おばあちゃんの思い出, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=448094 / CC BY SA 3.0
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『おばあちゃんの思い出』(おばあちゃんのおもいで)は、2000年3月11日から『ドラえもん のび太の太陽王伝説』と同時上映公開(26分33秒)。
てんとう虫コミックス『ドラえもん』第4巻「おばあちゃんのおもいで」を原作とするドラえもんの映画作品、および、以下のテレビアニメのリメイク版である。
2000年度第55回毎日映画コンクールアニメーション映画賞受賞作品。
のび太は、ゴミ捨て場に幼いころのお気に入りだったクマのぬいぐるみ(以下、クマちゃん)が出されているのをたまたま見つける。
つぎはぎだらけのうえにボロボロのクマちゃんを持ち帰ったのび太は、幼稚園児のときに死別したおばあちゃんがぬいぐるみを繕ってくれたことを懐かしむ。
クマちゃんを手に部屋でドラえもんにおばあちゃんとの思い出を話すのび太は、タイムマシンを使えばおばあちゃんに会えると思いつく。
しかし、ドラえもんは「未来から来たのび太だなんて、きっとどう言ってもわかってもらえない」と良い顔をしない。
それでも会いたいのび太は、「姿を見るだけ」とドラえもんに約束して2人で8年前を訪れるが、そこでは幼いのび太が秋も終わる時期だというのにおばあちゃんに花火をねだるというわがままを言い、困らせていた。
その様子を見たのび太は、「僕はわがままばっかり言ってた」と自責の念にかられ、最終的におばあちゃんと対面して言葉を交わすことになる。
「せめてあの子が小学生になるまで生きていられたら…」というおばあちゃんの言葉を聞いたのび太は、意を決して黒いランドセルを背負い、「5年生になったのび太です!」と名乗って正体を明かす。
ドラえもんの予想に反し、おばあちゃんは疑うことなく8年後ののび太を受け入れる。
のび太は優しく懐かしいおばあちゃんのひざ元にすがり付き、感極まって号泣するのだった。
原作漫画ではこの話よりも後の回「パパもあまえんぼ」で、酒に酔って夜遅く帰宅して寝込んでしまったのび助を慰めてあげようと、のび太とドラえもんが今度はのび助をタイムマシンで過去に連れて行き引き合わせる(父方の祖母であり、のび助にとっては実の母にあたる)という話があり、その回でのおばあちゃんは「この前来た5年生ののびちゃん」とのび太のことを憶えていた。
一方、実母との再会を果たしたのび助は、「久しぶりにおふくろの夢を見た」と翌朝の朝食時に話している。
テレ朝チャンネル1 この映画をカラーで忠実に書籍化したもので、原作のてんとう虫コミックと内容は異なる。
劇中、公園で幼いのび太が、花火を買えなかったおばあちゃんをだだをこねて追いやり、おばあちゃんが腰かける、コンクリート製のバス型の遊具と同一の物が、大谷田南公園(東京都足立区中川4丁目42番1号)に存在する。
幼少期のスネ夫を演じた関智一は、のちに2005年度からの番組のリニューアルに伴い開催されたオーディションを見事に突破してスネ夫役に抜擢された。
この際、役作りの一環でスネ夫についてさらに研究して新しい声を開発したとのこと。
てんとう虫コミックス『ドラえもん』第4巻「おばあちゃんのおもいで」を原作とする話は本作や公開予定を含めると、7回アニメ化されている。
『ドラえもん』で最も多くリメイクされたアニメが本作である。
放送時間や時期によって、下記の通り若干のストーリーの違いがある。
俳優の溝端淳平やミュージシャンのha-jは、『ドラえもん』の泣ける作品として本エピソードを挙げている。
また、中国の映画評価サイト「豆瓣電影」では劇場版がアニメ映画『千と千尋の神隠し』を上回る評価を獲得しているという。
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