タイヤショップに車で現れた2人の男女。
店に来た警察官と話したあと、乗ってきた白い車を残し、歩いて姿を消した。

タイヤショップS.C.I・五十嵐剛代表「警察が来たときに、(男女が)何かちょっとあわてた様子で歩いて行ったので、何かまずいことでもあんのかなっていうのは思いましたね」

残された車は盗難車の可能性が。
異例の出来事が起きた現場を取材した。

盗難車とみられる白い車に乗ってきた男女が、警察官が来ると歩いて姿を消すという異例の出来事が起きたのは、茨城・水戸市にあるタイヤショップ。

店の代表によると、問題の車に乗ってきた男女は、10日午後4時ごろに現れ、タイヤ交換を発注してきたという。

タイヤショップS.C.I・五十嵐剛代表「運転手はちょっと身長高め、180cmくらいのすらっとした感じ、帽子にサングラス。助手席の人は、若い方。多分20歳前後くらいの女の人ですね」

男は交換作業が始まると、荷物を持たず、作業場を歩き回る。
そして、車が来てからおよそ30分後、2人の警察官が訪ねてきた。

タイヤショップS.C.I・五十嵐剛代表「ちょっと車見させてくれと。そのアルファード持ってきたお客に免許証を見せてほしいってことで、職務質問みたいな感じでやっていて…」

男は、警察官が来ると、すぐに車の助手席にいた女に声をかける。
車の後ろに移動した男は、警察官と話し始めた。

そこへ車から降りてきた女が、2つのかばんを持って男に近づく。
その直後、手ぶらだった男が、かばんを持っていた。

すでに逃げる準備を進めていたのだろうか。

男はこのあと、財布から取り出した運転免許証らしきものを警察官に渡すなど、一見、動揺しているようには見えない。

その後、2人だけが作業場に戻ってきて、店の代表と次のような会話をしたという。

タイヤショップS.C.I・五十嵐剛代表「『何か通報があったらしいですよ、白い車で』っていうのをお客さんが自分に言ってきて、『この車じゃないですよね?』って言ったら、『違いますね』なんて笑っていて、そのまま逃げました」

その後、2人は乗ってきた車の横を通って店の外へ。
そして、パトカーが止まる方向とは反対側に歩いていった。

このあと店が警察から聞いたのは、残された車が盗難車で、ナンバーも偽造だったという話。

また店によると、問題の男女は半年くらい前から何度か「タイヤホイールを買い取ってくれ」と店に来ていたという。

このとき男が店に提出した運転免許証のコピーがある。
その住所は神奈川・川崎市内になっていた。

「イット!」はその住所を直撃したが、応答はなかった。

店は、問題の車にかかったタイヤ交換代は諦めるとしている。

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