第04話「鉄輪(かなわ)」
ある日、博雅(杉本哲太)は、自分が奏でる笛の音を誉めてくれた美しい女性に心をときめかせるが、話を聞いた晴明(稲垣吾郎)や蜜虫(本上まなみ)から相手にされず、むくれていた。
そんな頃、とある神社に、夜な夜な現れてわら人形に釘を打つ女、徳子(横山めぐみ)の姿があった。
徳子は自分をすてた男を呪い殺そうとしていたのだ。
業をにやした神官の一人が「『頭に鉄輪をかぶり、その脚に火を灯して鬼となって会えば願いが叶う』というお告げがあった」と嘘をつく。
その言葉を真に受けた徳子は満足げにその場を去る。
残された人形には”藤原為良[ふじわらのためよし]”(渡辺いっけい)の名が残されていた。
果して、その神官が屋敷を訪ねると、為良は原因不明の病にふせっていた。
神官から経緯を聞いた為良は、晴明に助けを求める。
気が進まぬ晴明だったが、為良と神官の嘘によって鬼と化した女のため解決に乗り出すが、同行した博雅は………。

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