岡田斗司夫さんの
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#美味しんぼ #岡田斗司夫 #サイコパスおじさん
他人に厳しく自分に甘い。これこそが、すべての「サヨク」的な人々に共通する特性である。人気漫画『美味しんぼ』の原作者として知られる雁屋哲氏(愛称・カリー)もその例外ではない。
共感呼ぶ優しい視点
1983年に小学館発行の青年漫画誌『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載が始まった名作『美味しんぼ』を知らぬ日本人はそう多くあるまい。雁屋氏が漫画家の花咲アキラ氏とのコンビで世に出した人気作品で、単行本にして111巻にも及ぶ長期連載(現在は休載中)となっているが、あらすじを簡単に紹介するとこうだ。
大手新聞社「東西新聞」の文化部に所属するグータラ記者の山岡士郎と、入社したての新米記者の栗田ゆう子。二人は味覚の鋭さを見込まれ、社を挙げた一大企画「究極のメニュー」作りの担当に抜擢される。そして、天才芸術家で美食家でもある海原雄山の「至高のメニュー」と優劣をかけて対決するのだが、雄山は実は山岡の実の父だった…。 私も、学生時代は『美味しんぼ』が唱えるところの「低温殺菌牛乳が美味しい」だとか、「輸入レモンは危険物質まみれである」とか、「ワサビは醤油に溶かずに直接刺身につけて食べなければいけない」等々、様々な知識を得るべく嬉々としてむさぼり読んだものだ。
美味しそうに料理を頬張る登場人物の表情も胃袋を刺激し、『美味しんぼ』を読みながら夜食をいただくと、なぜか三倍ほど美味に感じた。
さらに、『美味しんぼ』は気が弱い中華料理人の背中を押す話や、若かりし時にお世話になったトンカツ屋の再建に手を貸す実業家のエピソードなど、涙無しには読めない良作にも数多く恵まれている。読者の心を温めるこうした優しい視点は、幼少期に外地からの引き揚げを経験し、病に苦しんだという雁屋氏の人知れぬ苦労が反映されているのかもしれない。
山岡の鼻血に批判
当初はクレームとは無縁のグルメ漫画だと思われていた『美味しんぼ』だったが、雁屋氏の左派色が濃くなるとともに読者の批判を招くようになる。
有名な例は、東日本大震災における原発事故を反原発の視点で描いた「第604話 福島の真実その22」である。
山岡らご一行は福島第一原発を訪れるのだが、そこで山岡は「原因不明」の鼻血を出して周囲を驚かせる。雁屋氏は一応、山岡を診断した医者に「福島の放射線とこの鼻血とは関連づける医学的知見がありません」と言わせてはいる。
しかし、「放射線を浴びると鼻血が出る」「鼻血が出ている人間がいたら、それは放射線の影響である」というような偏ったイメージを読者に拡散した事実は否定できず、現にそのように受け止めた人々から多くの批判に晒された。
そうした反応に対し、雁屋氏は自身のブログにおいて「私は自分が福島を2年かけて取材をして、しっかりとすくい取った真実をありのままに書くことがどうして批判されなければならないのか分からない」と反論している。
このように社会問題に関心が高い雁屋氏は、頻繁に持論を開陳している。2013年5月4日には自身のブログで在日韓国人・朝鮮人を糾弾する「在日特権を許さない市民の会(在特会)」を激しく批判し、話題を呼んだ。
『「在特会」に自分の人権を主張する権利はない』と題した投稿に目を通すと、「幼児が大人の口まねをしてトンチンカンなことを言って大人を笑わせることってありますよね」「『許可を得たデモ』であれば、他の人間の人権を害しても、他の人間に精神的、経済的損失を与えていいというのかい。そう言う悪質なデモは妨害するのがまともな市民の義務なんですよ」と、実に手厳しい。
さらに雁屋氏はブログでこうも指摘している。長いが紹介する。「一方向しか見えず、しかも見る物が全てゆがんで見える眼鏡をかけているので、物事の真実が見えず、目の前の現実が全て自分の妄想に合わせてゆがんだ形に見える。『在特会』の方々には早く真人間に戻って、そのような妄想の世界から抜け出して貰いたいのだが、今はまだ妄想の世界にどっぷりとつかって狂騒状態にある。そのような状態にある方々の言葉は、いくら幼児の言うことのように滑稽だからと笑って見過ごしてはいけない。早く、『在特会』の方々に妄想からさめて真人間に立ち戻って頂くためにも、その『申し立て』の滑稽さを指摘して差し上げなければなるまい」
ご立派な物言いだ。確かにヘイトスピーチは認め難い。しかし、雁屋氏自らも風評被害を広めながら「他の人間の人権を害しても、他の人間に精神的、経済的損失を与えていいのか」と説教する態度には疑問を覚える。これが「他人に厳しく自分に甘い」と評さざるをえない所以である。
引用
https://www.sankei.com/article/20170702-6AO2AITYBJNLDBWJQ4NC2P4Q3M/
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