ボブ・ディランが初めて映画出演した『ビリー・ザ・キッド/21才の生涯』はサム・ペキンパーが監督を務め、無法者のビリー・ザ・キッドと保安官パット・ギャレットの複雑な友情が入り混じった関係と二人の避けられぬ対決を描いた作品だ。エイリアス役で登場するディランは、ビリーに憧れを抱きながらも翻弄される演技を披露する。映画はヒットには至らなかったが、ディラン初のサウンドトラック盤からシングル・カットされた「天国への扉」は全米で最高12位を記録。この歌には数多くのカバーが存在しエリック・クラプトン、ガンズ・アンド・ローゼズらのヒットがよく知られている。うた字幕は佐藤良明氏によるもの。

●プロフィール:1941年、米・ミネソタ州生まれ。大学を中退してニューヨークに向かい、カフェでフォーク・ソングを歌っていたところを、プロデューサーの目に留り、1962年にレコード・デビュー。フォーク〜ロックの時代を超えて現在まで、世界中に影響を与え続ける音楽界の最重要人物。2016年ノーベル文学賞受賞。2021年に再開したワールドツアーは2024年まで続く予定だ。

▼特設サイト:祝・デビュー60周年スペシャル
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