親しき仲にも礼儀ありと言いますが、この二人の関係は、まさにそれの理想的な形なのではないでしょうか。

人は概して二面性がありますが、無礼講のようで、相手の人格やバックグラウンドへ敬意を払うっていうのは、とても素敵で、心地いいものだと思います。

ヨルムンガンドの作品全体に流れている心地よさは、すべてここから来ているのではないかというのが、僕のここ最近の分析です。

ココとバルメ、ココ・ヘクマティアルとソフィア・ベルマー少佐、というのは、同直線上にありつつも、また違ったものなのです。

ココと他の部隊員や、ヨナとの関係性も同様です。

さらに言うと、ココの場合は、敵と分類される関係性を持つ相手に対しても、この距離感を保っています。

最近の日本人は、こうした関係性を築いていくのが不得意になってきていると思います。

例えば学校の先生なら、表面上は友達のようで、でもしっかり敬意を払う、という双方にとって何だか気持ちのいい関係というのが、ここ最近は減ってきていると感じます。

相手の自我に踏み込みすぎたり、逆に心を全く開かないという心理は、ゆとりがどうのではなく、一種の現代病です。

結論・・・ヨルムンガンドやっぱすげーな

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