野原ひろし 昼メシの流儀 第2~3話「駅弁の流儀/串かつの流儀」

[音楽] 俺の名前は野原浩。ここ双葉正子に務める サラリーマンだ。出世道を爆進中と言えば 嘘になるが。いあ、あれ 後輩からはそれなりに尊敬されているはず だ。つまり方の都合で記がまったからも 早く動く必要がああるってわけだな。 なるほど。うん。続けてください。 うああああ。あとカラーバリエーションも増やしたいって話で。 へえ。 て。おい、川口。 おい。 ミーティング中にスマホをポチポチするなよ。 ああ、違いますよ。先輩の言ってたことメモしてたんです。 え、メモ? はい。 そ、そうか。 手書きよりこっちの方が早いんで。 いや、しかしなあ。 何か漢字悪いというかサラリーマンの礼儀作法に反してはしないか。 それ誰が決めたんですか? 誰がってわけじゃないけど、物事には監州とか伝統とかってやつが 先輩頭硬いこと言わないでくださいよ。 な、なんだぞ。 そんなものは時代と共に変わっていくんですから、もっと柔軟に対応していかないと。ど、 なんだよ。俺が間違ってるってのか。あ、モヤモヤす。よし、うまいものでも食ってパッと気分を張らそう。お、いい感じのレストラン。どれどれ。 [音楽] さすがにランチで3000 円はないなあ。もうちょっとお手頃にゴージャスな気分を味わえる店は回転しかありだな。 いらっしゃいませ。カウンター席にどうぞ。 家族で来る時はボックス席だからカウンター席は新鮮だ。 さて、色々回ってはいるが、最近はタッチパネルから直接欲しいものを注文するのが基本だ。最初に何から頼むか選択肢は無限大のようで実はそうでもない。寿司の食べ方には王道と呼ぶべき順序が存在する。白身から始まり海類に続き、そこから海やらなどみの強いもの。 [音楽] そしてトロなど油の乗ったものに行こう。こうすることで全てのネタを美いしく野球のピッチャーに先発中継抑えがいるように歴史の中でみ出されたセオリーがあるのだ。というわけで浜ち川最初の注文はこれでいこう。寿司は日本の伝統。 [音楽] [音楽] 伝統的な作法を守って食すのがってやつさ。 ま、川口のやつには分からないだろうが。お、来た、来た。おお。 [音楽] ゴージャスに輝くタプリと引きしまったハち。届けそうな縁顔。やっぱ寿司はいいなあ。 [音楽] [音楽] よし、食べる前にこの店には醤油皿がない ため、このように自力で確保する必要が ある。さらにファミリー層を意識して全品 をわさび向きになっているためこちらも ネタに醤油を軽くつけつつ ネタを戻して いただきます。ああ 、うまい。の皮のこりこりがいいんだよ なあ。2巻も当然うまい。え、次はどっち を食べるんだって?まあ、慌てなさんな。 ここでもう1皿開けてそこにガリを 盛り付ければ完成。これぞミサの構え。 回転寿司を快適に食べるための最強形態だ 。あ、葉ちもうまいし縁川も最高。あっと いう間にサラ食べちまったな。お次は赤貝 といくらだな。そして俺は先の先を読む男 。今からその次のことも考えての極上 少しおいがめちゃくちゃうまそうだ。 よし、今日は奮発しちまおう。 お、赤貝といくらが来たか。 うん。そう、そう。この歯ごたえと磯の 香りが醍醐みなんだよ。 うん。プチっと弾ける甘味がたまんねえな 。寿司自体の味はもちろんこの順番で 食べるからこそ美味しく味わえる。 やっぱり伝統的な作法を守るってのは大事 なんだよ。 大トロはまだ来ないか。回ってるやつから 何か取るか。いやあ、しかし順番を破る わけには。あ、ハンバーグ新之助がよく 食べてるやつだな。あれうまいのか物は 試しに1ついやいかいかいかん。寿司は 伝統。あんなものは息じゃない。 子供はともかくいい大人が食べるものでは おハンバーグ え、俺より年上なのに取った。 しかもあんなに幸せそうな顔で食べて大人をも魅了するポテンシャルがあるっていうのか。あ [音楽] あ、また来た。どうする 先輩?もっと自分に素直になりましょうよ。 興味があるんでしょう。もっとに時代に対応していかないと。 いや、やめろ。 ほらほら。早く決断しないと流れていっちゃいますよ。 取ってしまった。俺は超えてはいけない一戦を超えてしまったんだ。 うまいじゃないか。想像以上に柔らかずジな食感。そしてテリアソースとマヨネーズが奏でるハーモニー。ああ、俺は今不なものを食べているだが。 うまいものはうまい。 もう俺は戻れない場所に来てしまった。 もはや一層ブスってものを極めてみるか。何?誰が見ているわけでもない。まよ。豚カルビ寿司。うまい。そりゃうまいよ。カルビと米だもんな。エビフライ寿司。こはサクサク。中はプリだ。 [音楽] [音楽] マヨコーン寿司と唐揚げ寿司。なぜコーンとマヨネーズを混ぜただけの寿司がこんなにうまい。 もう形からしておかしい。いや、 うまけりゃいいんだ。うまけりゃ。よし。 お次は ラーメンか。いや、待て待て。ここまで 食べてきたものは変化球ではあるが、寿と いうマットには乗っていた。だが ないか。いいのか。俺はこの最後の川 をしまって。先輩は本当にだな。川口出く な。 負けりゃいいって言ってたじゃないですか。それに [音楽] 魚でラーメンの出汁を取ってるわけですから、ある意味ハンバーグより寿司に近いですよ。 [音楽] テリクスはやめろ。 スルーしていいのかな?旅なきゃきっと後悔すると思うけどな。う、 [音楽] [音楽] 寿屋でラーメン。 こんなに不なことがあるだろうか。しかし うめえ。ラーメンうめえ。いつもは塩分気にしてスープ残すけど今日は全部飲んじゃうもんね。伝統だとか作方だとかもうそんなものはどうでもいい。 [音楽] いや、むしろ全部ぶち壊していくべきなんだ。俺が間違っていたよ。川内 大変申し訳ございません。 募集門の極上大トロ遅くなってしまって。 え、大?今更大トなんて古ル臭い寿司。コストラ未来思考わな。なんと美しいフォルム。油の乗り方も文句のけ用がない。さすがは大の王様と言うべき風格が漂っている。 [音楽] これぞクライマックスにふさわしい圧倒的な満足感。俺は何を迷っていたんだろう。やはり大事なのは伝統と作法だ。よし、もう迷わないぞ。て、テラミス来た。寿い間違いな場所に存在しているひめを感じさせないとしたまい。 [音楽] やはりやはり 不も捨てがたい。甘い。そしてこの冷たさがヒートアップした俺を落ち着かせてくれる。大トロもうまいしミスもうまい。今までのものと新しいものどちらもバランスよく取り込んでいくことが大事なんだな。ありがとう、回転図寿司。君には大切なことを勉強させてもらったよ。 [音楽] お会計3280円です。 そんなに明日の昼はカップラーメンか。まさかここより高くつくとな。勉強台も安くねえな。な [音楽] んでレポートって提出ギリギリにならないとやり気ないんだろう。 わかる。でもはるかは偉いよね。つも計画的にコツコツ進めて全然そんなことないよ。 私大学生のあるか。気の置けな友人にも恵まれて青春真っさりです。ああ、そうだ。 [音楽] 2 人にちょっと相談に乗って欲しいんだけどさ。 え、何?私にドラム叩けるかな? ドラム? うん。こないだ大学でバンドサークルの人たちとすれ違った時。 まあ、腕のいいドラマどっかにねえかな。 [音楽] あれ、私にやって欲しいっていう勧誘のメッセージだったと思うんだよね。 え、気持ちは嬉しいんだけど、私音楽やったことないし、方向性の時代で揉めたりしないかなっていうのもちょっと心配でさ。 [音楽] いずれツアーとかやったりするとスケジュールの問題もあ、バイト先だ。ごめん。ちょっと出るね。もしもし。はい。 多分勧誘されてないよね。うん。あるかすごくいい子なんだけど自識過剰なのがたまに傷よね。 1 回勘違いしちゃうと妄想がどんどん膨らんでいくっていう。 明日のお昼ですか?はい。シフト入れます。 さてと。今日の昼飯は何にするかな?お、ハンバーガーか。 大変お待たせいたしました。このハンバーガー屋でバイトを始めて [音楽] 1 週間。まだまだ覚えることは多いけど笑顔だけは忘れないようにしなくちゃ。え、あの人私のこと見てる? [音楽] 私に手振ってる。な んで? も良さそうだし。この店にしようかな。 おお、ジューシーなハンバーガーの匂いが漂ってるな。いらっしゃいま。私の匂い嗅いてる。 あの1人なんですけど。 はい。こちらのお席にどうぞ。 どうも。 ええ、こんなに色々種類があるのか。うん。どれもうまそうだが。これだ。 すいません。 あ、はい。 アボカドフライバーガーをセットで お飲み物はいかがなさいますか? 食後にホットコーヒーを かしこまりました。よかった。別に普通のお客様だった。 [音楽] よし、無事注文も済ませたし、食事の前にトイレ行っとくか。て、こういう時ってなぜか決まって誰か入ってるんだよな。 そして入れないとなるとなぜか一気に模様してくるんだよな。なんかあの人やっぱり普通のお客様じゃないの? おやっぱいたてぎ。近くの客に入られたく。油断したぜ。確実に次は入れるよ。ここで待機だ。ああ、早くしろ。早くしろ。 しった銀の目で私のこと見てる。 はるかちゃんどうしたの? だめだ。さっきのあの人の顔が頭から離れない。 はるかちゃん。こちら 2番テーブルさんね。 あ、はい。2番テーブルあのお客様だわ。 あ、お待たせしました。 アボカドフライバーガーでございます。おお。 [音楽] なんというサイズ、そしてなんという分厚さ。食べているハンバーガーとはもはや別の料理だ。付け合わせのポテトもがっつり量があって、これはとんでもない食べ応えの予感だぞ。 [音楽] ごゆっくりさん。 もうこの席には近づかないことなるべく遠ざかるのよ。はか。 しかしこれどうやって食べるのが正解なんだ。ナイフとフォークが用意されてはいるが、これを使うのか、それとも素なのか。他のお客さんたちは。あ、私のことめっちゃ下がってる。逃げても無駄ってこと。 素派もいるが、ナイフとフォークを使う派 の方がやか。よし、俺もそれで行こう。 ケチャップとマスタードをかけてバンズを 乗せ。ナイフとフォークで一口サイズに カット。 そういただくか。 うん。繊細か。 ワイルドな味わい。 うまい。 これはうまいぞ。そして小金色に輝くポテトはほ、揚げたてだ。うまい。ああ、幸せな味だ。そしてこのおしゃれで清潔感溢れる店のレイアウト。あ、やって花が飾られていると気持ちも鼻やぐ。おさえ。 おお、ありがとうと。俺も料理を作ってもらうばかりじゃなく、食卓に花を添えるくらいのことはしてみようかな。あの、すみません。 はい。 この辺りに花屋ってありますか? ええ、ございますよ。 は、花屋。それって え、お、お客様。 さっきはご馳様、どうしても君のことが忘れられなくて受け取ってくれないかな。 そんなに渡れても そして調理風景が見られるのもナイスだ。ああ、やって 1つずつ丁寧に作ってるんだな。 一体何を見てるの?まさかシフト表。私のシフトハートしようとしてる。 [笑い] けどあんなに遠くから分かる。きっとものすごく視力がいい人なんだわ。私のシフトが終わるの待ち伏せして。 はるかちゃんお疲れ様。 [音楽] 行くよ。3210。 ええ、告白された。 テイクアウトのお客様お待たせいたしました。 へえ。テイクアウトもやってるのか。 ちょっとちょっとちょっとあのラン契約しちゃおうかなって考えてる。 ここならシフトギリギリまで一緒にいられると思ってさ。え、 [音楽] 勝手に話進めないで。いやー。 [音楽] はるかちゃん ま、ここらであの人の暴走をちゃんと止めとかないと。よし、思い切って。 ああ、忙しいなあ。バイトもあるし、大学の課題もあるし。ああ、本当に忙しい。よし。あなたと過ごす時間はないんですよ。アピール。再成功。 [音楽] 随分独り言が大きい子だな。 ま、いいんだ。しかしこんなにボリュームがあるのに全然くどくなくどんどん食べ進められる。むしろサイドメニューまで頼んでもいいくらいだったな。こうしてみると追加で頼んでる人も結構いるし。 [音楽] 別の女性に目移りしてる。良かったけど私がダめなら次行っちゃえってこと。なんて接想のない。 [音楽] クラムちゃウターか。クラべちゃうな。あの人今比べちゃうだなって言った。何をどう比べるの? 1度は諦めようとしたけど。 やっぱり私じゃなってこと? あるかちゃん? 2 番テーブルのお客様お水なくなってるから持ってってあげて。 あ、はい。 ああ。ああ。 ああ、取り替えてもらわなきゃ。 よろしければお水のお代わり。え、私のスカートの中覗こうとしてる。 [音楽] 量も味も大満足だったな。ごちそう様。 あ、お会系ですね。 980 円になります。よかった。やっと帰っていただける。 ないか。 ハニー、チーズバーガー。ハンバーガーに甘いハニーを加えちゃうのか。おいおい、どんな味になるんだよ。 ハニー気になる。これは確かめて見るしが。 [音楽] お開し20円です。 どうも ありがとうございました。 また食べに行きます。ハニー。 何?どうしよう。完全に狙われてる。 [音楽] ごちそ様でした。 うーん。正直どのアイデアもどこか 2番戦術というかな。 ですよね。すみません。 申し訳ないがもう1 回練り直してもらえないか? はい、分かりました。 [音楽] 俺の名前は野原浩し。サラリーマンだ。日々の疲れから仕事へのアグレッシブな姿勢を失いかけていた。 [音楽] 俺最近気づいたんだ。 あ、 仕事ってのはゲーム感覚でやればいいんだって。 ゲーム感覚。 1 つ1 つのクエストをクリアして経験値を貯めてレベルアップしていく。相手によってどういうアイテムや特技を使えば攻略できるか考える。 そしたらどんどん仕事が楽しくなってさ、 俺の目から鱗が落ちた。なるほど。そういう考え方もあったのか。 [音楽] 1つ1 つ確実に仕事をこなして自分をレベルアップさせていく感覚。はい。 ご検討よろしくお願いします。そしてこのプロジェクトを実現させたいんです [音楽] た。確かに斬新なアイデアではある。しかしあまりにイメージがつかないというか 効果的なアイテムと参考人になりそうな事例をまとめてきました。 [音楽] いつの間にこんな 効果的な特で攻略する。 どうかお願いします。分かった。上の方に駆け合ってみよう。ありがとうございます。いやあ、ありだな、このやり方。さて、次の取引先に向かう前に昼飯を済ませておくか。今の所持金は。え、ご、 [音楽] [音楽] 500 円。しょうがない。コンビニでおにぎりでも買うか。 お、唐揚げ定食。なるほど。居酒屋がやっているランチか。この値段は魅力的。うん。今日のランチは唐揚げで決まりだ。しかし全然店がありそうな気配はない。どうする?やはりコンビニにするか?いや、時間にはまだまだ余裕がある。諦めるな。 [音楽] そう、これもゲームだと思えばいい。俺は 今幻の唐揚げ定食を求めてこのダンジョン を探検しているんだ 。意味にベンチに座っているおじいさん 発見。 あの500円で唐揚げ定食が食べられる ご存じありませんか?ああ、あの店に行く のかい。いいね。そのゲームっぽい 言い回し。この道をまっすぐ行って 2 つ目の右あった。よっしゃあ、クエストクリアだ。 [音楽] いらっしゃいませ。カウンター席へどうぞ。 一応メニューを見とくか な。なんだと? 5個から10個好きな数を選べる。 なるほど。 朝からバリバリ働いて腹はペコペコだし、 7個か8個くらいか。 いや、ここは10 個だ。なぜなら値段が同じだから。すいません。唐揚げ定食唐揚げ 10個でお願いします。 10 個?マジかよ。 ええ、 かしこまりました。 なんだあのさが現れたといった反応は。 10 個頼むやつなんて早そういないってか。いや、しかし値段が値段だ。 1つのサイズは高が知れているだろう。 お待たせしました。 唐揚げ定食唐揚げ 10個です。 もぼボリュービしていた倍のサイズと言ってもカウンではない唐揚げが [音楽] 10個。 グランドキャリオンのように堂々とそびえ立っている。 食べれるものなら食べき切ってみろと言わんばかりの圧倒的なボリュームだ。なんてこっただ。ひろしの昼飯クエストはここからが本番だったのか。とにかくまずは食べてみよう。うまい。 [音楽] [音楽] 外はサクっとした歯ごた応えで中は じゅわっとジュー脂。きっといい肉を使っ ているんだろう。複雑に絡み合う スパスパイスの味でご飯も進むし。千切り キャベツは口の中をさっぱりさせてくれる 。 うん。やはり定食に味噌汁は欠かせない なあ。いけるぞ。この唐揚げ定食なら無限 に食べられる。そう、無限に。 無限に。残り 5 個。さすがに秋が来てしまった。ここからが本番だな。落ち着いていこう。クリアへの道筋はあるはずだ。七身と醤油行け。よし。アジ変成功。次はお前だ。あ。 [音楽] また違う味わいでいけるな。しかもこの 濃い味が飯に合う。 よっしゃ、この調子でどんどん行くぜ。 うりゃ な。何く もう同じ味は通用しないということか。 しかもかなり腹が。 どうする?これ以上はもう良くないことだというのは十々承知している。だがその上でギブアップという選択肢も視野に入れざるを得ないんじゃないか。 [音楽] にしても店長さ、 この値段で唐揚げ山盛り出してたらやっていけないんじゃないの? そうなんですけどね。 お客様がお腹いっぱい食べてくれるのが嬉しくてやめられないんですよ。なんと眩しい笑顔。この唐揚げ定食の裏にそんな思いがだめだ。やはり俺は諦めるわけにはいかないとはいえここからどう攻略する? あ、店長、マヨネーズくれる? はい。そ、そんなスペシャルアイテムか。 あの、こちらも頂いていいですか? [音楽] あ、はい。来た、来た、来た。そんだぞ。あ、うまい。外心の一撃だ。よし、残りは [音楽] [音楽] 2つ。ゴールが見えてきたぞ。 お客さん。 お、 いい食べっぷりですね。 え、ああ、どうも。 おや、お客さんご飯かがです?お代わりできますよ。え、やいや、ここに来て、それは申し訳ないが、ここは うちはお米のブランドにもこだわってまして。 え、そ、そうなんですか。 やっぱりお代わりって言ってくれるとめちゃくちゃ嬉しいんで。じゃあ本当にちょっとだけ。はい。 ああ、俺のバカ。 こうなったらもう俺に残された手段は1つ 。ズバり 根性だ。 [音楽] よし、残すは唐揚げ1つ。さあ、ラスト な。 みんな あと1つあと1 つなのに橋が動かないどうする?どうする?うしようか?確かにまだ使っていないが今更という感じもよ。これは序盤から手に入るふれたアイテムが実は重要だったという激ア展開。 [音楽] 最後はお前ら。いや、 [音楽] [拍手] やった。 いやあ、食った。食った。次行く機会があれば 7個くらいにしておこう。 え、足りなかったか。しょうがない。切符を買って。そうだ。もう [音楽] 1円も持ってないんだった。打ち合わせは 40分後、取引先では 2 駅。徒歩でもギリ行けるか?満腹状態なのでまずは普通のペース。徐々に早足に変えていきな。頑張れひろし。 [音楽] これもゲーム感覚でクリアするんだ。 ご馳そう様でした。わけではないが時々足を運ぶ場所というものがある。 読書化を気取りたい時に行くフル本屋だっ たり、ストレスを解消したい時に行く ボーリング場だったり、また日常から離れ たい時に行く釣り彫りだったり、頻度は 低くとも何年も通っていればそれもまた 常連と言えるのかもしれない。そしてこの 沖縄蕎麦屋も俺にとってそういう場所の1 つ。 沖縄出身の大将が本場の味を作ってくれる店だ。 メシね。 どうもゴブ沙汰してます。さて何にしようかと悩む必要はない。 [音楽] いつものでいいですか? はい。もので かしこまりました。 いつものとはズり早期そばのこと。 大将分かってくれている。大人として若者にアドバイスするならまだこういう関係性の店がいくつあるかで人生の豊かさがてえ、 どうしました? 大将店閉めるんですか? ああ、そうなんですよ。 ま、またかの展開 残念だな。 せっかくいい店に出会えたと思ってたのに。 すみません。 寂しくなるなあ。 俺もしょっちゅ来てたわけじゃないとはいえショックだな。しかし現にこうしてお客さんは俺含めて 2 人だけ。昔はもうちょっと賑わってたよな。最初にここに来たのはそう取引先の人と一緒に昼飯を食べることになって。 [音楽] へえ。沖縄そばか。野花さんここどうです? [音楽] ああ、いいですね。 自分スキューバダイビングやるんで沖縄めっちゃ行くんですよ。 [音楽] ええ、メソレ [音楽] え、えっと、メソレ メンソレはいらっしゃいって意味ですから、それだと野原さんが真似板側になっちゃいますよ。 そ、そうなんですか。あ、敵にこんにちは的な意味かとしょっぱで赤っぱじを書いてジャンパみさいいですよね。 [音楽] ナポレオンフィッシュに会うとテンション上がるんですよ。 2 人の会話に入っていけず。 いや、おいしかったですね。本当に このまま常連になっちゃいそうだな。野原さんもまたご一緒しましょうよ。 [音楽] はい、是非また来ましょう。 でもその後取引先の人は名古屋の方に転勤になって結局俺だけが緩い感じの常連になったんだよな。 ご馳そ様。 650円になります。ニフェデビル。 お、ニーフェデビルはありがとうという意味。俺もこの店に通うちに多少は沖縄の言葉が分かるようになったもんだ。しかしこれでとうとうん俺 1 人か。世間話でも振ってみるべきなんだろうか。もう会うことはないかもしれないし。 あ、でも今まで雑談らしい雑談をしたことはないしな。何か話の入り口になりそうな。お、謎の石発見。え、大将、あの石何ですか? ああ、友人からもらったもので隕石らしくて。 ええ、隕石?私も全然詳しくはないんですけど。 そうか。 隕石? ええ、隕石すごいよな。春バル地球まで ですね。 話広がらず。あ、そういえば1回だけ大将 と町でまったり会ったことがあるぞ。えっ と、あの時は確か おど 。 どうも。私服が思ってた感じと違った。どうする?あの私服の剣突っ込んでみるか?いやいや、話がいい方に転がれば盛り上がるが、最悪ものすごく変な空気にしてしまう可能性もあるし。こんなことならもっと前からちゃんとコミュニケーション取っとけばよかったな。 長年通ってるのにつまでもお店の人とお客さんの関係で お待たせしました。 おご注文の早期そばです。 あ、どうも。 おお、来た、来た。これだよ。これ透明なスープに弁生姜の赤とかまぼの白。ネギの緑がよく生える。 [音楽] そして中央にドーンとப座する早期。 おまけにラフテートフォークまで豪華に乗せられていて。あ、あのラフテートポークが私からのサービスです。 [音楽] え、お客様には長い間ご愛こいただきましたので。 あ、ありがとうございます。そうか。 ならば俺もこの店で食べる最後の沖縄そば を一口一口大切にいただこう。沖縄に言え ばクっちサ。まずはスープから見よ。この 透き通る美しさを。そのお味は うん。死に渡る 骨とカツの絶妙なバランス。があって なおかつあっさりしてるぜ。そしてそんな スープからヒラメがこんにちは。ヒラメ。 ここで沖縄そばの豆知識を1つ。一口に 沖縄そばと言っても沖縄本島、宮小島、 や山諸島など地域によって主流となる面の 形は異なる。このお店は沖縄本当北部で よく見られるというヒラメンタイプだ。 ああ、うまい。この独特の風味がいいんだ よな。続いてサービスのポークをいただく か。豆知識そのソーセージの中身だけを肩 で固めたわゆるランチョンミート。これを 沖縄ではポークと呼ぶ。おお。 あうん 。いいアクセント。なんだか懐かしい味な んだよな。からのラフテ 豚肉につけたものだ。隔りと同じものだと 思われがちだが、それは間違い。豆知識 その3ラプテは川付きの豚肉を使い、泡盛 やカツで煮込むのが大きな特徴だ。つまり 君がだ。隔離の中に紛れても俺の目は ごまかせないぜ。 諦みよ。 沖縄でびっくりしたを意味する言葉が出てしまうくらい驚きの柔らかさ。味もしっかりついてて皮もプルプルだ。 [音楽] そしていよいよ俺の大本命早期を食すか。早期とは豚のスペアリムつまり骨つきバラ肉のことだ。手間暇かけてほに煮込まれていてベジマーザンつまりめちゃくちゃうまい。 [音楽] [音楽] 肉と油の絶妙なバランス。甘辛い味付けも最高だ。しかし俺も随分沖縄そばに詳しくなったな。まあ、全てこの店でお客さんが会話してた内容の受け売りなわけだが。お、そういや昔川口のやをここに連れてきた時。 [音楽] [音楽] うわ、美味しそう。 てか先輩本当にご馳走してくれるんですか? ああ、正談がうまくいったお祝いだ。 やった。 しかしあれだな。 共他者より早期に動いたことが員だったなあ。早期そばだけに。 え、何ですか?いや、お、あの時大将が俺には伝わってますよって笑顔を向けてくれて救われたんだっけな。で、そうだ。その次に来た時は [音楽] メサれつものんですか? え、もの? あ、すみません。てっきり早期そばかと。 あ、ああ、そうです。 いつもので大将の方からいつものって言っ てくれてあ 、俺この店の常連になったんだなって。俺 たちの関係はずっとお店の人とお客さんで もこうして振り返るとその中でたくさんの コミュニケーションがあったんだな。だ からラテート書くには別なんだって。場所 によって面の形が違うんだよな。 多くってランチョンミートのことか。最後のスープ飲み放させていただきます。大将に今日までの感謝を伝えよう。それだけで十分だ。ご馳そう様です。 [音楽] [音楽] 今日までありがとうございました。 いえ、こちらこそ。 もうこの味が食べられなくなっちゃうのは残念ですけど、このお店と出会えて本当に良かったです。 それじゃあ はあ、お客さん。 え、お題をまだいいてないんですけど。 [音楽] あ、すみません。ご馳そ様でした。 ።

野原ひろし 昼メシの流儀 第2話「駅弁の流儀/串かつの流儀」
野原ひろし 昼メシの流儀 第3話「駅弁の流儀/串かつの流儀」
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