【神椿市建設中。REGENERATE】#18 ねいちゃーーーん!!【ツイキャス同時配信】#Vtuber #ゲーム実況 #神椿市建設中。REGENERATE #神椿市建設中
[音楽] 待ってね。 [音楽] [音楽] はい、 ということで、え、ああ、はい。はい。 どうも皆さんこんばんこんばんは。あ、音 がダ。はい、ということで始まりましたよ 。今日は早めの上つきをお届けしてまいり ます。 日曜日これちょっと早めの1時間早めの 開始でございますが皆様か。あ、あ、え、 こんなになった。危ない。ヘイり 何でしょう?ご要件をお伺いします。絶対 違けます。ということで始めてまいり ましょう。なんか前回あれね、芝までの やつを 全部やって、そしたらなんか元の世界に 戻ったら こっちにもテセラクターが来ちゃった。 やっべってなって、でもなんとかかほ ちゃんの歌で 大さんおっ払らったかなと思ったらなんか どうやら巻き戻った時点がカフちゃんの 出会いの頃に巻き戻っててあらまあって ところからね何回かの噛まないことを目標 にやってまるんだよ今日は今日も 噛みたいと思ってなんだからね。 で、 姉ちゃんとかがまだ生きてる世界線だから 、果たして姉ちゃんを救うことができるの か。 あ、よし、見てやこう。 世界は分岐する。 あどさんもいらっしゃい。ごめん。 ゆっくりしてってね。 始まったばっかですよ。その瞬間光の本流が突如として僕の頭の中に流れ込んできた。エルトの出会いだな。まるでアルバムを次々とくっていくみたいにくいつもの光景が浮かんでは消える。あこちさらしまこれ説ね。まだ始まったばっかり大丈夫だよ。またま悲しい。 どういうことだっけ?観測者からの記憶が 流れ込んできてるってことだよね。これね 、 リメちゃん、え、もうこの時点で みんなの流れてたの? あ、しこちんさん、お茶ちありがとう。 助かります。勝ちましておめでとう。やり ましたね。マン 日曜日の6時半スタートで帰らこっておじ さんこありがとう。じゃ、その度に様々な 感情が喜びや怒り、悲しみや楽しさ、 そして痛みが込み上げてきた。 ちゃん、 ここちゃん。 なんだこれ?この光景は込み上げる思いが 僕の心を満たしていく。それで胸が いっぱいになった瞬間、その思いが今見え た光景が何なのか僕は思い出した。 1500何十円結構いい気だ。1500円 自刻してないから決まらないでも いらっしゃもしてってね。 そうだ。僕は それは1番外の魔女の娘谷イめちゃん。 それは2番街の魔女の娘はちゃんと それは3番街の魔女の娘。夜かは世界 ちゃんの記憶。 それは死番の魔女の娘。りンネコさんとの 記憶。 そして唯一の相棒カフちゃんとの記憶。僕 がこれまで体験してきた5人の魔女の娘 たちの記憶だった。 僕はこのまま物語をすでに経験している。 今日初めて来たはずの公園が見覚えのある 風景と変わる。 そこにあるものは何ひつ変わらないまま認識によって世界が変わる。この町に来た日バードにいや復興課長に告けられた言葉が利に蘇える。 本来ならばあなたの記憶は観測者様の記憶とイコールになるはずでした。しかしお話を伺うに観測者様からあなたへの記憶伝達はどうやら不完全な状態。観測者様が見きしたことはごく一部しかあなたに伝わらない。 記憶を完全共有するとまではかなかったようです。うん。だから僕には過去の記憶がなかった。でも僕は直感した。たった今観測者が記憶を伝えるために何かをしてくれているのだろう。今この瞬間僕と観測者の記憶はイコールになった。記憶共有が完全になったんだ。そう思う僕のそばで普通な声が聞こえた。 ごめん。 私帰れないかもしれない。 帰れない。今どこにいるの? その声に我に帰った。そうだ。このままじゃエリカさんはあなたな記憶。 [音楽] そんなことはさせない。 心の奥から叫ぶような意思がき上がってくる。運命を変えろと同じ悲劇を繰り返すの。 それはおそらく僕の中に観測者の意思だろう。今ここで記憶共有が完全になったの。きっと今度こそエリカさんを救うためだ。かフちゃん赤所だ。 少年 な。なんでわかるの?ていうか君なんで初籍官のこと?ちゃんを救うのだ。 [音楽] ごめん。説明はあと今は一緒に来てほしい。 うカフちゃんを先動するように僕を走り出した。 日案内は必要はない。書籍館への道なら僕はもう知っている ねえ。どういうこと?何が起きているの? 戸惑う気持ちは分かる。でも今はとにかく僕のことを信じて。かっこいいじゃん。イケメンじゃね、これ。エリカさんを助けられるのは僕らだけなんだ。この一瞬準した後かちゃんは聞きするように迎える。 うん。君を信じるよ。行こう。 アーカ者官に あ、その言葉に僕は頷きカフちゃんと共にかけ出した。悲劇の運命を変えるために不会過去 再放行っていこう。 公園を出てアーカー者主席感を目指して走る。 ヘリカさんが殺される前に早く書籍感 激しく脈撃つ心臓の鼓動が僕をせかすみたいだった。焦る気持ちは以前と全く変わらない。いや、むしろそれ以上だった。いくら知ってたって間に合わなかったら意味がない。エリカさん死なせない。 今度こそ絶対に 走りながら決意を固くした僕は少しだけ後ろ振り振り返ったかねちゃん よいしょ。必死についてくるカフちゃんの姿に夕暮れの射館で泣きじくっていた彼女の姿が重なる。 姉ちゃん、姉ちゃん あんな悲しい涙カちゃんにはもう流して欲しくない。あんな風に泣き崩れる姿なんてもう 2 度と見たくない。カフちゃんを守ることが僕の使命なら彼女の大切な人も全部守ってみせる。今度こそ必ず。 何あれ? その声に振り向くと彼女の視線は男子地近くのタイビル公海道へ釘付けになっていた。その壁を異系の影が生回っている。影形態のセラクターデカルトだ。デカルトだ。でも今はそいつを気にしている時間はない。かちゃん、今は主籍感急がないと。 そ、そうだね。 必死に走り続け、僕らは石へとどり着いた。見覚えのあるプレートがかかっためかしい扉はやはり硬く閉ざされている。 どうしよう。どうやって中に入ったら? ゆる君いらっしゃい。おしさありがとう。 大丈夫。あそこから入れるよ。 扉の脇の窓ガラスが僕の記憶と同じように割られていた。 行こう。エリカさんを助けに。 割れた窓から僕が先行する形で中へ入る。 チセラクターが近くにいないことを確認し てからカフちゃんにも入ってもらった。 外は夏だということを忘れるような 冷え切った空気に立ち込める鉄の匂い。 正直ちゃうわ。処が並ぶ薄い空間は天井と 言わず壁と言わず奇妙な浮かんでいる。 何これ?閉鎖前に来た時あんな模様なんかなかったのに。どうなってるの?本当に姉ちゃんはここにいるの? [音楽] ああ、間違いなくここにいるはずだ。呼んでみよう。えさん、えかさん。大声で呼んでみたけれど返事はない。代わりにカフちゃんが引きつった声をあげる。 ね。あれ でもあっちだりはエリカさんの前から彼女の自然をと床に大義な結婚が広がっていた。 まさかこれいちゃんの いや違う。エリカさんはきっと無事だ。 僕が体験した通りならこれはエリカさんの血じゃない。そう自分に生聞かせたがどうしても最悪の可能性が能利をよぎる。 だがその時少し離れた初下の向こうから彼女が姿を表した。エリカさん少年。それにカフもエリカ姉ちゃんかけよる僕らを見てエリカさんはひどく驚いていた。無事な彼女の様子に僕は心の底からほっとする。 よかった。ご無事で 2人ともどうしてここに 電話を聞いて駆けつけてきたんだよ。 無事でよかった。 りんさんいらっしゃい。こゆっくりしてってんね。無事でよかったよ。兄ちゃん。ひまず安心したカフちゃんがはっとして続ける。 でも姉ちゃんなんでこんなところにいたの?今日はデートだって言ってたじゃん。 それは消えた生徒たちを探すうちこの書籍館にたどり着いて中に入ったらこんなことになっていて。 消えた生徒って神隠しのこと。あ、じゃあデートはごめん。 あれは嘘。あんたたちに心配かけたくなかったし、歌作りに集中して欲しかったから。もちろん僕はすでにこの辺りの生殺を知っている。でもここで知ってる風なことを言ってしまったら 2 人に変に思われるかもしれない。そのリスクを避けるため黙っているとカフちゃんが続ける。 神隠しのことは分かったからここから出ようよ。 出られないのよ。何が起きてるのかわからないけど、今この図書館は空間が確実されてる。 か確実閉じ込められてるのよ。 そう、僕らは今不加空間に閉じ込められている。脱出するにはテセラクターが現れたところを、つまり襲いかかってきたところを倒す必要がある。 一緒じゃなきゃその時2 人を守れない。テラクターだけ倒しても 2人が無事じゃなきゃ意味がないんだ。 この記憶は知り顔するためのものじゃない。カフちゃんやエリカさんたちを守るためのものだ。 だから僕は2 人のやり取りに不自然にならない程度に言う。 まずは出口を探しましょう。きっとどこかにあるはずです。カフちゃんとエリカさんを頷き僕と共に歩き出した。館内を一通りて回った僕らは最初の場所へ戻ってきた。ここが不快空間の中である以上出口が見つかることは当然ない。 誰もいないね。ここで誰かが助けに来るのを待つしかないのかな。 [音楽] いや、きっとそこから助けは来ない。だから犯人を自力で倒した方がいい。 犯人は 待っていれば来るはずです。僕らをここに閉じ込めている現凶が。 拠トんとする2 人をよそに僕は周囲を警戒した。全身を緊張感が包め、僕の記憶通りならそろそろテセラクターがそう思った時不に異様な声が聞こえた。 助けて。 ついに来たのだ。この石感を縄張りとするテラクターエリカさんの敵が。緊張と共にを見回す僕たちの耳にあの恐ろしい内後ろな声が響 私たちは逃げられない。ここに閉じ込められてここにも行けない。 あ、何この声? こんなこと喋ってたけ?このテラクター 誰?私を呼んだのはあんたなの?懐かしい。そして僕らの視線の先、黒とした弓の奥から影が生い出してくる。 すつ騎士。 滅びかけた世界に残された俺の町。 ここに住む人を増やそう。もっともっともっと。そうすればきっと寂しくないから。 やっぱりだ。全てあの時と同じだ。 僕の記憶をトレースするようにテセラクターはノイズを発し。 そして禍々しい姿を権させた。油断させ いやでも姉ちゃんを救め だからな。 油断させるための知識というか1回経験し てることだからな。 え? 何?何?まさかこれが神隠しの犯人。 2 人の戸惑う声をかき消すような方向が轟。 ここだ。ここで僕が魔法に目覚めエリカソを守ることができたら運命が変わる。 僕はそう思い自分の右手を見てじる。 頼む。僕の右手に変わってくれ。 やった。成功だ。 僕の右手が刃に変わった瞬間テラクターが襲いかかってきたが させるか。その一撃でセラクターは大きく吹き飛んだ。 少年な。何をしたの? そらそう。そらビる。声をあげる 2人を僕は背中にかいつついてる。 2 人ともそこを動かないで。 あの怪物は僕が倒すから。 た、倒すってちょっとどういうこと? 信じられないでしょうけど、僕にはその力があるんです。 そう言いながら右腕を銃に変えてデセラクターに受ける。僕らにとって始まりの敵とも言うべき怪物を前に僕の心は投資に燃えていた。最初から全力だ。一気に決めてやる。 めっちゃ撃つや。めっちゃ撃ったな。そのままったけの銃弾を怪物に向けて叩き込んだ。怪物は全身を 8 の巣にされその場に倒れ伏せき君今のは何?なんか右腕が武器になってるみたいだけど。その声にはっと我に帰った。 何も知らない2人の目の前ではっきりと 魔法の力を使ってしまった。ごまかせる 状況ではない。細かい部分は一旦省き、僕 なりに辻が会うように話をすることにした 。いえ違うんです。細胞とかじゃなくて どうも僕には不思議な力があるみたい であいう怪物が現れた時だけそれを倒す力 が生まれるんですよ。マジで まるで魔法じゃん。それで信じて くれる姉ちゃん優しい。 君そんなすごいことができたの? アフちゃん純粋はそれでこの力を使ってテラクターと呼ばれる怪物たちと戦っていたんだ。過去の記憶はないけどそれだけは思い出した。怪物を倒す方法や自分の力についても そんなことってあるんだ。その戦いで傷ついて記憶を失っちゃったのかな? ああ、カちゃんが純粋すぎる。 [音楽] そう思ってくれてありがたいけど水を飲み ます。 カフちゃんも興味深そうに僕を見る。それ は事実と異なるけどこれ以上嘘を重ねるの もしんどい。どうしようと思った時エリカ さんがはっと叫んだ。待って2人とも。 あいつまだ動いてる。 ひょっとして目をやると先ほど倒れた怪物 が再び立ち上がっていた。胸の角はよく 見ると抜けずの乱射でも致名症を与えられ なかったらしい。く慌て 銃を打ったが丸は奴の核を破壊するには なかった。立する僕にディセラクターが 反撃してくれ。まずい とっさに盾で受け止めたがその腕が ビリビリとしびれた。 前回戦った時よりなぜか強くなっている。背後のカフちゃんたちが怯えた声をあげる。 あ、大丈夫?勝てそう。 あれなんかな?こっちに来たセラクターはなんかしたんかな?強くなってるって。 思ったより簡単にはいかなそうだ。でも手立てはある。 手立てって カフちゃんに出会って直感したんだ。君には僕よりもずっと強力な魔法の力があるって。 悪意によって歪んだ世界を浄化する不思議な歌の力がね。 いや、少年私はカフと一緒に育ってきたけど、この子にそんな力はなかったわよ。 それはそう。そうなるのが普通だよ。 そ、そうだよ。私はただ歌が好きなだけで。そう話間か間にも敵は追撃を繰り出してくれ。 [音楽] それを必死で紡ぎながら防ぎながら彼女に続ける。自分の限界を決めちゃだめだ。できると信じるんだ。岡じて 君の歌声には魔法の力がっている。絶望を駆逐し希望をもたらす力が。その歌を聞けば僕はもっと強くなれる。どんな怪物だって倒せるほどに。カフちゃんがまだ魔法に目覚めていない以上僕を強化したりチしたりする効果はないだろう。 それでも僕は彼女の歌声をせにあらゆる強敵を倒してきた。カフちゃんがまだ知らなくてもそれは紛れもない事実。そんな僕の思いが伝わったのか彼女が意を消したように。 う、歌うって何を歌えばいいの? あれは2 周目だと分かってるけど、この世界は 2 周目だとは認知してないから、単純にやっぱカフちゃんの力が目覚めてなくて歌を聞いていないせいだと思うみたい。さっきの声を聞くに奴はどこにも行けない塞則感と寂しさから生まれた。その思いを浄化するような歌がいい。 例えばそう、その孤独を組んであげつつ未来に向かわせるような歌はどうかな? 未来に向かわせる歌か? あ、じゃあこんなのはどうかな? すっごい誘導してるけど、それを毛なぎに受け止めてくれるカフちゃん優しい。促されるまにカフちゃんはリズムを取り始める。それにこせるようにどこからか戦立が流れ始めた。 お、バトルだ。キムキム。キムキムじゃない。何この曲?どこから? それはそう。これもカフちゃんの力の 1 つ。彼女の思いが音に変わってるんです。 始まりますよ。妖怪 愛した理由も忘れちゃ家気味の出てない ちゃてたのスライ なっている自分だけ傷ついたつもりで悪い のは誰かだと思って足が抜けて落ちても きつかない 夢や人は何だっ やりたいことはだった。ここが僕を持って いる。 てしさも悲しみも泣けば夜がちょっとラグやめてちょっと今ついたよ慰めなんてなかった生きる意味ばかり優しそうがったあなたの涙を見 [音楽] て笑えたら今更知らなかった福がないで 眠り捨てた卒業所が 待ってたどこくらい すごい少年マジでじゃんか ちゃんそのまま歌い続けて君の歌には敵の 悪意を浄化する効果がある。 かせてこうなったらとこと歌うから 人生に信じて歌っていいぞ反抗だと止まれた子供たちは復讐に走りにすがるけと大人たちは歌う歌いがある気づけばれ落ちる雨がった理由も好きな歌めちゃったに響くのは物ば [音楽] [音楽] [音楽] それなのに人が恋ってあなたへの気物だけ今も終わらない。 うわ、なんかやばそうだよ。大丈夫です。エリカさんもカフちゃんも僕の後ろカも たらあと僕はだろうか。 え、 画面の中であなたに会えたら思い出すのがばかりだ。 あのりこんな大人で我慢できたら苦んて知らなかったらこれは昨日カでった配信でやってな [音楽] 服が夜空になってた。過去た。これってチャンス。大チャンスなんじゃです。一気に行きますよ。 よっしゃ。やったでしょうね。たちゃえ。さんが盛り上がってる。 はあはあ。 よかった。ミスなかった。今のちょっと見 にくかったよ。 デト様です。ありがとう。姉ちゃん元気 やった。 これででも未来が食わるってことよ。な ちゃんが生きてる。 貯金ゴルシよくやったな。あれちゃすごく ね。 めっちゃ反射神経良いと思う。反射神経な のかな? 僕の攻撃が今度こそ敵の確を破壊する。 するとテセラクターの体が淡い光に包まれ た。 わあ。 怪物が光に包まれていく。これが君の言っ てた歌の力。そう。この怪物は基本的に 富士だけど、カフちゃんの歌にはそれを 浄化して消滅させる力があるんだよ。 ぶっつけ本番だったけど成功した。さすがだよ、カフちゃん。 え、いや、私は夢中で歌っただけで ちょっと照れてる。可愛いね。照レ臭そうに俯く彼女を光は強さを増していく。連クルとかギリまだあるちゃうから。ギリとかじゃない。 [音楽] 23 ちゃだからね。反応できますわよ。かいいんだかちゃん。 そしてその光が弾けた瞬間テセラクターは 消滅し空間が解除された。 景色が僕らの目の前に広がる景色が紋用が 消えて色も変わった。書籍感本来のものへ と戻る。歌に集中していたカフちゃんが その風景の変化にはと息を飲むのが分かっ た。 さすが天才か姉ちゃんってそうだよ。私たちここから出られるんだ。 未来が変わったぞ。 カフおいで。 カフちゃんがエリカさんの元へとか駆け負って姉妹揃って割れた窓に向かう。差し込む夕やに手さ照らされた 2 人の顔にはこれ以上ないくらいの喜びが浮かんでいた。特にエリカさんなんか今にもカフちゃんを抱きしめて踊り出しそうな勢いだ。 え、全然踊り出してもろて。 外だよ。カフはあ。あの時はこうならなかった。でも今度こそやったんだ。 あの時には見られなかった。もう 2 度と見られないはずだった姉妹の姿に僕もまた心の中で喜びを噛しめる。するとそこへ 2人が呼びかけてきた。 ほら少年も行こうよ。こんなとこさっさと出よう。 そうだよ。早く早く。お、うん。 あ、木さんいらっしゃい。ごめん。これってね、そう。エちゃんも救えたんですよ。あれちゃはました。 [音楽] 2 人に呼びかけられるまれた窓を通り抜けて外へ出る。その途端気を含んだ僕の体を包み込んだ。だけどその暑さは僕たちが無事に帰ってこられた。 何よりのおかしいでもあった。 すごいよ。君の言う通りにしたら本当に書籍館から出られた。 あの怪物もやっつけてくれたし本当君にはいくら感謝しても足りないわよ。い いえ、3 人で無事に出られてよかったです。本当に本当に良かった。 笑顔で感謝を伝えてくれる 2 人に僕はそれだけ返すのでやっとだった。 だけどエリカさんの無事を喜ぶ気持ちで いっぱいになった胸に爪の先で引っかいた ような疑問が散らつく。 かほちゃんの歌が変わったのはどうしてな んだ?物語の流れの細部が違うくらいなら 僕だってそこまで気にしなかった。実際僕 が気づいていないだけで僕が経験した流れ と違う部分もあったはずだ。だけど浄化の 歌は細部じゃない。そこに込められた思い は1つ1つの大事なものなのはず。まさか 悲劇を食い止めただけじゃなく物語の流れ が大幅に変わり始めているのか。 [音楽] 一瞬愕然としたけれど考えてみればそれも 当たり前だった。最初の旧神隠しは無事 解決しエリカさんを生き残った。だったら そこから先の流れがあの時と同じになる わけがない。 だが違うのも当然だ。1局1 局に思いが込められているなら状況が噛まれば込める思いだって変わってくれ。でも本当に流れが変わり始めたんだとしたらこれから一体この物語はどうなるんだ? 浄化の歌の変化を乾切りに物語はきっとすでに未来ん未知の未来へ突入しているなら僕たちを待ち受ける運命も大きく変化していくはずだ。問題はどう変化するのか。そう考えているとカフちゃんが声をあげた。 そうだ。晩御飯ご馳走するよ。私と姉ちゃんを助けてくれた俺。 もちろんだね。食べてきなよ。少し年。 でも昨日もご一緒させてもらいましたし。 何言ってんの?君は私たちの命の御人なんだよ。ご馳走くらいさせなって。 そこまで言われると遠慮するのは帰って失礼な気がする。 じゃあお言葉に甘えてご馳になります。 するとパッと鼻咲くような笑意味を浮かべてカフちゃんが僕に聞いてくる ね。なんかこれ食べたいってものはある。 ああ、なんだろう。え、でもかちゃんポトフが得意ってことは煮込み料理が得意なんかな。肉じがとかどうそうだな。ああ、な、何でもいいわ。嫌われますよ、これ。皆さん何食べたいって聞かれたら具体的に答えますね、皆さんね。ポトフが食べたいです。 ポトフが食べたいな。 ポトフ?もちろん大丈夫だけど。君はそれでいいの? [音楽] うん。ポトフがいいんだ。カフちゃんのポトフすごく美いしかった。何でもいいよ。が一番困るんだよ。うるせ。そっか。 あ、出れてる。嬉しいね。嬉しい。 [音楽] 言葉をつまらせたかちゃんが口元を抑えて目をさらしおじさんありがとう桜木さんするとエリカさんが楽しそうに似りとはなっ 殺し文句だね。意外とやるね。 せやろ。惚れてもいいやで。かちゃん な。何のことですか? 気にしない。気にしない。じゃ、腕によりをかけて作らないとね。ガフ えか姉ちゃんは気づいている。 うん。 そうして3 人で家に着きながら僕は改めて幸せを噛しめる。前の時は叶わなかった 3 人揃っての書籍官からの帰り道。その光景が今まさにここにある。そのことがたまらなく嬉しくて胸の奥がちわりと熱を持った。 流れが変わったことは気になるけど、今だけは少しくらい勝利に浸っててもいいだろう。 日が落ち切った帰り道は少しずつ涼しくなっていく。 それが今は実際以上に心地よく感じられた。でもエリカ姉ちゃん公認じゃないもん。これかフちゃんのポトフやっぱりすごく美味しいよ。 ありがとう。 2 人の部屋でポトフをご馳想になっているとふとエリカさんが訪ねてきた。 そういえば曲作りの方の調子はどうなの? あとは2 番以降の歌詞を詰めれば完成かな。 [音楽] 可愛いんだ。前は泣いてたからな。笑顔で良かったな。順調ですよ。 1 番なんて聞かせてもらうところまでできましたし。 ならよかった。復興祭まであと 9 日。悔いを残さないように頑張りなさいよ。 そっか。エリカ姉ちゃん生きてるから復興出る未来になるのか。 1 番ラストは復興出んのかな?え、ちょっと楽しみじゃん。 笑顔を守れてよかった。本当に頑張るじゃん。 あ、そうか。 カフちゃんが頷くのを見てふと気がついた。これまでの物語で彼女が旧セラクターをぶっつぶすと決意したことには香さんの死が大きく関わっている。それが回避された以上、今のカフちゃんには旧解決へ積極的に動くための同機がない。だから復興祭の方が大事なんだ。曲もそのために作ってたんだし。そっか。 え、そしたらみちゃんたちに出会う未来なくなんのかな?待てよ。そうすると どうかしたの? うお、ごめん。なんでもないよ。 それならいいけど。 いやあ、でも良かったわ。カフがあの怪物のことを調べるとか言い出さなくて。 [音楽] エリカさんの言葉に僕は一瞬キッとした。だけどカフちゃんはまさかと首を横に振る。 もちろん気にはなるけど、今は曲作りの方が大事だし。 そりゃそうよね。今年は少年もいるんだし。そんな 2人のやり取りを聞き流しながら僕は 1 人試案する。カフちゃんに旧解決へのモチベーションがないならこれからどう動けばいいんだろう。確かになあ。 1人でリネちゃんとこ行こう。 ともあれポトフをご馳想になり、お礼にお皿洗いを済ませた後、少し確かめたいことがあった僕は早々に自分の部屋へ戻ることにした。カフちゃんエリカさんごちそうさでした。僕はそろそろ帰りますね。 ゆっくり休みなよ、少年。 あ、待って。 玄関のドアのブに手をかけたところでカフちゃんが声をかけてきた。え、何?何?なぜか夜けにそワそわしているように見える。告白。 告白 明日なんだけど 2 番以降の歌詞を詰めるの手伝ってくれる? デイトのお誘いですね。もちろん。 うん。もちろん。最後まで付き合わせてよ。それとカフちゃんはほっと息を吐いて笑を浮かべた。あは、断るわけないじゃん。なんでそんなに心配だったんだろう。 ありがとう。じゃあまた明日。 あ、ホ村さん、YouTube からいらっしゃい。もう1回してってね。 たあ、落ちた。ありがとう。さぎさん。 いやあ、明日もデートだ。忙しくなるぜ。 うん。またね。 だ、そうね。そうだ。そう。一緒に行った 。だからこれで関わりがなくなっちゃうん じゃないかと不安になったかちゃんですよ 。勇気を持って誘ったわけ。いいよって 言われて。ほっと。あは。一緒にいたいん だ。あん。あるちゃんと一緒にいたいん だって。かちゃん。あるちゃんと一緒にい たいんだって。 僕は2人の部屋を後にし、自分の部屋に 向かった。 ん よい子。 部屋に戻ると僕はベッドに腰を下ろして人息ついた。頭を壁に預けて少しぼっとする。つかつかのこの夜に聞いた泣き声は今のこの夜には聞こえてこない。 あの時はカフちゃんと背中合わせに泣いたんだったっけ? その時に比べればカフちゃんを取り巻く状況はかにいい。でも気になることもいくつかある。僕はスマホからデムコードを開くと上つき市旧 [音楽] 考察サーバーにアクセスした。 でも昨日迷子になってたのはエビさん。 たくさんの書き込みの中からこれまでの 物語で解決してきた旧の名前を探す。 おっと。1番街に現れる寝鬼没の殺人鬼の 謎。クライベイビー。2番街で起きた集団 失踪事件と裏社会に潜む犯罪組織の謎。 台風の3番街で起こる死者の声が聞こえる 怪奇現象の謎。パパンドラコール。 ミラージュコードはないけど、そもそも あの9が発生するのは確かこの翌日。7月 24日の夕方だ。つまり今まで解決してき た9は全て復活していると考えていい だろう。それだけじゃない。町を案内して もらった時に見かけた魔女の娘たちの様子 を思い返す。 問題は9だけじゃない。あの子たちは みんなそれぞれの問題を抱えていた。 そしてこのままだとその問題は解決しない まま進んでいくことになれ。 そうなんだよな。平行社会でさ、言ったら 同じ時間塾で解決してたやつ。どうするん だろうね。あれちゃ分裂するわけにもいか ないしね。リメちゃんはお父さんと対立し たまま単心クライベイビーを追うことに なるだろう。 はるちゃんはバリスのみんなを復興化に 拉致され、その事件に1人で挑むことに なるだろう。 かちゃんは異世界級最団の儀式の生贄にさ れて湖のほりで命を落とすだろう。 そしてコさんは1人で廃墟地帯を彷徨って きっと記憶を取り戻すこともない。 しかもその過程でセラクターに殺される 可能性だってあるのだ。魔法に目覚める ことができればそこらのテセラクターから は身を守れるかもしれない。だけど彼女 たちの近くにはそれぞれる強力な テセラクターがいる。 あの怪物たちはとても彼女たち1人で対抗 できるような相手じゃない。 でも今のカフちゃんは何も知らない。 こんなことを話したって絶対困惑される だけだ。僕だけでなんとかするにしても 1人で全ての外をカバーはできない。どう すればいいのか僕はにくれる。そこで ふとあの少年のことを思い出した。そうだ 。るなら [音楽] 勝ってコさんの仲間としてセラクターに挑み、僕らにも戦い方を教えてくれた彼。僕を導いてくれたあの少年ならきっとこの不可な状況に対しても有要な助言をくれるはずだ。これまでの記憶から考えると彼はこの時間は公海道の辺りにいるはずだ。行かなきゃ。 明日なんて言ってられない。一刻も早く Lに会って確かめないと。 いても立ってもいられなくなった僕は部屋 を飛び出して公開へと向かった ね。ここしか行くとこないなら選ぶ必要 あったかな。上つ騎士 のゲームつもし選択肢1個しかないのに 選ばし静まりっ た夜の団地をか駆け抜けると背後で彼女 の声が聞こえた。 おい、こんな時間にどこ行くの?振り返ると断地の窓からフが出していた。ちょっとそこまで物語が変わりつある以上、ウカウカしているとエルの居場所も変わってしまうかもしれない。カフちゃんに申し訳なさを感じつつ道に急いだ。しばらく走ると道が見えてきた。 めいちゃんトトトロってこと? 鍵の壊れた扉からハイビルの中に足を 踏み入れる。前とは違い僕は1人で階段を かけ上がっていった。 そして屋上にたどり着くと夏の夜を背に あの少年が経っていた。夜じゃない夜だ。 木さんの帰りに言ったんかもしれ。 お前はエルくれた。 彼は実態のある人間じゃなくて幽霊みたいな存在だ。だからもしかしたらって不安は正直あった。あ、かなりるさんいらっしゃい。こっくりしてってね。ちみたんさんありがとう。でもそれは記由だった。これまで何度も僕たちを支えてくれた彼とこうしてまた会えたんだ。 [音楽] 安心したよ。やっぱり君も蘇ってたんだね。 蘇って。っていうかお前は誰だ?俺を知ってるのか? それはそう。 うん。ちょっとわけがあっていきなりなんだけど君に聞いて欲しいことが。 彼に状況を説明しようとした時僕は前に Lに会いに来た時のことを思い出した。 そうだ。ここは確かデカルドも潜んでいたはず。 そう思った時出し抜けに周囲の空間にノイズが走る。 はあ、閉じ込められちゃった。同時に夜空に妙な紋用が浮かんだ。それは見る間に広がり、夜を覆っていく。そして巨大な影が中に浮かんだ。カルどうだ? 来たか。お前も運が悪かったな。 どのカフちゃんいないよ。 L がく間にも影は徐々に実態化していけ、海空間を拡大していく。 まずい。カフちゃんがいない。 今副空間が完成してしまったら きっとと言いつつかフちゃんが実はこっそりついてきててみたいな展開ない?増加を行えない以上倒しても副海空間から逃げられなくなってしまう。ああ、感じしちゃった。そう考える間にもデカルトが実態化していく。 カルド ならば今僕がすべきことはあ、いや、逃げるという選択肢短期決成に挑み挑んだって化できないでしょ。慎重に戦った時さばないという選手ほしいといち選ばなかったけどあげ逃げる。 え、選ばなかったら逃げるんだと思ったん だけどな。あれちゃな。 リカルトとどう戦うべきか迷う間に不快 空間は完成してしまった。つまり僕たちは もう そんなせっかくエリカさんを助けられたの にこんな形で僕がもっと早く決断できてい たら 絶望が心を満たしていくのを感じながら僕 は膝をついた。え、これゲームオーバーの 流れ。嘘じゃない。 放たれたり包帯がいつの間にか目の前に 迫っていた。 嘘じゃん。 だってさ、 逃げるという選択肢 あると思うじゃん。 あったじゃん。だって選ばないという選択 肢が勝って ひどい。 聞いてない。 え、もうこっからになっちゃうの?やばえ。最後に何これ?やばい。入れかねえちゃん戦いてずしてな。ああ、選んだ後からしか行けないんだったらもうしょうがねえじゃん。プロローグからだって。 選択肢1個はスピ スキップ用のためあ、なるほどね。わ え、バトルとかどう でもロードだからあれなんだろうな。 もう1回あのおゲやらなきゃいけない気が するな。 ね。 部はこまめに今までそんな必要なかったからさ。 [音楽] ねえ、まさかじゃん。え、飛ばしすぎないためのね。 なんかいとこ戦たこれなかったかな。え、でもセーブロードしかなかったよ。み込めタイトルから。あ、あるわ。これか。 やったね。 こんな さっきのとこまで飛ばしまして。はい。お めでとう。ありがとう。バトらなくて よかった。 ほんでここで常戦い短期決成短期決成戦をでもそう考える僕の脳りにいつかシエルさんが言っていた言葉がった。 不可空間が発生する時は全長として空間にノイズが発生しますからノイズを見た瞬間にその場から逃げ出せば閉じ込められることは避けられます。 そうだ。これで逃げようと思ったんだよ。 てそう不会 空間が完成する前に脱出すれば逃げること ができる。ならばその法用で不快空間が 完成する前にテセラクターを倒せば 閉じ込められることを避けられるはずだ。 あ、そういうこと。逆にね。 勝負は一瞬。一撃でデカルトを倒す。右腕 を武器化させた僕は迷いなくデカルトへ 向けて突進した。狙うのはただ一点体内の 核だけだ。思い出せ。さんとの物語で得た 力をあの時の鋭さと速さと熱を はい、12秒。 え、 今隠しちゃうんだ。あの時間の中で感じた 熱にも似た感覚が僕の全身にそして右腕の 刃に満ちていく。 同時に僕の服装は黒いジャケット姿に変化 していた。これなら デカルトが立体を放つよりも先に僕は跳躍した。完全に奴の巨体が見える。そこに全力の刃を繰り出す。しするとビキという確かな手応えがあった。え、 ダ末マの悲鳴と共にデカルトが崩れ落ちる。 え、通し切ったの? 完成前だった不会空間はやつの劇にこう するように解除されていった。え、でも デカルト自体はいるのかな?どうなん だろう。よし、倒した。浄化はできてない けど。やっぱできないんだね。Lと 落ち着いて話す時間くらいは確保できた はずだ。僕の戦いを見ていたLが驚たよう に。 お前なんでそんなに強いんだ?テラクターと戦い慣れてるように見えるけど。 実際に戦い慣れてるんだよ。僕はここに来るまでに何体ものテラクターを倒してきた。少なくとも僕自身は早記憶している。どういうことだ? 人生に 詳しく聞かせてくれ。 ああ。イブかしげに訪ねてきたエルに僕はここまでの状況を説明することにした。僕はこの町の外から寄ってきてカフちゃんと出会った。 そして一緒に過ごすうちにテラクターと魔法の存在を知ったんだ。というか君に教えてもらった。 俺に。 L は意外そうな顔をした。やっぱり彼も記憶がないらしい。うん。君にね。それでこの上つ騎士に潜む全てのテセラクターをぶっつぶそうとカフちゃんと決意してそれぞれの外国にいる魔女の娘たちと出会った。そして彼女たちに関わりのある 9 に挑み解決した。だけど同時行で解決したわけじゃない。 何度も同じ期間を繰り返して 1つずつ順番に解決してきたんだ。 同じ期間を繰り返して。 眉毛を寄せたエルに僕は説明を続ける。 そう。君と別れた後僕たちは 4つの9から挑むべき1 つを選んだ。そして選んだ 9 を解決するために僕たちはまた旧を選ぶ面まで戻っていた。そんなこと今まで気づきもしてなかったけどね。僕も相棒のカフちゃんもそんな自覚は一切なかった。 なるほど。 それで今は 最後の9 ミラージュコードを解決したと思ったら今度は大幅に時間が戻りカフちゃんとの出会いからまた始まったんだ。その少し後まで繰り返してきた物語の記憶が一斉に蘇った。それで繰り返しを自覚できたんだけどなぜ繰り返しが起きているのかは全くわからない。まるで僕だけが記憶を持ち越して時間がループしているみたいだ。 そこまで一気に話をえ、僕はため息を吐く。 エルはしばらく僕のことを見つめた後、静かに口を開いた。 ループね。熱力学第 2法則って知ってるか? 知らない。 熱力学 エネルギーと時間の関係について解いた物理学上の法則さ。簡単に言えば時間は前にしか進まない。過ぎ去った過去には決して戻れない。 [音楽] それがこの宇宙の絶対的なルールだよ。 あ、なるほどね。 それが破られれば宇宙そのものが成立しない。何もかもが不可快なこの町でもその法則は変わらないはずだ。 つまり時間がループしてるわけじゃないってこと。でもだったら何が起きてるって言うんだ? 得るなら何か知っているかもしれない。 真実そのものじゃなくても何かそれにつがるヒントのようなものをあるいは僕が見落としてしまっている何かに彼なら気づいてくれるかもしれない。そう思ったのだが 申し訳ないが俺には分からない。物理学の知識は多少あるが専門ってほどでもないからな。 [音楽] そんな君にも分からないならどうすれば お前自身の手で解き明かしてみるといいさ。これも未発見の 9かもしれないぜ。 今までいくつもの9 を解いてきたんだろ。きっとお前なら真実にたどり着けるはずさ。 ええ、これあれじゃのこのループループがもうそもそもなんか別のやったってこと?そういうこと?実はある自体がこう自己を旅するテラクター長はエルがそう言うと彼の姿がゆっくりと消え始めた。 [音楽] おっと。 そろそろ時間のようだな。悪いが俺はここで退場させてもらうよ。 そんなもうお別れなのか? 伝えられることはもう全て伝えたよ。ここから先はお前の物語だ。 え、つの間にあ、あれ?え、 L、 この話でもう後悔ないの?あ、デカルト倒したから。いや、でも浄化して。う、 頑張れよ。 俺は影から応援してるぜ。 え、デカルト倒したからしたんじゃないの?エルはまだ倒してないよ。で、カルとまだ生きてるよ。エルは総みを残し、酔い闇の中に消えていった。 エル? 答える声はもうなかった。残された僕は屋上に 1 人む。エリカさんは生きていて、僕は以前よりもずっと強くなっている。デカルトも核を完全に破壊したからしばらく復活はしないだろう。 いくつか問題はあるけど、状況は確実にいい方向に向かっている なのに。この胸騒ぎは何なんだ?モヤモヤした気持ちを抱えたまま僕はその場を後にした。考えを整理しつつ歩き団地に戻ってくる。何か異様なことが起きているのは確実だ。心がざわついて仕方ない。 魔女の娘のみんなのことをどうすればいいかも。結局答えが出てないし。 どうすればいいか考えながら帰る足取りは勢もむしろ重たくなっていた。そうして団地近くまで来たところで僕はカフちゃんが 1人でいるのを見つけた。 あれ?カフちゃん。 あ、帰ってきた。 これ心配でさ。これ心配で待ってた。あ、やったやった。どうしよう。僕に気まつくとかほちゃんはパタパタとかけ寄負ってくれ。 どうしたの?なんでこんなところに 君が帰ってくるのを待ってたんだ?なんだか焦ってどこかに行ったみたいだったから気になってさ。 [音楽] いやあ、どうしよう。うん。付き合う。 晩御飯の時もぼっとして何か考え込んでる感じだったし。 心配かけてごめんね。付き合おう。 あ、ごめん。 気遣うようなカちゃんの差しに僕は思わず目をそらしてしまった。 怪物とか不思議な力のこととか君にも色々事情があるんだろうなっていうのは私にも分かるよ。 [音楽] おした。ありがとうござ でも1 人であんまり考え込むのはダめだよ。 その前でそれは 2 人きりの時に言うじゃない。あだもこんなだってもうかほちゃん惚れてるやろ。ありちゃんにもうこれは惚れてるで。惚れてなかったらまとらへん。 [音楽] はあ。そう、そうなんやけど大事なことだから。 でも ちゃう 何をやってるんだろう僕は。状況はいい方向に進んでいるなんて思いながら結局彼女に心配をかけてしまって情けなくて黙ってしまった僕にだけど彼女は微笑んでくれた ね。 よかったら明日エリカ姉ちゃんと一緒に遊びに出かけない? 2人きりがいいな。 姉ちゃんを助けてくれたお礼もしたいし、この町には他にも色々見所あるしさ。 え、でも明日もかちゃんと 2 人きりで歌作りをするデートないはず。ま、リスキか。かちゃん不に目頭が熱くなるのを感じた。 [音楽] 目元を抑さえ溢れそうになったものを仕留める。復興祭も控えているのにカフちゃんも僕を元気づけようとしてくれている。その気持ちの温かさに迷子になりかけていた心が水シルべを得た気がした。 ありがとう。是非お願いするよ。 うん。任せて。 気遣いでもでもあれじゃはかフちゃんと 2人蹴るのがいいなって思うんだ。 カフちゃんの柔らかな笑顔に僕は明日だけは素直に楽しむことを決めた。色々考えるのはその後でいい。だからせめて今だけは今だけはこの平穏を 僕はそう祈りつカフちゃんと共に団地に帰っていった。姉ちゃんはそれさしてるよ。だって部屋をと出てくわけでしょ。 こんな時間にってなってるからな。そして翌朝目を覚まして身宅を整えたところでチャイムが鳴った。インターフォンのじきを取ると 2人の声が響。 おはよう。調子はどう? よく眠れたし元気いっぱいだよ。 それは何より出かけられそう? はい。つでも出られます。の朝を思い出しやり取りだった。 前に街を案内してもらった時のようなワクワクした気持ちが僕の心をふわりと軽くする。 じゃあ早速出発しよう。 うん。カフちゃんの声に頷いて僕は部屋を出た。せっかく遊びに誘ってもらったんだ。今日は目一杯楽しむぞ。少し強めの日差しの元の鳴き声が気持ち激しく響いていた。気持ち激しく響いていた。 最寄りのバス停近くまで来たところで僕は 2 人に聞いてみる。そういえば今日はどこへ? シルとかフちゃんがちょっとだけずらな印象の意味を浮かべて答えた。 今日のコースはね、姉ちゃんと 2 人で考えたんだ。行き先は出発してからのお楽しみだよ。 いたずらっこ可愛いんだから。 そっか。じゃあ楽しみにしてるね。 ドンバスが来たわね。 2人とも乗るよ。 見れば3番行きのバスがちょうどやってき たところだった。僕たちはそのバスに 乗り込んだ。 あ、本当?あれ?じゃ、今日だったかな? 昨日今日?あれ?なんかどっちかで声聞い た?今日だった気がする。気のせいかも しれない。 バスから3番街に降り立った僕たちを緑 豊かで広々とした風景が出迎えた。 ここからはどうするんだろう?農園地区だし果物狩りとかしたりしてセルカフちゃんが近くに見える森の方を指さしていった。 今日はハイキングからだよ。 まずは自然を体に浴びて気持ちをシャキッとさせるところからってわけよ。 いいですね。この間の森林薬欲も気持ちよかったですし。 そうして僕たちはバス停から離れ森へと入っていった。 住んだ空気を胸いっぱいに問い込むと自然 と気持ちがリラックスしてくる感覚があっ た。 あ、本当?多分あれかな?関東ちょっと ここ数日涼しいやからそれで住み出たのか な? そう思うと今の僕にはぴったりの場所だ。 そのうちに少し開けた場所に出るぐ日差し がまる水溜まりのようになっていた。 えりか姉ちゃんこでいいんじゃない?そう ね。去年朝ご飯にするよ。 そういえば朝ご飯はどうするんだろうって思ってたんだ。エリカさんがカレジャーシートとお弁当箱を取り出す。 [音楽] お弁当ですか?もしかして。 うん。私と姉ちゃんで作ってきたんだ。 ピクニックいいな。涼しくなったらしたいな。 あ、本当場所によんのかな?じゃあ今日昼間になんか久々にお腹み泣いてんなみたいな感じだったんだよな。ありがとう。 まさかお弁当まで作ってきてくれるなんて。 2 人の心遣いが嬉しくて僕はちんと胸のオックが暖かくなった。作ってもらった分せめて今できることは何かしようと思ってレジャーシートを引かかりや任せてもらった。 [音楽] レジーシートバッてするだけよ。 よし、それじゃあ食べよっかね。早く食べよう。 うん。だきます。 エジャーシートに腰を下ろし、僕たちはすんな森の空気を調味料にお弁当を立ち始めた。お弁当を残さず耐えらげ、僕はカフちゃんたちにお礼を言った。 [音楽] ありがとう。ごちそうさでした。 金1匹いるんだけどまだ倒せてないんです よね。あれちゃんのかでも座れてないんだ よな。今日お腹いっぱいなんかなちょっと 作りすぎた気がしてたんだけど見事に 食べったね。種残さ ず食べてもらえて私たちも嬉しいよ。 照り焼きもたくさん食べてくれたし。 まさか残すなんて考えもしなかったよ。2 人が作ってくれたお弁当はどれを取っても とっても美味しかった。 タレがよく絡んだ夏野菜の照り焼きと甘酸っぱいハニーマスタードチキンは特に絶品だった。美味しそう。いいね。夏野菜の手にハニーマスタードチキンも美味しいやつ。 [音楽] [音楽] そうだ。少年。お弁当色々入れてたけどさ、どれが 1番美味しかった? カほちゃんの愛情。 1 番ですか? そうですね。 はあ。はあ。セーブしとこう。怖いから。 もうゲームオーバーになることはないだろうけどさ、この選択肢のところで。カフちゃんはえ、でもてり焼きさ、照り焼きについてさっき喋ったから多分カフちゃんは照り焼きの方が自信あるんだと思う。夏野菜の照り焼きですね。 [音楽] なるほどね。良かったじゃん。花粉。はあ。 [音楽] ああ、顔がばっかでそっか。照り焼きも 食べてくれたってさっきかほちゃんが言っ たから、つまりかほちゃんは照り焼きに 自信があったわけですよ。あれちゃんは そんな少しのところも見逃さない。ふう。 カフちゃんが一瞬となった後、小さくんだ 。あれかちゃんが作ったやつだったんだ。 あ、うん。ちゃんとできてるかちょっと 心配だったんだけど。あ、可愛い可愛い。 ほら、私ポトフ以外はいまいだから。 いまいだなんてすごく美味しかったよ。いや、だっていや、だってもう可愛いやん。だちな。 そっかよかった。 は、 頑張って作った会あったんじゃない? はニカムカフちゃんになんだか考えぶ課に頷くエリカさん。 そんな2 人を見ているとなんだか胸がむくなってしまう。 えっと、ありがとう。そのゆさに促されるように僕はカフちゃんに改めてお礼を言った。 さてお腹も膨れたことだし次は街で遊ぼうか。 森をぐるっと回ってバス停へ戻った僕たちはそのまま 1番が行き延ばせへ乗り込んだ。 僕らが次にやってきたのは1番外のレガ 通りだった。リメちゃんとの物語りで訪れ た時と同じでやっぱりすごく綺麗で おしゃれな通りだ。そんな通りに面し たファッションのお店に僕は連れて行かれ ねえか。これとこれならどっちがいいと 思う? こっちの方がいいんじゃないかな。そして 2人の主にエリカさんの手によって着世界 人形のようになっていった。 あの服なら配球に一通り。 何言ってんの?少年もおしゃれくらいしなきゃ。 配給の服も悪くないんだけど地味のがちょっと多いんだよね。ね、君はどんなのが好き? [音楽] カフちゃんの好きなやつが好き。 服の好み?考えたことなかった。あまりそういうことは意識してこなかった気がする。それどころじゃないこともかったし。それとエリカさんがきらりと目を輝かせていた。 安心しな。少年。好みが分からないなら私たちがいい感じの選んであげるから。 エリカさんのリードです。これで多分カフちゃんに選択肢を出してカフちゃん好みの服装になっていくということですね。ん、まった。動かないよ。よろしくお願いします。 そのままさらに何着か試しているうちに 2人の見解が一致する1 着が見つかった。白のカットソだ。 これいいんじゃない? うん。私もいいと思う。君はどうかな? もし好みじゃなかったらまた別の選ぶから素直に言いなよ。 2 人に促され僕は鏡に映る自分の姿を見た。 あ、これはなかなかかっこよくていい感じかも。 じゃあ決まりね。すいません。 エリカさんがずっと色々お勧めしてくれていた店員さんに呼びかけるあるよあるよと言う間にそのままえかさんがお会計を済ませてしまった。ちょえエリカさんいいんですか? いいのいいの?少年たらイケメンなのに飾り気がないからちょっともったいないって思ってたのよね。 イケメン 思っても見なかった言葉に僕は顔が一瞬熱くなるのを自覚した。 何言ってるんですか? 照れるな。少年 ね。カフもそう思うでしょ。 え、えっと、せ、せっかくだからこのカットを着てこうよ。 照れてるね。可愛い。髪長くて片しか見えないし。中二病みたいなになってたけどイケメンらしいわ。 思いっきり話をそらされな。あ、ちょ、ちょっと気になるな。 だけど自分から聞くのも気が引けて答えは聞けないま僕たちは店を後にした。も言わねえってことはま、イケメンだって思ってるってことさ。はへは。それから海岸まで足を伸ばし、波内際で裸になって海を感じた後、お昼ご飯を食べに 2番街まで足を伸ばした。 こないだは行けなかったけどいい店あるのよね。 バリス、バリス。そういうエリカさんに連れられて向かった先はるちゃんとの物語で多くの時間を過ごしたバリスだった。バリスのみんなが元気な姿で店内にいる。その事実に胸から込み上げてくるものを僕はぐっと来らえた。それでも懐かしさは抑えがくて思わず店内を見ます。 [音楽] [音楽] 彼ちゃんはいないみたいだけどお休みだろうか?カフちゃんがメニューを見ながら僕に支 おしゃれで素敵なお店だね。店員さんの制服も可愛いし。 うん。本当にね。 バリスで食べた中華料理に僕はお腹も心も満たされたのだった。それから僕たちは中心部に戻って索を続けた。 あ、これずっと聞きたかった曲だ。 古めの音楽ショップでカフちゃんが 掘り出し物のカセットテープを見つけたり 、ゲームセンターへ行ってエリカさんに 応援されながらカフちゃんと協力プレイを したり そのうちあっという間に夕方になっていた 。そろそろ帰ろうとゲームセンターを出た ところで店頭に設置されていたくじ引きの 機械が目に入った。せっかくだし1 本ずつ引いてく。賛成。 3人で1本ずつ引いた結果は僕とエリカ さんが残念。そしてカフちゃんがちょっと いい賞の先行花火だった。本当にちょっと いい賞だ。 帰る前のお楽しみを手に僕たちはゼロ番街 へと戻った。 ゼロ番街へ戻ってくる頃にはすっかり日が くれていた。それでも昼間の名残りのよう にまだ少し暑い。 エリカさんによるとゼロ番街の公園は花火 が許可されているらしい。いいな。 なかなか今花火許可されてる公園少なく なってるもんね。 あと光ってさ。すがバケツやロソを調達した後僕たちはそのまま付近の公園たちを [音楽] 私喉乾いたからその辺の自販機探してくるわ。 2人で始めてて。 これはエ莉カさんのアトなのでは? はい。 お言葉に甘えて僕たちは 2人で先行花火を始めることにした。 先行花火が静かな音と共に火バを散らし始めた。柔らかな火バの光が僕たちの手元では弾ける。 綺麗だね。 綺麗だね。君が うん。先行花火ってなんかじっと眺めたくなっちゃうよね。 目を離しちゃうとその間にポトっと落ちちゃいそうだもんね。 でも僕は君から目が離せないけどね。 それはあるかも。 静かに弾ける先行花火を眺めながらそういえばとかちゃんが言った。 先行花火だけじゃなくて他の花火もやりたいね。復興祭が終わったらまた一緒に花火やろうよ。今度は他にも色々セットになったやつ買ってさ。 あ、僕あれやってみたいかも。ほら、スパーク花火で絵を描くやつ。 え、やばくないよ。 あれ楽しそうだよね。 私もやってみたいな。 [音楽] なら2人で1 つの絵を描くのはどうかな。で、エリカさんに写真撮ってもらったりして。 それいいかも。 そんなやり取りをしているうちに徐々に小さくなっていった先行花火がつりと落ちた。 あ、落ちちゃった。 次のやつへ行こうか。 火もらってもいい? うん。どうぞ。ええ、選んでください。これしかない。 ほら、もちろん過去のハート以外ないよ。 夏だしさ。海も行きたいよね。 海なら今日もあ、海水欲。 そう、そう。 あれでもカフちゃんって確か あ、今泳げないんじゃって思ったでしょ。 あ、ちょっとぶっとしたかい。ズ干しを疲れ僕は少し返事に詰まった。カフちゃんがちょっとだけ迎る様子が先行花火のおかげでよく見えた。 ごめん。つい まあ泳げないのは本当だしね。でも浜辺で遊ぶくらいはできるじゃん。 確かに今日みたいに浜辺歩き回るだけだとちょっともったいない気もするしね。 だよね。 だよね。 カフちゃんはちらりと僕の方を見る ねえ。君は [音楽] 何な? なんでもない。 何気になるじゃん。カフちゃんはどこか慌てた風に花火へ視線を戻した。 何か言おうとしてたみたいだったけど何だったんだろう。 かほちゃん火もらっていい? うん、もちろん。パチパチと音を立てる火鼻を僕たちは 2 人静かに眺めた。ふとカフちゃんが僕に呼びかける ねえ。今日は楽しかった? うん。すごく楽しかった。 そう答えることに僕は何の迷いも抱かなかった。 するとカフちゃんの優しい笑い声が聞こえてくれ。 それならよかった。 ホエムカフちゃんを先行花火のほかな光が照らしていた。柔らかくて温かな光の中に浮かぶ彼女の笑顔はとても綺麗でこれつからギャルゲになりました?不印に心臓が大きく跳ねたような気がした。 あ、あれかちゃんって こ、こんなに可愛かったんだ。いやいや [音楽] ラブロス 途端に顔の辺りがいや、それだけじゃない 。体の芯の方が熱くなってくるのを感じた 。心臓の鼓動が次第に大きく早くなって いく。なんだかカフちゃんの顔を見てい られなくなって僕は思わず自然をそらした 。 なんで今までずっと気がつかなかったんだろう。おしたっぱりこさ 分かってる。今まではずっと共に急に挑む相棒として見ていたからだ。だけど今回はまだそうなってなくてだから [音楽] [音楽] どうしたの? 可愛い。 え?いや、なんでもな。あ、慌てた表紙に花火がポトリと落ちた。 そこへボトルを抱えたエリカさんが戻ってくる。 2 人ともそろそろお腹も減ってきたでしょう。帰ってご飯にするよ。 エリカさんは絶対わざと遅く戻ってきてます。これ はい。 エリカさんの言葉に立ち上がった時だった。お腹が締めつけられるような強烈な空腹感が僕を襲った。 そんなにお腹空いてたかな? やだよ。 心の中で首を稼げながら僕は2人と一緒に 花火を片付け講公演を後にした。 晩御飯の買い出しを済ませ僕たちは帰り道 を行く。お腹空いたね。うん。1日遊んで たからもうコペコだよ。たくさん遊んで お腹が減る。健康的でいいことよね。 テセラクターのことなんか考えず 3 人でのんびりと家地を歩く。かつて守ろうとしてだけど守れなかった日常が今ここにあった。たえ再びテラクターにどぶまでの塚つの間の幸せだとしても今はその喜びを悲しえていたい。 いやの間になんかさせない。 心の中で決意を新たにしたその時だった。 キラン。目の前にそびえる高道の屋上で何かがひらめいたような気がした。特徴的な光を放つガラス玉のようなものが。あれじゃない?赤井さんがスナイパーで狙ってんのかもよ。 今のってまさか どうしたの? 直感に背中を押された僕はカフちゃんの声に答えないまビルへと書き込んだ。 そのまま屋上までかけ上がる。 L するとあるものが屋上の橋に引っかかっているのが見えた。それは光輝くスノーのような物体。 記憶の卵だ。なんでこんなところに? 以前来た時には気づかなかったのだろうか。そもそも誰が残したものなんだ?そう思う僕のすぐそばでかき出し抜けに声がする。 ねえ、どうしたの?急に。 う、カフちゃん。 カフちゃんが追いかけてきていたことに僕は全く気づいていなかった。彼女は記憶の卵を見て無邪気に手を伸ばす。 あれ?何これ?テラリウム? いや、違う。カフちゃん待って。記憶の卵に込められているのは手セラクターに殺された人の記憶だ。今のカフちゃんにそんなものは見せられない。慌ててしようとしたけれど、一瞬遅く僕と彼女の手が同時に記憶の卵に触れた。 その瞬間僕らの視界が安転し、凄まじい 速度で記憶の映像が再生された。 え、 最初に見えたのは倒れている僕自身の姿 だった。えってことはこれかちゃう? わしは夕暮れ時きの音楽室。 ゆっくりと目を覚す僕に記憶の持ち主が声 をかける。 よかった。 大丈夫?急に倒れたけど。 [音楽] この記憶は僕とカフちゃんの最初の出会いの場面か。しかも視点を見るに記憶の持ち主はカフちゃんの量だった。え、カフちゃんディセラクターの?え、同揺する僕をよそにそこから先の出来事が高速で完全に明する。 ありがとう。何度も助けてもらっちゃって。 市街。 それってつまり彼は町の外から来たってことですか? 姉ちゃん以外にこんな褒められたの初めてかも。 かちゃん、これいい曲だよ。 本当?本当に? 君に出会って思たんだよ。この世界は滅びてないって。 上つ騎士の外にも世界は広がってるんだって。 アーカ者所籍官に急げ。お前たちの探し人はおそらくそこにいるはずだ。 私いいから生きて。 その手はどうしたの?君は一体 僕にも分からないけど、今は役に立ちそうだ。 自分で気づいてないのか?お前の歌声には特別な力があるのさ。 今はただ 知りたいの。この町で何が起きているのか。 前のカフちゃんの記憶だね。 来るぞ。こいつがゼロ番外最強の怪物。 テセラクター デカルトだ。 君が傷ついたら私が癒す。君の力が足り ない時は私が力を分けてあげる。 2人とも頼んだぞ。お前たちの手で俺が 守ろうとしたものを神つきしよう。救って くれ。 それらの言葉と光景が次々とおかでは消え ていく。それは今回の物語とは違う悲劇の 記憶。エリカさんを失ってしまった時の 情景。出てその終焉にとり分けはっきりし た記憶が見えた。復興の出場はお預けだね 。 せっかく歌作り手伝ってくれたのにごめんね。 [音楽] いいんだ。その前にやることができたから。 決まりだね。 私と君で上つ騎士に潜むテラクターを ああ、全員ぶっつぶす。 そして記憶の中の僕は記憶の主のカフちゃんの手を握り返した。記憶の卵が見せる光景だからなんだろうか。その時カフちゃんの心の声らしきも聞こえた。 大丈夫。私たちならやれる。この先に どんな運命が待っていたって君と2人なら きっと 再生された記憶の光景に僕は愕然とした。 間違いない。今のは僕らが得ると別れ、 全てのテセラクターをぶっつすと決意した 時の記憶だ。今のってまさか私の記憶。 呆然とした声に振り向けばカフの瞳から一筋の涙が伝え落ちていた。 そうだ。私エリカ姉ちゃんを殺されて [音楽] え、覚えてるの? それでエル君から戦い方を教ってそれで君と約束して。それは今の彼女が知らないはずの事実。 いつか僕たちが経験しただけど今は起き なかったはずの悲劇と決意の記憶。そう 思った直後ノりに奇妙な光景が明る。 それは僕と彼女の心臓が輝く意図でつがる 美女。これはそれはカフちゃんが魔法に 目覚めた時僕の脳りをよぎったもの。 次の瞬間カフちゃんの体が光に包まれた。 彼女の服装が光の中でまた琢間に変化していく。 まさか魔女の娘目になるのか。今記憶を見たからなっちゃった。そして女の娘へと変容したカフちゃんが呆然とつく。 魔法。そう、私はデカルトとの戦いの中で魔法に目覚めた。だけどエリカ姉ちゃんは今生きてる。 君が助けてくれたから。 カフちゃんはそう言って僕を見る。 でもじゃあさっきの記憶は私たちに何が起きてるの? カフちゃんの問いかけに僕は答えることができなかった。表裏がある。 2人とも何やってんの?あ、 エリカさんが呼ぶ声に僕らは我に帰った。 あれ?カーフの服が変わってる。なんで? え?あ、そな な。何言ってるの?姉ちゃん、私今朝からこの服だよ。 無理がある。 おあ、そうだっけ?もっとシックな服だったような気がするけど。気のせいだったかな? カさんも純粋。 まあいいわ。このビル閉鎖されてんのよ。勝手に入っちゃだめじゃない? 変さんもこの朝からだよって言ってほぼ丸 1 で実にいたのに朝だけってなるのすごいよね。そうですね。出なくちゃ。 僕は記憶の卵を拾いつつカちゃんに目ばした。このままここで話し込むわけにはいかない。かちゃん、ご飯の音を僕の部屋で話をしよう。 あ、分かった。あ、 おデイト。そう取り決めて僕たちは家人に着いた。わかちこ。若ちこで若ちこ勝っちゃった。わかちこわかちこってことだね。姉ちゃん生きてるよ。ゆとさんいらっしゃい。ゆっくりしてってね。そうして [音楽] [音楽] 3 人で晩御飯を一緒に食べた後、カフちゃんがおずおずと声をあげた。 あの姉ちゃん、ちょっと彼の部屋で歌詞の相談してきていい? え?今から? ま、それ姉ちゃんも心配ですわね。夜ですもん。 あ、はい。今日1 日遊びに誘ってもらっちゃいましたけど、復興祭まであまり時間もないですから。 そうだから早く詰めとこうと思って。 ここでやればいいじゃんって言われそうだよね。するとエリカさんは何かに気づいたように優しげな笑をかべた。 そっか。 ま、2 人でゆっくり話しといで。頑張りな、カフ。 そういうエリカさんはなんだか嬉しそうに見えた。カフちゃんは少し不思議そうな顔をしながらその言葉に頷く。 あ、うん。それじゃあ行こう。 それじゃあカフちゃん少しお借りしていきます。おやすみなさい。 ん、少年もお休み。 そして僕たちは僕の部屋へと移動した。 それでかちゃん君はどこまで思い出した? 部屋へ入ってすぐ僕は彼女に訪ねえた。お互いの記憶について認識をすり合わせておくべきだと思ったから。 さっき記憶の卵で見たところまでだよ。 君と一緒に全てのテセラクターをぶっつす と約束した時まで魔法もテセラクターも 浄化の歌もL君やのことも思い出したけど もしかして君は他のこともう あの後は4人の魔女の娘と出会うことに なる。僕が覚えてるのはそれらの物語の 天末だまだだ。え、魔女の娘が私の他に 4人もいたの? カフちゃんが驚きに目を輝かせる。そこでまず僕は彼女がまだ取り戻していない記憶や情報について共有していくことにした。セラクターに挑むことを決意した後、僕らは 4 つの旧に挑んだ。そのそれぞれに魔女の娘が 1人ずつ関わっていたんだ。 リメちゃん、はるちゃん、世界ちゃん、そしてここさん。 4 人の魔女の娘たちとの物語の筋、そしてその家庭で手に入れた情報について僕はカフちゃんに説明した。情報の香水を洪水を浴びせてしまわないようかちゃんの反応を伺いながら話していた。 君があんなに強かったのはそうやってたくさんの戦いをくぐり抜けてきたからなんだね。 そういうことになるかな。でもかちゃん君も同じ出来事を経験してきたんだ。 7月24日から7 月末頃までの日々を繰り返しながらね。 繰り返しながら。 そう。信じられない話かもしれないけどやしいからここまでの家庭を得きで説明するね。 僕はスマホのノート機能を使ってカフちゃんに使いする。 まず僕がカフちゃんと出会い、それぞれ魔法に目覚めて一緒にデカルトを倒すまで。これで最初の旧神隠しは解決した。物語に例えるならここまでが助賞かな。 それが7月21日から24 日までの出来事だ。 うん。ふん。それで 僕らはその後次に取り組むべき 9 を一緒に選んだんだ。ここがわば物語の分岐で選択肢は 1番街の9クライベ。2番街の9 台風の目。3番街の9パンドラコールの3 つ。それぞれの9に谷めちゃん。 朝主はちゃん、夜川世界ちゃんという魔女の娘が関わっていた。だけど 1つの9 を解決するたび僕らは記憶を失った状態で分岐点に戻り、また新たな 9に挑むことになった。 どうしてそんなことが? 僕にも分からない。だけどとにかく僕らは何度も分岐点に戻りながら 3つの9 を解決したんだけど。すると今度は 4つ目の9 ミラージュコードというのが現れた。これはり廻ここさんって魔女の娘が関わっていた。 この物語だけちょっとおかしな終わり方を していた。あ、旧を解決したところで いきなりぶツンと終わったっていうか。 さらにその後もおかしなことは続いた。 いつもは7月24日の分岐店に戻るはずな のになぜか今回は7月21日まで戻った。 まるで助賞をやり直すみたいにそして今に 至るって感じかな。なるほど。 うーん。 話を聞き終えたカフちゃんは黙り込んだ。 がこうやってセラクターなことを知ってい たとしてもなお戸惑うような事実だ。 そんな反応も当然だろう。だけど随分 考え込んだ後彼女は疑念を振り切るように 簡単には飲み込みにくいけど信じるよ。 すでに魔法とかテセラクターとか記憶の卵 とか異常なことばかりを着てるんだから そこだけ信じないのも逆に変だしさ。そう 言ってくれると助かるよ。 どんな不可な出来事でも割と素直に受け入れてくれるのがカフちゃんの強さだね。 君が今まで見てきた私もそんな感じだった。 うん。 逆に純粋すぎて心配。 そんな感じだった。その前向きさんにいつも僕は救われてたんだ。 ふーん。私が知らない私の記憶が君の中にはいっぱいあるんだね。 [音楽] カフちゃんは嬉しそうな不思議そうな微妙な表情をした。それから真顔にも取って続ける。 でも今回の繰り返しではいつもと違って 7月21日まで戻ったんだよね。そこが 1番謎だよね。 そうなんだよ。今回だけはいつもより 3 日分多く時間が戻った。しかも過去に似てきた物語の記憶も保持された。僕の記憶については観測者と記憶が共有できたおかげなんだろうけど、日付が始まりの日まで戻ったことと 4 人の魔女の娘たちとの物語を終えたことの間には何か関係があるのだろうか。 そう考える僕にカフちゃんが言う ねえ。物語に例えるならさ、これっていわゆるもってやつなんじゃない?ブラックアウト以前に書かれた漫画とかでよく見るよ。何らかの理由で時間にねじれが発生して同じ日々を繰り返すってやつ。 [音楽] 僕も最初はそう思ったんだけどでもカフちゃんの記憶の卵が発見された以上その仮説も怪しくなってきた。 時間が巻き戻っているならその時に記憶の卵も消えちゃうはずじゃないかな。 ループしても記憶の卵だけは残るとか。 それは僕も思ったんだけど、それはそれでおかしいんだ。記憶の卵はテラクターに殺された人が残す記憶の決晶だ。でも僕が覚えている限りでは君はどの物語でもテラクターに殺されたことはないんだよ。 だったらどうして私の記憶の卵が そこがどうしてもわからないんだ。 どの仮説を取っても今のところ矛盾が生じてしまうのだ。頭を抱えれ僕にカフちゃんは迷うことなく言う。 じゃあ調べてみようよ。他にも私の記憶の卵がないか? え?他にも 記憶の卵が1 つとは限らないじゃない?ひょっとしたらそれぞれの物語に対応した私の記憶の卵があるのかも。 確かにそれを見つけられればこの状況の謎も解けるかもしれないな ね。 つまりこれこそが今回私たちが取り組むべきだよ。 カフちゃんはそう言ってにっこりと笑う。その笑顔を見るとこんがらがった頭がすっきりしてきた。 そうだったな。僕が考え込みすぎてるとこの子はいつもこうやって背中をしてくれたんだっけ? カフちゃんはやっぱり最高な相棒だ。その存在に感謝しつつは言う。 よし、じゃあ旧を解くためかフちゃんの記憶の卵探しをしようか。 うん。 でも今日はもうこんな時間だし、姉ちゃんの目をごまかすにも言度があるし、明日からにしようか。了解。明日からまたよろしくね。僕らは意味をかわし頷き合う。そうして明日から 2 人で記憶の卵探しを始めることにしたのだった。そして翌日エリカさんにうまくごまかしつつ僕たちは記憶の卵探しに向かうことにした。 今日も一緒に出かけるのすっかり仲良しね、あんたたち。 ううん。一緒に街を歩けば作りのヒントも見つかりそうだと思って。 ふーん。まあいいわ。 私も今日は予定あるし。 もう絶対姉ちゃんは気づいている。 0 番外のは外れに天門台があるのよ。そこで天体観測とれ込もうかなって。 おすめのデートスポットってことですか? 天体観測ですか?素敵ですね。 実は学生時代からちょっと気になってたテーマがあってね。就職した今も趣味で研究んのよ。そんなわけだから今日はお互い夜まで自由ってことであんたたちも楽しんでおいで。 公認出ました。 多分ま、なんか別の部屋にあるんだよ。簡易的なやつが。 それを使って食べてたんだよ、多分。そしてバス停まで来たところでカフちゃんが僕に問いかけた。 記憶の卵が出てくる場所って何か法則性とかあるのかな? うん。まず第1 にその気の持ち主が行ったことのある場所に現れるのは確実だと思う。 それと公開で発見したカフちゃんの記憶の卵の例を見るとその人物にとって重要な記憶の場所に現れる可能性が高そうだ。 重要な記憶?思い出の場所ってこと? よくも悪くもね。カフちゃん以外の人々の記憶の卵はその人が亡くなった場所で発見されたし。 なるほどね。 じゃあ、今までの物語の中で私にとって重要な出来事があった場所を探せば [音楽] 番外の研究室。 そう、きっとカフちゃんの記憶の卵が見つかると思う。 それは重要なヒントになりそうだった。早速僕はマップアプリを起動する。どこから探しに行こうか。 君に任せるよ。私はまだ君から聞いた範囲のことしか分からないし。 じゃあまず探すべきは 1番街から3番街かな。 ここさんと過ごした時の記憶は 4番街から6 番街にまたがっている。捜索範囲が後半ん後半でいかすぎるし後回しにした方がいいだろう。そう思った僕は 1番外から3 番街の中で捜索したい外交を選択した。え、順番に?これはもう順番に 1 番外側からいいんじゃないかな。でもセーブしとこう。 1番街の9 暗いベイビー。それに挑んだ時の記憶の卵は 1番街にあるはずだ。 リメちゃんってこと行動した時の記憶だね。さ あ、飛ばしちゃった。しばらくするとバスは 1 番街のワンガン道路に到着した。リメちゃんが歌声を取り戻したのもクライベイビーことハスターに遭遇したのもここの海岸だ。 あの物語で特に重要な場所になっていた以上、記憶の卵がある可能性は高いだろう。そうして海外へ到着し、 [音楽] 2 人で白みつぶしに探すことしばらく。僕らは東大の中でようやく記憶の卵を発見した。 こんなところにあったか。早速触れてみる。 待ってかちゃん。見る前に伝えておかないといけないんだけど。この卵には怖い記憶が込められてるかも。 怖い記憶。 この海岸で僕はハスターってやつに刺されたんだ。カフちゃんとリメちゃんを守ろうとしたんだけど大出血して入院した。 刺された?大出血?もう君はすぐ体張るんだから。 怒られちゃった。 ごめん。でもあの時は必死で。あ、とにかくその場面が見えるかもしれない。心構えをしててほしい。 はいけして僕たちは記憶の卵に触れた。 1番街の9クライベイビー。 ああ、あの事件のことを回ってる矢馬か。 ごめん。勝手に誤解して失礼なこと言って 。 だからリメちゃんも私と同じく苦しいと 思って 力になってあげればって。 だったらきっと私が歌えばクライベイビー は私の元に現れる。 せーの魔法。 へえ。まだ動けるんだ。結構深くさした つもりだったんだけどな。 こうやって突き離して自分だけで事件を追うつもりでしょ。 リメちゃんを1人になんかさせないから。 お願い2 人ともこの鎖を解いて私を外に連れ出して。 うが口を挟むな。たえ不自由であろうと家の中が 1番安全なのだ。 決まりだね。 じゃあ今夜は東台で夜を明かそう。 それらの記憶の本流の中、取り分けはっきりした情景が見えた。その記憶は僕らが東大で夜を明かした時のものだった。うとうとしているカフちゃんの耳にめちゃんの声が聞こえてくる。 実は前からちょっと気になってたんだけど 君とカフちゃんって付き合ってるの? その言葉にカフちゃんの体がほんのかに びっくりと揺れる。記憶を通じてカフ ちゃんの鼓動の感じる。 あれ? やっぱりそうなんだ。ひめちゃん彼のこと 教からこぼれた心の声は小さなさやきのようでカフちゃんが自分の胸源をぎゅっと握りしめたのが分かった。 そうだよね。リメちゃんを守るため殺人鬼に立ち向かうような子は他にないもんね。この [音楽] 2人ならお似合いだよ。 だってリメちゃんの方が私よりずっと可愛いし賢いしだからいいんだ。私は相棒で 心の声が小さくなっていく。み上げるものを仕込めるみたいに。わあ、なんでギャルゲじゃないの?本当に?そのまま彼女の意識はまた眠りの淵へと沈んでいく。 [音楽] 恥ずかしいね。だってもうこれ隙したも 同儀でしょ。保存されていた記憶を見えた 僕たちを気まずい沈黙が包んだ。 薄いたカフちゃんの横顔が赤くなっている 。きっと僕も同じだろう。今のっていくら ポケット生きてる僕でもさすがにわかる。 今のかちゃんの心の声がどんな意味を持っ ていたのか。 だけど嬉しさより彼女の心を覗き込んで しまったような凄まじい罪悪感が襲ってき た。ハスターと遭遇した時の記憶だと ばかり思っていたのに。まさか東大で夜を 貸した時の記憶だったなんて。 そうだよね。かほちゃんも恥ずかしい じゃんな。 あ、嘘ってなるよね。ここだけ良くない からよ。ああ、バレちゃったみたいなね。 ああととにかくこのまま黙ったままでいるわけには。あ、あのカフちゃん は 私じゃないから 可愛い。そうね。今のカフちゃんの記憶ではないからね。カフちゃんが顔をあげ真っ赤な顔で避けんな。 それは私じゃなくて じゃなくて ほらえっと別の私だからね。 [音楽] あね。そういうことにしておきましょうか。 だから気にしちゃだめ。分かった。 うい。人しけり叫んだことで落ち着いたのだろう。カフちゃんは気を取り直すように小さく息を吐く。それから真剣なしで僕を見つめていった と。とにかくリメちゃんとの物語は全部思い出せたよ。 [音楽] 全部リめちゃんと過ごした記憶全て取り戻したってこと? 可愛い。ごまかし方も可愛い。 うん。自分の記憶の卵だからかな。頭の中に映像がパーっと流れてくのと一緒に記憶も戻ったみたい。 [音楽] [音楽] なるほど。 僕と観測者の間で起きた記憶共有に似ているな。 そうだからさ、1番ちょっとアリジが心配 してるのはここちゃんの時の記憶だよ。 ちょっとやばいんじゃない?あの寝てる時 のさ、あん時も ねえ わけじゃないよ。いずれにしてもそれは 朗法だ。カフちゃんの記憶の卵を探す意味 がますますしたと言えるだろう。この調子 で他の記憶の卵も見つけていきたいね。 じゃあ次はどこに行こうか。 そこ配はそこ だってここちゃんの時が一番やべえじゃん 。密着度とか色々だって横に座ってきたし 、 ほっぺ包まれたし、頭こっつんこしてるし 。やべえじゃん。相われた僕はスマホを 取り出し上つ騎士のマップを表示した。 して脇じゃない。 浮気じゃない。 2番台風んの。台風の目。あの9を解く時 は3番街や番街にも行った。だけど物語の 大半は2番街が舞台になった。きっと記憶 の卵もそこにあるはず。はるちゃんて子に 関する記憶だね。探しに行ってみようか。 2番街へ到着した僕らはるちゃんの物語で 特に重要な出来事があった場所へと移動し た。 僕と中華料理の店じゃない歌と料理の店 はるちゃんとの物語はいつもここを中心に 展開していた。ここ だ姉ちゃんが連れてきてくれた店の あゆさんありがとう。助かります。 次はどんなわ記憶の取り戻すんでしょうね。 うん。僕らはあの店の店員さんたちにたくさん助けてもらったんだ。カフちゃんの行動会員を考えるとこの辺りに記憶の卵が現れる可能性が高い。脇じゃないよ。 なるほどね。探してみよっか。 僕らは手分けして裏通りを探し回る。この辺りはごちゃごちゃしていて小さな記憶の卵を探すのには苦労しそうだったが浮気してない。ちゃうよ。 お、やがてカフちゃんが物影を覗き込んでいた声をあげた。 あったよ。 そういう彼女の足元には光輝く体がある。僕はそこにかけよりカフちゃんと一緒に記憶の卵にた。 2番街の旧台風の面。 その子に手を出すな。 お、意外と骨があるみてえだな。 どれ、もうちょっと遊んでやるか。 [音楽] 子供に手を出すなんて 2番外住人の風にも置けないね。 少年少女よ。ようこそ我らが見せえ。始めようか。私の魂が叫ぶ歌。大事。大げだな。それじゃおやすみ。また明日ね。 [音楽] え、よく覚えておいでで復興の荒木と申します。 あ、思い出した。私もこの野外ライブ見たことあるよ。 それとも喧嘩の仕方を知らねえのか?だったら教えてやんや。 いや、2番外住人の全てがそうではない。 手を差し伸べるものもここにいる。 仮面の男たちイコール台風だとしたらエンラも台風の一員である可能性が高そうだよね。 では始めようか。我らバリス 6人の合唱局。 革命バーチャルリアティ。 それらの記憶の半流の中、取り分けはっきりした情が浮かび上がった。 すると見えた光景はバリスの店の中。店内 には睡眠が素晴らしきものが立ち込め地の 店長たちが倒れている。それを仮面の男 たちが囲っている。おそらく復興化による バリスチの時の記憶だろう。 カフちゃんが目の前の男に倒 あ、はるきさん、どうしてあなたがここにいるの?パリスのみんなに何をしたの? そう声をあげる彼女に襲撃を指揮していたアきさんが答える。 あなたは滞在者君と一緒にいた。 なぜこんな深夜にワリスにいるのですか? 私たちのバイトが今日で終わりだからみんながパーティーを開いてくれたの。それでお手洗いに行って戻ったらこんなことになってての店長たちに何をしたの? それを知るとあなたも後には引けなくなるのですが、どのみ目撃者を放置はできませんね。仕方ありません。あなたも一緒に来てください。 一緒ってどこに? 番外の研究所ですよ。大人なしくしていてくださればこちらから機害を加えるようなことはしません。ただ私どもはワリスの方々にこの町を救うための依頼をさせていただきたいだけなのです。 依頼カフの心に急速に不安が湧き上がった。 平って何?絶対やばいやつだよね。 そう思った彼女はたっさに店の出口に向けて走った。 助けを呼ぶために僕がはるちゃんが近くにいることを乗ってだけど店を出たところで新たな仮面の男が行手に立ちかった。 思わず立ち止まる彼女の背後で足音が響く。追ってきた荒木さんが部下たちに呼びかける。 森崎さん申し訳ないのですが同行は強制です。さ、長にお連れしなさい。 は、 そしてカフちゃんは手足を拘速され、復興化家が乗ってきたらしい、車の後部座席へ放り込まれた。そのまま無慈悲に扉が閉められ、車が走り出す。後部座席でうくまりながらカフちゃんがすがるようにつくのが聞こえた。 大丈夫。彼もはるちゃんもきっと絶対無事だから。絶対絶対 2人が助けに来てくれる。 自分に聞かせるカフちゃんの手にホりとしずが落ちた。 泣くな。泣いちゃだめ。きっと彼らが助けに来てくれるから。 きっとおふモフのふわふわで拘速してるから調なんだよ。知らんけど。それでも涙は収まらない。恐怖と不安に彼女を震えていた。記憶を見終えたカちゃんの目元には涙が滲んでいた。 記憶の卵に触れたことではるちゃんとの物語の記憶を、そして当時感じた不安や恐怖を思い出したのだろう。 あ、この時の私って随分そのえっとでも今の私は大丈夫だからあの時とは違うから。 カフちゃんフちゃんの目線で体験することでどれだけ彼女に心細い思いをさせていたのかが分かった。 あの時とは違うと言い張って心配させまいとする今の彼女の強がりもだったらそれを組んであげなきゃ。そうだね。カフちゃんはいつも明るくて強い。この時だけが特別だったんだ。 可愛いんだもん。いつも可愛いんだもん でしょ。ま、とにかくこれではるちゃんとの物語は全て思い出せたよ。 もしもあよかった。ごませたって思ってるこの感じ。はい。可愛い。 じゃあ次はどこに行こうか。 相れた僕はスマホを取り出し上つのマップを表示した。どっちは?え、全然こっちのが気が楽だよ。だって全然怖くないもん。綺麗な思い出も怖い出来事もたくさんあるけどどっちみち記憶の卵は 3番街にある可能性が高い。 世界ちゃんって子が関わる記憶だね。探しに行こう。 3番街へ到着した僕たちは森の湖へ行く ことにした。世界ちゃんとの出会い、仙台 魔女の言葉、そしてアネモスとの決戦。 あの湖で何度も重要なことがあった。 きっと記憶の卵もあるはずだ。 ホラゲじゃないよ、これ。 いや、ホラゲが気が楽なも気がない。有乱 線だけがたむ湖は相変わらず綺麗だった。 湖の誇りを探りながら歩いているとやがて記憶の卵が見つかった。 よし、触るよ。 カフちゃんの手が触れ、記憶の再生が始まる。 [音楽] 3 番街の旧パンドラコール。 今見た通り上つ騎士の未来は闇に閉ざされている。世界は歪み崩壊に向かっている。ふん。 そこが味そなんだよ。実は人類にとって魔法と歌は大昔から密切な関係にあったの。 ではこれからも教会でもためなのかわからないけれどあなたたちの死の運命は何をしても変えられない。 ご安心を殺したりはしませんですが、彼の身に痛みを刻みつけてあげましょう。 だからお願い。この声が誰かに届いたなら世界たちを救って欲しいの。 信じてるからね。絶対に帰ってきて。 それらの記憶の本流の中、とり分け はっきりしたが見えた。 闇の暗闇の向こうに闇の夜の暗闇の向こう に遠ざかっていくの背中が見えた。これは 多分1人で教会へ向かった時の記憶だ。 大丈夫だよね。でももし もしも彼が帰ってこなかったら カフちゃんの手に祈るようにギュっと力が こる。 僕の背中が森の中に完全に消えて見やくなった後もカちゃんはしばらく夜の闇を見つめていた。やがて首を振ったのか視界が左右に入れた。 このままじっとしてちゃだめだ。私は私にできることをしなきゃ。 3 番街の中心部へと戻る道を走りながらカフちゃんはスマホを取り出して警察へ連絡しようとする。キーパッドを入力する指先はカかに震えていた。 [音楽] 短いコールの後警察署へと繋がり こちら上つ騎士警察署です。事件ですか?事故ですか? 事件です。3 番街の教会で女の子が殺されようとしてて。 3 番街の先ほどお電話くださった方ですか?少々お待ちくださいね。 6 に話も聞かないまま電話はフォリュームモードへと変わった。この時点で察しがついたカちゃんはすぐに電話を切った。 だめ。やっぱり警察は当てにならない。 カフちゃんの声がスマホを逃げる左手が震える。フレを抑えるようにしながらカフちゃんは押し殺した声で呟いた。 他に他に私のできることって カフちゃんはしないネットにアクセスし助けになりそうな正直団体を探す。やがてその中から上つ市家の緊急連絡先を見つけそこに電話した。 その記憶を見終えた僕は反射的に謝った。 ごめん。僕いっつも君を震災す心配させてばかりな気がする。 君が謝ることないよ。あの私はすごく心配してたけどあれはほら別の私だから。 あ、てんてる。いいじゃん。心配してんのは別にごまかさなくたってさ。いいよ。心配してくれて。 そりゃ私だって心配しないことはないけどでも君のことは信じてるし。 目をそらしたカちゃんが横目でチラチラと繰り返し僕を見やる。 これからはできるだけ心配かけないようにしよう。無茶はしそう。うん。無茶はしちゃいそうだけど。 もしかしたら僕は見ない方が良かったのかもという気持ちと彼女の内面が知れてよかったという良かったと思う気持ちがない混ぜになる。ごまかしように他に記憶の卵がないか探すかちゃんにそういえばと声をかけた。 記憶の方はどう? あ、うん。 世界ちゃんとのことは全部思い出せたよ。 じゃあこれでリメちゃん、はるちゃん、世界ちゃんに関する記憶は全部取り戻せたことになるね。ここまで終えてみてこの記憶の卵探しには単に彼女の記憶を取り戻す以上の意味があったと思う。保存された記憶の 1つ1 つ。そこには小さなことで悩んだり、自分自身を疑ったり自信がなかったりする等身台の少女がた。それは今まで僕が知ることのなかったかちゃんの姿だった。 でも結局カフちゃんの記憶の卵が残って いる理由は分からないままか。あ、 そもそもどうしてこんなにいくつも残っ てるんだろう。ここさんとの物語でもいく つもの記憶の卵は見つけた。だけど1つと して同じ人物の記憶の卵はなかった。あの 時も本当はあったけど僕たちが見つけられ なかっただけなのか。待って。ここちゃん との記憶の卵はまだ見つけてないよね。 それが見つかれば何か分かるかも。 確かに記憶の卵のことを知ったのもここ さんとの物語でだったっけ。よし、次は 死番街へ行こう。 コさんとの物語の記憶の卵を見つけるため 僕たちは番街へと向かったのだった。 ちょ、これやったら終わりかな。 番街に到着した僕らはひまず廃墟地帯へと 向かった。ココさんとの物語は捜索範囲が 広すぎる。ならばまずはここさんと出会っ た場所から探ろうと言ったのだ。 そのコさんとの物語なについて僕はカフ ちゃんに伝えた。え、いきなり前ぶれも なく視界が真っ暗になった。 そう、カフちゃんとここさんが僕の方見てすごく驚いたチョコにね。 後ろからテセラクターに襲われたとか。それが一番納得はできるんだけど、ただあの場にクーゲル以外のテラクターはいなかった気がして。 影形態で隠れて近づいてきた可能性はもちろん否定できないけど、あの時周りに意識を向けている余裕はなかったし。 とにかく僕の時間だとあそこで物語は終わってしまった。 でもその後のことがカフの記憶の卵に残っててもおかしくはない だね。それが今の状況の謎を解く鍵になるかもしれない。探してみよう。 僕らは名付き合い早速記憶の卵を探すことにした。テリ調べて。おお。移動できる。 ま、じゃあ最初は看板。この先が危険で あることを訴える看板の周辺は人が来た 形跡もほぼない。記憶の卵があればすぐに 見つけられそうだったけど、それらしい ものは見当たらなかったなあ。ここの穴 からフェンス内にあるストッカーを除く ことができる。それゴミ収集のやつだよね 。それがどうかしたの?いや、なんとなく 気になって。ここもかつては人が生活して いたんだろうしゴミ収集があっても おかしくはない。それでも気になったのは 5番外でゴミ収集者の中から足収庫の中 から記憶の卵を見つけたせいかもしれない 。おっぱり 一応中を見ておいてもいいかな。うん。別 にいいけど。中に入っていたのはここが 廃墟になってからも放置され続けたゴミ だけだった。 うん。 記憶の卵を探して近づくとあの毛たましい音が成り響いた警報だ。ありがとう。 警告。この先は放射道汚染区域です。死から出た場合深刻な健康被害が発生します。 [音楽] ちょ、ちょっと大丈夫だよ。カフちゃんもう知ってるでしょ?僕を引き戻そうとしていたカちゃんがはっとした表情になる。 そっか。そうだったっけ。 はるちゃんとの物語の記憶を取り戻した僕らはこの先が汚染区域ではないことを知っている。放射の汚染の代わりにセラクターがひめく危険地帯だけど。 と言ってもさすがにこの先には記憶の卵はないか。 街を出ようとは思わないだろうしね。 あったよ。記憶の卵 あった。 本当ほらここ かちゃんの言った通り瓦礫の下に隠れるようにして記憶の卵があった。よっと無事に記憶の卵を確保して輝くそれを前に僕らはどちらからともなく顔を見合わせた。このまま見てみ。 念のため他の場所も一通り確認してからにしようよ。 どうかあの夜の晩のことは入っていませんよ。 これが私のだって決まってるわけじゃないし。 そうだね。心の準備もしたいし。 結局見つかったのは瓦礫の下にあった1 つきりだった。ここさんとの物語の結末で 僕の身に何が起きたのか。僕の意識が 途切れた後2人が何を経験したのか。 そしてなぜこれほどたくさんのかちゃんの 記憶の卵が各地に残されているのか。謎の 答えがもしかしたらこの卵にねえ見て みよう。うん。僕らは胃を消して記憶の卵 に触れた。 ドキドキするね。 おう 。え、気になっちゃうから。ここやったら 終わろう。番外の急ミラージュコード。 分からない。私が誰なのか。 魔法? これって魔法なの?間違いないよ。私が魔法に目覚めた時と同じだし。そこで私は黒く染まった空を見上げ思っていた。絶対にみんなを守るって。だからごめんなさい。市民の皆さん、自分にはあなたたちを助けることができません。 僕の中、僕は天宮 K でいい。別世界って君は町の外から来たんじゃなかったの? うん。信じてもらえそうにないから本当のことは言えなかったんだけど。 み、皆さん無事で本当に良かったです。 [音楽] あさんいらっしゃい。こんばんは。これってね。 じゃあ青い鳥に頼めば期間を延長してくれるかもしれないね。 け君がね、女の子じゃなかったからね。 会いたら絶対頼んでみよう。 正式名称上つ騎士復興プログラム中央情報収席デバイスブルーバード別名復興課長と申します。 いや、どうして復興課長を打ったの? それが僕の使命だからだ。 お願し。この町を。そう、これが僕の本当の姿だ。僕の心と同じく見にくいだろう。さあ、生き延びたければ僕を殺して見せろ。 それらの記憶の半流の中、取り分けはっきりした情景が見えた。 その記憶はここさんの物語に結末頃クーゲルを倒した僕らが 6 番街にんでた時のものだった。よかった。ほぺつまれとか見てない。よかった。 私け君みたいなテラクターがいることなんて像してなかった。 私もそう。他の道を探すためにはテスラクトのことをもっと知らなきゃいけない。 そんな気がするわ。 テサラクターを知る。僕がつぶやけ。確かこの時の僕はテセラクターを理解する方法について考え込んでいただ。カフちゃんはそんな僕を見つめ、そして目を見開いた。 待って。 え、僕の背後で不自然な影がごめいたのだ。 その影は赤黒いスパークをあげながら急速に膨れ上がっていく。それに気づいていない僕にここさんが叫ぶ。 逃げて。 え、これってクライベービーと一緒の時のあれじゃんね。だが僕が状況を理解する前に影は瞬時に実態化しい。あ、食べられちゃった。僕を一瞬で丸の実みにした。 え、 カフちゃんの口からうらな声が漏れた。一瞬の沈黙の後、コさんが叫 か彼を返しなさい。 ここさんが光の弾丸を乱射する。だけど次の瞬間セラクターは素早く影形態に戻り。目にも止まらない速度でその場から去っていった。 後には何も残らなかった。僕は突如出現し たテセラクターに一瞬で食われ泣き柄も 残さず聞いた。 なんでさっきまでそこにここちゃんも見て たよね。うん。そうだよね。彼はいたよね 。なのにどうしてなんでいないの?彼は どこにどうして消えたの?カフちゃんを 取り乱すようにいる。 こさんは彼女を見つめ辛そうに行った。 彼はテラクターに食べられたんだと思います。 近くに潜んでいた個体が急に実態化してあの一周の隙に彼をそんなま、実際には元世に戻ってるけど、ま、彼女たちから見たら、ま、死んだも同然だよね。 そんなから戻ったのかな?現実にきついな。アバターだもんね。言ったら彼はここでカフちゃんの息が荒くなる。記憶を通じて彼女の締めつけられるような胸の痛みが頭の中を焼くような熱が伝わってくる。そんなカフちゃんにかける言葉を探しているかのようにここさんは悲そな顔つきで口をつんでいた。 なんでこんな なくてばっかりシエルさんもきもなのに彼 まで どうして なんでなの?その声は震えていて元げる みたいに熱かった。ここちゃんこちゃんは いなくならないよね。うらな声でつくか ちゃんにここさんが寄り添う。 彼女もまた涙を流しながら いなくならないわよ。絶対にかほちゃんを 1 人になんてさせない。これ以上誰も失わない。ここしちゃ分の鳴き声が水没地帯にかに響く。やがて [音楽] 2 人の涙が枯れ果てた頃、ここさんが言った。 かほちゃん。 私たちにできることはまだあるわ。みんなの彼の分までこの町を襲う理不尽に抗がいましょう。 [音楽] うん。 残った涙を飲み込むようにカフちゃんは頷いた。保存された記憶はそこで終わらなかった。それからカフちゃんとコさんを 2人で手セラクターに挑み続けた。 だけどココさんの凍結魔法ではテセラクタ を倒し切ることは難しくてほとんど戦下を 上げられないまま日々は過ぎていき の日を迎えた。 7月31日の夕方カフちゃんとこさんが1 番外に現れたテセラクターを討伐しに 向かう途中 突如空に異変が起きた。 え、ここちゃん。あれ?あ、これは 夕暮れ時の空にノイズが出現していたのだ。それはミルマに広がり空を暗く覆っていく。 不可空間。クゲルの時よりさらに範囲が大きい。この先にいるテセラクターの仕かな。どう思う?ここちゃん。 その時にここさんはすぐには答えなかった。やがて絞り出すように震える声で言う。 ちゃう。これはただのテセラクターの仕業 じゃない。もっと強大なあの怪物のえ、 思い出したの?私が記憶を失う前何と戦っ たのかクーゲルもそれ以外の個体も全てを 量する神和級のテスラクターシと呼ばれる その怪物が再び動き出した。 さんは空を睨む。ノイズがさらに広がっていく。 私の気の中で空が黒く染まっていたのは夜だったからじゃない。そが引き起こした上つ市全域の不可か。それが真のブラックアウト。 7 年前、この町だけはれた破滅がついに訪れたのよ。 なるほど。 瞬間上市の空が闇に染まった。 真のブラックアウト。上つ市全域の不可中にテラクターが現れるってこと? ええ、それもすぐに見てあの空を。 わお。そう話す間にも無数の実態化したテレラプターが現れ、空を泳ぎ始めていた。 記憶の通りね。あの時私が見た景色と同じもうどこにも逃げ場はない。復興課長も破壊された。別世界に転移して逃げることもできない。 だったら逃げ場がないなら戦って生き延びるしか道はないってことだよね。 [音楽] その言葉にここさんがファッとしたように振り向いた。 驚いたわ。 これだけの危機を前にしても戦う意思を捨てないなんて。 カフちゃんは強い子。 彼と約束したから全てのテラクターをぶっつすって勝てないかもしれなくても最後までその思いだけは捨てたくないから。 いい覚悟ね。ったらできるだけあきましょうか。 たった2人でも最後の瞬間まで 私たちの魔法で絶望に荒がって見せる。 2 人はウ付けをかわしそして駆け出した。その戦いは戦列を極めた。コさんはで魔力を回復しつついくセラクターの群に挑み。カフちゃんは片っ端しから倒した敵を強化していく。それでも徐々に 2人は傷つきしていき。 そして番街の中心部でついに足を止めた。ここちゃん大丈夫? 気ないね。 なんとかね、まだ戦えるわ。 町の片隅に2 人は身寄せ合う。ここさんもカフちゃんも服は血に染まっていた。その傷の痛みに声を出る。 ごめんね、ここちゃん。 私の魔法がもっと強ければ いいのよ、カフちゃん。あなたがくれるだけで支えになってるんだから。それに彼が言ってたでしょ。魔法とは願望の具限かだって。だから最後まで諦めなければきっと上空から取り方てセラクターが襲いかかってきた。 ココさんとセラクターの弾丸が工作する。コさんの弾丸がテラクターの核を貫く。そしてセラクターの攻撃はコさんの胸をやばいよ。これ多分ここちゃん死んじゃったらカフちゃんってセラクター化しちゃうと思うんだよね。 あるちゃんの予想絶望に道溢れるか。ここちゃん テセラクターと共に崩れ落ちたこさんが消え入りそうな声でカフちゃんに抜けてつく。後悔と無念がその声にんでいた。ほちゃんごめ。 私ここまで見たい。 こんなどこで約束したのによ弱気なこと言っちゃだめ。すぐに直すよ。 [音楽] だけどカちゃんも魔力をほとんど使い果たしていたんだろう。地魔法は発動すらまならない。すぐさも歌で馬力を回復しようとするけど逆に歌うための体力や集中力が限界を迎えつつあるようだった。 そもそも彼女の中魔法は僕にしかごめん。 なさい かちゃん。今度こそ 私 みんなを 守りたく。 そうついた霧り、ここさんは動かなくなっ た。その体からは力がいた。ここちゃん。 え、ここちゃんねえ、てばここちゃん来 てる。ここちゃん 返事はない。 ほんの一時しが耳をさす。崩壊する町に 1人残されて立ち尽くしていたカフちゃん はやがて幽霊のようにおぼつかの怪し取り で歩き出した。え、でもこれこそあれだよ な。ベービーが望んでいた魔女の娘が テセラクター化するというあの最強の テセラクター誕生の瞬間的な醤油あ その涙その目に涙が浮かばないのはきっと もう枯れ果てしまっているからだ。ク暗 暗く染まった空の下をどこまでも続く崩壊 した町をカフちゃんを1人続けたね。 私 また1人になっちゃった。 セラクターの影がごめく皿を見上げ、カフちゃんはつりとつく。 ねえ、君はどこへ行っちゃったの?人の 思いが現実に影響を及ぼすならいなくなっ ちゃった君の思いもどこかに漂ってるのだ としたら もしそうなんだとしたらもう一度 君に 会いたい。多分その言葉がきっかけだった 。 カフちゃんの足が止まる。そのまま見え ない何かに引っ張られるようにしてその場 にへり込んでしまう。立ち止まって泣き 続けるよりも前に進むことを選んだ少女は もう前に進み続けることができなくなって いた。会いたい。 会いたいよ。ねえ、君はどこに行ったの? なんで消えちゃったの?ずっと隣に行って くれるって言ったじゃん。 の言葉があったから私も戦えたのに。 さっちゃん 君がなきゃもう無理だよ。 1 人は私もう心が痛いだって。もうこの世界戦のカスタムは兄ちゃんも失ってここちゃんも失ってるさんとケなってたからな。 [音楽] カフちゃんが不にくの声をあげた。 よろめき膝をつく彼女の完全にミラービル の窓ガラスが見える。 何これ? セラクトなって。 あ、だめだ。そこに映る彼女の身から黒い 蹴りが溢れていた。周囲の空間にブロック ノイズが走り、黒切りと共に急速に広がっ ていく。 この現象はいつか谷置き室長がテラクター化した時と同じ。う、 彼女が絶叫次の瞬間。ああ、そこには異系の姿貸したカちゃんが映っていた。その心を急速に悪意と欲望が満たしていく。歪んだ声が心の中に響く。 あ、そっか。もう 1 人になりたくないなら君を食べればいいんだ。そうすれば君と 1 つになれるから。永遠に一緒にいられるから。 悪意と欲望に突きが動かされるようにカフちゃんは崩壊した街を再びい始めた。え、タイムルー。 え、だけど僕が消えてしまった以上彼女の欲望は決して叶わない。叶わないはずだった。 あれ?ねえ、そこにいるの? こっちの世界に来たやつでしょ?あのデセラクト獲物の匂いを駆けつけた獣のようにカフちゃんが空を見上げる。そこにはぽっかりと穴が開いていた。 到達にだけど、今までずっとそこにあったかのように そこから君の匂いがする。 [音楽] 優しくてあったかくて美味しそうな匂いが待ってて今行くから やめてる。チセラクターと貸たカフちゃんが空の穴に向かって飛び立つ。 そして彼女がその穴を潜れた。すぐ暗い奇妙な部屋に出た。 てセラクター。まさかモニターの向こうからこの観測室を不加快空間にしたのか。 部屋にいた黒猫が驚いたような声をあげる。その傍に立つ光の塊はおそらく観測者だろう。それを見たカちゃんは嬉しそうな声をあげる。 そうだよね。こっちの世界見つけた。 やっぱりここにいたんだね。ちょっと形が違うけど。 彼と同じ思いを感じる。待っててくれてありがとう。今君を食べてあげるからね。 [音楽] 観測室に出現したカフちゃんがあ、え、勝手にあ、そこまで記憶を見た僕らを思わず現実に戻ってきた。 そんなこんなことがまさか あ、私デセラクターになってカフちゃんは苦しげに胸を抑え荒息をしている。僕も頭がクラクラしていた。 全力で走った後みたいに息木が上がって汗だなのに体の芯が寒い。 大丈夫だよね。私今テラクターじゃないよね。 ないよ。喜べないよ。 う、もちろんだよ。 そ、そうだよね。よかった。 安心したというよりはむしろ魂が抜けたように彼女はいた。そうしてなんとか落ち着けを取り戻すと僕を見つめて問いかける。 この記憶まだ続きがあるよね。私全部見るよ。ここでやめたらきっとこの記憶の卵を見つけた意味がなくなっちゃう。 そうだね。見届けよう。この記憶の天末を。結末を。 僕らは記憶の再生を続行した。 こっちは危険だ。来な。 私が時間を稼いでいるうちに何か使えるものを探すんだ。 邪魔しないで。私はただ彼と一緒にいたいだけ。離れたくないだけ。あ、え、 [音楽] 黒猫の体が見る間にボロボロになっていく。 見つけられなかった世界というかあれちゃ がいなくなったのが実はテシラクタに壊れ たからでみたいな世界戦え でも今戻ってんのかな?それでもなお黒猫 がカフちゃんにやがっていると不に観測室 の中に美しい戦立が響き渡った かちゃんの歌ね。あ、この歌。 それはカフちゃんがエリカさんを食らった手を浄化した歌。そしここちゃんの世界でもあるがなくなったのは持ち白に食われてたって思ってのやつよって。 [音楽] [音楽] あなたのその歌が流れにカちゃんをげたの音 [音楽] 頭が痛いが落ちて [音楽] 息ができないよ。 [音楽] 彼女はかに気を取り戻した。自らの歌声に化されながらカちゃんはモニターに飛び込みつに帰って。 [音楽] そして墜落するように町に戻った時めっちゃぶつ切りするや音楽。そこにはほとんど何もなくなった上つ騎士の光景が広がれあれだよね。世界ちゃんが予言で見てた世界。おそらく観測室にいる間に他のテラクターが全てを食らい尽くしたのだろう。 どうしてこんなことに? その虚空に問王にも声は出ない。彼女の体は浄化されて消えつつあった。失礼ゆく意識を過てつなぎ、彼女が目を殺らすと突如信じがいが発生した。 あ、待ちか。 崩壊した街がまゆい光に包まれたのだ。 光は再現なく強くなり、彼女の視界を染め ていく。そしてその光が晴れた時、 崩壊した町が再生していた。え、 食らい尽くされて消えた廃墟も静境の ペンスも空を舞うドローンも遠くに見える 塔も全てが元通りに戻っている。 そこにさらにはテセラクターに殺されたコ さんも光の粒子が集まってその場に出現し た。その体には傷1 つない。あたかも先ほどの光が形をなし死んだコさんを作り直したかのように。コさんもドローンも時間が止まったように動かないが確かに再生している。あ、私は カフちゃんは自分の手を見ようとした。だがそこには何もない。消えゆく光の粒があるだけだ。 そうか。私はここで終わるんだけど。 世界が続くならせめて この思いをカフちゃんがそう思い胸を抑え た時彼女の胸からほとんと何かが地面に 落ちた。 記憶の卵だ。それは消えゆく彼女の体内 からこぼれ落ちたテセラクターの核。破壊 されずに残ったそれは記憶の卵にそっくり でそれを見てカフちゃんがかかに微笑もう とした時彼女の意識は闇に落ちそして消え ていった。 記憶はそれで全てだった。さっきとはまた 別種の驚きに僕らはしばらく口を聞けない でいた。 やがてカフちゃんが確かめるようにつくは私テセラクターになって自分の歌に浄化されて教えていたの。この記憶の卵はあの時の私の核と記憶の卵って同じものだったの? [音楽] うん。そうとしか思えない。 セラクターは自我を失うが人間だった頃の欲望は行動原理として残る。 人がセラクターになる時、その人物にとって最も重要な記憶は各として体内に残されるのだろう。 でも私が消える間に起きた。あれは何?テセラクターに食い尽くされた上つ騎士が光に包まれて はあ。元通りになっていた。街並も死んだここさんも。 その記憶を見てようやく理解できた。 Lの言った通りだったのだ。熱力学第 2法則。時間は前にしか進まない。 つまり時間が巻き戻っていたんじゃない。 この奇妙な繰り返しの真実は時間のループ ではなく、上つ騎士が崩壊するとともに 全てが元通りに再生した。ここさん以外の 死者たちもおそらく全員蘇った。僕もか ちゃんも死ぬまでの記憶を失った状態で 再生した。それが今の僕らなんだ。だけど 上つ騎士が崩壊し僕らが全員死ぬまでの 出来事がなかったことになるわけじゃない 。 崩壊までに僕らが紡いできた思い出は町が崩壊しても消えなかった。かフちゃんたちがブラックアウトに巻き込まれて命を失うたびに記憶の卵となってこの町に残されていたのだ。 私の記憶の卵が複数あったの。それが理由。 なるほど。 じゃあいつか世界ちゃんが言っていたあなたたちの未来は果てしない闇ってのは [音楽] あ、きっとこの繰り返しのことを言ってたんだ。 僕らはこれまで一体どれだけの死と再生を繰り返してきたんだろう。この悲劇のリネはいつまで続くのだろう。答えはまだ分からないだけど僕らに迷いはなかった。腹がおかずちゃん。こんなに不尽が運命だって言うなら僕らの手で変えてやるんだ。 [音楽] こんな運命私たちでぶっつぶそう。 あの日高海道の屋上でそうしたようにこの町を襲う理不尽にむことを僕らは再びい合った。 はーんて感じ。新たな意繰り返したわけじゃないっていうね。あくまで進み続けてはいるけど。はあ。 おしたゲット桜ぎさん新たな決意だし。あ、なるほどね。だから世界ちゃんとかもしかしてその未来が見えるみたいなのもあれなんかな。この繰り返してる中で蓄積されてるみたいな感じなんかな。続きが気になるけど。これまだ第 [音楽] 6章なんだよな。 まだあと1章あるんだよ。こんな展開だ けど。これで終わらないんだよ。衝撃まで 変なル本当に衝撃だらけ。いや、でもカス ちゃんがテセラクターになるのは 予想外だったな。 マジで買ってほしい。すごいぞ。え、でも 最後まで一応YouTubeあ、ちゃう ちゃうちゃう。配信でお届けできることに はなったから、それも見届けていただいて 。 かおちゃんやんデレの要素あるね。いやあ 、恋心とかが判明してウキウキモっちして たのにもうなんかそんな状態じゃなくなっ ちまったな。 でも 要はあそこであるちゃが食われるからダメ なわけであって なんとかあそこで食われずに逃げたりし たらまた変わってくんだろうな。でもいつ かどこかで ブラックオートする知る未来は買わないの がでも誰が再生させてるかだよな。 1回ブラックアウトした後に誰が何のため にこの再生をしてるかって感じなのかな。 謎が深まる。 食べられ。いやいやいやいや いやいやいやいや。石で自分の石は なくなるんだぞ。一緒になったとして。 ホモじゃないよ。 もそれはそうなんだけど。 次もどうなることか皆さんもお楽しみにし ていてください。うん。次やれるのが 木曜日かな。 してクラブクラブの ま、ゲーム続きの3日間になっちゃうけど 木曜日かな。次やれるとしたら一体しても だってさ、そこにはかほちゃんの隣にいる わけではないからね。 いやじゃない。おし。ありがとう。お疲れ です。あ、9時だね。もう本当だ。長い ことみんなお付き合いありがとうござい ました。また、え、続きは木曜日。明日は 7時半から雑談ですので、え、よろしけれ ばまた遊びに来てください。長いこと ありがとね。それではお疲れ様でした。 おつあり。 [音楽] [音楽]
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