小説鬼平犯科帳の清水門外の役宅は、本来火付盗賊改方の役宅としては存在しませんでした。
あれは小説の中のお話であって、事実は火付盗賊改方長官の自邸が役宅となることが常でしたから、当時実際は本所菊川の長谷川邸が役宅でした。

清水門外には御用屋敷がありましたが、火付盗賊改方の役所ではありませんでした。
現在は千代田区役所が建っていますが、明治時代には大隈重信の屋敷がありました。

南町奉行所、北町奉行所は、それぞれ月番で江戸の治安を守っていました。
行政、警察、消防、司法を一手に町奉行所で司っていたのです。

現在はすっかり変わってしまった江戸、東京。
昔の面影を辿ることも少々虚しくなってしまうということもあります。
明治以降、関東大震災、東京大空襲などによって灰に帰してしまいましたから。
基本的には江戸時代の姿など残っていないのです。

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