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今回は一話完結型で様々な美術品を絡ませ解説しながら、味わい深い人間ドラマが展開され印象的な作品「ギャラリーフェイク(Gallery Fake)」の解説です。
「さすがの猿飛」や「Gu-Guガンモ」などで知られる細野不二彦先生原作!
どちらかといえばコメディ要素も強い子供向けのイメージがあった作品から、大幅に違う知的好奇心を刺激する大人な作品‼
元メトロポリタン美術館で伝説とまで呼ばれた凄腕日本人キュレイターの主人公 藤田玲司。
あることがきっかけで失職し、今では東京のベイエリアの倉庫街にある小さなアートギャラリー「ギャラリーフェイク」を経営して、表向きは贋作やレプリカなどの美術品を専門に扱うとしながら、裏では税金逃れの横流し品や盗品などの表のマーケットで扱えない真作を法外な値段で売る闇商売をしてるため、彼の現在を知る業界関係者からは軽蔑され、厄介者扱いされてる始末…。
ただ美に対する姿勢は過去から変わらず、美術品全般に造詣が深く非常に高い知識や鑑定眼を持ち、神掛かってるともいえる凄腕の修復技術を武器に、悪党や美を理解してない金持ちからは、買いたたいたり法外な値段で売ったり、逆に美に理解があり本当にそれを必要とする人物に対しては利益度返しの破格な値段で売ったりと人を見て商売をし、更に高い技術を持ちながら恵まれない環境にいる者に対しては、憎まれ役を買ってでも影ながらパトロンのようなこともする(*’ω’*)
美を愛し、美術品を守ることを一番に考え、いかなる状況でも美術品のために動く「美の奉仕者」として影ながら業界を支え、更に本来の美の追求とはかけ離れ権威的になり過ぎてる業界に一石を投じたりと、ダークヒーロー的な立ち回りで様々な人々と出会い様々なドラマを作っていく、バラエティ豊かで美術知識が豊富でちょっと賢くなった気分にもなれる素敵な作品^^
毎回様々なゲストキャラが登場し人間ドラマが繰り広げられ、その声優陣はほぼ全てが毎回違うためかなり多く、大御所から当時新人で現在も活躍される人気声優などさまざまで、全体的にレベルが高くいい雰囲気を醸してるとこも!
美術界の「ブラックジャック」的作品で意識されてる感もあり、その知識の幅は「MASTERキートン」のような作品に通づるところもあり、主人公の藤田はキートン同様「プロフェッサー」とも呼ばれてるなど意外な共通点もあり、一部の図書館などでは原作が専門書として扱われるなどかなり深い知識が詰まった素晴らしい作品ともいえますΣ(・ω・ノ)ノ!

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00:00 オープニング
01:25 美の本質を問う裏世界に落ちた元エリート
04:13 あらすじ
09:01 権威主義的な業界に対して一石を投じる
11:20 強烈に個性的なキャラも多いキャラ紹介
26:59 大御所から現在の人気声優まで幅広く豪華な声優陣
33:28 原作とはちょいちょい違う部分も…
35:51 美術品の描写など細かなところが凄い制作陣
38:37 作品を彩った高い音楽性
39:04 かなり調べられ「なんでも鑑定団」的な要素も
40:51 裏方もフォーカスして描く雰囲気のいい作品

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