人気漫画「ラブひな」作者がトップ53万票…比例自民の個人名票、業界団体の集票力に衰えも
10日に投開票された参院選では、自民党は比例選に33人を擁立し、18人が当選した。インターネットを武器に多くの得票を獲得した当選者がいる一方、業界団体の集票力が衰えて落選する候補者も出て、明暗が分かれた。
個人名票を最も集めたのは、人気漫画「ラブひな」などの作者として知られる赤松健氏だった。特定の支援団体はないが、ネットを中心に選挙戦を展開し、約53万票を獲得した。2019年の前回選まで3回連続で党内トップ当選を果たした全国郵便局長会の組織内候補の得票数を約11万票も上回った。
当選者リストのトップには、日本医科大学、全国建設連盟、全国農業連盟などの「時間外ワーキンググループ」も潜入し、組織票の威力を発揮した。
集中力の裏で目立つ組織も目立ち、日本遺族政治連盟が支援する水高俊之現議員は110.6点で当選したとされる。定員は1000人。 しかし、今回は8万票程度に留まり、6年前に14万票近く集めた古宇津善氏が、今回は10万票程度に減り、民主党を通じて議席を失った。 今度は自民党から出馬した富士通元議員が、立法会の支援を受けたが落選した。
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