捨てたら女が 廃るようを言わさぬその鋭い目この迫力 なんとなくシルファを思い出させるあまり 人の親切を無にするのも良くないか冒険者 と魔物の戦いを間近で観察できるチャンス だし分かったよお願いしますうん任せるね た息を吐く俺を見てタオは満面の笑を 浮かべるそして俺に背を向け歩き始めた来 たとんでもないイケメンある私の好みド ストライクねここでオを売っておけば感謝 の壁丼くらいは期待できるねふひふひなん だろうすごく邪悪な顔をしている気がする まあいいか何かあったらダッシュで 逃げよう水形等魔術水融合と土系統魔術 土融合の液体と個体を融合させ新たな物質 を作り出す魔術であるそれを20で発動さ せればあらゆる物体の調合が可能小瓶に 入れた油と溶けた銀が混ざり合っていく 黄色かった油は銀がかかりキラキラとした 液体になったロイド様こりゃ熱役じゃねえ ですかいうんよく似ているな月銀薬とは 魔術師ギルドで売っている薬品だ魔法陣を 描いたり使い間を呼び出す媒介としたり 用途は様々非常に効果だがそれ以上に数が 少なく普通の魔術師が購入するのはほぼ不 可能どうやって作っているのかと思ったが なるほどこうして作っていたのか20A賞 は理論上1さえ会えば2人の魔術師で行使 ただ水融合も土融合もかなり高レベルの 魔術だし非戦頭系である合成系等魔術の 持ち主は少ないだろうからなそれほどの 使い手が2人も揃わなければ作れない時点 でそりゃ数も出回らないだろうこんな ところでレシピを発見するとは運がいいな 何かに使えるかもしれないしある程度は ストックしておこうさてあとはこいつに赤 を加えれば完成だな銀薬に赤をさらさと 入れていく銀がかかった油に落ちた粉が 染み渡り赤い煙が水中を彩るぐるぐると かき混ぜるとほとんどまずい液と変わら ないものができたおおすげえですよロイド 様見事です見た目はな実際に使ってみない と効果のほどは不明だよかと言って俺の 探検はもう不要済みだし武器として使う 機会もほとんどないんだよな不要失敗の 可能性もあるのでその辺に飾ってある武器 で試すわけにはいかないどこかに大量に 武器が余ってないものか使ってくれる人が いればなおよしあそうだ考え込んでいると いい考えを思いつくそのためには アルベルトのところに行ってみるか 中を探すとアルベルトは馬術の訓練中だった俺を見つけると馬を止め降りてきてくれたおはようございますアルベルト兄さんやあおはよう ロイドから会いに来てくれるなんて嬉しいよファワーもしかして何かお願い事でもあるのかい?行け放たれた火球が高速回転しながら 1番高得点の9盤の的を狙って飛んでいく ちなみにこいつは強烈な横回転をかけて いるやや左に曲がって当たるはずだ火球は 俺の予定通り飛んでいき的の円切り切りを かめた倒れなかったためこれは特典には ならないだがこれでいい敵の真ん中に当て てあまり注目されても困るからあえて ギリギリ当たっても倒れないポイントを 狙ったのだこの回転数角度車室速度で打て ば命中するのは計算通りだが実際やって みると案外思った通りには飛ばないものだ からな実験は大事だ惜しかったねロイドで は僕の番だ今度は俺に変わってアルベルト が的の前に立つそして集中し手元に 生み出した火球を放った俺のより回りは 大きな火球化っすぐに飛んでいき俺が 倒し損ねた的の中央に命中したお見事です アルベルト兄さんありがとうさあ次は ロイドだよ今度は俺が的の前に立つ次は下 から上に競り上がっていくように回転を 加えて火球を放つ火球は俺の思った通りの 曲線を描き的の上部をかめた 次もその次も火球は俺の思い通りの奇跡を 描き狙い通りの箇所にあたるふむふむ魔力 級に回転力を加えて変化させるのは悪く ないな普通にコントロールして曲げるより も圧倒的に魔力を使わずに住むし速度も 比較にならない実験成功といったところか そんなことを考えていると遠くから ひそひそ声が聞こえてきたアルベルト様は さすがだな見事に全て命中させておられる それに比べてロイド様はやはり子供だ高徳 点の的ばかり狙って外しておられる自分に あったのを狙えば良いのに俺たちを見てい た魔術師の言葉だよしよしうまくごまかせ ているようであるやれやれお前たち見てて わからないのかするといきなりアルベルト が魔術師たちに声をかけたうまさか俺の やっていることに気づいたのかドキドキし ながら聞き耳を立てるかすっているだけと はいえロイドが放った魔術は全て的に命中 しているしかも1番小さな区間になそれに わずかだが火球が敵に向かって動いていた おそらく制御系統魔術の才能があるの だろうおおそそうだったのですかそれは 気づきません全く不穴だなお前たちはふう どうやら完全にバレているわけではない ようであるちなみに制御系統魔術は7歳の 頃に極めた俺がよくその手の本を読んでい たからそう勘違いしてくれたのだろう ロイドは魔術の才能がある小さな頃から 才能を伸ばしていけばゆくゆくは大魔術師 や賢者も夢ではあるまい今のうちにこうし て仲良くしておけば僕が大いに着く頃には きっと大きな力になってくれるだろう アルベルトは微笑みを浮かべながら小声で 何か言っているよく聞こえないがまいいか 俺には関係なさそうだしね飛べると何を ニヤニヤしてるねああうんなんでもないよ それよりこの探検大して価値がないなら もらっても構わないか元よりそのつもりね お好きにどうぞありがとう魔術付与された 探検はちょっと欲しかったんだよな もちろん上にもそういった武器などはある が高価なものばかりだし気軽に分解したり はできないのだだから不与系統魔術につい てはまだ試していなかったのだがこれで 不与魔術の実験ができるぞ宝箱の破片と共 に鞄へと放り込んだすると午後と辞りがし 始めるおっとそういやダンジョンは宝箱を 取ると消滅するんだっけかうん早く外に 出るよ俺はタオと共にダンジョンの外へと かけるのだった外へ出ると空は薄暗くなっ ていた げしまったグリモのことを完全に忘れてい たこんな遅くまで放置して大丈夫だろうか どうしたねロベルトそワそわして悪いが ちょっと用事を思い出してねすまん俺は タオに謝罪すると即座に秘傷を念じ空中へ と飛び上がったあどこへ行くね悪い急い でるんだ待つよせめて連絡先を交換する あるうタオのよく響く声を聞きながら俺は 城へと飛んでいく少し残念だがもう2度と 会うこともないだろうそれにしても気に ついても知れたし魔物もいっぱい見れたし ダンジョンでも色々拾えたな大満足の1日 だった入ってきた時と同じように姿を隠し て場内へと戻るほクホク顔で実質に戻ると ベッドでは俺の姿をしたグリモが倒れふし ていたただいまああそのグリモ大丈夫か声 をかけるとギと首を動かし俺の方を向く その表情は完全に死んでいたロイド様 メイドが来たと何度もお知らせしたんです がね母は悪いな忘れてたやはり何度か連絡 してきたようである多分魔物に夢中になっ てた辺りだろうかどうも集中すると周りの 声が聞こえなくなるんだよな反省半省ええ きっとお忙しいんでしょうとなんとか会話 はごまかしやしたですが現術ごっこは結局 やることになりましてねまあズタズタの ボコボコにされやしたよあのメイド半端な 強さじゃねえですなだろうな振リモが 乗り移っている人形は俺の身体をコピーし て作っているからな自慢じゃないが運動 神経のなさには自信があるそれだけなら いいんでさ問題はあのメイド自分を ぶちのめした後になぜか泣きながらロイド 様のふ抜けた根性を鍛え直しますとか言い 出したんすよああサボってると思われたん だろうな普段は魔術でシルファの権技を コピーしてるからな残念ながらそれが俺の 実力だそんなわけでついさっきまで 打ち合いしてました昼からずっとねすまん 俺は素直に謝罪したしばらく外出はでき そうにないなわあわささすがに疲れてきた なもう何十回気候団を打っただろうか魔術 ならともかく木に関しては初心者だ呼吸に も気を使うし精神的疲労が溜まっていたで も大分慣れてきたぞ最初の時と比べると 明らかに気を寝る速度が上がっている速度 だけではない飛距離も威力もやればやる ほど上達を感じられてすごく楽しい魔獣 たちとの戦いもいい感じでき行してるし この戦いもっと長引かないかなそんなこと を考えていると隣にいたアルベルトが息を 荒らげているのに気づく魔獣どもの数が 一向に減らないこの絵たちもシルファも顔 には出さないが動きがかなり鈍くなって いるそれにロイドもかなり息が上がって いるなあの年齢であれだけの魔術を使って いるのだ無理もないかなんて人のことを気 にしている余裕はないな僕の方もそろそろ きつくなってきただが兄として情けない姿 を見せるわけにはいかない笑え笑うんだ アルベルトこういう時こそ不に何か ブツブツ言いながらアルベルトは口元に笑 を浮かべているおさすがアルベルト まだまだ余裕ありそうだなロイドまだ 頑張れるかはいまだまだいくらでも行け ますよいい子ださてここからが踏ん張り どころだぞ魔剣を振い演球を放つ アルベルト本来ならモトックに魔力キれを 起こしていてもおかしくはないはずなのに あんな顔をしているということは魔剣に より威力が上がっているのが嬉しいん だろうやはり攻撃魔術は威力という分かり やすい指標があるからやる気が維持し やすいもんだうんうん俺も負けてられない 何か特別な要素例えばスケットでも来 なければき行状態は続くだろうしその間は ずっと木の練習をしてほったと考えている と規制と共に小柄な一影タオが飛び込んで くる飛び蹴り一戦それを食らった ベアウルフは湖にまで吹っ飛んでいった くるりと空中で回転し着地したタオは ビシッとポーズを決めたさてお宝をもらっ て帰るとするかボスのいた部屋のさらに奥 に小部屋があるそこには豪華な宝箱が置か れていたあれね宝箱ロベルトが開けると いいよいいのかこのダンジョンはほとんど タオが1人で攻略したようなもんだろうで もロベルトがいなかったら私死んでたよだ からロベルトに開ける資格あるねわかった そういうことなら俺は宝箱の前に進みおむ に開けた中には探検が1本入っていたお 探検かどれどれちょっと見せるね俺の後ろ でそれを見ていたタオが探検をじっと 見つめるそしてペチンとおでこを叩いたあ じゃあ残念はれあるなそうなのか何かの 魔力が込められている感じがするがうん 言う通りこれは魔術の付与された探検だ けど大したものじゃないよまず元となって いるこの探検が何の変哲もない鉄ナフだし 何の装飾もさえてないそんな探検には強い 魔術が付与できないよ多分付与の練習台 あるな何者かが練習用に魔術付与した探検 ね見た感じ少し箱ぼれもしているし 使い込んだ後もあるまるで誰かが所持して いたようなものだそれがダンジョンのお宝 になっているのは変だなそんなことを考え ていると宝箱が地面にゆっくり埋まって いくまさか俺はとさに風景トマ術風説で風 の歯を生み出すと宝箱の一部を切断した 切り取った宝箱の一部からはとても強い 魔力を感じるそうかこれがダンジョンの核 とも言える存在こいつは普段は地中に生息 し誰かの落とした魔道具などを取り込んで ダンジョンとして成長するのだそして攻略 されそうになったら宝箱のふりをして中身 を差し出しその隙に逃げるとなるほど 面白いよくできている油ですか翌朝俺は シーツを干しに来たシルファに声をかける まずい液の原料である油まずはこれが大量 に欲しいうん水瓶に1杯欲しいんだ魔術の 実験で使いたくてそれは構いませんがふむ そうですね条件がありますシルファはそう 言ってにやりと笑う私から堅術ごっこで1 本取ることができたら差し上げますよ やっぱりそう来るだろうと思ったよ シルファは俺がお願い事をする時は大体 そう言ってか交わすのだいつもはそのまま 引き下がっていたが今回はそういうわけに はいかない分かったよやろうシルファ俺が 頷くとシルファは驚き目を丸くしたも本当 でございますか聞き違いではなくうん必要 だからじゃあ俺は準備して中庭に行くから シルファも早く来てよはあボケた返事を するシルファに背を向け俺は中庭へと 向かうしばらくすると半かちで目元を拭い ながらシルファが現れたうブスロイド様が こんなにもやる気を見せてくださるなんて ループシルファは嬉しございますなぜか涙 を流して完激しているシルファはっきり 言ってそこまで完激されても困るんだが 言っておくけどシルファ魔術は使わせて もらうからねええもちろんですいくら ロイド様でも堅術のみで私から1本取るの は難しいでしょうしまあそんな許可を得ず ともすでに使ってはいるのだが要は 言い訳作りである攻撃魔術を併用して戦え ばシルファ相手に勝ってしまっても言い訳 が効くだろうさあいつでもいらして くださいうん僕塔を片手で持ちもう片方の 手で火球を生み出す制限は買魔術のみ威力 は加減いっぱいこのくらいなら魔術好きの 子供が使って不自然でないレベルだろう 当然シルファの権技はすでにコピー済みで ある行くよ先手必勝とばかりに火球を放ち そのすぐ後ろをかけるできるだけ断速を 遅くだどうせ早く打ってもかわされるし こうして盾として使った方がいい無駄です シルファが牧刀を振うとあっさり火球は 消し飛ばされてしまったもちろん想定ない 火球はたのめくらましだ俺は走りながら すでに土球を発動させているかき消した炎 の後には土の壁ができていたはあ俺様の 螺線クロ戦法を生身で受けたなてめは 終わりだ爆勢飛び上がれグリモワールが 何やら方向を上げているその間魔力並は俺 の指先でとまっている町から派を停止させ その構造を見ているのだふむふむ螺線で あることにも黒色であることにも特に意味 はないかそれでも威力は上がっているのは いわゆる気の持ち用というやつである怒り などの感情の高しぶりや思い込みなどで 魔術の性質が変わるというのは応王にして あるとはいえそれは良いことばかりでは なく時には反動を生むなので一時期からは あまり推奨されなくなったのだが古代魔術 はそちら方面で進化していたのかもしれ ないそれでここまで威力が出せるというの も面白いと時間切れか停止させていたこと で受者からの魔力供給が立たれ魔力並みは 消滅してしまったまあ観察は十分かそこ まで複雑なものでもなかったし消えた 魔力並の先でグリモワールは氷学の表情を 浮かべているばバカな俺の最大威力の魔術 だぞあれを使えるようになるのに何十年 努力を重ねたと思ってやがるそれを あっさりと驚愕の表情を浮かべる グリモワールなるほど今の魔術には確かに 相当の思考錯誤と終練が感じられる 操作血の滲むような努力の結果だうん さかし楽しかっただろう魔術の修行は とても楽しいものだ魔人だってそれは同じ だよなやっぱり人間も魔人もそこは同じな のだろううんうんたのばバカかてめえは なんだかびっくりしているな俺何か変な こと言ったかなくそ ふざけやがって今度こそグリモールは再度 宣告の魔術を唱え始めるうん同じやつなら 2度も見なくていいかなそれにあまり レベルが高いとは言えないし古代魔術は あまり攻撃性の高いものじゃないのかも しれないああ攻撃の方はもう大丈夫分かっ たからさ次は他のを見せてくれよ他のうん 何でもいいけどそうだね防御魔術とかああ 俺が攻撃すれば分かりやすいかなそう言っ て俺は右手をかざし魔力を集めていく とりあえず普通の上位魔術から行って みよう夫が開けるなその前に片付けてから 帰るとするか地下しは俺がグリモワールと 遊んでいたことで少々散らかっていた あかじめ結界を張ってあったので損傷など の被害はほとんどないが本棚やちょうど品 に少々の乱えがある手伝いましょうかい ロイド様それには及ばないさよ俺が術式を 展開すると散らばっていた本や魔道具が ふわりと浮き上がり元あった場所へと帰っ ていくこれは俺の編み上げたオリジナル 術式物体そのものの記憶をたどり力を与え て自ら元あった場所へと戻すというもので あるその効果は物体であればチ理でも誇り でも全てに有効で俺が消滅させたグリモ ワールの本も元通りだただし外観だけで あるがおこりゃすごい魔術ですな魔術と いうほどのものではないけどねでも探し物 や片付けなどには便利だよちなみに魔力を 編み込んだものを術式それを束ねて特定 以上の効果を発揮させるものを魔術という このくらいでは魔術とは呼ばないのである ところでグリモールお前その姿じゃ目立つ よな小さくなったり姿を消したりはでき ないのかできなくはないっすが言葉を濁す グリモはある姿を変える魔術はかなり高 レベルだからなそれに使い勝手の悪さから 使い手を選ぶ魔術だ使えなくても仕方ない かじゃあ俺の身体に住むといい右手を かそう俺が右手を差し出すとブリモワール は信じられないと言った顔になるはいいい んですかいその方が目立たないだろ グリモール戸惑った様子だったが俺から顔 を背け口元をけさせるひこいつありえねえ ぜ使い間をその身に宿すなんてのはよほど の信頼関係がなければ常に命を狙われる 覚悟をせねばならないそんなことも知ら ねえのかよあまちゃん目腕1本も使わせて くれるんなら本体を殺すのは用い眠って いる時にでもぶち殺して身体を乗ってやる ぜおい何物つブツ言ってるんだよ早く来い えいただ今っていうか強くなりたかったの なら身体を鍛えるならなんなりやり用は あったんじゃないか面倒な思いをしてまで 部下を集めるよりよほど効率的だろう 楽しいから雲なく続けられるのであるパズ は戦闘スタイルからして肉段が得意な タイプ部下を集めて命令を出すより身体を 鍛える方が賞にあってそうだしな俺が寝て も冷めても魔術をやってられるのも純粋に 楽しいからだ魔術の修行は俺様もやってき たがそう楽なもんじゃねえシドを吐き地味 な反復をし努力を重ねて少しずつものにし ていくもんだそれをロイドはそりゃもう 楽しそうにやりやがる毎日常今までもこれ からもだろうそんなやに努力だなんだと 言ってるやが勝てるわけがねえグリモが ブツブツ言っているが吹きすぐ風の音で よく聞こえない俺の言葉にパズは苦笑いを 浮かべるくふ我の配は楽しめなかったこと か全く無茶を言ってくれるそう言い残し パズの身体は砂のようにサラサラと消滅し ていく夫とsirリとなって冷えゆくパズ へグリモが大きく口を開け吸い込み始める どうやらその魔力を食べているようだえ 魔人の魔力ってのはやっぱうまいぜ力が かなり戻ってきやがったこいつのそばに いれば上質な魔力の補充にはこかねえこの 調子で魔力を増やしそのうちこいつの身体 を乗ってやるぜブツブツ言いながら北む グリもその力はほんの少し増しているよう に見えるどうやら魔力を食べて強くなる ようだな どうでもいいけど腹壊すなよそそりゃもう ええへ俺の言葉にグリモは慌てて返事を するのだった拾った三石は鞄に詰め込んで おくこの鞄には空間系統魔術領域拡大の 魔術をかけている袋や鞄など密閉された ものにしかかけることができないが中の 空間を自由に広げられるというものだ おかげでこの鞄には本来の何十倍もの容量 があると言っても空間系統魔術はこれの他 には1つ2つしか使えないんだけどな空間 系統魔術は非常に難易度が高く使いてもい ないので分献も少ないのだ待たせてすま なかったね早く先に進もうか鉱石は興味 深いがそれだけに時間を取られている暇も ない俺はダンジョンを進んでいく 止まるねロベルト魔物よいきなりタオが 立ち止まる猫のような柔らかい動きで壁の 方を向くと一気に距離を詰めるそして壁に 手のひ底を叩き込んだ一体何を俺がそう 思った瞬間であるピ埋めき声をあげ壁が 崩れ落ちてきた見れば壁は泥のような姿に なって溶けていくなんだこりゃストーン スライムね岩に隠れて冬打ちを仕掛けて くるよあのまま進んでいたら危なかったね ええ面白いな辞退する魔物かしかもかなり 出来が良かったタオの攻撃が当たった瞬間 でも全然分からなかったしなこいつの身体 もちょっと持って帰ろう何かに使えるかも しれないし俺は砕けちったストーン スライムの破片をこっそり鞄に入れたそれ にしてもタオはすごいな俺には岩にしか 見えなかったよ日の使い手は不思議な力を 持つというが今のがそうなのかいほう ロベルトは気を知ってるのか大陸でそれ 知ってる人あまりいないね勉強家ね本を 読むのが好きなんだ実際見るのは初めてだ けどねそれとてもいいことよ知識は部と 同じくらい力になるねタオはにっこり笑う とまたダンジョンの奥へと歩き始めるその 後もゴブリンに多く様々な魔物が出てきた がタオの敵ではなかったあんな細い腕なの にとんでもない威力が出るんだもんなひか 魔術に行かせるかもしれないなタオの呼吸 法はこんな感じだっけか つ土シルファの牧刀は土の壁に埋まり抜け なくなる無理やり抜こうとしている間に俺 はその背後へと回り込む取った牧刀を シルファへと走らせ首元で止めるはずだっ たしかし目の前にいたはずのシルファは 牧刀を残したまま姿を消していたうっそ 左右に目を動かすがシルファの姿はないと なれば後ろ振り向くがいないということは 上即座に火球を念じ上空へ向けて放つ残念 下ですよまた下から聞こえる声に見下ろす とシルファが笑顔で俺の真下にいた驚く間 もなく両足を掴まれ転ばされてしまうその まままたがられマウントを取らえてしまっ た にっこりと微笑むシルファを見上げ俺は目 をつる負けましたはい私の勝ちです よいしょっとこれでいいんですかロイド様 シルファは油のたっぷり注がれた水瓶を俺 の部屋の隅に置くタプンと水面が波打った ありがとうでもいいの1本取れなかったの に一瞬とはいえず本気を出してしまいまし た1本取られたようなものですよそれにし ても本気を出したロイド様はこれほどまで にお強くなられていたのですねシルファは 嬉しございますぐすまたも涙むシルファ やめてくれ恥ずかしいから俺が本気を出し て戦ったことがよほど嬉しいらしいかなり 限定した状態での本気だったのだがまあ 喜んでくれてるんだからよしとしよう先日 のあまりにふ抜けたおいぶりどうにかなっ てしまったのかと思いましたが調子を 取り戻していただけたようで幸いですわふ 微笑みを浮かべるシルファを見て俺の右手 がブルブルと震えているグリモのやつ よほどビビっているのか今日はずっと 引っ込んだままだ先日の現術ごっこで 痛めつけられたのが相当トラウマらしい あわあの時はちょっと体調が悪くてねA スランプというやつですねそういう時は誰 にでもあるものですそれを抜け出すのには 1にも2にも鍛錬あるのみ実際スランプを 抜けたロイド様の動きはとても素晴らしい ものでした魔術と現術の融合この シルファく完復いたしましたシルファは そう言ってうやうやしく霊をする堅術も 魔術もまだまだ拙いでもロイド様は発展 途上そして凄まじい速度で腕を上げて いらっしゃる魔術が使える剣士自体とても 数が少ないのに堅術レベルはわずか10歳 とは思えませんそれに魔術に関する造形は アルベルト様も一目置かれるほどです ああなんと素晴らしいのでしょう成長した ロイド様には騎士団長や牽制の称号すら 不り合いかもしれませんそんな方の指導薬 をやらせていただけるなんてこのシルファ 光栄四国でございます何をブツブツ言って いるのだろうさっきから俺を見る目がなん か怖いんだがそういえばシルファは以前 チャールズに俺の現術の腕をすごく評価し ているとか言ってたっけかいや今回は魔術 を使っただけだしそこまで評価は変わら ないだろうそう思いたいうんやあロイド何 をしているんだいいつものように読書をん でいると爽やかな青年の声が聞こえた 振り向くと金髪のすらりと背の高い イケメンが立っている俺のここの上の兄 アルベルトだサルーム国の第2王子で大い 継承権も第2位だが分部ともに非常に優秀 で時王との噂も立っているほどである アルベルトは俺が魔術書を読んでいるのを 見てニこりと微笑む魔術書を読んでいるん だね僕も一緒してもいいかなもちろん構い ませんよアルベルト兄さんありがとうでは 失礼してアルベルトはテーブルを挟んで俺 の正面に腰かける手にしていたのは政治 関係の本だった俺がテーブルに積んでいる 魔術書の山を一別し自分も読書に没頭し 始める他の兄たちは俺をあまり気にしてい ないようだがアルベルトはなぜか俺をよく 気にかけてくれる多分普通にいい人なん だろうなそれにシルファと違って俺にあ 足ろこうしろと言ってこないのもいい俺は アルベルトから本に視線を戻しまた読書に 没頭し始めたどれくらい経っただろうか パタンという音がしてアルベルトが本を 置くふうロイドの集中力はすごいね こん負けだよ本当に魔術が好きなんだね アルベルトが立ち上がり腕を持ち上げると バキバキと音が鳴った首を傾けるとまた ボキボキとそれを見た俺は思わず苦傷する お疲れ様ですアルベルト兄さん僕は気分 転換に少し身体を動かしてくるとしよう よかったらロイドも来るかい射撃場ですか ああ好きだろうはい俺はアルベルトの誘い に即頭する俺は身体を動かすのは好きでは ないがアルベルトの誘いは別だと言っても 好感度がどうとかいう話ではない後継者と して期待されているアルベルトには様々な 施設の使用権があり今から気分転換に行く 射撃場は魔術の練習に持ってこいなのだ さらにタオは流れるように肘打ちを放つ そこから左鍵つき美け手刀な回し蹴りそれ らは全て最初の一撃と寸分違わぬ場所へ 打ち込まれていくタオは止まらないそして 日々はさらに大きく深くなっていくこんな ところではないあるあ歳の頃から毎日 毎日短を続けてきたね雨の日も雪の日も 休まず毎日彼氏も作らずよそんなそんな 努力を積み重ねてきた私がこんなところで 彼氏も作らず死ねるか一泊置いての飛び膝 ゲり魔力消壁が砕け散りぽっと穴が開いた あでもまずいな好きだらけだぞしかも リッチもぼっとしていたわけではない カタカタとリッチのラン食いが揺れる魔術 の影少だ黒い先行が他を包む島ドーンと 爆発が巻き起こる吹き飛ばされたタオが 地面に落ち何度か転がったぐったりして いるやばそうだタオて より抱き起こすタオは苦しげな表情で顔を あげ開くうななぜ戻ってきたね実は逃げて などおらず近くで感染していたとはとても 言えず口を継むもしかして私のためにもう バカあるなでもいいよロベルトみたいな イケメンと一緒に死ねるなら本もあるそう 言って俺から顔を背けるをておいおいもう 諦めるのかもうダメある身体動かないよ それに動いたとしても相手に勝てる わけがないね何言ってるんだよ俺の言葉に 被せるように黒い先行が辺りを包む背を 向けていた俺たちにが魔術を放って きたのだぎゅっと目をつるタオ直後衝撃派 が俺たちを襲うことはなかった俺の張って いた魔力消壁がリッチの魔術を防いだのだ 壊る目を開けたタオは不思議そうに目を パチクりしている俺は立ち上がると をまっすぐに見据えにやりと笑ったここ からが楽しいんじゃないかアルベルト 兄さん大丈夫ですかパズを倒した俺は陸地 に戻り倒れていたアルベルトをゆり起こす すでにパズの魔力の影響は抜けていたよう ですぐに目を覚ましたロイド 一体何がはみんなは無事か魔人はどうなっ た起き上がりキョロキョロと辺りを見渡す アルベルトあしまったなどう説明したもん かまさか俺が倒したとは言えないし 落ち着いてくださいアルベルト兄さんへ エトですねそう俺も気絶してて起きたら みんなが倒れてたんです人もどこにもい ませんでした慌てて言いつ作ろうと アルベルトはどこか納得していなさそうな 顔をしたそうかすまない取り乱したようだ とりあえずみんなを起こそうはいそれでも なんとかごまかせたようであるアンドの息 を吐いていると他の者たちも起き上がり 始めたアルベルトは全員の無事を確認し 頷く皆まずは無事で何よりだ魔人に襲われ たにも関わらず命があったのは奇跡としか 言いようがある前だが魔人との戦闘中僕は 奴の出す黒いモヤを浴びて気を失いなぜ奴 がいなくなったのか覚えていないのだ誰か 見たものはいるかアルベルトは全員を 見渡すが誰も声をあげるものはいない シルファも首を振って返したふう助かった どうやら俺の正体はバレてないようだなあ 見たよぶタオの言葉に思わず吹き出して しまうどうかしましたかロイド様いや別に シルファに背中をさせられながら何度も 咳込むまさか見られた俺はドキドキし ながらタオの言葉に耳を傾ける倒れた 私たちを助けて魔人を倒したのはロベルト よぶ思わずもう1度吹き出したロイド様 ゲホゲほ咳む俺の背中をシルファが心配 そうに何度も撫でたロベルトと言うと以前 タオを助けた冒険者だったかうん私が意識 を失いかけもうダめかと思ったその時にさ と登場したよそして魔人と退治し湖の上で すっごい戦いを繰り広げたね魔人の攻撃を 物ともせずとんでもない魔術を打ち込んで あっさりと勝利したよさすがは私と将来を 誓い合った中ねロイドディサルーム ただいま参りましたある日俺は呼ばれて 玉座の間へと赴いた呼び出し主はサルーム の王であり我が父であるチャールズ ディサルーム玉座に座った大柄の老人 シャールズは満面の笑ミで俺を迎えるおお よくぞ参ったロイドよ久しぶりだな3年 ぶりくらいかのは7歳の誕生日ぶりで ございます7歳までに病気や怪我で 亡くなる子供は多いためその誕生日は特別 な意味を持つのだその時ばかりは忙しい チャールズも俺のために会いに来てくれた まあその時もらった言葉がお前は年の離れ た7尾だから王族争いには関係ない清わず に好きなことをやりなさいというものだっ たのだがやはり国王だけあって色々と 忙しいのだろうたまに廊下を歩くのを遠め に見るくらいだなのに今されに何のよう だろう緊張するな頭を下げたままの俺に シャールズはつまらなさそうに言うふむ そういえばお前は前に会った時もそうで あったな堅苦しいというか子供らしくない というか久しぶりに会った父親に抱きつい てきてもいいのじゃぞおは群れをとても そのような真似はできませんふむまあ良い それだけ礼儀作法を学んでいる証だろう からなこれ少し違うよれはとりあえず機嫌 は悪くなさそうだし怒られる雰囲気では ないか俺は立ち上がり言われるがまマに 行くシャールズは俺の顔をじっと見つめ ゆっくりと頷いたほういい顔つきになった ではないかありがとうございますシルファ やアルベルトに聞いたぞ堅実に魔術にと かなり頑張っているようじゃないかいえ 恐縮ですシャールズの言葉に俺は慌てて頭 を下げたおおん遠覚えをあげながら 襲いかかってくるコボルトたちこの絵たち は剣を抜き放ち迎えコボルトの振り下ろす の剣が受けようとしたこの絵の鋼の剣と 接触したえ驚きの声をあげたのはこの絵と こぼると両方だったコボルトの持っていた 鋼の剣が抵抗なくへし折れこの絵の剣は 勢いのままに小ぼの銅を捉えるそのまま ざりとコボルトの身体を切り裂いたぐわー 先血が吹き出てコボルトは倒れる他の場所 でも俺の付与した鋼の剣がコボルトたちの 武器をへしっていくななんだこの切れ味は これが付与の力というものかのように頑丈 なコボルトの大毛を一で切り裂いてしまう とはその切れ味にこの絵たちはとても驚い ているようだどうやら不与はうまく働いて いるようだな武器で勝さるこの絵たちは あっという間にこぼるとを追い払って しまったははどうだお前たちこれが我が弟 の実力だ恐れったろう後でしっかり霊を 言っておくことだなアルベルトが誇らしげ に笑っているおいおい勘弁してくれよ俺は 目立ちたくないんだが俺がじと目を向けて いるとアルベルトが満面の笑を浮かべ俺の 両肩を叩いた素晴らしいじゃないかロイド 成功率も去ることながらとんでもない 切れ味だったぞあれほどの不術を使える なんて本当に驚いたよえええとはまずい やりすぎたか俺の想定以上に評価が高い 使い手が少ないから少々やりすぎても 大丈夫かと思ったがそれが裏めに出たかも しれない俺がどう答えたものかと支案して いるとアルベルトは言葉を続けるいつも本 の虫だったロイドが実質に小もりっぱなし だったからきっと何かやっているのだろう とは思っていたがまさか不術をここまで 極めているとはね道具はシルファに集め させたんだねとんでもない才能ださすがは 僕の弟だよどうやら俺の思い過ごしだった らしい俺はアンドの息を吐いたはい アルベルト兄さんの言う通りですどうやら 不術に向いてたみたいであははうんうん そうだろうそうだろう同からも不要をお 願いしてもいいだろうか道具は僕が融通 するからさ頼むよ道具を本当ですかああ もちろんだとも今回使った道具は基本の ものばかり不魔術には他にも色々な材料が 必要だそれをアルベルトの力で集めて もらえるならこれからはもっと色々なこと ができそうであるふふふロイドは良き才能 を開化させたなこんな年齢から純宅な資金 を使って思う存分不術の修行ができるもの などそうはあるまいこのまま行けば国1番 いや世界一の不術師になることも不可能で はないなアルベルトが何かブツブツ言って いるが俺は様々な付与の組み合わせを 考えるので頭がいっぱいだったお俺様の黒 戦法を受けて向きずだと 魔力消壁くらい貼れるから気にしなくて いいよじゃんじゃん見せてくれ驚く グリモールに言葉を返すやはり攻撃魔術は 実際に受けてみないと分からないことも 多いからなうんうんクリモールもそれを 理解しているからいきなり俺目がけて放っ てきたのだろう少しびっくりしたがよく 考えたら俺は常に魔力消壁を複数待機発動 させておりある程度以上の衝撃には自動で 展開する要制御してあるそこまで察してい たのだろうさすがは魔人よく分かっている なぐっちぶだぞグリモワールぐふざけ やがってこいつは俺が5年も修行して身に つけた魔術だぞだがグリモワールはなぜか 拳を振わせをしている一体どうしたの だろうかなあグリモール何をしてるんだい 早く次を頼むよ俺が忙すとグリモワールは 髪をぐしャぐしャとかきむったそして 肉踊りじしげに俺を睨みつけてくる俺何か したちあくそいいぜそこまで言うなら見せ てやる俺様の最強の魔術をなあ グリモワールは声を荒らげると広げた右手 を俺の前にかざしてきた見れば手のひには 1本の線が入っておりグねぐねとうめいて いるそして線が開いた中から出てきたのは 赤い下と鋭い派つまり口である20章そう つくとグリモワールは2つの口で同時に 違う魔術の影を始めたお魔人というのは あんなこともできるのか塗りつせ黒く黒く 黒く貫きえぐれ我がワクワクしながら影承 完了を待っているとグリモールの身体が 暗く光り始めるくばりやがれ螺旋クロ戦法 5と吹き荒れる魔力の本流その圧に押され 俺の身体がほんの少し後ろへ流された 放たれた二重の黒い魔力並が螺線を描き お礼と迫る町から派は俺の自動展開した 魔力衝壁と激突し凄まじい衝撃を発した ぐグ 貫きやがれグリモワールは何かすごく 利きんでいるそれにより少しずつ出力が 上がっているように思えるもちろん俺の 魔力消壁には傷1つ入らないが気合いで 威力が上がるってのは面白いそれにしても 螺線なんとかだっけかわざわざ螺線を描く 要制御しているのか何か意味があるのかな ただの魔力並みにしか見えないがうん魔力 消壁越しじゃ分かりにくい直接触れて みよう俺は魔力消壁から指を出し魔力並に そっと触れてみた と爆ゼる音がして衝撃波が吹きやれるそう 言って木箱を漁さり中から取り出してきた のは赤茶色の土だ赤泥ですね性鉄の際に 使われる原料の1つ確か隣獄では良い赤泥 が取れると聞きますな知っているのかええ 本で得た知識だけで恐縮なのですが不魔術 を知るには家事の技術も当然必要だおかげ でそれなりの本を読み知識を得ている見れ ば木箱の中には様々な素材が入っていた おお鉄鉱石に石炭乳代石金銀道魔石粉 すごいいろんな素材がたくさんありますね まるで宝の山だこれだけの素材があれば 不与もやり放題魔剣も作れるかもしれない アルベルトがディアンを紹介してくれたの はあの時の約束不術の応援するというのを 果たしてくれたのかあれ赤石や月銀役は ないのですかなんだそりゃ付与に使う原料 の1つですが去トと首をかしげるとリアン はごくりと息を飲んだこいつ半端ねえ知識 量だまずい液だけならともかくそれ以外の 素材の知識もかなり豊富ちょっとかじった だけじゃない下手したら俺と同等の知識が ありやがるだとへあるも人が悪いぜこんな なりだがどうやら少しは使えるらしい こいつと一緒なら俺の夢俺だけの オリジナル魔剣を完成させられるかもな そして何かブツブツ言い始める一体どうし たんだろうロディボ えさっきまでと違う呼び方に聞き直すおお お前のことだよロディボお前少しは不魔術 ってのを分かってるじゃないかいいだろう 認めるぜちなみに俺のことは親方と呼ぶと いいはあ親指で自分を刺すディアン なんだかわからないがいつの間にか認め られたようである無事魔獣狩りは成功した みんなのおかげだ感謝するおおアルベルト の言葉にこの絵たちがもろテをあげて換期 の声をあげるうんせっかく城から外に出た のにもう終わりか結局魔獣とは戦えなかっ たし物足りないな日はもう沈みかけている 今日はここで止まっては明日にしよう 気づけばもう夕暮れである夕日がコ面に 反射してとても綺麗だ夜になったら 抜け出して魔術の練習でもできないかな なんて考えているとロイド様私たちの テントが用意できましたよテントの設営を 終えたシルファが俺に微笑耳かけてくる かなり小さなテントだこんなところで2人 で寝るのかこっそり抜け出そうとしたら 確実に目を覚ますだろうなシルファだし 間違いないわあ残念だけど今回の外出は これで終わりか俺も魔獣を借りたかったな さあ私は夕食の準備をしてきますロイド様 はこちらでお待ちをおおんとシルファの声 と重なるように低い音が聞こえる犬の声 いやこれは狼でしょうかいやそれにしては 少し声が太いような気がする普通の狼は もっとか高い声で吠える遠すぎて聞き取り づらいがベアウルフのそれによく似ていた おおんおおん遠覚えは徐々に近くなって いくしかも1つではない周りの森中から 聞こえてくるようだここまで来るとこの絵 も違和感を感じたのか騒ぎ始めるななんだ この方向はどんどん近づいてくるぞ休んで いる奴ら全員出てこいテントで休んでいた 者たちもゾろぞろと出てきた皆緊張した お持ちで武器を構えているロイドこっちへ 来いアルベルトの元へ小走で行くとこの絵 たちが俺たちを中心にしてエンジンを組む 辺たりをピリピリした空気が漂ううもう すぐそこで唸り声が聞こえるガサりガサリ と草むが揺れそこから巨大な狼が顔を出し たやはりベアウルフだ美味しいよシルファ ああさっき取ったばかりの獣の肉なのに ちな臭さをほとんど感じない見事な腕だ アルベルトも下つみを打っているお口に 合って良かったです肉の中でも特に血の 匂いが薄い部を使いましたのでそれに役み もたくさん生えていましたので身をいけし にとええ詳しいんだねやっぱりシルファは すごいなメ度の足並みですので うやうやしく頭を下げるシルファ俺は思う 存分食事を楽しむのだったふう満腹みるく 食後のお茶が終わり俺たちはゆっくりして いたすでに日は落ちかけているので魔ガり は明日の朝からの予定であるデザートの 甘い果実を食べているとアルベルトが 難しい顔をしているのに気づくどうしたん ですかアルベルト兄さんいや妙だと思って ね焼けにたくさんの獣が取れすぎている うさぎも鹿もイノシシシも活動時期が微妙 にずれているんだにも関わらずこんなに あっさり取れるのはやはり何かおかしい アルベルトは顎に手を当て考え込んでいる あまり獣の生体は分からないが言われて みればこの森には入った時から何か違和感 を感じていた何かあるのだろうかうおん 突如獣の方向が響く音の方を向くと森の中 から巨大な狼が出てくるのが見えたま魔獣 だゆっくり休んでいたこの絵たちは慌て ながらも武器を手に立ち上がり魔獣を 取り囲む針金のような分厚く黒い毛に シンクの瞳大きな口からは鋭い牙が覗いて いるそして狼というにはあまりにも巨大な 身体あれは確かベアウルフ 魔力により大化した身体はクと見うほどだやるぞロイドも来いはい言われるまでもなく俺は立ち上がりアルベルトに続く顔お じゃあ行くとするかアルベルトについて城の裏側にある広場に向かう入り口を管理している兵に挨拶をして中に入ると一面の芝フが広がっていたここが射撃場 簡単に言えば魔術のまと当てができる場所 だ大掛かりな魔術の実験をする場としても 使われるため危ないので子供の俺は1人で は入れないのだはあいつ来ても広いですね 城の魔術師たちも的を狙って炎や水の魔力 級を飛ばしている魔術を使用する感覚は人 によって異なるでえば同じ火球を放つ場合 でも全身から集めた魔力をいつに集めて 放つ流れのスムーズさ速さなど連度は 1人1人異なるそれを見ているだけでも 結構楽しいのだ魔術師たちに興味心々な俺 を見てアルベルトは微笑む母はロイドは 本当に魔術が好きだなええ大好きですそう 素直に喜んでくれると連れてきた会がある というものだよ さてそれじゃあ僕たちもやるかいはい アルベルトは頷くと兵士たちに命じて敵を 用意させる100mほど離れた場所に1 から9までの数字が刻まれた代償様々な敵 が並んだ人のを見るのも楽しいがもちろん 自分でやるのが1番だ中踊りじで大っぴら に魔術を使う機会はないからなこうして いるうちに敵の配置は終わったようだでは ロイドからやるといい分かりました敵当て は説明するまでもないような簡単な競技だ 先手とご手に分れて10回ずつ魔術級を 放ち大きな数字の書かれた的を多く倒した 方が勝ちそれだけであるもちろん数字の 大きな的ほどサイズが小さく当てにくく なっている的を前にして俺は魔力を指先に 集めて火球を作り出したもちろんただので はない現在研究中である回転運動を 取り入れた改造魔術だ魔術を構成する術式 を持てり魔力級の核に回転力を持たせる ことでただまっすぐ飛ばすだけでなく様々 な方向への変化が可能となるもちろん そんなことをしなくても普通に動きを制御 して中央無人に動かすことも可能だが そんなことをして当てても面白くない せっかく実験できる機会なのだから 色踊りじてみたいもんなうぐ身体が痛くて 思ったように動けないシルファの全力を コピーしたからだろうあと若いからすぐ 筋肉痛が来たんだろうななんせ10歳だし 筋肉痛すかうんこれ以上の運動は控えた方 がいいだろうそう言って腕をマッサージ するあまり無理すると治りが遅くなるもん なそんな俺を見てグリモはなぜか呆れた 様子だぐふふざけおってそんなお礼 繰り出されるパズの打撃打撃打撃魔力消壁 が痛々しい騎しみを上げていたやはり かなりのパワーであるなあちょっと聞き たいんだけどそんなに強いのになぜ魔獣を 集めてたんだ知れたこと我1人が強くなる より部下を集めた方がより効率的に戦力を 増大できるからよ強くなるために仲間を 増やしたってことかああそうだ苦労と努力 を重ねた日々だったわざわざ魔獣の住み やすい環境を整えてやり扱いやすくなる 様子も繰り返した面倒極まりない作業だっ たがそれもようやくようやくこれからと いう時だったのに貴様のせいで ガッスンと怒りに任せた一撃で俺の身体は 中に飛ばされる強烈な一撃により魔力衝壁 は粉々なに砕けちった二ばれだが放たれた 魔力並は俺ので消滅した俺の前に貼られた 透明な壁を見てパズは下打ちをする地また 魔力消壁かだがそんなもの何度でも破壊し て左右を見渡したパズが言いかけた言葉を 飲み込む展開したのは魔力消壁ではなく 結界だ空間系統魔術次元展かなり魔力を 食うので短時間しか持たないがあらゆる 攻撃を通さぬ次元の壁それでパズを 包み込んだのだん 俺はふと思い立つ グリモは魔人に魔術は聞かないと言ってた が結局聞くのか聞かないのかどっちなの だろう魔人と遭遇する機会なんてそうは ないだろうしてみるべきだよな20 俺は右手の口を開き呪文の影を開始する新 内岩牙大塩熱 円牙列空嵐しげ土水風4系統も神術を ジぐりに100 高速術式を展開し本来の3倍速にて 編み込んでいくこよしなかなか筋が良いよ 俺が気を巡らせ手元に集めるのを見てタオ が嬉しそうに手を叩くタオは俺が日に興味 を持ったのがよほど嬉しかったのか親切に も色々と教えてくれている教え方もうまく 俺自身に下地があったこともありおかげで ある程度木の操作はできるようになってい た大したものねこんな短期間で気を物に するとはびっくりよタオの教え方がいいん だよ実際に気を使っているのを見ながらだ と分かりやすいしねまそんなこと言って 褒めても何も出ないあるよタオは嬉しそう に腰をくねながら俺の背中をツンツンして くる教えてくれるのはありがたいが ちょっと気持ち悪いのがたまに傷だしかし ロベルト木の呼吸辛くないか慣れないうち は肺にすごく負担かかるはずよそうでも ないよなはずないね火の呼吸は肺が 焼けつくような痛みあるよあでもピリピリ するから長期は無理なのにうん確かに痛い けどでも楽しいしね全然苦じゃない前世で やってた瞑想で慣れてたからかな全然平気 だそそうあるか俺の言葉にあげれ顔になる なんか変なこと言ったかなそれにしてもお 宝が全く落ちてないなかなり深くまで潜っ ているはずなのに全くお宝に出くわさない ダンジョンにはお宝が眠っていると聞いて いたが不良品なのだろうかこの程度の魔物 しか出てこないダンジョンじゃ1番奥に しお宝は眠ってないよ多分このダンジョン 出来たてねああそうなのかダンジョンは まるで生き物のように成長する生まれて間 もないダンジョンにいるのは弱い魔物 ばかりで回層も浅くボスも弱いが見入りも 少ないらしい高レベルダンジョンはその逆 でどんどん敵が強く深くなっていく何百年 も攻略されてないダンジョンはその上には 町が立てられ人々の制業にすらなっている とかそしてどうやらここが左を見たいよ 階段を降りた先にてタオが立ち止まると目 の前にはぽっかりと大穴が開いていた中に は今まで感じたことのないような強い気配 が感じられる感じ取ったようねロベルト そうダンジョンの作用にはボスがいるそれ を倒せばお宝ゲットねおおついにか生まれ てすぐのダンジョンみたいだし大したお宝 は期待できそうにないけどねタオはそう 言って笑っているがなんとなく妙に大きな 魔力を感じる弱い割には魔力が大きくない か魔術タイプの魔物だろうかともあれここ でグズグズしても仕方ないね中に入るよ そう言ってズンズンと中へ入っていくを俺 はやや警戒しながらついていく中は 薄暗らく広い空間だった妙な結界が張られ ているようだ感じた魔力の正体はこれか俺 が中に入った瞬間入り口が結界で閉ざされ たなんだこりゃ外に出られなくなっている ぞ触ってみると引かれるこの手触り魔術で はないのか感覚的にだが三石と同じ ダンジョンが持つ魔力によるもののようだ グリモールは勢いよく返事すると黒いモヤ になり俺の右手に入っていくななんだ こりゃ体内の魔力密度が半端じゃねこんな ギチギチに詰まってやがったら俺が入るね ねえミ牛では無理だならせめて手首からぐ だめだ指先1本すらねえおお方向の後 手のひに1本の線が入りぐパッと口が開い たグリモワールはぜと息を吐いているはあ はあて手のひの川1枚が限界だった何つ 魔力密度だ何かブツブツ言ってるが無事 入れたようであるおその手もしかして20 重賞してた時のかえええそうでさロイド様 が20Aに興味を持っていたのは分かって 癒したからねもちろんこの身体はロイド様 のものですから自分の意思で動かせます 本当かそれは面白そうだ20重症か使い方 によっては色々なことができそうだうん ワクワクしてきた後で早速試してみよう 身体を乗っるのは無理だったがこうして 取り入っておけば奴もそのうち油断する だろう何焦ることはねえじわじわ行くぜ くひひ何か言ったかグリモワールいえ 何もそう だロイド様自分のことはグリモでいいっす よそっかこれからもよろしくなグリモえ イエイふ骨最新ロイド様のために働かせて いただきますぜそうこうしているうちに 部屋の片付けが終わり俺は諸庫から外へ出 て部屋へ戻りそのまま眠りに着いた 翌日俺は城の屋上へ来ていたロイド様 こんなところに来て一体何をなさるんで 早速20重賞を試してみようと思ってね今 は昼休みなので見張の兵士たちも休憩に 行っており誰もいない当然結界は展開済み 時間は短いが今なら心なく魔術の実験が できるのだそれじゃ力を貸してくれるか グリモまずは影合わせをしてみよう演列 火球の影はできるかいもちろんでさかけて いるのは支油系等魔術回復呼吸呼吸の深さ に応じて少しずつ傷を癒すというという ものである長い間じわじわと回復するため 魔力刻印と相性が良いがやったと映え にくいし地系統の魔術は全てかなり上位の 魔術なのでバレると面倒だ傷つき倒れてい た者たちもしばらくすると傷が 治り立ち上がるうんこれならそう簡単には 倒されないだろうてなわけで話の続きだ わあ分かりやす本魔力の性質変化とは術式 ではなく魔力を生み出す際に行うんですよ ただ魔力を出すだけでなく手を加えれば 性質も変化させられるんですええそれは 考えたこともなかったな魔力を生み出すの なんてただ万全とやっていた思えばグリ物 使ってた古代魔術が色を変えたり魔力並み の形状を変えたりしていたのは術式では なく性質を変化させていたのか無意味だと 思ってたがやっぱり魔術は奥が深いまずは 色の変化から始めるのが基本ですやってみ ますかいもちろん魔力の性質変化は イメージが大事でさ色のついた魔力を強く 想像するんですとはいえ一丁一隻でできる もんではイメージね姿を変える魔術模者姿 みたいなものかだったら得意だぞイメージ と俺は青色を強くイメージし手のひから 魔力を生み出していくすると淡い青色の 魔力が溢れ出してきたおおこれが魔力の 性質変化ってやつか赤白緑思うように色を 変えていく魔力こりゃ面白い俺 がしいゃいいでいるとグリモは驚愕の表情 を浮かべている気聞いただけであっさりと 動かしたりとかもできるなあまり意味は なさそうだけど生み出した魔力に動けと イメージを送るとグねぐねと色を変え ながら動いていくグリモは俺が事在に 動かしているのを見てあんぐりと口を開け ていたなるほどパズはこれに匂いや味を 加え魔獣好みにしているんだな炎をいて 全てを噛み砕く牙となれ情熱エキ場なんて ことをしているとアルベルトの影承が 終わったようだすぐ気づいたシルファと タオがパズから距離を取る直後萌える無数 の炎がパズづらへと振り注いだかあ後範囲 に渡る炎が周囲を焼き尽くしベアウルフラ は悲鳴を上げながら次々と倒れていく移動 は順調もうすぐ霊の湖にたどり着こうかと いう時である 俺はふと何かの気配を感じ取ったなん だろうテキ意ではないが確実にこちらを見 ている感覚気配を隠しているようにも感じ ないが他の者たちは誰も気づいていない ようだシルファ何か感じないどういうこと でしょう頓と首をかしげるシルファムー シルファですら気づいていないのか おかしいな絶対いるはずなんだが 仕方ない向こうから出てきてもらうか俺は 風景魔術風説を最弱で気配の方に向けつ俺 の指先から放たれた小さな風の歯が誰にも 気づかれることなく草むへと消えていく やあ会長家と聞き違うような声が辺りに 響いたこの絵たちはすぐに武器を構える やはりいたかそれにしても今の悲鳴どこか で聞いた声な気がするのだが何者だ姿を 見せろアルベルトが声をあげると悲鳴の主 はゆっくりとこちらに近づいてくるあたた いきなり何かの虫に噛まれたよ少し晴れた 手をさすりながら草むの中から出てきたの は以前あった憲法少女タオであったた 言いかけて思わず口を継ぐむ危ない危ない 声を出すところだったぜちゃんと知らん ぷりしないとなロイド様あの娘っこお 知り合いですかいバカ言うな知るわけない だろいきなりグリモに突っ込まれ驚きで声 が少し震える えもしかしてですけど以前外出した時にあったんですかい ななぜるんだ?最近気づいたんすけどロイド様って嘘が下手なんすね ん?しばらくじっと見てみると剣の真ん中に細いが入ったシピシと響われるような音が鳴り剣は真に折れてまたありゃなんでだ?鉄よりは鋼の方が硬いはずなのに なぜ同じ不術をかけて壊したのだろう首を かしげているとグリモが口を開くまずい液 が新品だったから不与魔術の効果を従に 伝えちまったのかもしれませんねロイド様 の魔力は半端じゃねえですからただの鋼 じゃ耐えられねえですよあのまずい駅は 劣化してたってことかしかしそんなこと よく知ってたねエマーカジについては足し もそれなりの知識がありぜカジグリモール といや甘かじゃちょっとは売れてましてね えへ得意に笑うグリモどうやらかなり火事 としての知識があるらしいこれなら不魔術 の助けになるかありがとうグリモを使い間 にしてよかったよ古代魔術は古臭いだけで いまい使えなかったが家事師としての知恵 は助かる俺自身魔術以外にはそこまで 詳しくないしなうんうんと頷いていると グリモはポカンと口を開けていたんどうか したのかいいいいえ何でもありませんぜ あっけに取られたようなグリモだったが 小声で何かブツブツとつぶやき始める こいつ魔人である俺様を使い間にできて よかっただとけいい気になっているのも今 のうちだぜだがなぜだ不思議と気分は悪い 気分じゃねえだとあくそ調子が狂うぜなん だかわからんが上緒不安定はいつものこと かそれより不術の続きに取りかかるとする か結局色踊りじめしたが鋼の剣は強度増加 を二重が限度だった他の武器も似たような もので普通の武器にはあまり何枚もの強化 術式をかけるのは難しいらしいちなみに3 割くらいは失敗してへしおったてへ残るは これだな最後に残ったのは赤い等身の探検 であるには綺麗な装飾がされており歯また 同様の紋用が刻まれている術式が元から 組み込まれているのかこいつは魔剣ですな ああおそらくアルベルト兄さんのだろう鋼 の剣ばかりじゃ飽きると思って俺の練習 ようにおまけで入れてくれたのかなちなみ に魔剣というのは付与した武器と違い剣を 鍛える段階から術式を組み込んだもので ある鉄を叩きながら術式を編み折り曲げて また術式を編むそれを何度も繰り返すこと により通常の付与とは比べ物にならない ほどの術式を編み込んでいる魔術師として 大切なものはまずは家柄次に才能 そして最後に努力である魔術師の素 ウィリアムボルドが術学園の入学式学長の 挨拶で1番最初に言われた言葉だ魔術師と いうのはまず家柄と血筋が大事でそれから 才能努力なんてものはほとんど意味がない と続けられた家柄は言わずもがな古くから 続く勇正しい家には非少な魔術書と唸る ほどの材力が受け継がれ代々積み重ねられ た決脈は魔術師として有利になるよう濃く 深く洗練されていく 才能も当然大事だ魔術を扱うセンス独力 再現力微力身体能力才能に優れたものは しばしば家柄の確保も量するそして最後に 努力だがこれは努力が無駄というわけでは ない努力はただの前提魔術師を心す以上 心身ともに鍛え上げ日々の修行は欠かさず 魔術書を読み込むなんてことはみんなが やっているだから日々懸命に励みなさい 挨拶はそう締めくられたまあしかしそんな ことはどうでも良かった俺は庶民の生まれ で大した才能もないと言われていたが魔術 がただ好きだった何もないところから炎や 氷雷が生まれる神秘 術式によって様々な顔を見せる奇跡それが 自分の手で行われるという私服あっという 間に魔術の取った俺にとってこの魔術学園 での生活は最高だっただがそんな日は 終わりを迎えることとなることの発端は とある公爵家尺借難の魔術書が盗難された 事件誇りある貴族が盗みなどするはずが ないそう言って彼が疑いの目を向けたのは 魔術学園唯一庶民の生まれである俺だった 部屋に帰った俺はベッドに寝転んでいた頭 の中は全国試した20章魔術でいっぱいだ なるほどなるほど2つの異なるで魔術を 発動させた場合単純に1+1が2になる わけではなく全く別物となるのか原列火球 も滝列水求もあのような先行爆発を 引き起こす要素はないおそらく呪文が 重なり合うことで新たな現象を生み出した のだろうそんな話を城の書物で読んだこと があるそれは1人ではなく2人で使う二重 だったがそれにしても他の魔術ではどんな 反応が起こるのだろうか色踊りじめしてみ たいよななあグリも空間Y曲魔術とかで別 次元に部屋とか作れないかなのできるわけ ねえっすよすかなんすかそれ聞いたことも ねえですよさすがに難しいか空間系統の 魔術は俺にとっても難易度が高く1つ2つ しか使えない魔術の実験ができるほどの 巨大な空間を制御するのはさすがに無理だ うん実験場所が欲しいところだな射撃場を 使うわけにもいかないしかと言って屋上も 今回の件で警備が厳重化したからな城の外 でやればいいんじゃないっすかね上外か 確かに城の外には広大な大地が広がって いる試し打ちには持ってこいだろうしかし 城の外に勝手に出たことを知られると かなり怒られそうだ第7とはいえ一応王子 である自由にしていいとは言われているが そこまでの勝手な行動は許されていないえ こっそり抜け出せばいいんすよどうせ わかりやしませんって抜け出すだけなら ともかくそんな長時間の間バレずに住むの は無理だな特に問題なのは護衛権世話役で あるシルファだ毎日堅術ごっこに誘って くるのだがどこで隠れて本を読んでいても あっさり見つかってしまうのであるいや 待てよよく考えたら今はグリモがいるし あれを使えば短時間ならごまかせるかも しれないな少し試したいことがある 付き合ってくれるかいグリモもちろんでさ 試したいことというのは魔術による 身代わりだ俺は手を広げると鏡を前にして 自分の姿を見ながら目の前に魔力を集めて いく中心に小さな種が生まれそれが目を 出しぐんぐんと空中に根を伸ばしていく根 は次第に人を形作り始めた両手に魔力を 集めて皇室化力を上げるようイメージして いるんだな面白そうだ俺もやってみるかと はいえ素ではあれだしそうだ鞄の中に武器 があったっけ以前不魔術で使った鉄の探検 あれを使えば剣で同じことができるよな隙 を見せたなしねえと思いカを漁さろうとし た時であるパズは魔力並を放ってきた ロイド様危うねそれを迎え打つべく俺の 右手グリモが黒い魔力波を放つ2つの 魔力波は互いにぶつかり引け飛んだぬー 魔人が人間に組みするかへ鼻くソ哋定の 威力だぜパズとグリモが魔力並みを 打ち合う何度も何度も俺の元で激しい先行 が散っているA底こを知り解けそやつは 失った輪が身体の新たな宿主とするのだ誰 がてめえなんぞにやらせるかよこいつの 身体はゆくゆくは俺様のもんになるんだ からな街から派の激突音であまりよく 聞こえないが2人は何か喋っているようだ 魔人同士対抗心でも燃やしているのかな ロイド様ここは自分に任せてやりたいよう にやってくだせああうんグリモも無理すん なよっていうか別に放っておいても魔力 消壁で防げるんだけどなまあせっかくや るって言ってくれてるんだし無限に断る こともないか皇族とは家のものの信源を むやみに否定せぬものらしいしなえっと こんな感じかな宣国と同じ容量で強く硬い 歯をイメージした魔力を生み出し剣に まとわせていくさらに先ほど見たシルファ の権技も制御魔術でコピーよしこれでやっ てみるかグリモの口を閉じさせぎゅっと 探検を握りしめた行くぞ俺は米を蹴り まっすぐパズに向かってかける低く構えた け筋が水面で爆舌続け水柱となって俺の すぐ後を続くうん遠くからではよくわから ないなだが単独行動はできないし機会が あれば行ってみるかアルベルト様湖が見え てきました先行していたこの絵が声を あげる目を凝らせば木々の隙間から面が 太陽の光に反射してキラキラ光るのが見え たよしここらで休憩するとしよう アルベルトの号霊で俺たちは湖付近に陣を 取りしばし身体を休めることにしたふう馬 ってちょっと疲れるんだよな走ったり飛ん だりした方が圧倒的に早いし楽だ俺が石に 座って身体を休めているとシルファがお 湯気の立つTカップを差し出してきた どうぞロイド様ありがとうふーふーと息を 吹きかけて覚ましちびっと飲む若もし 爽やかな香りが疲れた身体に染み渡るよう だふうシルファの入れるお茶は相変わらず 美味しいねお褒めに預かり光栄です うやうやしく霊をして下がるシルファこの 絵は半分はテントを設営しもう半分は弓矢 を手に夕食用の獣を仮に赴いていた隣言い かいもちろんです指示を出し終えた アルベルトが俺の横に腰を下ろした シルファにも紅茶をくれはただいま用意 いたしますアルベルトはシルファにそう 命じるとこっそりと俺に顔を近づけるど なかなかやるじゃないかえな何のことです かとぼけるなよあのタオって子さお前の ことが気になっていたようだったぞはあい 一体何を言い出すんですかアルベルトの 言葉にお茶を吹き出してしまう母は照れ なくていいとも愛する弟が女性に行為を 寄せられているのを見るのは僕は嬉しいよ いやいやありえないでしょう俺はまだ子供 ですよいいやありえるさ少なくともただの 子供を見る目ではなかったなもちろん今 すぐどうこうというつもりはないだろうが 将来的にはて感じの目だったぞ気づいて ないかもしれないが最近シルファがロイド を見る目も少し変わってきているんだぜ シルファやタオが俺に行為を持っているだ とありえなさすぎるだろういきなり何を 言い出すんだ全く俺の冷たい視線を意にも 返さずアルベルトはうんうんと頷いている 魔獣だまだいたのかぐるる ガ王ぐお1匹だけではない2匹3匹と森の 中から飛び出してくるあっという間に俺 たちはベオールフの群れに取り囲まれて しまったしかもそれだけではない森の奥 からはどんどん遠が集まってきていたバカ な魔獣は群れないはずそれがなぜこんなに 皆老倍ているがこれはチャンスだこの絵 たちは魔獣1匹でも苦戦してたしこれだけ いるなら俺が倒してしまっても構わん だろうもちろん魔術以外を使うつもりは ないがそれだけでも十分だよっしゃ テンション上がってきたアルベルト兄さん 俺も戦いますああ分かった期待しているぞ ロイド来ますシルファの声とほぼ同時に ベアウルフたちが飛びかかってくるおく アルベルト様とロイド様をお守りしろこの 絵たちは密集し俺たちの前に壁を作るその 奥からアルベルトが演列火球を放った 燃え裂かる炎に焼かれの打ち回る ベアウルフよし俺もやってやるぞ暗えやや 棒読み君で放つのは火球だ飛び出した日の 玉はベアウルフの鼻先を焼きひませたそこ へこの絵たちの斬撃が加わり交代させる ロイド様なんでもっと強力な魔術を使わ ないんですかい上位魔術の1つでも使えば こんな奴ら一発で倒せるでしょうだって すぐ全滅させたら面白くないじゃないか せっかく魔獣相手に魔術を使う機会なのだ どうせなら長く楽しみたいそうだ倒れた 魔獣に魔術と掲けたらもっと長く楽しめる んじゃないかついでにこの絵たちにも かければ永久期間の完成だ割れながら ナイスアイデア悪魔ままとひらめきである そうそいつはさすがにやめた方がよろしい かと思いやすがだがグリモはドん引きし ながらダメ出しをしてきた各かによく考え たら血魔術でも気力までは回復しないし 長期線で木の緩んだこの絵たちが殺される 可能性もあるかさすがに自分の実験で人が 死んだら後味が悪いしやめておくかと言っ て確かに火球だけだとあまり面白くなさ そうだじゃあせめて気を試う覚えたばかり だから生き物相手にはまだほとんど検証し てないしな敵も大石当て放題である俺は 呼吸と共に右手に体内の木を集めていく タオのやっていた気候団だ以前やった時は 肺がめちゃくちゃ痛かったがチ魔術を ピンポイントで肺に当てながらやれば かなり痛みを柔らげることができるよし 行けるはそれを火球で覆って カモフラージュし放つ放たれたパイプの玉 飛行団はまっすぐ飛んでいきベアウルフに 命中したぐお 悲鳴を上げて吹っ飛ぶベアウルフだがすぐ に立ち上がってきたいまい聞いてないか 純粋な木の攻撃だとタオの足元にも及ば ないロロイド様今のは一体あ 木だよタオに教えてもらったんだな俺の 言葉にグリモは驚いている日ってのは確か 大昔に戦った異国人が使っていた技だよな 長年の修行が必要って話だが倒って小娘に あったのは数日前だろうそんな短期間で 覚えたっていうのか信じられねえグリモは またドん引きしているようだもしかして俺 が手を抜いて長引かせようとしているとか 考えているのだろうか残念ながら全力なん だよなやっぱり木は難しい だろだよなそりゃあそうさ魔術師にとって 未知の魔術は喉から手が出るほどのもんだ からな 本当に教えてくれるのか当然だだからよ ロイドこの意味踊りじしい封印を解いて くれそうだな俺は本に手を触れを開いた すでに封印が呼びかけていたこともあり あっさりと開いた本はパラパラとすごい 勢いでまくれ始めるその橋からページは炭 のように黒くボロボロになっていく本の 破片が中を待っていたそこへ風が吹き全て を消滅させてしまう封印は完全に溶けた くぐもっ たような声が部屋に響くくわはありえねえ ぜこいつはよマジで封印を解きやがった 黒いやは一家に集まっていきより人らしい 形を作り出していく青い肌に額体額に生え た2本の角大盛のような翼に竜のような 屈境な上半身ヤギのような下半身人なら ざる姿は魔人と呼ぶにふさわしいこいつは いい気分だ歌でも歌っちまいそうだぜ自由 だ俺は自由になったんだひゃは嬉ししそう に大笑いするグリモワールに俺は声を かけるそいつは良かったなでそろそろいい かうんああ古代魔術のことを教えて欲しい んだったかグリモールはにやりと笑うと 右手に魔力を集め始めたおおすごい魔力だ 魔力量だけなら人間と比べ物にならないぞ さすがは魔人と言ったところか関心して いるとグリモワールは右手を俺の方へ向け てきた途端視界が黒く染まるドーン と大爆発が巻き起りもうもう土煙が上がっ たこれが黒線方だどうだいなかなかの威力 だろうまあ聞こえているかは分からねえが よくっくっという笑い声もちろんちゃんと 聞こえている風を生み出し舞い上がった 土煙を吹き飛ばす俺の姿を見た グリモワールは驚愕の表情を浮かべていた な うんなかなか面白い魔術だそれが古代魔術 なんだね変わった術式だ現代では使わない ような魔力の流れ構成整形の仕方発動方法 も独特だとても興味深いもう少し見せて もらえるかい俺が声をかけるとグリモ ワールはなぜか息を飲んだ倒したはずの 魔獣の復活による同様それを畳みかける ようにパズが上げるぐおそれを川切りに ベアウルフたちが突っ込んできたこの絵 たちも防御を試みるがすでに気迫で負けて いるその上さらなる巨体であるパズもいる のだ誰も彼もお呼び越しであるそんなこと でパズが遠慮するはずもなく大きく 振りかぶった一撃がこの絵数人をまとめて 捉えるぐわあ1振りでこの絵たちは 投ぎ飛ばされてしまった続いての蹴りを 受けようとしたこの絵の剣がへし折れ地面 に投げ出された1人また1人とパずに倒さ れていくこの絵たちレアウルフと相対して いた者たちもそれを顔色を青くする火 強いあれが魔人と止められるわけがない 圧倒的な戦力差にこの絵たちは繊維を失い つつあった戦は乱れ獣輪を待つのみと思わ れたその時である彼らの間に一人の風が 吹いた借りますよリンとした声と共に 駆け抜けたのはシルファだその両手には それぞれこの絵のさやから抜き取ったで アロ剣が握られていたそ剣が太陽の光に 反射しらりと光るラングリス流走剣術登り 送竜構えた剣を地にすらせながらシルファ はパズに向かって走る2本の線を地面に 描きながらパズの足元にたどり着くと垂直 に飛んだその登り様に繰り出される牽線 両客から銅そして肩には剣筋の跡が はっきりと残されていたむぐー巨体を 駆けのりながらの凄まじい斬撃にパズは 埋めき声をあげるトンとパズの肩を足場に シルファは空中で反回転する両手の剣は 逆手に握られていた時なんで分かるんだ 見かされたような口ごもる俺を見て アルベルトはおかしそうに笑うはっは ロイドは可愛いないいよ話してご覧 お兄ちゃんが聞いてあげようありがとう ございますえっとそのですね実は最近不術 を勉強中でして試してみたいから大量の 武器が欲しいのですよかったらアルベルト 兄さんのこの絵たちの武器を貸してもらえ ませんかアルベルトのような上位王子には 踊りジ数人のこの絵がいる当然テレン彼ら であれば数本の権所持しているだろう 日踊り地訓練を行っているだろうから使用 感も聞きやすいしアルベルトのこの絵だ から話も漏れにくい不要魔術かかなり 使い手が少ない魔術らしいがそんなものを 使えるようになるとはさすが勉強家だな まだ始めたばかりです失敗するかもしれ ませんしあまり効果ではない武器で構わ ないのですがふむなるほど実験材料が 欲しいというわけだねウインクをする アルベルトに頷いて返す察しが早くて 助かります母はロイドの考えてることは 全て分かるよ魔術不要した件はこの絵たち も欲しがっていたからねある程度なら武器 を無駄にしても文句は言うまい分かった話 をつけてこようありがとうございます アルベルトに霊を言い俺はその場を後に するのだったうんさすがにそろそろこの本 も読み飽きてきたかな俺は開いていた魔術 書を読みながら呟いたこの本を読み直すの ももう何十回目だろうか魔術書は魔力の 込められた文字で書かれておりそれを理解 することによって魔術の発言が可能となる それだけなら1度か2度読めば十分だが何 度も読み込み理解を深めることで魔術の 習得度は飛躍的に上昇していくのだゆえに 魔術師は魔術書を完全に理解できるまで何 度でも読むだが俺はもう図書館の魔術書は 完全に理解したので現状はずっと復習をし ているような状態だもちろん復讐も大事で あるせっかく覚えた魔術も使わなければ 忘れるしそうなると習得度はガクンと 落ちるまあそんな日々を送っているわけだ がさすがにその繰り返しは退屈だそろそろ 新しい刺激が欲しいところである母は ロイドは魔術書ばかり読んでいるからな たまには別の本を読んだらどうだい目の前 で本を読んでいたアルベルトが言った俺は 首を振って答える図書館にある魔術書は 全て読みましたから ではテストしてもいいかいアルベルトは いたずらっぽい微笑みを浮かべると俺に 問いかけてきた土水花風これは魔術の基礎 4系統魔術と言われているわけだがこの 図書館にはそれに関する魔術書は何冊ある メインとして取り扱っているのは145冊 ですねサブテーマとして取り扱っているの も含めると232冊でもゴーレムとかに 関する本はどっちに含めればいいのか迷う な俺の中では制御系統なんですがボディの 整形には基礎4系等魔術が大きく関わって くるわけですしどう思いますアルベルト 兄さん俺が視線をあげるとアルベルトは目 を丸くしていたまさか本当に全部読んだと いうのかいあいやと言ってもまだあまり よく理解してないというかあわやはり魔術 は奥が深いですねあ危なかった図書館の本 を全部読んでいるくらい普通だと思った けどこの驚きからするとそうでもないよう だアルベルトの居かしむような視線が痛い 続けてラングリス流ソ術下安か非長かずの 背に突き立つ双剣ガガガガガガガ と激しい斬撃を繰り出しながらシルファは 着地した目にも止まらぬ見事な検査だおお すごいこれがシルファの本気かこの チョコマかしをってだがダメージはないの か着地したシルァを狙いパズの蹴りが放た れるしかし遅い捉えたのはシルファの残像 だった残った足の前には双剣を十時に構え たシルファがいたニトラ2個相が相画上下 左右から繰り出される4連撃により先結が 吹き出す シルファの顔色が変わる深く食い込んだ 一撃にて剣が折れていたのだ即座に剣を 捨てて離脱すると地陣に戻りボそりと つやく硬いですね どうか皆様の持つ件私に預けていただけますか おおこの絵たちはコクコ頷くと余情の剣を集めて地面に突き刺すその数 12 本やもなさそうにそれを見るシルファだがすぐに気を取り直し剣を抜く サルーム王国旧事係権術師難 シルファラングリス 押してまるシルファの構えた双剣が冷たい 光を放っていたぬ女不勢がパズがシルファ に釘付け気けになっていたその時である スー深い呼吸音 足元には両手を交差させる小さな影があっ たタオだ腰を低く落とし構えたをひねる ようにして打ち出すは鈴と重音が響く気を 込めた一撃衝撃波がパズの足に走りその 巨体がよめき倒れた深めなリアブレ動作が 長くて当てにくいけど威力はピカイチね タオはニっと笑うと倒れたパズに向けて 手のひを返しクイくイと手招きをしたが兼 108代目見習いタオイファ かかってくるある2人の攻撃を見たこの絵 たちの表情が変わるお俺たちもやるぞそう だ男を見せる時だ震える手に剣を握りしめ ベアウルフラに向き直ったどうやら気を 取り直したようであるそれを見た アルベルトが覚悟を決めたように頷く皆 もう少しだけ持ちえてもらえるかそして パズを見据え言葉を続ける最上位魔術を 使うなるほどなるほどそんなことより魔力 の性質変化ってどうやるんだろう俺は興味 心身にパズの放っている魔力をじっと見て いた高速で迫りくるパズ俺のそばにいた ベアウルフたちが立ちふがるうぐるおもし かして俺を守ろうとしてくれてるのかでも 危ないぞ知りかせようとしたが間に合わ ない邪魔をするなパズが両腕を振うとベア ウルフたちは引き飛ばされたヒャイン地面 に叩きつけられたベアウルフたちが悲鳴を あげたこいつ自分の眷属をなんてやつだ かずは倒れすベアウルフたちには目もくれ ず俺目がけて体当たりをぶちかましてきた ドスンと自動発動した魔力消壁ごと俺の 身体は湖へと吹き飛ばされるだが風景魔術 非秘障発動風をまとった俺はコ面の上を 滑り中央あたりで止まったしゃあ翼を広げ 地面を蹴り即座に追撃してくるパズ 振り下ろされた右手から放たれる魔力派を 魔力消壁で受け止めたおい自分で育てた 大事な建属だろ殴るなんてひどいじゃない か何を言っている我に逆らう愚かな犬など も早や眷属でも何でもないわ貴様を殺した 後に全て首り殺してくれるひどいな モフモフ帝国を作るんじゃなかったのかよ 魔獣帝国だ顔を真っ赤にして俺を殴りつけ てくるパズダメージは全くないがそれでも 魔力消壁をきしませるほどの威力ただ殴っ ただけ邪高はならないこれも魔力の性質 変化か は歩きながら俺は息を深く吸い込み長く 吐くなんとなくまだ魔力を誓できない魔術 師の卵なんかが行う修行に似ているな精神 を統一し呼吸に全を集中体内を循環する 魔力の流れを意識する魔術師の修行でも 処歩の処歩才能ある魔術師は必要とすらし ない修行前世で魔術の才能がなかった俺は 最初の頃はずっとこれをやっていたので あるうん身を見まね似だがなんとなく体内 に力がみなっていくような感じがする魔力 を完全に覚しているからこそ分かる2体の 奥底に感じる力これが木というやつだろう か自分だけでなくタオの呼吸ダンジョンの あちこちからもかな呼吸の気配が 感じ取れるむ前方に何かいる曲がり角の 向こう側から濃い気配を感じた俺の言葉に タオは驚いたように目を丸くする驚いた ロベルトも気を使えるか 似たような修行をしたことがあるからね ちょっと真ねてみた面白そうだったしね 面白って気配殺地だけでも普通は5年は 修行しないと身につかないよそれを見た だけで使えるようになるなんてとんでも ない才能ねた様子でため息を吐くタでも 面白そうだからって理由とてもこよしね 好きこそ物の上手なれよそういうことなら いいものを見せてあげるねよく見ておくと いいよそう言うとタオは縁を描くように 身体を動かしていくタオのへそから 生み出された木は全身を循環するように 回りながらタオの両腕に集まっていくは 掛け声と共に十分に集まった木の塊を放つ それは前方敵の気配がする方へと飛んで いく直後ズんと衝撃音がなり魔物の気配が 消滅したふこれが飛行団ね今のは見せる ためにわざとゆっくり打ったけどもちろん 高速で放つことも可能よおおすごいなタオ まねタオは不と鼻を鳴らすと俺に背を向け た木まで使えるなんてこいつは飛んだ広い ものねそれにロベルトは気に興味心身教え てあげる名目で師匠と弟子でラブな ロマンスも期待できそうよしかも立派な 武道家に育てあげればうるさいじいちゃん も私の言い名付けとして認めるに違いない ふひこいつは飛んだ広いものあるなタオは 何やらブツブツ言いながら不気味に笑って いるなんか怖いし放っておいて先に進むか なあも あれって俺がお前に身体を貸しているようなもんかこっちは完全にイド導なんで全然違いやすよ言うなら自分は付属品のようなもんでさあっちはパズの野郎が魔獣の身体を乗っってるんですが魔人の身体は実態がないので他の生物の身体と一体化できるらしいリモが俺の右手に入っているようにパズも重の身体に入っているのだろう ただ向こうの主導権は完全にやにあるよう だ巨大ベアウルフパズが唸り声をあげ ながらこちらに歩み寄ってくるさあ 立ち上がる良い我が属たちよパズの言葉で 今まで倒れしていたベアウルフたちに頑光 が宿るゆっくりと立ち上がるベアウルフ たちの身体にはうっすらと黒いモヤのよう なものがまとわりついていたあれはパズの 魔力か魔獣とは魔力を持った物質を食らい 強く大きくなった獣だそうして魔獣となっ た獣はより強くなるために魔力を帯びた ものを好んで処すようになるパズは自身の 魔力を与えて傷を負った魔獣を回復させて いるのだろう各か魔獣使いなどはそうして 魔獣を操っていると書物で読んだことが あるふむふむ実際に見てみるとよくわかる があれはただの魔力ではないな魔獣たちの 身体が受け入れやすいよう魔力の性質を 変化させているように見える各かに他人の 魔力というのは簡単に受け入れられるよう なものではないゆえにその性質を変化させ 受け入れやすくしているのだろう強い魔力 を持つものが近くにいるとかなり気になる しなだから俺は普段は魔力を抑えて活動し ているのだがこれが結構疲れるんだよな なるほど魔力にはああいう使い方もあるの か面白いガルルグーうー唸り声をあげる ベアウルフにこの絵たちは後ずる 立ち上がったベアウルフたちの身体の傷は 見るみるふがり心なしが大きくなっている ように見えるばバカな倒したはずなのに タオがアルベルトを食事に誘っている おいおい相手は一応王子だぞなんというか 強いなロイド様ちょっといいですかい心妙 な口調でグリモが言うどうしたんだいあの 祠ら思い出しやしたぜあれは俺と同じ魔人 が封じられている祠だ何しかしあの祠破壊 されているようだがええ中の魔人は外に出 た後でしょうそしてかなり近くにいや グリモの言葉とこするように母と1匹の ベアウルフの身体が大きく跳ねる2本足で 立ったベアウルフはだらんと力なく両腕を 下ろしたい息を吹き返したのか全員武器を 取れアルベルトの号霊でこの絵たちが ベアウルフを取り囲むが起き上がったのは 1匹だけではなかった倒れていたベア ウルフたちが次々と起き上がってくるよく 見ればその身体にはうっすと黒いモヤの ようなものがかかっていたくふ人間どもが なかなかやりよるではないかベアウルフの 口の中からしがれた声が聞こえてきた鋭い 牙の奥に覗く青白い顔は老人のようでも あり猿のようでもある異様に大きい目と 額体に生えた鋭く長い角もちろん人間では ありえないその異様さにこの絵たちは 怯えんでいるな何者だ貴様アルベルトが 振り絞るように声をあげると老人は広格を 挙げぶ君に笑う我はパズ魔人パズよ愚かな 人間どもよよくも我が眷属を痛めつけて くれたなその代償命にて支払ってもらうぞ 老人パズはベアウルフに口を閉ざさせると 2本足で立ち上がらせるその巨はパズの 魔力かさらにさらに大きく見えた ベアウルフのシンクの目に老人の災わい 踊りじしい目が重なった魔術には全て影象 が存在するただほとんどどの魔術師は各々 自分にあった形で術式で無営症かあるいは 観略化しているのだ貝の魔術なんかは影も 魔力もほぼ必要ないが上位魔術になって くるとさすがに術式だけでは補えないため 呪文の影が必要となってくるそれを20章 で同時発動させる果たしてどんな効果が 生まれるのかワクワクするな行くぞグリモ えい 俺の言葉と共に右手にグリモの口が開いた 改めて呪文の影を開始するやあ突如グリモ が悲鳴をあげたなナな今のは一体何なん ですさえ呪文を影承しただけだが今のが なんかとんでもない量の呪文が一気に 聞こえたんですがああ呪文タ束だよ呼吸に 100の呪文を束にして突っ込んで
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