全国に12人いるという重要指名手配犯のうちの一人小暮洋史。
日本中を震撼させたストーカー男の狂気的な犯行とは?

重要指名手配犯を運ぶ謎の男〜穴貝信~

指名手配犯があなたのすぐそばにいるかも…消えた殺人鬼「越智清」の現在。
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【指名手配犯】宮川似の桐島聡は一体何をしたのか。過激な秘密結社の一員…?彼の現在の居場所はあそこ
👉https://youtu.be/RGi56xGj45E

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#漫画動画 #法律 #指名手配犯

俺の名前は穴貝 信
“光とは無縁の
社会のひずみが生み出した闇の運び屋を運営している”
一言で運び屋と言ってもその種類は数多存在する
信さん 今回はこの2人を頼むぜ
はい 1人につき輸送量300万をお願いします
その中でも特にヤバい「人間」を逃がすのが俺の仕事だ
と言っても俺が運んでいたのは過去の話だ
信さん 俺の相談乗ってくださいよ
あぁどうした?
今はこいつらの兄貴分として事務所を仕切るのが俺の仕事である
“アングラな世界で生きる俺たちだが
仕事以外では普通の人間とさほど差はない”
俺 好きな女出来てデートに誘ってるのに全然返信なくて…
脈ナシってやつだなw
やっぱそうっすかぁ…
こいつらとは本物の兄弟みたいにくだらない会話だってする
結局人間は馴れ合いが必要な生き物なのだろう
“でもウジウジしてても仕方ねぇ!
こうなりゃ押すしかないっすよね!”
フッほどほどにしとくんだぞ
恋ってのは 人を悪魔に変えてしまう力があるからな…
そう…あの男がそうだったように…
あれは俺がまだ一介の運び屋だった頃
信!今回はこの人を頼んだぞ
はい
どうも…小暮と申します
“そう名乗ったこの男は 全国に12人しかいない
警察庁指定重要指名手配犯の1人 小暮洋史であった”
俺は小暮を乗せしばらくの間無言で船を走らせたが
旅路の暇つぶしか 気づけばこの男に興味を持ち始めていた
よろしければ逃げるに至った経緯をお聞かせ頂けますか…?
えぇ…大した話ではありませんが…
そう言うと 小暮はこれまでの半生を語り出した
1969年 小暮は群馬県前橋市のごく一般的な家庭に生まれた
だが周囲とのコミュニケーションが苦手で
洋史!爪噛まないの!
“小さな子どもに多い人間関係のストレスや情緒の不安定さを表わす
爪を噛む癖が昔からあったという”
そんな小暮は工業高校を卒業後 運送会社に就職
なんかアイツ浮いてね?
相変わらず周りには馴染んでいなかったものの
ほらほら 小暮君を悪く言うんじゃないぞ
勤務態度は非常に良く 会社でも評価されていた
だが こんな平凡だった彼の人生はあることで突如変化することになる
こんにちは~
ガタンッ
そう 配送先のドラッグストアに務める岩井美紀(仮名)と出会ってしまったのである
彼女は高校を卒業後 群馬県高崎市内のドラッグストアに勤め始めた
あら大丈夫ですか?
ど…ども…
“真面目に働き 人当たりの良い彼女に対し
小暮は強い好意を抱いたのだった”
それから週2回の配送で小暮はどんどんその想いを募らせていった
あぁ…美紀ちゃん…
今日もかわいいね…
しかし 幼少期から他人とのコミュニケーションが苦手だった小暮の恋心は暴走を始める
ある日 彼女が先輩に誘われてボーリングに行くと
え…小暮さん!?
美紀ちゃん!奇遇だねぇw
偶然を装い小暮もボーリング場を訪れたのである
このときはまだ 彼女は小暮の付き纏いに気づいていなかったという
“これまでの仕事とは違い
プライベートでの時間だったこともあり”
えぇ車好きなんだ!
僕も運転が趣味なんだよ!今度ドライブ行こうよ!
あー…時間があれば…w
共通の趣味の話をするなど 積極的にアプローチを行った
これ以降 小暮は仕事の機会でも積極的に声をかけるようになり
“ねぇスポーツカーを買ったんだ
今度ドライブ行こうよ!”
すみません…それはちょっと…
“彼女は毎度断っていたものの
小暮はしつこくデートの誘いをしたのである”
“だが恋に狂い始めていた小暮の行動は
ここから一気にエスカレートしていった”
美紀ちゃんお疲れ様♡
彼女の仕事終わりを待ち伏せ
フフッここが美紀ちゃんのお家かぁ
帰りの後をつけ 彼女の実家を特定したのである
さらに住所から電話番号も特定し
プルルルルルルル
はい?
美紀ちゃん?僕だよ…小暮だよ
え…なんでウチの番号知ってるんですか…
それ以降 しつこく電話もかけアプローチを続けたのだという
さらに小暮は
ピンポーン
あのー美紀ちゃんいますか?
今留守だけど…あんたは?
“小暮って言います
これ渡してもらえますか?”
はぁ…
実家にまで押し掛けるようになっていったのだ
今日 小暮って男が美紀を訪ねて来たぞ?
そういえばこれ 美紀にだって
えっ…うそでしょ…
“彼女の気持ちを鑑みることなど微塵もなく
高価なプレゼントを一方的に貢ぐようになっていったのである”
さらに別の日に彼女が仕事から帰ろうとすると
え…なにこれ…
彼女の車のワイパーに 小暮からの手紙が挟まれているということも起きるようになっていった
このとき彼女が感じた恐怖は もはや想像に難くないだろう
“だが当時はストーカー規制法が制定されておらず
彼女には警察に相談するという選択肢はなかった”
また 仕事相手ということで邪険にも扱えず1人で悩んでいたのだ
岩井さん最近どうしたの?大丈夫?
だが店長はそんな彼女の様子に気づき相談に乗ることにした
そして全てを知った店長はすぐに対策を講じ
あれ…今日も美紀ちゃんいないの?
えぇ…岩井は現在休暇中でして
“小暮が来る時には彼女をバックヤードに隠し
直接会うことがなくなるようにしたのである”
“これにより小暮の執拗な誘いは減り
さらに”
あれ…担当変わったんですか?
あぁ小暮なら辞めちゃったんですよ
小暮は突如仕事を退職したのである
“これでもう会うことはない
彼女は深く安堵したことだろう”
だが それは一瞬にして無に帰すこととなる
そう…あのおぞましい事件が起きてしまったのだ…
その日は年が明けたばかりの大雪であった
岩井一家は祖母を残し美紀と両親はいつものように仕事に出ていた
午後7時頃 小暮は彼女の自宅を訪れ
な…なんだねお前さんは…
うるせぇ!
ヒャァァァアア
“家にいた彼女の祖母を殺害
そして”
ただいま~
グハッ
キャァァァアア
帰宅直後の両親も襲い殺害したのである
え…いきなり家族を殺したんですか…?
仕方ないだろう?俺を邪魔者扱いしたんだから
当然 小暮の口から悔恨の言葉が述べられることなどなかった
“そもそも そんな感情があれば
長年逃げ続けるなどという愚行に興じることはないのだろう”
そして何も知らない彼女は 少し遅れて帰路についた
喜んでくれるかなぁ
“手には当日誕生日だった母へのプレゼントが握られていた
だが”
ただいm…
ドサッ
え…なんでいるの…
高揚した気分は一瞬で凍りつくことになる
美紀ちゃん…美紀ちゃん…
きゃぁぁあああ
美紀ちゃんが悪いんだ…!美紀ちゃんが…僕を拒絶するから…
グッ…やめて!お願い!
小暮さん!1回落ち着いて話しましょう…?私と話したかったんでしょう…?ね?
彼女の必死の説得で小暮は襲うのを止め その場を逃走
彼女は急いで警察と救急車を呼ぶも
残念ですが…
嘘…でしょ…
3人が絶命していたことを知らされたのであった
“こうして小暮は群馬県一家殺害事件を起こし
逃亡生活へと入ったのである”
無論 警察は懸命な捜索を開始したものの 小暮を発見することは出来ず
2007年に300万円の懸賞金がかけるも 未だ有力情報を得てはいない
もし捕まれば3人の命を奪っているため死刑の可能性は高いだろう
“被害者女性は民事裁判で約1億円の損害賠償を請求し
これが認められている”
だが小暮の所在が分かってない以上 それが支払われることはない
当然 恋は素晴らしいものだ
だが 狂った好意は人を悪魔にも変えることを覚えておきたい
“無論 社会のひずみで生まれ
闇の世界で育った俺が言えたことではないのだろうが…”
現在 重要指名手配犯は全国で12人います
“また重要指名手配犯以外の指名手配犯は全国で
600人以上いると言われています”
もしかしたら身近なあの人も…

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