【朗読】 [サイレントウィッチ] [都合がり屋で、思いついた前で話すのが苦手です。] [ 正体を隠す人] 第6章パート1
こんにちは物語の次の部分を続けましょう 物語を楽しんで聞いていただければ幸い です第6章選択授業編61暇をモて余した ダメイドの優雅な1人遊びモニカが イザベルの部屋で療用して1週間概隊調も 良くなったのでまた今まで通り屋根裏部屋 の実質に戻ることにしたエザベルはこの まま同質になっても構わないのだと言って くれたのだが極の任務を受けている身とし てはそうも行かない行くぞモニカ俺様が 先動するから合図したらついてこいうん ネロが先を進んで人がいないのを確かめ 合図をしたらモニカも忍び足で廊下を進む 女子量では複数人の両感が交代で深夜の 見張りをしている非常事態や侵入者に備え てというのが一応の名目だが実態は遊びを 目生徒の見張りだそれに見つからぬよう ネロに様子を見てもらいながらモニカは 慎重に姉裏部屋を目指した途中日やりと する場面もあったがネロのおかげで誰かに 見つかることなく屋根浦部屋の前まで たどり着いたモニカは最上階の奥にある 古びたはしごを登ってと押し上げるその時 パタンと音がした持ち上げた音がなんかに ぶつかったのだそれは薄い直報体の小さな 目片だった等感覚に並べられた目片の再 先端がちょうど遠を開けるとぶつかる位置 に設置されていたのだモニカが遠を開けた ことで東感覚に並べられた目片が パタと突々に倒れていくその先にあるのは インクツボに立てかけることで過ろじて 立っていたハネペンハネペンが目片に押さ れてパタンと倒れるとハネペンの先端が そばに設置された缶の上をかめる缶の上に 乗せられていた悪い石が物差しを滑り台の ように滑り落ちていく落ちた先には天秤の 測りの片方があった測りに小石が落ちた ことで天秤が傾き持ち上がったりの上には ゴールと書かれた神 があとするモニカとネロの真上 でピッピーと気の抜ける笛の音が聞こえた 上げればメイドの美女ルイスミラーの契約 が屋根浦部屋の天井に張り付き笛を口に 加えたまま無表情にモニカたちを見下ろし ているリンは体重を感じさせない動きで ふわりと床に舞い降りるとスカートの裾を つまんで優雅に一例したお帰りなさいませ 沈黙の魔女連黒猫殿 のあのりん さんはいかにもルイスミラーが契約性で エリーンズベルフィードにございますいつ もと変わらぬ人形見た美しい無表情と淡々 とした声それなのに口に加えたままの笛が 焼けに修れだどうやって発生しているの だろうネロ跡を開けた時に発動した仕掛け が気になるらしく目標やら天秤やらを見て はすげえなこれと関心しているするとリは 無表情ながらどこか得意下に頷いた失敗 すること274回政策時間材料集め込み 62時間の対策です目標を同じ大きさに 切り揃えるのに苦労しましたのこれは何の ために モニカが何とか声を絞り出すとりは 大真面目に答える定例報告を頂戴するため にこの部屋に来たのが今からおよそ72 時間前私はこの場で沈黙の魔女帰りをお 待ちしていたのですが少々退屈いたしまし てつまりリは3日もこの屋根浦部屋で モニカのことを待ち続けていたのだせっせ と目を削ったり並べたりしながら申し訳 なさにモニカが青ざめるとネロが呆れた ように言ったおいモニカ騙されるな精霊が 高が3日で退屈するはずねえだろう感覚が 人間と違うんだぞ精霊と人間の娯楽を知れ ば退屈の何あるかを理解することはでき ますそれはあなたも同じでは読書好きの 黒猫殿のなるほど1リアルなモニカの 使い間になってから人間の食事や娯楽小説 やらで味を閉めたネルは納得顔でふむふむ と頷くリンは床に散らばった木変やら小石 やらを拾い集めてさっと片付けると ようやく本題を思い出したようにモニカを 見たところでここ数日はなぜオルスにされ ていたのでしょうかあのすみませんでした わ私1週間前からイザベル様のお部屋にい てえっと毒を飲まされてそのお両用 にモニカがもじも字と指をこねながら事情 を説明するとりは首を直角に傾けた おそらく首をかしげているつもりなの だろうけれど首のもげた人形地味て大変 不味である大尿字を護衛する側の沈黙の 魔女がなぜ独殺されかけているのでしょう かなんででしょうねそんなのモニカが聞き たい思い返せばこの1ヶ月半入して早々に 生徒会役員になりお茶会の授業では紅茶の 歯を捨てられ同級生には独殺されかけ なかなか壮絶である来月は学際があるとお 聞きしておりますうはい 外部の人間の礼儀も多くなります第二次 暗殺の機会も増えます十分に警戒しよう トルイス殿のがわはわはいモニカは改め敵 を引き締め直したそうだフェリックスの 周囲より自分の周囲が不穏すぎて忘れかけ ていたがフェリックスは常に命を狙われて いる皆のだしっかりしなくちゃとモニカが 自分に言い聞かせているとネロがなと モニカを見上げた俺様ふと思ったんだけの よ王子を暗殺したいんなら大型魔術をこの 学園に向かってぶっ放せば一発じゃね楽勝 じゃねネロそれは暗殺じゃないと思うその 規模まで行ったらもはや戦争であるモニカ はネロに呆きれた顔を向けつつ以前ルイス から聞いた話を思い出したえっとね外部 からの攻撃はそんなに心配しなくて大丈夫 この学園防御結会が貼られてるからそうな のかうん国内の重要施設は大体ルイスさん が防御結会を発ってるのルイスミラーの2 つ名は結界の魔術師武踏派で知られている ルイスだが最も得意とするのは結界術で あるその共同 規模持続時間は他の追随を許さないそんな ルイスが時間をかけて張り巡らせた大規模 結がこの学園にもあるのだ多分短地術式と 合わせた広範囲防御結界だと思う普段は 起動しないけど外部からの攻撃を察知して 瞬時に防御結界を張るのルイスさんの結界 なら外部からの攻撃はまず心配しなくて 良いと思う故に警戒すべきは内部の暗殺者 ルイスの結界は外部からの攻撃を防ぐこと はできるが結果以内で起こったことには 関与できない今まで以上に気を引き締め なくてはとにかが自分に言い聞かせる学際 の間の護衛計画も考えないとですよねりん さんちょっと待っててください今定示報告 を書くの でモニカが机に向き直り羽ペンを手に取る とリンがなんか思い出したようにポンと手 を叩きメイドのポケットをゴそゴそと 漁り出した沈黙の魔女をレガルスにして いる間この屋根裏部屋に数枚のミッション が届いておりました み密ミッションはいとの隙間に挟んであり ました回収させていただきましたどうぞ リンが差し出したのは2つ折りにしただけ の感素な紙であるモニカは緊張に体を 怖ばらせた昔まだミネルに通っていた頃に 悪口を書かれた神を放り込まれていたこと を思い出したのだ中にはとかミネルバ から出ていけなんて過激なものもあった それに理するものを想像し指先を振わせ ながらモニカは2つの髪を開くあ紙には 少し丸こ字で翌日の授業の変更点や持ち物 などが書かれていたそれと早く良くなり なさいよというそっけない一言も名前は 書いてないけれどモニカはその筆跡を知っ ている7だ紙の枚数から察するに1週間 毎日欠かさず届けてくれたのだろう先ほど 届けられたばかりという手紙には明日は 大事な選択事業の見学があるんだから来 なさいよねと書いてあるモニカは口を むずむずさせて赤くなった頬を両手で抑え たえへモニカは手紙を1枚1枚大事に 読み直すと鍵付きの引き出しモニカが1番 大事にしているコーヒーポットと同じ 引き出しにしまった62沈黙の魔女の食堂 デビュー1週間ぶりに投稿したモニカは 昼休み初めてセレンディア学園の食堂を 利用することになった隣のクラスのケシー がわざわざ休み時間にモニカのクラスに まで顔を出してモニカを昼食に誘ってくれ たのだラナも一緒にとのことだったので モニカは緊張しつつもケシーの誘いに頷い たところで学生食堂と言うとモニカが 思い出すのはかつて在籍していた魔術師間 ミネルバの食堂だミネルバでは受付で メニューを選んで支払いをしメニューを 書いた木札をもらうそれをカウンターに 差し出すと食事を載せたトレートを交換し てもらえるという仕組みだメニューは 日替代わりで大体3種類程度でパンと スープのお代わりは別料金なので セレンディア学園の学生食堂もそういう 仕組みなのだろうと思っていたのだが セレンディア学園の食堂はモニカの想像と は大きく違った言ってしまえば セレンディア学園の食堂とは高級 レストランである食堂まで行けばの人間が 席まで案内し注文を受付生徒の席まで料理 を運んでくれるのだ代金はまとめて学費と 共に請求される仕組みになっているので この場で生徒が支払うことはないさらに 希望するものは量の実質まで食事を届けて もらうこともできるというのだから つくづく至りつくぎりであるすすごいな かつてモニカが通っていたミネルバも貴族 の人間が多いのでそれなりに設備は整って いたがセレンディア学園はその日では なかったとにかく至るところに勢が尽くさ れているモニカは慣れない食堂にも 文字も字しながら9係に案内された席に 座るするとその隣に誰かが静かに腰かけた き君のモニカはきっとラカけだろうと思っ ていたのだが顔をあげれば正面の席にラナ とケシーが座っているならば隣に座って いるのはぎこちなく首をひねったモニカは クローディアーシリーの美しいルリルの目 と目があったちょなんでも座っているのよ ナがクローディアを睨みながら怒鳴れば クローディアはシレッと隣に座るモニカに 身をすり寄せるあらだって私たち友達だ ものねえモニカモニカは全身をガチガチに 怖ばらせながらああうと意味をなさない声 をも漏らすクロディアは白い手袋をはめた 指先でモニカの頬をするりと撫でたなんだ か蛇が肌を吐うような気分になるのはなぜ だろう私はモニカの命の御人よねわはい 感謝してるわよねわはい じゃあお友達よねははいカクカクと頷く モニカに勝利を確信したクローディアが似 たりと笑うラナが楽に青筋を浮かべた 無理合い言わせてんじゃないわよドナル ラナオケシーがまあまあと私しなめたほら ほらギスギスするのはやめて注文し ましょうあら私はギスギスなんてしてない わよその女が勝手に1人で騒いでいるだけ でねえ明らかに挑発的なものいいの クローディアにラナがギシギシとはしりし たそんな2人をKCは明ら顔で交互に見る 2人ともいい加減モニカに料理を選ばせて あげなさいよ モニカ私のおすすめはねこの魚のおフライ 特性ソースが美味しいのよじゃあじゃあ それ で実をゆと七人としてそれなりの収入を得 ているモニカは金に困っていないなので メニューの料理はどれでも構わなかった むしろ食に無頓着なので誰かにお勧めをし てもらえるととてもありがたい全員が注文 を終えるとケシーが微妙な場の空気を 取りすように口を開いたねえ今日の午後は 選択授業のみよねみんなはもうどの事業に するか決めた高等2年は通常の基礎事業と は別に選択事業というものがある20歳 以上ある事業の中から2つを選んで受行 するのだ男子は罰場や検術創術女子は演奏 地鹿などが人気らしい他にも男女問わず 受行できる社会学や薬草学各種語学なども あるその種類の豊富さにモニカはまだ自分 が選択する授業を決められずにいた高等 数学などがあれば良かったのだが数学は 基礎学問強化にあるだけなのだ鬼かが 口ごもっているとラナが口を開いた私は 演奏でも良いけどやっぱり将来のことを 考えると2つともご学ね特に南大陸小語と 王子後を覚えたらお父様のお仕事のお役に 立てるもの偉いね私は足なそれぐらいしか 取り得ないしもう1つは掘るクローディア 城はKCがさりげなくクローディアに話を 振ればクローディアは美しい顔に人気な 笑味を浮かべていった薬草学と基礎魔術学 よ バカを黙らせるのに便利でしょうまるで すでに数人は独殺してそうな邪悪な笑顔で そういうことを言うのはやめてほしい1 週間前にクローディアの応急処置で助かっ たモニカとしては何も言えないところで あるがモニカはもう決めたのラナに問われ てモニカは言葉に詰まったテレンディア 学園は語学法学教材系の強化は充実して いるが高等数学や物理学生物学といった 分野にやや弱いつまるところモニカの得意 分野強化が少ないのだ魔術学だったら 間違いなく得意分野だ が基礎魔術学の教科書に私が作った魔術式 が記載されてるなんて言え 魔術絡みは得意分野すぎて逆にボロが出 そうなのだうまだ 全然決まってないですモニカが指をこね ながら答えるとケシーがにっこいと笑った じゃあ私と一緒に見学会見って回らない私 もまだ1つは決めきれてないしできれば 普段触れないような新しい強化に触れてみ たかったのよね おお願いします見学会となれば当然だが 初対面の人間の集団に飛び込んでいくこと になるそれが非常に苦手なモニカにとって ケシーの申しではとてもありがたかった ほっと胸を撫で下ろしていると休りが食事 を運んでくるモニカの前には綺麗な色に 上がった魚のフライトサラダパンスープが 並べられた同じものを頼んだケーシーは ホクホクとした顔でパンを2つに割りそこ に野菜とフライを挟むと大口を開けて かりつくその食べ方を見たクローディアが 前を潜めたそれは労働者の食べ方ようち じゃみんなこうして食べるのよ農作業の 片当て間にねクロディアが呆きれた顔をし ていようがケシはお構いなしだそういう 周囲の視線を気にしない強さがモニカには 羨ましいケシーはパンを悟くんと飲み込む と口元をナプキで拭いながらすまし顔で 言ったそれにうちの公共貴族だって労働者 だって同じようなものよ全員そで働か なきゃご飯にありつけないもの それでよくこの学園に着られたわね貧乏 貴族がよく学費を払えたなぐらい言っても いいわよ実際私もそう思ってるしはあるで もなくあっさりとした口調だった自分の 教具を不遇だとは思っていないのだろう セレンディア学園に入学できたのは本当が 良かったのよねご縁のある親切な方が支援 してくださったの父は電荷のお目に止まっ てこいとかむちゃ言うけどねこれ絶対父親 につびは言われるでしょ電下のお目に 止まってこいてケシーのぼやきに クローディアトラナは首を横に振る私は 婚約者がいるからお父様は可愛いらが電荷 のお目に止まったらどうしようとか言って たけどまあまずないわよね2人の言葉には 羨ましいとつぶやきそれからモニカを ちらっと見たモニカはへえ誰かに言われ なかった電下のお目に止まれってモニカは 言葉に包まったお目に止まるもなんもその 電下の護衛がモニカの任務であるあの えっとそれはお恐れ多いですてそう答えれ ばも特に気にした様子もなくそっかと血を 打ってまたパンをかじった63魔力量測定 セレンディア学園における選択授業は基本 的に山岳年合で行われるただし3年生の身 は新学期の始まりと同時に選択授業を決め ており1年2年よりも1ヶ月半ほど早く 授業を進めていた今日の未学会では主に1 年2年が3年生の事業風景を自由に見学し て回ることになっているラナや クローディアはすでに受ける強化を決めて いたので各々そちらの授業の見学に行って いたまだ1つも決めていないモニカは 昼休みに誘ってくれたケシーと共に各室を 見学して回っている最中だ歩きながら モニカは事前に渡された資料に目を通す 改めて読み直すとにかく事業の種類の豊富 さに驚くばかりだかつて通っていた ミネルバでは基礎共用科目以外は全て魔術 に関する授業だったのでここまで悩むこと はなかったモニカがうんうんうんなって いると隣を歩くケーシーが口を開く男子に 人気があるのはやっぱり現術とパ術ね特に パ術は馬の数が限られてるから抽選になる ことが多いわ実を言うと私も去年受行し てるのよねパ術運良く抽選にあたってけし は馬に乗れるですかモニカが目を丸くする とKCは大したことじゃないのよと言って 笑った故郷じゃ男も女もみんな乗ってた からね父の遠りにもよくついていったし なんだったら彼にも参加するわよ クロスボーで裕福な貴族にとって彼は娯楽 だだがケシーには整形を立てる手段の1つ なのだというケシーはすごいとモニカは 素直に思った活動的な思考動力もある さらに料理圧収も得意だ故郷では天気が 悪い日は圧をしてそれを売って生活の足し にしていたらしいジがいなくても身の周り のことに苦労しないだけあって生活力が 高いのだモニカが小さのマざしでケシーを 見上げるとケシーはむがそうに頭を ガリガリたそういう冷状らしくない仕草が 実に板についているあら恥ずかしいから そんな褒めないで全然すごくなんてないの ようちの土地は留がひどくて万年貧乏だ からそういうのができなきゃ食べていけ なかったってだけでも基礎教養の授業も ちゃんとついていってますお茶会の授業で も社交ダンスの授業でも成績は決して悪く はなかった数学関係以外ほぼ壊滅的な成績 のモニカとは大違いであるや私はただ抜き 貧乏よわわ時計は前を下げて笑いモニカの 手の中にある資料をちらりと見るただ せっかくセレンディア学園に通わせて もらえるんだから故郷じゃ学べないような ことを学んでみたいなて思うわ 例えばこれとかそう言ってケシーは資料の 中の文字を指び刺すその文字を見てモニカ は目を丸くしたCが指び刺したのは実践 魔術の授業だ実践魔術ちょっと気になるの よね私の子じゃ魔術師なんて滅多に見かけ ないからモニカは気にならないえいえいえ の エ気になるも何もモニカは国内最高法の 魔術師の1人7人沈黙の魔女である室はず もないがもしモニカが普通の魔術師なら 正体を隠したまま実践魔術の授業を受ける ことができただろうだがモニカには致名的 な欠点がある人前でまともに影承のでき ないモニカは普通の影承ができないつまり 無シ 魔術しか 使えないのだそして無償魔術を使った瞬間 にモニカの正体は露呈する無衛症魔術の 使い手は世界でもモニカしかいないからだ は私はまあ魔術はむむむいてなさそうだ から そう何でもやってみないとわからないわよ ねえモニカなんか顔色真っさだけど大丈夫 そそそことな なですいよいよを下まで回っていないじゃ ないケシーが腰に手を当てて呆れたような 顔をするその目が突然の大きく見開かれた ケーシーが見ているのはモニカではない その背後だやノート城体調はもう良くなっ たかい柔らかで甘い声は早そう聞き 間違えるはずもないモニカがギシギシと油 の切れた全のような動きで振り向けば フェリックスがにっこいとしな予感を 吠えんでいた デでデでんでん下んだねその愉快なそそのは川ごめいくわ おごめ ワクワク下の回らぬモニカの鎮発言に フェリックスは口元に手を当てて肩を振わ せた一方ケシーの方は怖ばった顔で硬直し ている皆の憧れの第2王子だが学年が違う とこんな近くで会う機会も滅多にないから 当然といえば当然かモニカは軽心に気を 使いつつぎこちなく尋ねた あああのなななんで電荷がここ23年生の 何人かは見学中の12年生の誘導をして いるんだよところで君はもう選択授業は 決めたのかいモニカがブんブンと首を横に 振るとフェリックスはああ良かったと言っ て危険よく笑ったなんだかひどく嫌な予感 がするこの電荷が機嫌を隠さない時は大抵 モニカはろな画面に合わないのだ君に ぴったりの授業があるんだ案内して あげようよかったらお友達も一緒について おいで壮絶に嫌な予感がする嫌な予感しか しないだがフェリックスに誘われたらもう モニカには断ることなどできないのだ すでにKは硬い顔でよ喜んでと返事をして いるああこんなことなら集でも演奏でも さっさと選んでおけばよかったモニカは 内心頭を抱えつつへっぴりでフェリックス の後に続いたアスタリスクアスタリスク アスタリスクここだよフェリックスが案内 した教室その扉の張り紙を見てモニカは目 を向いたもしかしたらちょっと白目になっ ていたかもしれないし心臓が止まりかけた かもしれない実践魔術モニカが1番選んで はいけない授業である全身をガタガタ振わ せているモニカにフェリックスは妙に楽し そうに言った私はこの授業を受けてはい ないのだけどね君には魔術が向いているん じゃないかと思うんだ ななぜそのようにお思われたのでしよしょ なぜそのように思われたのでしょうかロ列 の回らぬモニカの問にフェリクスはさらり と答える魔術は数学的思考が高い人間ほど 向いていると言われているんだ君は数学の 成績があば抜けて良いだろうだから向いて いるんじゃないかと思ってまさにその通り であるモニカは高い計算能力を有している からこそスー太の新しい万術式を生み出し 無償魔術を習得することができたのだだが モニカは絶対にこの授業を受けるわけには いかないなんとかこの場を離れる言い訳は ないだろうかと頭を悩ませていると フェリックスは教室の扉を開けて兄大にタ 教師に声をかけた白レガン先生見学希望者 を2名連れてきましたうん兄弟にタ教師が ゆっくりとこちらを振り向いた白く太い 眉毛と長い髭で目も口も隠れてしまって いる小柄な老人だその姿にモニカは見覚え があったさあと青ざめるモニカと興味つつ の様子の景にフェリックスはにやかに言う こちらは実践魔術の教師マクレガン先生だ よ数年前までは魔術師間の最後峰ミネルバ の教師を務めていた方 でまあマクレガン先生図マクレガンは かつてモニカがミネルバに在籍していた頃 魔術の実疑を担当していた教師である当然 に面識がある相手だモニカがミネルバを 卒業するのとほぼ同時期にマクレガンは ミネルバを退職したと聞いていたのだが まさかこんなところで教師をしていた なんて任務失敗の文字がモニカの頭を ぐるぐると か駆け巡る終わった全部バレた モニカがシ人のような顔で立ち尽くして いるとマクレガンは年の割に可愛い声で 言ったシみ誰生徒会長のフェリックス アークレディルですああうん生徒会長ね うん案内ありがとうえっと見学者は2人 悪いけど僕あんまり目が良くなくてねたち 男子女子見学者は女子が2名ですああ女子 ねはいはい最近は上司の自行者増えたね年 の割に可愛い声も相手を君ではなくしみと いう独特な喋り方もモニカの記憶通りだ それと目が不自由な天ももしかしてきづか れてない行ける今ならまだ逃げられる そもそもこの学園でのモニカはモニカ エバレットではなくモニカノートンなのだ 大声でファーストネームを呼ばれでもし ない限り早々同一人物だと気づかれること はあモニカじゃないっすかモニカも実践 魔術の事業を受けるんすかモニカの頭は数 秒ほど全活動を停止した我に帰ったモニカ の元に近づいてくるのは今日も元気な グレンダドリーと同じ生徒会役員のニール クレメイウッドであるニールは フェリックスの姿を見かけると礼儀正しく 挨拶をしたこんにちは生徒会長ノート城皆 さんこの授業を受けるんですかニールの 言葉にフェリックスは首を横に振るあい肉 私は受けていないのだけどねノートンジに 向いているんじゃないかと思ってお友達と 一緒に案内していたんだまあ確かに魔術師 は数学的思考にたけた人ほど上達が早いっ て言いますもんねニールの言葉にグレンが ぎょっとしたような顔をするえそうないす か俺2桁の足し算も危いんすけどもしかし てすっげえ不向きグレもこの教室まで来た ということは実践魔術ずつの事業を自行 するつもりだったのだろうそういえば グレンさんは魔術師見習いなんだっけ グレンはモニカの前で何度か飛行魔術を 広めしているあれは決して簡単な術では ないからグレもそれなりに才能があるはず だモニカがそんなことを考えていると マクレガンがああ本石払いをしたちたち 入り口で立ちい話もなんだからまあ座り なさいよそれと魔術師の向き不向きの件だ けど他の受行者さんにも分かりやすいよう に説明してあげるマクレガーに促された モニカたちは開いている席に着席する見学 者ではないフェリックスまで面白そうな顔 でちゃっかりモニカの隣に座った速やかに 生徒を案内する仕事に戻ってほしい 本まずね魔術師になるには3つの才能が 必要とされるのよそれが魔力量魔術式の 理解力魔力操作技術ねマクレガは今上げた 3点を黒板に書くとまずは魔力量の文字を 丸で囲むもうなんて言っても1番必要な 才能はこれ魔力量ねこれがないとそもそも 魔術が使えないからね今は魔力測定期で 簡単に計測できるんだけど見習いでも魔力 量50ぐらい欲しいね100超えたら まあまあ優秀150を超えたら7件人に なれるかも7健人の一言にモニカぬ心臓が 再び跳ねたああなんて心臓に悪い次に魔術 式の理解力 式って数式に通じるものがあるからね さっきちみたが言ってた数学強い子が満日 し向きってのはこの辺が理由魔術式は いわば魔術の設計事件骨組だからね魔術式 を正しく理解しているほど魔術の制度はぐ と上がるよそこでマクレガンは言葉を切り なんか思い出すかのように遠い目をする そうそう昔僕の教え語でこの魔術式の理解 力画抜群に高い子がいてねもぐんぐん魔術 式を理解してついには少なしで使えるよう になっちゃったのよ7健二人の沈黙の魔女 って言うんだけどね あちなみにこの沈黙の魔女は彼女が作った 魔術式も含めて筆記テストによく出るから ね覚えておいてね覚えないでもうね近代 魔術のセオリーをひっくり返したと言って も過言ではないすごい魔術師だからね過言 です もうやめて モニカの顔色はもはや蒼白を通りすぎて 土食だったできれば今すぐこの場から 逃げ出したい隣のケーシーがモニカ大丈夫 と小声で声をかけてくれたがモニカは 引きつり笑いを浮かべながら小さく頷くの が精一杯だった最後に魔力相作技術ねこれ は魔術式を元に魔力を編み上げる技術の ことを言うんだけどねセンスがいるのよね センスが良い子はなんなく魔力を魔術に 変換できるしセンス悪い子はいつまでたっ ても魔力の垂れ流し魔術式の理解力が低く てもある程度魔術を使える子はこの魔力 操作技術が優れてるってパターンが多いね 工作で言うなら設計図とは骨みが雑でも ある程度系にできちゃうタイプ完成度は 低いけどおそらくグレンがそのタイプなの だろうこの手のタイプは魔術式の理解度が 低くても持ちまのセンスである程度が形に なるまあこの3つの才能が揃ってるのが 望ましいんだけどね問題前提として魔力が ないと魔術使えないからねこの事業の自行 希望者は全員魔力量測定してもらうのよ そう言ってマクレガンは兄弟に一程度の 置き物を置いたそれは金属の台座に透明な 水奨玉を乗せたものだ台座には0から 250のメモリが付いているこれね魔力量 測定期って言ってここの水晶玉に手を 当てると簡単に魔力量が測定できるのほら こんな感じにマクレガンが水奨玉に手を 置くと水奨玉がYに発酵しメモリの数値が 158に動いた魔力量158文句なしの 上級魔術師レベルだ僕の魔力量は158光 が青だから得意属性は水こんな感じで自分 の魔力のことが簡単に分かるのよすごい でしょはいじゃあも順番に触ってみて えモニカの心臓が矢な音を立てて早金を 鳴らす魔力量の目安は1から49が才能の ない一般人50から99が見習い及び下級 魔術師100から149が中級魔術師 150以上が上級魔術師である200を 超えるものは滅たにいないそして7県人は 魔力量150以上が絶対条件なので年に1 回必ず測定をするゆえにモニカは自分の 魔力量を正確に覚えていたわ私が最後に 計測した時のは 202魔力量は10代後半が成長のピーク なので下手をしたらもっと増えている可能 性があるそして魔力量200声はどう考え ても一般的な数字じゃない どドどドどドどドどドどどうしよう モニカは全身を冷やせでぐっしょりと 濡らしながら全身をカタカタ振わせた64 疑似戦争その場から逃げ出したい時いつの 時代も使われる万能な言い訳がある すなわちちょっとトイレに行っていきます しかしこの万能言い訳を誰も彼もが着 やすく口にできるわけではない極度の 恥ずかしがリアには人前で発言をすること すらハードルが高いのであるゆえにモニカ は自分の席で硬直したままこの万能言い訳 を言いかけては口を閉じまた口を開きかけ ては閉じていた今度こそいよ次こそいよ 会話が良いぐらいに途切れたらいよい ぐらいの途切れ方って何だろうとにかく いよいよ今度こそ今度こそそうしている間 に魔力量測定機はじわじわとモニカに 近づいてくる今はケーシーとニールが水晶 に手を当てていたあれに触れたらモニカは 終わりだ一般人ではないとバレてしまう うん私は得意属性がひで魔力量は52か 微妙ね魔力量は若いうちに魔術を使うほど 伸びるって言いますしこれから伸びるかも しれませんよKCに続いてニールが水晶に 触れるニールの結果は得意属性が土力量は 96なかなか悪くない数字だフェリックス が関心したようにニールに言うメイウッド ソームは今まで魔術を使ったことはないの だっけはいを少し学んだ程度です父は そこそこ使えるらしいんですけれどメウド かは大々土属性の魔術が得意な家計だから ね今だ今こそちょっとトイレに行っていき ますというのだああでもこのタイミングだ と電下のセリフに割り込んだと思われない だろうか次は俺のつっすグレンが元気に そう言って手袋を外すわあグレンさんが 終わったら次は私の番そうなる前に 逃げ出さないとつを抱えてダラダラと 日合せを流しているとすぐ横でシという音 が聞こえたシぬ失はグレンの手元の魔力量 測定機だグレンの手が触れている水晶部分 が赤く発酵しておりそこに小さな日が入っ ている トグレが声をあげた次の瞬間水晶たまに 大きな気裂が入ったグレンは慌てて測定機 から手を離す先生からこれ壊れてるっす から嘘でしょちみそれいくらすると思っ てるの ギおレのせいじゃないっすきっと不良品 不良品なんすよ中が赤く輝いたということ はグレンの得意属性は非ということになる 問題は魔力量だ魔力量を示すメモリが1番 端まで振り切れているあの測定機の最大 数値は250それを振り切るということは グレンの魔力量は250を超えていると いうことになるがそんなことがあり得る だろうか国内で魔力量が250を超えて いるものは片手で数えられるほどしかい ない7人の中でも2人しかいないのだもし グレンさんの魔力量が250超えなら すごいことだけど この場にいる誰もが測定機の故障だと考え ているらしいそれはモニカも同じだグレは 日々の入った測定機をああわと持ち上げて これ爆発とかしないっすよね大丈夫っすよ ねと大騒ぎしているの生徒たちもざつき ながらグレに注目していたこれは抜け出す チャンスだモニカはケシーの服のを引くと 小声で声をかけたあのは私 ちょっとお手洗い行ってきますああうん ケシーはモニカを疑うことなくあっさりと 頷いたそのことにほっと胸を撫で下ろし モニカは教室をこそコそと抜け出すあ 危なかった はあカラカラカラカラカラと長い息を吐い てモニカは壁にもたれかかる心臓が バクバクと音を立てていたしかしここで 安心はしていられない選択授業の見学時間 はまだたっぷりと残っているのだこのまま 実践ずつの教室に戻らなかったらケシーや フェリックスが不審に思うかもしれない とぼとぼと廊下を歩きながらなんて言い訳 をするかモニカは頭を悩ませる一層腹板で 時間いっぱいトイレにこもっていたことに でもしようかなどと雑分を考えていると 前方に別の選択授業の教室が見えた教室の にはガラスがはめられていて教室の中の 様子がよく見えるあれはチェース教室の中 では生徒たちが黙々とチェスをさしていた モニカはチェスをやったことがないし ルールも知らないがそういう卓上遊戯が 貴族に人気だということは知っているこの 学園ではチェスも授業の1つなんだ ポケットからリストを取り出してみれば なるほど確かに洗濯授業の中にチェスが ある教室の人数を見た感じだとそれなりに 人気のある授業のようだあの駒の動きには 法則性があるのかななんとなく1番近くの テーブルをガラスにじっと見ていると目の 前の扉がガラルと開いたびっくりとモニカ は体を振わせ一歩後ずる扉を開けたのは タレ目の優男生徒対処期エリオット ハワードだったかつてモニカのダンスの 練習を酒け笑い役員賞を奪って屋根に 放り投げた男であるモニカが反射的に元の 役員賞を握りしめるとエリオットは にんまりと唇を持ち上げげって笑ったおや 電荷の沖に入りのコリスじゃないか チェースに興味がよし俺が教えてやろう いえ あのモニカがキビスを返すより早く エリオプットの手がモニカの手首を掴み 教室の中に引きずり込む教室でチェスをし ていたものの数人が手を止めてモニカに 注目したそれが非常に気まずくてモニカは さっと俯くまあここに座れよチェス歴は何 年ああもしかしてコマの名前も知らないわ はいわからないです冗談めかした エリオットの言葉に馬カ正直に頷けば エリオットは喉を鳴らして笑った エリオットだけじゃない教室中の人間が モニカに失傷しているエリオットは肩を 振わせて笑いながらモニカの正面に座った じゃあコマの名前と動かし方から教えて やろうこれがポーン1番弱い駒エリオプト は白と黒のコを持ち上げるとその名称と 動かし方を説明するモニカはボードゲーム やカードに関する知識が薄い興味がなかっ たというより今まで触れる機会がいつも なかったのだチークとてミネルバに通って いた頃貴族のコラーがやっているのを遠め に見た程度であるエリオットが駒の説明を 終えるとモニカは恐ろ恐る片手を上げて 尋ねたの5これは そもそも何をすれば価値のゲームなん でしょうかツアは本当にそこから分から ないのか 勝敗は簡単さ敵のキングを取るそれだけだ エリオットは白のキングを指先でつまみ目 を細めて物騒に笑うチェスは疑似戦争貴族 にとって戦略に対する感覚を身につける 重要な足し並みだからね 疑似戦争モニカは盤面に並べられた駒を 見下ろしたポーンナイトルークビショップ クイーンキングその6種類の駒による疑似 戦争魔法兵はどの役職なんでしょうか ビショップあたりかな昔は草平が魔術を 好んで使っていたからね じゃあ魔術師総兵の魔術の力量は設定され ていますか主に得意魔術とその範囲それと 防御結界を貼る速度はそれと兵士の個々の 戦闘能力砦の食料の備蓄はわ目を天する エリオットにモニカはさらに早口で問う この疑似戦争は季節気候温度は決められて いますか地形の高さは風かは大真面目な モニカの問いにエリオットはしばしポカン としていたがやがてケラケラと声を上げて 笑い出したおいおいこの盤面にそれだけの 要素が存在するわけがないだろうこれは ただのゲームだぜコイスまるで戦争経験者 みたいなものいいだな戦争はやったこと ないですそうモニカは人間同士の戦争には 参加したことがないが竜の討伐には参加し たことがあるその際にモニカはルイス ミラーから戦略図の美を徹底的に叩き込ま れていたモニカが討伐したワイバーンは 空中で仕留めなくてはならなかっただから こそ正確な魔術を放つためには地形を把握 した上で風きや風の強さを把握している 必要があっただがこの盤面にはそれがない のだただの平面で良いんですね交差は関係 しない駒も決められた動きしかしない上司 の交渉もなくただ王を打つだけああを押す ようにモニカが問えばエリオットは君が 悪いものを見るような顔で名くモニカは 盤面を見つめたまま口を開いただったら 簡単だと思います6号キャスリングだっ たら簡単だと思いますモニカの発言に教室 の空気が凍りついたなんて恐れ知らずで そして恥知らずな小娘だろうエリオットは 口の橋を持ち上げた目を剣のに細めて モニカを睨む分かっているのかノートンジ 君は今この教室にいる全員を敵に回したん だぜモニカは何も答えなかったただ無言で じっと盤面を見据えているおいおいそこの ポンを1マス前に動かしてほら私でも簡単 に動かせましたとか言うんじゃないだろう なやはりモニカは何も言わないだが盤面を 見つめる無標上にエリオットは見覚えが あった以前モニカが会計記録の見直しを 命じられた時と同じだあの時のモニカは ブリージットに頬叩かれても反応せず ひたすら数字を目で追いかけていたあの時 と同じ表情にエリオットはそこの知れない ような吹き味さを覚える頭をよぎるのは フェリックスが以前口にした言葉なぜ モニカノートンを会計にしたのかとウリオ 夫にフェリクスはこう答えたノートンジの 身のたが分からないからだよだったら俺が 測ってあるこの女の身の竹をエリオットは モニカが睨んでいるチェスボードのコを 並べ直したちょうどモニカの方に白い駒が 並ぶように今までじっと盤面を見ていた モニカがゆっくりと顔をあげてエリオット を見るエリオクトはあえて不敵に似ると 笑ってやったお試しにワンゲームやって みようじゃないかこちらはクイーン抜きに してやろう 先行は白が先行そちらからどうぞ黒の クイーンを万丈から取り除きつつ言えば モニカは丸い目でクイーンにエリオットを 見た私が先行でいいんですかああいいぜ 余裕たっぷりの顔で頷きつつエリオットは 胸のうちで奇妙な相を覚えたモニカ ノートンは初心者のくせに気づいているの だこのゲームは先行の方が有利だとじゃあ 行きますそう言ってモニカは迷わず中央の ポンを進めるポンの進め方は一見単純な ようで案外複雑だ基本的には1歩ずつしか 前に進めないのだが前方に他の駒がない時 はスタート地点から2マス動くことが できるにも敵の駒を取る時に限って動きが 変速的になり斜めに動くこともあるし採用 まで進めば他の駒になり上がることも できる1回説明しただけで理解できるとは 思えないが先手で中央のポンを進めるのは まあよくある手である前方のポンを早めに 動かして中央を開けないと後ろの駒の 通り道ができないからだ素人なりに考えた いってとこかな冷めた目で万丈を見下ろし エリオットもまた駒を動かすカつんと 心地よく響く駒の音はチェスになれたもの のお証だそれに比べてモニカの手つきと来 たらいかにも素人丸出しである駒の持ち方 置き方からしてなっていないそのくせ駒の 動かし方に迷いがないエリオットが駒を 置くとモニカはすかさず次の駒を動かす このゲームは軽いお遊びだ時間なんて測っ ていないしそもそも持ち時間だって決めて いないならば好きなだけゆっくり悩めば 良いだろうにエリオットが駒を動かすと モニカはカみ入れず自人の駒を動かすのだ も考えずに動かしているのではないかと 疑いたくなるぐらいの速さでそうやって俺 にプレッシャーを与えるつもりかいや盤面 を見下ろしエリオットはマを潜めるモニカ の差し筋はまるで教本に書いてある セオリーのようだもしこれが他の人間なら エリオットはそこまで驚かなかっただろう だがモニカは今初めてルールを知った ばかりの人間なのだそれなのにここまで セオリーを抑えられるものかエリオットは 足ば考えてから駒を動かすまたすさず モニカが駒を動かすたまらずエリオットは 口を開いた別に時間制限のある勝負じゃ ないんだぜゆっくり考えたらどうだ返事は なくモニカはただ万丈の駒を凝視している エリオットは少しだけ顔を仕かめて次の手 を指すすぐさまモニカが次の手を刺すいつ しか2人のテーブルの周りには人が集まり 始めていただが今のエリオットはそんな 周囲のギャラリーのことなど目に入らない 視線は万丈に固定され片手で覆われた口元 は手の下で小さく引きつっているなんだ これエリオットはこの教室の中でも3本指 に入るほどの腕前だクイーン抜きというハ ではあるけれどそれでもエリオットは手を 抜いたりはしなかった判デ機で徹底的に モニカを叩きのめしてそうして白事の駒を 1つ残らず取り払うてからいぶるように チェックメイトしてやるつもりでいたのだ それなのに今追い詰められているのは エリオプトの方ではないかそれは誰の目に も明らかだ鬼ニカノートンは初心者がよく 見せるような機種やトぴな手はさなかった まるでお手本のように綺麗な差し筋それは 非常に正確で一切の無駄がないエリオプト の手を全て読んだ上でその手を1つずつ 潰しエリオプトの陣営を崩していくこの ままではするのは時間の問題だいや待て 盤面を睨んだエリオットは1つ逆転の目が あることに気づいたまだエリオット陣営に は動いていないキングとルークがある そしてその間に他の駒はないキャスリング が使える特定の条件でのみキングとルーク を一手で同時に動かすことができるそれが キャスリングだだがエリオットはまだ モニカにキャスリングを教えていない キャスリングを使わずともモニカなど簡単 にネじ伏せられると思っていたからだ キャスリングを使えば勝てるだがモニカは カスリングのことを知らないのだそれなの に使うのかエリオットのプライドが揺れる このまま敗北するかモニカに教えていない キャスリングを使って勝利するか エリオットの手が止まった途端周囲が ざつき出す彼らはなぜエリオットが キャスリングをしないのか疑問に思って いるのだろうああそうだこいつらは俺が モニカのノートにキャスリングを教えてい ないことを知らないのだそう気づいた時 エリオットの手は無意識に動いていた キングとルークの同時移動キャスリングだ 今まで盤面だけを見つめていたモニカが パチパチと瞬きをしてエリオットを見る やめろ見るなモニカの視線から逃れるよう にエリオットは目をそらしたそれなのに口 だけはペラペラと竜長に言い訳を垂れ流す 今のはキャスリングと言ってまだ動かして ないキングとルークがありかつその間に他 の駒がない時そしてキングがチェックされ ていない時に使える 負けましたエリオットの説明が終わるより 早くモニカが敗北を宣言する今の木 スリングが正式なルールで有効なら私の 価値はありませんエリオットは愕然とした なぜモニカノートンは怒らないのだ自分が 教わっていないルールで任されたのだ こんなのフェアじゃないと怒っていい彼女 にはその権利があるそれなのにモニカは 怒りをみも感じさせぬ顔で前を下げて笑っ たが簡単って言ってごめんなさいチェース 思ったより難しかったですどんなに最善で お考えても相手が人間だから不確定要素が 多くてこのゲームの勝者はエリオットだだ がエリオットの胸にあるのは苦い敗北感と 自己権を一層モニカが自分を攻めてくれれ ばいくらか気が楽になったかもしれない 自分の教わっていない手を使うなんて フェアじゃないとそう団すればいいのに モニカはそんなことなど大した問題では ないとばかりに駒を並べ直して キャスリングの考察をしているエリオット はモニカに何か言ようとしたそれが謝罪な のかそれともなぜエリオ夫を攻めないのだ という疑問の声なのか自分でも分からない ままそれでもなんか言わなくてはと思った だがエリオットが声を発するより早くこの 教室の教師ボイドが口を開くそこの女子 生徒名前はモニカは視線を右に左に彷徨わ せているがこの教室には女子生徒は数人 しかいないそしてモイドの視線の先にいる 女子生徒はモニカだけだももも もにもモに モニモニカはカタカタ震えながら懸命に口 を動かしていたがもにもと同じ音を 繰り返すだけでとても名乗れていない ボイドはスキンヘッドで小表の男だその体 は金骨流とたましくチェスの教師より喧嘩 槍を振り回している方が似合いそうな風貌 であるモニカが怯えるのも無理はない エリオットはやれやれと息を吐いて口を 挟むモニカノートン城俺と同じ生徒会役員 ですよボイド先生覚えたボイドは腹の底 から響き低い声で短くいい1枚の髪を モニカに握らせるそれはチェスの授業の 申し込み用紙だモニカはまだモにもと規制 を発しながら涙目でボイドと申し込み用紙 を交互に見ているそんなモニカにボイドは 低くつげた必ず事行しなさいモニカは モにもにと泣きながら言われるままに カクカクと首を縦に振る多分あれは何を 言われているか理解していない顔だな 呆きれたように目を細めてエリオットは こっそりため息を吐いた66チョコレート の事情放課後1週間ぶりに先室に顔を出す とフェリックスが舞を下げてモニカを見た ノートン上見学会の途中から見かけなかっ たけどどこに行っていたんだいモニカは ぎくりと肩を振わせつつ警にしたのと同じ 言い訳を口にするえっとそのお手洗いに 行っていたら途中でチェスの授業に誘われ て正確には誘われたのではなく無理やり エリオクトに引きずって行かれたのだが エリオクトとのあの一斉が終わると同時に 未学会の時間は終了してしまったので モニカは他の授業を見学することはでき なかったの授業と聞いたフェリックスは 少しだけ意外そうな顔をし奥で作業して いるエリオットハワードに目を向ける チェスといえばハワード主が受行していた ねエリオットは聞こえないふりをしている のか黙々と書類仕事を進めていたモニカが 生徒会役員であることを歓迎していない エリオットとブリジットは生徒会室にいる 間モニカのことをまるで空気かなんかの ようにいないものとして扱っているだが 今日のエリオットは少し様子がおかしかっ た無視の仕方が露骨なのだその態度は何か 不適されているようにも見えるわ私また 何かやらかしたし失礼なこと言っちゃった モニカがダラダラと日合せを流していると 資料室から戻ってきたひシビルアシリが モニカをギロりと睨んだ体調は戻ったの だろうなわはい1週間お休みをいただき まして た大変ごめご迷惑をおかけしましたチりと 最後にあったのはモニカが毒を飲んで倒れ た後のイ務室だベッドから起き上がったら 縄で縛りつけてやるとかなんとか物騒な ことを怒鳴らえてそれっきりであるチリル はモニカの顔をまじまじと眺めると腕組を してふんと傲慢に鼻を鳴らす貴様が矢んで いた1週間分の引き継ぎがある今日は みっちりしごいてやるから覚悟しておけわ はいつモニカは涙目でカクカク頷きシリル が差し出した書類の束を受け取るそれから 作業机に移動して1週間分の書類を確認し たが特に気になる点はなかったというより 全ての仕事が綺麗に片付けられているのだ モニカがすることはせぜの確認ぐらいで ある貴重な細かい字はおそらくシリルの ものだろう彼がモニカの仕事を1週間分 変わってくれたのだこれ以上迷惑をかけ ないようにしなくてはとモニカは気合を 入れて書類と向き直る1番分厚い書類は やはり来月の学際に向けてのものだその 予算案話に目を通しているとモニカの背後 で声が聞こえたまあそれが自分に向けられ たのだと気づかなかったモニカは黙々と 良さ愛を見ていたモニカのそばで別の仕事 をしていたシリルが呆れたようにモニカを 見るにかノートン呼ばれているぞ えつ間の抜けた声を漏らしながら振り向け ば背後にはエリオットが佇んでいた エリオットは何やら苦虫を噛みつぶした ような顔でモニカを見下ろしている ノート今日この後次回あるかええっと あの放課後の呼び出しなるものにこれは 無視や愛の告白ではトを解きめかせるよう な神経などモニカは持ち合わせていない これはあれだ絶対に人のいないところに 呼び出してのバリゾと暴力だもしかしたら また役員賞を奪われるかもしれないモニカ が無意識に元の役員賞を握りしめて俯くと チリルが口を挟んだ別の日にしてくれ今日 は1週間分の引き継ぎに時間がかかるそう か習い仕事の邪魔して悪かったな エリオットは不思議とほっとしたような顔 で自分の席に戻っていったその背中を モニカが見送っているとシぎルがボ細いと つくハワードの初期となんかあったのかえ えっと よくわからないですけどチェスの授業の時 に私なんか失礼なこと言っちゃったのかも 選択授業ではチェスをワンゲームしただけ だただモニカが気づいていないだけで エリオットを不快にさせてしまった可能性 は大いにあるでもチェス楽しそう受行して みたいなチェスは数式と違い相手が人間だ ゆえにただの確実計算だけでは勝てない 戦略性があるそれがモニカには興味深かっ た貴様は魔術の授業は受けんのか唐突に シリルが放った言葉にモニカはペンを握る 手を振わせるフェリックスと言いシリルと 言いどうしてみんなしてモニカに魔術を 進めたがるのだろうは私にはその難易度が 高すぎると思うのですがアシリー様は実践 魔術ですか私が受行しているのは高度実践 魔術だコード実践魔術それは選択の中でも 立種に条件のある特別枠の授業だ高度実践 魔術は1年もしくは2年時に実践魔術で 優秀な成績を出したものだけが受行できる 受行は希望するなら1年もしくは2年の 時点で実践魔術と基礎魔術額を利している 必要があるはあ つまり2年の貴様が来年高度実践魔術を 利習しようと思ったら今年は基礎魔術額と 実践魔術の2つを選択する必要があると いうことだはあ モニカが曖昧に相槌を打つとシリルは コツコツと机を指で叩きモニカをじろりと 見た繰り返しとうが貴様は魔術の授業を 受けんのかえっとそのそれ はモニカは正体を隠して学園に潜入して いる身だ例え座学だけだとしても魔術絡み の授業ではいつかボロを出す気がする特に 魔術式が絡むとモニカはついになって しまうので魔術の授業は受けないです そうか短く呟いてシリルが作業にも取った のでモニカも目の前の資料に集中すること にしたアスタリスクアスタリスク アスタリスクその日の戦と会務が1段を 落としたところでシリルはフェリックスに 震した私とノートン会計は引き継ぎがある ので残ります戸締まりは私がいたしますの で じゃあ任せるけどあまり遅くなりすぎない ようにはいシリルが頷けばの生徒会役員 たちは生徒会室を出ていく部屋に残ったの はシリルとモニカだけだモニカは机の上の 資料を見て首をかしげたい残り作業って何 だろう実を言うとモニカには居りをして までやらなくてはいけないような仕事が 思いつかなかった1週間分の引き継ぎは 通常業務の時間内に終わっているし今日の 分の業務も終わらせているあのアシリー様 い残りのお仕事は学園祭絡みですか違う机 の上を片付けてしばし待ってはあ居残りの 作業をするのに机を片付けて良いのだろう か肝に思いつつも言われた通りにモニカは 資料を棚に戻し椅子にジョコンと座って シリルが戻っるのを待ったシリルはどう やら生徒会出を出ていったらしいベ室から なんか持ってくるものがあるということ だろうか膝の上で落ち着きなく指をこねて そワそワしているとシぎルは両手になんか を持って戻ってきたシルの手に握られて いるのは白いカップだキーパーティーに 使うような白くたものではなく白ムで少し ぽっテりと熱いカップであるシリルは カップの片方をモニカの前に置くと自身は モニカの向いに座ったのめモニカは目の前 に置かれたカップを見たカップには薄い 茶色の飲み物が入っているコーヒーより 薄い色でほかに甘い香りがしたモニカは 1旅だけこの香りを嗅いだことがあるこれ ってチョコレートですかそうだ チョコレートは貴族の間で人気のある思考 品だカカオという豆をすりつぶして砂糖や 牛乳などと混ぜ合わせた飲み物である独特 の風味がありコーヒーよりも高級品だ モニカは以前1度だけチョコレートを飲ま せてもらったことがあるがその時の チョコレートはもっとドロドロとした 飲み物だったはずだ恐ろるカップを 持ち上げると中の液体が揺れた以前モニカ が飲んだものより薄く打てさらさらして いるように見えるシリルは何でもない顔で カップを傾けていたモニカも真似をして カップに口をつけるモニカは驚きに目を 丸くしたさらりとした飲み口と柔らかな甘 さは以前飲んだチョコレートとはまるで 別物だドロドロしていないしカオ特有の炭 も軽減されているチョコレートはコーヒー 以上に手間のかかる飲み物だコーヒー豆は 粉砕した状態でもある程度保存が効くが豆 は脂肪分が多いので粉砕した状態で保存 することができないつまり飲む直前に 細かくすりつぶす必要があるのだその手間 があるのでチョコレートはコーヒーほど 普及していないだがこのチョコレートには 脂肪分特有のドロリとした食感がなかった この チョコレート脂肪分が少ないそうだ豆から 脂肪分を取り除き粉末上にしたものを使用 している最新技術で作られたものだカオ豆 を粉末上にして保存することができたの ならそれは非常に画期的な発明だ今まで よりも保管しやすくなるし水や牛乳に とかしやすくなるから簡単に飲むことが できるモニカが密かに関心しているとチリ はちらりと固めでモニカを見た クローディアから聞いたのだがモニカ ノートン貴様ノる白爵城が用意した毒の 苦い紅茶をそのまま飲み干そうとした らしいな へあはい 苦い毒薬を紅茶のカップに入れられてそれ でもモニカはそういうものなのかなと思っ て吐き出さずに飲んでしまったその結果が あの騒動であるあの時のことを思い出して 縮じ込まるモニカにシリルは強い口調で いい放った普段からろなものを口にしてい ないからそういうことになるのだ貴様は もっと下をこやすべきだこの間のように 電荷のお手を患らわせるわけにはいかん からなわはいすみません つまりこれは電荷のためだ分かったなわ はいモニカがブんブンと首を盾に振ると シリルは分かればいいとカップを傾ける 貴様はその能力を電荷に買われているとも なればそれを妬むものが乗る白爵霊以上の ような事件を起こさないとも限らないシリ の言う通りだ本来ならモニカはフェリクス を護衛する側の立場なのに逆に フェリックスに助けられている自衛手段 ぐらい身につけろ電荷の手を患わせるな はいモニカはしょんぼいとうだれながら ぼんやると考えるシリルもまた誰かに妬ま れたことがあるのだろうか妬まれないはず がない大尿児の即近を務めるということは それだけ周囲の賞賛と先望を集める妬む ものも少なからずいることだろうそして今 モニカも同じ立場にいるのだあのアシリー 様あありがとうございますこの間のことも えっとこのチョコレート もシリロはいつもみたいにふと鼻を鳴らし 味わって飲めるというモニカはコクコ頷い て温かなチョコレートを大事に大事に飲ん だそんなモニカを睨むように見ていた シリルは太思い出したような顔で口を開く 1つ言っておくが今日のことは電荷には 溜まっているように特にこのチョコレート のこと はああのアシリー 様モニカがビクビクしながら口を挟むと シギルは眉間に深い神話を刻んでモニカを 睨んだなんだ 電荷がその電荷がどうした 後ろ2シルの顔から表情が消えるシルの 背後ではフェリックスがニコニコと笑顔で 佇んでいたその気配の消し方や暗殺者も 顔負けである私抜きでお茶会なんてずるい じゃないか でで伝活そのフレーズノートン女王以外 から聞く日が来るとは思わなかったなあ いえそのこれは そのチリは珍しく真っさになってうろえて いた特にその視線はチラチラと手元の カップを気にしているまるでチョコレート をフェニックスに隠したがっているみたい だそんなシルにフェリックスはいつもの 穏やかな笑顔で笑いかける別に私に隠さ なくて良いのに私はそういうことは気にし ないよそそのですがシリルのうろ大たや まるで違法薬物の所持が見つかった犯罪者 のようであるどうして彼はそこまでうろえ ているのだろう私もそのチョコレートが 欲しいが用意してくれるかいフェリックス がそう言うとシリルはどこかほっとした ような顔ではいと返事をしキビキビと早足 で部屋を出ていったその背中を見送り フェリックスはやれやれと息を吐くそんな に気を使わなくて良いのにフェリックスと シルのやり取りが意味するところが分から ずモニカは恐ろる恐るフェリックスに 訪ねる あのこのチョコレートはの飲んではいけ ないものなのですかいやそんなことはない ようちの国の貴族たちの間で最近流行して いるしねならなぜシルはあんなにもうろえ ていたのだろうモニカが首をひねると フェリックスは何でもないことのように 言う赤豆から死亡分を取り除く技術はね 隣国のランド王国の学者が発明したものな んだランド王国とはこのリリル王国と東の 大帝国の間に位置する証国だそこの学者が 発明したこととシリの同様がどう関係して いるのか今1つピンとこないモニカに フェリクスは言う私の兄ライオネルの母君 がランドの姫君なんだよようやくモニカは シリがフェリックスにチョコレートのこと を隠そうとした理由を理解したこの国には 3人の王子がいるがそれぞれ母親が違う 第一王子ライラオネの母はランドの姫とも なれば第一王子派は当然にランドとの 繋がりを重視するものが多いシリルは ランドの最新技術のチョコレートを愛員 することで自分が第一王子派だと思われ ないか不安だったのだろうだから私がお 茶会に顔を出しても彼もランドの技術を 使ったチョコレートを出してはくれないん だ美味しいものに罪はないのにねそう言っ てフェリックスはモニカの手からカップを すっと抜き取ると一口だけチョコレートを 飲む人が口をつけたカップに応じ自ら口を つけるなんてシリルが見たら目を向きそう の光景だだがモニカには今ぬの フェリックスの行為が彼の意思表示に見え たきっとこの人は本当にそんな些細なこと などくだらないと思っているのだろう王族 って大変なんですねああ全くつく フェリックスの横顔にいつもの穏やかさが なくバカバカしいと見下すような日やかさ があった今日はここまでです今日のビデオ についてどう思ったか教えてください感謝 [音楽] [拍手] [音楽]
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