【クリアレビュー】『イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード』圧倒的物量と熱量!渾身の復活作【イナイレ / Switch / Switch2 / PS / XBOX / PC】
おはようございます。いちゴです。今回は 11月14日に発売された稲妻マイレブン auたちのビクトリーロードのクリア レビューとなります。それでは早速紹介に 入っていきましょう。 まずはイ妻マイレブンauたちの ビクトリーロードについて簡単に紹介して いきましょう。本作はレイトン教授や妖怪 ウォッチなどで知られるレベル5の人気 IPの1つ稲妻マイレブンシリーズの最新 作です。イナ妻マイレブンといえば今では レベル5の大名詞とも言える メディアミックスを積極的に取り入れた 初期のタイトルです。第1作は初集こそ約 4万本という売上でしたが累計では約 40万本、2作目や3作目はミリオン ヒットを記録するなどゲームアニメ漫画 などメディアミックスによって大人気 IPAと成長を遂げていきました。年から は舞台を10年後に移した稲妻イレブン5 が展開され、無印ほどの爆発力こそない もののシリーズは新たな世代へと受け継が れていきます。しかし2013年で5 シリーズが一区切りを迎えた後、次なる 一手として発表された稲妻マイレブン アレスの天秤から状況は一変します。元々 2018年の発売に向けて開発されてき ましたが、外中先とのトラブルや開発 エンジンの変更、シナリオやゲーム システムの作り直しなど重なる延期により 気づけば稲妻マイレブンは延期しか効か ないような状態にすらなっていました。 合わせて2018年から19年に放映され ていたテレビアニメ、アレスの天秤や オリオンの刻印はシリーズファンからの 評価も決して高くなく、かつてレベル5の 柱であったメディアミックスが足カとなる 事態に陥っていきます。旅重なる延期の中 、2025年、ついにシリーズ最新作とし て発売されたのが本作稲妻レauたちの ビクトリーロードです。この後詳しく レビューしていきますが、延期の中で シナリオやゲームシステム、開発エンジン など全てが初期のコンセプトから一進され ており、長年の開発期間で全てを詰め込ん だようなボリューム感は熱意として プレイヤーに押し寄せてきます。 稲妻レブン新賞の幕明けにふさわしい 仕上がりとなっています。 長い延期が続く中でレベル5の日野明さん は本作についてスケジュリングが甘かった と反省を口にしつつここまで来たら完全な ものを出したいと語っていました。その 思いは作品にも強く反映されており、本作 にはストーリーモードとクロニクルモード という2つの大きなメインコンテンツが 用意されています。まずはストーリー モードから見ていきましょう。本作の舞台 は長崎県のラ雲原中。初代から25年が 経過し、新たな世代の物語が始まります。 主人公はある出来事をきっかけにサッカー ができなくなった少年、笹波運命。 サッカーを憎むようになった彼はサッカー 部の存在しない名原中へ進学しますが、 学校1の問題桜崎常司や。同じくサッカー から離れていた基礎兵太と出会い、次第に 心を動かされていきます。運命は指揮感と してサッカー部を復活させ、フットボール フロンティアの頂点を目指すことになり ます。ストーリーモードの大きな特徴は 序盤にサッカーの試合がほとんど登場し ないことです。ゲーム開始時にも注意書き が表示されますが、実際最初の3時間は アドベンチャーパートとアニメーションで 進行します。アドベンチャーパートでは 簡易なじゃんけ風のバトルが挟まれ、 さらに全体として約1時間のアニメが挿入 されるなどテンポにや上を感じる場面も あります。一方で物語そのものはスムーズ に展開されていく印象です。運命は過去に 大きな挫折を抱えており、その設定が序盤 で丁寧にかれます。そのため名原中で サッカー部を大きくしていく過程では派手 な衝突や大きな障害はほとんど登場せず 物語はストレートに進んでいきます。 サッカー部を復活させるために他の部活を 統合したり仲間集めに強引な手段を取る 場面もあり、運命に感情移入しづらい一面 もありますが、サッカーへの情熱を 取り戻していく姿をまっすぐに描いた ストーリーは多くのシリーズファにとって 稲妻マイレブンらしいドラマとして 受け取れるはずです。 本作ではこれまでのエンド守るや松風天馬 のように試合に参加するプレイヤーでは なく指揮としてチームメイトを伝えていく ことになります。一見するとやや地味な 立ち位置にも思えますが、チームメイトを 誰よりも観察し、育成していく運命の姿勢 はゲームプレイと非常にマッチしています 。ストーリーモードでは名マラ中を初めと して商店街や駅前など様々なロケーション が3Dフィールドとして構築されており、 ちょっとしたアクティビティやサブ シナリオなど細かく作り込まれています。 それらのフィールドを探索していくことで 世界への改造度が上がっていく体験は レベル5の作品の強みと言えます。 フィールドには特訓と呼ばれる アクティビティがいくつか用意されており 、階段の走り込みやシュート練習などを 行うことでキャラクターを育成でき指揮感 である運命の役割を実感できるシステムと なっています。また本作では試合を行う 11人のうち5人はセレクトキャラと呼ば れるサブキャラクターが採用されています 。彼らはシナリオに大きく関与しないため 物語の中心となるキャラクターは6名に 絞られています。その分指揮感である運命 と主要メンバーの関係性は丁寧に描かれて おり、この点は高印象でした。一方で セレクトキャラはサブ的なポジションでは ありますが、プレイヤーが選ぶメンバーで はあるので、もう少し掘り下げが欲しかっ たようにも感じます。特に本作では全部で 45個のサブシナリオが用意されています が、うど屋などの街のキャラクターなどの エピソードは豊富なのに対し、セレクト キャラについては1名だけ登場するだけで 特に掘り下げられないのは気になった ポイントです。セレクトキャラの面接 パートを異様に長くするくらいなら多く 用意されたサブシナリオの中でもう少し彼 らの違った一面を見たかったように感じ ます。シナリオは全体として見ると、一部 やや取ってつけたような陰謀のような展開 は若干のノイズとして気にはなりましたが 、運命と仲間たちの活躍を丁寧に描いて おり、終盤にかけては25年という設定も シナリオにうまく組み込み、新たな幕明け として高い完成度を起こっていたように 感じます。 続いて本作の角であるサッカーバトルに ついて見ていきましょう。ゲームでは序盤 を抜けると様々なチームとのバトルを行っ ていくことになります。シリーズではDS や3DSなど携帯ゲーム機でリリースされ ていたこともあり、タッチペンによる操作 をメインとする俯瞰視点による シミュレーションゲームのようなシステム となっていました。本作では各手 コンソールでの登場ということもあり、3 Dグラフィックかつプレイヤー自身が キャラクターを操作する一般的なサッカー ゲームに近いようなシステムが採用されて います。とはいえ、ただサッカーを行って いくというわけではなく、初代から ジャンル付けされている収集育成サッカー RPGをしっかりと投集したゲームプレイ が実現しています。試合ではボールを 取り合いになった際にはフォーカスと呼ば れる攻撃と守備の駆け引きを行ったり ゴール前までボールを運べばゾーンと呼ば れる攻防へと発展していきます。特にゾは シリーズをお馴染みの必殺技でゴールを 決めるだけでなく、近くにいる味方へと ボールをついでいくシュートチェーンを 行うことでより攻撃力を高めることが できるのでゴールを決めた時は非常に爽快 感があります。また試合中は必殺技など 使えるテンションゲージをどのように管理 していくか、様々なバフを得ることができ 、形成逆転を狙えるタクティクスをどの タイミングで発動するかなど、メ選強を 理解していく必要があり、シリーズが持つ 戦略的なプレイを想像以上にしっかりと 新しいシステムとして落とし込んでいます 。またストーリーモードではこれらの システムと合わせて特定の技を決めるや キャラクターにパスするなどミッションが 用意されており、それらをこなすことで 試合が進行するようになっています。その ため純粋なサッカーバトルというよりは ちょっとしたパズルのようなゲームプレイ ではあります。とはいえミッションを導入 することでシナリオとして楽しめる作りに なっていますし、ストーリーモードは サッカーバトルを理解するチュートリアル 的な立ち位置としてもしっかりと機能して いる印象です。 続いてもう1つのメインコンテンツ クロニクルモードについて見ていき ましょう。クロニクルモードでは初代 イナズマイレブンやイナズマイレブン5 などこれまで描かれてきた数々の試合を追 体験できるモードとなっています。試合は ゲームで描かれたものだけではなく、 アニメや映画オリジナルの試合や展開、 アップデートではアレスの天秤などの実装 も予定されており、まさにナズマイレブン の歴史そのものを体験できるモードとなっ ています。ゲームではす6のようなマップ が用意されており、各マスではストーリー に沿ってオリジナルのチームを使用して ミッションを行っていくクロニクルバトル と自身のチームでサッカーバトルを行い マスを進めるルート解放バトルでゲームを 進行していきます。クロニクルバトルは 試合だけでなく各キャラクターのセリフや シーンに合わせて音楽が用意されている などシリーズにとっては懐かしい追体体験 として丁寧な仕上がりとなっています。 ルート解放バトルはそんな歴戦の キャラクターたちと自分で育成したチーム で戦って勝利を収めていくことになります 。ゲーム進行としてはシンプルですし、 シリーズにとっては歴史を体験していく ゲームプレイは激なコンテンツと言えます 。特に序盤で流れるオープニングムービー は素晴らしく、これだけでお釣りが来ると 思ったプレイヤーも少なくないと思います 。一方でストーリーモードをクリアした後 のクロニクルモードのゲーム進行にはやや 疑問を感じてしまいました。というのも、 本作ではストーリーモードをクリアした後 はストーリーで育成した名モ原中の メンバーを自身のチームに入れることが 可能になります。ストーリークリア時は 大体のプレイヤーがメンバーのレベルが 大体50前後なのに対してルート解放 バトルの対戦相手は5レベル程度から スタートします。ゲームでは一応レベル キャップでこちらのチームのレベルが調整 されますが、それでも10以上のレベル差 があるため負けるわけがなくほぼ消化試合 のような状態となります。先にも紹介した ように、クロニクルモードはマスを進める ためにはルート解放バトルが必須なため、 どうしても状況に感じてしまう場面が 多かったです。マスを進めれば徐々に敵の レベルも上がってくるものの、その分 こちらも強くなっていくため、バトルが 緊張感を帯びる場面はほとんどありません 。結果として先制点を取ってからパスを 回し続けて時間を稼ぐという嫌なサッカー プレイが最適になってしまう局面も多く、 歴史を追体体験する面白さがや損われて しまっていたのは残念でした。 またクロニクルモードではこれまでの作品 に登場者選手のほとんどを収録しており、 5400人というとんでもないボリューム の選手が登場するのも大きな魅力となって います。各選手はクロニクルモードでの 試合によるドロップやプレイヤーズ ユニバースと呼ばれるゲームアイテムで 行うガチャで入手可能となっています。 試合だけでもかなりのキャラクターが手に 入りますが、ガチャではヒーローと呼ば れるレアリティの選手が用意されており、 それらを手に入れることでより強いチーム を作り上げてくことが可能となっています 。また、各キャラクターを複数手に入れた 場合、合成なども行うことができ、 どんどん選手を増やしていくことで育成の 幅も広がっていきます。さらに本作では スキルとなるアビラーボードや選手の連携 を高める絆、チームメンバーの組み合わせ で効果を発揮するチームパッシブなど多数 の育成要素が用意されています。同じ キャラクターやチームメンバーでも育成 方針によって個性がしっかり出るので1度 手を出すとなかなかに抜けられない中毒性 があります。ただし各素の説明がやや不足 していたりUIが直感的に使いづらかっ たりなど精査されていない印象も受けます 。ストリーモードやクロニクルモードなど 膨大なコンテンツを妥協なく収録している 反面、育成要素まで詰め込んだことで近年 のソーシャルゲームのような情報量の多さ によるトロ感も感じてしまいました。また プレイヤーズユニバースのガチャを行う ために必要な絆スターに関してもや排出率 が渋くオンラインプレイで集める方が効率 が良いため放置などをしているプレイヤー も多く改善が必要な箇所に感じます。とは いえ発売から非常に早いペースで アップデートが行われており、11月18 日時点でもUI改善が進んでいます。育成 周りの複雑さや絆スターなどについては 今後の修正で改善される可能性は高く、 この辺りはライブサービス的な運営を行う 近年のレベル5作品らしい強みだと感じ ました。 長い長い旅地の果てにようやく姿を見せた 稲妻イレブン英雄たちのビクトリーロード 。遊んでみると待たせた分全部入れました という熱量がしっかり伝わってきました。 ストーリーもバトルも育成もクロニクルも とにかくボリューム満点でエンド コンテンツ重視のレベル5作品らしい作り は本作では非常に輝いているように感じ ます。気になるところもありますが アップデートでどんどん良くなっていく タイプの作品ですしシリーズ最新作として 非常に満足度の高い一作です。是非とも 多くの方に触れて欲しい稲妻マイレブンの 新たな出発戦です。 このチャンネルでは最新ゲームのレビュー やゲーム紹介動画を投稿しています。是非 ともチャンネル登録、高評価よろしくお 願いいたします。
今回は11月14日に発売された『イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード』のクリアレビューとなります。それでは早速紹介に入っていきましょう。
【目次】
00:00 序文
00:41 『イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード』とは
02:07 初代から25年後を描く「ストーリーモード」
04:06 指揮官としてチームメイトを支えるゲームプレイ
06:05 爽快かつ迫力のあるサッカーバトル
07:58 アツい試合を追体験する「クロニクルモード」
10:16 5400人を超える選手と豊富な育成
12:12 結語
◼️こちらもぜひご覧ください
2025年12月の期待作
本チャンネルでは、ゲームの紹介やレビューを行っております。
チャンネル登録、高評価よろしくお願い致します。
MAG.MOE - The MAG, The MOE.