『チャージマン研!』(チャージマンけん!)は、ナック(現・ICHI)が制作し、1974年にTBSテレビなどで放送された日本のテレビアニメである。通称「チャー研」。
関東ではTBSテレビにて1974年4月1日から6月28日まで、月曜日から金曜日の17時30分 – 40分の10分の放送枠で全65話が放送された(出典:毎日・朝日・読売各新聞縮刷版)[注釈 1]。1話完結形式[1][2]。企画した西野清市によると、真鍋博が書いた21世紀の絵物語を元に、未来の生活を描こうとした作品を目指して製作された[3]。プロデューサーの茂垣弘道(現スタジオコメット代表取締役)によれば、1話あたり50万円という低予算作品であるため、制作側もスタッフが勝手に海に遊びに行くなど熱意が無く[3]、結果として後述するような内容になってしまったという[4]。また番組に関する情報も少ないため、現在でも不明な点が残っている。
雑誌展開は徳間書店『テレビランド』と秋田書店『冒険王』で行われ、それぞれコミカライズ版が連載された[5]。
人気の再燃[編集]
本放送終了後、長らく顧みられることはなかったが、2000年代後半頃より適当な作画や演出、ストーリーの奇妙さなどでツッコミがいがある珍作として再評価され、2ちゃんねるやニコニコ動画などインターネットのコミュニティで人気を呼ぶようになった。2008年9月5日放送のNHK衛星第2テレビジョン『ザ☆ネットスター!』は、ネットにおける『チャージマン研!』ブームを取り上げた。
2010年8月21日、初の放送から40年弱の時を経て公式サイトがオープンし、(2014年春、消滅。)同10月27日には公式サウンドトラック&トリビュートアルバム(チャージマン研! Tribute to Soundtracks vol.1)が発売された。
ネット上でのブームを受け、2008年から2009年にかけてAT-Xで[6]、2011年7月から2012年1月にかけてキッズステーションで[7]それぞれ再放送された[注釈 2]。いずれも放送順は本放送時と同一であり、後述するDVD独自の収録順と異なる。
また2012年8月8日放送の『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系列)では、本作の中から、ジュラル星人が放った人食い蝶を研がアルファガンで退治する「蝶の大群が舞う」(第3話)、ジュラル星人がレコードで人間を老人化する「殺人レコード 恐怖のメロディー」(第16話)、人間爆弾に改造されたボルガ博士を、ジュラル星人の宇宙船目掛けて放り出した「頭の中にダイナマイト」(第35話)の計3本を放送した。
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