がきデカ, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=230287 / CC BY SA 3.0

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『がきデカ』は、山上たつひこによる日本の漫画作品である。
日本初の少年警察官を自称する主人公・こまわり君と、その周辺のキャラクターたちによって展開されるギャグ漫画。
『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、1974年44号から1980年52号まで連載され、水島新司の『ドカベン』(中学・高校編)や手塚治虫の『ブラック・ジャック』と共に1970年代の『チャンピオン』を支えた。
単行本の発行部数は3000万部を超える。
1989年にテレビアニメ化。
ほぼ同時にOVAも作られているが、双方で制作会社と出演声優が異なる。
時期や体制の異なる再アニメ化は珍しくないが、同時に異なる会社でアニメ化されたケースは当時大変珍しかった。
『がきデカ』の面白さは、当時のギャグ漫画としては例のなかった劇画調の画風に依るところが大きい(「死刑!」などの特徴的かつ下品な動きや、女性キャラの肉感的なエロス、頻繁に登場する動物たちの間抜けさ、などなど)。
従来のギャグ漫画が「意味」で笑いを作っていたのに対し、劇画調の画風でくだらないことをやって面白さを伝えるのは画期的であった。
こまわり君が他の動物などに変身(メタモルフォーゼ)したのち、従来のギャグ漫画ならすぐ元の姿に戻っていたのだが、『がきデカ』では変身した姿のまま物語が暴走することが多い。
この点も、従来のギャグ漫画にない画期的な点であり、文芸評論家の渡部直己が、そのデビュー時の論文でテキスト論的な指摘をした。
ブームが落ち着いた頃に鴨川つばめの『マカロニほうれん荘』が連載開始。
登場人物が変身したまま物語が暴走する特徴も『がきデカ』と共通しており、作者はライバル視していた。
そのせいか絵のタッチが鴨川つばめに酷似し始め、作中において西城やモモちゃん、ジュンちゃんまでもが目玉が大きく3頭身のいびつなキャラとなってしまった時期もある。
大人気作ゆえ作者は連載中にかなり精神的に追い詰められていたらしく、チャンピオン編集長を呼びつけて嫌味を言ったり、仕事場へ訪ねてきた小学生を怒鳴って追い返したりしており、後に「大人気なかった」「申し訳ないことをした」と述懐している。
『チャンピオン』連載当時の最終回は、通常の一話読み切り形式で、一見すると最終回とは全く解らない話になっている。
これは作者が「連載を打ち切らせてほしい」と編集部へ申し出た際、当時の編集長から「いつでも連載を再開できる形で終わらせてほしい」と頼まれ、そのような形になった、とのエピソードがある。
1989年にアニメ化された際に、並行して『週刊少年チャンピオン』誌上において月1連載で全12話の“完結編”『がきデカファイナル』が連載された。
作者は意図的に当時の画風に合わせて描いており(作者自身は「技術的なことなので難しくはない」と後に述べている)、「あまりにも連載当時と変わらない」と言われた。
最後はこまわり君が僧衣を纏い、種田山頭火の句と共に放浪の旅に出て完結となった。
作者の断筆宣言・小説家への転向により、その後一切こまわり君が描かれることはなかったが、2004年に『ビッグコミック』(小学館)誌上にて江口寿史、泉晴紀、元アシスタントの田村信をアシスタントに従え、2話読み切りの続編『中春こまわり君』(ちゅうしゅんこまわりくん)が掲載された。
2006年、同誌で3話完結の続編を発表。
2008年1月に同誌にて再び集中連載され、こまわりの両親が登場。
ここまではほぼ2年に1回のペースだったが、同年10月より新作を発表。
2009年1月、小学館より単行本が発売される。
2009年5月に再度新作を発表。
同時期に『チャンピオン』創刊40周年記念として、同誌19号に『がきデカ』の描き下ろし新作を掲載。
ここでは『中春こまわり君』のキャラクターが『がきデカ』のキャラクターを演じる、という形式を取っている。
2010年4月、単行本第2巻が発売された。
声 – 三ツ矢雄二(テレビ版) / 千葉繁(ビデオ版) / 富田耕生(ラジオドラマ版) 日本初の少年警察官。
東京都練馬区在住。
最寄り駅は保谷駅。
高島平近辺に所在するらしい、警視庁ねこ自慢警察署所属。
名前の由来は、「小さなおまわり(巡査)」から。
連載当時は苗字は不明であったが、『中春こまわり君』で「…

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