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『ティム・バートンのコープスブライド』、『コララインとボタンの魔女』のスタジオライカが日本を舞台に描く、アカデミー賞ほか世界の映画賞を席巻中のストップモーションアニメ『KUBO/クボ二本の弦の秘密』。

数々の傑作を送り出してきたストップモーション技術最高峰・スタジオライカが、今回テーマに挑んだのは、古き日本の世界。情感あふれる日本の風景や風習を、息を飲む美しさで描いた本作。監督には、黒澤明や宮崎駿を敬愛する大の日本マニアで、次回作に『トランスフォーマー』シリーズ最新作も控えた、今や映画界最注目のトラヴィス・ナイト。また、ボイスキャストを務めるのは、シャーリーズ・セロン、マシュー・マコノヒー、レイフ・ファインズ、ルーニー・マーラら、超豪華俳優陣。ライカの最先端クリエーターたちが、壮大なセットの中で人形や美術を1コマ1コマ動かし、1秒間の映像のために24枚の写真を撮影しながら作り上げた努力と愛情の結晶に、名だたるキャストたちが命を吹き込む。驚異の技術と、超豪華ハリウッド声優陣で贈る、大人にこそ観てほしい、圧巻のストップモーション絵巻が遂に上陸!

この度、本作の後の後までライカの職人魂が感じられるエンドロールの一部映像が解禁。

今回解禁された映像は、精巧に作り込まれた人形たちではなく、まるで浮世絵や版画を連想させる本格的な日本絵巻。独特の絵柄で描かれたキャラクターたちが、本作の物語をなぞって美しく描かれている映像となっており、1週間で約3秒の映像しか制作できないストップモーションアニメの手法を用いた映像とは全くの別物となっている。

1コマ1コマ時間をかけて作り上げた本編では、活き活きとした人形たちが躍動する映像を存分に楽しむことができ、後のエンドロールでは、また違った印象で日本を描いたまさに日本へのラブレターとも言える作品になっている。

そんな本作を制作するにあたり、監督のトラヴィス・ナイトは「この映画を作るにあたっては、黒澤作品の影響が一番大きかったよ。スピルバーグは彼を『絵描きのシェークスピア』と呼んだけど、真実だと思うね。黒澤映画の1コマ1コマは絵画のようなんだ。彼の構成、カット、動き、照明、シルエットはみんな映画の中に美的なミューズとして取り込もうとしたよ。映画の作り方だけじゃない。実在主義や人間主義、ヒーローの概念なんかもね。特に『わが青春に悔いなし』(1946年)は僕に訴えかけてきたね」と日本映画、とりわけ黒澤映画から多くのインスピレーションを受けたことを明かしており、さらには自身が尊敬する宮崎駿監督にも「彼はまた別の意味でこの映画に影響を与えたよ。」とコメント。「彼は、自身が魅了されるヨーロッパ的なものを自分のものにして、自分のアートの中に織り込んでいる。現実の記録でも複製でもない。彼ががヨーロッパに対して行ったことを、僕は日本に対してやってみたかったんだ。僕にとって本当に長い間重要だった場所と文化についての、僕なりの解釈を表現したかったんだよ。」と日本への熱い想いを告白している。
2017年11月18日公開

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