【山岸 凉子】レオナルド・ダ・ヴィンチと山岸凉子・日本で一番コワイ漫画【山田玲司×きたがわ翔】

ダヴィンチは画家のが優れてる彫刻家より もみたいなこと言い出すしミケランジェロ は彫刻のが優れてるみたいなこう子供の 喧嘩みたいになってくんだよねそうそう そうそうでもなんかその辺もねなんかね ちょっとこう手塚先生っぽくないですか ああ手塚先生と石だろなるほどねじゃ大友 さんだこれそうそうそうそうそうそうま これ1番向こうからダヴィンチ ミケランジェロラファエロなんですけど うんまミケランジェロもねすごい天才だっ たんですけどうんままとにかくねダヴィン チってこういう節のキャラクターをよく 書くんですようんはいはいうんうん僕は この絵がまこれはガ岩窟の生母だったかな これも僕ちょっとやっぱね怖いんだけど うんうんで結構そのなんて言のかなあの ダヴィンチに影響受けている漫画家さんも 僕はいると思っててうんでまこれだけ ちょっと書いてきましたお願いしますはい えっとねこれです山岸亮子先生の影響を 受けてるとま山岸子先生が多分ねダの影響 を受けてる ほうほうほうほうほほこのなんて言のかな 大使の雰囲気ってすごくねひずるところ そうあのねダヴィンチに近いんですようん でこれにすごく似たダビンのゲさがあって うんこれなんですけど似てますおおうん おおこれはねダヴィンチのねレダっていう もう今なくなっちゃった絵のまあれなん ですけどこの並びでねちょっと撮って もらったうんそうそうそうそうめっちゃ似 てる似てるよねうんうんうんでま死生治 だったりとかあと山岸さんのこのなんて言 のかなこのキャラクターってなんだろ ちょっとこう同せいっぽい雰囲気があるん だうんあのエミとちょっとラにだったり けどダヴィンチさんも実はちょっとの同性 の件であの裁判沙汰になってることがある んですよあ意外なことにそうそうそうそう そうそうそうそれでまお父さんがすごい金 もし権力者だったんでもう見されたって話 もあっそうなそうそうそうそうだけど ダヴィンチさんはどうやらねやっぱり そっちの人だったんじゃないかっていう説 があるですよなるほどお でだからなんて言うのかなこうま女性を 多分性的に見れてないのもそこに金がし てるのかなってのあなるほどねえそてこと はえっと先ほどのはいこちらとこちらが もうそういう感じっていうミケランジェロ さん確かなんか男性にラブレター書いたり してますよそうだよね男大好きって言われ てますよねだからそのなんか裸の絵もね 男性の方が多いもんねはいうんあの ミケランジェロさんはその解剖学を重視 するあまりに女性を描く時も男性の体を モデルにしたみたいなの筋肉のみてんそう だうんだからすごい女性会てもゴツゴツし てんだよねあ言われて見れば全くその通り うんそうそうそうそうそうそう多分 ダヴィンチはその辺をすごい嫌ってたんだ と思うんでねああそうなんだああでま どちらかというとお2人ともはいはいはい 割と男性の方が惜しいというなるほどはい はいはいはいでなんて言うのかなこうま その僕はその絵を見る時にその画家って いうものがその対象をどういう目で見つめ ているのかっていうのにやっぱり一番興味 があるんですようんだけどやっぱりその ダヴィンチっていうのは本当なんうんって いうのかな多分ねあまり人を愛したことが ないんじゃないのかなっていうちょっと冷 鉄な目でものを見てる感じがするま とにかくディテールをすごい凝視してる わけですようんうんでそのディティールを 集積して人物を書いてるような感じって いうのがあってなんかねあのま要するに服 のシと人間の顔がほぼ一緒なんですよあ 本当そうだねうんあでもなんかそういう 視点ってちょっとなんか面白いなって思っ たことがあってそういう感覚で縁もかける んだなて思ってうんうんうんで怖いといえ ばはいま梅夫先生とかま色々いらっしゃる と思いんですけど僕はね日本で1番怖い 漫画をかける人はねもう山岸亮子先生おい て他にはないと思ってるんですよ皆さんお 待たせしました山口山岸亮子さんはいま 山岸亮子さんはいつかねやりたいんですよ やりたいんだけどまちょっとね今回は 読み切りで僕が死ぬほど怖いと思ってる 漫画をちょっと紹介したいんですえ ちょっと楽しみだなはいはい怖いですよ皆 さんで今日はちょっとこういうボードを 使ってやります今まではちょっとねあの スケッチブックだったいね はいしたんだから100均で買ってきて このバインダーで止めましたこの方が多分 いいんじゃないかと思っはいはいはいはい 今回そういう作戦でいきます日本漫画市場 最も怖い漫画すげえな山先生の夜叉午前 っていう漫画なんですよ山先生かいいな 山岸先生のはねスクリーントンとか あんまり使ってなくて本当にこう細い線で れるねだけどねなんかそのとかがすげえ 怖いのうん線が怖いハの車線とか超怖いの はいはいはいはいなんか分かりますはい じゃあちょっと [音楽] まずま一応これ山岸先生のま簡単な紹介な んですけどま北海道出身ですねはいはいで 69年結構前ですねリボンコミックにて レフトアンドライトっていうねこれ確か 卓球の漫画だと思うんでスポーツ漫画出 ええ意外だね意外でしょまあでも代表作の アラベスクっていうのもこれもスポーツの 漫画なんであそうかそうそれまでなんか こうただ単に可愛いバレーを踊ってるだけ の漫画をちゃんとアスリートの漫画を書い たっていうのがアラベスクなんだわうんだ から意外とそういうところがあってあとは まこのひと天使って超問題策があるんだ けどまこの辺が代表作でまその漫画でえ 後段者漫画しっていうのを撮ってますねま このぐらいちょっと紹介をしておますはい はいはいでその夜叉午前のじゃあ内容行き ますねはい [音楽] ですえっと主人公ののり子ってまこの 女の子15歳かなり大人っぽく書いてある んですけど15歳ですはいはいはいこの子 がえっとこの子の一家が山深い一軒屋に 引っ越してくるんですねおほでその家に1 歩足を踏み入れた途端にうん何か非常に 怖い夢に合うようなそんな不安にこの子は 囚われるんですはいはいはいうんでこう夜 寝てるじゃないですかうんで寝てると足音 がして生子がすっと開くとそこにすごい 恐ろしい女の人の顔が浮かぶんですうん うんこんな感じでもうこれだけで怖いわー ンってこう浮かぶんですねはいこれまんま 能面ですねまんま能面なんです能面のよう な女の子顔がこうんですねあでのり子は私 はこのことを誰にも話しませんでしたおま 妹はその小さくてお母さんはもうネタきり なので死の祖もネタきりでもう大変なのよ こののり子は15歳なんだけどえ食事の 容疑やらなんやらでそんな出来事に関わっ てる暇はないのですはいまこの漫画に関し て特徴的なのはうんのり子のモノローグで ほとんどこう語られていくのり子の視点な のこの漫が全てねはいはいうんうんでま そののり子がこう台所で洗い物してると 後ろに気がすんだようんうんでこうこの顔 が絶対あるのねまあでもこう振り向かない ようにすんんだよなるべくうんでもうでも いつもいるからあれは人が弱るのを待って いる鬼の顔でっうんでそのうちのり子は 食欲かなくなって食べたものを戻しちゃっ たりするんだはいはいはいうんでのり子は ね思うの鬼がこっそり食事に何かを入れた のではないかんほでこう食事しててもなん かね鬼の気を感じるわけこのだけで めっちゃ怖いですね怖いでしょ怖けど のり子はねこう自分は鬼に負けずに しっかりしなくてはってなるべく思うよう になるわよでもうその後もねあちこちに その鬼の姿を見るようになるわけよほうで うんそれである日なんですけどうんこれ ですえっとのり子が苦しくて目が覚めると 何か黒くて岩のようなこう重たいうん みたいのがこう追いかぶさってくるのはい はいはいでこう跳ね返すとして必死にする んだけどこうビクトもしないわけですよ うんうんうんでその黒いものと戦い続け てる時にふって横を見たらうんその鬼がお 知れのところに行てそれを覗いてるんです おおでのり子が苦しんでるのをじっと 見つめてるんだよはいはいはいはいでそれ がのり子はすごい怖くてもうなるべくもう そこを見ないようにこうするんですよね うんでまそのしばらくしてくると今度は のり子はねだんだんこうなぜか太ってくる はいはいで鬼が食事におかしなものを入 入れたれ入れなくなったせいかもて思った のかなああそうなんだそうでなんかそう 思うとなんかちょっと鬼に勝ったような 気持ちになって嬉しくなって鬼を見ても その存在に今度は以前ほど驚かなくなるで も驚かなくなってくるおうんでこれもね こうずっとのり子のモログで語られていく んだけどなんかここまで読んできてなんか ちょっとのり子のモログにだだ変な違和感 のようなもの感じてくるんですよまそれが こうポイントなんですこの漫画のうんほ それで うんまたしばらくするとのり子はこう どんどん太り出しておや物を再現なく今度 食べるようになってしまはいはいはいで思 ののり子は油断でした鬼が私を太らせて 身動きにならなくさせてるに違いありませ ん私は鬼に負けそうですって思うわけお ほんでそんなある日ねまた例の追い かぶさる黒いものがこうこう来るわけです ようんうんでで目を覚ましてしまった のり子はおずね顔をねえにんいる鬼の方に 向けてしまうのああ見ちゃったんだ見 ちゃうのついに鬼と目が合ってしまうの はいはいしたらその鬼はさ手に斧を持って んだよねはいはい斧持ってん斧持ってんの はい うんそれでうんその鬼がうん立ち上がるん だよずっって言ってでのり子の方に向かっ て鬼鬼が斧を凝って振り上げるのねうん うんでここまでがずっとこうのりこの独白 でのり子の側からこう描いた漫画なんだ けどうんその次の瞬間からうん現実の3 ページっていうのが出てくるのあなるほど はいはい視点でどうどういう視点などう いうもの話だったのかっていうのがこう ちょっと現実的になってくるんですへえ うんなるほど でどうなったのかうんこれですうん が中年女性がうん男の頭を斧でうん急に やるんですねうんそれ で血がざーって流れますお前もしのだ のり子って言ってキャーって言ってのり子 の目はこの中年女性が見てるんだけど鬼の 顔になってるこれの女が要するに鬼なわけ ですはあなるほどでうんお待ちって 追いかけるのあでここにいる男はもう血 だらけになって死んでるわけですようん どういう話なのかって言うとうんこの追い かぶせてもっていうのはねお父さんなの 父親はあででこれは母親なんですはあうん 要するにそののり子はうんこの漫画の1番 の恐ろしいところはこれまでのモノロー グっていうのがこう正常の女の人の モノローグだってこ勘違いして読んでたん だけど実はのり子は知的障害者で狂気の中 にいる女の子なだから現実をよくわかって ないんですうんうんうんうん要するに のり子は毎晩を父親に犯されていたんです ねうんうんうんでその父親に犯されてる姿 をお母さんが見てたのうんうんうんおが もう嫉妬に狂ってような顔になってたわけ ですそれをいつも見てたのなるほどうん つまりうんこれお母さんお母さんなのああ うんだからそのお母さんが仕入れの中で 2人のやってることを覗き見てたっていう これお父さんお父さんなわけうんすげえ 漫画書いてんな おお非常に知的な演出ですねそう演出が すごいんだようん それでほうんま気がつくと私は眩しい部屋 で睡に囲まれて自分の横に得体のしれない もを見てびっくりしちゃってまのり子出産 しちゃったんだよねのり子は女の子を出産 すんのだけど彼女のは子供の頭にこう角が 入てるように見えちゃうわはいうんうんで 私は鬼に負けてしまったおばあちゃんが 言うにはパパが死にママは病院で泣いて 笑ったりしているそうおばあちゃんは約束 しますまもなくママと同じとろに連れて 行ってあげるからとうんでもなんとなくそ ここにこそあの鬼が潜んでるように思えて 私は不安なのですがっていうエンディング なんですえここで終わるのここで 終わり夏にふさわしい夏にふさわしいです よこういう展開かそうそうだからこの 女の子の物が全部狂気のモノローグなので そうだそうそうそう騙されてしまうんだ けどこの3ページだけが現実に引き戻さ れるストーリーなんだよねうんええすごい ね山木先生はうんこれはねうん怖怖い でしょいや怖いです作りのないはいはい 読みたいですねそうなんですよで山岸さん はね本当に優れた読み切りがたくさんあっ てですねはいはいはいまちょっとねあの他 にも天人辛くさとかねあと怖い漫画だと塩 の声ってめちゃめちゃ声まあるんですよだ から塩の声にするか僕はこのなんて言のか な夜叉ゴジにするか迷ったんだけどま こっちのが怖いかなと思っ てすごい なかけなくないうんなんだろうちょっとさ 子宮感覚的な雰囲気ないですかうんああ はいはいはいはいはいうんうんこれなんか やっぱり女性のなんか怨念みたいなものが こってるさいやいやそれをま能面でそう そう面で表してるんだよねその辺も ちょっと深くてさうんうんまよく詳しくは ないけどまこの人さ作風っていうのがま 客観的にま俺から見てうん脳の世界って いうのにすごく近いっていうか近い近い 近いでしょだからこの世とあの世の間の ことを書きたい人なんじゃないかなと思っ てたんですけどまさにこれそうですねうん うんうんうんうんその一瞬だけこのように ポッとこう降りてくるそうなんだよねで あっちの世界からこっちの世界へみたいな 感じだけどま基本的に全部現世で行れてる 話でそういうちうんうんそう漫画ならでの こうトリックが使われてるんでこう最初 騙されるんだけど途中で分かるっていう話 なんだけどなるほどまあいやね恐ろしい 漫画でしたうんまちょっとこんな感じのさ はいござますはい

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元動画

山田玲司のヤングサンデー切抜動画です。
マンガ家/山田 玲司 やまだ-れいじ
マンガ家、恋愛コンサルタント、文筆家、インタビュアー、中2の達人(思春期のメンタルの価値を全方位から応援している書籍、講演、放送など多数。過去に本屋大賞、中2賞を受賞。「中2魔王」と呼ばれている)。

『山田玲司のヤングサンデー』は、漫画家・山田玲司が立ち上げた、どんな時代でもとりあえず“ゴキゲン”であることをモットーに、漫画、アニメ、映画、芸術、恋愛、スポーツ、歴史など、現代社会のあらゆる事象を斬新かつ普遍的なまなざしで斬りまくる、生放送のトークライヴプログラムです。

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