箱を開けるまで中身が分からない「ペットガチャ」と呼ばれる販売方法が深刻な問題となっています。
撮影者:「雨が降ってきた!鳴いてるよ」
暗闇のなかに、無数の段ボール箱。
撮影者:「犬や猫だ。酷すぎる、早く!何だ?この数は・・・」
すべての箱には、犬や猫などの動物が生きたまま入れられていました。
子犬36匹と子猫71匹・・・。
ペットとして繁殖され、人間に育てられる以外に生きる術を知らない彼ら。何の罪もない命が、人間の都合で捨てられていたのです。
背景には、実物を見せないままペットをやり取りする「ブラインドボックス」と呼ばれる販売方法がありました。
ブラインドボックスとは、実際にどんな品物なのかは箱を開けるまで分からない、日本のカプセルトイのようなビジネスモデルです。
売る側は売れ残りのリスクを回避できる、買う側は偶然性のワクワクを楽しむ。
中国では、食品や旅行などあらゆるジャンルで、そうした販売形態が浸透し、本来はブラインドボックスでの売買が禁止されている生き物にまで及んでいます。
撮影者:「警察が運んでくれることになった」
上海市内で放置されていた犬や猫は、その日のうちにボランティア団体が発見。警察が出動し、保護されました。
地元メディアによると、珍しいペットが当たると思い込んで、ブラインドボックスで動物を購入したものの、いざ商品が届いてみると、想像と違ったのか、そのまま業者に送り返したり、捨てたりする人が後を絶たないといいます。
撮影者:「皆、鳴きすぎて声がかれている。畜生!本当に酷い!」
売る側の都合、買う側の都合で、小さな命が翻弄(ほんろう)されています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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