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おやすみプンプン/浅野いにお
をテーマにしたミカロロのオリジナル曲
おやすみ
作詞作曲 ミカロロ
何で私はこんなに空っぽなのかなぁ？
と呟く君に僕は満たされてる
カビた部屋の匂い
生乾きのシャツの匂い
微熱みたいな肌の温もり
名前のない感情に名前をつけても
むなしく響く吐息は止まない
首筋に残った跡
未だいえぬ傷あと
僕ら他人だという証
孤独と孤独が絡まる
一人と一人が交わる
それを 愛と名づけてみた
まっすぐに歪んでゆこう
正しく間違ってゆこう
君だけは一人にしないよ
あぁ、とりあえずおやすみ
流れ星が空を切り裂いて消えて行く
願わない僕らは 願えない
育ってしまったから
大きくなってしまったから
成長は きっとしてないよ
大人になれないままの二人は
もう子どもでもいれない
なのにすべて欲しがって
だからすべて嫌になって
最小単位の身体を重ねただけ
物語を紐解き
心の内側を吐露し
そしたらきっともう側にいられない
それを分かっていながら
鏡のように笑いかけた
それを 優しさと呼んでいいかな
ああ、とりあえずおやすみ
帰る場所はないが
寄り添える場所はあった
君の頬の青痣が今も僕を苦しめてる
涙が透明過ぎて 青と映えて
不気味なくらいに綺麗だ
君の形にベッドは沈む
(ひずむ)歪む 滲む 孤独
遠く 脆く 求む 望む コドク
その指と指を絡ませ
祈るように抱きしめ
それを 愛と呼んでもいいかな
例えば意味なんかなくて
所詮は辻褄合わせで
それでも その温もりは嘘じゃない
空っぽの生きもの同士
生まれるのも空っぽで
それならその空っぽを愛すればいい
じきに夜も深まり
君の涙の意味も聞けずに
あぁ とりあえず、おやすみ
MAG.MOE - The MAG, The MOE.