【スカッと】9歳の孫がお見舞いに千羽鶴を持ってきて「じいじ、早くよくなってね!」夫は受け取った千羽鶴をビリビリに→私「孫の思いを踏み躙らないで!」夫「お前、これが分からんのか?」「え?

夫が体調を崩して入院することになった孫 のさつきはニコリと笑うと夫の徹夜の元に 一歩近づき手に持っていた袋からあるもの を 取り出すじーじー早く良くなってねそれは 千場ズルだっ た さつき徹夜は驚いた顔で受け取りしげしげ と千バズルを眺めた次の瞬間何かをさした ようにビリビリと破ってしまったえ ちょっとあなた何してるのさつきの思いを 踏みにじらない でしかし徹夜の目は 冷たいお前これがわからんのか え徹夜に促され私もつを手に取ったよく 見ると綺麗に折られたつるとその中に徹夜 が元気になった また買い物に行きたいというメッセージが 綴られてい たこ れって私はメッセージの字をぼーっと眺め ながらつい先日あったことを思い出してい た私折り紙できないん ださつきは確かにそう言っていた本わかし た空気がいぺ冷やかで重たい空気の中 みんなで黙り込んでしまった [音楽] 今日の夕飯はおでんとサバの味噌によおお それは酒が進みそうだお酒はほどほどにお 願いします ね毎晩かわされる何気ない夫婦のやり取り 私中野まこが夫の徹夜と結婚して35年 徹夜は建築会社の経営をしており生活は 順風満々だった お父さん実は今日の取引先からいいお酒 頂いたんだよ ね鉄にさいているのは私たち中家の次男の なおだなは学生時代建築の勉強をすると 言って数年間海外で過ごしていたが今は 一緒に暮らしているさすがなお早速 いただこう かもう治ったらあんまりお父さん甘やかさ ないでねもちろん分かってる よなおは子供の頃に徹夜が手がけた建築物 に魅了され建築士になりたいと必死に勉強 を続け念願だった一級建築士の資格も見事 を取得した勉強だけでなく学生の頃から なおは人望に暑く多くの人から好れていた 徹夜はそんななの勤勉さと人徳を評価し 光景にと決めたの だなおは昔から人の心を掴むのがうまいよ なあこれくらい当然のことだ よ私は照れたなが本を描いている様子を 微笑ましく思いつつふと携帯を見ると メッセージの通知が入っていたメッセージ は長男のユダからで連休が取れないから しばらく帰れないという内容だった相 変わらずしいのだろうかユダは生体史に なりたいと大学で4年間学んだ後に資格を 取得し卒業と同時に1人暮らしを始めた まだなおと同居していなかったその当時は ユダは長急感があれば決まって実家に帰っ てきてい たお母さんのご飯が食べたくなったから 帰る ねそう言って帰ってきては嬉しそうにご飯 をたらふく食べるユを見るのが私の楽しみ の1つになっ たこうして良好な関係を気づいていた 私たちだったがユダが実家を出てから3年 目の春に新しい風が吹いたの だいつものように生成していたユダにご飯 を振る舞った時のことごちそう さ珍しくお代わりをせずにユダはご飯を 終えようとしてい たいつもならもっと食べるのに体調でも 悪い の私の問いに対しユダは少し言いにくそう に口をもごもごさせてから行っ た合コンで出会った女性に一目惚れしたん だその人のことを考えていたら夜も眠れ なく てついにユダに春が来たの か話を横で聞いていた徹夜が嬉しそうに声 を あげるすごい美人でさ男子から1番声かけ られてたから俺も負けてられないんだよ ねユダお前なら大丈夫 だ目をララと輝かせながら徹夜はユダの肩 に手を置くと力強く言っ た ありがとう徹夜から激励を受けて実家を後 にしたユダはその1ヶ月後にはみと 付き合うことになったのだ 交際は順調に続いていたようでそのさらに 1年後には結婚することも決まっ た結婚式は一生に1回だし盛大にあげたい んだよ ね結婚の報告とともに鉄は私に電話で相談 してきたどんな式にしたいの かしらはみはグアムで挙式したいって言っ てる けど グアム予想を上回る回答に私は思わず 大きな声をあげてしまっ た俺が飛行機苦手だっって言ったらすごい 不機嫌になってだったら都内で1番大きな ところねって言って聞かないん だそうお父さんにも相談してみる ねその後徹夜に伝えたところ都内の大手 式場なら大歓迎だと言っ たこれからは何かとお金がかかるだろう からな俺が場代ぐらいは だそうこうしてユダたちの挙式は盛大に 行われることになった式の直前初めてあっ たはみは確かにものすごい美人でニコニコ と笑顔を崩さないことが印象的だっ た初めまして式場台を出してくださって ありがとうござい ます開1番にはは私たちに挨拶をし た2人の幸せそうな姿を見れて嬉しい よユダのことよろしくお願いします ねはいと明るく答えたはみを見ていい関係 を気づいていこうと私は思っ た結婚式が無事に終わるとユダたちは 私たちの家から2時間ほど離れた地に家を 立てることを決め新生活をスタートさせた ユダは今までのように連休の旅に実家に 帰ってこようとしていたよう だはみが連休は家でゆっくりしたいと言っ て嫌がるんだよ ねメッセージでそう伝えてきたユダに新婚 だから2人で過ごしたいのだろうと納得し たちょうどその頃になが建築士の資格を 取り帰国してきたので再び私たちと一緒に 暮らし始めたのだそれから1年後ユダ夫婦 の間に女の子が生まれたことを気に初めて はみたちは私たちの家に遊びに来たハミに 似て可愛いんだ よニコニコとエミを浮かべたユダとはみが 娘のさつきを紹介してくれ た私たち仕事が忙しくてお父さんたちが そばにいてくださって心強い ですできる限り力になるから困った時には すぐに言い なさいなおも私たちの言葉に賛同するよう にうざいてい たありがとうございますお恥ずかしいこと に私は潔癖症でして他人の家に長いでき ないのであまり遊びに来られませんそうな のねたまには遊びに来てほしいけれど無理 はしない わありがとうございます それからというもの宣言通りはみは一切 我が家には顔出さず代わりによくユダから 電話がかかってくるようになっ たお母さん助けて ほしい決まり文句のようにそう切り出す ユダを私たちはいつもすぐに受け入れた 子育てに口を挟むことはしなかったがユダ 夫婦が忙しいことは理解していたしサツキ と過ごす時間は私たちの楽しみになった時 はまた琢磨に過ぎ気づけばさきは小学3年 生になりすっかりさきも私たちになついて くれている相変わらず忙しいユダたちに 変わってサツキを買い物に連れて行った ある日の こと大きめのショッピングモールの中 サツキは目を輝かせていろんなものに興味 を示し たじじ 何ニコニコと愛よく笑いながら風船を売っ ているお姉さんを見てサツキは不思議そう な顔して尋ねたあれはね風船って言うんだ よ 風船中に空気が入っていてしっかり持って いないとお空に飛んでいってしまうんだ よそう言いながら徹夜は風船を1つ買うと しっかりとさつきの手に持たせた すごい 軽い嬉しそうに踊りながら笑うさつきに デレデレと徹夜は表情を崩しているすごい だろうじじ ありがとうその後も徹夜はさつきが惹かれ たものをどんどん買い与えたご機嫌で さつきが帰って行った数日後再びユダから 連絡が入ってい たまた今日も遅くなりそうなんだ [音楽] 申し訳なさそうに言うユダに遠慮はいら ないと伝えた私たちはさつきが遊びやすい 場所をすでに何箇所も見つけてい たここは公園が広いからたくさん遊べる ぞ我が家にやってきたさきとみんなで公園 に来るとなが自慢気に手を広げて みせるやった私ブランコ乗りたいよし じゃあブランコ対決 なおもさつきを可愛がりまるで自分の娘か のようにとことん遊びに付き合っていた さきは動き回ることも好きだったので公園 であっても十分に楽しむことができたよう だ毎週のようにさきと一緒に過ごしていた そんなある日のことだっ た ご珍しく夜は朝から席が止まらずにしてい たあなた大丈夫 ああ乾燥 だろうなんでもないようにそういった徹夜 だったが水を飲んでものど飴を舐めても 一向に収まる気配はなかっ たお父さん僕が病院に連れてくよ大丈夫 だ強がる徹夜だったが咳はひどくなるばか そしてついに激しい込みととに血を 吐き出して倒れ込んでしまったあなた お父さんなおはすかさず徹夜に駆け寄り 必死に呼びかけたが徹夜は意識がないよう で返事が ない慌てて私が救急車を呼ぶと徹夜は病院 へと搬送されることになったので私となは タクシーで後を追う病院につきすぐに治療 を受けたは幸いにも重大な病気ではなく数 日で退院できることが分かったとはいえ 徹夜はしばらく安静にする必要が ある私は一度自宅に戻ると入院に必要な ものを揃えユダにも伝え た季節の変わり目が原因だって言ってた けれどあまり無理はしないで ね涙ぐみながら私は徹夜の手を握ったああ 気をつつける よお父さんならきっとすぐに良くなる よ徹夜がしっかり受け応えできることに アドした私たちは家に戻ることにしたその 数日後私たちが徹夜と断捨していたところ にさきがユダに連れられて見舞にやってき たお父さん大丈夫 ああ忙しいのにすまない よりも元気そうで安心した よやかな空気でユダと徹夜が話している そばでさは珍しく黙りこっているさつき じじに挨拶し なさいいつもなら顔を見た瞬間に鼻のよう な笑顔を向けてくれるさつきだったがユダ に促されても硬い表情をしていた病院と いう場所が初めてで緊張しているのだろう と思ったはさきに明るく言ったさつき今日 も可愛い洋服着てる ねさつきが着てきた服は以前クリスマス プレゼントで渡したもの だ ありがとう服を褒めてもらったことで少し 気が紛れたのかようやく硬い表情が消えた そしてさはニと笑うと徹夜の元に一歩 近づき手に持っていたからあるものを 取り出し たじーじー早く良くなって ねそれはせるだっ た さつき徹夜は驚いた顔で受け取りしげしげ と千バズルを眺めた次の瞬間何かをさした ようにビリビリと破ってしまったえ ちょっとあなた何してるのさつきの思いを 踏みにらない でしかし徹夜の目は 冷たいお前これが分からんのか え徹夜に促され私もつを手に取ったよく 見ると綺麗に折られた鶴とその中に徹夜が 元気になったらまた買い物に行きたいと いうメッセージが綴られてい たこ れってはあ作ったのはさつきじゃ ない本したがいっぺん冷やかで重たい空気 の中みんなで黙り込んでしまっ た私はメッセージの字をぼーっと眺め ながらつい先日あったことを思い出してい た記録的な寒さだとニュースが報道してい たその日いつものようにユダから電話が かかってきたの だごめんサツキが熱出しちゃったんだけど 俺もはみもすぐ帰れそうになくてそれは 大変だすぐに縁に向かいに こう風をこじらせたさつきは我が家に預け られしばらく寝込んでい た早く良くなりますよう にご飯や着替えなど面倒を見ながら開いた 時間で私はつを追ってあげたしばらくは 意識が朦朧としていたさつきも世話の買い あって徐々に回復し た ばばさつき ようやく話せるまでになったさつきは数回 瞬きをすると私が作った線バズルに目を 向け たそれ はこれはせバズルと言って病気が良くなり ますようにって願いを込めるんだ よすごい私折り紙できないんだあらそうな のね元気になったら一緒にやろうねうん ばば ありがとうさつきは確かにそう言っていた あの日からまだ日は浅いし熱が下がって 動けるようになったのもつい先週の話だ仮 に調べておれるようになっていたとしても 今手元にあるつは私が作ったつよりも はるかに出来栄えが良かったそれだけで なくメッセージの字もぱっと見は似ている がサツキからこっそりもらう手紙のものと 微妙に 違う さき怒らないから教えてほしいこれは誰が 用意したん だ徹夜の問いかけに対しさきはぐっ唇を 噛みしめて首を横に振っただけだっ た [音楽] さきいくら聞いてもさが答える様子は なかったので徹夜は軽くため息をつくと顔 をユダに ユダこれまでさつきに買い与えたものの レシートは全て自宅に保管してるえどうし たの急 にまだ何もさしていないユダは不思議そう な顔で徹夜を見 たレシート内のものをうちに帰って探すん だないなら防犯カメラを確認するようにえ 実は私たちは数ヶ月前からさつきの様子が おかしいと感じていた普段新しい発見が あると興味津々だったり公園でも全力で 遊んでいたのに少しずつ態度が変わって いったのだあの日も気持ちのいい晴天で いつものようにサツキを公園へ連れて 行こうとした時の ことじじ公園つまらない [音楽] が公園に行きたがらないなんてこれまで なかったので私たちは随分驚い たさきどこか具合が悪いのか うん新しいおもちゃが欲しい のこの前のおママごセットはどう だつまらない よわがままや文句を言ったことがない さつきがそういうなんてよっぽどなの だろうと最初は思ってい そうかさきも大きくなってきたし対象年齢 があってないのかも な徹夜は初めての孫のわがままにまんざら でもない顔してその時は新しいおもちゃを 買い与えたのだしかしその後もさつきは なんだかんだと文句を言うようになって いっ たじじこの前のゲームもうクリアしちゃっ たええもうクリアしたのかまだ1週間しか 経ってない ぞゲームのやりすぎじゃない か日頃ユダたちの教育方針には意見しない 私たちだったがさすがに疑問を抱かずには いられないそんなにゲームが面白かった か うんそうかじゃあさつきが欲しいと思う ものを選んでごらん さつきに甘い徹夜はその時もサツキに 合わせて新しいゲームを買い与えたしかし さきが指定したゲームは対象年齢が合って いなかったり数量限定で価値の高いもの ばかりだっ たさつきこの前のゲームはどうだっ た険しい顔でさはゆっくりと首を振って いるどうしたんださきらしくないぞ [音楽] 次はあれが欲しい え徹夜の言葉には答えずさきはまたお ねだりをしてきた面白かったとか何かある だろうしかしさきは口をつんだままわずか に頷いただけだっ た感想が言えないなら新しいゲームは変え ないなか よ慌てて取り繕ったように有さきにさすが の徹夜もため息をつい たあまりやりすぎないってじじと約束して くれるか いうん 約束徹夜はサツキに新しいゲームを買う 一方でサツキの態度を不審に思いレシート を保管していたそれからもさはゲームだけ にとまらずおもちゃや洋服なども立って くる割にほとんど感想はなかっ た徹夜は悲しむさつの顔は見たくないと 思う反面わがままに育って欲しくないと 思い少しずつさつきに買い与える頻度を 減らしていたのだその後私はレシートの束 をユダに渡すと予想をはるかに超える展開 が待ち受けてい たお父さんお母さんこれどれも見たことの ない だ無事に徹夜が退院したその日ユダがさと 共に我が家にやってきては開校一番にそう 言っ たやっぱり なそれだけじゃないん だユダはさきの方にちらりと目を向けると 口をつんでしまっ [音楽] たさつきちゃんおじさんと一緒に遊ぼっ かそんなを見てすぐにナが起点を聞かせ サツキを連れて部屋から出て いくユダはスマホを取り出すと防犯カメラ の映像を撮ってきたと言ってある映像を 見せてきたいいいいさつきおじいちゃんに 可愛くおねだりするの よ はいそこにははみがさきに高価なものを ねだるよう指示する声が入っていたの だなんてこと だショックを隠せない徹夜だったがまだ 映像には続きがあっ たこんなに買ってもらったってあんた1人 では遊びきれないわよ ねこれは私の誕生日プレゼントにもらった 大切なもので黙りなさいあんたのものは私 のものあんたばっかりにいい思いはさせ ないわ よ買ってもらったものを取り上げている はみの姿は中には戸惑うさきに対してど なる様子も記録されていたのだあんたの 面倒を見てあげてるんだから感謝し なさいそう言ってはサツキが持っていた 洋服を無理やり取り上げてい た今日は買ってもらえなかっ たはああんたのせいで私が遊べなくなる じゃ ないごめん なさい今日はご飯抜き ね泣いて に向きもせずははその場を後にしたのだ まだ映像は続いていたが胸が痛くてそれ 以上は見ていられなかっ たひどい娘になんてこと を俺が仕事でいない間に随分こういうこと があったみたいだ気づけなかった俺は父親 失格 だ肩をふわせ大粒の涙を流すユダの言葉に には悔しさと怒りがにじみ出てい たもしかしたら他にも隠していることが あるかもしれないな ああ探偵に依頼する つもりその後ユダは宣言通り探偵に依頼し たらしい調査の結果はみが浮気をしていた ことが発覚したしかもそれにとどまらず 日頃からさきを通じて私たちに買わせた品 を売って浮気相手と遊んでいたことも 分かったの だ俺はみとしっかり話をしたいなおに さつきをお願いしてお父さんたちにも 立ち合って ほしい覚悟を決めた顔で私たちの元へ来た ユダになおも真剣な顔で答え たさつきちゃんは任せ てもちろんだ俺たちもはみさんに言いたい ことはたくさんあるから な ありがとう後日ユダはサツキを直に託し 私たちの元に春見を連れてき た私明日も仕事なので手近にお願いし ますツンとした態度で強気のはみにユダが 本題を切り出したハルミお前隠し事してる だろうはあ何のこと 腕を組み春見は眉を釣り上げ たお前が浮気してることをみんな知ってる んだ よ私がいつ浮気したっていうの よあくまでも白を切っているはみにユダは 監視カメラの映像と探偵調査で得た写真を 見せつけ たこれが動かぬ証拠だいつの間 に証拠を見せつけられたは一瞬だけ同様を 見せた妻の私を疑うの今の時代こんなもの を捏造できるわ よ苦し紛れの言い訳をするはみに対しユダ は次々と証拠品を 並べるこんなに大量に熱をできるほど俺は 暇じゃないいい加減認めたらどう だ証拠品は机の上に乗り切らないほど大量 にあったそのを恨めしそうに睨みつけた はみは観念したように口を開い た大きな建設会社の長男と結婚すれば贅沢 できると思ってたの よついにはみは本音をぶちまけたでもいざ 結婚したら後次はなお君だって言う し俺は建築はやらないと最初に言ってたん だから勝手な期待は困るよそれだけじゃ ないせっかくユダさんは一等地に実家が あるのになお君のせいで私が一緒に住め なくなっちゃったの よはみがユダと付き合っていた頃は ちょうどなおは海外にいたのではみは結婚 したら中家の実家に入ると思い込んでいた ようだせっかく狙ってたのにとぶつぶつ つぶやくはみに私たちは呆れて物が言え なかっ たお父さんもお母さんもなおも俺の夢を 応援してくれたからこそ実家を出て好きに させてもらえてるん だユダさんは稼ぎが少なすぎる わぎりとユダを睨みつけはみは声を 荒げるさきはお小遣いやおもちゃを たくさんもらってきたから私よりもいい 思いをするのが許せなかっ た私たちがさきにあげていたお小遣いを 奪いさらにはおもちゃを売ったお金で ちやほやしてくれる年下の浮相手とように なっていったの だ私悠々自的に暮らせると思ったのに あまりにも惨めな思いをさせられて不満が 爆発した のまるでユダが悪者かのように言うはるみ にユダは大きなため息をつい たお前は贅沢しすぎだ無駄遣いしなければ 十分暮らして いける結婚式もグアムが良かったのに あんなさびれたところであげるはめになっ たこと未だに許せないさびれた日本で1番 大きな式場だ ぞはみは最初からユダのお金目当てだった ことがその言葉でよくわかっ た徹夜は眉間にしを寄せ頭を抱えて いるこれ以上我慢するなんて耐えられ なかった最近ではさつきにくれるおもちゃ も減ってたし 明らかにサツキのためではないと分かって いて買い与えるほど愚かでは ない自分の子を使ってまで贅沢しようとし ていたはみに対し怒りを何とか抑えようと 徹夜は両手を強く握りしめて いる仕方ないからお父さんを喜ばせようと 先物を追ってさつきが作ったことにしたん だけどそれが失敗だった わふざけるな俺のお父さんはお前の財布 じゃないんだ ぞユダは立ち上がり鬼の行走をはみに向け たお前がやったことはあまりにも自分勝手 だ滅多に声を荒げないユダに対しはみは 怯えているもう我慢できない離婚 だ今にもはみに掴みかかりそうな勢いの ユダにさすがにまずいと思った私はとっさ に口を開いた はみさんがやったことは許されることでは ないわその通りだユダあなたの気持ちは よくわかる けど私はユダに着席するように促すと言葉 を続け たユダや私たちとは縁が切れてもあなたは さつきのたった1人の母親なの よはみに対し諭すように私は言った 母親に怒鳴られたり物を取り上げられて 辛かったはずなのにサツキはあなたの名前 を出さなかっ たユダの土星が聞いたのかはみは目が覚め たように素直に私の言葉に聞き入って いるサツキの気持ちをよく考え なさい はい普段遊ぶことに夢中になっているはみ を見てサツキは寂しかったのだろうと思う はみに強く言われても我慢したり認めて 欲しいと必死だったからサツキの行動が エスカレートしていったのかもしれ ないサツキの本心を母親であるはみには 気づいてほしいとあえて私はそこまでは 言わなかっただが私ははみの素直なタトを 見て言おうか迷っていたあることを 伝えようと決意し口を開いた あとねはるみさんそれにユダも2人に伝え ておきたいことがある の何でしょう か今回線バズルもそうだけど入っていた メッセージの時からもさつきのしたことで はないと分かった わ俺パっと見せられてもわからない な頭を書いてユダは申し訳なさそうに う実は私たちさきからよくお手紙をもらっ ていたの よ私は今までさつきからもらった手紙を机 の上に広げ た私大きくなったらじじと結婚 するパッと目に入った手紙にはそう書かれ てい た風船に乗ってお空で遊びたい なさの手紙からは両親がほとんど不在な ことで寂しい思いをしていることがよく 伝わってき たさき ごめん仕事に夢中になりすぎてた よ本当にごめん なさいまるでこの場にさつきがいるかの ように心からの謝罪を口にした2人に きっと開心してくれるだろうと私は感じ た話が終わるとはは我が家に来た時とは 打って変わって借りてきた猫のように 大人しくなって帰って行っ た数週間後ユダと春見の離婚が成立した しかし私たちはさのいい母親であることを 条件にはみに慰謝料を請求しなかっ たあいつ安い給料だって言ってたけど やっと仕事が決まったみたい だはみと離れてから1か月後ユダから そんな報告をもらったはみは離婚を気に前 の職場を辞めていた結婚してからまともに 働いていなかった彼女はことごとく面接で 落とされていたよう だまあ働くことの大変さを感じてもらえた なら俺としては嬉しい ね夢を叶えるために苦労した雄大らしい 言葉に私は胸を熱くした 俺さつともっと話せる時間を作り たい今まで以上に大変になるだろうから この機会に実家のそばに引っ越してきたら ああそうさせてもらう よユダはすぐに実家の近くに部屋を決め 引っ越すことになっ た引っ越しが完了してからしばらくして 我が家にはみから手紙が届い たなかなか仕事が覚えられず毎日怒られて いますでもいい母親になるためにも負け ませ ん苦労してるの ねそれが社会人として当然のこと だ徹夜の言葉からははみに対する応援と 期待が込められていることが伺え た貯金が溜まったらさつきにおもちゃを 買ってあげたいです 手紙は強い決意を固めたはみの気持ちで 締めくくられていたしっかり働いて心を 入れ替えて ほしい私のその言葉に夫は強く頷いてい た引っ越ししてからというものサツキは 我が家へ頻繁に遊びに来るようになった 以前よりも移動の時間が減った分私たちも サポートしやすくユダたちの生活は安定し ているように見えしかしさきは時折り寂し そうな表情をしていたのが私にとって 気がかりだっ た仕方がないとはいえ母親が急にいなく なってさきは寂しい部分はあるわよ ね徹夜となおと共に遊んでいるさきを眺め ながらユダに 話す あああ夢で見てるのか時々寝でお母さんて 呟いてて正直さつきには申し訳ないことを したと思っ てる私たちもできる限りサポートを続ける から何でも言って ねまだまだ長生きしなきゃと噴気する私を 見てユダは微笑ん だお母さんいつもありがとうこれからも 健康でいて ね私は言葉にこさ がいつか心したはみがさに会いに来れる日 が来るといいと思った

※動画の再生速度は右上の設定から変更が可能です。
・動画を違う再生速度で再生する方法
1、動画をタップし、画面右側の“︙”か“⚙”をタップします。
2、[再生速度] をタップします。
3、動画を再生する速度を選択します。
±1,5倍や2倍の速度で視聴可能になります。

※ナレーションが不要と感じられた方はミュートにしてお楽しみ下さい。

※スカッと子猫では実際にあったエピソードを元に再現、編集してご紹介しております。
※当チャンネルの動画に登場する人物は仮名です。実際の人物や地名とは関係ありません。
※当チャンネルのストーリーはオリジナルです。
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