ご視聴頂き誠にありがとうございます。

ここで少しだけ僕の思い出話をさせて頂きます。
御時間がある方は読んで頂けると幸いです。
また、気持ちが良い話ではないので苦手な方はご遠慮ください。

僕は高校二年生の夏の初めに彼女ができました。
彼女はとても大人しく、小説などの本が好きな言わば文学少女でした。
お互い初めてのお付き合いということもあり、しばらくは周りの人には秘密にしようと決め、周りにバレないように食事やデートに行きました。
こんな形でしたが僕にとっては幸せな時間でした。
しかし、僕達の時間は長くは続きませんでした。
彼女は僕と付き合っている中、一つ下の後輩のことも好きになってしまったのです。
このことで何度も話し合い、泣き合いながら僕から一度距離を置くことを提案しました。
そして次の日、彼女は後輩と付き合ったのです。
この時から僕は何度も後悔をしました。周りの人に付き合っていることを話せばよかった、もっと二人で話し合えばよかった、距離を置くという名義で彼女から逃げてしまった。
彼女とはその後も説得を試みましたが結局何も変わりませんでした。
彼女と話さない日々が続き気付けば卒業を迎えていました。

月日が経ち、友人のつてで彼女を含めた数人で食事に行くことがありました。
彼女は後輩とは別れたらしく友人逹との食事の数日前にはメッセージがきました。
そこには僕と会えることが楽しみだなどの匂わせの言葉が届きました。
友人達と解散後、勇気を出して僕は泊まっていたビジネスホテルに彼女を誘いました。
そこでは特に何かするわけでもなく二人で数時間話すだけで終わりましたが、この時僕はもう一度二人でやり直せるのではないかと思いました。
だが、その数週間後には彼女は新しい彼氏ができました。
また今年の秋頃、いつもの友人達と食事がありました。
彼女はまた彼氏と別れており、僕は帰宅後彼女に電話をしました。
その時の彼女は僕との電話は楽しいと言ってくれました。
それだけで僕は幸せであり、二週間に一度電話をしようと約束をしました。
しかし、この約束も一ヶ月を過ぎた頃に彼女は忙しいという理由で僕と電話をしなくなりました。
彼女は僕が近づくたびに必ずどこかに離れてしまいます。

僕は彼女の言葉や表情で一喜一憂をして同じような失敗や間違いを繰り返しています。
きっと、彼女は僕のことを好きになることはないと思います。
しかし、それでも僕は彼女のことを考え、心の底から好きだと思っています。
また、僕は彼女を恨んだことはありません。逆に彼女のことを考えると少しだけ元気が湧いてきます。
このMADを制作した理由は高校時代に彼女が森見登美彦先生の『夜は短し歩けよ乙女』が好きで本を読まない僕が話をできるように一生懸命読んだ作品です。
もちろん、今では僕の大好きな作品の一つです。
また、Vaundyも電話をしていた頃に彼女が好きと言っていて聞き始めた歌手でした。
つまり、彼女への気持ちをどうにかしたくて作ったのがこの「夜は短し歩けよ乙女✖️Vaundy MAD」です
とてつもなく、気持ち悪いですよね?(笑)
これについては本当に申し訳ないです。せっかく、見て頂いた作品が実は制作者の自慰行為だなんて僕なら即低評価ですよ。
だけど、僕は彼女が好きです。この事実は死ぬまで変わりません。
この思いを抱えながら僕はこれからの人生を歩んで行かなくてはいけません。
また、僕の10代最後の年である2020年に彼女への思いを一区切りしたくてこの作品を投稿をします。
長々話してしまいすみませんでした。文才がなく読みにくかったかもしれません。
この作品を通して皆さんの人生がより豊かになることを願っています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

森見登美彦 『夜は短し歩けよ乙女』
Vaundy  「不可幸力」

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