二夜に渡ってお送りした「マカロニほうれん荘全力特集」でも語り切れなかった研究成果を発表する
「わお!こちらマカロニ研究所」をお送りいたしました。

【マカロニほうれん荘Part2 わお!こちらマカロニ研究所 その1】https://youtu.be/8fz0e2d_gPo
パフォーマンス ST/LL/野良猫ロック/春画展・にっこにこにー黄忠・真田丸・オルフェンズ・ソロモンの悪魔・無彩限のファントムワールド/13デイズ・光速エスパー・光る東芝・川内康範ヒーロー3部作・ハイウェイ・スター・岸壁の母/カートゥーン・ディズニー・ファンタジア/マカロニキャラの紹介/おしゃれPOPなマンガ〜すすめ!!パイレーツ・うる星やつら・同人誌カルチャー/萩尾望都・ポーの一族

【マカロニほうれん荘Part2 わお!こちらマカロニ研究所 その2】https://youtu.be/H4STO1cG2a0
70年代の時代背景を解説:なのにあなたは京都へゆくの・月の法善寺横丁・歌の町・浪曲子守唄・ラッタッタ・奥様は魔女・サクマのチャオ・パンク〜ロンドン・セックスピストルズ〜ハードコア・テディーボーイ・ブルースリー・大阪万博・ビビディバビディブーの替え歌・スーパージェッター〜流星号・井沢八郎〜北海の満月・東京の花売り娘・君は満州・ビューティペア・ウルトラQ・アビーロードの街・遊星少年パピイ/不思議の国のアリス・ロリータコンプレックス/東映ピンキーバイオレンス映画・日活浪漫ポルノ・野良猫ロック・高校大パニック

【マカロニほうれん荘Part2 わお!こちらマカロニ研究所 その3】https://youtu.be/DOvmuhMHj7s
70年代の時代背景を解説:服部富子「満州娘」・怪傑ゾロ・月光仮面〜川内康範・ヒーローに込めたメッセージ・笛吹童子・スチャラカ社員・八十日間世界一周・秀樹感激!/トラトラトラ・陸軍中野学校・東京ローズ/マカロニほうれん荘最終回考察〜サインペン・ヘタウマ・つげ義春・最終回への布石

1970年代後半に連載された「マカロニほうれん荘」には、当時の世相を反映した様々な要素が濃厚に盛り込まれております。
特に70年代は、サブカルチャーが若者の間に広がっていった時期ということで、
現代のサブカルチャーの源流ともいうようなオリジンがぎゅっと詰め込まれておりました。

例えば、日本型ヒーローの源流・月光仮面(川内康範)、忍者活劇の源流・隠密剣士、世界のヒーローの源流・怪傑ゾロ。
輝かしい科学の時代を象徴した東芝のキャラクターなど、知らなかった偉大な先人を知りました。

■時代背景との関連をさぐる
1970年後期のニューウェーブギャグマンガ「進めパイレーツ」「うる星やつら」との比較による同時代性。
都会的なお洒落感と、過去作品の引用とパロディ。

少女漫画界では萩尾望都、竹宮惠子・大島弓子ら「花の24年組」が革命的な活躍。
SF・ファンタジー的要素と耽美的な少年愛が流行。

また映画界では、東映ピンキー・バイオレンス映画、東映学園不良ものといった刺激的な作品が若者の間で人気を博していたそうで、その影響もみられるのではないかと。

■最終回考察
最終回の定説、先生がわざと作品をサインペンで雑に描いた…は本当かを検証しました。
決して雑ではない、むしろめちゃくちゃ上手い!80年代のヘタウマを先駆けた説を掲げたいと思います。

一つの作品をとことん深めることができた今回の特集、やりきった感ありつつ、伝え切れなかった話題を多数残りました。
また時間をおいて、さらに深める特集をやりたいと思います。

MAG.MOE - The MAG, The MOE.