NEW GAME!, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=3061248 / CC BY SA 3.0

#漫画作品_に
#2013年の漫画
#まんがタイムきららの4コマ漫画作品
#ゲーム開発を題材とした漫画作品
#企業を舞台とした漫画作品
#東京を舞台とした漫画作品
#杉並区を舞台とした漫画作品
#アニメ作品_に
#2016年のテレビアニメ
#2017年のOVA
『NEW GAME!』(ニューゲーム)は、得能正太郎による4コマ漫画作品。
『まんがタイムきららキャラット』(芳文社)にて、2013年3月号から5月号までの読み切り掲載を経て、同年7月号より連載中。
同誌の2021年5月号では、第13巻で完結することが発表された。
2016年と2017年にはテレビアニメ版が放送された。
2021年3月時点でシリーズ累計発行部数は320万部を突破している。
ゲーム会社を舞台として、若い女性社員ばかりのチームに配属されたヒロインの日常・勤務生活を描く、4コマ漫画である。
作者の得能は3年間、ゲーム会社に勤務した経験があり、その経験が基になっている。
企画時には作者の辛い実体験に基づいた「ほのぼの社畜漫画」という路線が予定されていたものの、連載が始まると登場人物たちの仲の良さに引っ張られ、予定よりも楽しげな作風で描かれることとなった。
ゲームソフトの開発環境やハードウェアの推移は移り変わりが激しく、月刊誌連載のペースでは執筆から単行本に収録されるまでの間に情勢が変わってしまうことから、ゲームの時事ネタや社会風刺は扱わない方針で、劇中におけるゲームの制作場面は普遍的な内容のみが描かれている。
物語の方向性は女性中心の人間関係を描くことに置かれており、社会人ドラマ的な内容よりも、各話で特定のシチュエーションに置かれた登場人物がどうするかという内容を念頭に置いた話作りが指向されている。
物語は基本的にヒロインの視点で描かれているが、本作では上司と部下という上下関係が軸となっており、周囲の先輩社員から見た、初心を思い出させてくれる仲間としてのヒロインの姿を印象づける内容にもなっている。
基本的に性格の良い人物しか登場しないという作風になっているが、主要な登場人物が学生のような仲良しグループとは異なり、プロとしての責任を背負って人間関係のトラブルにも向き合わなければならない間柄であることも意識して描かれた。
一方、部分的には生々しい実体験に基づいたエピソードも盛り込んではいるが、作者の実体験では失敗した事柄を主人公たちが円満に解決する形などに改変した上で反映されており、ゲーム業界の悲惨なエピソードの暴露といった内容は避けられ、残業や休日出勤を楽しんでこなすヒロインや、キラキラとした女性社会人たちの姿を、ほのぼのとした作風で描いている。
作者の得能は本作より以前に手掛けた『こもれびの国』の反省点から、主人公にぶれのない目的を持たせ、ストーリーを成り行きではなく全体の見通しをつけてから進めるようにした。
物語上のポイントのみを押さえ、後は登場人物の立場から人物を動かしていくという方針の話作りがされているものの、単行本1冊(各巻13話)ごとにすっきりとした区切のつく構成が意識して描かれている。
また物語の第1話から読者によって好き嫌いの分かれるセクシャルな場面を挿入することで、今後の作風を明確にする方針を打ち出しつつ、セクシャルな場面でも下品にならない程度の匙加減が意図された。
作者の得能は影響を受けた作品として、女性ばかりの日常ものの漫画を描くことになった最初のきっかけは天野こずえによる漫画『ARIA』であったとしており、また各話のストーリーの流れは、女児向けのアニメや男児向けの特撮ヒーローものの様式美を参考にするところが多いとしている。
第3話までの内容は中編のゲスト作品として掲載され、読者からのアンケートの反響を見て長期連載化するかどうかが決まることになっていた。
実際に連載が決定したのは、アンケートの結果のおかげであったという。
この時には下着が丸見えになるようなセクシャルな描写や出番の多い主要登場人物の八神コウよりも、無口で台詞も少ない主人公の同僚、滝本ひふみに対する反響が多かったという。
雑誌連載開始から2014年2月に単行本第1巻が発売された直後までの反響は、それほど大きなものではなかった。
しかし2014年5月末頃になってから、単行本第1巻82ページ1コマ目(#9話)の、主人公である涼風青葉が両手を握り締めて「今日も一日がんばるぞい!」と自分を励ます場面がインターネット・ミームとして流行し、前後の文脈から切り離された1コマだけがTwitterなどのSNS上で挨拶とし…

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