キテレツ大百科 (アニメ), by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=2256414 / CC BY SA 3.0

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キテレツ大百科 」 キテレツ大百科 (アニメ) 『キテレツ大百科』(キテレツだいひゃっか)は、藤子・F・不二雄の漫画『キテレツ大百科』を原作としたテレビアニメ作品。
藤子アニメ作品としてフジテレビ系列では初となる作品で、1987年11月2日に90分の単発のテレビスペシャル版として放送された。
翌1988年3月27日からほぼ同一のスタッフ、キャストで毎週日曜19:00からテレビシリーズが、スペシャル版と同じくフジテレビ系で放送され、1996年6月9日の終了まで8年間(全331話)に亘る長期放送となった。
テレビアニメ化に合わせてリメイク漫画の『新キテレツ大百科』が、田中道明の執筆によって『月刊コロコロコミック』で1988年5月号から連載を開始した(詳細は新キテレツ大百科を参照)。
最高視聴率は、1994年1月16日放送(第243話「5年1組熊田薫! 今年の抱負は良い豆腐」)の25.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
原作連載期間は3年間(1974年~1977年)かつ掲載誌も月刊誌であったため話数が少なく、アニメ版はほとんどがオリジナルストーリーである。
同じ藤子・F・不二雄の作品で、「毎回不思議な道具を使った物語が展開する」という点でストーリー的に似通っている『ドラえもん』(テレビ朝日版第1期)との差別化を図る試みが続けられた。
原作通りに時間軸が止まっているのではなく、国際花と緑の博覧会(1990年)などバブル景気に沸く日本社会や、クイズ番組の出演をテーマとしたエピソードなど、放送当時の世相を反映した内容が描かれている。
大部分の脚本を執筆した雪室俊一の影響力も強く、オリジナルエピソードのほとんどはブタゴリラとその家族、トンガリを中心にした物が多い。
原作とアニメではキャラクターデザインが若干異なるが、アニメ化にあたり新たに藤子がアニメ用のデザインを描き下ろした。
その為、本作にはキャラクターデザインの担当者が存在せず、各話のゲストキャラクターデザインは総作画監督が担当した。
なお、藤子のデザインは『藤子・F・不二雄大全集』の2巻の巻末に収録されている。
キテレツたちが住む「表野町」は架空となっているが、西武鉄道の車両が多く登場し、勉三の通学先が高尾大学で、293話で近未来都市として多摩センターに赴き、330話で登場する橋の名称が「新多摩玉大橋」で、一戸建ての住宅街と商店街が形成されているなどから、多摩をモチーフとしていることが伺える。
『ドラえもん』とは異なり、リカーリング人物である妙子や五月、友紀等が遠方に移住する要素があるため、大百科で作った発明品や車、鉄道等でタイムスリップを伴わずに遠出するエピソードが複数存在。
そのうち、上越新幹線・北斗星・山形新幹線などに乗り込むエピソードで写実的なのはその乗物と目的地である仙台や新潟、札幌等の大まかな風景のみであり(機関車等の番号が適当になっていたこともある)、キテレツが操るパソコンを初め、ゲームボーイやミニ四駆といった放送当時に流行したアイテムも多く描かれている。
放送中期まではキテレツが作った発明品が中心となって巻き起こるエピソードと、ゲストキャラクターが中心人物となり陰で発明品を使ってストーリーが展開する人情ドラマ仕立てのエピソードが互いに作られていたが、末期(1994年)に入るとブタゴリラや熊八の天然ボケとトンガリのヒステリックな性格描写が強まるようになり、彼らが発端となって展開されるドタバタ・珍騒動的なエピソードも多かった。
1993年頃までは本放送のヒッチハイクとして、電気事業連合会が本作とタイアップしたテレビCM(電気エネルギーの現況・家庭内の省エネを啓発する内容、最後のコロ助のナレーションとテロップを各地域の電力会社に差し替えたバージョンもある)を流し、放送休止の日にも流されていた。
改編期特番・7月の大型特別番組『FNS27時間テレビ』・プロ野球中継(主に明治神宮野球場のヤクルト戦)のため放送休止になることが度々あり、1995年11月のフジテレビに至っては『ロミオの青い空』と共に一度も放送されなかった。
放送終了後、フジテレビにて1997年から2000年3月までローカル枠で断続的に再放送された。
それ以降、番組購入ながら…

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