海がきこえる, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=155041 / CC BY SA 3.0

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『海がきこえる』(うみがきこえる)は、氷室冴子による小説。
また、それを原作として1993年にスタジオジブリが制作したアニメーション作品、及び1995年にテレビ朝日系列で放映されたテレビドラマ。
本項では続編の『海がきこえるII〜アイがあるから〜』(うみがきこえるII あいがあるから)についても述べる。
氷室冴子による小説で、徳間書店のアニメ雑誌『月刊アニメージュ』に23回(1990年2月号 – 1992年1月号)にわたって連載され、のちに単行本として出版された。
高知を舞台に、地元の男子高校生と東京から転校してきた女子高校生がたどる青春の軌跡を描き、スタジオジブリの映画「魔女の宅急便」のキャラクターデザイナー・作画監督であった近藤勝也が挿絵を担当したことも話題となって若い世代を中心にじわじわと人気を集めた。
雑誌連載で用いられた挿絵は氷室の構想メモをもとに近藤勝也が描いたもので、氷室自身も近藤の挿絵に触発された。
そのため、懐かしさやノスタルジーを感じさせる独特の雰囲気のある作品ができたのだという。
アニメ誌に連載されたきっかけは、当時の『アニメージュ』編集部が「アニメ絡みでない、メジャーな作家さんの作品を載せたい」と考えたことだった。
徳間書店の編集者だった三ツ木早苗は、当代の人気作家だった氷室冴子に本を書かせてその原作を元にジブリで映像化することを目論んだ。
当時の氷室は集英社のお抱え作家で少女向け文庫レーベル・コバルト文庫の第一人者だったため、そこに食い込むのは至難の業だったが、三ツ木はジブリを餌にそれを実現した。
ジブリの『魔女の宅急便』の試写会の際に「この映画と同じようなエンディングの作品を書きたい」と氷室が感想を述べた時に、連載がほぼ決定づけられた。
1993年に単行本化された。
その際、作者により一部エピソードが省かれるなどの編集が加えられたため、連載時とは異なる構成となっている。
同年、挿絵担当の近藤によるキャラクターデザインでスタジオジブリによるテレビアニメが制作された。
1995年、続編として『海がきこえるII~アイがあるから~』が書き下ろし単行本として出版された。
引き続き、近藤勝也が挿絵を担当している。
同年、武田真治主演で主に同作品をベースにしたテレビドラマが制作された。
1999年には『海がきこえる』『海がきこえるII~アイがあるから~』が共に文庫本化(徳間文庫)された。
文庫版の解説はそれぞれ『海がきこえる』を社会学者宮台真司が、『海がきこえるII~アイがあるから~』をテレビドラマの脚本家岡田惠和が担当している。
高知の高校を卒業した杜崎拓は、東京の大学に進学した。
一人暮らしを始めた矢先、同郷の友人から高知の大学に進学したと思っていた武藤里伽子が東京の大学に通っているという話を聞く。
荷物の中から見つけた里伽子の写真を見ているうちに、拓の思いは自然と2年前の高校2年の夏の日へと戻っていった。
家庭の事情で東京から転校してきた里伽子。
彼女は、親友・松野が片思いしている相手という、ただそれだけの存在のはずだった。
その年のハワイへの修学旅行までは。
大学1年の夏、杜崎拓は故郷の高知に帰省した。
その夜開かれたクラス会には思いがけないことにあの武藤里伽子も出席していた。
親友・松野と里伽子のわだかまりも解け、気分よく東京に戻った拓の部屋に、年上の女性、津村知沙が入り込み泥酔して寝ていた。
不倫の恋に傷ついた知沙、離婚した父とその再婚相手との間で傷つく里伽子。
2人の女性に翻弄されながら、拓は東京で初めての冬を迎える。
単行本 文庫本 イラスト集 アニメ関連 テレビドラマ関連 『海がきこえる』のロゴ 『海がきこえる』(うみがきこえる、英題:Ocean Waves)は、日本テレビ開局40周年記念番組として放送されたスタジオジブリ制作のアニメ作品。
1993年5月5日に90分間のスペシャルアニメとして日本テレビで放送された後、一部の日本テレビ系列局でも放映された。
テレビ放映後にはいくつかの映画館でも上映され、2016年には限定2館の上映ながらアメリカでも劇場公開された。
スタジオジブリ制作の長編作品の中では唯一のテレビアニメであり、劇場用映画ではない。
芸術文化振興基金助成事業の一環として制作され、第31回(1993年度)ギャラクシー…

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