漫画家・映像監督の大友克洋さんが自ら企画・構成する『AKIRAセル画展』が、東京・池袋のMixalive TOKYOで開催されています(~31日まで)。大友さんの作品への思いが詰まった展覧会を取材しました。

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大友さんは、1954年生まれ、宮城県登米市出身。1973年『漫画アクション』(双葉社)にて、『銃声』で漫画家デビューしました。代表作の1つ『AKIRA』では、講談社漫画賞を受賞。また『幻魔対戦』(1983年 監督:りんたろう)のキャラクターデザインを担当したことをきっかけに、アニメーションにも携わるようになり、1988年公開の劇場版アニメーション映画『AKIRA』で監督を務めました。

■大友克洋 自ら作品をチョイスし、配置も指示

本展では、劇場版アニメーション映画『AKIRA』のセル画展や直筆レイアウトなど、約600点を展示。会場に入ると、『NEO TOKYO』『NIGHT-MARE』『catastrophe theory』と大きく3つのエリアで構成されています。

一面に広がるセル画やレイアウトは、大友さんがスタジオを解散する際に、“自身で描いた絵は自らがとっておきたい”と保存していたものだそうです。

展示の一部は、大友さんが自ら企画・プロデュースする全集『OTOMO THE COMPLETE WORKS』(講談社)の第1期の中で刊行された「原画・レイアウト」にも収録されていますが、実際に目の前で見ることができる今回のような展示は初めてだということです。

また、作品の名シーンの1つである『ナイト・ベア』のシーンが再現されたフォトスポットも設置されていて、『AKIRA』の世界観に入り込むことができます。

展覧会を主催する講談社の担当者は、「展示されているセルとか全部大友さんがご自分で選ばれて、コーナーや配置も指示を出されている。(来場者に)“このような流れで見てほしい”という感じで、すべてチェックされているんです」といいます。

また、見どころについて「なぜ大友さんがこのシーンやカットを選んでいたのかを考えながら見るのも面白いかもしれない。(大友さんは)若い人たちにどういうふうにモノを作ってきたかというのを見てほしいという気持ち、これからアニメーターとか漫画家さんとかを志していく人たちにも、ちゃんと見てほしいというのが、ものすごくおありな方なんです。今、セル画というのがなくなってしまって、デジタルでアニメーションが作られるんですけど、こういう形で見られるのは貴重かなと思います。キャラクターってどういう表現をしたらどういう感情が見せられるか、どういう気持ちよさを見せられるかとか、そういうことも含めて、いろいろなシーンがあるので見られるかなと思いますね」と明かしました。

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