バケモノの子, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=3219485 / CC BY SA 3.0

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『バケモノの子』(バケモノのこ)は、2015年に公開されたスタジオ地図制作の日本のアニメーション映画。
『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』に続く細田守監督による長編オリジナル作品第3作である。
細田は前作に続き、自ら脚本も手がける。
本作では、バケモノたちの世界にある都市・渋天街を舞台に親子の絆を描いた「新冒険活劇」となっている。
スペインで2015年9月に開催された第63回サン・セバスティアン国際映画祭では、アニメーション映画として初めてコンペティション部門に選出されたものの、受賞には至らなかった。
多々良と百秋坊が「人間界(渋谷)に生きる少年(蓮またの名を九太)とバケモノ界(渋天街)に生きるバケモノ(熊獣人の熊徹)」の人生を語る物語。
9歳の少年・蓮は、両親の離婚で父親と別れ、親権を取った母親につくことになるが、その母も交通事故で急死してしまう。
両親がいなくなった蓮は親戚に養子として貰われることになったが、引越しの最中に逃げ出し、渋谷の街を独り彷徨っていた。
行くあてもなく裏通りでうずくまっていた夜、蓮は「熊徹」と名乗る熊のような容姿をしたバケモノ(獣人)に出逢うが、すぐに見失ってしまう。
蓮は、「独りでも生きていきたい」との思いから、『強さ』を求めてそのバケモノを探しているうちに、バケモノの世界「渋天街」へ迷い込んでしまう。
元の渋谷に戻ろうとするが、不思議なことに来たはずの道は閉ざされていた。
バケモノ界の長老である「宗師」は高齢で、近々その役目を引退して神に転生する予定であり、後継者を決めなければならなかった。
後継者は最も武術と品格に優れた者がなるしきたりであり、闘技会の勝者が次期宗師として認められることになっていた。
後継者候補である熊徹は、闘技会に出場するための条件として、弟子を取ることが現宗師により課せられていた。
熊徹が人間界の渋谷に現れたのは、その手前勝手な性格から渋天街には自分の弟子になりたがるバケモノがいないという理由だった。
自分を追ってバケモノの世界に踏み込んだ蓮を熊徹は見込みがあると判断、蓮は熊徹の弟子となった。
自身の名前を「個人情報」だと言い渋った蓮は9歳だったことから熊徹に「九太」と名付けられ、2人は共同生活を始める。
バケモノの世界では、人間を住まわせると、いつしか心に「闇」を宿し、大変なことになるという言い伝えがあるため、九太が弟子になる(=渋天街に住む)ことを周囲が反対したが、宗師がこれを認める。
二人は性格がまるで合わず、事ある毎にいがみ合い、衝突した。
しかしお互いに素の自分を出し切ってぶつかり合う修行の日々を重ねることで互いに心身とも成長し、いつしか親子のような関係が結ばれるようになる。
孤児のため独学で武術を極めた熊徹は、技術面で荒削りなところがあり、ライバルの猪王山には到底勝ち得なかったが、九太を指導することによって、独りよがりな武術が次第に洗練されていく。
それから8年、逞しく成長した九太はある日、偶然に渋天街から人間界の渋谷に戻り、図書館で進学校に通う女子高生の楓と出会う。
以後、九太はそれまで通り渋天街に住みながら、昼間は人間界に戻って楓から学校の勉強を教わるようになる。
楓は九太の勉強の理解が早いことに驚き、興味があるなら高卒程度認定試験を受けて大学進学を目指してはどうかと勧める。
九太も大学進学を考えるようになり、楓といっしょに区役所で住民票を調べる内に、実の父親の住所を知り、父親との再会を果たす。
そんなある日、熊徹は九太の寝床から人間の世界の教科書を発見する。
人間の世界と縁が切れていなかったことを熊徹は問い詰め、反抗した九太は渋天街を出奔してしまう。
人間の世界で、父親は九太に「辛い過去は忘れて一緒に暮らそう」と話を持ち掛けるが、九太は「何も知らないくせに過去が辛かったと語るな」と拒絶してしまう。
九太の心はさらに揺れ、自分の心の中に闇の部分があることを知る。
楓と話をし、自分の心に決着をつけるために久々にバケモノの世界に戻ってみると、宗師後継者を決めるための闘技会が行われていた。
熊徹と猪王山の決戦、九太がいないせいか熊徹は精彩を欠き、ノックダウンされて負ける寸前であった。
九太は倒れた熊徹を一喝、間一髪で立ち上がった熊…

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