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 2016年11月12日に公開され、日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞、仏・アヌシー国際アニメーション映画祭優秀作品賞など国内外で70以上の賞を受賞するなど大きな反響を呼んだ『この世界の片隅に』。3年の月日を超え、新たにエピソードを追加した新作『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が12月20日より公開。

 10日、すずと遊郭で働くリンを主軸にした予告編が到着。 予告編では、すずが描いた“あいすくりいむ”や“ハッカ糖”、“わらび餅”などお菓子の絵について、リンと楽しそうに笑い合う場面や満開の桜の木を背に語り合う場面など、二人のこころの交流が描かれる。さらに前作では描かれなかった、周作を巡るすずとリンの関係性も垣間見えるシーンも。ある日、周作の部屋で“最後のページの一部が切り取られたノート”を発見したすずは、ひらがなが読めないリンが「ええお客さんが書いてくれんさった」と、リンの名前と住所が書かれた“ノートの切れ端”を嬉しそうに見せてくれたことを思い出す。白い息を吐きながら、寒空の下を曇った表情で歩くすずの姿と、「周作さん、うちは何一つリンさんに敵わん気がするよ」と話すすずの声が挿入され、周作を巡る三人の物語を喚起させる内容になっている。
 
 さらに、北條すず役・のん、白木リン役・岩井七世のアフレコ映像も初解禁。のんは、3年ぶりにすず役を演じ「時を経て、同じ役に挑むことは初めての経験だったので緊張しましたが、スタジオでは監督とリン役の岩井さんと一緒に収録することができたので、すぐにすずを思い出せた気がします。今までのすずさんと違った一面もあるので、面白かったです。」と、前作との違いについて語り、同じく3年ぶりにリンを演じた岩井は、「このような形でまた映画館で上映されるということで、本当に最良の形だと思いますし、台本と絵コンテが送られてきたときは、“やっとだ”という思いから涙が出ました。」と感慨深いコメントを寄せている。

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