ロケットマン (加藤元浩), by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=745288 / CC BY SA 3.0
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#推理漫画
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#ロケットを題材とした作品
#スパイを題材とした漫画作品
『ロケットマン』は、加藤元浩による日本の少年向け推理漫画。
2001年11月号から2005年1月号まで『月刊少年マガジン』(講談社)にて連載された。
単行本は全10巻、文庫版全5巻。
作者である加藤の代表作『Q.E.D. 証明終了』(マガジンGREAT(現・マガジンイーノ)に連載)の『月刊少年マガジン』におけるゲスト掲載の好評を受けて始まった作品。
『Q.E.D. 証明終了』そのものは100ページ程度の一話完結を基本形式とした、月刊誌連載には不向きなつくりを持つ作品であったため、完全新作である本作の連載となった。
単行本の発刊においては『Q.E.D. 証明終了』との同時刊行が基本となっていた。
基本は推理漫画とされているが「未知・既知を問わぬ様々な場所に赴く」「数々の荒事に巻き込まれる」など、冒険漫画に近い体裁を持った作品。
連載中には「冒険ミステリー」などの分類がなされていた。
また、『Q.E.D.』同様、さまざまなジャンルの知識が登場する。
作者はインタビューで「自分が小・中学生だったころに読みたかった作品を書きたい」と語っており、作者の嗜好が全開となった作品となっている。
2001年。
東京に住む中学生・水無葉は、幼少時の「記憶の空白」という深刻な問題を抱えていた。
そのため自分の生を実感できず、自身がいじめられていても、それに抵抗する気力も持てない日々が続いていた。
毎日のようにいじめられていた葉だったが、クラスメートの長月弥生に助けられる。
葉を心配する弥生だったが、葉はいじめの巻き添えにしてしまうからと、それを拒絶する。
弥生はそんな葉に、自分たち「普通の人間」とは違う「何か」を感じた。
ある日、葉はナイフで腹部を刺された謎の男に出会う。
弥生の手を借りて、男を自室に運び治療を施す。
実は水無家は医者の家系であり、葉自身も幼い頃に、祖父から初歩的な医療処置技術を教わっていた。
葉は治療を施した責任感から、男に経緯の説明を求める。
対して男は「R」と名乗り、事情を説明するが、話しすぎた情報を対価と見なして、葉に自らの仕事を手伝うよう迫る。
実はRは、ある目的を持って宇宙へ行くため、ロケットの部品を報酬として活動する、とある情報組織の超A級エージェントだった。
この事件の後もRは葉たちを助手にして、様々な調査を行っていく。
一方で、葉はRの依頼を達成すれば、自らの「空白」の手がかりを得られる、とRにそそのかされ彼に協力する。
後にこの事実は、Rの所属する情報組織「トゥルー・アイズ(True Eyes:真実の目)」との敵対を招き、2人は拘束されることになる。
一旦は逃げ出した葉たちだったが、組織は巧妙な罠を操り、遂には葉とRに対し、互いの殺し合いを突き付ける。
そして、Rは葉に銃を向けられた末、滝の底へと落ちていく。
その後、葉はRの目的を継ぐために、トゥルー・アイズのエージェントとなりRのロケットの製作を始めることになる。
※ あらすじは、トリックを明かさず、2 – 3行程度に収めるものとする。
各話のタイトルは、SF作品の題名かそのもじりとなっている。
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