Angel Voice

3.11
何百kmも離れた死、しかし同じ時間を生きていた。
ほんの少しだけ違う場所は死の世界となり、平和な場所で俺は車を運転していた。
傍観者でしかない、そう、傍観者でしかないんだ。
でも、昔言われた言葉が頭から離れない。そしてその言葉に反抗する。
「戦争を体験したこともない奴が、反戦歌なんか書くな。」
この言葉に反抗する。
戦争の当事者は歌なんか書けない。
傍観者だからこそ書けるのだ。
当事者はやめたくてもやめられない。
でも傍観者はやめさせることが出来る。
まだ、生き存えている者代表より。