おおきく振りかぶって, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=184497 / CC BY SA 3.0

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『おおきく振りかぶって』(おおきくふりかぶって)は、ひぐちアサによる日本の漫画、及びそれを原作としたテレビアニメ作品、ゲーム作品。
『月刊アフタヌーン』(講談社)にて2003年11月号より連載中。
テレビアニメは2007年4月よりTBS・毎日放送ほかで放送された。
2010年4月から6月まで第2期が放送された。
野球漫画に革命をもたらしたと評される作品である。
スポーツマンガであるが「スポ根」要素は全くない。
主人公の投手が「弱気で卑屈な性格」という、野球漫画として異例の性格造形となっている。
従来のスポーツマンガにはない繊細な心理描写や日常の細やかな描写が高く評価され、多くの賞を受賞した。
2006年、第10回手塚治虫文化賞「新生賞」受賞。
審査員からは、新入生ばかり10人の無名の野球部が甲子園を目指すという王道を受け継ぐ筋書きながら、斬新な表現方法により「全く新しいタイプの野球漫画」「描き尽くされたと思われていた野球漫画に新風を吹き込んだ」などと評価された。
精神科医の斎藤環は、本作の画期性は「心理主義的描写などではなく、スポーツ漫画にはじめて『関係主義』を全面的に導入したという点に集約されるのではないだろうか」と評している。
2007年、第31回講談社漫画賞一般部門受賞。
文化庁メディア芸術祭10周年記念企画「日本のメディア芸術100選」マンガ部門に選出。
2010年6月30日に県営大宮球場で開催される埼玉西武ライオンズ vs 北海道日本ハムファイターズの冠ゲームのスポンサーに、この作品が選ばれた。
2010年12月25日発売の『月刊アフタヌーン』2月号にて、作者が1年間ほどの休載をすることが発表された。
理由は編集部によれば「充電などのため」とのことであり、構想などは引き続き練るということであった。
休載期間中は、1ページ完結のショートストーリー『小さく振りかぶって』を不定期連載していた。
その後、2011年の11月発売の『月刊アフタヌーン』1月号より約1年ぶりに連載を再開した。
休載理由は作者の産休のためだったとのこと。
ストーリーは、一球ごとの細かな読み合いによる心理戦が展開されているのが特徴。
主要な試合では途中のイニングを飛ばして描写されることもなく、ほぼすべての打席の結果が分かる。
また配球も詳しく描かれている。
しかし、そういった描写が細かい分、一試合を単行本数冊以上のページ数を使って描いており、ストーリーのテンポは極めて遅い。
単行本のおまけにはルール解説や高校野球に関するエピソードなども含まれている。
舞台となっている埼玉県立西浦高校は、作者ひぐちアサの母校である埼玉県立浦和西高等学校がモデルとなっている。
それゆえ作中に登場する校舎や駅や球場の描写は、ほぼ現実のものに基づいている。
軟式野球部から硬式野球部に変わったことや、グラウンドの風景なども実物にかなり忠実に再現されている。
作者自身も頻繁に母校の野球部を訪れ、練習の風景などを長期取材している。
略称の「おお振り」は「おおぶり」と読み間違われることが多いが、正しくは「おおふり」である。
2019年11月時点で累計発行部数は1500万部を突破している。
埼玉県の公立高校・西浦高校へと進学した三橋 廉(みはし れん)は中学時代、祖父の経営する群馬県の三星学園野球部でエース投手だったが、チームメイトからは「『ヒイキ』でエースをやらせてもらっている」と疎まれ続け、極端に自虐的な暗い性格になってしまう。
三橋が隣県の西浦高校へと進学したのは、その暗い思い出を拭うためだった。
西浦高校には、発足したての野球部(正確には軟式野球部が硬式野球部になった)があり、部員は新入生ばかり10人。
しかも監督は、若い女性という部活だった。
部員不足の野球部で、はからずも三橋はまたもエースを任せられてしまう。
三橋とバッテリーを組む、リードの得意な捕手・阿部 隆也(あべ たかや)は、三橋の独特の球筋と尋常でない制球力に気づき、当初は三橋を自分の言いなりに投げさせればいいと考える。
しかし野球部の初試合となった因縁の三星学園との練習試合をきっかけに、阿部やチームメイトは本当のエースとしての三橋の成長を望むようになっていく。
初陣となった夏の大会では、初戦の二回戦で前年度…

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