さてさて、16回に渡ってお送りしてきた24時間企画の山木VERはこの試合にして終了です!
ラストを飾るのは、親心會舘の西村館長。
早朝から始めて30試合!100人組手には遠く及びませんが、あれは一気にやり切るから出来るのだと思います。
それが十二分に解りました・・・。
1回休んでしまうと動いていた体も動かなくなってしまいます。
手も出なければ足も動かない。ただ、殴られているだけ・・・の状態で対戦の数だけ増やしてもって気がするのですが、動かないモノは何したって動かないわけで。
ちなみに、後日この企画のことをある選手に話したら、「顔面有りで15人組み手した? パンチドランカーなるぞ? 」 と結構真面目に心配されたりしている、、、
ラスト・・・。ラストということで3分に設定されたわけですが、体保つかな・・・。
そんな事思いながら西村館長と対峙した時、体の神経が総毛立った!
脳が 「顔面のガード下げたら不味い」 とサイレンをけたたましく鳴らしています。
ローキックが見えない。
今までみたいに見えているけど足が上がらないじゃなく、本当に見えなかった
自分の意志とは関係なく落ちるヒザ。
・・・あ、ヒザ着いたダウンするの、そういや何ヶ月ぶりだろう・・・。

距離を取っても詰められる。動きの先を読まれる感じで回られ
ローキック

ヒザが折れる。もう、自分の意志とか関係ないです。

筋肉の弱いところを金属バットで殴られているような感じだ。

効いてない!わけはないんだけど、我慢!我慢!

ちょっとだけでも耐えられるってことは、3分耐えられるってこと!

ローで自分からギブアップしたくない!という気持ちだけが体を立たせます・・。

人間、何とかなるもんだなw

殴られ、蹴られ、ダウンさせられ・・・。立ち上がっては殴られ、蹴られ・・・。

ラスト30秒くらいから意識が混濁し始めました。

目の前の人間を殴らなきゃ・・。殴らなきゃ・・。

今やり返さないと、何とかやり返さないと・・・。

ヨーガ柔術 「ラスト15秒!」

動画で見てみると解るのですが、この時にタックルに行っています。

脚がもう曲がらないから凄い腰の高いタックルなのだけど、耳を押し当ててるんですね。

全く、記憶にないw

そして、ラスト10秒で自分でも思いもよらない行動が!

ラスト9秒にて、奇跡の反撃!

体がこの10秒だけ再起動したのか、はたまた暴走か、両腕がぶんぶん動く!動くよ!

ラストのパンチ、背中のプリントが見えるくらい強振しているしw

ちなみに、この10秒を見た友達の一言。 「この攻撃、主人公の意地と名付けよう」

まぁ、そんな感じですw

そして!体が動くと思った撮影役がまた常人には理解しがたいことを言い出した

Σ( ̄ロ ̄lll)

・・・応援なんだと思う。叱咤激励なのだと思う。たぶん、きっとw

何とか、やり切れました・・・。

いや、本当長かった。そして、辛かったです。体が動かないでの親心會舘編が情けないです。

ただ、それは後から思ったことでして、この時思ったのは

山木 「眠いです・・・」

本当、これだけ。押し寄せる睡魔と戦うのが必死でした・・・。

西村館長 「これからどうすんの?岩倉(ヨーガ柔術)のとこで休んでくの?」

西村館長 「マジか!」

えぇ、だって次の日仕事なんだもの。

この後の東京までの帰路、約400キロが本当に長い自分との戦いでした・・・w

この企画に付き合ってくれた皆様、本当にありがとうございました!

僕では緩やかにやって貰って30人が限界です。いかに100人組手完遂した人たちが化け物なのかと・・・。

最後の悲惨さも相まった、24時間でどこまで戦えるか?山木VER、これにて終了です

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