レ・ミゼラブル 少女コゼット, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=957160 / CC BY SA 3.0

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『レ・ミゼラブル 少女コゼット』(レ・ミゼラブル しょうじょコゼット)は、2007年1月7日から12月30日まで、BSフジで毎週日曜19:30 – 20:00(JST)に全52話が放送された、日本アニメーション制作のテレビアニメ。
「世界名作劇場」の第24作目に当たると共に、BSデジタル放送でのテレビシリーズの第1弾に当たる。
原作は『レ・ミゼラブル』(ヴィクトル・ユーゴー)。
シリーズ前作『家なき子レミ』終了から約10年の空白期間を経て、放送形態を地上波放送からBSデジタル放送に移す形で制作された、テレビシリーズの完全新作である。
また、本作品より制作体制もデジタル制作に移行し、シリーズとしては初めてハイビジョンでの放送も行われた。
本作品の舞台は19世紀前半のフランスで、シリーズ中最も古い設定年代となる。
また、初回から最終回までの作中での時間経過も15年(最終話での後日談を含めれば20年近く)と非常に長く、シリーズでも過去最長である。
物語終盤では大幅な改変があるものの(後述)、基本的には原作に準拠した内容であることもあり、ジャン・ヴァルジャンの葛藤やファンティーヌの落ちぶれ、ゴルボー屋敷事件、ABCの友の革命など、世界名作劇場としては珍しくシリアスな場面が多数盛り込まれており、特に物語後半にその傾向が顕著に表れている。
そのため、シリーズ中最もドラマチック性が高い作品に仕上がっている。
1980年代からシリーズのスポンサーを務めたハウス食品が、本作品でも引き続き冠スポンサーとなっているが、提供体制は地上波テレビシリーズの末期と同様に複数社提供となっており、本作品ではバンダイとインデックスミュージックがスポンサーとして参加している。
世界名作劇場のオープニングキャッチ部分のロゴタイプが、1993年放映の『若草物語 ナンとジョー先生』の第32話以前の形式に戻り明朝体から再び丸ゴシック体に変わったが、ハウス食品の左にロゴマークが新たに追加された。
原作は長編(新潮文庫版では5冊分ほど)のため、全編を通して原作小説にほぼ忠実な内容であるが、本作品では原作を尊重しつつも、原作発表から長い時間が経過していることから、放送当時の視聴者に合わせるために原作を部分的に改変している。
そのため、原作にないオリジナルの登場人物や展開・エピソード、設定なども加えられている(#原作との相違点を参照)。
原作とは異なり、物語の終盤においてアニメでは主要人物の大半がハッピーエンドで終結されるように改変されたこともあって、原作と同じく物質的・精神的な貧困の描写を主とした原作を受けて、本作品では人々が生きるべき有り様まで踏み込んで描かれている。
少年少女を主役にするという世界名作劇場のこれまでのパターンを引き継ぎ、主人公はジャン・ヴァルジャンからコゼットに変更されている。
主人公変更の理由としては、ジャンが主人公だと重くなりすぎるためとされ、コゼットと彼のつながりを軸にした物語に再構成された。
原作(フランス語)ではプチ・ピクピュス修道院の女性教師のような教母は「メール」(Mère, 母)、サンプリスのような一般修道女は「スール」(Sœur, 姉妹)と表現されているが、本作品では修道女を全て「シスター」(Sister, 姉妹の英語訳)と表現している。
原作通りの年代設定の場合、ポンメルシーの死やワーテルロー亭の破産が原作より1年以上遅れている。
ポンメルシーが亡くなり、ワーテルロー亭の破産が判明したのが原作では1827年である。
オリジナルキャラクターが数多く登場しており、アランやプチ・ピクピュス修道院の寄宿生(ベアトリス、オドレイ、シャルロット)らは原作には登場しない。
一方では、マリウスのはとこテオデュール・ジルノルマンなど原作に出てくるが本作品では省略されているキャラクターもいる。
原作にはない、またはほとんど記述されていないアニメオリジナルのストーリーもある。
2 – 11話のコゼット側のエピソードの大部分や20話の修道院生活(序盤を除く)はほとんどが原作の僅かな記述を膨らませたエピソードとなっている。
23・27話や49話のコゼットがファンティーヌのことを知るためにモントルイユ・シュル・メールへ旅行に出る展開などは原作にない完全にオリジナルエピソードである。
各登場人物の原作との相違点は#登場…

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