#eveningcafe135Books
~映像は、大阪駅近くのヒルトンホテルから中之島フェスティバルタワーまで徒歩で撮影したものです~
evening cafe 135 returns.
かつて熱海に伝説のカフェがあった。そこではウィットに富んだトークが繰り広げられた。
人生は本と映画でできているクボサン、と
風になりたい、自転車とピクニックを愛するイマムラ
オヤジ2人が、いろいろオススメをお届けするグダグダトークを中心にアップしていく。
~以下、当時の番組ブログから~
本日の選曲
mr.children / sign
☆☆☆
やって書き込みまっせ。定例企画「さあ読め、これ読め」。
ちょっとバタバタしていて、一週遅れての書き込みだ。
この日、紹介してもらったのは、「三浦しをん」さんだ。
三浦しをん / まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)
三浦しをんの本は、年末の「さあ読め、これ読め」で既に『風が強く吹いている』で紹介済みの作家。
あれれ?
年間250冊を読んだこともあるかなりの読書通、という紹介を皆さんにしていたクボサンにあって、わずかこの期間で!、というより、わずか12回の放送で!、2回も同じ著者を扱って良いのか、という憤懣にも似た思いが湧き上がってくるのは否めない。
しかーし、僕も既にこの本を手にとって、ページをめくり始めたのだけど、彼が何故、これを取り扱ったのかが、何となく見えてきたよ。
☆☆☆
この本での著者の言いたいことっていうのは、人生に挫折し諦めてしまった2人の男を軸に、雑多な周囲に人間を絡めることで、それぞれが日々の生活に希望を見出していく、ということだろう。そういった大きな流れの中で、いろんな小さい事件が笑いとユーモアの中で解決されていき、さらに、その中にちょっとした人生訓みたいなものが散りばめられている。
僕が、まだ半分ぐらいしか読んでない中で得た感想が、上述のもの。
クボサンも放送の中で言っている。
『この本は、単なるユーモアだけのものではなくて、キラリと輝く一文があるんだよね。例えば、一文を紹介すると、”不幸だけど満足っていうことはある。だけど後悔しながら幸福っていうのはない”
こういった一文が
人生の指南書みたいなものに書かれていると、読んでいるほうが恥ずかしくなっちゃうけど、ユーモア小説の中に、さらっと入っているので、ストンっと心に入ってくる。』
うーん確かに。
☆☆☆
それで、12回目にして何故この本を彼が選んだか、ということに関して。
ちょっと、お疲れ気味の中年男性(女性)にとって、こういった本を手にすることは、笑いながら何時の間にか”前進”してみようという気にさせてくれるわけで、リセットがかかる年度末の放送にぴったりと考えたんだろうね。
かく言う僕も、ちょっと疲れ気味の中年男性なんだけど、肩肘張らずにこういった本で表現されているユーモアなんかはそれだけで、栄養になっているような気がする。気楽に読めるこういった本は、読書は面倒だけど、逆に疲れが癒せるんじゃないかな。
まだ途中だけど、僕からもお勧めするよ。
MAG.MOE - The MAG, The MOE.